JPH08249616A - 磁気抵抗効果素子及び磁気ヘッド - Google Patents

磁気抵抗効果素子及び磁気ヘッド

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JPH08249616A
JPH08249616A JP4736395A JP4736395A JPH08249616A JP H08249616 A JPH08249616 A JP H08249616A JP 4736395 A JP4736395 A JP 4736395A JP 4736395 A JP4736395 A JP 4736395A JP H08249616 A JPH08249616 A JP H08249616A
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勝美 星野
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亮一 中谷
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裕之 星屋
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 磁気抵抗効果膜を用いた再生用磁気ヘッドの
バルクハウゼンノイズを抑制し、高い磁気抵抗効果を示
す磁気抵抗効果素子を提供する。 【構成】 磁気抵抗効果を示す磁性層と、該磁性層の少
なくとも端部領域に交換結合している反強磁性層とを含
む磁気抵抗効果素子、あるいは非磁性層24で分離され
た複数の磁性層23,25と反強磁性層26を含み、複
数の磁性層のうち少なくとも1層25は反強磁性層26
と交換結合し、他の少なくとも1層23は反強磁性層2
6と交換結合していない磁気抵抗効果素子において、反
強磁性層としてIr濃度が8〜55at%であるMn−
Ir系合金を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気抵抗効果素子及び
これを用いた磁気ヘッド、磁気記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】再生用磁気ヘッドに用いる磁気抵抗効果
素子では、多数の磁区の挙動により生じるバルクハウゼ
ンノイズが問題になる。バルクハウゼンノイズを抑制す
るためには磁気抵抗効果素子の磁区を単磁区化すること
が有効であり、IEEE Transactions on Magnetics、第14
巻、第5号、521〜523頁に掲載の Hempsteadらによる論
文「Unidirectional Anisotropy in Nickel-Iron Films
by Exchange Couplingwith Antiferromagnetic Film
s」に記載されているように、磁性層と反強磁性層とを
交換結合させることにより、磁気抵抗効果素子の磁区を
単磁区化してバルクハウゼンノイズを抑制することが行
われている。
【0003】また、磁気記録の高密度化に伴い、現在使
われているNi−Fe合金を用いた磁気抵抗効果素子よ
りも高い磁気抵抗効果を示す材料が求められている。フ
ィジカル・レビュー・B(Physical Review B)、第43
巻、第1号、1297〜1300頁に掲載の Dienyらによる論文
「軟磁性多層膜における巨大磁気抵抗効果」(Giant Ma
gnetoresistance in Soft Ferromagnetic Multilayers)
に記載のように、2層の磁性層を非磁性層で分離し、一
方の磁性層と反強磁性層とが交換結合しており、2つの
磁性層の磁化の向きにより磁気抵抗効果が生じる多層膜
が考案されており、低磁界で高い磁気抵抗変化が得られ
ている。
【0004】上記のように、バルクハウゼンノイズを抑
制した磁気抵抗効果素子、あるいは高い磁気抵抗変化を
示す多層膜を用いた磁気抵抗効果素子には、磁性膜と交
換結合する反強磁性膜が重要な役割を果たす。上述のHe
mpstead、Dienyらの論文に述べられているように、Ni
−Fe膜と交換結合する反強磁性膜としては、Fe−M
n系合金が知られている。しかし、Fe−Mn系反強磁
性膜は耐食性が悪いという問題がある。
【0005】また、第15回応用磁気学会学術講演概要
集、第40頁に記載されている添谷等による報告「Ni
O/Ni−Fe膜の交換結合磁界」では、反強磁性膜と
してNiOが用いられている。しかし、NiO反強磁性
膜は、層厚を厚くしないとNi−Fe磁性層との交換結
合が十分に取れないという問題がある。田ノ上等による
特開平5−315134号公報に記載の「積層磁性体の
製造方法」では、イオンビームスパッタによりMn−P
d合金とNi−Fe合金とを積層し、Mn−Pd反強磁
性膜とNi−Fe磁性膜との交換結合が得られている。
しかし、Mn−Pd反強磁性膜は、成膜後に350℃で
の磁場中熱処理を必要とする。
【0006】サン・リンらによる特開平6−76247
号公報に記載の「磁気抵抗センサ」では、反強磁性層に
Ni−Mn系合金を用いることにより磁性層との交換結
合が得られている。しかし、Ni−Mn系合金は、成膜
後250℃程度での長時間の熱処理を必要とする。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】バルクハウゼンノイズ
を抑制するために磁性層と反強磁性層とを交換結合させ
た磁気抵抗効果素子、あるいは磁気抵抗変化を高めるた
めに複数の磁性層を非磁性層で分離した多層磁性層を用
い、一方の磁性層を反強磁性層と交換結合させて複数の
磁性層の磁化の向きにより磁気抵抗効果が生じる磁気抵
抗効果素子が知られているが、これらの磁気抵抗効果素
子に用いられる反強磁性材料は、耐食性が高く、かつ容
易に磁性層との交換結合が得られることが必要である。
本発明は、これらの要求に応えられる反強磁性材料を提
供すること、及びその反強磁性材料を用いた磁気抵抗効
果素子を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、種々の材
料及び膜厚を有する磁性層、反強磁性層を積層した多層
磁気抵抗効果素子を試作して誠意研究を行った結果、反
強磁性層としてMn−Ir系合金を用いることにより、
磁性層との交換結合が容易に得られることを見出し、本
発明を完成するに至った。
【0009】本発明による磁気抵抗効果素子は、磁気抵
抗効果を示す磁性層と、該磁性層の少なくとも端部領域
に交換結合している反強磁性層とを含む磁気抵抗効果素
子において、前記反強磁性層はMn−Ir系合金からな
ることを特徴とする。また、本発明による磁気抵抗効果
素子は、非磁性層で分離された複数の磁性層と反強磁性
層を含み、前記複数の磁性層のうち少なくとも1層は反
強磁性層と交換結合し、他の少なくとも1層は反強磁性
層と交換結合しておらず、前記非磁性層で分離された磁
性層の磁化の向きにより磁気抵抗効果が生じる磁気抵抗
効果素子において、前記反強磁性層としてMn−Ir系
合金を用いたことを特徴とする。
【0010】Ir濃度が8〜55at%であるMn−I
r系合金と磁性層の2層膜を形成することにより、室温
において交換結合が得られる。この時のMn−Ir系合
金の結晶構造は面心立方構造である。磁性層には、Ni
−Fe系合金あるいはNi−Fe−Co系合金を用いる
ことが好ましい。また、膜と基板との間に、周期率表上
のIVa族金属元素、Va族金属元素からなるバッファ層
を形成することにより、バッファ層上に形成された膜は
(111)配向を示す。この時、磁性層と反強磁性層と
の交換結合は非常に強くなる。なお、本明細書では、I
r濃度が8〜55at%であるMn−Ir合金を、Mn
100-aIra(8at%≦a≦55at%)のように表記
する。
【0011】また、反強磁性層を形成するMn−Ir系
合金は、V,Cr,Fe,Co,Ni,Cuから選ばれ
る少なくとも一種類の元素をXとするとき (Mn100-aIra100-bb, 8at%≦a≦55at%、0<b≦30at% で表される組成を有し、30at%以下のV,Cr,F
e,Co,Ni,Cu等を含有すると、磁性層との交換
結合を強くする上で効果的である。
【0012】さらに、反強磁性層を形成するMn−Ir
系合金は、V,Cr,Fe,Co,Ni,Cuから選ば
れる少なくとも一種類の元素をXとし、Pt,Ru,R
hから選ばれる少なくとも一種類の元素をYとするとき (Mn100-a-bIrab100-cc, 8at%≦a≦55at%、0≦b≦30at%、0<
c≦15at% で表される組成を有し、15at%以下のPt,Ru,
Rhを含有すると、耐食性を高める上で効果的である。
前記磁気抵抗効果素子は、磁気記録再生装置の磁気ヘッ
ドとして用いることができ、また磁界センサとしても用
いることができる。
【0013】
【作用】磁性層とMn−Ir系合金を積層することによ
り、熱処理を行わなくとも室温でMn−Ir合金層と磁
性層との交換結合が得られる。この結果、磁気抵抗効果
素子のバルクハウゼンノイズを抑制することができる。
また、二つの磁性層を非磁性層で分離し、一方の磁性層
に反強磁性層からの交換バイアス磁界が印加されている
多層磁気抵抗効果膜において、反強磁性層としてMn−
Ir系合金を用いることにより、低磁界で高い磁気抵抗
変化率が得られる。
【0014】本発明で採用したMn−Ir系合金反強磁
性層は、磁場中熱処理等特別な処理を行うことなく薄い
膜厚でも磁性膜との交換結合を十分に取ることができ、
しかも耐食性が高いという特性を有する。
【0015】
【実施例】以下に本発明の実施例を挙げ、図面を参照し
ながらさらに具体的に説明する。 〔実施例1〕図1に断面を略示する多層膜を形成した。
多層膜の成膜にはイオンビームスパッタリング法を用い
た。到達真空度は3×10-5Pa、スパッタリング時の
Ar圧力は0.02Pa、膜形成速度は、0.08nm
/s以下である。基板11にはSi(100)単結晶を
用いた。基板11上に、バッファ層12として厚さ10
nmのZr層を形成し、その上に厚さ20nmのNi−
20at%Fe合金(本明細書では、Ni80Fe20とも
表記する)からなる磁性層13を形成した。磁性層13
の上に形成する反強磁性層14には、厚さ40nm以上
のMn−Ir合金を用い、その組成を変化させた。ま
た、保護層15には、厚さ5nmのZrを用いた。比較
のためにバッファ層12のない試料も形成した。なお、
これらの試料には、熱処理を行わなかった。
【0016】図2に、Mn−Ir合金組成に対する、磁
化曲線の磁界シフト量すなわち結合磁界及びNi−Fe
磁性層の保磁力の変化を示す。図中、結合磁界は○印
で、保磁力は□印で示されている。Ir濃度が8〜55
at%の領域で結合磁界の発生がみられる。Ni−Fe
磁性層の保磁力も10Oe以下と小さい。また、比較の
ために作製したバッファ層12のない多層膜全てにおい
て、結合磁界の発生はみられなかった。
【0017】上記のバッファ層12の有無による違いの
原因をX線回折で調べたところ、図3に示すように、Z
rバッファ層を形成した場合には、Ni−Fe及びMn
−Irの面心立方構造の(111)回折ピークが強いの
に対し、Zrバッファ層を形成しない場合には、Ni−
Fe及びMn−Irの(111)回折ピークは非常に弱
いことが分かった。このように、バッファ層にZrを用
いることにより、多層膜は面心立方構造の(111)配
向を示し、この時、室温でNi−Fe層とMn−Ir層
との交換結合が得られる。
【0018】次に、Mn−Ir組成に対して、磁性層と
の交換結合が消失する温度すなわちブロッキング温度の
変化を調べた。結果を図4に示す。図4から、ブロッキ
ング温度が100℃以上になるためには、Ir濃度が1
2〜45at%であることが必要なことが分かる。ま
た、Ir濃度が30at%未満の領域では、Mn含有量
が多いため若干耐食性に劣る。このため、Ir濃度は3
0〜45%の範囲とすることがより好ましい。
【0019】本実施例では、バッファ層12としてZr
を用いたが、他の周期律表上のIVa族金属元素(Ti,
Hf)、Va族金属元素(V,Nb,Ta)及びこれら
を主成分とする合金を用いても同様な効果が得られた。
ただし、基板11上に(111)配向磁性膜13を直接
形成することができれば、バッファー層12を設ける必
要はない。また、本実施例では、磁性層としてNi−F
e系合金を使用したが、他の面心立方構造を有する磁性
層を用いても、同様な結果が得られる。しかし、磁気ヘ
ッド等の応用を考えた場合、磁性層は軟磁性を示すこと
が必要であり、磁性層として、Ni−Fe系合金、Ni
−Fe−Co系合金を用いることが好ましい。
【0020】〔実施例2〕断面構造を図5に略示する多
層膜を形成した。多層膜の成膜は、実施例1と同様のイ
オンビームスパッタリング法によって行った。基板21
にはSi(100)単結晶基板を用いた。基板上にバッ
ファ層22として厚さ5nmのZr層を形成し、その上
に厚さ5nmのNi−16at%Fe−18at%Co
からなる磁性層23、厚さ2.5nmのCuからなる非
磁性層24、厚さ5nmのNi−16at%Fe−18
at%Coからなる磁性層25、厚さ10nmのMn−
40at%Ir合金からなる反強磁性層26、及び厚さ
5nmのZrからなる保護層27を順次形成した。ま
た、比較のために、反強磁性層26として厚さ10nm
のFe−40at%Mn合金を用いた多層膜も作製し
た。
【0021】図6に、上記2種類の多層膜の磁気抵抗効
果曲線を示す。図示のように、反強磁性層としてMn−
Ir合金を用いた多層膜でも、Fe−Mn合金を用いた
多層膜でも約2.7%程度の磁気抵抗変化率が得られ
た。また、反強磁性層に接していない磁性層の保磁力
は、双方とも3.2Oeと同じ値であった。反強磁性か
ら印加されている交換バイアス磁界、すなわち反強磁性
層に接していない磁性層の磁界シフト量は、反強磁性層
としてFe−Mnを用いた場合の約190Oeに比べ、
Mn−Irを用いた場合には約120Oeと低くなって
いる。しかし、図7に示すように、ブロッキング温度は
双方とも約150℃程度とほぼ同じであった。
【0022】この二つの多層膜の構造をX線回折法によ
り調べたところ、多層膜はNi−Fe−Co層、Cu層
の面心立方構造の強い(111)回折ピークが観測され
た。さらに、Mn−Ir層、Fe−Mn層の面心立方構
造の(111)回折ピークも観測された。このことか
ら、前記実施例1でも述べたように、多層膜が強い面心
立方構造の(111)回折ピークを示すときに、磁性層
と反強磁性層とが強く交換結合することがわかる。
【0023】また、本実施例ではバッファ層12として
Zrを用いたが、バッファ層として周期律表上のIVa族
金属元素、Va族金属元素、あるいはこれらを主成分と
する合金からなる非磁性金属を用いても同様の効果が得
られる。また、本実施例では非磁性層としてCuを用い
たが、Cuの代わりに電気抵抗の低いAu,Agを用い
ても同様な結果が得られる。しかし、磁性層として3d
遷移金属元素を用いる場合には、磁性層とのフェルミ面
のマッチングの観点から、非磁性層はCuであることが
好ましい。
【0024】さらに、本実施例では、磁性層としてNi
−Fe−Co系合金を用いたが、他の面心立方構造を有
する磁性層を用いても同様な結果が得られる。しかし、
反強磁性層に接していない磁性層は、軟磁気特性を示す
ことが重要であり、磁性層としては、Ni−Fe系合
金、Ni−Fe−Co系合金を用いることが好ましい。
また、磁性層と非磁性層との界面に、磁性層の軟磁気特
性を劣化させない程度の薄いCo層あるいはCoを主成
分とするCo合金層を用いることにより、更に高い磁気
抵抗変化率が得られる。
【0025】〔実施例3〕実施例1と同様な方法で、図
1に断面を略示する多層膜を形成した。基板11にはS
i(100)単結晶基板を用いた。バッファ層12とし
ては、厚さ5nmのZrを用いた。磁性層13として
は、厚さ20nmのNi−20at%Feを用いた。反
強磁性層14としては、厚さ40nmのMn−40at
%Ir合金、及びMn−Ir合金にFeを添加した合金
(Mn60Ir40100-bFebを用いた。保護膜15に
は、厚さ5nmのZrを用いた。
【0026】図8に、Fe添加量b(at%)をパラメ
ータとして結合磁界の周囲温度依存性を示す。△印で示
すように、Feを添加しない場合、室温における結合磁
界は約20Oeであり、結合磁界がゼロになる周囲温度
(ブロッキング温度)は150℃である。これに対し、
Feを添加するにつれて室温における磁界シフト量は増
加し、○印で示すように、Feを30at%添加すると
約30Oeとなる。その膜のブロッキング温度は、17
0℃と増加する。さらにFeを添加すると、室温におけ
る結合磁界及びブロッキング温度は、急激に低下する。
【0027】この原因を調べるために、Mn−Ir合金
とMn−Ir−Fe合金の構造をX線回折で調べた。図
9に示すように、Feを添加することによって、Mn−
Irの(111)回折ピークが高角度側にシフトしてい
る。このことから、Fe添加によってMn−IrとNi
−Feの格子のミスマッチが小さくなり、そのためNi
−Fe磁性層とMn−Ir(−Fe)反強磁性層との結
合が強くなったものと思われる。ここでは添加元素とし
てFeを用いた例について説明したが、他の3d遷移金
属元素であるV,Cr,Co,Ni,Cuを用いても同
様な効果が得られた。
【0028】〔実施例4〕実施例1と同様な方法で、保
護層を除いて図1に略示した断面構造と同様な構造を有
する多層膜を形成した。基板11にはガラス基板を用い
た。バッファ層12には厚さ10nmのZrを用いた。
磁性層13には厚さ20nmのNi−19at%Feを
用いた。反強磁性層14には膜厚が40nmのMn−3
8at%Ir−5at%Pt合金を用いた。また、比較
のため、反強磁性層に厚さ40nmのFe−40at%
Mnを用いた多層膜も同時に作製した。
【0029】本実施例では、耐食性を評価するため、保
護層は形成しなかった。耐食性の評価方法は、試料を高
温高湿下(90℃、80%RH)に所定の時間保持し、
その膜の結合磁界の変化を調べる方法を用いた。図10
に、高温高湿下での保持時間に対する結合磁界の変化を
示す。図中に■印で示すように、反強磁性層としてFe
−Mnを用いた多層膜の結合磁界は時間経過と共に急激
に減少する。しかし、図中に●印で示すように、反強磁
性層としてMn−40at%Ir合金を用いた多層膜で
は、300時間を越えるまで結合磁界の減少は起こらな
かった。また、反強磁性層としてMn−38at%Ir
−5at%Pt合金を用いた多層膜の場合は、図中に○
印で示すように高温高湿下に400時間以上保持しても
結合磁界の減少はみられなかった。さらにPt含有量を
増大すると、室温における結合磁界は小さくなる。
【0030】図11に、Mn−Irに添加するPt濃度
と結合磁界の変化を示す。図ように、Pt濃度が8at
%までは、Ptを添加しても結合磁界はそれほど変化し
ないが、添加濃度が8%を超えると結合磁界は急に減少
し、15at%を超えるPtを添加した膜では結合磁界
は半分以下になる。従って、添加するPt濃度は15a
t%以下が好ましい。また、高い結合磁界を得るために
は、Pt濃度を8at%以下とすることがより好まし
い。
【0031】ここではMn−Ir合金にPtを添加した
例について述べたが、Ptの代わりにRu,Rhを添加
しても同様な効果が得られる。さらに、Mn−Ir−M
(M=Fe,Co,Ni)合金にPt,Rh,Ruを添
加しても同様な効果が得られる。
【0032】〔実施例5〕図12に断面構造を略示する
多層膜を用い、図13に構造を略示する磁気抵抗効果素
子を作製した。図12に示す基板31には、ガラス基板
を用いた。バッファ層32には、厚さ5nmのHfを用
いた。磁性層33には、厚さ10nmのNi−19at
%Fe合金を用いた。反強磁性層34には、厚さ20n
mのMn−40at%Irを用いた。反強磁性層34
は、磁性層33の両端部に設けた。電極35には、厚さ
300nmのCuを用い、反強磁性層34の上に設け
た。
【0033】図13に示すように、本実施例の磁気抵抗
効果素子は、図12に示した磁気抵抗効果膜41(31
〜34)及び電極42(35)からなる多層膜を、厚さ
1.0μmのNi−Fe合金からなるシールド層43,
44で挟んだ構造を有する。この磁気抵抗効果素子を用
いると、バルクハウゼンノイズが発生せず、反強磁性層
にFe−Mnを用いた磁気抵抗効果素子と同様な効果が
得られた。
【0034】〔実施例6〕実施例5で述べた磁気抵抗効
果素子を用い、記録再生分離型磁気ヘッドを作製した。
本実施例の磁気ヘッドの一部分を切断した斜視図を図1
4に示す。多層磁気抵抗効果膜51をシールド層52、
53で挾んだ部分が再生ヘッドとして働き、コイル54
を挾む下部磁極55、上部磁極56の部分が記録ヘッド
として働く。多層磁気抵抗効果膜51は実施例5に記載
の多層膜からなる。また、電極58には、Cr/Cu/
Crという多層構造の材料を用いた。
【0035】この磁気ヘッドは、Al23・TiCを主
成分とする焼結体をスライダ用の基板57とし、シール
ド層52,53及び記録磁極55,56にスパッタリン
グ法で形成したNi−Fe合金を用いて形成した。上下
のシールド層52,53の厚さは1.0μm、上下磁極
55,56の厚さは3.0μmとした。各層間のギャッ
プ材としてはスパッタリングで形成したAl23を用
い、ギャップ層の膜厚は、シールド層と磁気抵抗効果素
子間で0.2μm、記録磁極間では0.4μmとした。
さらに再生ヘッドと記録ヘッドの間隔は約4μmとし、
このギャップもAl23で形成した。コイル54には膜
厚3μmのCuを使用した。
【0036】以上述べた構造の磁気ヘッドで記録再生を
行ったところ、バルクハウゼンノイイズを示さず、良好
な再生特性を示した。また、本実施例の磁気抵抗効果素
子は、磁気ヘッド以外の磁界検出器にも用いることがで
きる。
【0037】〔実施例7〕実施例6で述べた磁気ヘッド
を用い、磁気ディスク装置を作製した。図15に磁気デ
ィスク装置の構造の概略図を示す。図15(a)は磁気
ディスク装置の略平面図、図15(b)はそのA−A断
面図である。磁気記録媒体61はモーター62によって
回転駆動される。磁気ヘッド63は磁気ヘッド駆動部6
4によって磁気ヘッドに対して位置決めされる。また、
磁気ヘッド63による記録再生信号は記録再生信号処理
系65で処理される。
【0038】磁気記録媒体61には、残留磁束密度0.
75TのCo−Ni−Pt−Ta系合金からなる材料を
用いた。磁気ヘッド63の記録ヘッドのトラック幅は3
μm、再生ヘッドのトラック幅は2μmとした。磁気ヘ
ッド63には、再生時にバルクハウゼンノイズを発生し
ない実施例6で用いた磁気ヘッドを用いているため、エ
ラーレートの低い磁気ディスク装置が得られた。
【0039】〔実施例8〕実施例2に述べた図5に断面
構造を略示する多層膜を用い、図13に構造を示す磁気
抵抗効果素子を形成した。磁気抵抗効果素子は、多層磁
気抵抗効果膜41及び電極42をシールド層43,44
で挟んだ構造を有する。この磁気抵抗効果素子に磁界を
印加し、電気抵抗率の変化を測定したところ、20Oe
程度の印加磁界で約2.7%の磁気抵抗変化率を示し
た。また、本実施例の磁気抵抗効果素子の再生出力は、
Ni−Fe単層膜を用いた磁気抵抗効果素子と比較し
て、2.6倍であった。
【0040】〔実施例9〕実施例8で述べた磁気抵抗効
果素子を用い、図14に構造を略示する記録再生分離型
磁気ヘッドを作製した。図14において、多層磁気抵抗
効果膜51をシールド層52,53で挾んだ部分が再生
ヘッドとして働き、コイル54を挾む下部磁極55、上
部磁極56の部分が記録ヘッドとして働く。多層磁気抵
抗効果膜51は実施例5に記載の多層膜からなる。ま
た、電極58には、Cr/Cu/Crという多層構造の
材料を用いた。ヘッドの他の構造については、実施例6
と同様である。
【0041】本実施例の磁気ヘッドで記録再生を行った
ところ、Ni−Feの単層膜を用いた磁気ヘッドと比較
して、2.6倍高い再生出力を得た。これは、磁気ヘッ
ドに高い磁気抵抗効果を示す多層膜を用いたためである
と考えられる。また、本実施例の磁気抵抗効果素子は、
磁気ヘッド以外の磁界検出器にも用いることができる。
【0042】〔実施例10〕実施例9で述べた本発明の
磁気ヘッドを用い、図15に構造の概略図を示す磁気デ
ィスク装置を作製した。磁気記録媒体61には、残留磁
束密度0.75TのCo−Ni−Pt−Ta系合金から
なる材料を用いた。磁気ヘッド63の記録ヘッドのトラ
ック幅は3μm、再生ヘッドのトラック幅は2μmとし
た。磁気ヘッド63における磁気抵抗効果素子は、従来
のパーマロイ単層膜を用いた磁気抵抗効果素子の約2.
6倍の出力を示すため、さらにトラック幅が狭く、記録
密度の高い磁気ディスク装置を作製することができる。
本発明の磁気ヘッドは、特に1Gb/in2 以上の記録
密度を有する磁気記録再生装置に有効である。また、1
0Gb/in2 以上の記録密度を有する磁気記録再生装
置には、必須であると考えられる。
【0043】
【発明の効果】本発明で採用したMn−Ir系合金反強
磁性層は、磁場中熱処理等特別な処理を行うことなく薄
い膜厚でも磁性膜との交換結合を十分に取ることがで
き、しかも高い耐食性を得ることができる。磁性層とM
n−Ir系合金反強磁性層を積層することにより、熱処
理を行わなくとも室温でMn−Ir合金反強磁性層と磁
性層との交換結合が得られ、磁気抵抗効果素子のバルク
ハウゼンノイズを抑制することができる。
【0044】また、二つの磁性層を非磁性層で分離し、
一方の磁性層に反強磁性層からの交換バイアス磁界が印
加されている多層磁気抵抗効果膜において、反強磁性層
としてMn−Ir系合金を用いることにより、低磁界で
高い磁気抵抗変化率が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】磁気抵抗効果膜の一実施例の略断面図。
【図2】Mn−Ir合金組成に対する結合磁界及び保磁
力の変化を示すグラフ。
【図3】Zrバッファ層の有無による多層膜の結晶構造
の違いを示す図。
【図4】Ir濃度とブロッキング温度の関係を示す図。
【図5】多層磁気抵抗効果膜の他の実施例の略断面図。
【図6】反強磁性層にMn−Ir合金とFe−Mn合金
を用いた多層磁気抵抗効果膜の磁気抵抗効果曲線を示す
図。
【図7】反強磁性層にMn−Ir合金とFe−Mn合金
を用いた多層磁気抵抗効果膜の結合磁界の温度依存性を
示すグラフ。
【図8】反強磁性層にMn−IrにFeを添加した合金
を用いた多層磁気抵抗効果膜の結合磁界の温度依存性を
示すグラフ。
【図9】Mn−IrにFeを添加したことによる多層膜
のX線回折プロファイルの変化を示す図。
【図10】反強磁性層にFe−Mn,Mn−Ir,Mn
−Ir−Ptを用いた多層膜の高温高湿下保持時間と結
合磁界の変化を示すグラフ。
【図11】Pt濃度と結合磁界の関係を示す図。
【図12】磁気抵抗効果素子の膜構造を示す略断面図。
【図13】磁気抵抗効果素子の斜視図。
【図14】磁気ヘッドの斜視図。
【図15】(a)は磁気ディスク装置の平面図、(b)
はそのA−A’断面図。
【符号の説明】
11,21,31…基板、12,22,32…バッファ
層、13,23,25,33…磁性層、14,26,3
4…反強磁性層、15,27…保護層、24…非磁性
層、35,42…電極、41…多層磁気抵抗効果膜、4
3,44…シールド層、51…多層磁気抵抗効果膜、5
2,53…シールド層、54…コイル、55…下部磁
極、56…上部磁極、57…基体、58…電極、61…
磁気記録媒体、62…磁気記録媒体駆動部、63…磁気
ヘッド、64…磁気ヘッド駆動部、65…記録再生信号
処理系

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気抵抗効果を示す磁性層と、該磁性層
    の少なくとも端部領域に交換結合している反強磁性層と
    を含む磁気抵抗効果素子において、前記反強磁性層はM
    n−Ir系合金からなることを特徴とする磁気抵抗効果
    素子。
  2. 【請求項2】 非磁性層で分離された複数の磁性層と反
    強磁性層を含み、前記複数の磁性層のうち少なくとも1
    層は反強磁性層と交換結合し、他の少なくとも1層は反
    強磁性層と交換結合しておらず、前記非磁性層で分離さ
    れた磁性層の磁化の向きにより磁気抵抗効果が生じる磁
    気抵抗効果素子において、前記反強磁性層としてMn−
    Ir系合金を用いたことを特徴とする磁気抵抗効果素
    子。
  3. 【請求項3】 前記Mn−Ir系合金は Mn100-aIra (8at%≦a≦55at%) で表される組成を有することを特徴とする請求項1又は
    2記載の磁気抵抗効果素子。
  4. 【請求項4】 前記Mn−Ir系合金は、V,Cr,F
    e,Co,Ni,Cuから選ばれる少なくとも一種類の
    元素を含むことを特徴とする請求項1又は2記載の磁気
    抵抗効果素子。
  5. 【請求項5】 前記Mn−Ir系合金は、V,Cr,F
    e,Co,Ni,Cuから選ばれる少なくとも一種類の
    元素をXとするとき (Mn100-aIra100-bb, 8at%≦a≦55at%、0<b≦30at% で表される組成を有することを特徴とする請求項1又は
    2記載の磁気抵抗効果素子。
  6. 【請求項6】 前記Mn−Ir系合金は、Pt,Ru,
    Rhから選ばれる少なくとも一種類の元素を含むことを
    特徴とする請求項1、2又は4記載の磁気抵抗効果素
    子。
  7. 【請求項7】 前記Mn−Ir系合金は、V,Cr,F
    e,Co,Ni,Cuから選ばれる少なくとも一種類の
    元素をXとし、Pt,Ru,Rhから選ばれる少なくと
    も一種類の元素をYとするとき (Mn100-a-bIrab100-cc, 8at%≦a≦55at%、0≦b≦30at%、0<
    c≦15at% で表される組成を有することを特徴とする請求項1又は
    2記載の磁気抵抗効果素子。
  8. 【請求項8】 前記Mn−Ir系合金は、立方晶系の結
    晶構造を有することを特徴とする請求項1〜7のいずれ
    か1項記載の磁気抵抗効果素子。
  9. 【請求項9】 基板と前記磁性層又は反強磁性層との間
    に、周期律表におけるIVa族金属元素、Va族金属元素
    あるいはこれらを主成分とする非磁性層を形成したこと
    を特徴とする請求項1〜8のいずれか1項記載の磁気抵
    抗効果素子。
  10. 【請求項10】 前記磁性層は面心立方構造を有し、
    (111)配向していることを特徴とする請求項1〜9
    のいずれか1項記載の磁気抵抗効果素子。
  11. 【請求項11】 Ni−Fe系合金あるいはNi−Fe
    −Co系合金からなる磁性層を含むことを特徴とする請
    求項1〜9のいずれか1項記載の磁気抵抗効果素子。
  12. 【請求項12】 請求項1〜11のいずれか1項に記載
    の磁気抵抗効果素子を備えることを特徴とする磁気ヘッ
    ド。
  13. 【請求項13】 請求項1〜11のいずれか1項に記載
    の磁気抵抗効果素子と誘導型磁気ヘッドを組み合わせた
    ことを特徴とする複合型磁気ヘッド。
  14. 【請求項14】 請求項12又は13に記載の磁気ヘッ
    ドを備えることを特徴とする磁気記録再生装置。
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