JP2584992Y2 - コネクタ付ケーブルの壁体貫通部構造 - Google Patents

コネクタ付ケーブルの壁体貫通部構造

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JP2584992Y2
JP2584992Y2 JP1991008782U JP878291U JP2584992Y2 JP 2584992 Y2 JP2584992 Y2 JP 2584992Y2 JP 1991008782 U JP1991008782 U JP 1991008782U JP 878291 U JP878291 U JP 878291U JP 2584992 Y2 JP2584992 Y2 JP 2584992Y2
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克憲 清水
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 本考案は、電子機器等におい
て、外部機器からのケーブルをケース内部でコネクタを
用いて接続する場合に、そのコネクタ付ケーブルがケー
ス壁体を貫通する部分の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】 電子機器においては、外部機器とのデ
ータ(信号)のやりとりにケーブルが使用されることが
多く、そのケーブルを電子機器に接続する方法として
は、端子によるねじ止めがあるが、より簡単な接続法と
してはコネクタを用いた接続がある。電子機器に外部か
らのケーブルをコネクタを用いて接続する場合の構造例
を図6および図7に示す。
【0003】この電子機器は、上部および下部ケース2
および101、プリント基板3、上部ケース2に装着さ
れた取付け枠4および化粧カバー5等によって構成され
ており、この電子機器側のコネクタ6はプリント基板3
上に搭載されている。また、下部ケース101の嵌合部
Bには、接続するケーブル7aを通すためのアール上の
切り欠き109が形成されている。
【0004】そして、このような構造においては、まず
はケーブルの先端部のコネクタ7をプリント基板上のコ
ネクタ6に嵌め込んで接続した後、プリント基板3を下
部ケース101にねじ止めする。このとき、ケーブル7
aは切り欠き109を通じて下部ケース101の外部へ
と引き出しておく。次いで上部ケース2を下部ケース1
01に装着し、最後に化粧カバー5を被せることによっ
て組立てられる。なおこの例では、浴室ハンズフリーホ
ン(浴室内の着信専用電話)の構造を示している。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】 ところで、図5,図
6に示した構造によれば、プリント基板3にケーブル7
aをコネクタ接続した状態で、各部品を組み立ててゆか
なければならず、その組み立て時にケーブル7aが邪魔
となって作業が行い難く、しかも、組み立て手順を誤っ
て、ケーブル7aの接続を行わずに、組み立てを行った
場合には、各部品を分解した後、再度組み立てなければ
ならいといった問題があった。
【0006】ここで、ケーブル7aの取り出し口を、上
下のケーシングの嵌合部に設けられる場合には、図5に
示したように、ケーブル7aにコネクタ7を取り付けた
ままの状態で、電子機器への接続を行うことができる
が、嵌合部以外の部分に取り出し口を設けなければなら
ないときには、ケーブルのコネクタを挿入できる程度の
開口をケース壁体に設けておくことが必要で、この場
合、外観上の見栄えが悪くなるとともに、コネクタ部の
防塵構造等を考慮する必要がある。
【0007】また、嵌合部以外の部分において、ケーブ
ルを貫通できる程度の穴しか設けるができない場合に
は、ケーブルを貫通穴に通しておき、その先端部にコネ
クタを接続する加工を行うといった作業、あるいはケー
ブルをコネクタを使用せずに、プリント基板にはんだ付
けする等の作業を行わなければならず、いずれにしても
組み立てに多くの時間を要し、生産性が低下するという
問題が生じる。
【0008】本考案は、上記の従来の問題点を一挙に解
決すべくなされたもので、その目的とするところは、ケ
ーブルのケース貫通部の位置に制限がなく、しかも、機
器全体を組み立てた後において、ケーブルをコネクタを
付けたままの状態で接続することが可能な構造を提供す
ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】 上記の目的を達成する
ための構成を、実施例に対応する図1,図2を参照しつ
つ説明すると、本考案は、ケース1の内部に配設したコ
ネクタ6の接続面側が対面するケースの壁体1aの所定
部位に、コの字形状もしくはH形状の切り欠き8を形成
して、この切り欠き内方の壁体1bをケース1の内外方
向において湾曲自在の弾性体とするとともに、その切り
欠き内方の壁体1bの少なくとも一辺には、アール状の
切り欠きを9を形成している。そして、切り欠き内方の
壁体1bを押圧して湾曲させたときには、接続すべきケ
ーブル7aに取り付けたコネクタ7を、ケース1の外部
から内部へと挿入できる空間Sが形成されるように構成
したことによって特徴づけられる。
【0010】
【作用】 ケーブルのコネクタ7を、ケース1の内部に
配置されたコネクタ6に嵌め込む際には、図3に示すよ
うに、切り欠き内方の壁体1bを指などによりケース1
内部へと押し込んで、その壁体1bを湾曲させ、この状
態でコネクタ7を、壁体1bの湾曲によって形成される
空間Sを通じてケース1内へと挿入して、その内部のコ
ネクタ6に差し込む。そして、ケーブル7aを壁体1b
の切り欠き9に合わせつつ同時に、壁体1bを押すのを
やめることによって、壁体1bは元の状態へと戻り、ケ
ーブル接続を完了する。
【0011】
【実施例】 本考案の実施例を、以下、図面に基づいて
説明する。図1は本考案実施例の要部構造を示す縦断面
図、図2はその底面図である。なお、図1は図2のA−
A断面を示している。まず、電子機器は図6に示したも
のと同様の浴室ハンズフリーホンであって、上部および
下部ケース2および1、下部ケース2にねじ止めされる
プリント基板3、上部ケース2に装着された取付け枠4
ならびに化粧カバー5等によって構成されている。
【0012】さて、この実施例においては、下部ケース
1の底部壁体1aに、コの字状の切り欠き8が形成され
ている。この切り欠き8は、プリント基板3に搭載され
たコネクタ6の配置位置に相当する部分に設けられてお
り、その幅Wは、ケーブル7aのコネクタ7の幅よりも
大きい。ここで、下部ケース1は樹脂成形品であり、従
って、切り欠き8の内方の壁体1bは、一辺がケースの
底部壁体1aに支持された弾性体となり、下部ケース1
の内方に向けて湾曲させることができる。なおこの切り
欠き内方の壁体は、以下、弾性部1bと称する。
【0013】また、弾性部1bの支持側と反対側の辺に
は、アール状の切り欠き9が形成されている。この切り
欠き9の大きさは、弾性部1bを曲げない状態で、ケー
ブル7aを通すことのできる程度である。以上の構造に
おいて、弾性部1bを指で押して下部ケース1の内方へ
と、押圧すると、図3に示すように、ケースの底部壁体
1aの一部には、ケーブルのコネクタ7が通過できる程
度の空間Sが形成される。従ってその空間Sを利用し
て、コネクタ7を下部ケース1内に挿入することがで
き、さらに図1に示すように、プリント基板3上のコネ
クタ6に嵌め込むことができる。そして、その嵌め込み
作業を終えた後に、ケーブル7aを弾性部1bの切り欠
き9に合わせつつ同時に弾性部1bから指をはなすこと
によって、弾性部1bは元の状態に戻る。このように、
本考案実施例では、電子機器全体を組み立てた後におい
て、ケーブル7aにコネクタ7を取り付けたままの状態
で、ケーブル7aを接続できるので、その接続作業を容
易にかつ短時間で行うことができる。
【0014】ここで、弾性部1bの長手方向は、その撓
み量,コネクタ6の配設位置およびコネクタ7の形状寸
法等を考慮して適宜に設定する。なお、弾性部1bに設
けるアール状の切り欠きの数は、1か所に限られること
なく、例えば図4に示すように弾性部41bの2か所に
切り欠き49を設けてもよいし、さらに任意の複数の箇
所に設けてもよい。また、弾性部を形成するための切り
欠きとしては、図5に示すような、H形状の切り欠き5
8としてもよく、この場合、両開きの弾性部51bを形
成することができ、ケーブルのコネクタ7の下部ケース
1内への挿入がさらに容易となる。
【0015】さらに、以上の実施例では、浴室ハンズフ
リーホンにおいて、外部から制御信号・電力を供給する
ケーブル7aをハンズフリーホンのケース内にその後方
部から挿入する場合に、その挿入部分に本考案を適用し
た例について説明したが、これに限られることなく、下
部ケースの側壁部において、ケーブルをコネクタ接続す
る場合にも本考案を適用できることは勿論で、さらに、
浴室ハンズフリーホンのほか、ケース内部においてコネ
クタ接続を必要する他の電子機器にも本考案を適用でき
る。
【0016】
【考案の効果】 以上説明したように、本考案によれ
ば、電子機器ケース内のコネクタが対面する壁体に、コ
の字形状等の切り欠きを形成してその内方の壁体を湾曲
自在な弾性体とするとともに、その弾性壁体にはアール
状の切り欠きを形成したので、ケーブルにあらかじめコ
ネクタを取り付けておいても電子機器へのケーブル接続
が可能となるとともに、その接続を電子機器全体を組み
立てた後においても行うことができ、これにより、組み
立て作業が簡単かつ短時間で行える結果、生産性が向上
する。しかも、ケーブルのケース貫通部分はケースの嵌
合部分に限定されず、ケース壁体の所望の部位に設ける
ことができるので、電子機器側コネクタのプリント基板
等への配置の自由度が広く、プリント基板等の設計の容
易化をはかることも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案実施例の構造を示す要部縦断面図
【図2】 本考案実施例の構造を示す底面図
【図3】 本考案の作用説明図
【図4】 本考案の他の実施例の説明図
【図5】 本考案の他の実施例の説明図
【図6】 電子機器にケーブルをコネクタ接続する場合
の従来の構造例を示す分解斜視図
【図7】 電子機器にケーブルをコネクタ接続する場合
の従来の構造例を示す要部縦断面図
【符号の説明】
1・・・・下部ケース 1a・・・・底部壁面 1b・・・・弾性部(切り欠き8の内方の壁体) 2・・・・上部ケース 3・・・・プリント基板 4・・・・取付け枠 5・・・・化粧カバー 6・・・・コネクタ(機器側) 7・・・・コネクタ(ケーブル7a側) 7a・・・・ケーブル 8・・・・コの字状の切り欠き 9・・・・アール状の切り欠き

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケース内の所定位置に配設されたコネク
    タの接続面側が対面する、上記ケースの壁体の所定部位
    に、コの字形状もしくはH形状の切り欠きを形成して、
    この切り欠き内方の壁体を上記ケースの内外方向におい
    て湾曲自在の弾性体とするとともに、その切り欠き内方
    の壁体の少なくとも一辺には、アール状の切り欠きを形
    成し、かつ、上記切り欠き内方の壁体を押圧して湾曲さ
    せたときには、接続すべきケーブルに取り付けたコネク
    タを、上記ケース外部から内部へと挿入できる空間が形
    成されるよう構成したコネクタ付ケーブルの壁体貫通部
    構造。
JP1991008782U 1991-02-25 1991-02-25 コネクタ付ケーブルの壁体貫通部構造 Expired - Fee Related JP2584992Y2 (ja)

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