JPH0792693A - 画像形成方法 - Google Patents

画像形成方法

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JPH0792693A
JPH0792693A JP23824593A JP23824593A JPH0792693A JP H0792693 A JPH0792693 A JP H0792693A JP 23824593 A JP23824593 A JP 23824593A JP 23824593 A JP23824593 A JP 23824593A JP H0792693 A JPH0792693 A JP H0792693A
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JP
Japan
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image forming
image
forming method
photosensitive layer
cover sheet
Prior art date
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Pending
Application number
JP23824593A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Watanabe
洋 渡邉
Takaaki Kuroki
孝彰 黒木
Tatsuichi Maehashi
達一 前橋
Toshihisa Takeyama
敏久 竹山
Tawara Komamura
大和良 駒村
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 高感度で高解像度の画像を簡便なドライプロ
セスで、濃度に依存せず形成し得る画像形成方法を提供
する。 【構成】 基材1上に、少なくともエチレン性不飽和結
合を有する重合可能な化合物、光重合開始剤及び着色剤
を含有する感光性層3、活性光線透過性のカバーシート
4を、この順に積層した画像形成材料を用い、画像露光
後、剥離現像により基材1上及び/又はカバーシート4
上に画像を形成する画像形成方法において、剥離現像工
程以前のいずれかの工程において、少なくとも1度、感
光性層熱処理を行うことを特徴とする画像形成方法。基
材1と感光性層3の間に中間層2を有することが好まし
く、剥離現像を中間層2構成樹脂のガラス転移点〜軟化
点の温度で、剥離角度90〜180度かつ30mm/sec以上の速
度で行うこと、剥離現像を基材1、カバーシート4の少
なくとも一方を一定曲率を有する円筒の外周面を搬送さ
せつつ行うことが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光重合性化合物を用いた
画像形成材料による画像形成方法に関する。更に詳しく
は、光重合性化合物を用いた画像形成材料によるドライ
プロセスで、高濃度かつ高解像度な画像を得る画像形成
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】エチレン性不飽和結合を有する重合性化
合物、光重合開始剤、着色剤及び必要に応じて有機高分
子バインダーからなる光重合性組成物層(感光性層)を
有する画像形成材料は、カラープルーフ等の着色画像の
作成用途として、例えば特開昭61-188537号、同61-2868
58号等に開示されている。これらは感光性層を像様露光
した後、未露光部を液体で溶出して露光部よりなる画像
を形成・利用するものであり、現像装置の維持、現像液
の処理が工程の煩雑さを引き起こしていた。
【0003】一方、ドライ処理で画像を形成する方法と
して、特開昭58-24775号、特開平4-153658号等で開示さ
れるように、透明支持体、感光性組成物層、第2支持体
からなる材料に画像を露光後、透明支持体と第2支持体
を引き剥がすことにより、一方の支持体上に陽画を、他
方の支持体上に陰画を形成する剥離現像方式や、米国特
許3,060,023号、同3,060,024号、同3,060,025号、特開
昭63-147154号等に開示されるように、支持体上に少な
くとも感光性組成物層を設けた画像形成材料に色分解ネ
ガ又はマスクを介して画像を露光し、露光後の感光性組
成物層表面を、受像体に必要に応じて熱を加えながら加
圧・密着させて未露光部を受像体上に転写して画像を形
成する転写現像方式などが提案されている。こうしたド
ライ処理による画像形成方法は、環境汚染の皆無、安全
性、装置の小型化の面から好ましい。又、近年、刷版作
成フィルムや医療用の画像出力用途においても、ドライ
処理による簡便かつ高精細な画像形成材料の要望が高ま
ってきている。
【0004】一般的に、これらの用途は高い透過濃度
(例えば紫外部〜可視部における濃度が3.0以上)、高
い解像度(10μm以下の小点再現)及び高速画像出力(3
0秒以下/A4判)を要求される。しかしながら、従来の
光重合を応用したプロセスでは、安定した画像形成をす
るために感光性層の厚さ全体を重合する必要があったの
で、感度が低く高速記録に適さなかった。更に、感光性
層の活性光線波長領域の吸光度は充分小さいことが必要
であり、そのため着色材含有量(即ち感光性層の光学濃
度)や着色材の吸収波長と感光波長との関係が著しく制
限され、高濃度画像形成時の感度及び光重合開始剤を選
定する点から大きな障害であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記の事情に
基づいて為されたものである。即ち、本発明の目的は、
高感度で高解像度の画像を簡便なドライプロセスで、濃
度に依存せず形成し得る画像形成方法を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記課題
を解決するために鋭意検討の結果、基材上に、少なくと
もエチレン性不飽和結合を有する重合可能な化合物、光
重合開始剤及び着色剤を含有する感光性層、活性光線透
過性のカバーシートを、この順に積層した画像形成材料
を用い、画像露光後、剥離現像により基材上及び/又は
カバーシート上に画像を形成する画像形成方法におい
て、剥離現像工程以前のいずれかの工程において、少な
くとも1度、感光性層熱処理を行う画像形成方法。
【0007】基材上に、中間層、少なくともエチレン性
不飽和結合を有する重合可能な化合物、光重合開始剤及
び着色剤を含有する感光性層、活性光線透過性のカバー
シートを、この順に積層した画像形成材料を用い、画像
露光後、剥離現像により基材上及び/又はカバーシート
上に画像を形成する画像形成方法において、中間層を構
成する樹脂のガラス転移点〜軟化点の温度で、剥離角度
90〜180度かつ30mm/sec以上の速度で剥離現像を行う画
像形成方法。
【0008】該画像形成方法において、基材、カバーシ
ートの少なくとも一方を一定の曲率を有する円筒の外周
面を搬送させつつ行う画像形成方法により、驚くべきこ
とに、感度が向上し、高解像度の画像を簡便なドライプ
ロセスで、濃度に依存せず形成し得ることを見い出し、
本発明を完成した。
【0009】以下、本発明を画像形成材料、画像形成方
法の順に詳細に説明する。
【0010】本発明に用いられる画像形成材料は、基材
上に、少なくともエチレン性不飽和結合を有する重合可
能な化合物、光重合開始剤及び着色剤を含有する感光性
層、活性光線透過性のカバーシートを、この順に積層し
て構成される。
【0011】本発明においては、基材と感光性層の間に
中間層を設けることが好ましい。
【0012】この中間層は感光性層と基材とを適切な接
着力で接合する層であり、画像形成に際しては、基材と
カバーシートの剥離により感光性層の露光部の全部/又
は一部からなる画像をカバーシート側に形成し、感光性
層の未露光部は全て中間層上に残留するように接着性を
制御する必要がある。この接着力の関係を満足させられ
るものであれば、公知の粘着剤、接着剤組成物が中間層
として使用可能である。
【0013】粘着剤、接着剤組成物として好適に使用さ
れる化合物の具体例を挙げれば、天然ゴム、メタクリル
酸メチル又はスチレン又はアクリロニトリルモノマーを
グラフトした天然ゴム、環化天然ゴム、塩化天然ゴム、
イソプレンゴム、トランスポリイソプレンゴム、ポリブ
タジエンゴム、スチレン-ブタジエンゴム、クロロプレ
ンゴム、アクリロニトリル-ブタジエンゴム、ニトリル
ゴム、ブチルゴム、ハロゲン化ブチルゴム、エチレン-
プロピレンゴム、エチレン-プロピレン-ジエンゴム、エ
チレン-酢酸ビニルゴム、アクリルゴム、エチレン-アク
リルゴム、ウレタンゴム、シリコーンゴム等のゴム類
や、ポリスチレン-ポリブタジエン-ポリスチレンブロッ
ク共重合体(SBS)、SBSのポリブタジエンを水素添加し
たSEBS、ポリスチレン-ポリイソプレン-ポリスチレンブ
ロック共重合体(SIS)等のスチレン系熱可塑性エラス
トマー、ポリオレフィン系熱可塑性エラストマー、ポリ
ウレタン系熱可塑性エラストマー、ポリエステル系熱可
塑性エラストマー、ポリアミド系熱可塑性エラストマ
ー、1,2-ポリブタジエン系熱可塑性エラストマー、エチ
レン-酢酸ビニル系熱可塑性エラストマー、ポリ塩化ビ
ニル系熱可塑性エラストマー、天然ゴム系熱可塑性エラ
ストマー、弗素ゴム系熱可塑性エラストマー、トランス
-ポリイソプレン系熱可塑性エラストマー、塩素化ポリ
エチレン系熱可塑性エラストマー等の熱可塑性エラスト
マー類や、ポリエステル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、
ポリアミド系樹脂、オレフィン系樹脂、塩化ビニル系樹
脂、(メタ)アクリル系樹脂、スチレン系樹脂、ポリカ
ーボネート、ポリカプロラクトン樹脂、エポキシ樹脂、
フェノキシ樹脂、ゴム系樹脂等の熱可塑性樹脂である。
【0014】上記粘着剤、接着剤組成物として好適に使
用される化合物は単独で又は2種以上混合して使用する
ことができる。更に、上記化合物と脂環族系炭化水素樹
脂、ロジン系樹脂、テルペン系樹脂等の所謂粘着付与剤
とを混合したものも好ましい。この場合、粘着付与剤は
全中間層組成物の50重量%以下の添加量で使用される。
中間層は、更に必要に応じて紫外線吸収剤、帯電防止
剤、酸化防止剤、充填剤、可塑剤等を添加させることが
できる。中間層は基材上に1〜80μmの乾燥膜厚で設けら
れることが好ましく、特に好ましくは3〜50μmである。
【0015】中間層の形成方法としては、基材上又はカ
バーシート上に形成した感光性層上に中間層組成物をホ
ットメルト押出しで形成する方法、中間層組成物を水又
は適当な有機溶剤に分散又は溶解して基材上又はカバー
シート上に形成した感光性層上に塗布・乾燥して形成す
る方法が用いられる。
【0016】基材としては、紙、合成紙(例えばポリプ
ロピレンを主成分とする合成紙)、樹脂のフィルム又は
シート、更には前記樹脂を2層以上積層してなるプラス
チックフィルム又はシート、あるいは各種高分子材料、
金属、セラミックもしくは木材パルプやセルロースパル
プ、サルファイトパルプなどで抄造された紙等に、前記
樹脂層を積層したフィルム又はシートなどを挙げること
ができる。更に、前記フィルム又はシートの片面あるい
は両面に多孔質構造の顔料塗工層を設けた基材なども好
適に用いることができる。
【0017】このような樹脂のフィルム又はシートを構
成する樹脂としては、アクリル酸エステル、メタクリル
酸エステル等のアクリル樹脂;ポリエチレンテレフタレ
ート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフ
タレート、ポリカーボネート、ポリアリレート等のポリ
エステル系樹脂;ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデ
ン、ポリ弗化ビニリデン、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリスチレン等のポリオレフィン系樹脂;ナイロ
ン、芳香族ポリアミド等のポリアミド系樹脂;ポリエー
テルエーテルケトン、ポリスルホン、ポリエーテルスル
ホン、ポリイミド、ポリエーテルイミド、ポリパラバン
酸、フェノキシ樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、メ
ラミン樹脂、アルキッド樹脂、フェノール樹脂、弗素樹
脂、シリコーン樹脂などが挙げられる。
【0018】本発明において、樹脂からなる基材はシー
ト又はフィルム状に延伸し、ヒートセットしたものが寸
法安定性の面から好ましく、基材は、内部にミクロボイ
ドがないものでも、あるいはミクロボイドのあるもので
も、用途に応じて適宜に選択することができる。
【0019】本発明において用いられる紙は、天然パル
プ、合成パルプ又はそれらの混合物から抄紙されるパル
プ紙が好ましく、紙は長網抄紙機等を用いて抄造され、
平滑度向上の目的で、抄紙後にマシンカレンダー、スー
パーカレンダー、熱カレンダー等を用いてカレンダー処
理することが好ましい。又、平滑性向上のために、顔料
を含有した樹脂層でコートした基紙も好適に用いること
ができる。なお、紙としては、白色微粒子を含有するポ
リエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂
のラミネート層を設ける際に、平滑性を持たせるために
ベック平滑度50秒以上にするのが好ましく、100秒以
上、更には200秒以上の平滑性を有することが好まし
い。更に、紙中には必要に応じてサイズ剤、定着剤、紙
力増強剤、填料、帯電防止剤、染料、顔料、蛍光増白
剤、酸化防止剤、減摩剤等の添加剤が含まれていてもよ
い。
【0020】本発明における基材の厚みは通常2〜300
μm、好ましくは4.5〜150μmであり、このような範囲の
中から適宜に選定される。
【0021】感光性層の主たる成分である、少なくとも
エチレン性不飽和結合を有する重合可能な化合物として
は、架橋可能な公知のモノマーを特に制限なく使用する
ことができる。具体的モノマーとして、例えば2-エチル
ヘキシルアクリレート、2-ヒドロキシエチルアクルレー
ト、2-ヒドロキシプロピルアクリレート等の単官能アク
リル酸エステル及びその誘導体、あるいはこれらのアク
リレートをメタクリレート、イタコネート、クロトネー
ト、マレエート等に代えた化合物;ポリエチレングリコ
ールジアクリレート、ペンタエリスリトールジアクリレ
ート、ビスフェノールAジアクリレート、ヒドロキシピ
バリン酸ネオペンチルグリコールのε-カプロラクトン
付加物のジアクリレート等の2官能アクリル酸エステル
及びその誘導体、あるいはこれらのアクリレートをメタ
クリレート、イタコネート、クロトネート、マレエート
等に代えた化合物;あるいはトリメチロールプロパント
リ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペン
タアクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサアクリ
レート、ピロガロールトリアクリレート等の多官能アク
リル酸エステル及びその誘導体、あるいはこれらのアク
リレートをメタクリレート、イタコネート、クロトネー
ト、マレエート等に代えた化合物等を挙げることができ
る。
【0022】又、エチレン性不飽和結合を有する樹脂
は、適当な分子量のオリゴマーにアクリル酸又はメタア
クリル酸を導入し、光重合性を付与した、いわゆるプレ
ポリマーと呼ばれるものも好適に使用できる。この他に
特開昭58-212994号、同61-6649号、同62-46688号、同62
-48589号、同62-173295号、同62-187092号、同63-671
89号、特開平1-244891号等に記載の化合物などを挙げる
ことができ、更に「11290の化学商品」化学工業日報
社,286〜294頁に記載の化合物、「UV・EB硬化ハン
ドブック(原料編)」高分子刊行会,11〜65頁に記載の
化合物なども好適に用いることができる。
【0023】これらの中で、分子内に2個以上のアクリ
ル又はメタクリル基を有する化合物が好ましく、更に分
子量が10,000以下、より好ましくは5,000以下のものが
好ましい。又、本発明では、これらのモノマーあるいは
プレポリマーのうち1種又は2種以上を混合して用いる
ことができる。エチレン性不飽和結合を有する重合可能
な化合物は、感光層形成組成物中、通常5重量%以上、
より好ましくは15重量%以上にするのが好ましい。
【0024】感光性層に用いられる光重合開始剤として
は、例えばフォトポリマーハンドブック(フォトポリマ
ー懇話会編:工業調査会発行,1989年)の39〜56頁に記
載の公知の光重合開始剤を任意に用いることが可能であ
るが、下記一般式(1)又は(2)で表される化合物を
用いることにより感光性層の分光増感が容易に行え、従
って画像形成を紫外〜近赤外領域の任意の光源で行うこ
とができる。特に赤〜近赤外に感度を持たせることによ
り、近年、進歩の著しい半導体レーザーでの走査露光が
可能となり、高感度なデジタル画像形成材料として使用
することができる。
【0025】
【化1】
【0026】式中、Dye+はカチオン性色素、Mk+は遷移
金属配位錯体カチオンを表す。
【0027】R1、R2、R3及びR4は同じでも異なって
もよく、各々、アルキル基、アリール基、アルケニル
基、アルキニル基、複素環基又はシアノ基を表し、これ
らのアルキル基、アリール基、アルケニル基、アルキニ
ル基、複素環基は更に置換基を有してもよい。ただし、
1、R2、R3及びR4の少なくとも一つは置換されても
よいアルキル基である。又、R1、R2、R3及びR4は2
個以上が互いに結合して環を形成してもよい。
【0028】R5及びR6は各々、水素原子、ハロゲン原
子又は1価の置換基を表す。
【0029】Xはヒドロキシル基又は−N(R7)(R8)基
(R7及びR8は各々、水素原子又は置換されてもよいア
ルキル基を表し、R5、R6又はR7は互いに結合して環
を形成してもよい)を表し、Mは遷移金属原子を表す。
【0030】kは1〜3、jは2又は3、mは1〜5、
nは1〜4の、それぞれ整数を表す。
【0031】Dye+で表されるカチオン性色素の具体例と
しては、特開昭62-143044号、同63-208036号、同64-842
45号、同64-88444号、特開平1-152108号、同3-202609号
等に記載されているものを用いることができる。好まし
い化合物の具体例を化合物群Aに挙げる。
【0032】≪化合物群A≫
【0033】
【化2】
【0034】
【化3】
【0035】
【化4】
【0036】
【化5】
【0037】Mk+で表される遷移金属配位錯体カチオン
の具体例としては、下記化合物群Bに挙げるものの以外
に特開平4-261405号等に記載のものを用いることができ
る。
【0038】≪化合物群B≫
【0039】
【化6】
【0040】 Mk+j k X R9101234 Co2+ 2 2 N(C2H5)2 NHCOC3H7(i) CH3 Ph Ph Ph Bu Ru2+ 2 2 N(C2H5)2 NHCOC3H7(i) CH3 Ph Ph Ph Bu Ru2+ 2 2 N(C2H5)(C2H4NHSO2CH3) Cl CH3 Ph Ph Ph Bu Ru2+ 2 2 N(C2H5)(C2H4NHCOCH3) H CH3 Ph Ph Ph Bu Fe2+ 2 2 N(C2H5)(C2H4OH) CH3 CH3 Ph Ph Ph Bu Ir3+ 2 3 N(C2H5)2 NHCOC3H7(i) CH3 Ph Ph Ph Bu Ru2+ 2 2 N(C2H5)2 CONHC4H9 CH3 Ph Ph Ph Bu Ru2+ 2 2 N(C2H5)2 CONHC4H9 CH3 Ph Ph Ph iPr Co2+ 2 2 N(C2H5)2 NHCOC3H7(i) H Ph Ph Ph Bu Ru2+ 2 2 N(C2H5)2 NHSO2CH3 CH3 Ph Ph Ph Bu Ru2+ 3 3 N(C2H5)2 NHCOC3H7(i) CH
Ph Ph Ph Bu Ru2+ 2 2 N(C NHC
OC(i) CHNHSOCH Ph Ph Ph Bu Co2+ 2 2 N(C SO
N(C CH Ph Ph Ph Bu Ru2+ 2 2 N(C NHC
OC(i) NHCOCH Ph Ph Ph Bu Ru2+ 2 2 N(C)(CNHSOCH) Cl
CH Ph Ph Ph Bu Fe2+ 2 2 N(C NHC
ONHC(i) CH Ph Ph Ph Bu Ru2+ 2 2 N(C NHC
OC(i) CH Bu Bu Bu Bu Ru2+ 2 2 N(C NHC
OC(i) CH Ph Ph Ph Bz
【0041】
【化7】
【0042】ここでPh:phenyl Bu:buthyl iPr:i-
propyl Bz:benzylを表す。
【0043】
【化8】
【0044】 M2+11 Ru2+ Cl Ru2+ NHCOC3H7(i) Co2+ Cl 前記一般式(1)又は(2)で表される光重合開始剤
は、予め色素アニオン部を硼素酸にしたものを例示して
あるが、この化合物を添加しても、又、任意のアニオン
部を有する色素と下記一般式(3)で表される硼素酸塩
化合物を共存させ、感光性層内、又は感光性層塗工液中
でイオン交換により一般式(1)で表される化合物を生
成させても同様の機能を発現させることが可能である。
更に一般式(1)又は(2)の光重合開始剤を用いる場
合には、感度向上の目的で一般式(3)で表される硼素
酸塩を添加することが好ましい。
【0045】
【化9】
【0046】式中、R1、R2、R3及びR4は前記一般式
(1)又は(2)で定義されたものと同義であり、X+
はカウンターカチオン(例えばアルカリ金属カチオン、
アンモニウムカチオン、ホスホニウムカチオンなどの周
期表5A族オニウム化合物、スルホニウム、テルロニウム
などの6A族オニウム化合物等)を表す。該化合物の具体
例は特開昭64-13142号、特開平2-4804号等に記載されて
いる。
【0047】感光性層には必要に応じてバインダー樹脂
が用いられる。バインダー樹脂としては、ポリエステル
系樹脂、ポリビニルアセタール系樹脂、ポリウレタン系
樹脂、ポリアミド系樹脂、セルロース系樹脂、オレフィ
ン系樹脂、塩化ビニル系樹脂、(メタ)アクリル系樹
脂、スチレン系樹脂、ポリカーボネート、ポリビニルア
ルコール、ポリビニルピロリドン、ポリサルフォン、ポ
リカプロラクトン樹脂、ポリアクリロニトリル樹脂、尿
素樹脂、エポキシ樹脂、フェノキシ樹脂、ゴム系樹脂等
が挙げられる。又、樹脂内に不飽和結合を有する樹脂、
例えばジアリルフタレート樹脂及びその誘導体、塩素化
ポリプロピレンなどは前述のエチレン性不飽和結合を有
する化合物と重合させることが可能なため用途に応じて
好適に用いることができる。バインダー樹脂として上記
樹脂の中から、1種又は2種以上のものを組み合わせて
用いることができる。
【0048】これらのバインダー樹脂は、前記エチレン
性不飽和結合を有する重合可能な化合物100重量部に対
して500重量部以下、より好ましくは200重量部以下の範
囲で添加混合して使用するのが好ましい。
【0049】本発明の感光性層は、含有せしめる着色剤
により、少なくとも350〜500nmの波長範囲において吸光
度(本発明における吸光度とは透過濃度を意味する)が
3.0以上になるよう構成されている。
【0050】着色剤としては、カーボンブラック、酸化
チタン、酸化鉄、フタロシアニン系顔料、アゾ系顔料、
アントラキノン系顔料、キナクリドン系顔料等や、クリ
スタルバイオレット、メチレンブルー、アゾ系染料、ア
ントラキノン系染料、シアニン系染料等の公知の顔料及
び/又は染料が挙げられる。
【0051】これら着色剤を1種又は2種以上を組み合
わせて感光性層に含有せしめ、前記吸光度を満足させる
添加量としては、感光性層形成組成物中10〜80重量%が
好ましく、より好ましくは15〜70重量%である。
【0052】感光性層内へ着色剤を添加せしめるために
は、着色剤以外の感光性層組成物内に、着色剤をサンド
ミル、ボールミル、アトライター、超音波分散機、ジェ
ットミル、ホモジナイザー、遊星ミル等公用の装置を用
いて分散混合し、更に必要に応じて塗工液を濾過して使
用すればよい。着色剤の一部(又は1種)を感光性層内
に均一に溶解させて用いることも本発明では好ましい。
【0053】本発明の感光性層には、目的を損なわない
範囲で増感剤、熱重合禁止剤、熱溶融性化合物、酸素補
足剤、可塑剤等の他の成分を含有せしめることは任意で
ある。
【0054】増感剤としては特開昭64-13140号に記載の
トリアジン系化合物、特開昭64-13141号に記載の芳香族
オニウム塩、芳香族ハロニウム塩、特開昭64-13143号に
記載の有機過酸化物、特公昭45-37377号や米国特許3,65
2,275号に記載のビスイミダゾール化合物、チオール類
等が挙げられる。増感剤の添加量は、エチレン性不飽和
結合を有する重合可能な化合物とバインダーの合計量10
0重量部に対して10重量部以下、好ましくは0.01〜5重
量部程度が好ましい。
【0055】熱重合防止剤としてはキノン系、フェノー
ル系等の化合物が好ましく用いられる。例えば、ハイド
ロキノン、ピロガロール、p-メトキシフェノール、カテ
コール、β-ナフトール、2,6-ジ-t-ブチル-p-クレゾー
ル等が挙げられる。エチレン性不飽和結合を有する重合
可能な化合物とバインダーの合計量100重量部に対して1
0重量部以下、好ましくは0.01〜5重量部程度が添加さ
れる。
【0056】酸素クエンチャーとしてはN,N-ジアルキル
アニリン誘導体が好ましく、例えば米国特許4,772,541
号の第11カラム58行目〜第12カラム35行目に記載の化合
物が挙げられる。
【0057】可塑剤としては、フタル酸エステル類、ト
リメリット酸エステル類、アジピン酸エステル類、その
他飽和あるいは不飽和カルボン酸エステル類、枸櫞酸エ
ステル類、エポキシ化大豆油、エポキシ化亜麻仁油、ス
テアリン酸エポキシ類、正燐酸エステル類、亜燐酸エス
テル類、グリコールエステル類などが挙げられる。
【0058】熱溶融性化合物としては、常温で固体であ
り、加熱時に可逆的に液体となる化合物が用いられる。
熱溶融性物質としては、テルピネオール、メントール、
1,4-シクロヘキサンジオール、フェノール等のアルコー
ル類;アセトアミド、ベンズアミド等のアミド類;クマ
リン、桂皮酸ベンジル等のエステル類;ジフェニルエー
テル、クラウンエーテル等のエーテル類;カンファー、
p-メチルアセトフェノン等のケトン類;バニリン、ジメ
トキシベンズアルデヒド等のアルデヒド類;ノルボルネ
ン、スチルベン等の炭化水素類;マルガリン酸等の高級
脂肪酸、エイコサノール等の高級アルコール、パルミチ
ン酸セチル等の高級脂肪酸エステル、ステアリン酸アミ
ド等の高級脂肪酸アミド、ベヘニルアミン等の高級アミ
ンなどに代表される単分子化合物;蜜蝋、キャンデリラ
ワックス、パラフィンワックス、エステルワックス、モ
ンタン蝋、カルナバワックス、アミドワックス、ポリエ
チレンワックス、マイクロクリスタリンワックスなどの
ワックス類;エステルガム、ロジンマレイン酸樹脂、ロ
ジンフェノール樹脂等のロジン誘導体;フェノール樹
脂、ケトン樹脂、エポキシ樹脂、ジアリルフタレート樹
脂、テルペン系炭化水素樹脂、シクロペンタジエン樹
脂、ポリオレフィン系樹脂、ポリカプロラクトン系樹
脂;ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコー
ルなどのポリオレフィンオキサイドなどに代表される高
分子化合物などを挙げることができる。
【0059】更に必要に応じて、感光性層には酸化防止
剤、フィラー、帯電防止剤などを添加してもよい。
【0060】酸化防止剤としては、クロマン系化合物、
クラマン系化合物、フェノール系化合物、ハイドロキノ
ン誘導体、ヒンダードアミン誘導体、スピロインダン系
化合物、硫黄系化合物、燐系化合物などが挙げられ、特
開昭59-182785号、同60-130735号、同61-159644号、特
開平1-127387号、「11290の化学商品」化学工業日報
社,862〜868頁等に記載の化合物及び写真その他の画像
記録材料に耐久性を改善するものとして公知の化合物を
挙げることができる。
【0061】フィラーとしては無機微粒子や有機樹脂粒
子を挙げることができる。この無機微粒子としてはシリ
カゲル、炭酸カルシウム、酸化チタン、酸化亜鉛、硫酸
バリウム、タルク、クレー、カオリン、酸性白土、活性
白土、アルミナ等を挙げることができ、有機微粒子とし
ては弗素樹脂粒子、グアナミン樹脂粒子、アクリル樹脂
粒子、シリコン樹脂粒子等の樹脂粒子、帯電防止剤とし
ては、カチオン系界面活性剤、アニオン系界面活性剤、
非イオン性界面活性剤、高分子帯電防止剤、導電性微粒
子などの他、前出の「11290の化学商品」,875〜876頁
などに記載の化合物なども好適に用いられる。
【0062】感光性層は単層で形成されてもよいし、2
層以上の複数層で構成されてもよい。又、複数層で構成
する場合は組成の異なる感光層で構成してもよく、この
場合は着色剤を含有しない感光層を含んでもよい。感光
性層の厚みは0.2〜10μmが好ましく、より好ましくは0.
5〜5μmである。この膜厚範囲内で、少なくとも500nm
以下の波長範囲の吸光度が3.0以上となるよう構成され
る。
【0063】感光性層は、形成成分を溶媒に分散又は溶
解して塗工液を調製し、前記中間層上に直接積層塗布・
乾燥するか、又は後述するカバーシート上に塗布・乾燥
して形成される。
【0064】上記塗工法に用いる溶媒としては、水、ア
ルコール類(例えばエタノール、プロパノール等)、セ
ロソルブ類(例えばメチルセロソルブ、エチルセロソル
ブ等)、芳香族類(例えばトルエン、キシレン、クロル
ベンゼン等)、ケトン類(例えばアセトン、メチルエチ
ルケトン等)、エステル系溶剤(例えば酢酸エチル、酢
酸ブチル等)、エーテル類(例えばテトラヒドロフラ
ン、ジオキサン等)、塩素系溶剤(例えばクロロホル
ム、トリクロルエチレン等)、アミド系溶剤(例えばジ
メチルホルムアミド、N-メチルピロリドン等)、ジメチ
ルスルホキシド等が挙げられる。
【0065】塗工には、従来から公知のグラビアロール
による面順次塗別け塗布法、押出し塗布法、ワイヤーバ
ー塗布法、ロール塗布法等を採用することができる。
【0066】カバーシートは、感光性層表面に塗工法で
設けた樹脂層、転写箔のように樹脂層を転写したもの、
あるいは樹脂フィルムをラミネートしたものなど用途に
応じて適宜用いることができるが、特に好ましくは樹脂
フィルムである。カバーシートは酸素透過性が低く、か
つ露光光源の波長を吸収及び/又は散乱し難いものが用
いられる。特に波長凡そ300〜2000nmにおいて透過率が4
0%以上、好ましくは60%以上であり、表面平滑性が高
いものが好ましい。
【0067】カバーシートに用いられる樹脂は、ポリビ
ニルアルコール系樹脂、ポリエレンテレフタレート、ポ
リブチレンテレフタレート等のポリエステル系樹脂;メ
チルメタクリレート等のアクリル系樹脂;ポリエチレ
ン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂などが挙
げられ、更には基材として用いることのできる樹脂フィ
ルム、自己支持性のある離型層形成樹脂も好適に用いる
ことができる。
【0068】カバーシートに表面処理を施して置くこと
も好ましく、この表面処理の方法としては、コロナ放電
処理、火炎処理、オゾン処理、紫外線処理、放射線処
理、粗面化処理、化学薬品処理、プラズマ処理、低温プ
ラズマ処理、プライマー処理、グラフト化処理など公知
の樹脂表面改質技術をそのまま適用することができる。
具体的には「高分子表面の基礎と応用(下)」化学同
人,2章、及び/又は「高分子新素材便覧」丸善,8章
等に記載の方法を参照でき、それらを1種あるいは2種
以上を併用することもできる。特に放電処理、プライマ
ー処理が好ましい。カバーシートの厚みは通常1〜200
μmが好ましく、5〜125μmがより好ましい。
【0069】画像形成材料の作成方法は、基材上に形成
した中間層と、カバーシート上に塗布形成した感光性層
とを加熱及び/又は加圧下に積層することである。
【0070】本発明では、上述の基材、中間層、感光性
層、カバーシートの他に、接着性、剥離性、密着性、バ
リア性、保存性等の改良のために他の層を設けてもよ
い。
【0071】次に、本発明の画像形成方法について説明
する。
【0072】画像を形成させるための光源としては、光
重合開始剤に対し活性な電磁波を発生させるものは全て
用いることができる。例えばレーザー、発光ダイオー
ド、キセノンフラッシュランプ、ハロゲンランプ、カー
ボンアーク灯、メタルハライドランプ、タングステンラ
ンプ、高圧水銀ランプ等を挙げることができる。
【0073】キセノンランプ、ハロゲンランプ、カーボ
ンアーク燈、メタルハライドランプ、タングステンラン
プ、高圧水銀ランプ等を用いて一括露光する場合には、
画像形成材料のカバーシート側に、所望露光画像のネガ
パターンを遮光性材料で形成したマスク材料を重ね合わ
せ露光すればよい。
【0074】発光ダイオードアレイ等のアレイ型光源を
使用する場合や、ハロゲンランプ、メタルハライドラン
プ、タングステンランプ等の光源を、液晶、PLZT等の光
学的シャッター材料で露光制御する場合には、画像信号
に応じたデジタル露光をすることが可能である。この場
合はマスク材料を使用せず、直接書き込みを行うことが
できる。
【0075】レーザーの場合には、光をビーム状に絞
り、画像データに応じた走査露光が可能なため、マスク
材料を使用せず、直接書き込みを行うのに適している。
又、レーザーを光源として用いる場合には、露光面積を
微小サイズに絞ることが容易であり、高解像度の画像形
成が可能となる。
【0076】レーザー光源としては、アルゴンレーザ
ー、He-Neガスレーザー、YAGレーザー、半導体レーザー
等を用いることが可能であり、特に前記の近赤外領域に
感度を有する光重合開始剤を用いた場合には、比較的小
型かつ安価で高出力の得られ易い半導体レーザーを好適
に使用することができる。好ましく用いられる半導体レ
ーザーの組成とその発振波長範囲を例示すれば、InGaP
レーザー(0.65〜1.0μm)、AlGaAsレーザー(0.7〜1.0
μm)、GaAsPレーザー(0.7〜1.0μm)、InGaAsレーザ
ー(1.0〜3.5μm)、InAsPレーザー(1.0〜3.5μm)、C
dSnP2レーザー(1.01μm)、GaSbレーザー(1.53μm)
等である。
【0077】露光後の画像形成材料は、感光性層の露光
部と未露光部のカバーシートへの接着性変化を利用し
て、露光後にカバーシートと基材とを必要に応じて加熱
及び/又は加圧しながら一定速度、一定角度で剥離する
ことで露光部又は未露光部よりなる画像をカバーシート
又は基材上に安定して形成することができる。剥離条件
は用いる画像形成材料により最適領域が異なるが、一般
的には90度以上の大きな剥離角度であることが好まし
い。
【0078】必要に応じて形成後の画像の重合を完了さ
せるため画像後露光を行なうことができる。
【0079】後露光工程で照射される光は、レーザー、
キセノンフラッシュランプ、ハロゲンランプ、カーボン
アーク灯、メタルハライドランプ、タングステンラン
プ、赤外線ランプ、高圧水銀灯、蛍光灯、日光等、感光
性層に添加されている光重合開始剤に作用するものであ
れば公知の如何なる光源も使用することができる。
【0080】露光強度、露光時間は、画像形成材料とし
て実用上問題ない程度に硬化することができれば、感光
性層の組成及び層構成、露光装置の条件により適宜設定
すればよい。この場合は一括露光であっても走査露光で
あっても同様の効果が得られる。
【0081】本発明は、これら一連の工程において少な
くとも一度、感光性層を熱処理することを特徴としてい
る。感光性層の熱処理のタイミングとしては、カバーシ
ートあるいは他層上に感光性層を前記の各種方法で形成
した後、画像形成材料を作成後、画像形成材料に上記各
種方法により画像様露光を行った後等、いずれのタイミ
ングにおいて行うことも可能であり、又、タイミングの
異なる二つ以上の工程で熱処理を行っても同様の効果が
期待できる。
【0082】感光性層の加熱方法は、公知の如何なる加
熱方法をも使用できる。加熱温度は40℃以上が好まし
く、より好ましくは40〜200℃である。加熱時間は、加
熱温度・感光性層組成及び層構成・加熱装置等の各条件
により、適宣設定すればよい。又、加熱処理を行うと同
時及び/又は直後に加圧処理を行うことも非常に有効で
あり、加圧方法は公知の如何なる加圧方法をも使用でき
る。
【0083】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に具体的に説
明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
なお、実施例における「部」は、特に断りない限り「有
効成分としての重量部」を表す。
【0084】まず、請求項1〜7を実証する実施例を挙
げる。
【0085】実施例1 厚さ75μmのポリエチレンテレフタレート(PET)フ
ィルム(ダイアホイルヘキスト製:T-100)上に、下記
組成からなる感光性層組成物をワイヤーバー塗布により
乾燥膜厚が3μmとなるよう塗工して感光性層を形成し
た後、遮光状態でドライサーモ(100℃・5分)に投入
し、熱処理を行った。
【0086】感光性層組成物 ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート 35.0部 (日本化薬製:KAYARAD DPHA) ポリメチルメタクリレート樹脂 40.0部 (三菱レーヨン製:ダイアナールBR-83) エチレン・酢酸ビニル共重合体 10.0部 (三井デュポンポリケミカル製:エバフレックスEV-40Y) カーボンブラックのメチルエチルケトン分散物 20.0部(固形分) (御国色素製:DM-022) 2-メチルアントラキノン 2.0部 ハイドロキノン 0.05部 メチルエチルケトン 400部 次に、コロナ放電処理(80W/m2/min)を施した厚さ5
0μmのPETフィルム(T-100:前出)の処理面と上記
感光性層面を重ね合わせ、100℃、1.2kg/cm2、10mm/s
ecの条件下に一対の熱圧ロール間を通過させて感光性層
上にカバーシートを有する画像形成材料を作成した。こ
の時の画像形成材料の吸光度は350nm〜可視域の範囲で
最低4.0であった。
【0087】作成した画像形成材料のカバーシート側か
ら半導体レーザーにより下記条件で画像様に走査露光を
行ったところ、基材(厚さ75μmのPETフィルム)上
には感光性層未露光部よりなる画像が、カバーシート側
には感光性層露光部よりなる画像が形成された。
【0088】光源:LT090MD(シャープ製:出力100mW、
主波長830nm) 光学効率:67% 露光ビーム径:10μm 露光ピッ
チ: 6μm このようにして得られた画像の吸光度は350nm〜可視域
で4.0以上であり、露光前の吸光度を保持していた。
又、解像性は8μmの線幅を良好に再現しており、網点1
50線/inchの3〜97%迄を再現していた。
【0089】比較例1 感光性層を塗布形成した後のドライサーモ処理を省いた
以外は実施例1と全く同様にして画像形成材料を作成
し、同様に画像形成を行ったところ、実施例1と同等の
画像を得るためには55カウントの露光量が必要であっ
た。
【0090】実施例2 厚さ75μmのPETフィルム(T-100:前出)上に、下
記組成からなる中間層をワイヤーバー塗布により乾燥膜
厚が15μmとなるよう塗工して中間層付き基材を作成し
た。
【0091】中間層 エチレン・酢酸ビニル共重合体 15部 (三井デュポンポリケミカル製:エバフレックスEV-210) トルエン 85部 コロナ放電処理(80W/m2/min)を施した厚さ50μmの
PETフィルム(T-100:前出)上に、下記組成からな
る感光性層組成物をワイヤーバー塗布により乾燥膜厚が
4μmとなるよう感光性層を設けて画像形成材料を作成し
た。この時の画像形成材料の吸光度は350nm〜可視域の
範囲は最低3.2であった。
【0092】感光性層組成物 ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート 30.0部 (KAYARAD DPHA:前出) ポリメチルメタクリレート樹脂 30.0部 (ダイアナールBR-83:前出) イエロー顔料のメチルエチルケトン分散物 12.0部(固形分) (御国色素製:MHI-534) マゼンタ顔料のメチルエチルケトン分散物 12.0部(固形分) (御国色素製:MHI-890) シアン顔料のメチルエチルケトン分散物 12.0部(固形分) (御国色素製:MHI-454) シアニン色素(Kayasorb CY-10:前出) 0.6部 リチウムブチルトリフェニルボレート 1.7部 1-フェニル-5-メルカプトテトラゾール 0.9部 メチルエチルケトン 400部 感光性層は乾燥後、遮光状態でドライサーモ(60℃・10
分)に投入し、熱処理を行った。その後、前記中間層付
き基材の中間層面と上記感光性層面を重ね合わせ、100
℃、1.2kg/cm2、10mm/secの条件下で一対の熱圧ロー
ル間を通過させて画像形成材料を作成した。
【0093】作成した画像形成材料のカバーシート側か
ら実施例1と同条件下で画像様に走査露光を行った。
【0094】露光後の画像形成材料の基材とカバーシー
トとを、25℃、80cm/secで剥離したところ、カバーシ
ート側に露光部よりなる画像が鮮明に得られ、未露光部
は全て中間層上に引き抜かれた。
【0095】このようにして得られた露光部画像の吸光
度は350nm〜可視域で最低3.2であり、露光前の感光性層
の吸光度を保持していた。
【0096】解像性は10μmの線幅を良好に再現してい
た。又、画像形成に必要な露光エネルギーは0.8mJ/cm2
であった。
【0097】実施例3 中間層付き基材の中間層面と感光性層面を重ね合わせ、
画像形成材料を作成した後に、遮光状態でドライサーモ
(60℃・10分)による感光性層熱処理を行った以外は実
施例1と同様に画像形成を行った。
【0098】このようにして得られた露光部画像の吸光
度は350nm〜可視域で最低3.2であり、露光前の感光性層
の吸光度を保持していた。
【0099】解像性は10μmの線幅を良好に再現してい
た。又、画像形成に必要な露光エネルギーは0.9mJ/cm2
であった。
【0100】実施例4 作成した画像形成材料のカバーシート側から画像様に走
査露光を行った後、遮光状態でドライサーモ(60℃・10
分)による感光性層熱処理を行った以外は実施例1と同
様に画像形成を行った。
【0101】このようにして得られた露光部画像の吸光
度は350nm〜可視域で最低3.2であり、露光前の感光性層
の吸光度を保持していた。
【0102】解像性は10μmの線幅を良好に再現してい
た。又、画像形成に必要な露光エネルギーは0.9mJ/cm2
であった。
【0103】実施例5 感光性層組成物を以下のものに変更し、乾燥膜厚2.0μm
となるよう塗布・形成した後、遮光状態でドライサーモ
(100℃・5分)に投入した以外は実施例1と同様にして
画像形成材料を作成した。
【0104】この感光性層の吸光度は350〜可視範囲で
は最低4.3であった。感光性層組成物 ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート 40.0部 (KAYARAD DPHA:前出) ポリメチルメタクリレート樹脂 45.0部 (ダイアナールBR-83:前出) カーボンブラックのMEK分散物 20.0部 (DM-022:前出) 2-メチルアントラキノン 2.0部 ハイドロキノン 0.05部 メチルエチルケトン 400部 上記画像形成材料に、明室感材用プリンターにより下記
条件で網ネガを感光性着色シート支持体側より密着露光
した。
【0105】光源:P-627-HA (大日本スクリーン製) 露光チャート:プレートコントロールウエッジUGRA PCW
82 露光量:25カウント 露光後の画像形成材料の中間層付き基材とカバーシート
を、25℃・80cm/secで剥離したところ、中間層付き基
材の中間層上に感光性層の未露光部よりなる画像が、感
光性着色シート側には感光性層の露光部よりなる画像が
形成された。
【0106】このようにして得られた画像の吸光度は、
両者とも350〜可視域で4.0以上であり、解像性は6μmの
線幅を良好に再現しており、網点150線/inchの2〜98
%迄を良好に再現していた。
【0107】更に、カバーシート側に形成された感光性
層露光部よりなる画像を製版フィルムとして用い、ネガ
型PS版へ密着焼付け現像を行ったところ、非画像部の汚
れが全くない良好な印刷版が作成できた。
【0108】実施例6〜10 感光性層の熱処理のタイミンング及び熱処理条件を以下
の様に変更した以外は実施例5と同様に画像形成を行っ
た。
【0109】実施例6:熱処理を感光性層乾燥後、ドラ
イサーモ(100℃・10分)にて行う。
【0110】実施例7:熱処理を画像形成材料作成後、
熱圧ローラー(80℃・10mm/sec・1.2kg/cm)にて行
う。
【0111】実施例8:熱処理を画像形成材料作成後、
熱圧ローラー(80℃・10mm/sec・4.5kg/cm)にて行
う。
【0112】実施例9:熱処理をマスク露光後、熱圧ロ
ーラー(80℃・10mm/sec・1.2kg/cm)にて行う。
【0113】実施例10:熱処理をマスク露光後、熱圧ロ
ーラー(80℃・10mm/sec・4.5kg/cm)にて行う。
【0114】比較例1:実施例2の画像形成材料を用い
た画像形成において、熱処理を行わない以外は実施例2
と同様に画像形成を行った。
【0115】比較例2:実施例5の画像形成材料を用い
た画像形成において、熱処理を行わない以外は実施例5
と同様に画像形成を行った。
【0116】実施例2、5〜10及び比較例1、2で作成
した剥離現像画像について、それらの画像形成の感度
(露光量又は露光エネルギー)、画像の解像性(網点再
現性又は最小再現線幅)、画像部の均一性の観察結果を
評価した。
【0117】結果を以下に示す。
【0118】 画像形成 解 像 性 画像均一性 感 度 実施例5 2〜98% 良好 20カウント 実施例6 3〜97% 良好 35カウント 実施例7 1〜98% 良好 25カウント 実施例8 3〜97% 良好 35カウント 実施例9 2〜97% 良好 30カウント 実施例10 3〜96% 良好 40カウント 比較例2 3〜98% やや劣る 75カウント 実施例2 10μm 良好 0.8mJ/cm2 比較例1 10μm やや劣る 2.0mJ/cm2 解像性:%表示は網点再現性(150線/inch)、μm表示
は再現し得た最小細線幅 感度:カウント表示は明室プリンターの露光量、mJ/cm
2表示は画像形成材料面でのレーザーの露光エネルギー 実施例11 本実施例は請求項8〜14を実証するものである。
【0119】厚さ100μmのPETフィルム(T-100:前
出)上に、下記組成からなる中間層をワイヤーバー塗布
により乾燥膜厚が15μmとなるよう塗工した。
【0120】中間層 エチレン・酢酸ビニル共重合体 15部 (エバフレックスEV-210:前出) トルエン 85部 上記中間層上に下記組成からなる感光性層組成物をワイ
ヤーバー塗布により乾燥膜厚が2μmとなるよう塗工し
た。
【0121】感光性層組成物 ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート 29.0部 (KAYARAD DPHA:前出) ポリメチルメタクリレート樹脂 9.7部 (ダイアナールBR-83:前出) イエロー顔料のメチルエチルケトン分散物 19.4部(固形分) (MHI-534:前出) マゼンタ顔料のメチルエチルケトン分散物 19.4部(固形分) (MHI-890:前出) シアン顔料のメチルエチルケトン分散物 19.4部(固形分) (MHI-454:前出) シアニン色素 0.6部 (日本化薬製:Kayasorb CY-10) リチウムブチルトリフェニルボレート 1.7部 1-フェニル-5-メルカプトテトラゾール 0.9部 メチルエチルケトン 400部 更に感光性層上に、カバーシートとして厚さ25μmのP
ETフィルム(ダイアホイルヘキスト製:T-25 )を80
℃、2.5kg/cm2、10mm/secの条件下に貼り合わせて画
像形成材料を作成した。
【0122】作成した画像形成材料のカバーシート保護
層側から半導体レーザーにより実施例1と同条件で画像
様に走査露光を行った。
【0123】画像露光後、下記条件で基材とカバーシー
トとを剥離現像し、画像を得た。
【0124】剥離現像条件1 剥離角度が120°で一定なるように、50cm/secの剥離速
度で剥離した。
【0125】剥離現像条件2 図4に示す様に、半径50mmの一対のシリコンゴムローラ
ーに沿って、基材及びカバーシートを35cm/secの速度
で搬送しながら剥離した。
【0126】剥離現像条件3 図5に示す様に、半径40mm及び半径100mmの一対のシリ
コンゴムローラーに沿って、基材及びカバーシートを35
cm/secの速度で剥離した。
【0127】剥離現像条件4 図6に示す様に、ガイド上を65cm/secの速度で搬送し
ながら、カバーシートを半径75mmのガイドローラーに沿
って剥離した。
【0128】比較例1 剥離現像を下記条件で行った他は実施例1と同様にして
画像を形成した。
【0129】剥離現像条件5 剥離角度が75°で一定なるように、50cm/secの剥離速
度で剥離した。
【0130】剥離現像条件6 剥離角度が120°で一定なるように、20mm/secの剥離速
度で剥離した。
【0131】画像は全て、カバーシート上には感光性層
の露光部からなる画像が、画像形成材料上には未露光部
よりなる画像が形成された。
【0132】得られた画像の解像性を評価したところ、
以下に示す通りであった。
【0133】 ここで、細線再現性、小点再現性は下記の基準で5段階
評価した。
【0134】《細線再現性》 ◎:ネガ像、ポジ像共に幅10μmの細線を再現してい
る。
【0135】○:ネガ像、ポジ像共に幅15μmの細線を
再現している。
【0136】△:ネガ像又はポジ像のいずれか一方が幅
15μmの細線を再現している。
【0137】×:ネガ像、ポジ像共に幅20μmの細線が
再現できない。
【0138】《小点再現性》 ◎:150線の網点を2〜98%再現できる。
【0139】○:150線の網点を5〜95%再現できる。
【0140】△:150線の網点を10〜90%再現できる。
【0141】×:150線の網点の11%以下、91%以上が
再現できない。
【0142】
【発明の効果】前述の感光性層を有する画像形成用材料
への画像露光と剥離現像によるドライな処理を組み合わ
せることにより、環境上問題や廃液の処理が必要で、な
おかつ大きな処理装置を必要とする液体処理をすること
なく、簡便に、高濃度、高解像度な画像形成を十分な速
度で行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成方法に用いる画像形成材料の
一例の断面図
【図2】本発明の画像形成方法の一例を示すプロセス図
【図3】画像形成プロセスの剥離現像の剥離角度を示す
【図4】本発明の画像形成方法における剥離現像の一形
態を示す模式図(実施例1の剥離現像条件2)
【図5】本発明の画像形成方法における剥離現像の他の
一形態を示す模式図(実施例1の剥離現像条件3)
【図6】本発明の画像形成方法における剥離現像の他の
一形態を示す模式図(実施例1の剥離現像条件4)
【符号の説明】
1 画像形成材料の基材 2 中間層 3 感光性層 3a 感光性層露光部(硬化部) 3b 感光性層未露光部(非硬化部) 4 カバーシート 5 網ネガマスク θ 剥離角度 6 シリコンゴムローラー 7 ガイドローラー 8 搬送ローラー 9 ガイド板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03F 7/38 501 7124−2H (72)発明者 竹山 敏久 東京都日野市さくら町1番地コニカ株式会 社内 (72)発明者 駒村 大和良 東京都日野市さくら町1番地コニカ株式会 社内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材上に、少なくともエチレン性不飽和
    結合を有する重合可能な化合物、光重合開始剤及び着色
    剤を含有する感光性層、活性光線透過性のカバーシート
    を、この順に積層した画像形成材料を用い、画像露光
    後、剥離現像により基材上及び/又はカバーシート上に
    画像を形成する画像形成方法において、剥離現像工程以
    前のいずれかの工程において、少なくとも1度、感光性
    層熱処理を行うことを特徴とする画像形成方法。
  2. 【請求項2】 基材と感光性層の間に中間層を設けてな
    る画像形成材料を用いることを特徴とする請求項1記載
    の画像形成方法。
  3. 【請求項3】 感光性層熱処理温度が40℃以上であるこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成方法。
  4. 【請求項4】 感光性層熱処理を少なくとも材料作成時
    に行うことを特徴とする請求項3記載の画像形成方法。
  5. 【請求項5】 感光性層熱処理を少なくとも材料完成後
    に行うことを特徴とする請求項3記載の画像形成方法。
  6. 【請求項6】 感光性層熱処理を少なくとも露光後に行
    うことを特徴とする請求項3記載の画像形成方法。
  7. 【請求項7】 感光性層熱処理を行うと同時/又は直後
    に加圧することを特徴とする請求項4〜6のいずれかに
    記載の画像形成方法。
  8. 【請求項8】 基材上に、中間層、少なくともエチレン
    性不飽和結合を有する重合可能な化合物、光重合開始剤
    及び着色剤を含有する感光性層、活性光線透過性のカバ
    ーシートを、この順に積層した画像形成材料を用い、画
    像露光後、剥離現像により基材上及び/又はカバーシー
    ト上に画像を形成する画像形成方法において、中間層を
    構成する樹脂のガラス転移点〜軟化点の温度で、剥離角
    度90〜180度かつ30mm/sec以上の速度で剥離現像を行う
    ことを特徴とする画像形成方法。
  9. 【請求項9】 基材上に、中間層、少なくともエチレン
    性不飽和結合を有する重合可能な化合物、光重合開始剤
    及び着色剤を含有する感光性層、活性光線透過性のカバ
    ーシートを、この順に積層した画像形成材料を用い、画
    像露光後、剥離現像により基材上及び/又はカバーシー
    ト上に画像を形成する画像形成方法において、基材、カ
    バーシートの少なくとも一方を一定の曲率を有する円筒
    の外周面を搬送させつつ行うことを特徴とする画像形成
    方法。
  10. 【請求項10】 剥離現像時の基材の曲率半径とカバー
    シートの曲率半径が同一でないことを特徴とする請求項
    9記載の画像形成方法。
  11. 【請求項11】 剥離現像時の基材の曲率半径とカバー
    シートの曲率半径のうち小さいほうの曲率半径が150mm
    以下であることを特徴とする請求項10記載の画像形成
    方法。
  12. 【請求項12】 剥離現像を、中間層を構成する樹脂の
    ガラス転移点〜軟化点の温度で行うことを特徴とする請
    求項9〜11のいずれかに記載の画像形成方法。
  13. 【請求項13】 剥離現像後、後露光により画像を定着
    する工程を有することを特徴とする請求項8〜11のい
    ずれかに記載の画像形成方法。
  14. 【請求項14】 画像形成材料が光重合開始剤としてカ
    チオン染料の硼素塩を含有することを特徴とする請求項
    8〜13のいずれかに記載の画像形成方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1624343A3 (en) * 2004-08-03 2008-07-23 E.I. Du Pont De Nemours And Company Method and apparatus for thermal development with development medium remover
EP1657593A3 (en) * 2004-11-12 2008-08-13 E.I. du Pont de Nemours and Company An apparatus and process for forming a printing form having a cylindrical support

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