JPH08248639A - 画像形成材料 - Google Patents

画像形成材料

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JPH08248639A
JPH08248639A JP5252295A JP5252295A JPH08248639A JP H08248639 A JPH08248639 A JP H08248639A JP 5252295 A JP5252295 A JP 5252295A JP 5252295 A JP5252295 A JP 5252295A JP H08248639 A JPH08248639 A JP H08248639A
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JP
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resin
forming material
image forming
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photosensitive layer
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JP5252295A
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English (en)
Inventor
Takaaki Kuroki
孝彰 黒木
Tatsuichi Maehashi
達一 前橋
Shinji Matsumoto
晋治 松本
Sota Kawakami
壮太 川上
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 明室(蛍光燈下:400〜700nm)での取り扱い
が可能な乾式現像用画像形成材料を提供する。 【構成】 基材上に感光性層、オーバーコート層を順次
積層してなる画像形成材料において、該感光性層の400
〜700nmの範囲における反射吸光度が0.15以上となる波
長域でのオーバーコート層の反射吸光度が、少なくとも
1.5以上であることを特徴とする画像形成材料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高感度な赤外感光性の
印刷版用画像形成材料に関するものである。更に詳しく
は、明室での取り扱いを可能としたレーザー露光可能な
印刷版用画像形成材料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、フォトポリマーに関する公知技術
は非常に多数開示されている。このようなフォトポリマ
ーの多くは紫外感光性であり、且つ低感度な物が殆どで
あった。
【0003】しかし近年では、高感度且つレーザー書き
込み可能なフォトポリマーとして、増感色素と組合わせ
た技術が提案されている。例えば、特開平04-219756
号、特開昭63-178105号等を挙げることができる。しか
しながら、これらの多くは、アルゴンイオンレーザー又
はヘリウムネオンレーザー対応であり、本質的に明室取
り扱い困難であった。
【0004】これに対し、明室取り扱いを可能にする技
術としては、露光波長を可視光以外、例えば赤外とする
ことで対応可能と考えられる。このような技術として
は、特開平03-111402号、特開昭64-72150号などが挙げ
られる。
【0005】しかしながら、開始剤の吸収極大自体を赤
外領域に持たせることは容易だが、吸収の裾部分までも
可視部にかからなくすることは容易ではなく、このため
光センサーである色素の裾の吸収でカブリを生じるとい
う問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の事情に
鑑み為されたものである。即ち本発明は、レーザー書き
込みにも対応可能な高感度な画像形成材料の明室(蛍光
燈下:400〜700nm)での取り扱いを可能とした画像形成
材料の提供を目的とする。すなわち、未露光部の除去性
が良好で、カブリが低く印刷評価の良好な画像形成材料
の提供にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記課題
を解決するために鋭意検討の結果、下記の構成により上
記目的が達成されることを見出した。
【0008】1) 基材上に感光性層、オーバーコート
層を順次積層してなる画像形成材料において、該感光性
層の400〜700nmの範囲における反射吸光度が0.15以上と
なる波長域でのオーバーコート層の反射吸光度が、少な
くとも1.5以上であることを特徴とする画像形成材料。
【0009】2) 基材上に感光性層、オーバーコート
層を順次積層してなる画像形成材料において、該感光性
層が少なくとも重合性化合物と光重合開始剤とを含有す
ることを特徴とする前記1記載の画像形成材料。
【0010】3) 感光性層の700nm以上での最大吸収
値を示す波長における吸光度(PSL(λ)abs.)とオーバ
ーコート層の該波長における吸光度(OC(λ)abs.)の関
係が、PSL(λ)abs./OC(λ)abs.>2であることを特徴と
する前記1又は2記載の画像形成材料。
【0011】4) オーバーコート層が剥離可能なベー
スフィルムであることを特徴とする前記1乃至3のいず
れか1項記載の画像形成材料。
【0012】5) オーバーコート層が剥離又は除去可
能な樹脂層であることを特徴とする前記1乃至3のいず
れか1項記載の画像形成材料。
【0013】6) オーバーコート層が少なくとも水溶
性樹脂と水溶性色素とを含有することを特徴とする前記
5記載の画像形成材料。
【0014】本発明について、以下詳細に説明する。本
発明における反射吸光度は、日立製作所(株)社製U−
3000/U3300型自記分光光度計用150φ積分球付属装置
付き日立製作所(株)社製U3300型自記分光光度計を使
用し、ベースライン補正後に、感光層の反射吸光度を測
定した。ついで、感光層でのベースライン補正を行い、
オーバーコート層の反射吸光度を求めた。
【0015】次に本発明の画像形成材料につき説明す
る。
【0016】《画像形成材料》 ・オーバーコート層 オーバーコートは、感光性層表面に塗工法で設けた樹脂
層、転写箔のように樹脂層を転写したもの、あるいは樹
脂フィルムをラミネートしたもの又はこれらを組合せた
複合フィルムでも用途に応じて適時用いることができる
が、特に好ましくは樹脂フィルム及び/又は水溶性樹脂
と水溶性色素とを含有してなる樹脂層である。
【0017】オーバーコートは、酸素透過性が低く、か
つ露光光源の波長を吸収及び/又は散乱し難いものが用
いられ、特に波長凡そ700〜2000nmにおける透過率が40
%以上、好ましくは60%以上であり、表面平滑性が高い
ものが好ましい。
【0018】オーバーコートに用いられる樹脂として
は、ポリビニルアルコール系樹脂、セルロース系;ポリ
エレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等
のポリエステル系樹脂;メチルメタクリレート等のアク
リル系樹脂;ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオ
レフィン系樹脂などが挙げられ、更には樹脂フィルム、
自己支持性のある離型層形成樹脂も好適に用いることが
できる。
【0019】分光増感した高感度な画像形成材料の明室
での取り扱いを可能とするには、光重合開始剤において
吸収極大を赤外(700nm以上)にもたせ、感光層の400〜
700nmの範囲における反射吸光度が0.15以上となる波長
域でのオーバーコート層の反射吸光度が、少なくとも1.
5以上に設計する必要がある。更に光重合開始剤の赤外
での最大吸収値を示す波長において透過率が50%以上、
より好ましくは透過率が70%以上となるように設けるこ
とが望まれる。
【0020】この様なオーバーコート層に用いられる着
色剤としては、公知の着色剤が好適に用いられ、着色剤
としては、フタロシアニン系顔料、アゾ系顔料、アント
ラキノン系顔料、キナクリドン系顔料等や、クリスタル
バイオレット、メチレンブルー、アゾ系染料、アントラ
キノン系染料、シアニン系染料等が挙げられる。これら
の公知の顔料及び/又は染料を上記吸光度を満足するよ
うに1種又は2種以上を組み合わせて含有せしめる。
【0021】着色剤の添加量としては感光性層形成組成
物中0.1〜80重量%が好ましく、より好ましくは1〜50
重量%である。このとき、オーバーコート層は活性光線
の透過性が高いことが好ましいので、この点での性能劣
化を抑さえるため、できるだけ活性光線に対し透明性の
高い着色剤、例えば色素等の使用が好ましい。
【0022】オーバーコート層を樹脂フィルムで形成す
るに際しては、上記のような活性光線に対し透明性の高
い着色剤を樹脂フィルム中に添加しても良く、またはオ
ーバーコート層上に別層とし設けても良いが、好ましく
は、オーバーコート層上に別層とし設ける方法である。
【0023】更に、樹脂フィルムの剥離性を改善する目
的で剥離層を設ける、離型フィルム使用及び/又は従来
公知のフィルム表面処理を施すことは好ましい手段であ
る。オーバーコート層を樹脂層で形成するに際しては、
現像での溶解性の観点から、水溶性物質を含有すること
が好ましく、より好ましくは水溶性樹脂と水溶性色素と
を含有することである。この際の水溶性樹脂としては、
ポリビニルアルコール又はセルロースの使用が特に好ま
しい。
【0024】また一般に広く使用されている油溶性色素
を樹脂層として使用する方法として、当業界で公知の技
術であるオイルプロテクト分散技術を用いることも好ま
しい態様である。更に言えば、これらの技術を組合せて
使用することも可能である。
【0025】オーバーコート層の厚みは通常0.5〜200μ
mが好ましく、1〜125μmがより好ましい。
【0026】・基材 基材としては、寸度的に安定な板状物が好適に使用でき
る。かかる基材としては、紙、合成紙(例えばポリプロ
ピレンを主成分とする合成紙)、樹脂のフィルム又はシ
ート、更には前記樹脂を2層以上積層してなるプラスチ
ックフィルム又はシート、あるいは各種高分子材料、金
属(アルミニウム、亜鉛、銅)、セラミックもしくは木
材パルプやセルロースパルプ、サルファイトパルプなど
で抄造された紙等に、前記樹脂層を積層したフィルム又
はシートなどを挙げることができる。更に前記フィルム
又はシートの片面あるいは両面に多孔質構造の顔料塗工
層を設けたものも好適に用いることができる。
【0027】このような樹脂のフィルム又はシートを構
成する樹脂としては、アクリル酸エステル、メタクリル
酸エステル等のアクリル樹脂;ポリエチレンテレフタレ
ート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフ
タレート、ポリカーボネート、ポリアリレート等のポリ
エステル系樹脂;ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデ
ン、ポリ弗化ビニリデン、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリスチレン等のポリオレフィン系樹脂;ナイロ
ン、芳香族ポリアミド等のポリアミド系樹脂;ポリエー
テルエーテルケトン、ポリスルホン、ポリエーテルスル
ホン、ポリイミド、ポリエーテルイミド、ポリパラバン
酸、フェノキシ樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、メ
ラミン樹脂、アルキッド樹脂、フェノール樹脂、弗素樹
脂、シリコーン樹脂、セルロース系などが挙げられる。
【0028】これらの基材の中で、ポリエチレンテレフ
タレート、ポリプロピレン、ポリエチレン、がラミネー
トされた紙、又はアルミニウム板が好ましい。
【0029】基材は必要に応じ表面処理される。例えば
アルミニウム板は、砂目立て処理、珪酸ソーダ、フッ化
ジルコニウム酸カリウム、燐酸塩等の水溶液へ浸漬処
理、或いは陽極酸化処理などの1又は2以上の組合せによ
る表面処理がなされていることが好ましい。
【0030】プラスチックの表面を有する基材の場合に
は、化学的処理、放電処理、火焔処理、紫外線処理、高
周波グロー放電処理、活性プラズマ処理等の1又は2以上
の組合せによる表面処理がなされていることが好まし
い。又、接着性改良の目的で下引き層を設けてもよい。
【0031】明室での取り扱いを可能とするには、光重
合開始剤において吸収極大を赤外(700nm以上)にもた
せ、その吸収の可視側の裾の部分にあたる領域の波長に
吸収をもつ着色剤を基材に添加または基材上に別層とし
て設ける。このとき、基材は活性光線を透過性する必要
がないので、透明性においても特に留意する必要がな
く、むしろ、遮光するという観点から不透明である方が
望ましい。着色剤としては、少なくともその吸収の可視
側の裾の部分にあたる領域の波長に吸収をもつものであ
れば、染料であっても顔料であっても良いが、不透明性
及びコスト的に顔料系、特にカーボンブラック等が望ま
しい。
【0032】帯電の防止対策としては、イオン系、アニ
オン系、カチオン系、両性系、導電性樹脂等の各種の帯
電防止剤を基材に添加、又は基材のカバーシート側と反
対側に塗設して用いることが可能である。
【0033】装置内においての走行性改良には、カバー
シート側と反対側に表面マット処理を行なうことが可能
である。
【0034】基材の厚みは通常10〜500μm、好ましくは
50〜350μmであり、このような範囲の中から適宜に選定
される。
【0035】・感光性層 感光性層は、700nm以上に感光性を有する感光材料なら
ばどのような系にも使用できる。例えば、光ラジカル重
合(一般に光重合と言われる)、光カチオン重合、光変
性、光分解等を挙げることが、最も好ましくは光ラジカ
ル重合である。
【0036】光重合組成物は、少なくとも重合性化合物
と光重合開始剤を含有する。重合性化合物としては付加
重合可能及び/又は架橋可能な化合物が代表的に挙げら
れ、公知のモノマーが特に制限なく使用することができ
る。モノマーの具体例としては、2-エチルヘキシルアク
リレート、2-ヒドロキシエチルアクルレート、2-ヒドロ
キシプロピルアクリレート等の単官能アクリル酸エステ
ル及びその誘導体、あるいはこれらのアクリレートをメ
タクリレート、イタコネート、クロトネート、マレエー
ト等に代えた化合物;ポリエチレングリコールジアクリ
レート、ペンタエリスリトールジアクリレート、ビスフ
ェノールAジアクリレート、ヒドロキシピバリン酸ネオ
ペンチルグリコールのε-カプロラクトン付加物のジア
クリレート等の2官能アクリル酸エステル及びその誘導
体、あるいはこれらのアクリレートをメタクリレート、
イタコネート、クロトネート、マレエート等に代えた化
合物;トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレー
ト、ジペンタエリスリトールペンタアクリレート、ジペ
ンタエリスリトールヘキサアクリレート、ピロガロール
トリアクリレート等の多官能アクリル酸エステル及びそ
の誘導体、あるいはこれらのアクリレートをメタクリレ
ート、イタコネート、クロトネート、マレエート等に代
えた化合物等を挙げることができる。
【0037】又、適当な分子量のオリゴマーにアクリル
酸又はメタクリル酸を導入し、光重合性を付与した、所
謂プレポリマーと呼ばれるものも好適に使用できる。
【0038】この他に特開昭58-212994号、同61-6649
号、同62-46688号、同62-48589号、同62-173295号、同6
2-187092号、同63-67189号、特開平1-244891号公報等に
記載の化合物などを挙げることができ、更に「11290の
化学商品」化学工業日報社、286〜294頁に記載の化合
物、「UV・EB硬化ハンドブック(原料編)」高分子
刊行会,11〜65頁に記載の化合物なども好適に用いるこ
とができる。
【0039】これらの中でも、分子内に2個以上のアク
リル又はメタクリル基を有する化合物が本発明において
は好ましく、更に分子量が10,000以下、より好ましくは
5,000以下のものである。又、本発明では、これらのモ
ノマーあるいはプレポリマーの内1種又は2種以上を混
合して用いることができる。
【0040】エチレン性不飽和結合を有する重合可能な
化合物は、感光層形成組成物中、通常5重量%以上を占
めることが好ましく、より好ましくは15重量%以上であ
る。
【0041】光重合開始剤としては、従来公知の700nm
以上に吸収を有する(分光感度が700以上にある)開始
剤をいずれも使用することができる。中でも、下記一般
式(1)又は(2)で表される化合物を用いることによ
り感光性層の分光増感が容易に行え、従って画像形成を
紫外〜近赤外領域の任意の光源で行うことができる。こ
のため赤〜近赤外に対応した色素を選択することで、近
年、進歩の著しい半導体レーザーの波長に適した分光感
度を与えることが可能となり、高感度なデジタル画像形
成材料として使用するすることができる。
【0042】
【化1】
【0043】式中、Dye+はカチオン性色素、Mk+は遷移
金属配位錯体カチオンを表す。R1、R2、R3及びR4
同じでも異なってもよく、各々、アルキル基、アリール
基、アルケニル基、アルキニル基、複素環基又はシアノ
基を表し、これらのアルキル基、アリール基、アルケニ
ル基、アルキニル基、複素環基は更に置換基を有しても
よい。ただし、R1、R2、R3及びR4の少なくとも一つ
は置換されてもよいアルキル基である。又、R1、R2
3及びR4は2個以上が互いに結合して環を形成しても
よい。
【0044】R5及びR6は各々、水素原子、ハロゲン原
子又は1価の置換基を表す。
【0045】Xはヒドロキシル基又は−N(R7)(R8)基
(R7及びR8は各々、水素原子又は置換されてもよいア
ルキル基を表し、R5、R6又はR7は互いに結合して環
を形成してもよい)Mは遷移金属原子を表す。
【0046】kは1〜3、jは2又は3、mは1〜5、
nは1〜4の、それぞれ整数を表す。Dye+で表されるカ
チオン性色素の具体例としては、特開昭62-143044号、
同63-208036号、同64-84245号、同64-88444号、特開平1
-152108号、同3-202609号等に記載されているものを用
いることができる。好ましい化合物の具体例を化合物群
Aに挙げる。
【0047】《化合物群A》
【0048】
【化2】
【0049】
【化3】
【0050】
【化4】
【0051】
【化5】
【0052】Mk+で表される遷移金属配位錯体カチオン
の具体例としては、下記化合物群Bに挙げるものの以外
に特開平4-261405号等に記載のものを用いることができ
る。
【0053】《化合物群B》
【0054】
【化6】
【0055】 Mk+ j k X R9 10123 Co2+ 2 2 N(C NHCO
(i) CH Ph Ph Ph Bu Ru2+ 2 2 N(C NHCO
(i) CH Ph Ph Ph Bu Ru2+ 2 2 N(C)(CNHSOCH
Cl CH Ph Ph Ph Bu Ru2+ 2 2 N(C)(CNHCOCH
H CH Ph Ph Ph Bu Fe2+ 2 2 N(C)(COH)
CH CH Ph Ph Ph Bu Ir3+ 2 3 N(C NHCO
(i) CH Ph Ph Ph Bu Ru2+ 2 2 N(C CON
HC CH Ph Ph Ph Bu Ru2+ 2 2 N(C CON
HC CH Ph Ph Ph iPr Co2+ 2 2 N(C NHCO
(i) H Ph Ph Ph Bu Ru2+ 2 2 N(C NHSO
CH CH Ph Ph Ph Bu Ru2+ 3 3 N(C NHCO
(i) CH Ph Ph Ph Bu Ru2+ 2 2 N(C NHCO
(i) CHNHSOCH Ph Ph Ph Bu Co2+ 2 2 N(C SO
(C CH Ph Ph Ph Bu Ru2+ 2 2 N(C NHCO
(i) NHCOCH Ph Ph Ph Bu Ru2+ 2 2 N(C)(CNHSOCH
Cl CH Ph Ph Ph Bu Fe2+ 2 2 N(C NHCON
HC(i) CH Ph Ph Ph Bu Ru2+ 2 2 N(C NHCO
(i) CH Bu Bu Bu Bu Ru2+ 2 2 N(C NHCO
(i) CH Ph Ph Ph Bz
【0056】
【化7】
【0057】ここでPh:phenyl Bu:buthyl iPr:i-pr
opyl Bz:benzylを表す。
【0058】
【化8】
【0059】 M2+11 Ru2+ Cl Ru2+ NHCOC3H7(i) Co2+ Cl 前記一般式(1)又は(2)で表される光重合開始剤
は、予め色素アニオン部を硼素酸にしたものを例示して
あるが、この化合物を添加しても、又、任意のアニオン
部を有する色素と下記一般式(3)で表される硼素酸塩
化合物を共存させ、感光性層内、又は感光性層塗工液中
でイオン交換により一般式(1)で表される化合物を生
成させても同様の機能を発現させることが可能である。
更に一般式(1)又は(2)の光重合開始剤を用いる場
合には、感度向上の目的で一般式(3)で表される硼素
酸塩を添加することが好ましい。
【0060】
【化9】
【0061】式中、R1、R2、R3及びR4は前記一般式
(1)又は(2)で定義されたものと同義であり、X+
はカウンターカチオン(例えばアルカリ金属カチオン、
アンモニウムカチオン、ホスホニウムカチオンなどの周
期表5A族オニウム化合物、スルホニウム、テルロニウム
などの6A族オニウム化合物等)を表す。該化合物の具体
例は特開昭64-13142号、特開平2-4804号等に記載されて
いる。
【0062】感光性層には必要に応じてバインダー樹脂
が用いられる。バインダー樹脂としては、ポリエステル
系樹脂、ポリビニルアセタール系樹脂、ポリウレタン系
樹脂、ポリアミド系樹脂、セルロース系樹脂、オレフィ
ン系樹脂、塩化ビニル系樹脂、(メタ)アクリル系樹
脂、スチレン系樹脂、ポリカーボネート、ポリビニルア
ルコール、ポリビニルピロリドン、ポリスルホン、ポリ
カプロラクトン樹脂、ポリアクリロニトリル樹脂、尿素
樹脂、エポキシ樹脂、フェノキシ樹脂、ゴム系樹脂等が
挙げられる。又、樹脂内に不飽和結合を有する樹脂、例
えばジアリルフタレート樹脂及びその誘導体、塩素化ポ
リプロピレンなどは前述のエチレン性不飽和結合を有す
る化合物と重合させることが可能なため用途に応じて好
適に用いることができる。バインダー樹脂としては前述
の樹脂の中から、1種又は2種以上のものを組み合わせ
て用いることができる。
【0063】これらのバインダー樹脂は、前記エチレン
性不飽和結合を有する重合可能な化合物100重量部に対
して500重量部以下、より好ましくは200重量部以下の範
囲で添加混合して使用するのが好ましい。
【0064】本発明の感光性層に可視画性を持たせる目
的で着色剤を含有させてもよい。この様な着色剤として
は、カーボンブラック、酸化チタン、酸化鉄、フタロシ
アニン系顔料、アゾ系顔料、アントラキノン系顔料、キ
ナクリドン系顔料等や、クリスタルバイオレット、メチ
レンブルー、アゾ系染料、アントラキノン系染料、シア
ニン系染料等の公知の顔料及び/又は染料を1種又は2
種以上を組み合わせて含有せしめる。
【0065】着色剤の添加量としては感光性層形成組成
物中0.1〜20重量%が好ましく、より好ましくは0.2〜10
重量%である。
【0066】感光性層には、目的を損なわない範囲で増
感剤、熱重合禁止剤、熱溶融性化合物、酸素補足剤、可
塑剤等の他の成分を含有せしめることは任意である。
【0067】増感剤としては、特開昭64-13140号に記載
のトリアジン系化合物、特開昭64-13141号に記載の芳香
族オニウム塩、芳香族ハロニウム塩、特開昭64-13143号
に記載の有機過酸化物、特公昭45-37377号や米国特許第
3,652,275号に記載のビスイミダゾール化合物、チオー
ル類等が挙げられる。増感剤の添加量は、重合可能な化
合物とバインダーの合計100重量部に対して10重量部以
下、好ましくは0.01〜5重量部程である。
【0068】熱重合防止剤としては、キノン系、フェノ
ール系等の化合物が好ましく用いられ、例えばハイドロ
キノン、ピロガロール、p-メトキシフェノール、カテコ
ール、β-ナフトール、2,6-ジ-t-ブチル-p-クレゾール
等が挙げられる。重合可能な化合物とバインダーの合計
100重量部に対して10重量部以下、好ましくは0.01〜5
重量部程度添加される。
【0069】酸素補足剤としてはN,N-ジアルキルアニリ
ン誘導体が好ましく、例えば米国特許4,772,541号の第1
1カラム58行目〜第12カラム35行目に記載の化合物が挙
げられる。
【0070】可塑剤としては、フタル酸エステル類、ト
リメリット酸エステル類、アジピン酸エステル類、その
他飽和あるいは不飽和カルボン酸エステル類、枸櫞酸エ
ステル類、エポキシ化大豆油、エポキシ化アマニ油、エ
ポキシステアリン酸エポキシ類、正燐酸エステル類、亜
燐酸エステル類、グリコールエステル類などが挙げられ
る。
【0071】熱溶融性化合物としては、常温で固体であ
り、加熱時に可逆的に液体となる化合物が用いられる。
熱溶融性物質としては、テルピネオール、メントール、
1,4-シクロヘキサンジオール、フェノール等のアルコー
ル類;アセトアミド、ベンズアミド等のアミド類;クマ
リン、桂皮酸ベンジル等のエステル類;ジフェニルエー
テル、クラウンエーテル等のエーテル類;カンファー、
p-メチルアセトフェノン等のケトン類;バニリン、ジメ
トキシベンズアルデヒド等のアルデヒド類;ノルボルネ
ン、スチルベン等の炭化水素類;マルガリン酸等の高級
脂肪酸;エイコサノール等の高級アルコール;パルミチ
ン酸セチル等の高級脂肪酸エステル;ステアリン酸アミ
ド等の高級脂肪酸アミド;ベヘニルアミン等の高級アミ
ンなどに代表される単分子化合物;蜜蝋、キャンデリラ
ワックス、パラフィンワックス、エステルワックス、モ
ンタン蝋、カルナバワックス、アミドワックス、ポリエ
チレンワックス、マイクロクリスタリンワックスなどの
ワックス類;エステルガム、ロジンマレイン酸樹脂、ロ
ジンフェノール樹脂等のロジン誘導体;フェノール樹
脂、ケトン樹脂、エポキシ樹脂、ジアリルフタレート樹
脂、テルペン系炭化水素樹脂、シクロペンタジエン樹
脂、ポリオレフィン系樹脂、ポリカプロラクトン系樹
脂、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコー
ルなどのポリオレフィンオキサイドなどに代表される高
分子化合物などを挙げることができる。
【0072】感光性層には、更に必要に応じて酸化防止
剤、フィラー、帯電防止剤などを添加してもよい。
【0073】酸化防止剤としては、クロマン系化合物、
クラマン系化合物、フェノール系化合物、ハイドロキノ
ン誘導体、ヒンダードアミン誘導体、スピロインダン系
化合物、硫黄系化合物、燐系化合物などが挙げられ、特
開昭59-182785号、同60-130735号、同61-159644号、特
開平1-127387号、「11290の化学商品」(前出)862〜86
8頁等に記載の化合物、及び写真その他の画像記録材料
に耐久性を改善するものとして公知の化合物を挙げるこ
とができる。
【0074】フィラーとしては、無機微粒子や有機樹脂
粒子を挙げることができる。無機微粒子としては、シリ
カゲル、炭酸カルシウム、酸化チタン、酸化亜鉛、硫酸
バリウム、タルク、クレー、カオリン、酸性白土、活性
白土、アルミナ等を挙げることができ、有機微粒子とし
ては、弗素樹脂粒子、グアナミン樹脂粒子、アクリル樹
脂粒子、シリコン樹脂粒子等の樹脂粒子などがある。帯
電防止剤としては、カチオン系、アニオン系、非イオン
系の界面活性剤、高分子帯電防止剤、導電性微粒子など
の他、前記「11290の化学商品」875〜876頁などに記載
の化合物等も好適に用いることができる。
【0075】本発明において、感光性層は単層で形成さ
れてもよいし、2層以上の複数層で構成されてもよい。
又、複数層で構成する場合は、組成の異なる感光層で構
成してもよく、この場合は着色剤を含有しない感光性層
を含んでもよい。
【0076】感光性層の厚みは0.2〜10μmが好ましく、
より好ましくは0.5〜5μmである。
【0077】感光性層は、形成成分を溶媒に分散又は溶
解して塗工液を調製し、基材上に直接塗布し乾燥する
か、又はオーバーコート層上に塗布・乾燥後基材と貼合
により形成される。
【0078】上記塗工に用いる溶媒としては、水、アル
コール類(例えばエタノール、プロパノール)、セロソ
ルブ類(例えばメチルセロソルブ、エチルセロソル
ブ)、芳香族類(例えばトルエン、キシレン、クロルベ
ンゼン)、ケトン類(例えばアセトン、メチルエチルケ
トン)、エステル系溶剤(例えば酢酸エチル、酢酸ブチ
ルなど)、エーテル類(例えばテトラヒドロフラン、ジ
オキサン)、塩素系溶剤(例えばクロロホルム、トリク
ロルエチレン)、アミド系溶剤(例えばジメチルホルム
アミド、N-メチルピロリドン)、ジメチルスルホキシド
等が挙げられる。塗工には、従来から公知のグラビアロ
ールによる面順次塗別け塗布法、押出し塗布法、ワイヤ
ーバー塗布法、ロール塗布法等を適宜採用することがで
きる。
【0079】《画像形成方法》画像を形成させるための
光源としては、光重合開始剤に対し活性な電磁波を発生
させるものは全て用いることができる。例えば、レーザ
ー、発光ダイオード、キセノンフラッシュランプ、ハロ
ゲンランプ、カーボンアーク灯等を挙げることができ
る。
【0080】キセノンランプ、ハロゲンランプ、カーボ
ンアーク燈等を用いて一括露光する場合には、画像形成
材料のカバーシート側に、所望露光画像のネガパターン
を遮光性材料で形成したマスク材料を重ね合わせ露光す
ればよい。
【0081】発光ダイオードアレイ等のアレイ型光源を
使用する場合や、ハロゲンランプ等の光源を、液晶、PL
ZT等の光学的シャッター材料で露光制御する場合には、
画像信号に応じたデジタル露光をすることが可能であ
る。この場合は、マスク材料を使用せず、直接書込みを
行うことができる。
【0082】レーザーの場合には、光をビーム状に絞
り、画像データに応じた走査露光が可能なので、マスク
材料を使用せず、直接書込みを行うのに適している。
又、レーザーを光源として用いると、露光面積を微小サ
イズに絞ることが容易であり、高解像度の画像形成が可
能となる。レーザー光源としてはYAGレーザー、半導体
レーザー等を用いることが可能であり、特に前述の近赤
外領域に感度を有する光重合開始剤を用いた場合には、
比較的小型かつ安価で高出力の得られ易い半導体レーザ
ーが好適に使用できる。
【0083】好ましく用いられる半導体レーザーの組成
とその発振波長範囲を例示すれば、InGaPレーザー(0.6
5〜1.0μm)、AlGaAsレーザー(0.7〜1.0μm)、GaAsP
レーザー(0.7〜1.0μm)、InGaAsレーザー(1.0〜3.5
μm)、InAsPレーザー(1.0〜3.5μm)、CdSnP2レーザ
ー(1.01μm)、GaSbレーザー(1.53μm)等である。
【0084】露光後の画像形成材料は、オーバーコート
層が樹脂フィルムの場合は剥離後、オーバーコート層が
樹脂層の場合は剥離後、又はそのまま、現像液により現
像し未露光部を除去する。
【0085】必要に応じて、形成後の画像の重合を完了
させるため画像後露光あるいは後加熱を行うことができ
る。後露光工程で照射される光は、レーザー、キセノン
フラッシュランプ、ハロゲンランプ、カーボンアーク
灯、メタルハライドランプ、タングステンランプ、赤外
線ランプ、高圧水銀灯、蛍光灯、日光等、感光性層組成
内の光重合開始剤に作用するものであれば公知の如何な
る光源も使用することができる。
【0086】露光強度、露光時間は、画像形成材料とし
て実用上問題ない程度に硬化することができれば、感光
性層の組成及び層構成、露光装置の条件により適宜設定
すればよい。この場合、一括露光であっても走査露光で
あっても同様の効果が得られる。
【0087】後加熱硬化は、公知の如何なる加熱方法も
使用できる。加熱温度、加熱時間は、画像として実用上
問題ない程度に硬化することができれば、感光性層の組
成及び層構成、加熱装置の条件により適宜設定すればよ
い。
【0088】
【実施例】以下本発明を実施例に基づいて説明するが、
本発明の実施態様はこれらに限定されるものではない。
【0089】実施例1 〔支持体の作成〕厚さ0.24mmのアルミニウム板(材質10
50、調質H16)を65℃に保たれた5%水酸化ナトリウム水
溶液に浸漬し、1分間脱脂処理を行なった後水洗した。
この脱脂したアルミニウム板を、25℃に保たれた10%塩
酸水溶液中に1分間浸漬して中和した後水洗した。次い
で、このアルミニウム板を1.0重量%の塩酸水溶液にお
いて、温度25℃、電流密度100A/dm2の条件で交流電流に
より60秒間電解粗面化を行なった後、60℃に保たれた5
%水酸化ナトリウム水溶液中で10秒間のデスマット処理
を行なった。デスマット処理を行なった粗面化アルミニ
ウム板を 40%燐酸溶液中で、温度30℃、電流密度4A/dm
2の条件で6分間陽極酸化処理を行ない、更に硅酸ソーダ
で封孔処理を行なって支持体を作成した。
【0090】〔感光性平版印刷版の作成〕上記支持体上
に、下記組成の感光性組成物層塗布液をワイヤーバーを
用いて、乾燥膜厚2.0μmとなるように塗布し感光性層を
形成した。
【0091】 バインダー樹脂(ヒドロキシエチルメタクリレート/メチルメタクリレート/ ブチルアクリレート/アクリル酸=30/50/5/15) 50重量部 モノマー(ジペンタエリスリトールヘキサクリレート) 50重量部 開始剤(例示化合物:IR-1) 1重量部 ホウ素塩化合物(テトラブチルアンモニウムブチルトリフェニルボレート) 3重量部 メチルエチルケトン 400重量部 更に感光性層を遮光下で80℃/2分熱処理して後、25μ
mの色素(構造式A)8%添加ポリエチレンテレフタレー
トフィルム(上記感光性層の赤外域での最大吸収値を与
える波長において透過率 75%以上を示す)と感光性層
面を重ね合わせ、以下の条件で一対の熱圧ロール間を通
過させて画像形成材料を作成した。
【0092】温度 :60℃ 圧力 :1.2Kg/cm2 搬送速度:10mm/sec 作成した画像形成材料のオーバーコート層越しに、下記
の条件で画像様に走査露光を行った。
【0093】光源 :LT090MD シャープ(株)製
出力100mW、主波長 830nm 光学効率 :67% 露光ビーム径:10μm 露光ピッチ :6μm 上記作業を明室(蛍光燈下)で行い、露光後の画像形成
材料からオーバーコート層を剥離後、以下の組成の現像
液中に25℃、45秒浸漬して未露光部の感光層を溶出した
ものを、水洗後乾燥して画像を得た所、未露光部のカブ
リ(溶出残り)のない良好な画像を形成することが出来
た。
【0094】 ベンジルアルコール 360重量部 ジエタノールアミン 210重量部 ペレックスNBL(花王:t-ブチルナフタレンスルホン酸ナトリウム) 180重量部 亜硫酸カリウム 90重量部 水 3000重量部 実施例2 オーバーコート層を25μmのポリエチレンテレフタレー
トフィルム(実施例1の感光性層の赤外域での最大吸収
値を与える波長において透過率 75%以上)とし、その
上に以下の組成の層をワイヤーバーで、6.5g/m2となる
ように形成して、画像形成材料とした以外は、実施例1
と同様に作成及び評価した。
【0095】 ポリメチルメタアクリレート(三菱レーヨン(株)製 BR-80) 70重量部 構造式 A色素 30重量部 酢酸エチル 270重量部 メチルエチルケトン 630重量部 実施例3 オーバーコート層を以下の組成の層(実施例1の感光性
層の赤外域での最大吸収値を与える波長において透過率
75%以上)として、感光性層上に6.5g/m2となるように
塗布し、画像形成材料とした以外は、実施例1と同様に
作成及び評価した。
【0096】 ゼラチン 100重量部 構造式 A色素 25重量部 ジオクチルフタレート(大八化学(株)製 DOP) 25重量部 活性剤(デュポン社製 アルカノールXC) 10重量部 水 2000重量部 実施例4 オーバーコート層を以下の組成の層(実施例1の感光性
層の赤外域での最大吸収値を与える波長において透過率
75%以上)として、感光性層上に6.5g/m2となるように
アプリケーターで塗布し、画像形成材料とした以外は、
実施例1と同様に作成及び評価した。
【0097】 ポリビニルアルコール(日本合成化学(株)製 GL-05) 70重量部 構造式 B色素 30重量部 活性剤(アニオン界面活性剤 化合物-1) 3重量部 水 550重量部 実施例5 オーバーコート層を25μmの色素(構造式A)8%添加ポ
リエチレンテレフタレートフィルム(実施例1の感光性
層の赤外域での最大吸収値を与える波長において透過率
75%以上)として、以下の組成の感光性層と重ね合わ
せ画像形成材料を作成した以外は、実施例1と同様にし
作成・評価を行った。
【0098】 エポキシ樹脂(油化シェルエポキシ(株)製 エピコート1010) 50重量部 モノマー(共栄社油脂化学工業(株)製 エポライト100MF) 50重量部 増感色素(IR-820B) 3重量部 酸発生剤(1,3,5-トリス[トリクロロメチル]-2,4,6-トリアジン)3重量部 メチルエチルケトン 400重量部 比較例1 オーバーコート層を25μmのポリエチレンテレフタレー
トフィルムとして、画像形成材料とした以外は、実施例
1と同様に作成及び評価した。
【0099】比較例2 オーバーコート層を以下の組成の層として、感光性層上
に6.5g/m2となるようにアプリケータで塗布し、画像形
成材料とした以外は、実施例1と同様に作成及び評価し
た。
【0100】 ポリビニルアルコール(日本合成化学(株)製 GL-05) 15重量部 活性剤(アニオン界面活性剤 化合物-1) 0.5重量部 水 85重量部
【0101】
【化10】
【0102】
【表1】
【0103】表1から、本発明の試料は、レーザー書き
込みにも対応可能な高感度な画像形成材料の明室(蛍光
燈下:400〜700nm)での取り扱いを可能とした画像形成
材料であることが解る。更に、未露光部の除去性が良好
で、カブリが低く印刷評価の良好な画像形成材料を得
た。
【0104】
【発明の効果】本発明により、明室で露光を行ってもカ
ブリの発生しないレーザー書き込みにも対応可能な、高
感度で未露光部の除去性が良好で、カブリが低く印刷評
価の良好な画像形成材料を得ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川上 壮太 東京都日野市さくら町1番地コニカ株式会 社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材上に感光性層、オーバーコート層を
    順次積層してなる画像形成材料において、該感光性層の
    400〜700nmの範囲における反射吸光度が0.15以上となる
    波長域でのオーバーコート層の反射吸光度が、少なくと
    も1.5以上であることを特徴とする画像形成材料。
  2. 【請求項2】 基材上に感光性層、オーバーコート層を
    順次積層してなる画像形成材料において、該感光性層が
    少なくとも重合性化合物と光重合開始剤とを含有するこ
    とを特徴とする請求項1記載の画像形成材料。
  3. 【請求項3】 感光性層の700nm以上での最大吸収値を
    示す波長における反射吸光度(PSL(λ)abs.)とオーバ
    ーコート層の該波長における反射吸光度(OC(λ)abs.)
    の関係が、 PSL(λ)abs./OC(λ)abs.>2 であることを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成
    材料。
  4. 【請求項4】 オーバーコート層が剥離可能なベースフ
    ィルムであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれ
    か1項記載の画像形成材料。
  5. 【請求項5】 オーバーコート層が剥離又は除去可能な
    樹脂層であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれ
    か1項記載の画像形成材料。
  6. 【請求項6】 オーバーコート層が少なくとも水溶性樹
    脂と水溶性色素とを含有することを特徴とする請求項5
    記載の画像形成材料。
JP5252295A 1995-03-13 1995-03-13 画像形成材料 Pending JPH08248639A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007057597A (ja) * 2005-08-22 2007-03-08 Fujifilm Corp 感光性平版印刷版

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