JPH04105586U - コネクタ付ケーブルの壁体貫通部構造 - Google Patents

コネクタ付ケーブルの壁体貫通部構造

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JPH04105586U
JPH04105586U JP878291U JP878291U JPH04105586U JP H04105586 U JPH04105586 U JP H04105586U JP 878291 U JP878291 U JP 878291U JP 878291 U JP878291 U JP 878291U JP H04105586 U JPH04105586 U JP H04105586U
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cable
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case
wall
notch
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克憲 清水
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積水化学工業株式会社
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  • Insertion, Bundling And Securing Of Wires For Electric Apparatuses (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ケーブルのケース貫通部の位置に制限がな
く、しかもケーブルをコネクタに付けたままの状態で電
子機器に接続することが可能な貫通部構造を提供する。 【構成】 電子機器ケース内のコネクタが対面する壁体
に、コの字形状等の切り欠きを形成してその内方の壁体
を湾曲自在な弾性体とするとともに、その弾性壁体には
アール状の切り欠きを形成している。このような構造と
することにより、ケーブルにあらかじめコネクタを取り
付けておいても、電子機器へのケーブル接続が可能とな
る。これにより電子機器の組み立て作業が簡単となる結
果、生産性が向上する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 本考案は、電子機器等において、外部機器からのケ ーブルをケース内部でコネクタを用いて接続する場合に、そのコネクタ付ケーブ ルがケース壁体を貫通する部分の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】 電子機器においては、外部機器とのデータ(信号)のやり とりにケーブルが使用されることが多く、そのケーブルを電子機器に接続する方 法としては、端子によるねじ止めがあるが、より簡単な接続法としてはコネクタ を用いた接続がある。 電子機器に外部からのケーブルをコネクタを用いて接続する場合の構造例を図 6および図7に示す。
【0003】 この電子機器は、上部および下部ケース2および101、プリント基板3、上 部ケース2に装着された取付け枠4および化粧カバー5等によって構成されてお り、この電子機器側のコネクタ6はプリント基板3上に搭載されている。また、 下部ケース101の嵌合部Bには、接続するケーブル7aを通すためのアール上 の切り欠き109が形成されている。
【0004】 そして、このような構造においては、まずはケーブルの先端部のコネクタ7を プリント基板上のコネクタ6に嵌め込んで接続した後、プリント基板3を下部ケ ース101にねじ止めする。このとき、ケーブル7aは切り欠き109を通じて 下部ケース101の外部へと引き出しておく。次いで上部ケース2を下部ケース 101に装着し、最後に化粧カバー5を被せることによって組立てられる。なお この例では、浴室ハンズフリーホン(浴室内の着信専用電話)の構造を示してい る。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】 ところで、図5,図6に示した構造によ れば、プリント基板3にケーブル7aをコネクタ接続した状態で、各部品を組み 立ててゆかなければならず、その組み立て時にケーブル7aが邪魔となって作業 が行い難く、しかも、組み立て手順を誤って、ケーブル7aの接続を行わずに、 組み立てを行った場合には、各部品を分解した後、再度組み立てなければならい といった問題があった。
【0006】 ここで、ケーブル7aの取り出し口を、上下のケーシングの嵌合部に設けられ る場合には、図5に示したように、ケーブル7aにコネクタ7を取り付けたまま の状態で、電子機器への接続を行うことができるが、嵌合部以外の部分に取り出 し口を設けなければならないときには、ケーブルのコネクタを挿入できる程度の 開口をケース壁体に設けておくことが必要で、この場合、外観上の見栄えが悪く なるとともに、コネクタ部の防塵構造等を考慮する必要がある。
【0007】 また、嵌合部以外の部分において、ケーブルを貫通できる程度の穴しか設ける ができない場合には、ケーブルを貫通穴に通しておき、その先端部にコネクタを 接続する加工を行うといった作業、あるいはケーブルをコネクタを使用せずに、 プリント基板にはんだ付けする等の作業を行わなければならず、いずれにしても 組み立てに多くの時間を要し、生産性が低下するという問題が生じる。
【0008】 本考案は、上記の従来の問題点を一挙に解決すべくなされたもので、その目的 とするところは、ケーブルのケース貫通部の位置に制限がなく、しかも、機器全 体を組み立てた後において、ケーブルをコネクタを付けたままの状態で接続する ことが可能な構造を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】 上記の目的を達成するための構成を、実施 例に対応する図1,図2を参照しつつ説明すると、本考案は、ケース1の内部に 配設したコネクタ6の接続面側が対面するケースの壁体1aの所定部位に、コの 字形状もしくはH形状の切り欠き8を形成して、この切り欠き内方の壁体1bを ケース1の内外方向において湾曲自在の弾性体とするとともに、その切り欠き内 方の壁体1bの少なくとも一辺には、アール状の切り欠きを9を形成している。 そして、切り欠き内方の壁体1bを押圧して湾曲させたときには、接続すべきケ ーブル7aに取り付けたコネクタ7を、ケース1の外部から内部へと挿入できる 空間Sが形成されるように構成したことによって特徴づけられる。
【0010】
【作用】 ケーブルのコネクタ7を、ケース1の内部に配置されたコネクタ 6に嵌め込む際には、図3に示すように、切り欠き内方の壁体1bを指などによ りケース1内部へと押し込んで、その壁体1bを湾曲させ、この状態でコネクタ 7を、壁体1bの湾曲によって形成される空間Sを通じてケース1内へと挿入し て、その内部のコネクタ6に差し込む。そして、ケーブル7aを壁体1bの切り 欠き9に合わせつつ同時に、壁体1bを押すのをやめることによって、壁体1b は元の状態へと戻り、ケーブル接続を完了する。
【0011】
【実施例】 本考案の実施例を、以下、図面に基づいて説明する。 図1は本考案実施例の要部構造を示す縦断面図、図2はその底面図である。な お、図1は図2のA−A断面を示している。 まず、電子機器は図6に示したものと同様の浴室ハンズフリーホンであって、 上部および下部ケース2および1、下部ケース2にねじ止めされるプリント基板 3、上部ケース2に装着された取付け枠4ならびに化粧カバー5等によって構成 されている。
【0012】 さて、この実施例においては、下部ケース1の底部壁体1aに、コの字状の切 り欠き8が形成されている。この切り欠き8は、プリント基板3に搭載されたコ ネクタ6の配置位置に相当する部分に設けられており、その幅Wは、ケーブル7 aのコネクタ7の幅よりも大きい。ここで、下部ケース1は樹脂成形品であり、 従って、切り欠き8の内方の壁体1bは、一辺がケースの底部壁体1aに支持さ れた弾性体となり、下部ケース1の内方に向けて湾曲させることができる。なお この切り欠き内方の壁体は、以下、弾性部1bと称する。
【0013】 また、弾性部1bの支持側と反対側の辺には、アール状の切り欠き9が形成さ れている。この切り欠き9の大きさは、弾性部1bを曲げない状態で、ケーブル 7aを通すことのできる程度である。 以上の構造において、弾性部1bを指で押して下部ケース1の内方へと、押圧 すると、図3に示すように、ケースの底部壁体1aの一部には、ケーブルのコネ クタ7が通過できる程度の空間Sが形成される。従ってその空間Sを利用して、 コネクタ7を下部ケース1内に挿入することができ、さらに図1に示すように、 プリント基板3上のコネクタ6に嵌め込むことができる。そして、その嵌め込み 作業を終えた後に、ケーブル7aを弾性部1bの切り欠き9に合わせつつ同時に 弾性部1bから指をはなすことによって、弾性部1bは元の状態に戻る。このよ うに、本考案実施例では、電子機器全体を組み立てた後において、ケーブル7a にコネクタ7を取り付けたままの状態で、ケーブル7aを接続できるので、その 接続作業を容易にかつ短時間で行うことができる。
【0014】 ここで、弾性部1bの長手方向は、その撓み量,コネクタ6の配設位置および コネクタ7の形状寸法等を考慮して適宜に設定する。 なお、弾性部1bに設けるアール状の切り欠きの数は、1か所に限られること なく、例えば図4に示すように弾性部41bの2か所に切り欠き49を設けても よいし、さらに任意の複数の箇所に設けてもよい。また、弾性部を形成するため の切り欠きとしては、図5に示すような、H形状の切り欠き58としてもよく、 この場合、両開きの弾性部51bを形成することができ、ケーブルのコネクタ7 の下部ケース1内への挿入がさらに容易となる。
【0015】 さらに、以上の実施例では、浴室ハンズフリーホンにおいて、外部から制御信 号・電力を供給するケーブル7aをハンズフリーホンのケース内にその後方部か ら挿入する場合に、その挿入部分に本考案を適用した例について説明したが、こ れに限られることなく、下部ケースの側壁部において、ケーブルをコネクタ接続 する場合にも本考案を適用できることは勿論で、さらに、浴室ハンズフリーホン のほか、ケース内部においてコネクタ接続を必要する他の電子機器にも本考案を 適用できる。
【0016】
【考案の効果】 以上説明したように、本考案によれば、電子機器ケース内 のコネクタが対面する壁体に、コの字形状等の切り欠きを形成してその内方の壁 体を湾曲自在な弾性体とするとともに、その弾性壁体にはアール状の切り欠きを 形成したので、ケーブルにあらかじめコネクタを取り付けておいても電子機器へ のケーブル接続が可能となるとともに、その接続を電子機器全体を組み立てた後 においても行うことができ、これにより、組み立て作業が簡単かつ短時間で行え る結果、生産性が向上する。しかも、ケーブルのケース貫通部分はケースの嵌合 部分に限定されず、ケース壁体の所望の部位に設けることができるので、電子機 器側コネクタのプリント基板等への配置の自由度が広く、プリント基板等の設計 の容易化をはかることも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案実施例の構造を示す要部縦断面図
【図2】 本考案実施例の構造を示す底面図
【図3】 本考案の作用説明図
【図4】 本考案の他の実施例の説明図
【図5】 本考案の他の実施例の説明図
【図6】 電子機器にケーブルをコネクタ接続する場合
の従来の構造例を示す分解斜視図
【図7】 電子機器にケーブルをコネクタ接続する場合
の従来の構造例を示す要部縦断面図
【符号の説明】
1・・・・下部ケース 1a・・・・底部壁面 1b・・・・弾性部(切り欠き8の内方の壁体) 2・・・・上部ケース 3・・・・プリント基板 4・・・・取付け枠 5・・・・化粧カバー 6・・・・コネクタ(機器側) 7・・・・コネクタ(ケーブル7a側) 7a・・・・ケーブル 8・・・・コの字状の切り欠き 9・・・・アール状の切り欠き

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケース内の所定位置に配設されたコネク
    タの接続面側が対面する、上記ケースの壁体の所定部位
    に、コの字形状もしくはH形状の切り欠きを形成して、
    この切り欠き内方の壁体を上記ケースの内外方向におい
    て湾曲自在の弾性体とするとともに、その切り欠き内方
    の壁体の少なくとも一辺には、アール状の切り欠きを形
    成し、かつ、上記切り欠き内方の壁体を押圧して湾曲さ
    せたときには、接続すべきケーブルに取り付けたコネク
    タを、上記ケース外部から内部へと挿入できる空間が形
    成されるよう構成したコネクタ付ケーブルの壁体貫通部
    構造。
JP1991008782U 1991-02-25 1991-02-25 コネクタ付ケーブルの壁体貫通部構造 Expired - Fee Related JP2584992Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4734755B2 (ja) * 2001-05-14 2011-07-27 株式会社ノーリツ コネクタの接続構造

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5984866U (ja) * 1982-11-30 1984-06-08 カシオ計算機株式会社 電子機器におけるコネクタ収納装置

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