JPH09230589A - 新規なハレーション防止染料を導入するカラー校正物品 - Google Patents

新規なハレーション防止染料を導入するカラー校正物品

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JPH09230589A
JPH09230589A JP9028835A JP2883597A JPH09230589A JP H09230589 A JPH09230589 A JP H09230589A JP 9028835 A JP9028835 A JP 9028835A JP 2883597 A JP2883597 A JP 2883597A JP H09230589 A JPH09230589 A JP H09230589A
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photosensitive
photosensitive color
antihalation
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JP9028835A
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Kevin D Landgrebe
ケビン・ディーン・ランドグリーブ
Alice S Mendelsohn
アリス・スー・メンデルソン
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    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/004Photosensitive materials
    • G03F7/09Photosensitive materials characterised by structural details, e.g. supports, auxiliary layers
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    • GPHYSICS
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、カラー校正物品、特にハレーショ
ン防止染料を導入するカラー校正物品を提供する。 【解決手段】 本発明は、一般式: 【化1】 (式中、Zは酸素原子、NH、またはNRであり;Rは
炭素原子1〜12個を有するアルキル基または水素原子で
あり;R1は炭素原子1〜12個を有するペルフルオロアル
キルスルホニル基またはアリールスルホニル基を表し;
およびR2は炭素原子1〜12個を有するペルフルオロア
ルキルスルホニル基、アリールスルホニル基、またはシ
アノ基を表す)を有する少なくとも1種のハレーション
防止染料を含有する感光性カラー校正物品に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカラー校正物品、特
にハレーション防止染料を導入するカラー校正物品に関
する。
【0002】
【従来の技術】絵入り印刷物の印刷においては、リソグ
ラフ、活版印刷、またはグラビア印刷のいずれによって
も、ハーフトーン法が用いられ、実際の印刷方法は、様
々なドットサイズまたはインク濃度を有する単一色の、
1平方インチ当たり数千の微小ドットから構成される。
肉眼でハーフトーンプリントの影に見えるものは、上記
ドット間の非印刷領域に比例する実際に制御されたドッ
トサイズ変化であるか、または上記ドットの制御された
インク濃度変化である。白黒の絵入り印刷物において
は、上記ドットは黒色インクのみで印刷される。しかし
ながら、フルカラーの再現は3色、イエロー、マゼン
タ、シアン(「3色法」として公知)により、または黒
色を加えたこれらの色(「4色法」)により印刷する必
要がある。各色に対して、別の印刷版が作製される。3
種または4種印刷版を作製するために、元の色の絵また
は写真は、フィルター、マスク等を用いて、写真的に、
またはレーザースキャナにより、1組の3色または4色
のハーフトーンのネガ型またはポジ型透明画に「分離さ
れ」、それらはそれぞれ色の内の1種を再現し、かつ3
種または4種の複合印刷色が所望のトータルカラーのプ
リントを作製するように印刷されるべき各色の量をドッ
ト毎に含む。
【0003】カラー透明画からの色分離ネガ型またはポ
ジ型フィルムの作製は公知であり、所望の結果を得るた
めの多くの変数を扱うのにかなりの熟練を要する。しば
しばトライアルとエラーが起こり、それが1種以上のネ
ガまたはポジの修正または変更を必要とする。ある信頼
できるシステムが上記色分離フィルムを校正するのに信
頼できるシステムがない場合、印刷機をセットして、予
備校正刷りを得るためにだけ複写印刷しなければならな
い。これは、時間および経費がかかる。
【0004】ポジ型予備印刷校正システムの例が、米国
特許第4,260,673号に開示されている。上記カラー校正
シートは、平滑剥離表面を有するキャリヤーシート;上
記キャリヤーシートの剥離表面と、接着剤による結合は
していないが、粘着結合した酸化ジアゾおよび着色樹脂
化合物のカラー被膜;上記カラー被膜表面と結合した樹
脂および酸化ジアゾの混合物または反応生成物を含有す
るバインダー層;および上記バインダー層と強く結合し
た透明バリヤー層;から成り、上記バインダーはカラー
顔料を含有せず、かつ上記カラー被膜およびバインダー
層は化学線露光により溶剤現像媒体に可溶性であるが、
化学線露光前には溶剤現像媒体に不溶性であり、上記バ
リヤー層は上記溶剤現像媒体に不溶性である。
【0005】1つの基材上に多色カラー校正シートを得
るために、前述の構造を有する第1の前増感シートのバ
リヤー層を基材に結合し、キャリヤーシートを剥離す
る。結合した前増感校正シートを有する基材を、次いで
上記カラー被膜の顔料に対応する色分離ポジを通して化
学線露光する。上記バインダー層およびカラー被膜中の
露光した酸化ジアゾおよび樹脂の混合物は、溶剤現像媒
体に可溶となり、潜像を形成する。
【0006】上記潜像を次いで、溶剤現像媒体、例えば
アルカリ性水性媒体、好ましくは水酸化ナトリウム溶液
を用いて現像し、その結果、上記バインダー層および関
連するカラー被膜中の露光した酸化ジアゾおよび樹脂の
混合物は除去され、未露光の酸化ジアゾおよび樹脂が残
存する。この露光バインダー層の除去により、通常バッ
クグラウンドの変色と関連し、透明バリヤー層に結合し
たままの顔料を除去する。
【0007】上記方法は順に繰り返され、複合校正刷り
が元の題材のイエロー、マゼンタ、シアン、およびブラ
ックの配色を再現する着色層を含むように位置合せされ
る。
【0008】改良ポジ型前印刷校正システムが、欧州特
許明細書第0115899号に開示されている。この校正シス
テムは、米国特許第4,260,673号に開示されているのと
同様に用いられてもよいが、その感光性校正シートは通
常3層を含み、バリヤー層を必要としない。特に、ポジ
型カラー校正シートは、要すれば1表面に剥離被膜を有
する脱着可能なキャリヤー層を含み、それは酸化ジアゾ
化合物または酸化ジアゾペンダント基を、バインダーお
よび透過光学濃度少なくとも1.0を提供するのに十分な
着色剤の少なくとも15重量%として存在するポリマーバ
インダー上に有する塩基可溶性有機ポリマーバインダー
層の第1層、および熱軟化性ポリマー接着剤層を含有す
る感熱接着剤第2層を被覆され、上記第1層は全溶媒の
20体積%以下の非極性溶媒を含有する少なくとも1種の
実質的に極性を有する溶媒系を有し、かつ上記第2層は
全溶媒の20体積%以下の極性溶媒を含有する少なくとも
1種の実質的に非極性の溶媒系を有する。
【0009】米国特許第3,649,268号には、別のカラー
校正システムが開示されている。この方法では、剥離可
能な支持体および光硬化性層を有する成分を好適な受容
体にラミネートし、支持体を通した原画のポジ型透明画
を通して、化学線を受容する領域の粘着温度を選択的に
上昇する化学線を画像的に照射する。上記支持体を上記
層から剥離し、上記層の外側表面を上記層の露出不足の
領域のみに接着する着色材料で処理(例えば、振りかけ
たり)して、その画像を読み出す。上記のラミネート、
別の色分離記録を用いた露光、剥離および処理工程を順
に異なる色を用いて繰り返すことにより、多色画像が得
られる。
【0010】米国特許第4,247,619号、同4,489,153号お
よび同4,489,154号は、剥離(peel-apart)カラー校正シ
ステムを開示している。ポジ型オーバーレイを製造する
そのような方法は、 a)分離ポジ型画像を通して、(1)化学線が透過するポリ
マーフィルムから成る脱着可能なカバーシート、(2)着
色剤を含有し、かつエチレン系不飽和基またはベンゾフ
ェノン型の基を有する光接着性層、(3)非感光性有機隣
接層、および(4)シート支持体、を上部から底部まで順
に含む剥離感光性成分を露光する工程であって、化学線
への露光後、露光した光接着性層(2)を有するカバーシ
ート(1)を隣接層(3)から剥離するのに必要な剥離力が、
カバーシート(1)を露光した光接着性層(2)から剥離する
のに必要な剥離力の少なくとも4倍である剥離感光性成
分を露光する工程、 b)上記露光感光性成分を剥離して2成分(i)表面上に着
色露光画像領域を有するカバーシート、および(ii)表面
上に補色着色した未露光画像領域を有する隣接層を支持
するシート支持体、を形成する工程、 c)成分(ii)を透明受容体に接着する工程、 d)上記透明受容体およびそれに接着した着色未露光画像
領域を剥離する工程、 e)工程(a)〜(d)を少なくとも1回繰り返す工程、および f)上記画像を位置合せしてオーバーレイする工程、を含
む。
【0011】前述のようなポジ型オーバーレイの製造方
法は乾式法であり、液体を用いる必要はない。上記光接
着性層は、上記成分の単一感光性層であり、カバーシー
トとその隣接層との接着力が化学線への露光により変化
するものであり、露光後に光接着性層の露光領域がカバ
ーシートに上記隣接層より強く接着し、カバーシートと
共に剥離される一方、上記光接着性層の未露光領域は粘
着性隣接層にカバーシートにより強く接着する。
【0012】改良法では、上記光接着性層は着色剤を含
有せず、その隣接層は上記成分を剥離後に適用するカラ
ートナーに受容される。
【0013】ネガ型前印刷校正システムの例が、米国特
許第3,671,236号に開示されている。上記校正システム
は、剥離表面を用いて提供されるキャリヤーシートから
成り、それはキャリヤー自体の平滑表面、または表面被
膜のどちらであってもよい。上記表面のオーバーレイ、
それにより親密な粘着性結合であるが接着剤による結合
ではない状態のオーバーレイは、例えば、着色親有機性
水不溶性溶媒軟化性樹脂ポリマーから形成されるカラー
被膜である。感光性ジアゾ樹脂層は、上記カラー被膜上
を被覆し、それと接触している。上記カラー被膜および
感光層は親密に会合され、共に接着結合されている(あ
る特定の構造中では、実際に単層に組合せられていても
よい)。上記感光層は露光により不溶性となる。上記カ
ラー被膜を軟化および/または部分的に溶解する溶液
は、その後は未露光領域を剥離するのに用いられる。
【0014】上記感光層のオーバーレイは、接着剤、例
えば感圧接着剤の非常に薄い層を塗布される露光表面に
対する連続耐溶剤性樹脂保護フィルムまたは層である。
保護剥離ライナーを、上記接着剤の外側感圧表面を汚れ
やグリースによる汚染から保護し、かつパイル中の隣接
シートとの接着を防止するのに用いられてもよい。
【0015】使用時に、上記保護ライナーは第1に上記
接着表面から剥離され、例えばローリングにより上記完
成構造体を基材(例えば、白色紙)上にラミネートされ
る。上記紙との結合およびいくつかの層間の接着力が、
上記キャリヤーシートおよびカラー被膜の間の非接着剤
粘着性結合より大きいため、その後、上記キャリヤーシ
ートを上記構造体から剥離する。上記キャリヤーの除去
後に、上記基材と結合した残存する構造体を、上記被膜
の色に対応する適当な色分離ネガを通して、露光する。
光の当たった領域では、上記光はカラー被膜を通過し
(透過性である)、上記感光性材料を露光し、不溶化す
る。上記光反応材料並びにアンダーラッピングおよびオ
ーバーラッピング被膜の間の強い結合が生じる。上記非
露光領域は感光性のままである。
【0016】その後、上記シートを、上記層を構成(お
よび未露光ジアゾ用の溶剤を含有)する特定材料に関し
て選択される処理溶剤(例えば、水性アルコール)を用
いて処理して、上記画像を現像する。光の当たっていな
い領域内のカラー被膜および増感剤を除去し、露光領域
内の光反応ジアゾによりアンダーレイ層に固定された着
色画像を残す。上記保護層は、上記基材(および接着
剤)を処理中に使用される溶剤から保護するバリヤーと
して提供される。
【0017】前述の写真製版法による第1カラー画像、
例えばシアンの形成に続いて、イエロー、マゼンタ、お
よびブラックカラー被膜を含む以外は同様のシートを連
続的に適用し、上記構造体上に上記画像を形成して4色
校正刷を得る。
【0018】このネガ型前印刷校正システムの改良が、
米国特許第4,650,738号、同4,751,166号、同4,808,508
号、同4,929,532号および同5,008,174号に開示されてい
る。欧州特許出願第365,356号および同365,357号には、
ジアゾベースの光活性層およびその接着剤の間のバリヤ
ー層の必要性の排除による上記構造体の改良が開示され
ている。これらのシステムに用いられる現像剤は、界面
活性剤3%以上を含有するアルカリ水溶液である。米国
特許第4,596,757号は、ジアゾニウムバインダー存在下
に光モノマー(photo-monomer)系を用いる更なる改良を
開示している。米国特許第5,248,583号は、光重合性成
分および光重合性バリヤー層としての光オリゴマーを含
有する光活性カラー層を用いて、pH10.2を有する低固
形分現像液中で現像され得る校正成分を提供することに
より前述の構造体を改良する。
【0019】一連の画像形成層を形成する前述のような
画像形成工程において、前述の画像形成層による化学線
の吸収および反射は、画像形成露光による画像、特にド
ットの再現の画質および忠実度に有害な作用を生じる。
上記従来技術には、(a)光硬化性層下に用いられるハレ
ーション防止層または(b)化学線を吸収してハレーショ
ン作用を防止する光硬化性層内に用いられる化合物(し
ばしば染料)の使用が開示されている。光開始剤が強く
化学線を吸収するスペクトル領域において、上記光開始
剤自体はハレーション防止剤として働く。光開始剤が中
くらいまたは弱く吸収するスペクトル領域、例えば近紫
外および可視青色とオーバーラップするスペクトル領域
において、更に別の紫外線吸収ハレーション防止剤が必
要である。
【0020】米国特許第3,854,950号は、支持体およ
び、(a)光硬化性材料、(b)実質的に近紫外波長スペクト
ル領域(即ち、約325〜425nm)にある化学線により活性
化され得る光開始剤、および(c)上記光硬化性層により
透過される化学線紫外線を約50%以上に低減するのに十
分な量の紫外線吸収材料であって、上記光硬化性層が視
覚的に透過するか、または実質的に白色光を反射する紫
外線吸収材料、の均質混合物を含有する少なくとも1つ
の光硬化性層を有するシステムに用いられるのに好適な
感光性成分を開示する。上記紫外線吸収材料は上記組成
物を色味付けしてはならないが、上記組成物が他の成分
により変色される場合、上記紫外線吸収材料は上記組成
物をクリヤーおよび無色にするように上記組成物を増白
しなければならず、その結果、上記組成物は視覚的に透
過するか、または実質的に白色光を反射する。
【0021】前述のラミネート技術を用いる市販のカラ
ー校正システムは紫外線付近、特に波長帯約325〜425nm
内の化学線に感応する傾向がある。これらの材料は通
常、主に320〜390nmに放射する「光ポリマー」源に露光
されるが、450mn以下のスペクトルの可視領域にもあ
る。用いられ得る他の露光源には、主に385〜435nmで放
射し、約560nmでの放射も有する「ジアゾ」源、および3
25〜380nm内および約425nmでも第1放射を有する光ポリ
マー-ジアゾの組合せ源を含む。
【0022】ハレーションを抑制する染料は、光源およ
び感光層の吸光度を合致させる必要がある。向上した露
光寛容度により示される紫外および近可視スペクトル内
のハレーション抑制を達成するカラー校正シートを提供
することが望ましい。
【0023】米国特許第5,318,939号には、感圧または
感熱記録における紫外線吸収剤として用いられる、末端
オレフィン部分を電子求引基(独立してスルホニルおよ
びシアノを含む)で置換したビニルアリール(ビニルチ
オフェン、ビニルピロールおよびビニルフランを含む)
化合物が開示されている。しかしながら、上記化合物は
光源と色形成剤との間に配置されて紫外線から保護さ
れ、本発明の化合物は上記感光性成分を含有する同一層
内に配置されるか、または感光性成分含有層が光源とハ
レーション防止層との間に置かれるように配置される。
【0024】米国特許第5,198,323号には、末端オレフ
ィン部分をシアノまたはカルボン酸エステル基で置換し
たビニルアリール(ビニルチオフェン、ビニルピロール
およびビニルフランを含む)化合物が開示されており、
欧州特許出願第323,631号には、同様に置換したスチリ
ル化合物が、両方とも半導体製造用として開示されてい
る。米国特許第5,218,136号には、フォトレジスト組成
物製造用に有用な、末端オレフィン部分を電子求引基で
置換したアミノスチリル化合物が開示されている。米国
特許第4,927,732号には、ポジ型感光性記録材料用のジ
シアノビニルアミノスチリルハレーション防止染料が開
示されている。
【0025】工業的に要求されるものは、感光性カラー
校正物品用の改良されたハレーション防止染料である。
本発明が開発されることはこの背景技術に反する。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】本発明に従って、ハレ
ーション防止に有効な量の以下の一般式(I):
【化3】 (式中、Zは酸素原子、NH、またはNRであり;Rは
炭素原子1〜12個を有するアルキル基または水素原子で
あり;R1は炭素原子1〜12個を有するペルフルオロアル
キルスルホニル基またはアリールスルホニル基を表し;
およびR2は炭素原子1〜12個を有するペルフルオロア
ルキルスルホニル基、アリールスルホニル基、またはシ
アノ基を表す)を含有する1種以上のハレーション防止
染料を導入する感光性カラー校正物品が提供される。式
(I)のハレーション防止染料は、波長領域約325〜700n
m、好ましくは約325〜450nm内の放射線を吸収する。
【0027】本発明の感光性カラー校正物品は、感光性
カラー層および好適な支持体を含み、式(I)の少なくと
も1種のハレーション防止染料が、上記感光性カラー層
および上記好適な支持体の内の少なくとも1つの中また
は間に存在してもよい。上記感光性カラー層は上記支持
体と直接接触してもよく、または多くの構造中間層(例
えば、光重合性バリヤー層、感熱接着剤層等)に存在し
てもよい。好ましくは、上記ハレーション防止染料は、
中間層または基材のどちらかに存在してもよい。要すれ
ば、別の層(例えば、キャリヤー層、剥離層、酸素バリ
ヤー層等)を上記構造中に所望のように導入してもよ
い。
【0028】好ましい態様では、本発明の感光性カラー
校正物品は(a)キャリアー層、(b)酸素バリヤー層とし
ても働く剥離層、(c)感光性カラー層、(d)光重合性バ
リヤー層、(e)感熱接着剤層、および(f)好適な支持
体、をこの順に含み、式(I)の少なくとも1種のハレー
ション防止染料が、上記感光性カラー層、上記光重合性
バリヤー層、上記感熱接着剤層、または上記好適な支持
体の中に存在する。好ましくは、上記ハレーション防止
染料は、上記光重合性バリヤー層、上記感熱接着剤層、
または上記好適な支持体の中に存在する。より好ましく
は、上記ハレーション防止染料は、上記感熱接着剤層内
に存在する。
【0029】この技術分野で既知であるように、置換が
許容されるだけでなく、多くの場合、望ましい。本明細
書中で用いられる用語の吟味および記述を簡素化するた
めに、「基(group)」および「部分(moiety)」という語
を用いて、置換されるまたは置換され得る化学種、およ
びそのようには置換されないまたは置換され得ないもの
を区別する。従って、「基(group)」を用いて化合物ま
たは置換基を表すとき、その化学物質には基本となる基
および常套の置換を有する基を含む。「部分(moiety)」
の語を使用し化合物または置換基を表す場合には、置換
していない化学物質だけを含むことを意図する。例え
ば、「アルキル基(alkyl group)」の語には純粋な開環
および環状飽和炭化水素アルキル置換基、例えばメチ
ル、エチル、プロピル、t-ブチル、シクロヘキシル、ア
ダマンチル、オクタデシル等だけでなく、更に当業者に
公知の置換基、例えば、ヒドロキシ、アルコキシ、ビニ
ル、フェニル、ハロゲン原子(F、Cl、BrおよびI)、
シアノ、ニトロ、アミノ、カルボキシル等を有するアル
キル置換基も含むことを意図する。これに反して、「ア
ルキル部分(alkyl moiety)」の語は、純粋な開環および
環状飽和炭化水素アルキル置換基、例えばメチル、エチ
ル、プロピル、t-ブチル、シクロヘキシル、アダマンチ
ル、オクタデシル等だけを含むことに限定される。
【0030】本発明のその他の態様、有用性、および有
益性が、詳細な説明、実施例および請求の範囲から明ら
かである。
【0031】
【課題を解決するための手段】本発明は前述の式(I)の
ハレーション抑制化合物を含有する感光性カラー校正物
品を提供する。式(I)のハレーション防止染料は、当業
者に公知の従来方法によって製造されてもよい。例え
ば、米国特許第4,018,810号、同5,318,939号および同5,
198,323号を参照。これらのハレーション防止染料の特
に有用な製造方法が、以下の反応式
【化4】 (式中、Z、R、R1およびR2は上記の式(I)と同様で
ある)により示される。
【0032】上記式の反応はクネベナーゲル(Knoevenag
el)縮合である。広い範囲の反応条件および成分が、例
えば書籍アドバンスド・オーガニック・ケミストリー(Adv
anced Organic Chemistry):リアクションズ、メカニズ
ムス、アンド・ストラクチャー(Reactions, Mechanisms,
and Structure)、第3版、J.マーチ(March)、836〜837
頁、ウィーレイ・インターサイエンス(Wiley-Interscien
ce)(1985年)に開示されている。
【0033】本発明の感光性カラー校正物品は感光性カ
ラー層および好適な支持体を含み、式(I)の少なくとも
1種のハレーション防止染料が、上記感光性カラー層お
よび上記好適な支持体の内の少なくとも1つの中または
間に存在してもよい。上記感光性カラー層は上記支持体
と直接接触してもよく、または多くの構造中間層(例え
ば、光重合性バリヤー層、感熱接着剤層等)に存在して
もよい。好ましくは、上記ハレーション防止染料は、中
間層または基材のどちらかに存在してもよい。要すれ
ば、別の層(例えば、キャリヤー層、剥離層、酸素バリ
ヤー層等)を上記構造中に所望のように導入してもよ
い。
【0034】好ましい態様では、本発明は、前述の式
(I)のハレーション抑制化合物を含有する感光性カラー
校正物品を提供する。本発明の感光性カラー校正物品は
(a)キャリアー層、(b)酸素バリヤー層としても働く剥
離層、(c)感光性カラー層、(d)光重合性バリヤー層、
(e)感熱接着剤層、および(f)好適な支持体、をこの順
に含む。
【0035】上記キャリヤーは、機能がキャリヤー層と
剥離/酸素バリヤー層との間の分離層として提供される
ことである剥離表面を有さなければならない。1つの好
ましい態様では、上記キャリヤーは寸法安定性および化
学安定性ベース材料から校正される。特に、上記キャリ
ヤーは厚さ1〜10ミル(0.025〜0.25mm)、より好ましく
は2〜3ミル(0.05〜0.076mm)を有するポリエチレンテ
レフタレート(PET)である。上記キャリヤーは現像中お
よび現像後に、上記画像を保持することが可能でなけれ
ばならなく、上記ポリエステル表面の処理が必要であ
る。接着性の促進は化学処理フィルム、例えばメリネッ
クス(MelinexTM)505(デラウェア州ウィルミントン(Wil
mington)のICIアメリカズ(Americas)社から市販)およ
び/またはコロナ放電火炎処理、または照射(米国特許
第4,879,176号に開示)により達成され、非画像形成領
域の現像を妨害することなく上記画像の接着性を促進す
る。
【0036】上記剥離層は酸素バリヤーとしても働く。
この酸素バリヤーは、酸素用のバリヤーおよび剥離層の
両方として働く。上記酸素バリヤー層/剥離層は上記キ
ャリアーから剥離され、受容体へのラミネートおよび次
のキャリアーの剥離の後、上記感光性カラー層に付着す
る。上記剥離/酸素バリヤー層は当業者に公知である。
非限定的な例は、ポリビニルアルコール(PVA)およびア
クリロニトリルとアクリル酸のコポリマーを含む。上記
層の剥離性は、水溶性界面活性剤の導入により制御され
る。好ましい界面活性剤は非限定的に、アルキルアリー
ルポリエーテルアルコール、グリセリン、およびエトキ
シル化ヒマシ油を含む。好ましい態様では、上記界面活
性剤は剥離層内に、上記層中の固形分の0.1〜5重量
%、より好ましくは0.5〜3重量%の量で存在する。他
の成分、例えば成形抑制剤、ハレーション防止染料、フ
ィルター染料、溶剤、湿潤剤等を加えてもよい。
【0037】上記剥離層に隣接して、感光性カラー層が
被覆される。上記感光性カラー層は通常、光重合性オリ
ゴマー、着色剤、開始剤系、バインダーおよび他の要す
れば用いられる成分、例えば湿潤剤、界面活性剤、被膜
レオロジー改質剤、要すれば、増白剤、可塑剤、残留溶
剤、充填材等を含有する。上記感光性カラー層を、最高
の品質および溶剤安定性を溶剤の混合物を用いて上記剥
離/酸素バリヤー層上に被覆する。代表的溶剤には、ケ
トン類、ポリエチレングリコールのアルキルエーテルま
たはアクリレート、エチレングリコールのアルキルエー
テルまたはアクリレート、ジオキサラン、およびアルコ
ール類が含まれる。
【0038】上記光重合性オリゴマーは、その機能が放
射線(例えば、紫外線または可視光)による開始により
ラジカルを生じた高分子量ポリマーを生成することであ
る多官能性アクリレートを含む。アクリル化オリゴマー
の分子量は、様々な最終被覆フィルムの特性、例えば上
記被覆フィルムの粘着性、画像を現像するのに必要な現
像剤の強度、および得られた画質に影響する。上記フィ
ルムがあまりに大きな粘着性を付与する場合、フィルム
の分裂なしに製造被覆工程の材料を製造することは難し
く、かえって低被覆性を示す。画像を現像するのに必要
な現像剤の強度は一般に、オリゴマーの分子量およびオ
リゴマーの酸含有量に正比例する。低分子量および高い
酸含有量を有するオリゴマーほど容易に現像でき、従っ
てあまり高活性な現像剤は必要ない。しかしながら、酸
含有量があまりに多いか、またはあまりに高分子量であ
ると、酸性バインダーを用いて顔料を分散する場合、上
記顔料分散体の不安定化を招く。オリゴマーのいくつか
の例には、米国特許第4,304,923号に開示のような、多
アクリル化ウレタンオリゴマーが挙げられる。上記光重
合性オリゴマーは上記組成物中に45〜70重量%の量で存
在し、平均分子量2500〜5500を有する。
【0039】好ましい態様では、用いられる光開始剤
は、露光後に画像中に視覚的色変化を生じてはならな
い。光開始剤の例には、それらに限定されないが、トリ
アジン類、アセトフェノン類、ベンゾフェノン類、およ
びチオキサントン類が挙げられる。好ましい光開始剤に
は、イルガキュア(IrgacureTM)907(2-メチル-1-(4-(メ
チルチオ)フェニル)-2-(4-モルホリニル)-1-プロパノ
ン)およびイルガキュア(IrgacureTM)369(両方共ニュ
ーヨーク州アーズレイ(Ardsley)のチバガイギー(CibaGe
igy)社から市販)、カンタキュア(QuantacureTM)ITX
(英国ウィドネス・チェヒー(Widnes Chehire)のワード・
ブレンキンソップ・アンド・カンパニー(Ward Blenkinsop
& Co. )から市販のイソプロピルチオキサントン)お
よびアルキルアリールポリエーテルアルコールに結合し
たトリアジンが挙げられ、上記組成物中に1.0〜15重量
%の量で存在する。開始剤の最適量は、用いられるオリ
ゴマー種および用いられる顔料の光フィルター作用(lig
ht filtering effect)に依存する。
【0040】顔料または染料を着色剤として感光性カラ
ー層中に用いてもよいが、顔料が光安定性着色画像を提
供することから好ましい。上記顔料は一般に、バインダ
ーで分散され、溶剤または溶剤の混合物中に乳化した顔
料を含有するミルベースの形で上記感光性配合物中に導
入される。多くの異なる顔料が有用であり、当業者に公
知である。上記顔料の種類および色を選択して、被覆着
色成分をプリセットしたカラーターゲットまたは工業仕
様設定に適合させる。選択される分散樹脂の種類および
顔料と樹脂の組成比は、顔料種、顔料の表面処理、分散
溶剤および混練工程に依存する。前述の光重合性オリゴ
マーと相溶性を有するミルベースを生成するのに好適な
樹脂のいくつかの例には、ポリ酢酸ビニル/クロトン酸
コポリマー、スチレンマレイン酸無水物ハーフエステル
樹脂、アクリルおよびメタクリルポリマーおよびコポリ
マー、ポリビニルアセタール、酸無水物およびアミンで
変性したポリビニルアセタール、ヒドロキシアルキルセ
ルロース樹脂およびスチレンアクリル樹脂が挙げられ
る。上記分散樹脂の主な組成は酸性樹脂であるが、いく
つかの非酸性樹脂が存在してもよい。いくつかの組合せ
では、分散剤を最適分散性を得るのに要してもよい。分
散剤のいくつかの例には非限定的に、ポリエステル/ポ
リアミンコポリマー、ディスパース・アイド(DISPERSE-A
YDTM)分散体(ニュージャージー州ジャージー・シティー
(Jersey City)のシンレス・ケミカル・コーポレーション
(Synres Chemical Corp.)、ダニエル・プロダクツ・カン
パニー・ディビジョン(Daniel Products Co.Division)、
PKE 1370ポリエステル樹脂(ニューヨーク州ニューヨー
ク(New York)のビドル・ソーヤー(Biddle Sawyer)社から
市販)アルキルアリールポリエーテルアルコール、およ
びアクリル樹脂が挙げられる。他の成分、例えば溶液安
定性を改良する界面活性剤、螢光材料、要すれば用いら
れる増白剤、紫外線吸収剤、充填材等を上記ミルベース
中に含有してもよい。上記ミルベースの好ましい組成物
は、顔料30〜71重量%、酸性樹脂15〜30重量%、非酸性
樹脂0〜25重量%、および分散剤0〜20重量%、より好
ましくは0〜10重量%を含有する。
【0041】更に別のバインダーを、現像性および粘着
性のバランスをとるのに、感光性カラー配合物中に含有
してもよい。前述の光重合性オリゴマーおよびミルベー
スと相溶性を有する別のバインダーのいくつかの非限定
的な例には、ポリ酢酸ビニル/クロトン酸コポリマー、
スチレンマレイン酸無水物ハーフエステル樹脂、アクリ
ルおよびメタクリルポリマーおよびコポリマー、ポリビ
ニルアセタール、酸無水物およびアミンで変性したポリ
ビニルアセタール、およびスチレンアクリル樹脂が挙げ
られる。上記感光性カラー層の好ましい組成物では、顔
料5〜20重量%、酸性樹脂10〜20重量%、非酸性樹脂1
〜5重量%、開始剤1〜15重量%、および光重合性オリ
ゴマー45〜70重量%を含有する。
【0042】上記感光性カラー層の被覆した隣接層は光
重合性バリヤー層である。上記感光性バリヤー層は上記
カラー層および接着剤の間の相互作用を抑制し、非画像
領域の現像性を改良するために存在する。上記光重合性
バリヤー層の組成物は、光化学ラジカル開始により高分
子量ポリマーを形成し得るエチレン系不飽和化合物、酸
性バインダーおよび光開始剤を含有する。エチレン系不
飽和化合物の好ましい例には、それらに限定されない
が、アクリル化エポキシオリゴマー、米国特許第4,304,
923号に開示のアクリル化ウレタンオリゴマー、エコー・
レジン(Echo ResinTM)TAE(#310)(ミズーリ州バーサイ
ルズ(Versailles)のエコー・レジンズ・アンド・ラボラト
リー(Echo Resins & Laboratory)から市販のトリアク
リル化芳香族エポキシド)およびダイナコール(Dynacol
lTM)A6083(ニュージャージー州ピスカタウェイ(Piscat
away)のヒュルス・アメリカ(Huls America)社から市販の
アクリル化コポリエステル)が挙げられ、上記組成物中
に45〜65重量%の量で存在する。好ましいバインダーに
は、それらに限定されないが、ポリ酢酸ビニル/クロト
ン酸コポリマー、スチレンマレイン酸無水物ハーフエス
テル樹脂、アクリルおよびメタクリルポリマーおよびコ
ポリマー、酸性化ポリビニルアセタール、およびスチレ
ンアクリル樹脂が挙げられ、上記組成物中に30〜50重量
%の量で存在する。好ましい光開始剤には、それらに限
定されないが、イルガキュア(IrgacureTM)907、カンタ
キュア(QuantacureTM)ITX(2-イソプロピルチオキサン
トン)およびアルキルアリールポリエーテルアルコール
に結合したトリアジンが挙げられ、上記組成物中に1〜
10重量%の量で存在する。全体層の厚さは一般に乾燥重
量0.15〜2.0g/m2、好ましくは0.2〜1.0g/m2である。こ
れは厚さ約0.15〜2.0μmである。
【0043】光重合性バリヤーの被覆した隣接層は感熱
接着剤層である。上記感熱接着剤層は、上記カラー校正
成分を加熱および加圧下に基材にラミネートする手段を
提供する。この被膜に用いられる溶剤は好ましくは隣接
層を攻撃せず、隣接層に相互作用を及ぼさない。溶剤の
例には、アルコール類、水および炭化水素溶剤を含まれ
る。ヘプタンのような炭化水素溶剤は不規則な被覆パタ
ーンとなり易いため、製造は非常に難しく、より極性の
高い溶剤、例えば水およびアルコールが好ましい。使用
され得る感熱樹脂のいくつかの例には、酢酸ビニルポリ
マーおよびコポリマー、アクリルおよびメタクリルポリ
マー、コポリマーおよびターポリマー、ポリビニルアセ
タールおよびアクリルアミドコポリマーおよびターポリ
マーが挙げられる。酢酸ビニルポリマーは湿分に対して
非常に感応性が高く、接着剤の酢酸ビニル成分が20%以
上の量で存在する場合、船積みや貯蔵中に被覆材料のブ
ロッキングを生じる。好ましい熱可塑性樹脂には、酢酸
ビニル20%以下を含有する酢酸ビニルのコポリマー、ウ
ォールポール(WallpolTM)40165(酢酸ビニル/メチルメ
タクリレート/ブチルアクリレートのターポリマー)お
よびシンセマル(SynthemulTM)97-603(両方ともノース
キャロライナ州リサーチ・トライアングル・パーク(Resea
rch Triangle Park)のライヒホールド・ケミカル(Reichh
old Chemical)社から市販)、N-(ヒドロキシメチル)ア
クリルアミド/酢酸ブチル/メチルメタクリレートのター
ポリマー、およびアルキルアクリレートとアルキルメタ
クリレートのコポリマーが挙げられる。被覆および性能
を補助するのに、他の添加剤、例えば界面活性剤、融合
助剤、可塑剤、ポリメタクリレートビーズ(米国特許第
4,885,225号に開示)シリカ、ポリエチレンワックス、
要すれば用いられる増白剤、紫外線吸収剤等を含有して
もよい。上記好適な基材は当業者に公知の如何なる材
料、例えば紙およびプラスチックであってもよい。
【0044】露光後の画像を現像するのに用いられる現
像液は通常、炭酸ナトリウムまたはカリウム、および重
炭酸ナトリウムまたはカリウムおよび界面活性剤の組合
せを含有する。好ましい態様では、総現像液を基礎とし
て、上記炭酸塩濃度は0.5〜2重量%の量であり、上記
重炭酸塩濃度は0〜1重量%の量であり、上記界面活性
剤濃度は0.1〜1重量%の量であり、残りの部分は水で
ある。好ましい界面活性剤には、サーフィノール(Surfy
nolTM)465(エトキシル化テトラメチルデシネジオー
ル)およびサーフィノール(SurfynolTM)GA(他の非イオ
ン性界面活性剤および溶剤と化合したアセチレン系ジオ
ール、両方ともペンシルバニア州アレンタウン(Allento
wn)のエアー・プロダクツ・アンド・ケミカルズ(Air Produ
cts and Chemicals)社から市販)、サーファクトール(S
urfactolTM)365(ニュージャージー州バヨンヌ(Bayonn
e)のカスケム(CASCHEM)社から市販のエトキシル化ヒマ
シ油)およびトリトン(Triton)X-100(コネチカット州
ダンバリー(Danbury)のユニオン・カーバイド・ケミカル
ズ・アンド・プラスチックス(Union Carbide Chemicals a
ndPlastics)社から市販のオクチルフェノキシポリエト
キシエタノール)が挙げられる。
【0045】GATFグロッサリー・オブ・グラフィック・ア
ーツ・タームズ(Glossary of GraphicArts terms)により
定義された露光寛容度「は市販の画像を形成するのに用
いられ得る露光の範囲である」。以下の実施例に関し
て、露光寛容度を、2%ハイライトドットが観察される
最小露光および98%シャドーが200ライン/インチのハー
ドドットミクロフェーズ(Microphase)ターゲットを用い
て挿入して上記構造体を画像形成する最大露光から決定
した。これらの実施例は例示的なものであって、本発明
を限定するものではない。
【0046】
【実施例】他に表示しない限り、全化合物は、ウィスコ
ンシン州ミルウォーキー(Milwaukee)のアルドリッチ・ケ
ミカル(Aldrich Chemical)社から市販され、購入したも
のである。
【0047】(校正シートの作製)後述の各実施例用の
校正シートを作製するのに、以下の方法を用いた。以下
の酸素バリヤー層/剥離層被覆溶液を被覆および乾燥し
て、2ミル(0.05mm)ポリエステルフィルム上の乾燥被覆
重量0.8g/m2を達成した。
【0048】 酸素バリヤー/剥離溶液 (重量部) エアーボル(AirvolTM)540ポリビニルアルコール 0.38 エアーボル(AirvolTM)205ポリビニルアルコール 1.1 PVP K-90(ポリビニルピロリドン) 1.0 サーファクトール(SurfactolTM)365界面活性剤 0.08 カントーン(KanthonTM)CG/ICP防腐剤 0.01 蒸留水 97.5 エアーボル(AirvolTM)540およびエアーボル(AirvolTM)2
05はペンシルバニア州アレンタウン(Allentown)のエア
ー・プロダクツ(Air Products)社から市販されている。P
VP K-90はニュージャージー州ウェイン(Wayne)のインタ
ーナショナル・スペシャルティー・プロダクツ(Internati
onal Specialty Products)から市販されている。サーフ
ァクトール(SurfactolTM)365はニュージャージー州バヨ
ンヌ(Bayonne)のカスケム(CASCHEM)社から市販されてい
る。カントーン(KanthonTM)CG/ICPはペンシルバニア州
フィラデルフィア(Philadelphia)のローム・アンド・ハー
ス(Rohm and Haas)から市販されている。
【0049】以下の顔料ミルベースを、上記感光性カラ
ー被覆溶液に導入するのに作製した。 赤味マゼンタミルベース組成 (重量部) ピクメントレッド234-0071ラジアント(Radiant) 8.4 バットバー(ButvarTM)B-98 1.1 ジョンクリル(JoncrylR)67 4.5 ディスパービック(DisperbykR)161 0.84 フルオラッド(FluoradTM)FC 430 0.17 メチルエチルケトン 51.0 プロピレングリコールモノメチルエーテル 34.5 ピクメントレッド234-0071ラジアント(Radiant)はニュ
ージャージー州カールスタット(Carlstadt)のサン・ケミ
カル(Sun Chemical)社から市販されている。バットバー
(ButvarTM)B-98ポリビニルブチラールはミズーリ州セン
トルイス(St.Louis)のモンサント・ケミカル(Monsanto C
hemical)社から市販されている。ジョンクリル(Joncryl
R)67スチレンアクリル樹脂はウィスコンシン州ラシーン
(Racine)のジョンソン・アンド・サン(Johnson & Son)社
から市販されている。ディスパービック(DisperbykR)16
1はコネチカット州ウォーリングフォード(Wallingford)
のビック・ケミー(Byk-Chemie)USAから市販されている。
フルオラッド(FluoradTM)FC 430フッ素化ノニオン性界
面活性剤はミネソタ州セントポール(St.Paul)の3M社
から市販されている。
【0050】 青味マゼンタミルベース組成 (重量部) チバガイギー(Ciba Geigy)RT-333D 6.78 バットバー(ButvarTM)B-98 2.26 ジョンクリル(JoncrylR)67 2.26 ディスパービック(DisperbykR)161 0.68 フルオラッド(FluoradTM)FC 430 0.02 メチルエチルケトン 52.8 プロピレングリコールモノメチルエーテル 35.3 チバガイギー(Ciba Geigy)RT-333Dはデラウェア州ニュ
ーポート(Newport)のチバガイギー(Ciba Geigy)社から
市販されている。
【0051】 黒色ミルベース組成 (重量部) ラベン(Raven)760 11.07 バットバー(ButvarTM)B-98 1.98 ジョンクリル(JoncrylR)67 5.92 ディスパービック(DisperbykR)161 1.0 フルオラッド(FluoradTM)FC 430 0.04 メチルエチルケトン 48.0 プロピレングリコールモノメチルエーテル 32.0 ラベン(Raven)760はジョージア州アトランタ(Atlanta)
のコロンビアン・ケミカルズ(Columbian Chemicals)社か
ら市販されている。
【0052】以下の感光性カラー被覆溶液を被覆および
乾燥して、前述の被覆酸素バリヤー/剥離層上のSWO
P工業用カラーターゲットに対する色分離を表すある反
射光学濃度とした。
【0053】 感光性カラー溶液 (重量部) 赤味マゼンタミルベース溶液(15%固形分) 17.04 青味マゼンタミルベース溶液(12%固形分) 3.09 黒色ミルベース溶液(20%固形分) 0.62 アクリル化ウレタンオリゴマーP-II* 8.06 ジョンクリル(JoncrylR)67 1.03 酸性化バットバーB-98ポリビニルブチラール樹脂 0.53 トリアジン開始剤** 0.26 メチルエチルケトン 50.31 プロピレングリコールモノメチルエーテル 19.06 * 合成法は米国特許第4,304,923号に開示されている。 **トリアジン開始剤=イゲパール(Igepal)CO-520に結合したm-MOST-ol(米国特 許第5,298,361号参照)
【0054】 感光性バリヤー溶液 (重量部) エコー(EchoTM)310 2.89 ジョンクリル(JoncrylR)586 1.98 トリアジン開始剤 0.13 メチルエチルケトン 93.67 プロピレングリコールモノメチルエーテル 1.33 エコー(EchoTM)310(アクリル化ノボラック-グリシジル
エーテル)はミズーリ州バーサイルズ(Versailles)のエ
コー・レジンズ・アンド・ラボラトリー(Echo Resins and
Laboratory)から市販されている。ジョンクリル(Joncry
lR)586(スチレンアクリル樹脂)はウィスコンシン州ラ
シーン(Racine)のジョンソン・アンド・サン(Johnson &
Son)社から市販されている。
【0055】以下の感熱接着剤被覆溶液を前述の被覆光
重合性バリヤー層上に#10マイヤー(Mayer)バーを用い
て被覆し、次いで200℃で75秒間乾燥した。 感熱接着剤溶液 (重量部) シンセマル(SynthemulTM)97-603ラテックス 35.4 ハレーション防止染料 ** 蒸留水 64.0 テトロニック(TetronicTM)701界面活性剤 0.4 シンセマル(SynthemulTM)97-603ラテックス(ラテック
スエマルジョン--メチルメタクリレート、ブチルメタク
リレート、N-メチロールアクリルアミド)はノースキ
ャロライナ州リサーチ・トライアングル・パーク(Researc
h Triangle Park)のライヒホールド・ケミカル(Reichhol
d Chem.)社から市販されている。テトロニック(Tetroni
cTM)701界面活性剤はニュージャージー州マウント・オリ
ーブ(Mount Olive)のBASF社から市販されている。 **水溶性である染料は上記接着剤溶液に直接添加されて
もよい。非水溶性染料は最初にジクロロメタンまたはエ
タノールのどちらかに溶解した。適当量の染料溶液を次
いで上記接着剤中に分散した。添加したハレーション防
止染料の量(通常、接着剤溶液中0.07〜2.0重量%)
は、上記感熱接着剤溶液から作製された典型的被膜のI
maxでの最終吸光度が0.2〜0.4となるように各染料に対
して調節した。
【0056】(ハレーション防止染料の合成)ハレーシ
ョン防止染料は公知の合成有機化学の方法、例えば米国
特許第4,018,810号、同5,318,939号、および同5,198,32
3号に開示の方法に従って調製されてもよい。以下の染
料中間体は、ウィスコンシン州ミルウォーキー(Milwauk
ee)のアルドリッチ・ケミカル(Aldrich Chemical)社から
購入され、5-メチルフルフラン、5-(ヒドロキシメチル)
フルフラン、ピロール-2-カルボキシアルデヒド、フェ
ニルスルホニルアセトニトリル、エチルシアノアセテー
ト、2-シアノアセトアミド、およびマロノニトリルがあ
る。メタンスルホニルアセトニトリルは、マサチューセ
ッツ州ワード・ヒル(Ward Hill)のジョンソン・マシー(Jo
hnson Matthey)から市販されている。トリフルオロメタ
ンスルホニルアセトニトリルは、シンセシス(Synthesi
s)、(12)、1991年、1205〜1208頁に開示の方法に従って
調製され得る。ビス(トリフルオロメチルスルホニル)メ
タンは、米国特許第3,586,616号に開示の方法に従って
調製され得る。メタンスルホニルアセトニトリルはニュ
ーハンプシャー州ウィンダム(Windham)のランカスター・
シンセシス(Lancaster Synthesis)から市販されてい
る。
【0057】(染料IAの調製)
【化5】 5-メチルフルフラン(0.64g、5.78ミリモル)、トリフ
ルオロメタンスルホニルアセトニトリル(1.0g、5.78ミ
リモル)およびベンゼン60ミリリットルを、室温で丸底
フラスコ中で組合せた。撹拌しながら、ピペリジン1滴
を加え、その混合物を更に30分間撹拌した。上記溶剤を
減圧下に除去し、粘稠液体を生成し、エタノールおよび
ヘキサンの1:2混合物の添加により結晶を得た。上記
結晶を回収し、次いで1:2エタノール/ヘキサンを用
いて再結晶化した。上記化合物の構造をNMRおよび精
密マススペクトロメトリーにより確認した。上記化合物
の融点は77〜78℃であった。吸収スペクトルはImax=3
74.4nm(CH2Cl2)を示した。
【0058】(染料IBの調製)
【化6】 5-(ヒドロキシメチル)フルフラン(0.73g、5.78ミリモ
ル)、トリフルオロメタンスルホニルアセトニトリル
(1.0g、5.78ミリモル)およびベンゼン60ミリリットル
を、室温で丸底フラスコ中で組合せた。撹拌しながら、
ピペリジン1滴を加え、その混合物を更に30分間撹拌し
た。上記溶剤を減圧下に除去し、固形分を生成した。上
記化合物をエタノールおよびヘキサンの1:2混合物を
用いて再結晶化した。上記化合物の構造をNMRおよび
精密マススペクトロメトリーにより確認した。吸収スペ
クトルはImax=368nm(CH2Cl2)を示した。
【0059】(染料ICの調製)
【化7】 5-メチルフルフラン(0.55g、5.0ミリモル)、フェニル
スルホニルアセトニトリル(0.91g、5.0ミリモル)およ
びベンゼン50ミリリットルを、室温で丸底フラスコ中で
組合せた。撹拌しながら、ピペリジン1滴を加え、その
混合物を更に90分間撹拌した。上記溶剤を減圧下に除去
し、粘稠液体を生成し、エタノールおよびヘキサンの
1:2混合物の添加により結晶を得た。上記結晶を回収
し、次いで1:2エタノール/ヘキサンを用いて再結晶
化した。上記化合物の構造をNMRおよび精密マススペ
クトロメトリーにより確認した。吸収スペクトルはI
max=358.4nm(CH2Cl2)を示した。
【0060】(染料IDの調製)
【化8】 5-メチルフルフラン(0.55g、5.0ミリモル)、ビス(ト
リフルオロメチルスルホニル)メタン(1.4g、5.0ミリモ
ル)およびベンゼン50ミリリットルを、室温で丸底フラ
スコ中で組合せた。撹拌しながら、ピペリジン1滴を加
え、その混合物を更に24時間撹拌した。上記溶剤を減圧
下に除去し、粘稠液体を生成し、エタノールおよびヘキ
サンの1:2混合物の添加により結晶を得た。上記結晶
を回収し、次いで1:2エタノール/ヘキサンを用いて
再結晶化した。上記化合物の構造をNMRおよび精密マ
ススペクトロメトリーにより確認した。吸収スペクトル
はImax=295.6nm(CH2Cl2)を示した。
【0061】(染料IEの調製)
【化9】 ピロール-2-カルボキシアルデヒド(0.55g、5.78ミリモ
ル)、トリフルオロメタンスルホニルアセトニトリル
(1.0g、5.78ミリモル)およびベンゼン60ミリリットル
を、室温で丸底フラスコ中で組合せた。撹拌しながら、
ピペリジン1滴を加え、その混合物を更に60分間撹拌し
た。上記溶剤を減圧下に除去し、固形分を生成し、直ち
に1:1エタノール/ヘキサンを用いて再結晶化した。
(数時間後に再結晶溶剤と接触すると褐色に変化する傾
向があるため、それらの生成後すぐに上記結晶を注意深
く単離した。)上記化合物の構造をNMRおよび精密マ
ススペクトロメトリーにより確認した。吸収スペクトル
はImax=375.2nm(CH2Cl2)を示した。
【0062】(染料IFの調製)
【化10】 5-メチルフルフラン(0.17g、1.51ミリモル)、メタン
スルホニルアセトニトリル(0.18g、1.51ミリモル)お
よびベンゼン15ミリリットルを、室温で丸底フラスコ中
で組合せた。撹拌しながら、ピペリジン1滴を加え、そ
の混合物を更に20時間撹拌した。上記溶剤を減圧下に除
去し、固形分を生成した。上記化合物を、エタノールお
よびヘキサンの1:1混合物を用いて再結晶化した。上
記化合物の構造をNMRおよび精密マススペクトロメト
リーにより確認した。吸収スペクトルはImax=351nm
(CH2Cl2)を示した。
【0063】(染料IGの調製)
【化11】 5-メチルフルフラン(0.64g、5.78ミリモル)、マロノ
ニトリル(0.38g、5.78ミリモル)およびベンゼン60ミ
リリットルを、室温で丸底フラスコ中で組合せた。撹拌
しながら、ピペリジン1滴を加え、その混合物を更に30
分間撹拌した。上記溶剤を減圧下に除去し、固形分を生
成した。上記化合物を、エタノールおよびヘキサンの
1:1混合物を用いて再結晶化した。上記化合物の構造
をNMRおよび精密マススペクトロメトリーにより確認
した。上記化合物の融点は92〜93℃であった。吸収スペ
クトルはImax=364nm(CH2Cl2)を示した。
【0064】(染料IHの調製)
【化12】 ピロール-2-カルボキシアルデヒド(0.48g、5.0ミリモ
ル)、マロノニトリル(0.33g、5.0ミリモル)およびベ
ンゼン50ミリリットルを、室温で丸底フラスコ中で組合
せた。撹拌しながら、ピペリジン1滴を加え、その混合
物を更に60分間撹拌した。上記溶剤を減圧下に除去し、
固形分を生成し、直ちに1:1エタノール/ヘキサンを
用いて再結晶化した。(数時間後に再結晶溶剤と接触す
ると褐色に変化する傾向があるため、それらの生成後す
ぐに上記結晶を注意深く単離した。)上記化合物の構造
をNMRおよび精密マススペクトロメトリーにより確認
した。吸収スペクトルはImax=368.4nm(CH2Cl2)を
示した。
【0065】(画像形成)マゼンタ校正刷りを画像形成
し、例えば、米国特許第5,248,583号に開示のマッチプ
リント(MatchprintTM)用の通常の方法により、以下の現
像液を用いて現像した。 現像液 (重量部) 炭酸カリウム(K2CO3) 1.0 重炭酸ナトリウム(NaHCO3) 1.0 トリトン(TritonTM)DF-16界面活性剤 0.1 蒸留水 97.9 炭酸カリウムおよび重炭酸ナトリウムはオハイオ州コロ
ンブス(Columbus)のアーマンド・プロダクツ(Armand Pro
ducts)社から市販されている。トリトン(TritonTM)DF-1
6はコネチカット州ダンバリー(Danbury)のユニオン・カ
ーバイド・ケミカルズ・アンド・プラスチックス(Union Ca
rbide Chemicals andPlastics)社から市販されている。
【0066】(露光寛容度)露光寛容度を、当業者に公
知のように、2%ハイライトドットを形成するのに必要
な最小露光および98%シャドーが挿入し始める最大露光
から決定した。
【0067】(結果)以下の化合物を上記校正シート構
造体に(感熱接着剤配合中に含有することにより)導入
した。標準シート(括弧内に表示)の露光寛容度と比較
して露光寛容度のデータを示した。最後の縦列(D)の数
字は、上記標準(ハレーション防止染料を添加しない)
と比較した露光寛容度の段階改良数を表した。実施例の
化合物IF、IGおよびIHを比較例として提供した。
【0068】
【化13】
【0069】
【化14】
【0070】上記結果により、化合物IA〜IE、本発明の
ハレーション防止染料はすべて露光寛容度が増加するこ
とを示した。染料IAとIEのIGとIH(比較例)に対する露光
寛容度の増加の比較により、ハレーション防止用の本発
明のシアノトリフルオロメタンスルホニル化合物を用い
ることにより得られる大きな改良が強調される。
【0071】請求の範囲に定義された本発明の範囲およ
び意図から逸脱することなく、前述の開示から妥当な修
正や変更が可能である。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光性カラー層および好適な支持体を含
    む感光性カラー校正物品であって、該感光性カラー校正
    物品がハレーション防止に有効な量の一般式: 【化1】 (式中、Zは酸素原子、NH、またはNRであり;Rは
    炭素原子1〜12個を有するアルキル基または水素原子で
    あり;R1は炭素原子1〜12個を有するペルフルオロアル
    キルスルホニル基またはアリールスルホニル基を表し;
    およびR2は炭素原子1〜12個を有するペルフルオロア
    ルキルスルホニル基、アリールスルホニル基、またはシ
    アノ基を表す)を含有する少なくとも1種のハレーショ
    ン防止染料を含有し、該少なくとも1種のハレーション
    防止染料が、該感光性カラー層の少なくとも1層および
    該好適な支持体の中または両者間に存在する感光性カラ
    ー校正物品。
  2. 【請求項2】 (a)キャリアー層、 (b)酸素バリヤー層としても働く剥離層、 (c)感光性カラー層、 (d)光重合性バリヤー層、 (e)感熱接着剤層、および (f)好適な支持体、をこの順に含む感光性カラー校正物
    品であって、該感光性カラー校正物品がハレーション防
    止に有効な量の一般式: 【化2】 (式中、Zは酸素原子またはNHであり;Rは炭素原子
    1〜12個を有するアルキル基または水素原子であり;R
    1は炭素原子1〜12個を有するペルフルオロアルキルスル
    ホニル基またはアリールスルホニル基を表し;およびR2
    は炭素原子1〜12個を有するペルフルオロアルキルスル
    ホニル基、アリールスルホニル基、またはシアノ基を表
    す)を含有する少なくとも1種のハレーション防止染料
    を含有し、該少なくとも1種のハレーション防止染料
    が、該感光性カラー層、該光重合性バリヤー層、該感熱
    接着剤層、および該好適な支持体の内の少なくとも1つ
    中に存在する感光性カラー校正物品。
  3. 【請求項3】 前記感光性カラー層および前記好適な支
    持体の間に、更に感熱接着剤層を含む請求項1または2
    のいずれか記載の物品。
  4. 【請求項4】 前記ハレーション防止染料が前記感熱接
    着剤層中に存在する請求項3記載の物品。
  5. 【請求項5】 前記ハレーション防止染料が前記好適な
    支持体中に存在する請求項3記載の物品。
JP9028835A 1996-02-14 1997-02-13 新規なハレーション防止染料を導入するカラー校正物品 Pending JPH09230589A (ja)

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US08/601625 1996-02-14
US08/601,625 US5756257A (en) 1996-02-14 1996-02-14 Color proofing article incorporating novel antihalation dye

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