JPH08305020A - 水性現像可能なカラー校正成分 - Google Patents

水性現像可能なカラー校正成分

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JPH08305020A
JPH08305020A JP10006296A JP10006296A JPH08305020A JP H08305020 A JPH08305020 A JP H08305020A JP 10006296 A JP10006296 A JP 10006296A JP 10006296 A JP10006296 A JP 10006296A JP H08305020 A JPH08305020 A JP H08305020A
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JP
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color
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carbon atoms
photosensitive
layer
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JP10006296A
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English (en)
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Mohamed A Elmasry
モハメッド・アバス・エルマスリー
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3M Co
Original Assignee
Minnesota Mining and Manufacturing Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、水性現像可能な前増感カラー校正
成分、特に改良されたハーフトーンドット再現する、感
光性カラー層にペンダントエチレン系不飽和基を有する
アルキルビニルまたはアリールビニルマレイン酸無水物
部分-エステルコポリマーを導入するカラー校正構造体
を提供する。 【解決手段】 本発明は、(a)剥離性キャリヤー;(b)
(i)複数のペンダントエチレン系不飽和基、酸価100〜25
0および数平均分子量1,000〜20,000を有するアルキルビ
ニル-またはアリールビニル-マレイン酸無水物部分-エ
ステルコポリマーを含む光重合性オリゴマー、(ii)着色
剤、および(iii)光開始剤、を含有する感光性カラー被
膜;(c)光重合性バリヤー被膜;および(d)熱活性化接着
剤;を順に含むネガ型カラー校正成分に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は水性現像可能な前増
感カラー校正成分に関する。特に、本発明は、改良され
た網点(halftone dot)を再現する、感光性カラー層にペ
ンダントエチレン系不飽和基を有するアルキルビニルま
たはアリールビニルマレイン酸無水物部分-エステルコ
ポリマーを導入したカラー校正構造体に関する。
【0002】
【従来の技術】色の再現において、グラフィックアート
色分離ネガの色精度は一般に、カラー校正システムを用
いて対応する印刷版を作製する前に検定される。カラー
校正システムは、最終カラープリントのばらつきのない
描写を提供しなければならない。網点保留は最終画像の
演色性に重要な役割を果たすことは当業者に公知であ
る。僅かなドット再現曲線の変化は、目視による色知覚
に大きな変化を起こし得る。
【0003】様々な異なる種類のカラー校正システムが
文献に開示されている。デジタルおよび従来の校正シス
テムが市販されている。デジタルシステムでは、デジタ
ル化データをカラー校正材料を直接画像形成するのに用
いられる。しかしながら、グラフィックアート色分離フ
ィルムの色精度を検定する場合、従来の校正システムが
主に用いられる。従来のカラー校正システムは2つのタ
イプ:オーバーレイおよび重ね刷り(surprint)から成
る。
【0004】オーバーレイシステムは、透明基材上に表
示色を可視化する便利で迅速な方法を提供する。典型的
オーバーレイフィルム構造体には、ポリエステル基材お
よび感光性カラー層を含む。要すれば、感光性カラー層
上に保護層を含んでもよい。カラー校正は、表示する各
カラー校正フィルムの個々の画像形成および現像により
構成される。カラー画像形成フィルムは次いで互いに製
紙原料上に位置合せをして置く。この方法が2つ以上の
色を位置合せ状態に組合せる非常に簡単な方法を提供す
るとしても、それは様々な本質的な不都合を有する。プ
ラスチックシートの多様性が入射光を内部で反射させ、
光沢、色相のシフトおよび最終画像の歪みを起こす。反
射防止被膜はその校正刷りの視覚による知覚を改善する
が、各有色画像間の厚いポリエステルの存在により、最
終画像の視覚的歪みを起こす。この種の構造体の例が、
米国特許第3,136,637号、同4,304,836号、同4,482,625
号、同4,634,652号、同4,748,101号、同4,952,482号お
よび同5,258,261号に開示されている。
【0005】重ね校正刷りは、逐次異なる色の層を単一
シートの互いの上に重ね合せることにより形成される。
重ね刷りカラー校正材料は2種の主な種類:感光性プレ
カラードシートおよび顔料、インクまたは染料を用いて
調色され得る感光性無色シート:から成る。ポスト-カ
ラード校正材料のいくつかの例が、米国特許第3,060,02
4号、同3,634,087号および独国特許第3,336,431号に開
示されている。感光性ポリマー系では、その画像は一般
に弱く、しばしば保護層を必要とする。得られる色相
は、色濃度制御、着色剤のロット変化およびカラー汚染
を生じるトナーのダスティング(dusting)によるユーザ
ー依存性が非常に高い。静電システムには、非常に高経
費となり得るより高性能装置および環境制御が必要であ
る。プレカラード校正システムの他の例には、画像形成
して受容体または中間シートにラミネートする感光性構
造体を含む。これらの種類のシステムの代表例は、米国
特許第4,482,625号および同4,304,836号に開示されてい
る。これらのシステムは、ラミネート速度および温度、
フィルムおよび受容体の寸法安定性に依存する位置合せ
状態にラミネートされる画像形成フィルムを必要とす
る。位置合せの精度は、熱ラミネート工程時に画像の完
全な整合を保持することが困難であることにより、より
小さいフォーマット校正刷りに限定される。たとえ露光
時間がこれらのシステムでより短くても、散乱(scatte
r)校正として公知の、種々の小さい校正刷りを単一の大
きなシート作製することが困難であることにより生産性
が維持できなくなる。
【0006】米国特許第3,671,236号には、平滑剥離表
面、ジアゾ増感カラー層および感圧接着剤または米国特
許第号に開示の熱接着剤を被覆した非光活性バリヤー層
を有するキャリヤーシートを含むネガ型前増感カラー校
正成分が開示されている。このシステムの現像媒質は、
n-プロパノールおよび水の50:50混合物である。バリヤ
ー層は、画像用のキャリヤーとして存在し、接着剤およ
び光活性層の間の相互作用を低減する。米国特許第4,65
0,738号、同4,751,166号、同4,808,508号、同4,929,532
号および同5,008,174号、欧州特許第365,356号および同
365,357号特許出願には、ジアゾをベースとする光活性
層および接着剤の間のバリヤー層の必要性を排除するこ
とによる、この構造体の改良が開示されている。これら
の系の用いられる現像剤は、界面活性剤3%以上を含有
するアルカリ水溶液である。
【0007】米国特許第4,596,757号には、ジアゾニウ
ムバインダーの代わりに感光性モノマー系を用いること
による米国特許第3,671,236号に開示の構造体の更なる
改良が開示されている。更に水性アルカリ現像剤を用
い、それには高濃度界面活性剤(列挙された実施例は8.
5%使用)を含有する。
【0008】米国特許第5,248,583号には、光重合性成
分としての感光性オリゴマーおよび光重合性バリヤー層
を含有する光活性カラー層を用いて、pH10.2を有する
低固形分水性現像剤により現像され得る校正成分を提供
する構造体が開示されている。この構造体は、水性現像
剤が前述の系に用いられるものより少ない苛性アルカリ
および成分を含むので、より環境的に適合した流出液を
用いて画像を現像することが可能である。
【0009】接着剤界面に、バックグラウンド汚れの問
題を改良する溶解度勾配を有する感光性カラー層を提供
するいくつかの試みがなされた。米国特許第5,080,996
号および同5,008,174号には、この種の勾配を形成する
カラー校正成分およびその成分の製法が開示されてい
る。接着剤を感光性カラー層上に被覆する場合に、溶解
度勾配が形成される。この特殊用途では、着色剤が接着
剤と混合されないことが不可欠である。より中性に近い
pHを有する現像液により現像可能な系を達成するため
に、感光性校正配合物に用いられるバインダーは通常、
画像を現像剤による攻撃をより受け易くする。抵抗して
現像可能な画像が現像剤により膨潤または攻撃される場
合、シャドー領域(90〜99.5%網点(halftone dot))を
犠牲にすることなくハイライト網点(0.5〜10%網点)
を保持することが徐々に困難になっていく。感光層を過
露光(overexpose)して現像剤攻撃に抵抗するのに十分な
ハイライト網点の架橋密度を達成する場合、シャドー領
域は犠牲になる。しかしながら、感光層を過露光する場
合、シャドー領域はハレーション効果による代理(fill-
in)をし始める。また、この過露光は全ドットゲインを
増加し、かなり演色性に悪影響を与える。従って、過露
光なしにハイライト網点を保持し、低固形分およびpH1
0.5以下を有する水性現像剤により現像可能な校正シス
テムが必要となる。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明により、(a)キャ
リヤー;および(b)(i)複数のペンダントエチレン系不飽
和基、酸価100〜250および数平均分子量1,000〜20,000
を有するアルキルビニル-またはアリールビニル-マレイ
ン酸無水物部分-エステルコポリマーを含む光重合性オ
リゴマー、(ii)複数のペンダントエチレン系不飽和重合
性基、および重量平均分子量400〜1,500を有する光重合
性化合物、(iii)着色剤、および(iv)光開始剤、を含有
する感光性カラー層;を含むオーバーレイ感光性カラー
校正成分を提供する。
【0011】その他の態様は、(a)剥離性キャリヤー;
(b)(i)複数のペンダントエチレン系不飽和基、酸価100
〜250および数平均分子量1,000〜20,000を有するアルキ
ルビニル-またはアリールビニル-マレイン酸無水物部分
-エステルコポリマーを含む光重合性オリゴマー、(ii)
複数のペンダントエチレン系不飽和重合性基、および重
量平均分子量400〜1,500を有する光重合性化合物、(ii
i)着色剤、および(iv)光開始剤、を含有する感光性カラ
ー被膜;(c)光重合性バリヤー被膜;および(d)熱活性化
接着剤;を順に含むネガ型単一シートカラー校正成分を
提供する。
【0012】更に他の態様では、(a)剥離性キャリヤ
ー; (b)(i)式:
【化2】 (式中、R1およびR2は同一または異なり、本質的に水
素、炭素原子1〜20個を有するアルキル、炭素原子6〜
10個を有するアリール、炭素原子7〜14個を有するアル
カリール、炭素原子4〜12個を有するシクロアルキル、
およびハロゲンから成る群から選択され;R3、R4およ
びR5は同一または異なる基であり、水素および炭素原
子1〜5個を有するアルキルから成る群から選択され、
6は、水素、アルキル、アラルキル、および炭素原子
1〜20個を有するアルキル置換アラルキル基、および各
オキシアルキレン基に炭素原子2〜4個を有するそのよ
うな基のオキシアルキル化誘導体から成る群から選択さ
れる同一または異なる基であり、その基は1〜20の繰り
返し単位であってもよく、Aは炭素原子1〜20個を有す
る線状または分岐状の2価のアルキレンまたはR6と関
連して記載されているそれらのオキシアルキル化誘導体
であり、下付き文字x、y、z、mおよびpはそれぞれ
整数であり、x、y、z、mおよびpの合計は3〜約20
の範囲であり、x、pおよびyはそれぞれ1以上であ
り、mは0であってもよく、zは0であってもよい)を
有する光重合性オリゴマーであって、該オリゴマーが酸
価100〜250および数平均分子量少なくとも1,000、好ま
しくは1,000〜20,000、より好ましくは1,000〜10,000、
および最も好ましくは1,000〜5,000を有する光重合性オ
リゴマー、(ii)複数のペンダントエチレン系不飽和重合
性基、および重量平均分子量400〜1,500を有する重合性
化合物(iii)着色剤、および(iv)光開始剤、を含有する
感光性カラー被膜; (c)光重合性バリヤー被膜;および (d)熱活性化接着剤;を順に含むネガ型カラー校正成分
が開示されている。
【0013】前述の単一シート感光性カラー校正成分を
用いる以下の工程: (i)熱接着剤による熱および圧力を用いて第1のカラー
校正成分を耐現像剤性受容体にラミネートする工程; (ii)キャリヤーシートを除去する工程; (iii)カラー被膜の色に対応する色分離ネガを通して感
光性ラミネート構造を化学線に露光し、感光性成分の露
光領域を架橋する工程およびカラーおよびバリヤー被膜
を水性アルカリ現像媒質に不溶にして潜像を形成する工
程; (iv)上記潜像を水性アルカリ現像媒質により現像し、そ
れにより未露光のカラーおよびバリヤー被膜を除去し露
光したカラーおよびバリヤー被膜を残存する工程; (v)カラー被膜中に異なる着色剤を有する他の感光性成
分を現像第1感光性カラー校正成分にラミネートする校
正成分; (vi)現像第1感光性成分に位置合せされる次の分離ネガ
を用いて工程(ii)〜(iv)を繰り返す工程; (vii)各感光性成分が異なる色または目視テクスチャー
を有する前述の付加的感光性成分を用いて工程(v)およ
び(ii)〜(iv)をその順に繰り返し、単一基材上に多色画
像を提供する工程;を行うことにより単一受容体上の多
色画像が得られる。
【0014】前述の感光性成分を用いて米国特許第4,59
6,757号、同4,650,738号、同4,808,508号、同4,929,532
号、同4,937,168号、および欧州特許第294,665号および
欧州特許第403,128号特許出願に開示の方法により多色
画像を単一基材上に得るためにその他の方法が使用され
得ることが当業者に理解されている。
【0015】本発明は、i)複数のペンダントエチレン系
不飽和基、酸価100〜250および数平均分子量1,000〜20,
000を有するアルキルビニル-またはアリールビニル-マ
レイン酸無水物部分-エステルコポリマーを含む光重合
性オリゴマー、ii)複数のペンダントエチレン系不飽和
重合性基、および重量平均分子量400〜1,500を有する光
重合性化合物、iii)着色剤、およびiv)光開始剤、を含
有する感光性カラー被膜を被覆したキャリヤーを含有す
る感光性カラー校正成分を提供する。各着色成分は対応
する色分離フィルムを通して化学線に露光して潜像を形
成する。潜像は露光した感光性カラー被膜の画像的架橋
により形成される。画像形成成分を水性アルカリ現像剤
を用いて現像する場合、感光性被膜の未露光領域が除去
され、架橋画像がキャリヤー上に残る。次いで、画像形
成成分を互いの上に位置合せをしてオーバーレイして、
如何なる受容体にも装填され得る複合多色校正刷りを形
成する。
【0016】好ましい態様では、上記キャリヤーは寸法
安定性および化学安定性プラスチックシート、より好ま
しくは2.0〜3.0ミル(5.1〜7.6cm)ポリエステルフィル
ムである。そのフィルムの取扱いを補助するために、帯
電防止被膜、例えば米国特許第5,344,751号に開示の両
官能性(ambifunctional)シランカップリング剤を用いて
架橋したコロイドシリカを含有する帯電防止被膜を含む
ことが好ましい。加えて、反射防止被膜、例えば米国特
許第4,340,276号、同4,634,652号および同4,748,101号
に開示されている被膜をその構造中に含んで、複合校正
刷りを検査する場合に干渉(interference)パターンを低
減してもよい。
【0017】オーバーレイ構造体には、要すれば、感光
性カラー被膜上に塗布される保護トップコートを含んで
もよい。本発明では、トップコートは酸素バリヤーであ
る必要はない。しかしながら、他の所望の特性を付与す
る付加的被膜を提供することは有用である。例えば、こ
の必要に応じて用いられるトップコートには、粒子、例
えば、露光フレーム中を真空に引くのを補助し取扱特性
を改善するポリマービーズまたはシリカ、または解像度
を改善するハレーション防止材料、または様々な色の露
光時間のバランスをとるUV吸収剤を含んでもよい。必
要に応じて用いられるトップコートは、画像の現像の間
に除去され得なければならない。好ましいトップコート
には、水溶性樹脂、例えばセルロースのアルキルエーテ
ル類、ポリビニルアルコール類およびポリビニルピロリ
ドンを含む。
【0018】本発明の他の態様は、(a)剥離表面を有す
るキャリヤー;(b)(i)複数のペンダントエチレン系不飽
和基、酸価100〜250および数平均分子量1,000〜20,000
を有するアルキルビニル-またはアリールビニル-マレイ
ン酸無水物部分-エステルコポリマーを含む光重合性オ
リゴマー、(ii)複数のペンダントエチレン系不飽和重合
性基、および重量平均分子量400〜1,500を有する光重合
性化合物、(iii)着色剤、および(iv)光開始剤、を含有
する感光性カラー被膜;(c)光重合性バリヤー被膜;お
よび(d)熱活性化接着剤;を順に含むネガ型単一シート
カラー校正成分を提供する。
【0019】上記キャリヤーシートには、剥離表面が提
供され、その剥離表面はキャリヤー自体の表面が平滑で
あるかまたはキャリヤー上の表面剥離層のいずれかであ
ってもよい。その剥離表面の機能は、キャリヤーシート
および感光性カラー被膜層の間の分離(parting)層とし
て提供 されることである。本発明に用いられる好まし
い材料は、セルロースメチルエーテル、ポリビニルピロ
リドンまたはポリビニルアルコール樹脂を含有する剥離
層を提供された1.5〜2.0ミル(3.7〜5.6cm)ポリエステ
ルフィルムである。剥離層の剥離特性は、界面活性剤の
添加により調節されてもよい。好ましい界面活性剤に
は、アルキルアリールポリエーテルアルコール類、例え
ばトリトン(TritonTM)X-100(ペンシルバニア州フィラ
デルフィア(Philadelphia)のローム・アンド・ハ ース(Ro
hm & Haas)から市販のオクチルフェノキシエタノー
ル)、グリセリンおよびエトキシル化ヒマシ油を含む。
好ましい態様では、その界面活性剤が剥離層中に層中の
固形分の約0.1〜5重量%、より好ましくは0.5〜2重量
%で存在する。その他の成分、例えば成形抑制剤、ハレ
ーション防止染料、フィルター染料、溶剤、湿潤剤等が
加えられてもよい。更に、キャリヤーは平滑またはテク
スチャード(textured)表面を有してもよく、着色剤また
はUV吸収剤を含んでもよい。
【0020】感光性カラー層は、キャリヤーの剥離表面
上に被覆される。この層は通常、複数のペンダントエチ
レン系不飽和基を有するアルキルビニル-またはアリー
ルビニル-マレイン酸無水物部分-エステルコポリマーを
ベースとした光重合性オリゴマー、要すれば複数のペン
ダントエチレン系不飽和基を有する光重合性化合物、要
すれば酸性バインダー、着色剤および光開始剤系を含有
する。その配合物は、非画像形成領域にクリーンなバッ
クグラウンドを保持すると同時にハイライト網点を短露
光時間で保持するようにバランスをとる。
【0021】ペンダントエチレン系不飽和基を有するア
ルキルビニル-またはアリールビニル-マレイン酸無水物
部分-エステルコポリマーをベースとした光重合性オリ
ゴマーの添加は、網点の保持およびバックグラウンドの
浄化(clean-out)の両方に大きな影響を与える。オリゴ
マーの酸官能価は、光重合性バリヤーを有するまたは有
さずに下層にある接着剤層と組合せて、画像形成したま
たは硬化した感光性カラー層のより良好な接着性を提供
するのを補助する。オリゴマーの分子量および酸官能価
はまた、感光性カラー層の硬化または未硬化部分の溶解
度に重要な役割を果たす。分子量が非常に低くおよび/
または酸官能価が非常に高い場合、感光層の画像形成ま
たは硬化部分が現像剤により攻撃され、濃度損失、網点
のフリンジのまわりの不均一な現像またはハイライト網
点の完全な損失となる。これに反して、分子量が非常に
高くおよび/または酸官能価が非常に低い場合、感光層
の非画像形成部分は現像剤により除去されず、校正刷り
のシャドー領域の解像度の損失(90〜99.5%ドット)ま
たはバックグラウンド汚れとなる。現像剤の強度はこの
特殊な状態で増加されて、その層の除去を補助するが、
これはハイライト網点の損失を招く。アリールビニル−
マレイン酸無水物コポリマーに比較してアルキルビニル
−マレイン酸無水物コポリマーを用いるかどうかは当業
者に公知であり、従ってより高分子量材料が望ましい。
好適なアクリル化またはメタクリル化アルキルビニル−
またはアリールビニル−マレイン酸無水物部分−エステ
ルコポリマーは、酸価約100〜250および数平均分子量少
なくとも1,000、好ましくは1,000〜20,000、より好まし
くは1,000〜10,000、および最も好ましくは1,000〜5,00
0を有する。ペンシルバニア州エクストン(Exton)のサー
トマー(Sartomer)社から市販されて いる材料の例に
は、サーボックス(SarboxTM)401(酸価145±15および数
平均分子量2,500を有するメタクリル化スチレン/マレイ
ン酸部分−エステルコポリマー)およびプロ(PROTM)884
(酸価約200および数平均分子量2,000を有するアクリル
化スチレン/マレイン酸無水物部分-エステルコポリマ
ー)を含む。これらの材料は一般に米国特許第4,745,13
8号および同4,722,947号に開示されており、以下の一般
式:
【化3】 (式中、R1およびR2は同一または異なり、本質的に水
素、炭素原子1〜20個を有するアルキル、炭素原子6〜
10個を有するアリール、炭素原子7〜14個を有するアル
カリール、炭素原子4〜12個を有するシクロアルキル、
およびハロゲンから成る群から選択され;R3、R4およ
びR5は同一または異なる基であり、水素および炭素原
子1〜5個を有するアルキルから成る群から選択され、
6は、水素、アルキル、アラルキル、および炭素原子
1〜20個を有するアルキル置換アラルキル基、および各
オキシアルキレン基に炭素原子2〜4個を有するそのよ
うな基のオキシアルキル化誘導体から成る群から選択さ
れる同一または異なる基であり、その基は1〜20の繰り
返し単位であってもよく、Aは炭素原子1〜20個を有す
る線状または分岐状の2価のアルキレンまたはR6と関
連して記載されているそれらのオキシアルキル化誘導体
であり、下付き文字x、y、z、mおよびpはそれぞれ
整数であり、x、y、z、mおよびpの合計は3〜20の
範囲であり、x、pおよびyはそれぞれ1以上であり、
mは0であってもよく、zは0であってもよい)を有す
る。
【0022】本発明では、好ましいコポリマーはR1
水素、R2がフェニル基の場合である。ほとんどの他の
アクリル化またはメタクリル化オリゴマーと異なって、
サーボックス(SarboxTM)401およびプロ(PROTM)884に
は、非粘着性感光性カラー層を提供するのに、顔料ミル
ベースおよび光開始剤が配合されてもよい。粘着性被膜
は、校正成分の製造時の被覆工程および乾燥工程中に、
埃を集め、また、カラー被膜が表面側ロールに転写する
傾向を有する。
【0023】上記感光性カラー層には、現像剤の強度に
依存する層の現像能力を調節するのに非酸性材料を含ん
でもよい。現像剤の強度を僅かに増大してより強いフィ
ルムを配合することは時には有用である。校正成分が自
動処理装置のブラシまたは現像パッドの機械的作用を受
ける場合には、これはより大きな寛容度を示す。現像能
力を調節する好ましい材料には、複数のペンダントエチ
レン系不飽和重合性基を有する光重合性化合物、例えば
重量平均分子量約400〜1,500およびエチレン系不飽和重
合性基少なくとも2個、より好ましくはエチレン系不飽
和重合性基少なくとも4個を有する光重合性ポリマー、
オリゴマーまたはモノマーを含む。好適なエチレン系不
飽和重合性基の例には、アクリロイル、メタクリロイル
およびアクリルアミド基を含む。好適なポリマー、オリ
ゴマーまたはモノマーは当業者に公知であり、非限定的
に材料、例えばノボラックアクリレート樹脂(即ち、ミ
ズーリ州バーサイルズ(Versailles)のエコー・レジンズ・
アンド・ラボラトリー(EchoResins and Laboratory)から
市販のエコー(EchoTM)310)、ポリオール類のアクリレ
ートまたはメタクリレートエステル(即ち、ポリブタン
ジオールジアクリレート、ジペンタエリトリトールペン
タアクリレート、ペンタエリトリトールテトラアクリレ
ートおよびトリアクリレート、ペンタエリトリトールテ
トラメタクリレートおよびトリメタクリレート、ヒダン
トインヘキサアクリレート、およびテトラヒドロフルフ
リルメタクリレート)、アクリル化またはメタクリル化
ウレタンオリゴマー(即ち、ケンタッキー州ルイスビル
(Louisville)のUCBラッドキュアー(Radcure)社から市販
のエベクリル(EbecrylTM)220、ヘキサアクリレートウレ
タンオリゴマー)およびアクリルアミド類(即ち、ジア
セトンアクリルアミドおよびアクリルアミドエチルメタ
クリレート)を含む。それが画像形成処理時または自然
老化(周囲温度で90日間)時の感光性カラー層における
可視カラーシフト(グレタッグ(Gretag)SPM分光光度計
を用いて分光分析的に測定される1以下のデルタE)を
付与しない限り、上記ポリマー、オリゴマーまたはモノ
マー骨格の組成物は不可欠ではない。好ましい光重合性
化合物は、酸官能基または弱酸性基、例えばフェノール
基を有さない。
【0024】酸官能価、重合性官能価および現像媒質の
強度の間のバランスを維持して、最終画像形成校正成分
の解像度および寛容度を最適化する。pH約10〜11、好
ましくは10〜10.5を有する水性現像剤を用い、感光層の
酸価を約30〜75、より好ましくは40〜60および最も好ま
しくは45〜55に調節する場合に、最高の解像度が達成さ
れる。感光層中に存在する重合性材料の好ましい重量%
は、20〜80%および最も好ましくは40〜60%である。
【0025】好ましい態様では、用いられる光開始剤
は、露光後の画像または接着剤層での可視色変化を生じ
なければならない。光開始剤の非限定的例として、トリ
アジン類、アセトフェノン類、ベンゾフェノン類および
チオキサントン類を含む。好ましい光開始剤には、ニュ
ーヨーク州ホウソーン(Hawthorne)のチバ・ガイギー(Cib
a Geigy)社から市販のイルガキュア(IrgacureTM)907
(2-メチル-1-(4-(メチルチオ)フェニル)-2-(4-モルホ
リニル)-1-プロパン)、ニューヨーク州ホウソーン(Haw
thorne)のチバ・ガイギー(Ciba Geigy)社から市販のイル
ガキュア(IrgacureTM)369(2-ベンジル-2-(ジメチル
アミン)-1-4-(r-モルホリニルフェニル)-1-ブタノ
ン)、スピードキュア(SpeedcureTM)ITX(ニューヨーク
州フラッシング(Flushing)のアセト・ケミカル(Aceto Ch
emical)社から市販のイソプロピルチオキサントン)お
よび米国特許第5,298,361号に開示のアルキルアリール
ポリエーテルアルコール類に結合したトリアジン類を含
む。上記開始剤は単独または互いに組合せて用いられて
もよい。開始剤の最適量は、用いられるオリゴマーの種
類および用いられる顔料のフィルター作用に依存する
が、開始剤は通常、感光性組成物の約1.0〜15重量%の
濃度で存在する。
【0026】顔料または染料は、感光性カラー層中の着
色剤として用いられてもよい。しかしながら、顔料また
はポリマー染料が、層間のマイグレーションを起こす傾
向が少ないため好ましい。入手できる色の多様性および
低コストにより、顔料がより好ましい。顔料は一般に感
光性配合物に、バインダーで分散され、溶剤または溶剤
の混合物中に乳化された顔料を含有するミルベースの形
で導入される。分散工程は当業者に公知の様々な方法、
例えば2本ロール混練、3本ロール混練、サンドミル、
ボールミル等により行われる。多くの異なる顔料が市販
され、当業者に公知である。顔料の種類および色は、被
覆カラー校正成分が設定カラーターゲットまたは工業的
に設定された仕様に適合するように選択される。蛍光、
真珠箔、真珠光沢および金属材料を含む色強調添加剤を
用いてもよい。テクスチャード画像を提供するのに、シ
リカ、ポリマービーズ、反射および非反射ガラスビー
ズ、またはマイカのような材料を、着色剤の代わりに加
えてもよい。所望の可視効果を有する校正刷りを作製す
るのに、色強調添加剤またはテクスチャー(texturing)
材料を単独または上記顔料と組合せて用いてもよい。
【0027】分散樹脂の種類および顔料と樹脂組成物の
比は、顔料の種類、顔料の表面処理、分散溶剤および混
練工程に依存して選択される。前記の感光性オリゴマー
およびモノマーと相溶性を有するミルベースの生成に好
適な樹脂のいくつかの例には、ポリ酢酸ビニル/クロト
ン酸コポリマー、スチレン/マレイン酸無水物部分-エス
テル樹脂、酸含有アクリルおよびメタクリルポリマーお
よびコポリマー、ポリビニルアセタール、酸無水物類お
よびアミン類で変性したポリビニルアセタール、ヒドロ
キシアルキルセルロース樹脂およびスチレン/アクリル/
アクリル酸樹脂を含む。上記分散体には、これらの混合
物を含有してもよい。分散体中の顔料/樹脂の比は通
常、0.6〜5.0、好ましくは0.8〜3.0である。
【0028】最適分散性を達成するのに分散剤が必要で
あってもよい。分散剤のいくつかの例には、ポリエステ
ル/ポリアミドコポリマー、アルキルアリールポリエー
テルアルコール類、アクリル樹脂およびコネチカット州
ウォーリングフォード(Wallingford)のバイク-ケミー(B
yk-Chemie)USAから市販のディスパーバイク(Disperbyk
TM)湿潤剤を含む。上記ミルベース中には、他の成分、
例えば溶剤安定性を改善する界面活性剤、蛍光材料、蛍
光増白剤、UV吸収剤、充填材等を含有してもよい。
【0029】ミルベース固形物の好ましい組成には、顔
料約30〜71重量%、酸性樹脂15〜30重量%、非酸性樹
脂0〜25重量%、分散剤0〜20重量%、より好ましく
は0〜10重量%から成る。感光性カラー配合物には、各
色の現像能力および粘着性のバランスを維持するのに、
付加的バインダーを含んでもよい。個々の色の被覆重量
は、設定カラーターゲットを達成するために変化しても
よい。色配合を調節して、最適な色、解像度、露光速度
および現像能力を達成する。典型的な乾燥カラー被覆重
量は、50〜150mg/ft2(0.54〜1.61g/m2)、好ましくは6
0〜90mg/ft2(0.65〜0.97g/m2)である。
【0030】被覆された上記感光性カラー層の隣接層は
光重合性バリヤー層である。光重合性バリヤー層はカラ
ー層および接着剤の間の相互作用を防止するために存在
し、非画像形成領域の現像能力をも改善する。上記バリ
ヤー層には通常、光重合性エチレン系不飽和化合物、酸
性バインダーおよび光開始剤を含有する。好ましいエチ
レン系不飽和化合物には、アクリル化エポキシオリゴマ
ー、米国特許第4,304,923号に開示のアクリル化ウレタ
ンオリゴマー、エコー(EchoTM)TAE310(ミズーリ州バー
サイルズ(Versailles)のエコー・レジンズ・アンド・ラボ
ラトリー(Echo Resins and Laboratory)から市販のトリ
アクリル化芳香族エポキシド)およびダイナコール(Dyn
acollTM)A6083(ニュージャージー州ピスカタウェイ(Pi
scataway)のヒュルス・アメリカ(Huls America)から市販
のアクリル化コポリエステル)を含む。エチレン系不飽
和化合物は、総バリヤー組成物の約50〜65重量%で存在
する。好ましいバインダーには、ポリ酢酸ビニル/クロ
トン酸コポリマー、スチレン/マレイン酸無水物部分-エ
ステル樹脂、酸含有アクリルおよびメタクリルポリマー
およびコポリマー、酸性化ポリビニルアセタール、およ
びスチレン/アクリル/アクリル酸樹脂を含む。上記酸性
バインダーまたは樹脂は、総バリヤー組成物の約30〜50
重量%で存在する。好ましい光開始剤には、イルガキュ
ア(IrgacureTM)907、スピードキュア(SpeedcureTM)IT
Xおよびアルキルアリールポリエーテルアルコール類に
結合したトリアジン類を含む。上記開始剤は、総バリヤ
ー組成物の0〜10重量%で存在する。バリヤー層を隣接
する感光性カラー層と混合する程度に依存して、光開始
剤の添加が必要なくてもよい。バリヤー層は、乾燥被覆
重量約0.15〜2.0g/m2、好ましくは約0.2〜1.0g/m2に被
覆される。
【0031】好ましい態様では、感光性カラー層および
バリヤー層が混合されるように、バリヤー層被膜を塗布
および乾燥する。上記溶剤は感光性カラー層と相互に作
用し、界面で混合が起こるが、カラー層の均一性を破壊
し、または被膜のキャリヤーからの剥離性を妨害する程
度には感光性カラー層を浸透、膨潤または溶解しない。
感光性カラー層およびバリヤーは、層がSEM(走査電
子顕微鏡)により区別できない程度に混合してもよい。
換言すれば、すべての実際の用途のための層は2種の異
なる層の代わりの一層として働き、二層間の界面で材料
の完全分離およびシャープな分離は観察されない。好適
な溶剤には、ケトン類、エーテル類、アルコール類、塩
素化アルカン類、芳香族炭化水素およびエステル類(即
ち、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、ト
リクロロエチレン、プロパノール、酢酸エチル、テトラ
ヒドロフラン、プロピレングリコールモノメチルエーテ
ルおよびトルエン)を含む。
【0032】被覆された上記光重合性バリヤー層の隣接
層は接着剤層である。接着剤層はカラー校正成分を加熱
および加圧下で基材に一時的または永久的にラミネート
する手段を提供する。この被膜に用いられる溶剤はキャ
リヤー上に存在する被膜を攻撃しても、または相互に作
用してもいけない。溶剤の例には、アルコール類、水お
よび炭化水素溶剤を含む。ヘプタンおよびナフサのよう
な炭化水素溶剤は、主に静電気により不規則な被膜パタ
ーンになりがちであるため、より極性の強い溶剤、例え
ば水およびアルコール類が好ましい。接着剤は好ましく
は熱活性化接着剤であり、それは温度200℃以下、好ま
しくは100〜160℃の範囲で軟化し得る。上記接着剤の軟
化特性と対照的に、接着剤は貯蔵または船積みの間にブ
ロッキングしないことが望ましい。Tg45〜60℃を有す
る樹脂は、アルキルアクリレート、アルキルメタクリレ
ート、スチリル、およびアクリルアミドのコポリマーお
よびターポリマーを含み、付加的保護ライナーを用いる
必要なしに、両方のラミネート基準に適合し、ブロッキ
ングの可能性を回避する。有用な樹脂には、メチルメタ
クリレート、n-ブチルメタクリレート、n-ブチル/イソ
ブチルメタクリレート、ビニルアセテート、N-(ヒドロ
キシメチル)アクリルアミドおよびスチレンのポリマ
ー、コポリマーおよびターポリマーを含む。ビニルアセ
テートポリマーは非常に湿分感応性を有し、接着剤のビ
ニルアセテート成分が20%以上の量で存在する場合、船
積みおよび貯蔵時に被覆材料のブロッキングを起こし得
ることが見い出された。その他の添加剤、例えば界面活
性剤、融合助剤、可塑剤、スリップ剤(即ち、米国特許
第4,885,225号に開示のようなポリメタクリレートビー
ズ、シリカ、ポリエチレンワックス)、要すれば用いら
れる増白剤、UV吸収剤等が、被膜および性能を補助す
るのに存在してもよい。
【0033】カラー校正成分を受容体上にラミネートす
ることにより、多色校正刷りを作製する。上記キャリヤ
ーは、露光前または現像工程前のいずれかに除去されて
もよい。ラミネート構造体は、校正成分の色に対応する
ネガ色分離グラフィックアートフィルムを通して画像形
成され、潜像を形成する。露光ユニットの分光射出およ
び出力および光開始剤系の吸収は、最適露光速度に対し
て選択される。典型的露光ユニットには、最適分光射出
250〜500nm、および出力2.5〜10キロワットを有するU
Vランプを備付されている。露光ラミネート構造体は次
いで水性アルカリ現像剤で現像される。所望の多色複合
校正刷りが完成するまで、ラミネート、露光および現像
の工程を異なる色を用いて繰り返す。要すれば、無色ま
たはテクスチャード画像を、感光性層がテクスチャー材
料、例えば着色剤の代わりまたは着色剤に加えて前述の
ものを含有する校正成分をラミネート、露光および現像
することにより、無色またはテクスチャード画像を加え
てもよい。
【0034】上記受容体は永久的基材であってもよい。
受容体シートに好適な組成物は、熱安定性、防水白色
紙、例えばP-350(ニューヨーク州パラスキー(Pulaski)
のソーラー・テクニカル・ペーパー・セールス(Schoeller
Technical Paper Sales)社から市販)またはマッチプリ
ント(MatchprintTM)基材である。上記受容体シートは、
ポリエステルフィルムまたは他の熱安定性プラスチック
材料であってもよい。更に、その受容体は一時的受容
体、例えば米国特許第5,240,810号、同5,192,630号およ
び同5,094,931号に開示のものであってもよい。
【0035】露光後画像を現像するのに用いられる現像
液は通常、炭酸ナトリウムまたはカリウム、および炭酸
水素ナトリウムまたはカリウムおよび界面活性剤の組合
せから成る。好ましい態様では、総水性現像液に対し
て、上記炭酸塩は約0.5〜2.0重量%、上記炭酸水素塩は
約0〜1.0重量%、上記界面活性剤は約0.1〜1.0重量%
の量で存在する。好ましい界面活性剤には非限定的に、
スルフィノール(SurfynolTM)465(ペンシルバニア州ア
レンタウン(Allentown)のエアー・プロダクツ・アンド・ケ
ミカルズ(Air Products and Chemicals)から市販のエト
キシル化テトラメチルデシネジオール)、スルファクト
ール(SurfactolTM)365(ニュージャージー州バイヨン(B
ayonne)のカスケム(CasChem)社から市販のエトキシル化
ヒマシ油)、トリトン(TritonTM)X-100(ペンシルバニ
ア州フィラデルフィア(Philadelphia)のローム・アンド・
ハ ース(Rohm & Haas)から市販のオクチルフェノキシ
ポリエトキシエタノール)、およびスルフィノール(Sur
fynolTM)GA(ペンシルバニア州アレンタウン(Allentow
n)のエアー・プロダクツ・アンド・ケミカルズ(Air Produc
ts and Chemicals)から市販の他の非イオン性界面活性
剤および溶剤を化合したアセチレンジオール)を含む。
【0036】以下の非限定的実施例により、本発明を説
明する。
【実施例】他に表示しない限り、すべての材料はウィス
コンシン州ミルウォーキー(Milwaukee)のアルドリッチ・
ケミカルズ(Aldrich Chemicals)社から市販されてい
る。 (調製)以下の調製には、市販されていない実施例にも
ちいられた材料の調製方法を説明する。
【0037】(酸性化バットバー(ButvarTM)B-98の調
製)オーバーヘッドスターラーを備付した2リットル3
口丸底フラスコに、バットバー(ButvarTM)B-98(ミズー
リ州セントルイス(St.Louis)のモンサント(Monsanto)社
から市販)300g、琥珀酸無水物90g、トリエチルアミン9
0g、メチルエチルケトン900gを加えた。その混合物を77
℃で6時間加熱した。その溶剤を減圧下で除去し、白色
固形物を得た。その材料の赤外スペクトルは酸無水物ピ
ークがないことを示した。
【0038】メタノール270ミリリットル中の2,4-ビス
(トリクロロメチル)-1,3,5-トリアジン103g、3-(2-ヒド
ロキシエトキシ)ベンズアルデヒド)47g、および酢酸ア
ンモニウム10.5gの撹拌溶液を12時間還流した。その混
合物を冷却後、更にメタノール80ミリリットルを加え、
続いて水112ミリリットルを加えた。得られた沈殿を濾
過し、乾燥して、2,4-ビス(トリクロロメチル)-6-[3-
(2-ヒドロキシエトキシ)スチリル]-1,3,5-トリアジン
(以下「m-MOST-ol」と記載)74gを得た。トルエン200
ミリリットル中にm-MOST-ol 55gおよび2,4-トリレンジ
イソシアネート(以下「TDI」と記載)18.2gを含有する
16℃の撹拌分散体に、ジブチル錫ジラウレート0.150gを
加えた。僅かな発熱により反応混合物の温度を19℃に上
昇させ、約20分後にその反応混合物は透明になった。m-
MOST-olは5時間で完全に反応し、m-MOST-ol/TDI、(m-M
OST-ol)2/TDIおよび残留2,4-トリレンジイソシアネート
の混合物を得た。この混合物にポリオキシエチレンノニ
ルフェノール(イゲパル(IgepalTM)CO-520)の79,2%ト
ルエン溶液58.92gを加え、その溶液を60℃に加熱し、そ
の温度を4時間保持した。回転エバポレーターによる減
圧下でのトルエンの除去により、僅かに褐色の粘稠シロ
ップを得た。その材料を濃度約50%総固形分を有する溶
液を得るのに十分なメチルエチルケトンに再溶解した。
【0039】(アクリル化ウレタンオリゴマーP-11)ジ
ペンタエリトリトール63.5g、イプシロン-カプロラクト
ン228g、および2,6-ジ-t-ブチル-4-メチルフェノール0.
02gをオーバーヘッドメカニカルスターラーおよび冷却
器を備付した500ミリリットル3口フラスコに加えるこ
とにより、ポリカプロラクトンヘキソールを調製した。
その液状物をガス分散管から乾燥窒素を用いて泡立ちす
ることにより、20分間脱酸素化を行った。この管を次い
でガス注入アダプターと入れ換えて、窒素を用いて僅か
に正の圧力を維持しながらその反応混合物を加熱した。
その混合物を撹拌しながら170℃で5時間保持した。そ
の反応混合物を次いで、窒素雰囲気中で室温まで冷却し
た。
【0040】1リットルの3口フラスコにアダプター、
メカニカルスターラー、温度計、付加的漏斗および乾燥
管を取付けた。このフラスコにポリカプロラクトンヘキ
ソール175gおよびメチルエチルケトン60ミリリットルを
注入した。メチルエチルケトン9ミリリットル中に2,4-
トリレンジイソシアネート13gを含有する溶液を、第1
の溶液に撹拌しながら室温で徐々に滴下した。その添加
を20分間で完了し、反応混合物を30℃で90分間撹拌し
た。
【0041】オーバーヘッドメカニカルスターラー、温
度計、付加的漏斗および乾燥管を取付けた第2のフラス
コに、2,4-トリレンジイソシアネート86.1gを注入し
た。付加的漏斗を通して、2-ヒドロキシエチルメタクリ
レート70.2g(以下「HEMA」と記載)および2,6-ジ-t-ブ
チル-4-メチルフェノール0.02g(以下「抑制剤」と記
載)を撹拌しながら徐々に30℃以下に保持しながらジイ
ソシアネートに加えた。その添加を15分間で完了し、反
応時間40分後に白色固形物を形成した。その固形物を45
℃に加熱することによりメチルエチルケトン45ミリリッ
トルに溶解し、その温度を10分間保持して反応を完了し
た。
【0042】ポリカプロラクトンヘキソールおよび2,4-
トリレンジイソシアネートの反応生成物を入れたフラス
コを67℃に加熱し、HEMA/2,4-トリレンジイソシアネー
ト付加物のメチルエチルケトン溶液を撹拌しながら2時
間かけて徐々に加えた。続いて、琥珀酸無水物27gを付
加物抑制剤0.02gと共に加えた。加熱および撹拌を、上
記酸無水物が完全に反応するまで続けた(約5〜6時
間)。
【0043】(標準ミルベースおよび被覆溶液)以下の
標準ミルベースおよび被覆溶液を実施例に用いた。 (剥離層被覆溶液) エアーボル(AirvolTM)205ポリビニルアルコール 5.6g (ペンシルバニア州アレンタウン(Allentown)の エアー・プロダクツ・アンド・ケミカルズ (Air Products and Chemicals)社から市販) エアーボル(AirvolTM)107ポリビニルアルコール 2.4g (ペンシルバニア州アレンタウン(Allentown)の エアー・プロダクツ・アンド・ケミカルズ (Air Products and Chemicals)社から市販) トリトン(TritonTM)X-100(ペンシルバニア州 0.2g フィラデルフィア(Philadelphia)の ローム・アンド・ハース(Rohm & Haas)から市販 のオクチルフェノキシポリエトキシエタノール) カトン(KathonTM)CG/ICPプリザベイティブ 0.09g (ペンシルバニア州フィラデルフィア(Philadelphia)の ローム・アンド・ハース(Rohm & Haas)から市販) 脱イオン水 91.7g
【0044】(ミルベース) 成分 赤味マセ゛ンタ 青味マセ゛ンタ フ゛ラック 緑味シアン 赤味シアン Sun 234-0077 Red Shade Magenta(オハイオ州シンシナティー 8.4g のサン・ケミカル(Sun Chemical) から市販) C-GRT-333D Blue Shade Magenta(テ゛ラウェア州ニューホ゜ート 8.47g のチハ゛・カ゛イキ゛ー(Ciba-Geigy) から市販 Raven 760(オクラホマ州ツルサ のコロンヒ゛アン・ケミカルス゛(Columbian 8.3g Chemicals)から市販) Sun 249-0592 Green Shade Cyan(オハイオ州シンシナティーの 8.72g サン・ケミカル(Sun Chemical) から市販 Sun 248-0615 Red Shade Cyan(オハイオ州シンシナティーの 8.72g サン・ケミカル(Sun Chemical) から市販 酸性化ButvarTMB-98 1.12g 2.82g 1.483g 2.9g 2.9g JoncrylTM67(ウィスコンシン州 ラシーンのS.C.シ゛ョンソン・ワックス 4.48g 2.82g 4.43g 2.9g 2.9g (Johnson Wax)から市販の スチレン/アクリル樹脂) DisperbykTM161(コネチカット州 ウァリンク゛フォート゛のヒ゛ック・ケミー(Byk- 0.84g 0.85g 0.75g 0.436g 0.436g Chemie)USAから市販) FC-430(ミネソタ州セントホ゜ールの 3Mから市販のフルオロケミカル 0.168g 0.0045g 0.033g 0.03g 0.03g 界面活性剤) メチルエチルケトン 59.5g 59.5g 59.5g 59.5g 59.5g フ゜ロヒ゜レンク゛リコールモノメチルエーテル 25.5g 25.5g 25.5g 25.5g 25.5g
【0045】 (光重合性バリヤー層被覆溶液) エコー(EchoTM)310(ミズーリー州バーサイルズのエコー・ 2.9g レジンズ・アンド・ラボラトリー(Echo Resins and Laboratory) から市販のノボラックジアクリレート樹脂) ジョンクリル(JoncrylTM)586(ウィスコンシン州ラシーン(Racine) 2.0g のS.C.ジョンソン・ワックス(Johnson Wax)から市販の スチレン/アクリル樹脂) 結合m-MOST-ol光開始剤 0.1g メチルエチルケトン 95.0g
【0046】 (熱活性化接着剤被覆溶液) シンセマル(SynthemulTM)R-97603(デラウェア州ドーバーの 77.6g レイチホールド・ケミカルズ(Reichhold Chemicals)から市販の N-(ヒドロキシメチル)アクリルアミド/ブチルアクリレート/ メチルメタクリレートのターポリマー) 脱イオン水 22.2g 8ミクロンポリメチルメタクリレートビーズ 0.2g (米国特許第2,701,245号に開示のようにして調製)
【0047】実施例1 以下の感光性マゼンタおよびシアンカラー溶液を調製し
て、カラー校正成分の感光性カラー層中の主な光重合性
材料としての、多官能性アクリル化モノマーと組合せた
アクリル化スチレン/マレイン酸無水物部分−エステル
を用いる効果を示した。 マゼンタ シアン 成 分 被覆溶液 被覆溶液 赤味マゼンタミルベース 16.31g 青味マゼンタミルベース 3.94g 緑味シアンミルベース 11.9g 赤味シアンミルベース 3.94g ブラックミルベース 0.66g 0.34g SarboxTM401(ヘ゜ンシルハ゛ニア州エシストンのサートマー(Sartomer)社 から市販のMW2,500を有するメタクリル化スチレン/マレイン酸 31.08g 31.48g 無水物部分-エステル) SR-399(ヘ゜ンシルハ゛ニア州エシストンのサートマー(Sartomer)社から 16.85g 17.06g 市販のMW525を有するシ゛ヘ゜ンタエリトリトールヘ゜ンタアクリレート) EchoTM310(ミス゛ーリー州ハ゛ーサイルス゛のエコー・レシ゛ンス゛・アント゛・ラホ゛ラトリー (Echo Resins and Laboratory)から市販の 10.17g 10.0g ノホ゛ラックシ゛アクリレート樹脂) 酸性化ButvarTMB-98 10.0g 10.0g 結合m-MOST-ol光開始剤 10.0g 10.0g PerenolTMF-40(ヘ゜ンシルハ゛ニア州アンフ゛ラーのヘンケル(Henkel)社 1.0g 1.0g から市販のモノアクリレート界面活性剤) メチルエチルケトン 560g 536g フ゜ロヒ゜レンク゛リコールモノメチルエーテル 240g 230g
【0048】実施例2 以下の感光性マゼンタおよびシアンカラー溶液を調製し
て、カラー校正成分の感光性カラー層中の主な光重合性
材料としての、多アクリレートウレタンオリゴマーおよ
びアクリル化ノボラック樹脂と組合せたアクリル化スチ
レン/マレイン酸無水物部分−エステルを用いる効果を
示した。 マゼンタ シアン 成 分 被覆溶液 被覆溶液 赤味マゼンタミルベース 16.31g 青味マゼンタミルベース 3.94g 緑味シアンミルベース 11.9g 赤味シアンミルベース 2.94g ブラックミルベース 0.66g 0.34g SarboxTM401(ヘ゜ンシルハ゛ニア州エシストンのサートマー(Sartomer)社 から市販のMW2,500を有するメタクリル化スチレン/マレイン酸 31.08g 31.48g 無水物部分-エステル) EbecrylTM220(ケンタッキー州ルイスヒ゛ル(Louisville)のUCB ラット゛キュアー(Radcure)社から市販のMW1,000を有する 16.85g 17.06g ヘキサアクリレートウレタンオリコ゛マー) EchoTM310(ミス゛ーリー州ハ゛ーサイルス゛のエコー・レシ゛ンス゛・アント゛・ラホ゛ラトリー (Echo Resins and Laboratory)から市販の 10.17g 10.0g ノホ゛ラックシ゛アクリレート樹脂) 酸性化ButvarTMB-98 10.0g 10.0g 結合m-MOST-ol光開始剤 10.0g 10.0g PerenolTMF-40(ヘ゜ンシルハ゛ニア州アンフ゛ラーのヘンケル(Henkel)社 1.0g 1.0g から市販のモノアクリレート界面活性剤) メチルエチルケトン 560g 536g フ゜ロヒ゜レンク゛リコールモノメチルエーテル 240g 230g
【0049】実施例3 メタクリル化スチレン/マレイン酸無水物部分−エステ
ルコポリマーを用いない比較例として、以下の感光性マ
ゼンタおよびシアンカラー溶液を調製した。 マゼンタ シアン 成 分 被覆溶液 被覆溶液 赤味マゼンタミルベース 16.76g 青味マゼンタミルベース 3.24g 緑味シアンミルベース 10.6g 赤味シアンミルベース 7.04g ブラックミルベース 0.96g 0.41g アクリル化ウレタンオリコ゛マー P-11(米国特許第4,304,923号に開示) 57.46g 51.03g EchoTM310(ミス゛ーリー州ハ゛ーサイルス゛のエコー・レシ゛ンス゛・アント゛・ラホ゛ラトリー (Echo Resins and Laboratory)から市販の 8.98g ノホ゛ラックシ゛アクリレート樹脂) JoncrylTM67(ウィスコンシン州ラシーンのS.C.シ゛ョンソン・ワックス 8.15g 12.16g (Johnson Wax)から市販のスチレン/アクリル樹脂) 酸性化ButvarTMB-98 8.5g 5.04g 結合m-MOST-ol光開始剤 5.0g 4.74g FC-430(ミネソタ州セントホ゜ールの3Mから市販の 0.19g 0.04g フッ素化界面活性剤) メチルエチルケトン 560g 560g フ゜ロヒ゜レンク゛リコールモノメチルエーテル 240g 240g
【0050】実施例1および3のマゼンタ感光性カラー
溶液を、以下の方法で調製したカラー校正成分に導入し
た。剥離層を2ミル(0.51mm)ポリエステル基材に被覆し
乾燥して、乾燥被覆重量約1g/m2を達成した。各感光性
カラー層溶液を続いて、目標の密度で剥離層に被覆し乾
燥した。その光重合性バリヤー層溶液を乾燥被覆重量約
32mg/ft2(0.34g/m2)で塗布し、続いて接着剤溶液を乾燥
被覆重量約650mg/ft2(7.0g/m2)で塗布した。
【0051】実施例1および3のマゼンタ感光性カラー
溶液を用いる各校正成分をマッチプリント(Matchprint
TM)紙基材(ミネソタ州セントポール(St.Paul)の3Mか
ら市販)にラミネートし、UGRAプレート・コントロール・
ターゲット(スイス国セントガレン(St.Gallen)のEMPA/
UGRAから市販)により露光し、コントロール・ターゲッ
トはクロスフィールドスキャナにより発生する。UGRAプ
レート・コントロール・ターゲットはハードドットフィル
ム(即ち、コンタクトフィルム)を表し、クロスフィー
ルドエレメントはソフトドットフィルム(即ち、スキャ
ナフィルム)を表す。その材料を、出力0.15ワット/cm2
を有するUV光源を用いて露光した。画像形成材料を、
水の中に炭酸カリウム1%、炭酸水素カリウム1%およ
びスルフィノール(SerfynolTM)465(エアー・プロダクツ
(Air Products)から市販のエチキシル化テトラメチルデ
シネジオール界面活性剤)を含有する現像液を用いて現
像した。
【0052】露光寛容度は、カラー校正成分をUGRAまた
はクロスフィールド・コントロール・エレメントによっ
て、様々な異なる露光時間またはユニットを用いて露光
することにより測定した。上記コントロール・ターゲッ
トは、グレースケール0.15インクリメントおよび網点0.
5〜99.5%ドットを有した。そのカラー校正画像を次い
で、ハイライトドットを保持しシャドードットがオープ
ン状態を維持する能力に関して評価した。ハイライトド
ット2%を保持しシャドードット98%がオープン状態を
維持するグレースケール段階の数を目視によりカウント
した。保持されるグレースケール段階は、感光性層の感
度を表した。グレースケールの保持は、感光性カラー層
の最大濃度にほぼ等しい目視濃度を有するグレースケー
ルの最高段階数として定義される。寛容度は以下の式; 寛容度=(log(E2)−log(E1))/0.15 (式中、E1は最小可視ハイライトドットを形成するのに
必要な最低露光時間またはユニットであり、E2はシャド
ー領域(98%ドット)のクロージャーまたはバックグラウ
ンド汚れの前の最大露光時間またはユニットである)か
ら数学的に計算され得る。表1には得られた結果をまと
めて示した。
【表1】 表1 マゼンタ実施例1 マゼンタ実施例3(比較) 露光寛容度 6 2.5 UGRA2〜98%ト゛ット 露光寛容度 4.5 0.5 クロスフィールト゛2〜98%ト゛ット 1%UGRAト゛ットを保持する 8ユニット 24ユニット のに必要な露光ユニット グレースケール 0.9ク゛レースケール 4.9ク゛レースケール 1%クロスフィールト゛ト゛ットを保持 10ユニット 28ユニット するのに必要な露光ユニット グレースケール 1.9ク゛レースケール 5ク゛レースケール
【0053】サーボックス(SarboxTM)401(メタクリル
化スチレン/マレイン酸部分−エステルコポリマー)を
含有する感光性カラー溶液を用いて作製されたカラー校
正成分は、サーボックス(SarboxTM)401を含有しない比
較実施例3のよりかなり良好であった。ハードドットフ
ィルムおよびソフトドットフィルムの両方に対して、網
点の再現が改善された。比較実施例3に比較して、サー
ボックス(SarboxTM)401の添加により、ハイライトドッ
トを保持するのに必要な露光時間もかなり低減された。
【0054】実施例1〜3の各感光性カラー溶液を、メ
リネックス(MelinexTM)054ポリエステルフィルム(デラ
ウェア州ウィルミントン(Wilmington)のICIアメリカ
ズ(Americas)から市販)に塗布した。上記マゼンタ溶液
を、カラー濃度1.3に被覆した。カラー濃度は、グレタ
ッグ(Gretag)SPM-100分光光度計を用いて測定した。付
加的層は使用しなかった。そのフィルムを、真空下でU
V光源を用いて露光した。露光後、感光層を前記と同様
の水性アルカリ現像液を用いて現像した。表2には得ら
れた結果をまとめて示した。
【表2】 表2 試料 ク゛レースケール 露光ユニット 保持した最小 保持した最小 ステッフ゜ UGRAドット クロスフィールト゛ト゛ット マセ゛ンタ実施例1 5.5 28 0.5% 1.0% マセ゛ンタ実施例2 5.0 28 0.5% 1.0% マセ゛ンタ実施例3(比較) 2.0 28 4.0% 5.0% シアン実施例1 6.0 28 0.5% 1.0% シアン実施例2 5.0 28 0.5% 1.0% シアン実施例3(比較) 2.0 28 4.0% 5.0%
【0055】オーバーレイ構造中では、サーボックス(S
arboxTM)401(メタクリル化スチレン/マレイン酸部分−
エステルコポリマー)の添加により、サーボックス(Sar
boxTM)401を含有しない実施例3に比較して、感光性フ
ィルムのハイライトドットを保持する能力に大きな影響
を与えた。
【0056】実施例4 以下の実施例には、サーボックス(SarboxTM)401材料を
含有する感光性カラー層の酸素抑制剤への耐性を示し
た。実施例1および3のマゼンタ感光性カラー溶液を、
以下の方法で調製したカラー校正成分に導入した。剥離
層を2ミル(0.51mm)ポリエステル基材に被覆し乾燥し
て、乾燥被覆重量約1g/m2を達成した。各感光性カラー
層溶液を続いて、目標の密度で剥離層に被覆し乾燥し
た。その光重合性バリヤー層溶液を乾燥被覆重量約32mg
/ft2(0.34g/m2)で塗布し、続いて接着剤溶液を乾燥被覆
重量約650mg/ft2(7.0g/m2)で塗布した。
【0057】実施例1および3のマゼンタ感光性カラー
溶液を用いる各校正成分をマッチプリント(Matchprint
TM)紙基材にラミネートした。各ラミネート上の剥離層
の部分を感圧テープを用いて除去した。次いで、その試
料を真空下でなくUV光源を用いて露光し、前記のアル
カリ現像液を用いて現像した。表3には得られた結果を
まとめて示した。
【表3】 表3 実施例1 実施例3(比較) 露光時に存在する剥離層 1.43 1.40 露光時に除去される剥離層 1.42 0.71
【0058】ポリビニルアルコール樹脂が酸素バリヤー
として働くことは公知であり、従ってその剥離層の存在
は酸素バリヤーとして働く。表3の結果は、サーボック
ス(SarboxTM)401材料を含有する実施例1が酸素に対す
る感応性を有さないことを明らかに示した。比較するこ
とによって、サーボックス(SarboxTM)401材料を含有し
ない実施例3は、酸素による重合抑制によって、大きな
濃度低下を示した。
【0059】請求の範囲に記載された本発明の意図また
は範囲のいずれかを逸脱することなく、開示の内容から
妥当な変形および変更が可能である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)剥離性キャリヤー; (b)(i)酸価100〜250および数平均分子量1,000〜20,000
    を有し、かつ複数のペンダントエチレン系不飽和基を有
    するアルキルビニル-またはアリールビニル-マレイン酸
    無水物部分-エステルコポリマーを含む光重合性オリゴ
    マー、(ii)着色剤、および(iii)光開始剤、を含有する
    感光性カラー被膜; (c)光重合性バリヤー被膜;および (d)熱活性化接着剤;を順に含むネガ型カラー校正成
    分。
  2. 【請求項2】 (a)剥離性キャリヤー; (b)(i)式: 【化1】 (式中、R1およびR2は同一または異なり、本質的に水
    素、炭素原子1〜20個を有するアルキル、炭素原子6〜
    10個を有するアリール、炭素原子7〜14個を有するアル
    カリール、炭素原子4〜12個を有するシクロアルキル、
    およびハロゲンから成る群から選択され;R3、R4およ
    びR5は同一または異なる基であり、水素および炭素原
    子1〜5個を有するアルキルから成る群から選択され、
    6は、水素、アルキル、アラルキル、および炭素原子
    1〜20個を有するアルキル置換アラルキル基、および各
    オキシアルキレン基に炭素原子2〜4個を有するそのよ
    うな基のオキシアルキル化誘導体から成る群から選択さ
    れる同一または異なる基であり、その基は1〜20の繰り
    返し単位であってもよく、Aは炭素原子1〜20個を有す
    る線状または分岐状の2価のアルキレンまたはR6と関
    連して記載されているそれらのオキシアルキル化誘導体
    であり、下付き文字x、y、z、mおよびpはそれぞれ
    整数であり、x、y、z、mおよびpの合計は3〜20の
    範囲であり、x、pおよびyはそれぞれ1以上であり、
    mは0であってもよく、zは0であってもよい)を有す
    る光重合性オリゴマーであって、該オリゴマーが酸価10
    0〜250および数平均分子量1,000〜20,000を有する光重
    合性オリゴマー、 (ii)複数のペンダントエチレン系不飽和重合性基、およ
    び重量平均分子量400〜1,500を有する重合性化合物 (iii)着色剤、および (iv)光開始剤、を含有する感光性カラー被膜; (c)光重合性バリヤー被膜;および (d)熱活性化接着剤;を順に含むネガ型カラー校正成
    分。
JP10006296A 1995-04-27 1996-04-22 水性現像可能なカラー校正成分 Pending JPH08305020A (ja)

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