JPS63292694A - 電子機器におけるプリント配線板固定構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概　要〕 本発明は、一対のケースからなる２分割構造の筺体と筺
体内に収容されるプリント配線板とを備え、一方のケー
スムこ設げられた複数個のねじ取付部のねじ挿通穴に通
したわしを他方のケースに設けられた複数個の支柱部の
端面に形成されたねじ穴に螺合させることにより一対の
ケースが相互に固定されるようになっている電子機器に
おいて、プリント配線板のねし１１−め固定構造の簡素
化による組立工数及び部品点数を削減し、また、ねじ止
め固定の際のプリン１〜配線板の位置決めを容易にする
ために、各支柱部の端部外周に支柱部の外径よりも小径
の嵌合軸部を形成し、プリント配線板には嵌合軸部に嵌
合する嵌合穴を形成し、嵌合軸部の長さをプリント配線
板の厚さよりも小とし、プリン１〜配線板の嵌合穴を支
柱部の嵌合軸部に嵌合させた状態でプリンｌ−配線板を
位置決めして支柱部の外周と嵌合軸部との間の段差部と
ねし取付部の端面との間でねじの締付４Ｊ力により挟持
固定するようにしたものである。

〔産業上の利用分野〕 電子機器におけるプリン１〜配線板の固定構造に関し、
更に詳しくは、一対のケースからなる２分割構造の筺体
と筺体内に収容されるプリン１〜配線板とを備えた電子
機器におけるプリンｌ−配線板のねし止め固定構造に関
する。

一対のケースからなる２分割構造の筺体と筺体内に収容
されるプリン１〜配線板とを備えた電子機器においては
、プリンＩ・配線板のねし止め固定構造の簡素化による
組立工数及び部品点数の削減が望まれている。また、プ
リント配線板を筺体内にねし止めする際にプリント配線
板を容易に位置決めできることが必要である。

〔従来の技術〕

第５図は従来の電子機器、例えば自動車電話機の中継ユ
ニットにおけるプリント配線板固定構造を示したもので
ある。第５図を参照すると、従来の中継ユニットは上ケ
ース２と下ケース３とからなる２分割構造のモールド筺
体１と、筺体１内に収容されるプリント配線板４とを備
えている。十ケース２及び下ケース３はそれぞれ一端に
開目する凹所２ａ、３ａを有している。−にケース２の
凹所２ａの底部に突設された複数個の支柱部５の端部に
はねし穴５ａが形成されている。下ケース３の凹所３ａ
の底部には上ケース２の支柱部５の端面に当接可能なね
し取付部６が設けられており、ねし取付部６にはねじ挿
通穴６ａが形成されている。上ケース２及び下ケース３
は、ねし取イマ１部６のねし挿通穴６ａに通したねし７
を」二ケース２の支柱部５のねじ穴５ａに螺合させるこ
とにより、相互に固定されるようになっている。

一方、十ケース２０凹所２ａの底部にはプリンｌ−配線
板４を載せるための別の複数個の支柱部８が突設されて
おり、支柱部８の端面にはねし穴８ａが形成されている
。プリント配線板４は、プリント配線板４に形成された
ねじ挿通穴４ａに通したねし９を支柱部８のねじ穴８ａ
に螺合させることにより、支社部８上に固定されるよう
になっている。

−１−ケース２及び下ケース３には外部接続用コネクタ
１０用の開口部２１）、３ｂが形成されており、外部接
続用コネクタ１０は開口部２ｂ、３ｂに臨むようにプリ
ント配線板４上に取り付けられている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上述した従来の中継ユニッ１−においては、上ケース２
と下ケース３とのねし止め工程とは別個にプリント配線
板４を上ケース２にねし止めする必要があるため、作業
工数及び固定用ねじの個数が多くなるという問題が生じ
ていた。

また、プリント配線板４は支柱部８の端面に当接されて
いるにすぎず、しかも、プリント配線板４の各ねじ挿通
穴４ａとねじ９との間には寸法公差の吸収のための比較
的大きな隙間を確保する必要があるため、プリント配線
板４を支柱部８上に載せてねし止めする際に、プリント
配線板４が任意の方向に遊動し易くなり、このため、ケ
ース２゜３の開口部２ｂ、３ｂと外部接続用コネクタ１
０との位置合せが面倒になるという問題が生じていた。

したがって、本発明の目的は、筺体及びプリント配線板
の組立固定のための作業工数及び部品点数を削減できる
とともに、プリント配線板の位置決めを容易に行なうこ
とができる電子機器におけるプリン１〜配線板固定構造
を提供するごとにある。

〔問題点を解決するだめの手段〕

本発明によれば、一対のケースからなる２分割構造の筺
体と筺体内に収容されるプリンｌ−配線板とを備え、一
方のケースに設けられたねし取付部にねじ挿通穴が形成
され、他方のケースの内部に突設された複数個の支柱部
の端面にねじ穴が形成され、ねじ取イ」部のねし挿通穴
に通したわしを支柱部のねじ穴に螺合させることにより
一対のケースが相互に固定されるようになっている電子
機器において、各支柱部の端部外周に支柱部の外径より
も小径の嵌合軸部か形成され、プリント配線板には嵌合
軸部に嵌合する嵌合穴が形成され、嵌合軸部の長さがプ
リン１〜配線板の厚さよりも小とされ、プリン１〜配線
板の嵌合穴が支柱部の嵌合軸部に嵌合した状態でプリン
ト配線板が支柱部の外周と嵌合軸部との間の段差部とね
し取付部の端面との間でねしの締付は力により挟持固定
されるようになっていることを特徴とする電子機器にお
けるプリント配線板固定構造が提供される。

〔作　用〕

本発明による電子機器におけるプリント配線板固定構造
においては、プリン１〜配線板の嵌合穴を一方のケース
に設けた支柱部の嵌合軸部に嵌合させた状態で一対のケ
ースをねじ止めすることにより、プリント配線板を支柱
部の外周と嵌合軸部との間の段差部とねし取付部の端面
との間で挟持固定することができるので、一対のケース
からなる筺体の組立固定作業とプリント板の固定作業と
を共通のねじにより同時に行なうことができる。したが
って、筺体及びプリント配線板の組立固定のための作業
工数及び部品点数を削減できることとなる。

また、少なくとも１つの支柱部の嵌合軸部をプリント配
線板の位置決めの基準として用いることができるので、
プリント配線板の嵌合穴を支柱部の嵌合軸部に嵌合させ
ることにより、筺体に対するプリント配線板の位置決め
が容易になる。

特に、一対のケースに形成された開口部に臨む外部接続
用コネクタがプリント配線板上に取りイ］けられている
場合、外部接続用コネクタの近傍に位置する嵌合軸部と
嵌合穴との嵌め合い公差を他の嵌合軸部と嵌合穴との嵌
め合い公差よりも小さく設定することが好ましい。これ
により、プリント配線板の嵌合穴を支柱部の嵌合軸部に
嵌合させたときにプリント配線板が嵌め合い公差による
隙間骨だけ遊動しても、プリント配線板は外部接続用コ
ネクタの近傍の嵌合軸部を中心として遊動するので、プ
リント配線板の遊動による外部接続用コネクタとケース
の開口部との位置ずれは極めて微小となる。したがって
、プリン１〜配線板」−の外部接続用コネクタとケース
の開口部との位置ずれは極めて僅かとなる。

〔実施例〕

以下、図面を参照して本発明の詳細な説明する。

第１図ないし第４図は本発明を自動車電話機の中継ユニ
ットに適用した場合の一実施例を示すものである。第１
図及び第２図を参照すると、中継ユニットはプラスチッ
ク製の上ケース２２と下ケース２３とからなる２分割構
造のモールド筺体２１と、筺体２１内に収容されるプリ
ンｌ−配線板２４とを備えている。上ケース２２及び下
ケース２３はそれぞれ一端に開口する凹所２２　ａ、２
３　ａを有している。上ケース２２の凹所２２ａの底部
に突設された複数個（ここでは４個）の支柱部２５の端
面にはそれぞれねし穴２５ａが形成されている。第３図
には各支柱部２５のねじ穴２５ａが示されている。なお
、この実施例では支柱部２５は金属で作られていて」二
ケース２２に固着されているが、支柱部２５は上ケース
２２との一体成形により形成してもよい。

一方、下ケース２３の凹所２３ａの底部には上ケース２
２の支柱部２５に対向するねし取付部２６が設けられて
おり、ねじ取付部２６にはねし挿通穴２６ａが形成され
ている。上ケース２２及び下ケース２３は、ねじ取イ」
部２６のねじ挿通穴２６ａに通したねじ２７を−にケー
ス２２の支柱部２５のねし穴２５ａに螺合させることに
より、相互に固定されるようになっている。

第２図を参照すると、上ケース２２及び下ケース２３に
はそれぞれ複数個の開［１部２２ｂ、２３ｂが形成され
ており、オーディオコントロール回路（図示省略）を搭
載したプリント配線板２４には送受話器接続用、外部マ
イク接続用、オーディオ機器接続用、データ信号端末機
接続用等のコネクタ２８が対応する開］二］部２２ｂ、
２３ｂに臨むように取り付けられている。上ケース２２
及び下ケース２３に形成された別の閉口部２２Ｃ，２３
Ｃには無線機（図示せず）への接続用ケーブル２９に設
けられた嵌合部＋Ａ２９ａが嵌合可能となっている。未
使用のコネクタは開口部２２ｂ、２３ｂに嵌合するキャ
ップ３０により閉塞されるが、キャソプ３０はコネクタ
の使用時に開口部２２ｂ。

２３ｂから取り外される。」−カバー２２にはスピーカ
３１がリング３２とねし３３とにより固定されるように
なっている。スピーカ３１の後方において、下カバー２
３には開口部２３ｄが形成されており、この開口部２３
ｄはカバー３３で閉塞されるようになっている。

第１図及び第４図に示すように、各支柱部２５の端部外
周には支柱部２５の外径よりも小径の嵌合軸部２５ｂが
形成されており、第１図ないし第３図に示すように、プ
リント配線板２４には嵌合軸部２５ｂに嵌合する嵌合穴
２４．　ａが形成されている。第４図に詳細に示すよう
に、各支柱部２５の嵌合軸部２５ｂの長さしはプリント
配線板２４の厚みＴよりも小とされている。これにより
、プリント配線板２４は、第１図に示すように、嵌合穴
２４ａを支柱部２５の嵌合軸部２５ｂに嵌合させた状態
で支柱部２５の外周と嵌合軸部２５ｂとの間の段差部２
５ｃとねし取付部２６の端面との間でねじ２７の締付は
力により挟持固定されるようになっている。

一１ｘ記構成を有するプリント配線板固定構造において
は、プリン１〜配線板２４の嵌合穴２４ａを支柱部２５
の嵌合軸部２５ｂに嵌合させた状態で上ケース２２と下
ケース２３とをねじ２７で締付は固定することにより、
プリント配線板２４を支柱部２５の段差部２５Ｃとねし
取付部２６の端面との間で挟持固定することができるの
で、一対のケース２２．２３からなる筺体２１の組立固
定作業とプリン１へ板２４の固定作業とを共通のねじ２
７により同時に行なうことができる。したがって、筺体
２１及びプリント配線板２４の組立固定のための作業工
数及び部品点数を削減できるごととなる。

また、少なくとも１つの支柱部２５の嵌合軸部２５ｂは
筺体２１に対するプリント配線板２４の位置決めの基準
として用いることができるので、プリント配線板２４の
嵌合穴２４ａと嵌合軸部２５ｂとの嵌合により、筺体２
１に対するプリント配線板２４の位置決めを容易に行な
うことができることとなる。

特に、この実施例においては、第３図に示すように、外
部接続用コネクタ２８の近傍に位置する嵌合軸部２５ｂ
と嵌合穴２４．．ａとの嵌め合い公差は他の嵌合軸部２
５ｂと嵌合穴２４ａとの嵌め合い公差よりも小さく設定
されている。この場合、プリント配線板２４の嵌合穴２
４ａを支柱部２５の嵌合軸部２５ｂに嵌合させたときに
、プリント配線板２４は嵌合軸部２５ｂと嵌合穴２４ａ
との嵌め合い公差による隙間骨だけ遊動し得るが、プリ
ント配線板２４は外部接続用コネクタ２８の近傍の嵌合
軸部２５ｂを中心として遊動するので、プリント配線板
２４の遊動による外部接続用コネクタ２８とケース２２
．２３の開口部２２ｂ、２３ｂきの位置ずれは極めて僅
かとなる。したがって、プリント配線板２４上の外部接
続用コネクタ２８とケース２２．２３の開口部２２ｂ、
２３ｂとの位置合せを容易に行なうことができるように
なる。

以上、図示実施例につき説明したが、本発明は上記実施
例の態様のみに限定されるものではなく、例えば、支柱
部及びねし取付部の配置や個数等は必要に応じて選定す
ることができ、また、カバーの開口部や外部接続用コネ
クタの配置、個数等は必要に応じて変更することができ
る。更に、本発明は自動車電子機器の中継ユニット以外
の電子機器にも同様に適用することができる。

〔発明の効果〕

上の説明から明らかなように、本発明によれば、プリン
ト配線板の嵌合穴を一方のケースに設けた支柱部の嵌合
軸部に嵌合させた状態で一対のケースをねし止めするこ
とにより、プリント配線板を支柱部の外周と嵌合軸部と
の間の段差部と他方のケースに設けたねじ取付部の端面
との間で挟持固定することができるので、一対のケース
からなる筺体の組立固定作業とプリント板の固定作業と
を共通のねじにより同時に行なうことができるようにな
る。したがって、筺体及びプリント配線板の組立固定の
ための作業工数及び部品点数を削減できる電子機器にお
けるプリント配線板固定構造を（］５） 提供できることとなる。更に、本発明によれば、少なく
とも１つの支柱部の嵌合軸部をプリン１〜配線板の位置
決めの基準として用いることができるので、プリン１〜
配線板の嵌合穴を支柱部の嵌合軸部に嵌合させることに
より、プリント配線板の位置決めを容易に行なうことが
できるようになる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す自動車用電話機の中継
ユニットの第３図中１−１線に沿った断面図、 第２図は第１図に示す中継ユニットの分解斜視図、 第３図は第１図に示す中継ユニットの上カバー及びプリ
ント配線板の底面図、 第４図は第１図に示ず中継ユニットの支柱部とプリント
配線板との嵌合状態を示す拡大断面図、第５図は従来の
自動車電話機の中継ユニットの断面図である。 図において、２１は筺体、２２は上カバー、２３は下カ
バー、２２ｂ、２３ｂは開口部、２４はプリント配線板
、２４ａは嵌合穴、２５は支柱部、２５ａはねし穴、２
５ｂは嵌合軸部、２５ｃは段差部、２６はねじ取付部、
２６ａはねじ挿通穴、２７はねし、２８は外部接続用コ
ネクタをそれぞれ示す。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、一対のケース（２２、２３）からなる２分割構造の
   筺体（２１）と筺体内に収容されるプリント配線板（２
   ４）とを備え、一方のケースに設けられた複数個のねじ
   取付部（２６）のねじ挿通穴（２６ａ）に通したねじ（
   ２７）を他方のケースに設けられた複数個の支柱部（２
   ５）の端面に形成されたねじ穴（２５ａ）に螺合させる
   ことにより一対のケースが相互に固定されるようになっ
   ている電子機器において、 各支柱部（２５）の端部外周に支柱部の外径よりも小径
   の嵌合軸部（２５ｂ）が形成され、プリント配線板（２
   ４）には嵌合軸部（２４ｂ）に嵌合する嵌合穴（２４ａ
   ）が形成され、嵌合軸部（２５ｂ）の長さがプリント配
   線板（２４）の厚さよりも小とされ、プリント配線板（
   ２４）の嵌合穴（２４ａ）が支柱部（２５）の嵌合軸部
   （２５ｂ）に嵌合した状態でプリント配線板（２４）が
   支柱部（２５）の外周と嵌合軸部との間の段差部（２５
   ｃ）とねじ取付部（２６）の端面との間でねじ（２７）
   の締付け力により挟持固定されるようになっていること
   を特徴とする電子機器におけるプリント配線板固定構造
   。 ２、プリント配線板（２４）には一対のケース（２２、
   ２３）に形成された開口部（２２ｂ、２３ｂ）に臨む外
   部接続用コネクタ（２８）が取り付けられており、外部
   接続用コネクタ　（２８）の近傍に位置する嵌合軸部（
   ２５ｂ）と嵌合穴（２４ａ）との嵌め合い公差が他の嵌
   合軸部（２５ｂ）と嵌合穴（２４ａ）との嵌め合い公差
   よりも小さく設定されていることを特徴とする特許請求
   の範囲第１項に記載の電子機器におけるプリント配線板
   固定構造。