JPH03135564A - 画像形成方法および画像形成媒体 - Google Patents

画像形成方法および画像形成媒体

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JPH03135564A
JPH03135564A JP25972889A JP25972889A JPH03135564A JP H03135564 A JPH03135564 A JP H03135564A JP 25972889 A JP25972889 A JP 25972889A JP 25972889 A JP25972889 A JP 25972889A JP H03135564 A JPH03135564 A JP H03135564A
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Japan
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light
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Application number
JP25972889A
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English (en)
Inventor
Kenji Kagami
加々美 憲二
Masao Suzuki
雅雄 鈴木
Masato Katayama
正人 片山
Tetsuro Fukui
哲朗 福井
Akihiro Mori
明広 毛利
Kazuo Isaka
井阪 和夫
Susumu Nakamura
晋 中村
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Canon Inc
Oriental Photo Industrial Co Ltd
Original Assignee
Canon Inc
Oriental Photo Industrial Co Ltd
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Publication date
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  • Non-Silver Salt Photosensitive Materials And Non-Silver Salt Photography (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、光によりポリマー像を形成する画像形成方法
および画像形成媒体に関する。
[従来の技術1 画像の形成あるいは記録に使われるエネルギーには、光
、音、電気、磁気、熱、粒子線(電子線、X線)、ある
いは化学エネルギーなどがあるが、そのうち特に、光、
電気、熱エネルギーあるいはこれらの組合わせが良く使
われている。
例えば、光エネルギーと化学エネルギーの組合わせを用
いる画像形成方法には、銀塩写真力やジアゾ複写紙など
を用いる方法がある。また、光エネルギーと電気エネル
ギーの組合わせによる方法としては、電子写真システム
がある。さらに、熱エネルギーを利用する方法には、感
熱記録紙や転写記録紙などを用いた方法があり、一方、
電気エネルギーを利用するものとして静電記録紙、通電
記録紙、放電記録紙などを用いる方法が知られている。
上述した画像形成方法のうち、高解像度の画像が得られ
るものに銀塩写真法がある。しかしながら、銀塩写真法
においては、煩雑な液剤を用いた現像・定着処理や画像
(プリント)の乾燥処理などが必要とされる。
そこで、画像形成を簡易な処理によって行なえる画像形
成方法の開発が盛んに行なわれている。
例えば、特開昭61−69062号公報等により、ハロ
ゲン化銀の感光反応をトリガーとして乾式(熱)重合反
応を生起させ、ポリマーからなる画像を形成する方法が
知られている。
この方法は煩雑な湿式処理が不要であるという利点を有
するが、ポリマーの形成速度(重合性化合物の重合速度
)が遅く、ポリマー像の形成に時間がかがるという欠点
があった。なお、この欠点は、加熱処理過程においてハ
ロゲン化銀から画像露光により生じた銀と還元剤との反
応から生成する反応中間体(重合開始剤として機能する
)が極めて安定で重合開始剤としての活性が低く、重合
反応がすみやかに進みにくいためと考えられる。
一方、これに対して重合速度を早めるために、熱重合開
始剤を併用させた方法が特開昭62−70836号公報
に開示されている。
この方法は、画像露光によりハロゲン化銀から生じた銀
核により潜像を形成させ、この銀核の触媒作用を利用し
て、還元剤を加熱下で該還元剤と異なる重合禁止能を有
する酸化体に変換することにより、還元剤と生成した酸
化体との重合禁止能の差を生じさせるとともに、熱重合
開始剤を利用した熱重合反応を起させ、その結果形成さ
れた重合禁止能の差に応じたポリマー像を形成する方法
である。
ところが、この方法においては、ポリマー像に良好なコ
ントラストが取れにくいという欠点があった。
この欠点は、潜像部で起こる酸化体の生成のための酸化
還元反応とポリマー像形成のための重合反応を同一熱処
理工程中で起こさせるために、これらの反応が競争反応
となり、それぞれの反応が効率よく進まないためと考え
られる。
また、この方法による画像形成は、例えば、還元剤の■
を少量変えるだけで重合する場所が像露光部になったり
像未露光部になったりするという非常に不安定なもので
あった。
更に、特開昭61−75342号公報には、重合禁止能
を有する還元剤を、ハロゲン化銀の現像過程において画
像状(像露光部)に消費して酸化体と成し、残りの還元
剤によって重合反応を画像状(像未露光部)に禁止した
うえで外部から均一に光エネルギーを注入(全面露光)
して、還元剤が消費された部位(像露光部)で光重合を
起し、ポリマー像を形成する方法が開示されている。
上記方法においては、ハロゲン化銀を利用したために潜
像書き込みにおける感度に優れ、画像形成の書き込みか
ら全面露光までの各過程が効率良く分離される等の利点
を有するものであるが、十分なコントラストのポリマー
像を得ることは困難である。
以下、その原因について述べる。
上記方法において用いられる還元剤は、元々重合禁止剤
としての作用をもち、かつハロゲン化銀を還元した後は
重合禁止剤としての作用を失う還元剤である。したがっ
て、像露光部の還元剤を十分に酸化体に変換しないと、
十分な重合が行なわれない。しかし、現像時の熱エネル
ギーを十分量付与して、像露光部の還元剤を十分に酸化
体へ変化させようとすると、像未露光部でも酸化還元反
応が起ってしまう。また逆に、現像時の熱エネルギー付
与量を少なくして、像未露光部での酸化還元反応が起き
ないようにすると、像露光部での酸化体への変換が十分
には進行しない。この場合の酸化還元像の像露光部は重
合しにくいので、全面露光における光エネルギー付与量
を多くしなければならず、その付与量の増大に伴ない像
未露光部での不必要な重合も起ってしまう。また重合さ
せようとする部位に金属銀が析出しているため、全面露
光による光が吸収され、像露光部と像未露光部での照射
エネルギーに差が生じ、像未露光部の重合がより進行し
やすくなり、結局、十分なコントラストのポリマー像は
得られない。
以上のような方法により形成されるポリマー像は、重合
部分と未重合部分からなる画像である。
このポリマー像を可視化、更には色画像化することを目
的として、特開昭61−75342号公報等には、重合
部と未重合部との物性等の差を利用した種々の方法が開
示されている。例えば、重合部分を溶かさず未重合部分
の層を溶かす液体で処理して、未重合部分を溶出除去す
る方法(エツチング処理)、あるいは重合部分と未重合
部分の接着性の差を利用して、プラスチックフィルム等
のシートを密着してのち剥離し、重合部分と未重合部分
を乾式で分離する方法(ビールアパート処理)、更には
ポリマー像を色画像化する場合には、あらかじめ光重合
層を顔料や染料で着色しておき、これを溶出(上記エツ
チング処理)または剥離(上記ビールアパート処理)す
ることにより色画像化する方法、あるいは未重合部位の
粘着性を利用し、着色粉末で選択的に着色する(トーニ
ング処理およびインキング処理)か、重合部位と未重合
部位の液体浸透性の差を利用して色素溶液で処理して未
重合部位を選択的に染色する方法などが開示されている
しかしながら、前述したように、従来のポリマー像形成
方法においては、十分なコントラストを有するポリマー
像が得られないので、これらポリマー像の可視化および
色画像化の為の何れの方法を用いても、得られる可視画
像および色画像のコントラストは不十分であり、とりわ
け、高精細な可視画像および色画像を得ることは困難で
あった。
また、特開昭55−50246号公報には、光重合性組
成物層、透明中間フィルムおよび熱現像型感光性組成物
層を有し、像露光および加熱により熱現像型感光性組成
物層の露光部に生じた金属銀の光吸収を利用して、光重
合性組成物層にポリマー像を形成する感光性平版印刷版
材料が開示されている(最終的にビールアパート処理に
より版とする)。
しかしながら、金属銀の光吸収特性はフラットであるた
め、特定の波長を吸収する能力は十分とはいい難い。十
分に光を吸収させるためには、感光層を厚くする必要が
ある。その結果、ポリマー像の解像度が低下してしまう
。また、単位面積当りの有機銀塩の量を増やして十分に
光を吸収させる方法をとると、画像形成媒体の保存安定
性が低下する問題があった。
〔発明が解決しようとする課題1 本発明は、有機銀塩の使用量が少なくても解像度および
コントラストの優れた画像が得られる画像形成方法、お
よび画像形成媒体を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段1 上記課題を解決可能な本発明の画像形成方法は、 少なくとも感光性ハロゲン化銀、有機銀塩、還元剤、重
合性ポリマー前駆体および光重合開始剤を含有する画像
形成媒体に対し、像露光し、加熱することにより前記画
像形成媒体中に光吸収性有機化合物を生成し、前記光吸
収性有機化合物の生成した前記画像形成媒体に重合露光
をして前記重合性ポリマー前駆体を重合させる際に、前
記光吸収性有機化合物の生成した部分で前記光吸収性有
機化合物の光吸収特性を利用することにより、前記重合
性ポリマー前駆体の重合を抑制することを特徴とするも
のである。
更に、本発明の画像形成方法は、少なくとも感光性ハロ
ゲン化銀、有機銀塩および還元剤を含有する感光体に対
し、画像露光し、加熱することにより前記感光体中に光
吸収性有機化合物を生成し、前記光吸収性有機化合物の
生成した前記感光体に、少なくとも重合性ポリマー前駆
体および光重合開始剤を含有する重合形成体を積層した
後、前記感光体および前記重合形成体に重合露光をして
前記重合性ポリマー前駆体を重合させる際に、前記光吸
収性有機化合物の生成した部分で前記光吸収性有機化合
物の光吸収特性を利用することにより、前記重合性ポリ
マー前駆体の重合を抑制することを特徴とするものであ
る。
また、本発明の画像形成媒体は、像露光および加熱によ
り互いに反応して光吸収性有機化合物を生成する感光性
ハロゲン化銀、有機銀塩および還元剤と、重合性ポリマ
ー前駆体および光重合開始剤とを少なくとも含有する画
像形成媒体であって、前記光吸収性有機化合物は、前記
光重合開始剤が感度を有する波長の光を吸収するもので
あることを特徴とするものである。
本発明の画像形成媒体は、第1図に示すように、支持体
2上に少なくとも画像形成層lを有する。画像形成層1
には、感光性ハロゲン化銀、有機銀塩、還元剤、重合性
ポリマー前駆体および光重合開始剤とを含有する。本発
明の画像形成媒体は、画像形成層1に露光および加熱(
熱現像)がなされると、画像形成層1に含有する有機銀
塩と還元剤とが酸化還元反応し、その反応によって生成
される酸化体が光吸収性有機化合物となるものである。
あるいは、有機銀塩と還元剤との反応によって生成され
る酸化体が更にカプラーと反応して光吸収性有機化合物
が生じるものである。
さて、上記の画像形成媒体を用いて、画像を形成するに
は、まず、第1図に示すように像露光過程において、支
持体2上の画像形成Nlに対し、マスク等によるアナロ
グ露光、外部電気信号または光信号等の画像信号をレー
ザー等により露光するデジタル露光によって所望の画像
を露光する(hVl)。その結果、露光部la内の感光
性ハロゲン化銀から銀核3が生成し、これが潜像を形成
する。銀核3は有機銀塩と還元剤との熱反応の触媒とな
る。
なお、この潜像の書き込みにおける露光の条件には、得
られたポリマー像に十分なコントラスト等の所望の特性
を得ることの出来る条件を、画像形成媒体中に含有させ
た感光性ハロゲン化銀の濃度、種類等に応じて適宜選択
して用いれば良い。
本発明の画像形成方法は、この像露光の過程において感
光性ハロゲン化銀を使用するので、高感度な書き込みが
可能となる。
次に、加熱過程において、潜像が形成された画像形成層
1を加熱すると、第2図に示すように露光部1aにおい
て選択的に銀核3が触媒として作用し、有機銀塩と還元
剤とが反応し、有機銀塩は銀原子(金属銀)に還元され
ると同時に、還元剤は酸化されて酸化体5となる。この
酸化体5が光吸収性を有する。あるいは、酸化体5が更
にカブラーと反応して光吸収性を有する有機化合物を生
ずる場合もある。
この加熱過程における加熱は、酸化還元反応の進行およ
び光吸収性有機化合物の生成に必要な条件を適宜選択し
て行なう。加熱温度は媒体の組成等に応じて一概には言
えないが、60℃から200℃、より好ましくは70℃
から150℃で1秒から5分、より好ましくは3秒から
60秒間加熱処理をすればよい。一般的に高温では短時
間で済み、低温では長時間加熱が必要となる。
加熱手段としてはホットプレート、ヒートロール、サー
マルヘッドなどを使用する方法の他に、支持体の発熱素
子上に通電して加熱する方法や、1ノーザー光照射によ
る加熱方法などが利用できる。
続いて、重合過程に移り画像形成層1に重合露光(hν
2)を行なう。画像形成層1の全面に重合露光(hν、
)を行なうと、像未露光部1bにおいては、光重合開始
剤の作用により重合性ポリマー前駆体が重合する。一方
、像露光部1aにおいては、光吸収性有機化合物が存在
するので、重合露光の波長光がそれに吸収されてしまい
、像未露光部1bと比較して重合が進まない。従って、
像露光部1aと像未露光部1bとでポリマーの形成状態
に差が生じ、第3図に示すようなポリマー部分6が選択
的に形成される。つまりポリマー像が形成される。
重合過程において、画像形成層1を全面露光する光は、
光重合開始剤(本発明においては、増感剤も含めて光重
合開始剤とする)が感度を有し、かつ、光吸収性有機化
合物が吸収する波長の光(有効波長光)である。
ただし、所望のポリマー像を得られる範囲内において、
有効波長光以外の波長光を併用しても良い、また、波長
域を制限する必要がある場合には、例えば、カットフィ
ルター等を用いて露光を行なえば良い。
本発明において、有効波長光が存在し、コントラストの
よい画像を形成するためには、光吸収性有機化合物の光
吸収特性と、光重合開始剤の光吸収特性とが以下に説明
する条件を満たすことが好ましい。なお、本発明で光吸
収特性は、日本分光工業社製、UVIDEO−650で
測定したものである。また、リファレンスとしては、空
気を用いた。
光吸収性有機化合物の光吸収特性は、所定の波長で吸収
ピークを持つ、この光吸収性有機化合物の吸収ピークは
、画像形成層に光吸収性有機化合物が生成した時点、す
なわち、像露光過程および加熱過程が終了した時点で第
4図に示すように画像形成媒体の像露光および加熱され
た部分の光吸収特性f(ん)を測定すればほぼ特定でき
る。
なお、画像形成媒体の像露光および加熱された部分の光
吸収特性は、吸収ピークのO,D値A+が像露光過程お
よび加熱過程の条件で色々と変化するため、本発明では
、A、=3.0となるときの光吸収特性をf(λ)とす
る。
ところで、第4図に示す光吸収特性f(λ)は、光吸収
性有機化合物の光吸収特性だけを示すものではなく、そ
の他の成分、例えば、吸収ビーりを有する光重合開始剤
の光吸収特性も含むものである。このため、f(λ)の
吸収ピークの波長λ1が、必ずしも光吸収性有機化合物
の吸収ピーク波長とはいえない。
そこで、光吸収性有機化合物の生成していない状態、す
なわち、像露光および加熱のされていない画像形成媒体
の光吸収特性g(λ)(第5図)を測定し、第6図に示
すようにf(λ)からg(λ)をひいた第1差スペクト
ルG(ん)を求め、この第1差スペクトルG(λ)の吸
収ピーク波長λ3を求める。第1差スペクトルG(λ)
は光重合開始剤、その他の成分の影響を除いた吸収特性
となるため、G(λ)の吸収ピーク波長λ。
は光吸収性有機化合物の吸収ピーク波長に一致し、G 
(λ、)はえ、における光学濃度を表わす。
ただし、像露光および加熱された画像形成媒体の光吸収
特性f(λ)には、像露光および加熱によって生じた金
属銀の吸収特性も含まれているため(像露光されていな
い部分には金属銀は生じていないため、g(λ)には金
属銀の吸収特性は含まれていない)、第1差スペクトル
G(λ)にも、なお金属銀の光吸収特性は含まれている
。しかしながら、金属銀は、はぼ一定の光吸収を示し、
大きな吸収ピークを持たない。従って、第1差スペクト
ルG(λ)の吸収ピーク波長λ3が光吸収性有機化合物
の吸収ピーク波長となる。
金属銀の光吸収特性は、前述したようにほぼ一定で、第
6図に示すG(λ)でフラットな部分が金属銀の光吸収
特性を示す9本発明では波長800nmにおける吸収(
A2−A4 )を金属銀の光吸収特性とした。A2はf
(λ)の800nmにおける吸収で、A4はg(λ)の
800nmにおける吸収である。A、とA4の差は、露
光部に金属銀が生成したことによる。
本発明におい°Cは、光吸収性有機化合物の吸収ピーク
を与える波長と、光重合開始剤の吸収ピークを与える波
長とが大きく違っていると、光吸収性有機化合物の作用
が低下し、鮮明な画像が得にくくなる。
本発明者らの研究によれば、第1差スペクトルG(λ)
からさらに金属銀の吸収(第6図の(A2  A4 )
 )をひいた第2差スペクトルF(λ)(第7図)を考
え、この第2差スペクトルF(λ)の半値値をW、/2
としたとき、光重合開始剤の吸収ピークを与える波長λ
6が、λ、±0.8 W+/2 (7)範囲内、更ニλ
3 +0.5 Wwz (7)範囲にあれば、鮮明な画
像が得られることがわかった。すなわち、λ6=λ、±
aWI/2としたとき、aはO≦a≦0.8、更にはO
≦a≦0.5であることが好ましい。
第2差スペクトルF(λ)には金属銀の吸収は含まれて
おらず、光吸収性有機化合物だけの光吸収特性と考える
ことができる。この第2差スペクトルF(λ)から、 1/2 F (λ3)=F(λ4)=F(λ8)となる
λ4およびλもが一義的に決まり、半値中W1/2=λ
、−λ4が求まる。
第8図に、本発明における光吸収性有機化合物の吸収ピ
ーク波長λ3と光重合開始剤の吸収ピーク波長λBとの
関係を示した。なお、第8図において、■(λ)は光重
合開始剤の光吸収特性を示す。
画像形成層が5後に説明するように、感光層と重合層に
分離され、感光層に像露光および加熱を行なった後に、
感光層と重合層を積層してポリマー像を形成する場合(
分離プロセス)には、f(λ)は像露光および加熱がさ
れ、A、=3.0のときの感光体の光吸収特性とし、g
(λ)は像露光および加熱のされていない感光体の光吸
収特性とすれば良い。また、この場合、光重合開始剤の
吸収ピーク波長は、重合層の光吸収特性を求め、その吸
収ピーク波長から特定することができる。
画像形成層が一層で構成されている場合、および後に説
明するように重合層および感光層を含む多層で構成され
、像露光がなされる前にすでに重合層および感光層が積
層されている場合、f(λ)およびg(λ)の求め方は
、すでに説明したとおりであるが、この場合の光重合開
始剤の吸収ピーク波長はg(λ)の吸収ピーク波長と一
致する。ずなわち、λ2とλ、は一致する。
第6図において、G(λ3)と金属銀の光学濃度(AH
A4)との関係: G(λ3)/ (A2 A4)=k かに≧1.5であれば、有機銀塩の使用量が少なくても
容易にコントラストのよい鮮明な画像を得ることができ
る。
本発明の方法により画像形成するにあたって、像露光過
程および加熱過程が終了した時点で、画像形成媒体(分
離プロセスの場合は感光層)の吸収ピーク(光吸収性有
機化合物によるもの)の0、D値が3.0以上であるこ
とが好ましい。前述したkが1.5以上であると、画像
形成媒体(分離プロセスの場合は感光層)の吸収ピーク
のO,D値を容易に3.0以上とすることができる。
また、第5図のg(λ)でO,D値 A3=gCλ2) (分離プロセスの場合は重合層の吸収ピークにおけるO
、D値)が高すぎても画像のコントラストが低くなるた
め、O,D値As=g(λ2)は、像露光過程および加
熱過程が終了した時点で、画像形成媒体(分離プロセス
の場合は感光層)の吸収ピーク(光吸収性有機化合物に
よるもの)の1/2以下、更には1/3以下、特に17
4以下が好ましい。
画像形成媒体が支持体を有する場合、f(λ)およびg
(λ)は支持体を剥離して測定しても良いし、設けたま
ま測定しても良い。ただし、支持体が不透明なため、光
吸収特性が測定できなくなる場合には、支持体を剥離し
て測定する。また、画像形成媒体にハレーション防止層
が設けられ′Cいろ場合も、このハレーション防止層を
除去して測定する。さらに、後に説明するように、画像
形成層あるいは重合層とは別に色材層が設けられている
場合も、色材層を除去して測定する。
上記像露光および重合過程において用いる光源としては
、例えば太陽光、タングステンランプ、水銀灯、ハロゲ
ンランプ、キセノンランプ、蛍光灯、LED、レーザー
光線などが使え、これらの過程で用いる光の波長は同じ
であっても異なっていても良い。尚、同一波長の光を用
いても、通常感光性ハロゲン化銀は光重合開始剤よりも
十分に高い感光感度を有するので、上記像露光過程にお
いて光重合が起きない程度の強度の光で十分な潜像書き
込みが行なえる。例えば、像露光過程では、媒体の面上
で概ね1mJ/cm”までの光で露光を行ない、重合過
程では媒体の面上で概ね500mJ/am”までの光で
露光を行なうとよい。
更に、上記像露光の過程で露光時に画像形成媒体を加熱
する手段を用いてもよい。これは新たに加熱しても、上
記加熱過程での余熱を利用しても良い。
次に、本発明の画像形成方法に用いることのできる画像
形成媒体の例について詳細に説明する。
本発明の画像形成媒体は、像露光および加熱により互い
に反応して光吸収性有機化合物を生成する感光性ハロゲ
ン化銀、有機銀塩および還元剤と、重合性ポリマー前駆
体および光重合開始剤を少なくとも含有するものであっ
て、前記光吸収性有機化合物は、前記光重合開始剤が感
度を有する波長の光を吸収するものである。
本発明の媒体に使用する感光性ハロゲン化鉛としては、
塩化銀、臭化銀、塩臭化銀、沃臭化銀、塩沃臭化銀など
を挙げることができ、これらは通常の写真乳剤に対して
行なわれるような化学増感、光学増感処理が施されてい
てもよい。つまり、化学増感としては、硫黄増感、貴金
属増感、還元増感などを用いることができ、光学増感と
しては、従来よく知られている増感色素を用いた方法な
どを適用できる。
増感色素としては、シアニン色素、メロシアニン色素、
三核色素などが好ましく用いられ、例えば、3,3゛−
ジカルボキシエチル−2,2゛−チアカルボシアニンア
イオダイド、3,3゛−ジエチル−2,2゛−チアカル
ボシアニンアイオダイド、3.3°−ジスルホエチル−
22°−チアジカルボシアニンブロマイド、3.3°−
ジエチル−2,2°−チアトリカルボシアニンアイオダ
イド、更には下記構造式の色素が好ましく用いられる。
CH2C0OH コ CH2GHzCOOH また、粒子内のハロゲン組成が均一あるいは異なった多
重構造を採っていても良い。ハロゲン組成、粒子サイズ
、粒子サイズ分布などが異なった二種以上のハロゲン化
銀を併用しても良い。
本発明の媒体に使用する有機銀塩としては、「写真光学
の基礎」 (第1版、1982年発行)非銀塩編、p2
47や、特開昭59−55429号等に記載された有機
酸銀やトリアゾール系銀塩などを用いることができ、感
光性の低い銀塩を用いるのが好ましい。例えば、脂肪族
カルボン酸、芳香族カルボン酸、メルカプト基もしくは
α−水素を有するチオカルボニル基化合物、およびイミ
ノ基含有化合物などの銀塩である。
脂肪族カルボン酸としては、酢酸、酪酸、コハク酸、セ
バシン酸、アジピン酸、オレイン酸、リノール酸、リル
ン酸、酒石酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸
、樟脳酸などがあるが、−数的に炭素数が少ないほど銀
塩としては不安定であるので適度な炭素数(例えば、炭
素数16〜26の範囲のもの)を有するものが好ましい
芳香族カルボン酸としては、安息香酸誘導体、キノリン
酸誘導体、ナフタレンカルボン酸誘導体、サリチル酸誘
導体、没食子酸、タンニン酸、フタル酸、フェニル酢酸
誘導体、ピロメリット酸等がある。
メルカプト又はチオカルボニル基を有する化合物として
は、3−メルカプト−4−フェニル−1,2,4−トリ
アゾール、2−メルカプトベンシイミグゾール、2−メ
ルカプト−5−アミノチアジアゾール、2−メルカプト
ベンゾチアゾール、S−アルキルチオグリコール酸(ア
ルキル基炭素数12〜22)、ジチオ酢酸などジチオカ
ルボン酸類、チオステアロアミドなどチオアミド類、5
−カルボキシ−1−メチル−2−フェニル−4−チオピ
リジン、メルカプトトリアジン、2−メルカプトベンゾ
オキサゾール、メルカプトオキサジアゾール又は3−ア
ミノ−5−ベンジルチオ−1,2,4−トリアゾールな
と、米国特許第4、123.274号記載のメルカプト
化合物が挙げられる。
イミノ基を含有する化合物としては、特公昭44−30
270号又は同45−18416号記載のベンゾトリア
ゾール若しくはその誘導体、例えばベンゾトリアゾール
、メチルベンゾトリアゾールなどアルキル置換ベンゾト
リアゾール類、5−クロロベンゾトリアゾール等、ハロ
ゲン置換ベンゾトリアゾール類、ブチルカルボイミドベ
ンゾトリアゾールなどカルボイミドベンゾトリアゾール
類、特開昭58−118639号記載のニトロベンゾト
リアゾール類、特開昭58−115638号記載のスル
ホベンゾトリアゾール、カルボキシベンゾトリアゾール
もしくはその塩、またはヒドロキシベンゾトリアゾール
など、米国特許4.220.709号記載の1.2.4
−トリアゾールや IH−テトラゾール、カルバゾール
、サッカリン、イミダゾール及びその誘導体などが代表
例として挙げられる。
酸化還元反応により光吸収性有機化合物となる還元剤と
しては、例えば下記−数式(I)のものが挙げられる。
一般式(I)中、R′およびR2は、各々独立に、水素
原子、ヒドロキシル基、ハロゲン原子、置換または無置
換のアルキル基、置換または無置換のアルケニル基、置
換または無置換のアルキニル基、置換または無置換のシ
クロアルキル基、もしくは置換または無置換のアラルキ
ル基、アルコキシル基、置換または無置換のアミン基を
示し、mは1〜3の整数を示し、Aは1価〜3価の連結
基として、置換または無置換のアラルキル基、置換また
は無置換のアルキル基、置換アミン基、2価のアルキリ
デン基、アラルキリデン基、3価のメチン基を示す。
前記−数式(1)において、R’およびR2の無置換ア
ルキル基は、好ましくは炭素数1から18の直鎖又は分
岐アルキルなどであり、例えば、メチル、エチル、プロ
ピル、i−プロピル、ブチル、1−ブチル、i−ブチル
、アミル、i−アミル、5ec−アミル、テキシル、ヘ
キシル、ヘプチル、オクチル、ノニル、ドデシル、ステ
アリルなどを挙げることができる。
R1およびR2の置換アルキル基は、好ましくは炭素数
2から18のアルコキシアルキル基、炭素数1から18
のハロゲノアルキル基、炭素数1から18のヒドロキシ
アルキル基、炭素数1から18のアミノアルキル基、な
どであり、 例えば、アルコキシアルキル基としては、メトキシエチ
ル、エトキシメチル、エトキシエチル、エトキシプロピ
ル、エトキシブチル、プロポキシメチル、プロポキシブ
チル、i−プロポキシペンチル、t−ブトキシエチル、
ヘキシロキシブチルなどを挙げることができる。
ハロゲノアルキル基としては、例えば、クロロメチル、
クロロエチル、ブロモエチル、クロロプロピル、クロロ
ブチル、クロロヘキシル、クロロオクチルなどを挙げる
ことができる。
ヒドロキシアルキル基としては、例えば、ヒドロキシメ
チル、ヒドロキシエチル、ヒドロキシプロピル、ヒドロ
キシブチル、ヒドロキシペンチル、ヒドロキシヘキシル
、ヒドロキシへブチルなどを挙げることができる。
アミノアルキル基としては、例えば、アミノメチル、ア
セチルアミノメチル、ジメチルアミンメチル、アミノエ
チル、アセチルアミノエチル、ジメチルアミノエチル、
ジエチルアミノエチル、モルホリノエチル、ピペリジノ
エチル、ジエチルアミノプロビル、ジプロピルアミノエ
チル、アセチルアミノプロピル、アミノブチル、モルホ
リノブチル、などを挙げることができる。
R1およびR2のアルケニル基としては、例えば、ビニ
ル、アリル、プレニル、ブテニル、ペンテニル、ヘキセ
ニル、ヘプテニル、オクテニル、などを挙げることがで
きる。
アルキニル基としては、例えば、アセチル、プロパギル
、ブチニル、ペンチニル、ヘキシニル、ヘプテニル、オ
クテニルなどを挙げることができる。
シクロアルキル基としては、例えば、シクロペンチル、
シクロヘキシル、シクロへブチルである。
R′およびR2で表わされるアラルキル基としては、例
えば、ベンジル、フェネチル、トリルメチルなどである
R1およびR2で表わされるアミノ基としては、例えば
、アセチルアミノ、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、
アミノなとである。
R1およびR2で表わされるアルコキシル基としては、
例えば、メトキシ、エトキシ、プロポキシなどである。
以上のうち、R2として好ましい置換基は、塩素原子、
臭素原子、メチル、エチル、i−プロピル、t−ブチル
、5ec−アミル、テキシル、エトキシメチル、エトキ
シエチル、クロロメチル、ヒドロキシメチル、アミノメ
チル、ジメチル−アミノメチル、ベンジルである。R1
として好ましい置換基は、塩素原子、メチル、エチル、
i−プロピル、t−ブチル、アミル、テキジル、ヒドロ
キシル、クロロメチル、ヒドロキシメチル、ベンジル、
シクロヘキシルである。
Aとして1価の基の置換もしくは無置換のアラルキル基
としては、例えば、ベンジル、p−メチルベンジル、p
−N、N−ジメチルアミノベンジルρーピロリジノベン
ジル、p−メチルベンジル、p−ヒドロキシベンジル、
p−クロロベンジル、3,5−ジクロロ−4−ヒドロキ
シベンジル、3−メチル−5−t−ブチル−4−ヒドロ
キシベンジル、o,p−ジメチルベンジル、3.5−ジ
メチル−4−ヒドロキシベンジル、2−ヒドロキシ−3
−t−ブチル−5−メチルベンジル、ナフチルメチル、
などを挙げることができる。
Aとして1価の基の置換もしくは無置換のアルキル基は
、例えば、メチル、エチル、i−プロピル、N,N−ジ
メチルアミノメチル、N−ベンジルアミノメチル、メト
キシメチル、エトキシメチル、ヒドロキシメチル、メト
キシ力ルホニルエチル、メトキシカルボニルメチル、エ
トキシカルボニルエチル、ジエチルフォスフォネートメ
チル、などを挙げることができる。
1価の基の置換アミノ基としては、メチルアミンジ、メ
チルアミン、ジエチルアミノ、アセチルアミノ、フェニ
ルアミノ、ジフェニルアミノ、トリアジルアミノ、など
を挙げることができる。
2価の基のアルキリデン基としては、例えば、メチレン
、エチリデン、プロピリデン、ブチリデン、などを挙げ
ることができる。
2価の基のアラルキリデン基としては、例えば、ベンジ
リデン、p−メチルベンジリデン、p−ジメチルアミノ
ベンジリデンなどを挙げることができる。
この中でAとして好ましい連結基としては、1価のアラ
ルキル基、2価のアルキリデン基、アラルキリデン基、
3価のメチン基であり、1価のアラルキル基及び2価の
アルキリデン、アラルキリデンは、特に好ましい基であ
る。
次に、−数式(I)で表わされる還元剤のうちで好まし
い還元剤の具体例を挙げるが、これらに限定されない。
24−ジメチル−6−t−ブチルフェノール、2−メチ
ル−4−i−プロピル−6−t−ブチルフェノール、2
.6−ジーt−ブチル−4−ジメチルアミノフェノール
、26−ジーt−ブチル−4−ヒドロキシメチルフェノ
ール、2−t−ブチル−6−ベンジル−4−メチルフェ
ノール、2.6−ジーt−ブチル−4−o−トリルメチ
ルフェノール、2.6−ジーt−ブチル−4−ベンジル
フェノール、2−t−ブチル−4−(p−メトキシベン
ジル)−5−メチルフェノール、2.6−シメチルー4
−(α−ナフチルメチル)フェノール、2.6−ジーt
−ブチル−4−(2−ヒドロキシ−3−t−ブチル−5
−メチルベンジル)フェノール、2−t−ブチル−4−
(p−クロロベンジル)−6−シクロヘキジルフエノー
ル、2−t−ブチル−4−(2−ヒドロキシ−3,5−
ジメチルベンジル)−5−メチルフェノール、2−t−
ブチル−4−ベンジル−6−プロパギルフェノール、2
.6−ジーt−ブチル−4−(3,5−ジクロロ−4−
ヒドロキシベンジル)フェノール、2.6−ジーt−ブ
チル−4−(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシベンジ
ル)フェノール、2.6−ジテキシルー4−(4−ヒド
ロキシベンジル)フェノール、2−テキシルー4−ベン
ジルー5−メチルフェノール、2−アリル−4−ベンジ
ル−5−メチルフェノール、2−テキシル−4−(p−
クロロベンジル)−5−アリルフェノール、2−クロロ
−4−ジメチルアミノメチルフェノール、2.6−ジー
i−プロピル−4−ジエチルアミノフェノール、2−t
−ブチル−4−(2−ヒドロキシ−3−t−ブチル−5
−メチルベンジル)フェノール、4.4°−メチレンビ
ス(2,6−ジーt−ブチルフェノール) 、4.4’
−メチレンビス(2−t−ブチル−5−メチルフェノー
ル ル−6−メチルフェノール) 、4.4’−メチレンビ
ス(2−テキシル−6−メチルフェノール)、4,4°
−メチレンビス(2−シクロへキシル−6−メチルフェ
ノール) 、4.4’−メチレンビス(2−ジクロロへ
キシル−6−t−ブチルフェノール) 、4,4°−エ
チリデンビス(2.6−ジーt−ブチルフェノール)、
4、4゛−エチリデンビス(2−t−ブチル−6−メチ
ルフェノール)、4,4°−エチリデンビス(2−シク
ロへキシル−6−メチルフェノール)、4,4°−エチ
リデンビス(2−テキシル−6−メチルフェノール)、
4、4°−プロピリデンビス(2.6−ジーt−ブチル
フェノール)、4,4°−ブチリデンビス(2〜t−ブ
チル−6−メチルフェノール)、4,4°−ブチリデン
ビス(2−テキシル−6−メチルフェノール) 、4.
4’−ブチリデンビス(2−ジクロロへキシル−6−メ
チルフェノール)、ビス(3,5−ジ−t−ブチル−4
−ヒドロキシフェニル)フェニルメタン、ビス(3.5
−ジー1−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)(4−メ
トキシフェニル)メタン、ビス(3.5−ジ−t−ブチ
ル−4−ヒドロキシフェニル)(4−ジメチルアミノフ
ェニル)メタン、トリス(3.5−ジ−t−ブチル−4
−ヒドロキシフェニル)メタン、ビス(3−t−ブチル
−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)フェニルメタ
ン、などがある。
この中で特に好ましい還元剤としては、2,6−ジーt
−ブチル−4−o− トリルメチルフェノール、2,6
−ジーt−ブチル−4−ベンジルフェノール、2.6−
ジー七−ブチル−4−(2−ヒドロキシ−3−t−ブチ
ル−5−メチルベンジル)フェノール、2.6−ジーt
−ブチル−4−(3.5−ジクロロ−4−ヒドロキシベ
ンジル)フェノール、2−t−ブチル−4−(2−ヒド
ロキシ−3.5−ジメチルベンジル)−5−メチルフェ
ノール、4,4゛−メチレンビス(2,6−ジーt−ブ
チルフェノール)、4.4°−メチレンビス(2−t−
ブチル−5−メチルフェノール) 、4.4’−メチレ
ンビス(2−t−ブチル−6−メチルフェノール)、4
,4°−エチリデンビス(2,6−ジーt−ブチルフェ
ノール)、4,4°−エチリデンビス(2−t−ブチル
−6−メチルフェノール)、4.4゛−プロピリデンビ
ス(2,6−ジーt−ブチルフェノール)、4.4°−
ブチリデンビス(2−シクロへキシル−6−メチルフェ
ノール)、ビス(3,5−ジー七−ブチルー4−ヒドロ
キシフェニル)フェニルメタン、ビス(3,5−ジ−t
−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)(4−メトキシフ
ェニル)メタン、ビス(3,5−ジ−t−ブチル−4−
ヒドロキシフェニル)(4−ジメチルアミノフェニル)
メタン、トリス(3,5−ジ−t−ブチルー4−ヒドロ
キシフェニル)メタンである。
酸化還元反応により光吸収性有機化合物となる還元剤と
しては、例えば下記−数式(II )のものも本発明の
媒体に使用できる。
H 一般式(n)式中、R1′は、水素原子、アルキル基、
シクロアルキル基、アラルキル基を表わし、R3,R4
,およびR6は各々独立に水素原子、ハロゲン原子、ア
ルキル基、アミノ基、アリール基、アラルキル基、アル
コキシル基、ニトロ基、アシル基、シアノ基を表わし、
R7は水素原子、置換または無置換のアルキル基、置換
または無置換のアリール基を表わし、alは水素原子、
ヒドロキシル基、ハロゲン原子、置換または無置換のア
ルキル基、シクロアルキル基、アルコキシル基、置換ま
たは無置換のアミノ基を表わす。
一般式(II)中、a’、R’、R’およびR6のハロ
ゲン原子としては、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、
ヨウ素原子が挙げられる。
al、Rj、R44s、R6およびR7のアルキル基と
しては、置換あるいは無置換の炭素数1から18までの
直鎖または分岐アルキル基が好ましく、例えば、メチル
、エチル、プロピル、i−プロピル、ブチル、t−ブチ
ル、i−ブチル、アミル、i−アミル、ヘキシル、テキ
シル、ヘプチル、オクチル、ノニル、ドデシル、ステア
リル、等の直鎖又は分岐の炭化水素基、メトキシエチル
、エトキシエチル、エトキシプロピル、エトキシブチル
、プロポキシブチル、i−プロポキシペンチル、t−ブ
トキシエチル、ヘキシロキシブチル、等の直鎖又は分岐
のアルコキシアルキル基、ヒドロキシメチル、ヒドロキ
シエチル、ヒドロキシプロピル、ヒドロキシブチル、ヒ
ドロキシペンチル、ヒドロキシヘキシル、ヒドロキシへ
ブチル、等のヒドロキシアルキル基、アミノメチル、ジ
メチルアミノメチル、アミノエチル、ジメチルアミノエ
チル、ジエチルアミノエチル、モルホリノエチル、ピペ
リジノエチル、アミノプロピル、ジエチルアミノプロビ
ル、ジプロピルアミノエチル、アミノブチル、モルホリ
ノブチル等のアミノアルキル又はアルキルアミノアルキ
ル基である。
alおよびR1′のシクロアルキル基としては、置換ま
たは無置換のシクロアルキル基で、炭素数5から18の
ものが好ましく、例えば、シクロペンチル、シクロヘキ
シル、シクロへブチル、シクロオクチル、メチルシクロ
ヘキシル、ジメチルシクロヘキシル、エチルシクロヘキ
シル基等である。
al、l(3,R4およびR6のアミノ基としては、置
換または無置換のアミノ基で、例えば、アミノ、アセチ
ルアミノ、メチルアミノ、ジメチルアミノ、ジエチルア
ミン、ピロリジノ、モルホリノ、ベンゼンスルホンアミ
ド、トルエンスルホンアミド、ジプロピルアミノ、ジブ
チルアミノ基などである。
R3,R4,ReおよびR7のアリール基としては、置
換または無置換の炭素数6から16の7リール基が好ま
しく、例えば、フェニル、ナフチル、アントリル、フェ
ナントリル、トリル、キシリル、クメニル、メシチル、
クロロフェニル、メトキシフェニル、フルオロフェニル
基等である。
al、 R3,l(4およびR6のアルコキシル基とし
ては、炭素数1から18の置換または無置換のアルコキ
シル基が好ましく、例えば、メトキシ、エトキシ、プロ
ポキシ、i−プロポキシ、ブトキシ等である。
R9,R4,R5およびR6のアラルキル基としては、
置換または無置換の炭素数7から19のアラルキル基が
好ましく、例えば、ベンジル、フェネチル、ベンズヒド
リル、トリチル、フェニルプロピル、ナフチルメチル、
クロロベンジル、ジクロロベンジル、メトキシベンジル
、メチルベンジル基等である。
R3,R4およびR6のアシル基としては、アセチル、
プロピオニルなどが挙げられる。
上記置換基を有する一般式(TI)で表わされる化合物
の具体例をあげると、 4.4°−メチレンビス(2−メチル−1−ナフトール
) 、4.4’−メチレンビス(2−エチル−1−ナフ
トール)、4,4°−メチレンビス(2−t−ブチル−
1−ナフトール)、4,4°−メチレンビス(2−シク
ロヘキシル−1−ナフトール)、4,4°−メチレンビ
ス(2−t−ブチル−6−メチル−1−ナフトール) 
、 4.4’−メチレンビス(2,6−シエチルー1−
ナフトール)、4.4°−メチレンビス(2−ベンジル
−1−ナフトール)、4,4°−メチレンビス(2−t
−ブチル−8−メチル−1−ナフトール)、4,4°−
メチレンビス(2−メチル−5−クロロ−1−ナフトー
ル) 、4.4’−メチレンビス(2−メチル−8−ジ
メチルアミノ−1−ナフトール)、4.4°−メチレン
ビス(2−メチル−5−ベンジルナフトール)、4,4
°−メチレンビス(2−メチル−5−メトキシ−1−ナ
フトール)、4,4°−メチレンビス(2−メチル−5
−フェニル−1−ナフトール) 、4−(3−シクロへ
キシル−4°−ヒドロキシナフチル)メチル−2−メチ
ル−1−ナフトール、4−(3−t−ブチル−4′−ヒ
ドロキシナフチル)メチル−2−メチル−1−ナフトー
ル、4−(3°−シクロへキシル−4°−ヒドロキシナ
フチル)メチル−2−t−ブチル−1−ナフトール、4
,4°−ベンジリデンビス(2−メチルーl−ナフトー
ル)、4,4°−ベンジリデンビス(2−メチル−1−
ナフトール)、4.4’−ベンジリデンビス(2−t−
ブチル−1−ナフトール) 、4.4’−エチリデンビ
ス(2−メチル−1−ナフト−ル)、4.4−エチリデ
ンビス(2−t−ブチル−1−ナフトール)、ビス(4
−ヒドロキシ−3−メチルナブチル)トリルメタンなど
である。
酸化還元反応により光吸収性有機化合物となる更に他の
還元剤として、下記−数式(III)のものも使用でき
る。
3 一般式(III )中、Ra[9,R10およびR1+
は、各々独立に、水素原子、ハロゲン原子、置換または
無置換のアルキル基、シクロアルキル基、アルコキシル
基、置換または無置換のアラルキル基、置換または無置
換のアリール基、置換または無置換のアミン基、ニトロ
基、アシル基を示し、Zは2価の基、R2およびR3は
水素原子、ヒドロキシル基、ハロゲン原子、置換または
無置換のアルキル基、アルコキシル基、置換または無置
換のアミン基を表わし、少なくともR2およびR3のど
ちらかはヒドロキシル基である。
前記−数式(III)において、R”、R9,R”、R
目a2およびR3が表わすハロゲン原子としては、フッ
素、塩素、臭素、ヨウ素である。
前記−数式 (III)において、R11,R9,R1
0,R目1/2およびR3が表わすアルキル基としては
、好ましくは炭素数1から18の直鎖又は分岐アルキル
などであり、例えば、メチル、エチル、プロピル、■−
プロピル、ブチル、t−ブチル、i−ブチル、アミル、
i−アミル、5ec−アミル、テキシル、ヘキシル、ヘ
プチル、オクチル、ノニル、ドデシル、ステアリルなど
であり、また置換アルキル基は、好ましくは炭素数2か
ら18のアルコキシアルキル基、炭素数1から18のハ
ロゲノアルキル基、炭素数1から18のヒドロキシアル
キル基、炭素数1から18のアミノアルキル基などであ
り、例えば、メトキシェチル、エトキシメチル、エトキ
シエチル、エトキシプロピル、エトキシブチル、プロポ
キシブチル、i−プロポキシペンチル、t−ブトキシエ
チル、ヘキシロキシブチル、り四ロメチル、クロロエチ
ル、ブロモエチル、クロロプロピル、クロロブチル、ク
ロロヘキシル、クロロオクチル、ヒドロキシメチル、ヒ
ドロキシエチル、ヒドロキシプロピル、ヒドロキシブチ
ル、ヒドロキシペンチル、ヒドロキシヘキシル、ヒドロ
キシヘプチル、アミノメチル、アセチルアミノメチル、
ジメチルアミノメチル、アミノエチル、アセチルアミノ
エチル、ジメチルアミノエチル、ジエチルアミノエチル
、モルホリノエチル、ピペリジノエチル、ジエチルアミ
ノプロビル、ジプロピルアミンエチル、アミノプロピル
、アセチルアミノプロピル、アミノブチル、モルホリノ
ブチルなどを挙げることができる。
R8,R9,HIOおよびRIlが表わすアリール基と
しては、例えば、フェニル、ナフチル、アントリル、フ
エナントリルであり、置換アリール基としては、例えば
、トリル、キシリル、クメニル、メジデル、クロロフェ
ニル、メトキシフェニル、フルオロフェニル基等である
Ra、 RQ、 1(10およびR11が表わすアラル
キル基としては、例えば、ベンジル、フェネチル、ベン
ズヒドリル、トリチル、フェニルプロピル、ナフチルメ
チルなど、置換アラルキル基としては、例えば、クロロ
ベンジル、ジクロロベンジル、メトキシベンジル、メチ
ルベンジルなどである。
Ra、RQ、Rlo、RIl、a2およびa3が表わす
シクロアルキル基としては、例えば、5員環、6員環、
7員環のシクロアルキル基で、アルキル基で置換されて
もよい。
R(B、 Rg、 RIO,RI 1. a2およびa
3が表わすアルコキシル基としては、例えば、メトキシ
、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ、i−プロポキシ、
ベンジロキシ、2−フェニルエトキシなどである。
a2およびa3が表わす置換または無置換のアミノ基と
しては、例えば、アミン、アセチルアミノ、メチルアミ
ノ、イソプロピルアミノ、ジメチルアミノ、フェニルア
ミノ、ジエチルアミノ、シクロペンチルアミノ、シクロ
ペンチルメチルアミノ、シクロへキシルアミノ、ピペリ
ジノ、ピロリジノなどである。
2は2価の基を表わし、例えば、アルキレン基、アラル
キレン基であり、具体的にはメチレン、エチレン、プロ
ピリデン、ベンジリデン、シンナミリデン、p−ヒドロ
キシベンジリデン、p−メチルベンジリデン、p−ジメ
チルアミノベンジリデンなどが好ましい。
上記置換基を有する一般式(m)で表わされる化合物の
具体例をあげると、 2−メチル−4−(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシ
フェニル)メチル−1−ナフトール、2−メチル−4−
(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)
メチル−1−ナフトール、2−メチル−4−(4−ヒド
ロキシフェニル)メチル−1−ナフトール、2−メチル
−4−p−トリルメチル−1−ナフトール、2−メチル
−4−ベンジル−1−ナフトール、2−t−ブチル−4
−(4−ヒドロキシフェニル)メチル−1−ナフトール
、2−メチル−4−(3,5−ジクロロ−4−ヒドロキ
シフェニル)メチル−1−ナフトール、2−エチル−4
−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル
)メチル−1−ナフトール、2−メチル−4−(3,5
〜ジメトキシ−4−ヒドロキシフェニル)メチル−1−
ナフトール、2−メチル−4−(3−メチル−4−ヒド
ロキシフェニル)メチル−1ナフトール、2−t−ブチ
ル−4−(3−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)
メチル−1−ナフトール、2,6−ジー1−ブチル−4
−α−ナフチルメチルフェノール、2.6−ジーt−ブ
チル−4−メトキシナフチルメチルフェノール、2−メ
チル−4−(3−クロロ−4−ヒドロキシフェニル)メ
チル−1−ナフトール、2−メチル〜4−(4−ジメチ
ルアミノフェニル)メチル−1−ナフトール、2−エチ
ル−4−ジフェニルメチル−1−ナフトール、2−メチ
ル−4−(3−シクロへキシル−4−ヒドロキシフェニ
ル)メチル−1−ナフト−ル、2−メチル−4−(3−
フェニル−4−ヒドロキシフェニル)メチル−1−ナフ
トール、2−メチル−4−(3−t−ブチル−4ヒドロ
キシ−5−メチルフェニル)メチル−1−ナフトール、
2−メチル−4−ベンジル−6−メチル−1−すフトー
ルなどである。
なお、上記還元剤(−数式(I)、(II )、(■)
)のうち、2種以上を併用しても良い。
また、上記還元剤のほかに、光吸収性有機化合物となる
還元剤として、被還元性色素のロイコ体を利用すること
ができる。例えば、アゾ色素、アゾメチン色素、トリア
リールメタン色素、キサンチン色素、アジン色素、イン
ジゴイド色素、ホルマザン色素、ニトロ色素、ニトロソ
色素、アゾキシ色素等を挙げることができ、特にアゾメ
チン色素、トリアリールメタン色素、キサンチン色素、
アジン色素、インジゴイド色素のロイコ体が好ましい。
さらに、これらロイコ体の安定性を向上させるために、
水酸基、アミノ基をアシル化やスルホニル化して使用す
ることもできる。ロイコ体の好ましい具体例としては、
例えば、α−ベンゾイル−α−(p−ジエチルアミノア
ニリノ)アセトアニリド、α−ベンゾイル−α−(p−
ジエチルアミノ−0−メチルアニリノ)アセト−0−り
ロロアニリド、α−ベンゾイル−α−(p−ジエチルア
ミノアニリノ)アセト−0−メトキシアニリド、クリス
タルバイオレット ヒトロール、9−フェニル−2,7
−ジクロロ−3,6−シヒドロキシキサンテン、9−フ
ェニル−2,4,5,7−テトラクロロ−3,6−シヒ
ドロキシキサンテン、9−フェニル−4,5−ジメチル
−3,6−シヒドロキシキサンテン、9−フェニル−3
−ジエチルアミン−6−ヒトロキシー7−クロロキサン
テンなどがある。
酸化還元反応により生成した酸化体が、さらにカプラー
と反応して光吸収性有機化合物を生ずる還元剤としては
、例えば、二次発色現像主薬を挙げることができる。好
ましい二次発色主薬としては、例えば、p−アミノフェ
ノール、p−フェニレンジアミン、0−アミノフェノー
ルなどがある。
また、特開昭56−27132号公報に記載されるヒド
ラジン類、米国特許第4,021,240号に記載され
るスルホンアミドフェノール類、さらには特開昭59−
53831号公報に記載される加熱により芳香族第1級
アミンを発生する化合物なども二次発色現像主薬として
使用できる。本発明に好ましく使用できる二次発色現像
主薬の具体例としては、4−アミノ−N、 N−ジエチ
ルアニリン、2−アミノ−5−ジエチルアミノトルエン
、4−アミノ−N、N−ジエチル−3−(β−ヒドロキ
シエチル)アニリン、4−アミノ−N、 N−ビス(β
−ヒドロキシエチル)−3−メチルアニリン、p−アミ
ノフェノール、p−アミノ−0−クレゾール、0−アミ
ノフェノール、O−アミノ−p−クレゾールなどがある
。これらはそのままの形で用いてもよいし、また、塩酸
塩、硫酸塩、リン酸塩、p−トルエンスルホン酸塩、ベ
ンゼンスルホン酸塩、ナフタリンジスルホン酸塩などの
塩になってもよい。
カプラーとしては、α−アシルアセトアミド類、ピラゾ
ロン類、フェノール類、ナフトール類などが好ましく、
これらは、「写真の化学」 (初版、写真工業出版社)
 p 278−282 、もしくは「ザセオリー オブ
 ザ フォトグラフィック プロセス」 (第4版) 
p 353−361に記載されているものを挙げること
ができる。カプラーの具体例としては、例えば、ベンゾ
イルアセトアニリド、ベンゾイルアセト−0−メトキシ
アニリド、ベンゾイルアセト−〇−クロロアニリド、l
−フェニル−3−[4’ニトロベンズアミド1−5−ピ
ラゾロン、l−フェニル−3−(m−(p−t−アミル
フェノキシ)ベンズアミド]−5−ピラゾロン、2−ク
ロロ−1−ナフトール、5−イツブロビルー〇−クレゾ
ールなどがある。また、カプラーとして、インダシロン
類やシアノアセチル類も使用できる。
本発明の画像形成媒体に、酸化還元反応により光吸収性
有機化合物とはならない還元剤を本発明の目的を妨げな
い程度において含有させることも可能である。
酸化還元反応により光吸収性有機化合物とはならないが
、本発明の画像形成媒体に含有できる還元剤としては、
例えば、フェノール類、ヒドロキノン類、カテコール類
、p−アミノフェノール、3−ピラゾリドン類、レゾル
シン類、ピロガロール類、m−アミノフェノール類、m
−フェニレンジアミン類、5−ピラゾロン類、アルキル
フェノール類、アルコキシフェノール類、ナフトール類
、アミノナフトール類、ナフタレンジオール類、アルコ
キシナフトール類、ヒドラジン類、ヒドラゾン類、ヒド
ロキシクロマン・ヒドロキシクラマン類、スルホンアミ
ドフェノール類、アミノナフトール類、アスコルビン酸
類、ヒドロキシインダン類、オルソビスフェノール類な
どが使用できる。また、色素を還元したロイコベースを
還元剤として使用することもできる。
本発明の媒体に使用する光重合開始剤としては、例えば
カルボニル化合物、イオウ化合物、ハロゲン化合物、レ
ドックス系光重合開始剤、ビリリウム等の染料で増感さ
れる過酸化物系開始剤などを挙げることができる。
具体的には、カルボニル化合物としては、例えばベンジ
ル、4.4′−ジメトキシベンジル、ジアセチル、カン
ファーキノンなどのジケトン類;例えば4.4°−ビス
(ジエチルアミノ)ベンゾフェノン、4,4°−ジメト
キシベンゾフェノンなどのベンゾフェノン類;例えばア
セトフェノン、4−メトキシアセトフェノンなどのアセ
トフェノン類;ベンゾインアルキルエーテル類:例えば
2−クロロチオキサントン、2.4−シクロロチオキサ
ントン、2.4−ジエチルチオキサントン、チオキサン
トン−3−カルボン酸−β−メトキシエチルエステルな
どのチオキサントン類;ジアルキルアミノ基を有するカ
ルコン類およびスチリルケトンI:3,3−カルボニル
ビス(7−メドキシクマリン)、3,3°−カルボニル
ビス(7−ジニチルアミノクマリン)などのクマリン類
などが挙げられる。
イオウ化合物としては、例えばジベンゾチアゾリルスル
フィド、デシルフェニルスルフィド、ジスルフィド類な
どが挙げられる。
ハロゲン化合物としては、例えば四臭化炭素、キノリン
スルホニルクロライド、トリへロメチル基を有するs−
トリアジン類などが挙げられる。
レドックス系の光重合開始剤としては、3価の鉄イオン
化合物(例えばクエン酸第2鉄アンモニウム)と過酸化
物などを組み合せて用いるものや、リボフラビン、メチ
レンブルーなどの光還元性色素とトリエタノールアミン
、アスコルビン酸などの還元剤を組み合せて用いるもの
などが挙げられる。
また以上に述べた光重合開始剤(増感剤も含む)におい
て、2種以上の光重合開始剤を組み合せてより効率の良
い光重合を行なうこともできる。
この様な光重合開始剤の組み合せとしては、ジアルキル
アミノ基を有するカルコンおよびスチリルケトン類やク
マリン類と、トリへロメチル基を有するS−トリアジン
類やカンファーキノンとの組み合せなどが挙げられる。
本発明の媒体では、感光波長域が370〜520nmの
光重合開始剤が好ましく用いられる。
本発明では、還元剤の酸化還元反応によって生じた光吸
収性有機化合物の光吸収特性によって、使用する光重合
開始剤を適宜選択する必要がある。このような還元剤と
光重合開始剤の組合わせの一例を以下に挙げる。
例久ば還元剤として、4.4“−プロピリデンビス(2
,6−ジーt−ブチルフェノール)、4.4’−ブチリ
デンビス(3−メチル−6−t−ブチルフェノール)、
4.4゛−メチレンビス(2,6−ジーt−ブチルフェ
ノール)、4,4°−メチレンビス(2−t−ブチル−
6−メチルフェノール) 、 2.6−ジーt−ブチル
−4−(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)
メチルフェノール、2−メチル−4−(3,5−ジメチ
ル−4−ヒドロキシフェニル)メチル−1−ナフトール
などを使用した場合は、380nm〜420nmに感度
を有する光重合開始剤、例えば、2−クロロチオキサン
トン、2−メチルチオキサントン、2.4−ジメチルチ
オキサントン、2.4−ジエチルチオキサントン、3,
3°−カルボニルビス(7−メドキシクマリン) 、2
,4.6−ドリメチルベンゾイルジフエニルホスフイン
オキサイド、ベンジル、などが好ましい。
また、還元剤として、2.6−ジーt−ブチル−4−(
2−ヒドロキシ−3−t−ブチル−5−メチルベンジル
)フェノール、2.6−ジーt−ブチル−4−ベンジル
フェノール、26−ジーt−ブチル−4−0−トリルメ
チルフェノールなどを用いる場合には、300〜380
nmに感度を有する光重合開始剤、例えば、l−フェニ
ル−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オン、
l−ヒドロキシシクロへキシルフェニルケトン、ベンジ
ルジメチルケタール、ベンゾフェノン、4−ベンゾイル
−4゛−メチル−ジフェニルサルファイドなどが好まし
い。 また還元剤として、例えば、ビス(3,5−ジ−
t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)(4−ジメチル
アミノフェニル)メタン、4.4゛−メチレンビス(2
−メチル−1−ナフトール) 、4.4’−メチレンビ
ス(2−エチル−1−ナフトール)、4.4°−メチレ
ンビス(2−シクロへキシル−1−ナフトール)、4.
4°−メチレンビス(2−t−ブチル−1−ナフトール
)などを用いる場合には、400〜520nmに感度を
有する光重合開始剤、例えば、3,3°−カルボニルビ
ス(7−シメチルアミノクマリン)やりボフラビンテト
ラブチレート、あるいはメロシアニン色素と、トリクロ
ロメチル−s−トリアジン系化合物との組合わせなどが
好ましい。
本発明の媒体に使用する重合性ポリマー前駆体としては
、−分子中に反応性ビニル基を少なくとも1個持つ化合
物が利用できる。
これら化合物の反応性ビニル基としては、スチレン系ビ
ニル基、アクリル酸系ビニル基、メタクリル酸ビニル基
、アリル系ビニル基、ビニルエーテルなどの他に酢酸ビ
ニルなどのエステル系ビニル基など重合反応性を有する
置換もしくは無置換のビニル基が挙げられる。
このような条件を満たす重合性ポリマー前駆体の具体例
は次の通りである。
例えば、スチレン、メチルスチレン、クロルスレン、ブ
ロモスチレン、メトキシスチレン、ジメチルアミノスチ
レン、シアノスチレン、ニトロスチレン、ヒドロキシス
チレン、アミノスチレン、カルボキシスチレン、アクリ
ル酸、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル
酸シクロヘキシル、アクリルアミド、メククリル酸、メ
タクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸
プロピル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸フェニル
、メタクリル酸シクロヘキシル、ビニルピリジン、N−
ビニルピロリドン、N−ビニルイミダゾール、2−ビニ
ルイミダゾール、N−メチル−2−ビニルイミダゾール
、プロピルビニルエーテル、ブチルビニルエーテル、イ
ンブチルビニルエーテル、β−り四ロエチルビニルエー
テル、フェニルビニルエーテル、p−メチルフェニルビ
ニルエーテル、p−クロルフェニルビニルエーテルなど
の一価の単量体; ジビニルベンゼン、シュウ酸ジスチリル、マロン酸ジス
チリル、コハク酸ジスチリル、グルタル酸ジスチリル、
アジピン酸ジスチリル、マレイン酸ジスチリル、フマル
酸ジスチリル、β、β′ジメチルクルクル酸ジスチリル
、2−ブロモグルタル酸ジスチリル、α、α°−ジクロ
ログルタル酸ジスチリル、テレフタル酸ジスチリル、シ
ュウ酸ジ(エチルアクリレート)、シュウ酸ジ(メチル
アクリレート)、マロン酸ジ(エチルアクリレート)、
マロン酸ジ(メチルエチルアクリレート)、コハク酸ジ
(エチルアクリレート)、グリタル酸ジ(エチルアクリ
レート)、アジピン酸ジ(エチルアクリレート)、マレ
イン酸ジ(エチルアクリレート)、フマル酸ジ(エチル
アクリレート)、β、β′−ジメチルグルタル酸ジ(エ
チルアクリレート)、エチレンジアクリルアミド、プロ
とレンジアクリルアミド、1.4−フ二二レンジアクリ
ルアミド、1.4−フェニレンビス(オキシエチルアク
リレート) 、1.4−フェニレンビス(オキシメチル
エチルアクリレート) 、1.4−ビス(アクリロイル
オキシエトキシ)シクロヘキサン、1.4−ビス(アク
リロイルオキシメチルエトキシ)シクロヘキサン、1.
4−ビス(アクリロイルオキシエトキシカルバモイル)
ベンゼン、1.4−ビス(アクリロイルオキシメチルエ
トキシカルバモイル)ベンゼン、1.4−ビス(アクリ
ロイルオキシエトキシカルバモイル)シクロヘキサン、
ビス(アクリロイルオキシエトキシカルバモイルシクロ
ヘキシル)メタン、シュウ酸ジ(エチルメタクリレート
)、シュウ酸ジ(メチルエチルメタクリレート)、マロ
ン酸ジ(エチルメタクリレ−1・)、マロン酸ジ(メチ
ルエチルメタクリレート)、コハク酸ジ(エチルメタク
リレート)、コハク酸ジ(メチルエチルメタクリレート
)、グルタル酸ジ(エチルメタクリレート)、アジピン
酸ジ(エチルメタクル−ド)、マレイン酸ジ(エチルメ
タクリレート)、フマル酸ジ(エチルメタクリレート)
、フマル酸ジ(メチルエチルメタクリレート)、β。
β“−ジメチルグルタル酸ジ(エチルメタクリレート)
 、1.4−フェニレンビス(オキシエチルメタクリレ
ート)、1.4−ビス(メタクリロイルオキシニドキシ
ンシクロヘキサンアクリロイルオキシエトキシエチルビ
ニルエーテルなどの2価の単量体; ペンタエリスリトールトリアクリレート、ペンタエリス
リトールトリメタクリレート、ペンタエリスリトールト
リ(ヒドロキシスチレン)、ジペンタエリスリトールへ
キサアクリレート、シアヌル酸トリアクリレート、シア
ヌル酸トリメタクリレート、1.1.1〜トリメチロー
ルプロパントリアクル−ト、1.1.1−トリメチロー
ルプロパントリメタクリレート、シアヌル酸トリ(エチ
ルアクリレート) 、 1,1.1−トリメチロールプ
ロパントリ(エチルアクリレート)、シアヌル酸トリ(
エチルビニルエーテル) 、1,1.1−トリメチロー
ルプロパントリ(トルエンジイソシアネート)とヒドロ
キシエチルアクリレートとの縮合物、1,1.1−トリ
メチロールプロパントリ(ヘキサンジイソシアネート)
とp−ヒドロキシスチレンとの縮合物などの3価の単量
体; エチレンテトラアクリルアミド、プロピレンテトラアク
リルアミドなどの4価の単量体などを挙げることができ
る。
なお、前述のようにこれらの重合性ポリマー前駆体を二
種以上用いてもよい。
画像形成層lに皮膜性、分散性を改善する目的で適宜含
有するバインダーを含有させるのが好ましい。
バインダーとしては、例えばニトロセルロース、リン酸
セルロース、硫酸セルロース、酢酸セルロース、プロピ
オン酸セルロース、酪酸セルロース、ミリスチン酸セル
ロース、バルミチン酸セルロース、酢酸・プロピオン酸
セルロース、酢酸・酪酸セルロースなどのセルロースエ
ステル類; メチルセルロース、エチルセルロース、プロピルセルロ
ース、ブチルセルロースなどのセルロースエーテル類; ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、ポリ
ビニルブチラール、ポリビニルアセクール、ポリビニル
アルコール、ポリビニルピロリドンなどのビニル樹脂類
; スヂレンーブタジエンコボリマー、スチレン−アクリロ
ニトリルコポリマー、スチレン−ブタジェン−アクリロ
ニトリルコポリマー、塩化ビニル−酢酸ビニルコポリマ
ーなどの共重合樹脂類;ポリメチルメタクリレート、ポ
リメチルアクリレート、ポリブチルアクリレート、ポリ
アクリル酸、ポリメタクリル酸、ポリアクリルアミド、
ポリアクリロニトリルなどのアクリル樹脂類;ポリエチ
レンテレフタレートなどのポリエステル類;例えば、ポ
リ(4,4−イソプロピリデン、ジフェニレン−ツー1
.4−シクロヘキシレンジメチレンカーボネート)、ポ
リ(エチレンジオキシ−3,3°−フェニレンチオカー
ボネート)、ポリ(4゜4“−イソブロビリデンジフェ
ニレンカーボネートーコーテレフタレート)、ポリ(4
,4°−イソプロピリデンジフェニレンカーボネート)
、ポリ(4゜4“−3eG−ブチリデンジフェニレンカ
ーボネート)、ポリ(4,4’−イソプロピリデンジフ
ェニレンカーボネート−ブロック−オキシエチレン)な
どのポリアクレート樹脂類; ポリアミド類;ポリイミド類:エボキシ樹脂類;フェノ
ール樹脂類: ポリエチレン、ポリプロピレン、塩素化ポリエチレンな
どのポリオレフィン類 およびゼラチンなどの天然高分子などが挙げられる。
この他に、必要に応じて、色調剤、カプリ防止剤、アル
カリ発生剤、自動酸化剤などを本発明の媒体に添加して
も良い。また画像形成層1上に、重合反応の酸素阻害防
止および外力による損傷防止の目的で、ポリビニルアル
コールやポリエチレンテレフタレートなどの保護層を設
けてもかまわない。
本発明の媒体における上記成分の好ましい配合比はつぎ
の通りである。
画像形成層1に含有される有機銀塩の量は、0.3〜3
0g/m”、特に0.7〜15g/m2、更には1.2
〜8g/m”が好ましい。
また、有機銀塩1モルに対して、感光性ハロゲン化銀を
好ましくは0.001〜2モル、より好ましくは0.0
5〜0.4モル含有させるのが望ましい。また、有機銀
塩1モルに対して還元剤を好ましくは0.05〜3モル
、より好ましくは0.2〜1.3モル含有させるのが望
ましい。更に、重合性ポリマー前駆体100重量部に対
して光重合開始剤を好ましくは0.1〜30重量部、よ
り好ましくは0.5〜IO重量部用いるのが望ましい、
また、還元剤1モルに対して光重合開始剤を好ましくは
0.01モル〜10モル、より好ましくは0.5〜3モ
ル用いるのが望ましい。
必要に応じ画像形成層1に含有するバインダーの量は、
有機銀塩1重量部に対し、0−10重量部、更には0.
5〜5重量部の割合が好ましい。この割合は、後述する
感光層11についても同様である。また、後述する重合
層12に、必要に応じ含有するバンイダーの量は、重合
性ポリマー前駆体1重量部に対し、0−10重量部の割
合が好ましい3本発明の媒体は、上記成分を、適宜用い
られるバインダーとともに溶剤に溶解して金属箔、プラ
スチックフィルム、紙、バライタ紙、合成紙などの支持
体2上に塗布乾燥して、あるいはバインダー自身で強度
が保たれる場合は支持体2を用いずにバインダーで形成
されるフィルム又はシート状物中に上記必須成分を含有
させて形成することができる。
画像形成Jilの厚さは、0.1 Ll、m 〜2mm
、更には、1μm〜0.1mmが好ましい。また、支持
体2の厚さは、2μm〜3mm程度が好ましい。
画像形成層1は、多層構成としてもかまわない。例えば
、第9図に示すように、画像形成層lを感光層11と重
合層12とで構成して支持体2上に設けてもかまわない
。この場合、感光層11に少なくとも感光性ハロゲン化
銀、有機銀塩及び還元剤を含有し、重合層12には少な
くとも重合性ポリマー前駆体及び光重合開始剤を含有す
る。20は、ポリビニルアルコールあるいはポリエチレ
ンテレフタレート等の保護層で、必要に応じ設けること
ができる。
画像形成層が、多層構成の画像形成媒体を用いて画像形
成する場合も、第1図〜第3図で説明した画像形成方法
と同様である。まず、第9図に示すように、像露光過程
において、感光層11にアナログ露光やデジタル露光に
よって所望の画像状に露光する(hν1)、その結果、
露光部11a内の感光性ハロゲン化銀上に銀核3が生成
し、これが潜像に形成する。なお生成した銀核3は感光
層11内に含まれている有機銀塩と還元剤との熱反応の
触媒となる。
次に、熱現像過程において、潜像が形成された感光層+
1を加熱すると、第1O図に示すように露光部11aに
おいて選択的に銀核3が触媒として作用し、有機銀塩と
還元剤とが反応し、有機銀塩は銀原子に還元されると同
時に、還元剤は酸化体となる。
この熱現像過程における加熱条件は、第1図〜第3図で
説明した場合と同様である。
続いて、第11図に示す様に、重合過程で、感光層11
側から重合露光を全面的に行ない(hν2)、重合層1
2内に含まれる光重合開始剤を解裂させ、ラジカル種を
発生させる。このラジカル種により重合反応が起り重合
層12中にポリマ一部分が形成される。その際、露光部
11aと未露光部11bでは光重合開始剤が吸収する波
長域の光の透過量が異なるので、重合層12の露光部1
1aに対応する部分12aと未露光部11bに対応する
部分12bとでポリマーの形成状態に差が生じ(未露光
部11bに対応する部分12bの方が、露光部11aに
対応する部分12aよりも重合度が高くなる。)、その
差によってポリマー像が形成される。
更に、第12図に示すように、感光J’illと重合層
12とを分離して、それぞれを支持体21上及び支持体
2上に設けた感光体30及び重合形成体31を用いても
画像形成することもできる。即ち、まず感光体30の感
光層11について前述の像露光過程及び加熱過程の処理
を行ない、次に感光層11と重合体31の重合層12を
重ねて前述の重合過程の処理を行なうことによりポリマ
ー像を形成することができる(分離プロセス)。
第9図及び第12図に示した感光[11及び重合層12
を構成する成分、及び成分の配合比は、画像形成層が1
層で構成された画像形成媒体(第1図)の場合と同様に
考えることができる。支持体21も、支持体2と同様の
材料、例えば金属箔、プラスチックフィルム、紙、バラ
イタ紙、合成紙を使用することができる。
また、第9図に示した画像形成N(感光層11と重合[
12とを有するもの)と、第12図に示した感光H11
及び重合層12とは、それぞれそれ自身の強度で層状に
形状が保たれる場合(例えば、バインダーを用いる)に
は、支持体2及び支持体21は用いなくてもかまわない
感光層11及び重合層12の厚みは、0.05μmから
1mm、更には0.3μmから30μm、特に0.6μ
mから10μmの範囲が好ましい。
本発明の方法においては、ポリマー像を利用して更に次
のように画像を形成するとよい。
例えば、第1図に示す画像形成層】、あるいは第9図及
び第12図に示す重合層12に予め熱拡散性色素を含有
しておいて、下記の転写過程により、受像体に熱拡散性
色素を転写させて画像を形成する。
即ち、第13図に示すように、ポリマー像の形成された
画像形成層1に対して受像体7を積層して加熱すること
により、画像形成媒体があらかじめ含有する熱拡散性色
素を潜像に応じて受像体7に拡散転写し、熱拡散性色素
より成る画像を該受像体上に形成する(転写過程)。
上記転写過程により画像を形成すれば、重合度に応じて
熱拡散性色素の転写量を制御でき(重合度が高くなるに
従い、熱拡散性色素の転写量は低下する)、濃度階調を
有する画像を容易に得ることができる。
また、画像形成層が感光層ti及び重合層12を有する
場合(第9図)、及び分離プロセスの場合には、重合過
程終了後(ただし、第9図に示す画像形成媒体の場合に
は、重合過程が終了して感光層11を剥離した後)、第
14図に示すように、重合層I2に受像体7を積層して
適度に加熱すると重合層12中の重合度の高い部分12
bに存在する熱拡散性色素は、重合度の低い部分12a
に存在する熱拡散性色素と比較して、その熱拡散性が重
合層12中で抑制されているので、上記加熱により、重
合度の低い部分12aの熱拡散性色素が選択的に拡散転
写する。
尚、第9図に示す画像形成媒体の場合、及び分離プロセ
スの場合、感光層11を除去した後、重合層12と受像
体7を直接積層しているが、感光層11を設けたまま熱
拡散性色素の熱転写を行なうことも可能である。感光層
11を除去する場合、感光層11に使用されるバインダ
ーは重合層から容易に引き剥せるものを使用する。
重合部12bにおける熱拡散性色素の拡散性が抑制され
るのは、重合性ポリマー前駆体が重合することにより、
または多官能重合性ポリマー前駆体を含有する場合には
それが架橋することにより、重合部12bがたとえ加熱
されてもポリマーの分子鎖は緩和されにくく、熱拡散性
色素の拡散を抑止するからである。
また、熱拡散性色素を用いて画像形成する場合、画像形
成層1中あるいは重合層12中に熱拡散性色素を含有さ
せずに、画像形成層1と支持体2との間あるいは重合層
12と支持体2との間に熱拡散性色素を含有する色材層
を設けても、先の説明と同様にして熱拡散性色素による
画像を形成することができる。
乾式銀塩系画像形成媒体を用いて色素を転写する画像形
成方法としては、還元剤に色素発生の機能を付与するこ
とを利用した方法が公知であるが、その公知の方法にお
いては、得られる画像の耐光性、保存性が悪く、ラミネ
ート処理、または紫外線吸収剤の大量使用を余儀なくさ
れる等の欠点が有る。
一方、前記の転写過程を含む本発明の態様によれば、還
元剤と色素とが別であるために、色素を任意に選択でき
、耐光性、保存性、色調の良い画像を得ることができる
熱拡散性色素の含有量は、ハロゲン化銀、有機銀塩、還
元剤、重合性ポリマー前駆体、光重合開始剤および適宜
含有されるバインダーの総和100重量部に対して、好
ましくは5〜200重量部、より好ましくは10〜10
0重量部である。
重合層12に熱拡散性色素を含有する場合には、熱拡散
性色素の含有量は重合層12に対し5〜60重量%程度
が適当である。また色材層を設ける場合、熱拡散性色素
の含有量は、色材層に対して5%以上が好ましい。色材
層は熱拡散性色素だけで構成することもできる。
本発明に使用する熱拡散性色素としては、例えばモノア
ゾ染料、チアゾール染料、アントラキノン染料、トリア
リルメタン染料、ローダミン染料、ナフトール染料など
を挙げることができる。
熱拡散性色素は、一般に分子量が小さいほど熱拡散性は
大きく、また、例えばカルボキシル基、アミノ基、水酸
基、ニトロ基、スルホン基などの極性基が多くついてい
る染料はど熱拡散性が小さい、したがって、本発明の媒
体における重合度や架橋密度、加熱条件などに応じて、
所望の熱拡散性を有する色素を分子量、極性基を目安に
して適宜選択すればよい。
熱拡散性色素を転写させる過程に用いる受像体としては
、熱拡散性色素が良好に転写でき、良好な画像を形成で
きるようなものであれば特に限定されず、普通紙でもか
まわないが、基材上に受像層を設け、この受像層に熱拡
散性色素を転写するようにするとよい。受像層としては
、例えばポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポ
リ酢酸ビニル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリアミド樹脂
、ポリカプロラクタム樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂等、種
々の物を使用することができる。
また、転写過程における加熱温度は、熱拡散性色素の種
類、ポリマーの重合度など種々の条件に応じて好適な値
は異なるが、望ましくは80〜250℃、好ましくは8
0〜200℃である。
以上の転写過程を経た後、画像形成媒体を受像体7から
剥離すれば、受像体7に熱拡散性色素が転写して第15
図に示すように基材7a上の受像層7bに画像8を得る
ことができる。転写過程を経て得られる画像はコントラ
ストの優れた画像であり、明度及び彩度に優れた画像と
なる。
本発明において、熱拡散性色素を用いて画像形成する場
合、含有する熱拡散性色素の色が、例えばイエロー、マ
ゼンタ、シアン更にはブラック等を互いに異なる複数の
画像形成媒体(あるいは重合形成体)を用いて、1つの
受像体に各色の画像を重ね合わせて形成することにより
、多色の画像を形成することもできる。このような多色
の画像は、異なる色(例えはイエロー、マゼンタ、シア
ン更にはブラック等)の熱拡散性色素が色毎の領域に分
かれて含有する画像形成層(あるいは重合層、あるいは
色材N)を、1つの支持体上に有する画像形成媒体(あ
るいは重合形成体)によっても形成することができる。
即ち、必要な色の領域から熱拡散性色素を順次転写させ
て各色の画像を重ね合わせることにより多色の画像を形
成することもできる。
また、ポリマー像を、十分に重合した部分と重合の進行
しなかった部分の粘着性の差により、受像体側と支持体
側とに分離することもできる(ビールアパート法)。
この場合、画像形成H1上に受像体9の積層された画像
形成媒体を用い、重合過程終了後(第16図)、画像形
成媒体から受像体9を剥離する(第17図)、その結果
、ポリマー像が、十分に重合した部分と重合の進行しな
かった部分とで分離され、ポジ画像及びネガ画像が得ら
れる。
分離プロセスでビールアパート法を行う場合には、感光
体30を重合形成体31から剥離する際に、十分に重合
した部分と重合の進行しなかった部分とが分離される。
上記のビールアパート法において、受像体9あるいは感
光体30を剥離する際に、十分に重合した部分と重合の
進行しなかった部分とで分離するかしないかは、受像体
、支持体あるいは画像形成層等の材料の選び方による。
ビールアパート法における、受像体9としては、例えば
アート紙、コート紙、フィルム類、金属箔等を挙げるこ
とができる。ビールアパートの過程には必ずしも加熱を
必要としないが、画像形成媒体及び受像体を40〜15
0℃程度に加熱して行なうことが好ましい、また、0.
5kg/cm” 〜400kg/cm”、好ましくは1
 kg/cm2〜150kg/cm”に加圧して行なう
ことが望ましい。
尚、ビールアパート法についてだけ着目するならば、例
えば特公昭38−9663号公報、特開昭49−326
40号公報などにそのような過程が開示されている。
しかしながら、それらに開示された方法よりも本発明の
方法は、感光感度、感光波長域、プロセススピード、画
像処理が可能であることなどの点で優れた方法といえる
更に、ポリマー像の重合部と未重合部での付着性の差、
あるいは親水性(疎水性)の差を利用して、トナー等の
粉体あるいはインクを選択的にポリマー像に付着させて
、ポリマー像を着色してもよい。また、ポリマー像に付
着したトナー等の粉体あるいはインクを、更に紙等の受
像体に転写させてもよい。ポリマー像の未重合部をエツ
チングにより除去して重合部による画像としてもかまわ
ない。
[実施例] 以下、実施例により本発明を更に具体的に説明する。
以下の記載において、量比を表わす「部」は、特に断わ
らない限り重量基準とする。
実施例1 ホモミキサーを用い、以下の組成より成る分散液を暗室
内にて調製した。
ベヘン酸            ・・・2.5部ベヘ
ン酸銀           ・・・4.5部臭化銀 
            ・・・0.7部ポリビニルブ
チラール      ・・・10.0部(S−LECB
L−1、積木化学製) トリメチロールプロパン トリアクリレート    ・・・1000部(NK  
エステルA−TMPT、新中村化学製)4−ジメチルア
ミノ安息香酸エチル・・・0,6部(Kayacure
 EPA、日本化薬製)2.4−ジエチルチオキサント
ン  ・・・0.4部(Kayacure DETX、
 日本化薬製)4.4°−メチレンビス(2,6−ジー
t−ブチルフェノール)  ・・・3.2部フタラジノ
ン          ・・・0.8部キシレン   
         ・・・60.0部n−ブタノール 
          ・・・60.0部この分散液を、
ポリエチレンテレフタレートフィルム(PETフィルム
)に、乾燥膜厚が5μmになるように塗布した。次いで
、その塗布膜にポリビニルアルコール層(PVA層)を
塗布形成し、本発明の画像形成媒体を得た。
この画像形成媒体について、前述した測定方法により第
4図及び第5図に示すf(ん)及びg(ん)を測定し、
O−D値A 2. A 3. A 4 、吸収ピーク波
長λ5.λ6、半値巾W+/2゜a=lλ6−λal/
W+/2゜ 及びに=G (λ3)/ (Am−A4)を調べた。そ
の結果を第1表に示した。
更に、本実施例の画像形成媒体に、マスクを重ね、 4
00nm以下の光をカットするカットフィルターを介し
て、消費電力が500Wの超高圧水銀灯を用いて、媒体
から60cm離れたところから10秒間像露光した。そ
の後マスクをとって125℃に調節した熱現像機で16
秒間加熱した。
その後、カットフィルターをはずし、上記超高圧水銀灯
を用いて、媒体から60cm離したところから5秒間全
面露光してポリマー像を形成した。次いで、PVA層を
水洗除去し、エタノールでエツチング処理したところ、
ポリマー像の重合部がPETフィルム上に残った。なお
、本実施例においては、全面露光の照射時間を2秒から
50秒の範囲内で変化させても、エツチング処理により
画像を得ることができた。
実施例2 以下の組成より成る分散液を暗室内にて調製した。
パルミチン酸         ・・・1.6部″ン酸
           ・・・0.4部ベヘン酸銀  
         ・・・4.0部ヨウ臭化銀    
       ・・・0.9部メチルメタクリレート/
スチレン (8部2共重合体)    ・・・12.0部トリメチ
ロールプロパン トリアクリレート    ・・・4.0部(NK  エ
ステル A−TMPT、新中村化薬製)ジペンタエリス
リトール ヘキサアクリレート   ・・・6.5部(KAYAR
D DPHA、日本化架装)p−ジエチルアミノベンゾ
ニトリル ・・・0.2部ベンジルジメチルケクール 
   ・・・0.3部(Irgacure 651. 
C1ba Geigy製)α−(3,5−ジ−t−ブチ
ル−4− ヒドロキシフェニル)−α− フェニルエタン     ・・・2.8部フタラジノン
          ・・・0.7部トルエン    
         ・・・80  部i−プロパツール
          ・・・40  部この分散液を、
PETフィルムに、乾燥膜厚が8μmになるように塗布
した。次いで、その塗布膜を陽極酸化したアルミニウム
板にラミネートして、本発明の画像形成媒体を得た。
この画像形成媒体について、アルミニウム板にラミネー
トする前の状態で、前述した測定方法によりf(λ)及
びg(λ)を測定した。その結果を第1表に示した。
更に、本実施例の画像形成媒体に、実施例1と同様の像
露光を行なった。その後130℃に調節した熱現像機で
8秒間加熱した。
その後、カットフィルターをはずし、像露光と同じ超高
圧水銀灯を用いて、媒体から60cm離れたところから
10秒間全面露光してポリマー像を形成した。次いで、
PETラミネートフィルムを除去し、エタノール/アセ
トン混合液でエツチング処理したところ、ポリマー像の
重合部がアルミニウム板上に残った。なお、本実施例に
おいては、全面露光の照射時間を3秒から20秒の範囲
内で変化させても、エツチング処理により画像を得るこ
とができた。
実施例3 以下の組成より成る分散液を暗室内にて調製した。
ベヘン酸            ・・・2.5部ベヘ
ン酸銀           ・・・4.5部臭化銀 
            ・・・0.7部ポリメチルメ
タクリレート    ・・・10.0部(ダイヤナール
 BR−100、三菱レーヨン製)ジペンタエリスリト
ール ヘキサアクリレート    ・・・1000部(にAY
ARD DPHA、日本化架装)4−ジメチルアミノ安
息香酸エチル ・・・0.6部(KAYARD EPA
、日本化架装)フタラジノン          ・・
・0.8部2.4−ジエチルチオキサントン   ・・
・0.4部(KAYACIJRE DETX、 日本化
架装)4.4′−メチレンビス(2,6−ジーt−ブチ
ルフェノール)  ・・・4.2部MSマゼンタVP 
        ・・・2.0部(三井東圧化学■製) トルエン            ・・・80  部i
−プロパツール          ・・・40  部
この分散液を、PETフィルムに、乾燥膜厚が5μmに
なるように塗布した。次いで、その塗布膜にPVA層を
塗布形成し、本発明の画像形成媒体を得た。
この画像形成媒体について、前述の測定方法によりf(
λ)及びg(λ)を測定した。その結果を第1表に示し
た。
更に、本実施例の画像形成媒体に、実施例1と同様にし
て、像露光および熱現像を行なった。
その後、カットフィルターをはずし、媒体を80℃に加
熱しつつ、像露光と同じ超高圧水銀灯を用いて、媒体か
ら60cmはなれたところから30秒間全面露光してポ
リマー像を形成した。次いで、PVA層を水洗除去し、
画像形成媒体の露光面と、ポリエステル樹脂が塗布され
た受像紙とを重ね合わせ、 100℃の転写ローラに通
した。その後、画像形成媒体から受像紙をはがすと、そ
の受像紙上に像露光部に相当する鮮やかな赤色画像が形
成されていた。
実施例4 実施例1の還元剤4,4°−メチレンビス(2,6−ジ
ーt−ブチルフェノール)の代わりに、4.4’−メチ
レンビス(2−t−ブチル−6−メチルフェノール)を
2.5部用いた以外は、実施例1と同様にして本発明の
画像形成媒体を作製した。
この画像形成媒体について、前述の測定方法によりf(
λ)及びg(λ)を測定した。その結果を第1表に示し
た。
更に、本実施例の画像形成媒体について、実施例1と同
様にポリマー像を形成し、エタノールでエツチング処理
したところ、ポリマー像の重合部がPETフィルム上に
残った。なお、本実施例においては、全面露光の照射時
間を3秒から15秒の範囲内で変化させても、エツチン
グ処理により画像を得ることができた。
実施例5 下記−数式で表わされる増感色素化合物1.2mgをN
、N−ジメチルホルムアミド1.0mgに溶かした液を
、実施例1と同様にして調製した分散液に加えた。
CH2C0OH 次いで、この分散液を、PETフィルムに、乾燥膜厚5
μmになるように塗布した。更に、その塗布膜にPVA
層を塗布形成し、本発明の画像形成媒体を得た。
この画像形成媒体に対して、ドラムスキャン式レーザビ
ームプリンタ(LBPP、阿倍設計製)により、t(e
−Neレーザ(波長633nm/出力5mW)画像書き
込みを行なった。その後、実施例1と同様にして、熱現
像、全面露光した。次いで、PVA層を水洗除去し、エ
タノールでエツチング処理したところ、レーザビームの
照射に対応した画像が得られた。
実施例6 ベヘン酸              4部臭化銀  
            1.2部ベヘン酸銀    
         7部ポリビニルブチラール    
   10部(5−LEC−BL−2積木化学製) フタラジノン           0.6部トルエン
−ブタノール       120部2.6−ジニチル
ー4−(3−シクロへキシル−4−ヒドロキシ−5−メ
チルベンジル)フェノール         2.5 
部上記配合を秤取し、超音波分散機にかけ、均一に分散
させA液を得た。
0plas red 330       1.8部(
オリエント化学社製) メチルメタクlルート/ブチルメタクリレート(・8/
2)共重合体  1.0部 メチルエチルケトン        IO部3.3゛−
カルボニルビス (7−メドキシクマリン)     
    0−16部p−ジメチルアミノ 安息香酸エチ
ル             0.04部(Kayac
ure EPA、日本化架装)ペンタエリスリトールテ
トラアクIJレート               2
.0 部上記配合を秤取し、ペイントシェーカーを用い
溶解し、B液を得た。
6μmのポリエステルフィルム上に、乾燥膜厚が2μm
となるように、B液をアプリケータを用いて塗工し、重
合層を設けた。
次に該重合層上に乾燥膜厚が2μmとなるようにA液を
アプリケータを用い塗布し、感光層を設けた。更に該感
光層上に3μm厚のPVA層を設け、本発明の画像形成
媒体を製作した。
この画像形成媒体について、前述の測定方法によりf(
λ)及びg(λ)を測定した。その結果を第1表に示し
た。
更に、本実施例の画像形成媒体のPVA層にマスクを合
せて像露光し、潜像形成を行なった。
光源としては39Qnmにピーク波長を持つIOWの蛍
光灯を用い、画像形成媒体から光源を5cm離して1 
sec露光した。
その後マスクを外し、 110℃に調節した熱現像機で
8秒間加熱した。このとき、感光層の吸収ピークの光学
濃度は、3.30であった。
さらに画像形成媒体を60℃に加熱したホットプレート
上にのせ、これに390nmに蛍光ピークを持つIOW
蛍光灯の光を5cm離して60秒照射してポリマー像を
形成した。
次いで、PVA膜及び感光層を除去し、ポリエステル樹
脂で受像層を形成した合成紙を受像体とし、重合層と受
像層とを重ね合せ、 120℃、10秒の条件で画像形
成媒体側から加熱したところ、重合層から染料が受像層
に拡散転写し、受像紙上に像露光部に対応した鮮明な赤
色の色素画像が得られた。
実施例7 実施例6のベヘン酸銀の代りにベンゾトリアゾール銀5
部とトリクロロメチル酢酸グアニジン塩2部を用い、そ
れ以外は実施例6と同様にして本発明の画像形成媒体を
作製した。
この媒体について、実施例6と同様にして像露光を行な
った後、 120℃に調節した熱現像機で20秒間加熱
した。続いて実施例6と同様にして全面露光以下の工程
を行なったところ、受像紙上に鮮明な赤色の色素画像が
得られた。
実施例8 AgBrI  0.2部、ベヘン酸銀0.5部、ベヘン
酸0.4部、2.6−ジーt−ブチル−4−o−トリル
メチル−フェノール0,4部をトルエン/1so−プロ
パツール(1:1)10部に分散、溶解させG液とした
。  これとは別にメチルエチルケト210部中にポリ
メチルメタクリレート 1.0部、Oil 5carl
et308 (中央合成化学社製)2.0部を溶解しD
液とした。
更に、メチルエチルケト210部中に、ポリメチルメタ
クリレート1,0部、重合性ポリマー前駆体としてエポ
キシアクリレート(V5502、大日本インキ社製)2
.7部、ベンジルジメチルケクール0.26部を溶解し
E液とした。
次いで6μm厚の耐熱処理したPETフィルム上に、乾
燥膜厚が2μmとなるように、D液をアプリケータを用
いて塗工し、色材層を形成し、更にE液を該色材層上に
乾燥膜厚が2μmとなるように塗布し重合層とした。
次に該重合層上に乾燥膜厚が2部mとなるようにG液を
アプリケータを用い塗布し、感光層とした。更に該感光
層上に3μm厚のPVA1iを設け、本発明の画像形成
媒体を作製した。
この画像形成媒体について、前述の測定方法によりf(
λ)及びg(λ)を測定した。その結果を第1表に示し
た。
更に、本実施例の画像形成媒体のPVANにマスクを合
せて像露光し、潜像形成を行なった。
光源としては420nm、 IOWの蛍光灯を用い、画
像形成媒体から光源を5cm離して20m5ec露光し
た。
その後マスクを外し、 120℃に調節した熱現像機で
20秒間で加熱した。
さらに上記画像形成媒体の全面に335nm、 IOW
の蛍光灯の光を媒体から3cm離して5 sec照射し
てポリマー像を形成した。
次いで、PVA膜及び感光層を除去し、実施例6と同様
な方法で染料を受像紙に転写したところ、鮮明な赤色の
色素画像が得られた。
実施例9 AgBr0.1部、ベヘン酸銀0.5部、ベヘン酸0,
4部、2.6−ジーし一ブチル−4−(3,5−ジメチ
ル−4−ヒドロキシベンジル)−フェノール0.4部、
フタラジノン0.2部、ポリメチルメタクリレート1部
をトルエン/1so−プロパツール(1:1)10部に
分散させF液とした。
これとは別にメチルエチルケトン10部にポリメチルメ
タクリレート1部o部、ユニデック16−824(大日
本インキ化学工業社製)2.0部、2.4−シクロロチ
オキサントン0.2部、p−ジメチルアミノ安思香酸エ
チル0.1部、フォロンブリリアントスカーレットS 
RL (Sandoz社製)0.2部を加え、ペイント
シェーカーを用いて分散し、G液を得た。
前記G液をアルミ蒸着ポリエチレンテレフタレートフィ
ルム(パナック工業社製)上にアブリケータ−な用いて
乾燥膜厚が2μmになるように塗工し、フィルムAを得
た。続いてF液を透明ポリエチレンテレフタレートフィ
ルム上にアプリケーターを用いて乾燥膜厚が2μmとな
るように塗工し、フィルムBを得た。前記フィルムA上
にフィルムBを互いの塗工膜が向い合うようにラミネー
トし本発明の画像形成媒体を得た。
この画像形成媒体について、前述の測定方法によりf(
λ)及びg(λ)を測定した。その結果を第1表に示し
た。
こうして作製した画像形成媒体上にマスクを合わせて像
露光し、潜像形成を行なった。
光源としては390部mに蛍光ピークをもつIOWの蛍
光灯を用い、画像形成媒体から光源を5cm離して2秒
露光した。
その後マスクをはずし、 130℃に調節した熱現像機
で、10秒間加熱した。
さらに上記画像形成媒体を60℃に加熱したホットプレ
ート上に乗せ、380部m、IOWの蛍光灯を画像形成
媒体から5cm離して20秒間照射してポリマー像を形
成した。
上記画像形成媒体を60℃、25kg/cm”に加熱加
圧されたローラな通しながら、フィルムBを剥離したと
ころ、赤色の画像がフィルム上に形成された。
実施例10 実施例6において、g(λz)=Asが1.7になるよ
うに、3.3°−カルボニルビス(7−メドキシクマリ
ン)を0.16部から0.35部に増加した以外は、実
施例6と同様にして本発明の画像形成媒体を作製した。
この画像形成媒体を用い、実施例6と同様にして画像形
成を行ったところ、受像紙上に赤色の色素画像を得た。
得られた色素画像は実施例6の画像と比べて、赤色の最
大光学濃度が低いものであったが、実用上問題なかった
。尚、像露光、加熱後における感光層の吸収ピーク光学
濃度は3.36であった。
実施例1.1 ホモミキサーを用い、以下の組成よりなる分散液を暗室
内にて調製した。
ベヘン酸 ベヘン酸銀 臭化銀 ポリビニルブチラール (S−LECBL−2、積木化学製) トリメチロールプロパン トリアクリレート    ・・・l010部(Nに エ
ステルA−TMPT、新中村化学製)フタラジノン  
        ・・・0.6部4−ジメチルアミノ安
息香酸エチル ・・・0.6部3.3−カルボニルビス
(7−ジニチル7ミノクマリン)     ・・・0.
6 部カンファーキノン        ・・・0.6
部4.4°−メチレンビス(2−メチ ル−1−ナフトール)      ・・・3.4部キシ
レン            ・・・60  部。
n−ブタノール           ・・・60  
部この分散液を、PETフィルム上に、乾燥膜厚が5μ
mとなるように塗布した。次いで、その塗布膜にPVA
Hを塗布形成し、本発明の画像形成・・・2.5部 ・・・4.5部 ・・・0.7部 ・・・1000部 媒体を得た。
この画像形成媒体について、前述した測定方法によりf
(λ)及びg(ん)を測定し、その結果を第1表に示し
た。
更に、本実施例の画像形成媒体に、マスクを重ね、 3
90部mの光を透過し、 440部m以上の光をカット
するカットフィルターを介して、消費電力が500Wの
超高圧水銀灯を用いて、媒体から60cm離れたところ
から2秒間像露光した。その後、マスクをとって110
℃に調節した熱現像機で16秒間加熱した。
その後、カットフィルターを外し、上記超高圧水銀灯を
用いて、媒体から60cm離れたところからIO秒間全
面露光してポリマー像を形成した。次いで、PVA層を
水洗除去し、エタノールでエツチング処理したところ、
ポリマー像の重合部がPETフィルム上に残った。なお
、本実施例においては、全面露光の照射時間を5秒から
30秒の範囲内で変化させても、エツチング処理により
画像を得ることができる。
実施例12 実施例11の4,4°−メチレンビス(2−メチル−1
−ナフト−ル)3.4部のかわりに4,4゛−メチレン
ビス(2−t−ブチル−1−ナフトール)3.6部にし
た以外は実施例11と同様にして本発明の画像形成媒体
を得た。
この画像形成媒体について、前述の測定方法によりf(
λ)及びg(λ)を測定した。その結果を第1表に示し
た。
更に、本実施例の画像形成媒体について、実施例11と
同様にポリマー像を形成し、エタノールでエツチング処
理したところ、ポリマー像の重合部がPETフィルム上
に残った。なお、本実施例においては、全面露光の照射
時間を2秒から20秒の範囲内で変化させても、エツチ
ング処理により重合画像を得ることができた。
実施例13 実施例11の4,4°−メチレンビス(2−メチル−1
−ナフトール)334部のかわりに4,4°−メチレン
ビス(2−ベンジル−1−ナフトール)4.9部にした
以外は実施例11と同様にして本発明の画像形成媒体を
得た。
この画像形成媒体について、前述の測定方法によりf(
λ)及びg(λ)を測定した。その結果を第1表に示し
た。
更に、実施例11と同様の方法で本実施例の画像形成媒
体を像露光した後、 120℃に調節した熱現像機で1
6秒間加熱した。その後、この画像形成媒体について実
施例11と同様に全面露光を行ない、水洗、エタノール
エツチングを行なったところ、PETフィルム上にポリ
マー像の重合部が残った。本実施例においては、全面露
光の照射時間を5秒から15秒の範囲内で変化させても
、エツチング処理により重合画像を得ることができた。
実施例14 以下の組成よりなる溶液を調製した。
ポリメチルメタクリレート    ・・・0.26部ジ
ペンタエリスリトールへキサアクリレート      
      ・・・10   部3.3°−カルボニル
ビス(7−ジニチルアミノクマリン)     ・・・
0.6 部1.3.5−)リス(トリクロロメチル)ト
リアジン        ・・・t、3 部MS−シア
ン−vP(三井東圧化学製)・・・2.5部メチルエチ
ルケトン       ・・・60  部この溶液を用
いてPETフィルムに乾燥膜厚が2μmになるように重
合層を塗布し、第12図に示す重合形成体とした。
これとは別に、以下の組成よりなる感光性組成物を調製
した。
ベヘン酸            ・・・2.5部ベヘ
ン酸銀           ・・・4.5部臭化銀 
            ・・・0.9部ポリビニルブ
チラール      ・・・1000部フタラジノン 
         ・・弓。2部4.4゛−メチレンビ
ス(2−メチル−1−ナフトール)      ・・・
3.4 部キシレン            ・・・6
0  部ローブタノール           ・・・
60  部この分散液を用いて別のPETフィルム上に
乾燥膜厚が6μmとなるように塗布した。感光層を設け
、更に該感光層上にPVA層を設け、第12図に示す感
光体とした。
上記重合形成体および感光体について、前述した測定方
法によりf(λ)およびg(λ)を測定した。その結果
を第1表に示した。
更に、上記感光体について実施例11と同様に像露光し
、次いで115℃に調節した熱現像機で10秒間加熱し
た。
その後、感光体と重合形成体とを、PVA層と重合層が
向い合うように重ね実施例11と同様の光源を用い、8
0℃のホットプレートで加熱しながら感光体側から20
秒間全面露光した。感光体を剥離した後、重合形成体を
メチルエチルケトンでエツチング処理したところ、ポリ
マー像の重合部がPET上に残った。
またエツチング処理に変えて、重合形成体のポリマー像
に、ポリエステル樹脂を塗布した受像紙を重ね、 13
0℃に調節したニップ巾4mmのヒートローラに1.3
sec/cmの速度で通したところ、受像紙上に像露光
に対応したシアン画像が形成された。
実施例15 以下の組成よりなる分散液を暗室下調整した。
ベヘン酸            ・・・2.5部ベヘ
ン酸銀           ・・・4,5部ヨウ臭化
銀           ・・・0.7部トリメチロー
ルプロパン トリアクリレート    ・・・1000部3.3′−
カルボニルビス−・・・0.6部(7−ジニチルアミノ
クマリン) 4−ジメチルアミノ安息香酸エチル ・・・0.6部2
−t−ブチル−4−(4−ヒドロキシフェニル)メチル
−1−ナフトール       ・・・2.9 部キシ
レン            ・・・60.0部n−ブ
タノール           ・・・60.0部分数
にホモミキサーを用い、これをPETフィルムの支持体
上に乾燥膜厚6μmになるように塗布し、本発明の画像
形成媒体を作製した。
この画像形成媒体について、前述の測定方法によりf(
λ)およびg(λ)を測定した。その結果を第1表に示
した。
上記画像形成媒体に陽極酸化処理したアルミニウム板の
画像形成層をラミネートし、PETフィルム上からマス
クを重ねてIOW蛍光灯で1秒間像露光した後、マスク
を除去し熱現像機で115℃、16秒間の条件で加熱し
た。
その後、画像形成媒体表面で訊OmW/cm”となる紫
外光で画像形成媒体を5秒間全面露光した。
上記画像形成媒体のPETフィルムを剥離した後、エタ
ノールでエツチング処理したところ、ポリマー像の重合
部が支持体上に鮮明な画像として残った。
又、上記全面露光の条件を変えたところ、全面露光の照
射時間が3秒〜6秒の間で再現性良く画像を取り出すこ
とができた。
実施例16 以下の組成よりなる分散液を暗室下調整した。
バルミチン酸          1.6部ベヘン酸 
            0.4部ベヘン酸銀    
        4.0部臭化銀          
    0.9部メチルメタク1ルート/スチレン(=
8/2)  共重合形成体12.0部トリメチトルプロ
パントリ7り1ルート               
4.0 部ジペンタエリスリトールへキサアク1ルート
              6,5 部3.3゛−カ
ルボニルビス− (7−ジニチルアミノクマリン)0.5部p−ジエチル
アミノベンゾニトリル  0.2部2−メチル−4−(
3,5−ジクロロ−4−ヒドロキシフェニル)メチル−
1−ナトール           3.2 部トルエ
ン              80.0部i−プロパ
ツール           40.0部これをPET
フィルムの支持体上に乾燥膜厚8μmで塗布し、本発明
の画像形成媒体を作製した。
この画像形成媒体についで、前述の測定方法によりf(
λ)およびg(λ)を測定した。その結果を第1表に示
した。
更に、上記画像形成媒体にアルミニウム板をラミネート
したのち、実施例15と同様にしてエツチング処理を行
なったところ、ポリマー像の重合部が支持体上に鮮明な
画像として残った。
又、上記全面露光の条件を変えたところ、全面露光の照
射時間が3秒から14秒の間で再現性良く画像を取り出
すことができた。
実施例17 以下の組成よりなる分散液を暗室下調整した。
ベヘン酸             2.5部ベヘン酸
銀            4,5部臭化銀     
         0.7部ポリビニルブチラール  
     0.4部ポリメチルメタクリレート    
 10.0部2.4−ビス [2〜(アクリロキシ)エ
トキシカルバモイル] トルエン          
  4.0 部ペンタエリスリトールトリアクiルート
                 8.0 部3.3
゛−カルボニルビス− (7−ピロリジノクマリン)0.7部 4−ジメチルアミノ安息香酸エチル  0.4部フタラ
ジノン           0.8部2−メチル−4
−(3,5−ジクロロ−4=ヒドロキシフエニル)メチ
ル−1−ナトール           3.x  部
トルエン              80  部i−
プロパツール           40  部上記組
成の分散液を、PETフィルムの支持体上に乾燥膜厚5
μmになるように塗布し、本発明の画像形成媒体を作製
した。この画像形成媒体では、画像形成層の下引き層と
してポリウレタン層を設けた。
この画像形成媒体について、前述の測定方法によりf(
λ)およびg(λ)を測定した。その結果を第1表に示
した。
更に、上記本発明の画像形成媒体の画像形成層にポリエ
チレンフィルムでラミネートし、実施例15と同様の方
法で全面露光を行ない、続いてエツチング処理を行った
ところ支持体上にポリマー像の重合部による鮮明な画像
が得られた。
実施例18 実施例15で2−t−ブチル−4−(4−ヒドロキシフ
ェニル)メチル−1−ナフトール2.9部を2−メチル
−4−(4−ジメチルアミノフェニル)メチル−1−ナ
フトール2.9部にかえた以外は実施例15と同様に本
発明の画像形成媒体を作製した。
この画像形成媒体について、前述の測定方法によりf(
λ)およびg(ん)を測定した。その結果を第1表に示
した。
更に、この画像形成媒体について実施例15と同様にし
てエツチング処理を行ったところ、ポリマー像の重合部
が支持体上に鮮明な画像として残った。
又、上記全面露光の条件を変えたところ、全面露光の照
射時間が3秒から8秒の間で再現性良く画像を取り出す
ことができた。
実施例19 熱拡散性染料 MS−マゼンタ−VP   1.5部(
三井東圧化学社製) ポリブチルメタクリレート     7.0部上記成分
をメチルエチルケトン50部に溶解させH液とした。
ポリビニルブチラール       80部ジペンタエ
リスリトールへキサアクリレート          
    12.0部2.4−ジエチルチオキサントン 
  2.4部4−ジメチルアミノ安息香酸エチル  2
.4部上記成分をブタノール80部に溶解させI液とし
た。
次に、ベヘン酸3.5部、AgBr 0.8部、ベヘン
酸銀4.0部、ポリビニルブチラール100部、アゼラ
イン酸0.2部、フタラジノン0.8部および4.4゛
−ベンジリデンビス(2,6−ジーt−ブチルフェノー
ル)4.5部を、トルエン30部およびi−プロパツー
ル30部の混合溶剤に分散させ、J液とした。
次に、PETフィルムに、H液を乾燥膜厚2μmになる
よう塗布して色材層として、その上にI液を乾燥膜厚4
μmになるように塗布して重合層とした。さらに重合層
の上に、J液を乾燥膜厚5μmになるように塗布して感
光層とし、最後に感光層の上に2μm厚のPVA層を設
けて本発明の画像形成媒体を得た。
この画像形成媒体について、前述の測定方法によりf(
λ)およびg(λ)を測定した。その結果を第1表に示
した。
また、この画像形成媒体にマスクを重ね、画像形成層の
ところで9001uxの光で10秒間像露光し、続いて
 125℃の熱現像機で30秒間加熱した。
次に、この画像形成媒体に対し、 380部mにピーク
波長のある蛍光灯を画像形成媒体から3cm離して、l
O秒間全面露光した。
こうして最後にPVA層および感光層を除去して、実施
例6と同様の方法で受像紙上に画像を形成したところ、
像露光部に対応した画像を得ることができた。本実施例
の画像は、実施例6に比べて最大光学濃度が低くなった
が、実用上問題なかった。
また、この画像形成媒体に実施例6と同様に像露光、熱
現像および全面露光を行ったのち、エタノールでエツチ
ング処理を行なったところ、ポリマー像の重合部からな
る画像をPET上に得ることができた。又、上記全面露
光の条件を変えたところ、全面露光の照射時間が5秒か
ら8秒の間で再現性良くポリマー像の重合部からなる画
像を取り出すことができた。
実施例20 実施例11において、4,4°−メチレンビス(2−メ
チル−1−ナフトール)3.4部を、2−アミノ−5−
ジエチルアミノトルエン 1.7部、ベンゾイルアセト
−0−クロロアニリド4.6部にかえた以外は、実施例
11と同様に画像形成媒体を作製し、同様に画像形成を
行なったところ、鮮明な画像が得られた。
一方、ベンゾイルアセト−〇−クロロアニリドを用いな
い場合では画像は、得られなかった。
実施例21 土五旦二孟ユ羞 ポリブチルメタクリレート    ・・・7.0部(ダ
イヤナールBR−79三菱レーヨン)MS−イエローv
P(三井東圧染料) ・・・1.0部メチルエチルケト
ン       ・・・63  部ヱ埜ヱヱ孟ユA ポリブチルメタクリレート    ・・・7.0部(ダ
イヤナールBR−79三菱レーヨン)MS−マゼンタ−
VP(三井東圧染料)・・・0.6部メチルエチルケト
ン       ・・・63  部21」ヨL二腋 ポリブチルメタクリレート    ・・・7.0部(ダ
イヤナールBR−79三菱レーヨン)MS−シアン−V
P (三井東圧染料) ・・・0.95部メチルエチル
ケトン       ・・・63  部上記組成よりな
るイエロー塗工液、マゼンタ塗工液、シアン塗工液をつ
くり、アンカー処理した22μm厚さのPETフィルム
上に、3色グラビア塗工磯を用いて5色毎の領域に分け
て塗工し色材層とした。色材層は乾燥膜厚が2μmであ
った。
次に、下記組成の乳剤を調製した。
AgBr           0.9部ベヘン酸銀 
           5.0部ベヘン酸      
       4.0部フタラジノン        
   1.0部ポリビニルブチラール       1
000部2.6−ジーt−ブチル−4−(3,5−ジメ
チル−4−ヒドロキシフェニル)メチル−フェノール 
        3.7 部2.4−ジエチルチオキサ
ントン    1.6部ジメチル安思香酸エチル   
   1.6部ジペンタエリスリトールヘキサ7り1ル
ート              to、o部実施例5
で用いた増感色素 1重量%のDMF溶液    2,0部キシレン   
          60.0部n−ブタノール   
         60,0部この乳剤を前記色材層の
上に、乾燥膜厚が5μmになるように塗布し、感光重合
層とした。
さらにポリビニルブチラールで乾燥膜厚2μmの保護層
を設け、本発明の画像形成媒体を得た。
上記画像形成媒体のイエロー層上の感光重合層にドラム
スキャン式レーザービームプリンター(間部設計製)を
用い、He−NeLz−ジー(出力5 mW)で像書き
込みを行なった。次にこの画像形成媒体を120℃、2
0秒の条件で加熱した後、390nmに蛍光ピークを有
する消費電力10Wの蛍光灯を媒体から1cmの距離よ
り40sec露光した。最後に、予め受像層が形成させ
られている受像紙と上記画像形成媒体を積層し、 13
0°C3lOsec、の条件で加熱したところ、受像紙
に像露光に対応した、明度、彩度共に優れたイエロー画
像が形成された。
同様にして上記画像形成媒体のマゼンタ層上の感光重合
層にイエローの場合と同様の条件で像書き込み、加熱現
像を行なった後、380nmに蛍光ピークを有する消費
電力10Wの蛍光灯を媒体より1cmの距離から、30
sec露光した。最後にイエロー画像が形成された受像
紙と上記画像形成媒体を積層し、 130℃、l0se
c、の条件で加熱したところ、受像紙に像露光に対応し
た、明度、彩度共に優れたマゼンタ画像が形成された。
同様にしてシアン層上の感光重合層にイエローの場合と
同様の条件で像書き込み、加熱現像を行なった後、 3
90nmに蛍光ピークを有する消費電力10Wの蛍光灯
を媒体より1cmの距離から、30sec露光した。最
後にイエローとマゼンタの画像が形成された受像紙と上
記画像形成媒体を積層し、130°C11Osec、の
条件で加熱したところ、受像紙に像露光に対応した、明
度、彩度共に優れたシアン画像が形成された。
こうして得られた多色画像は、明度および彩度に優れた
画像であった。
実施例22 実施例21のシアン塗工液を、PETフィルム上に3μ
mの乾燥膜厚で塗布し、色材層を形成した。
これとは別に、ポリビニルブチラール5部、ジペンタエ
リスリトールへキサアクリレート7部、2.4−ジエチ
ルチオキサントン1.4部、p−ジメチルアミノ安息香
酸エチル1.4部を、n−ブタノール80部に溶解して
L液した。
又、AgBr 0.9部、ベヘン酸銀5.0部、ベヘン
酸4.0部、フタラジノン 1.0部、ポリビニルブチ
ラール1040部、2,6−ジーt−ブヂルー4− (
3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)メチル−
フェノール3.7部を、トルエン60部およびi−プロ
パツール60部の溶液に分散させてM液とした。
上記色材層の上に、L液を乾燥膜厚が4μmとなるよう
に設けて重合層とし、さらにこの重合層の上にM液を乾
燥膜厚が4μmとなるように設けて感光層とした。感光
層の上には、ポリビニルブチラールのエタノール溶液を
膜厚2μmで設けて保護層とし、本発明の画像形成媒体
を形成した。
この画像形成媒体に、媒体面上の照度が9001uxの
タングステンランプを用い、10秒間像露光したのち、
 120℃の熱現像機で20秒間加熱した。続いて、 
380部mに蛍光ピークを有する消費電力10Wの蛍光
灯を媒体より1cmの距離から30秒間露光した。最後
に、この媒体にポリエステル樹脂の受像層を有する受像
紙を重ね、 130℃で10秒間加熱したところ、受像
紙上にシアン画像が形成された。
実施例23 AgBr 017部、ベヘン酸銀4.5部、ベヘン酸3
,2部、ポリビニルブチラール9.0部、トリメチロー
ルプロパントリアクリレート10部、p−ジメチルアミ
ノ安息香酸0.6部、3,3°−カルボニルビスげ一ジ
メチルアミノクマリン)1.5部、カンファーキノン0
.6部を、トルエン60部およびi−プロパツール60
部の溶液に分散させた。これにロイコ色素9−フェニル
−2,7−ジクロロ−3,6−シヒドロキシキサンテン
3.5部を溶解させ乳剤の調整を終えた。
この乳剤をPETフィルムに、乾燥膜厚が5μmとなる
ように塗布して画像形成層とし、更にこの画像形成層上
に乾燥膜厚2μmのPVAHを設は本発明の画像形成媒
体を形成した。
この画像形成媒体に、 440mm以上の光をカットす
るカットフィルターを介して消費電力500Wの超高圧
水銀灯を媒体から60cmの距離より2秒間像露光した
ついで115℃に調節した熱現像機で16秒間加熱した
後、カットフィルターを外し超高圧水銀灯を媒体より6
0cmの距離から5秒間重合露光した。
PVA層を水洗除去したのち、この媒体をエタノールで
エツチング処理したところ、ポリマーの画像がPETフ
ィルム上に残った。
比較例1 還元剤2.2−メチレンビス(4−メチル−6−t−ブ
チルフェノール)2.6部を、実施例1の還元剤4.4
“−メチレンビス(2,6−ジーt−ブチルフェノール
)3.2部にかえて用いた以外は、実施例1と同様にし
て媒体を作製した。
上記媒体について実施例1と同様に像露光したのち、 
115℃に調゛節した熱現像器で10秒間加熱したとこ
ろ像露光部に黒色の銀画像が形成された。
この媒体の像露光部について光吸収特性を測定したとこ
ろ、はぼフラットな吸収であり金属銀による吸収は、1
.2であった。
熱現像条件を変化させてもフラットな吸収特性は変わら
なかった。
次に、上記媒体について実施例1と同様に像露光、熱現
像および全面露光したのち、エツチング処理すると、全
面露光の照射時間が2秒以下では画像形成層はすべて溶
出され、2秒よりも長いと画像形成層は溶出されず画像
を得ることができなかった。
比較例2 実施例11の3,3゛−カルボニルビス(7−ジニチル
アミノクマリン)0.6部およびカンファーキノン0.
6部を、2.4−シクロロチオキサントン0.5部にか
えた以外は実施例11と同様にして画像形成媒体を作製
した。
この画像形成媒体について、前述の方法によりf(λ)
およびg(λ)を測定したところ、f(λ)の吸収ピー
ク波長とg(λ)の吸収ピーク波長とが大きくずれたも
のであった。測定結果はA2 =]、61. As =
0.98、A4=0.40、W、7□=46nm、  
λz = 401B+、  λ、 =  448nmお
よびに=4゜15であった。
この画像形成媒体について、実施例11と同様に画像形
成を行なったところ、鮮明な画像は得られなかった。
比較例3 実施例1の、光重合開始剤2.4−ジエチルチオキサン
トン0.4部および4−ジメチルアミン安息香酸エチル
0.6部を、3.3°−カルボニルビス(7−ジエチル
アミノクマリン)0.7部および2,4.6−トリス(
トリクロロメチル)−s−トリアジン0.5部にかえた
以外は、実施例1と同様にして画像形成媒体を作製した
この画像形成媒体について、前述の方法によりf(λ)
およびg(λ)を測定したところ、f(λ)の吸収ピー
ク波長とg(λ)の吸収ピーク波長とが大きくずれたも
のであった。測定結果はA、=1.80、A3=1.2
0、A4=0.53、W+/2=40nm、  λ2 
=  457nm、  λ、 = 398nmおよびに
=194であった。
この画像形成媒体について、実施例1と同様に画像形成
を行なったところ、鮮明な画像は得られなかった。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は、それぞれ本発明の像露光過程、加熱
過程および重合過程の例を示した略断面図、第4図は画
像形成媒体の像露光および加熱のされた部分の光吸収特
性の一例を示すグラフ、第5図は画像形成媒体の像露光
および加熱のされていない部分の光吸収特性の一例を示
すグラフ、第6図は第1差スペクトルの一例を示すグラ
フ、第7図は第2差スペクトルの一例を示すグラフ、第
8図は本発明における光吸収性有機化合物の吸収波長ピ
ークλ、と光重合開始剤の吸収波長ピークλBとの関係
の一例を示すグラフ、第9図〜第1I図はそれぞれ本発
明の像露光過程、加熱過程および重合過程の他の例を示
した略断面図、第12図は本発明による分離プロセスで
使用する感光体および重合形成体の例を示す略断面図、
第13図は本発明の画像形成方法で熱拡散性色素を転写
させる過程の一例を示す略断面図、第14図は本発明の
画像形成方法で、重合層中の熱拡散性色素を転写させる
過程の一例を示す略断面図、第15図は熱拡散性色素が
転写した受像体の一例を示す略断面図、第16図は本発
明によるビールアパート法で重合過程終了後の状態の例
を示す略断面図、第17図は本発明によるビールアパー
ト法で受像体を剥離する過程の一例を示す略断面図であ
る。 1・・・画像形成層 3・・・銀核 6・・・ポリマ一部分 8・・・画像 11・・・感光層 20・・・保護層 2・・・支持体 5・・・酸化体 7・・・受像体 12・・・重合層 21・・・支持体 9 hν1 第1図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、少なくとも感光性ハロゲン化銀、有機銀塩、還元剤
    、重合性ポリマー前駆体および光重合開始剤を含有する
    画像形成媒体に対し、像露光し、加熱することにより前
    記画像形成媒体中に光吸収性有機化合物を生成し、前記
    光吸収性有機化合物の生成した前記画像形成媒体に重合
    露光をして前記重合性ポリマー前駆体を重合させる際に
    、前記光吸収性有機化合物の生成した部分で前記光吸収
    性有機化合物の光吸収特性を利用することにより、前記
    重合性ポリマー前駆体の重合を抑制することを特徴とす
    る画像形成方法。 2、前記光吸収性有機化合物が有する光吸収特性の吸収
    ピーク波長および半値巾を、それぞれλ_3およびW_
    1_/_2としたとき、前記光重合開始剤の吸収ピーク
    波長λ_6が、λ_3±0.8_1_/_2の範囲内に
    あることを特徴とする請求項1記載の画像形成方法。 3、前記光吸収性有機化合物が、前記有機銀塩と前記還
    元剤との反応で生成した酸化体であることを特徴とする
    請求項1記載の画像形成方法。 4、前記光吸収性有機化合物が、前記有機銀塩と前記還
    元剤との反応で生成した酸化体と、カプラーとの反応で
    生じたものであることを特徴とする請求項1記載の画像
    形成方法。5、少なくとも感光性ハロゲン化銀、有機銀
    塩、還元剤を含有する感光体に対し、画像露光し、加熱
    することにより前記感光体中に光吸収性有機化合物を生
    成し、前記光吸収性有機化合物の生成した前記感光体に
    、少なくとも重合性ポリマー前駆体および光重合開始剤
    を含有する重合形成体を積層した後、前記感光体および
    前記重合形成体に重合露光をして前記重合性ポリマー前
    駆体を重合させる際に、前記光吸収性有機化合物の生成
    した部分で前記光吸収性有機化合物の光吸収特性を利用
    することにより、前記重合性ポリマー前駆体の重合を抑
    制することを特徴とする画像形成方法。 6、像露光および加熱により互いに反応して光吸収性有
    機化合物を生成する感光性ハロゲン化銀、有機銀塩およ
    び還元剤と、重合性ポリマー前駆体および光重合開始剤
    とを少なくとも含有する画像形成媒体であって、前記光
    吸収性有機化合物は、前記光重合開始剤が感度を有する
    波長の光を吸収するものであることを特徴とする画像形
    成媒体。 7、前記光吸収性有機化合物が有する光吸収特性の吸収
    ピーク波長および半値巾を、それぞれλ_3およびW_
    1_/_2としたとき、前記光重合開始剤の吸収ピーク
    波長λ_6が、λ_3±0.8W_1_/_2の範囲内
    にあることを特徴とする請求項6記載の画像形成媒体。 8、カプラーを含有することを特徴とする請求項6記載
    の画像形成媒体。
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