JPH0824494B2 - 樹木移植装置付自走式主動機および樹木移植施工法 - Google Patents

樹木移植装置付自走式主動機および樹木移植施工法

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JPH0824494B2
JPH0824494B2 JP2257299A JP25729990A JPH0824494B2 JP H0824494 B2 JPH0824494 B2 JP H0824494B2 JP 2257299 A JP2257299 A JP 2257299A JP 25729990 A JP25729990 A JP 25729990A JP H0824494 B2 JPH0824494 B2 JP H0824494B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ゴルフ場や公園や工場やリゾート開発等の
造成又は改造に当って、樹木を移植するために用いる移
植装置を特にブルトーザ等の自走式主動機に取付けて使
用する樹木移植装置付自走式主動機およびこれを用いた
樹木移植施工法に関する。
[従来の技術] 従来、ブルドーザ等の自走式主動機に取付けて使用す
る樹木の移植装置については例えば、実公昭53−23644
号公報記載の樹木移植機械、特公昭57−55371号公報記
載の樹木の移植工法及びその装置、実開昭60−36060号
公報記載の樹木移植装置および特開昭60−137215号公報
記載の樹木の移植装置等がある。
また、実公平1−26210号公報には移植埋戻し後の植
付水放水管を装備し、掘り取り搬送した樹木を植込み穴
に移植しようとする場合にあって、水圧5kg/cm2の給水
によて樹木の根本部の下面部にまで放水可能となし樹木
の活着を良好とするものがある。
[発明が解決しようとする課題] しかして、いずれも左右一対のバケット又は左右一対
のフオーク状掘削兼担持爪を横方向に開閉揺動して作業
を行うため樹木根部周辺の土中に左右バケット又は左右
一対のフオーク爪を左右両側から挿込もうとする段階の
横方向開揺動では自走式主動機の幅員外に大きく食出す
構成であるため樹木の密集する場合には間引き移植不可
能であり、また構成が大掛りで重量が嵩み、小回りの機
動性が劣り、傾斜地での移植作業に難があった。また樹
木の根部を掘り起して移植地に運搬するには待機するト
ラックに乗せて運ぶか、トラックの入れない箇所やトラ
ックを使わないでバケットやフオーク爪で根部を担持し
直立運搬する際、樹木重量も加わるので自走式主動機は
のめり込む姿勢となり前後の一方が浮き上った状態又は
シーソー状態となって運転が極めて不安定かつ危険であ
り、特に凹凸の激しい所や傾斜地では尚更であり、運搬
中も地面を引き摺って根部を痛めるばかりか、引き摺っ
た地面を大幅に削り込み跡が残って整地後処理を必要と
し、運搬途中で上部に重心が偏る樹木を与えきれずバラ
ンスを失って樹木を倒したり樹木ともども自走式主動機
を横転する惧れも充分あり、労働安全基準法上、危険作
業は非常にうるさくなり、作業より安全第1主義が強く
要望される現状下において、人身労災事故に対する安全
策は何等打たれてはいないのが現状である。しかもこの
ような不自然な姿勢の持続は、自走式主動機の中心より
樹木側の無限起動のスプロケットおよびローラ等におい
て大変に摩耗が激しくアタッチメントと自走式主動機の
取付部分が亀裂を起して修理費が嵩み短寿命化を招く。
また前記公報中においても樹木の根部掘り起しに際し
樹木を支えるクランプ片が示されているがこのような貧
弱な支えでは大木は支えきれず、ましてや傾斜地に植裁
したり傾き姿態で植裁しているもの掘り起こした場合上
部の重心が大幅に片向いているのでバランスを失い大木
を転倒する不慮の事態に立ち至ることも屡体験する所の
ものである。
さらに掘り起した樹木を15m程度以内にずらした近辺
に運搬移植する場合にもいちいち自走式主動機を前進,
後退,Uターン、切り返し等の運転動作を行なわせなけれ
ばならず、地形が狭隘であったり、樹木が密集している
ような所では大変な苦労となる。
いずれにしても従来の樹木移植装置は複雑構造かつ大
掛りで重量が嵩み高価となるざるを得ない。
また、受持移植作業の準備工程として根部を掘り起す
前に予めバックーホー等で樹木根部周辺に根片溝をぐる
りと掘って周辺土中に張出した根枝を切ったから前記従
来の樹木移植機械を用いて根掘りするものであった。従
って、樹木移植機械とは別箇にに根切溝を掘削するバッ
クホー等の土木機械を現場に待機せしめなければなら
ず、その分の人手と土木機械賃借料の経費が掛かる。そ
の為、根切溝の掘削を省略して樹木移植機械で一気に根
部を根掘りすることが考えられるが、その場合根部周辺
の根枝が圧縮押し切られ、引き千切られて切断面が細く
割裂し移植し植込み後、該部が根腐れを起し活着力か弱
くなるため根付きが悪く移植後に枯れてしまう。
その結果根切溝の掘削は欠かせず樹移植機械とバック
ホー等の二人三脚協働作業となって手間と費用の掛かる
作業となっていた。
さらに根部の下側を左右両側の対向するバケット又は
フオークによって閉鎖下支え担持して運搬され、そのま
ゝ植込み穴上方に持来して左右バケット又はフオークを
開いて根部を落し込む際、左右バケット又はフオークの
先端爪が根部の根枝や根土に引掛かり根枝や根土をバラ
バラに解すため根部はボロボロとなって植込み穴に落下
するので根部中に空気が入り込んだり、根枝にせっかく
付着していた根土を掻取ることとなり、空気が入れば埋
戻し後は該部の根が腐って根枝し又は根枝の根付きが悪
くいずれも活着力を大幅に劣化し最悪事態ともなれば樹
木を枯らしてしまうとは屡経験する所のものである。
こゝにおいて本発明は、小型軽量コンパクトで小回り
機動性に富み、自走式主動機が少なくとも入り込める幅
余地がある樹木密集地等や傾斜地でも作業が楽に行え、
樹木の運搬に当っても根部を地面に引き摺るような自走
式主動機ののめり込み挙動は惹起せず、移植作業中の樹
木の転倒を防止し、しかも根部の活着力を劣化すること
なく、迅速,単純作業となし得る樹木移植装置付自走式
主動機および樹木移植施工法を提供せんとするものであ
る。
[課題を解決するための手段] 前記課題の解決は、本発明が次に列挙する新規な特徴
的構成手段と手法を採用することにより達成される。
側ち、本発明装置の第1の特徴は、ブルドーザ等の自
走式主動機に流体圧作動の昇降・起伏機構を介して、底
板部が長くかつ当該底板部先端全長に亙り密に楕円弧状
爪刃群を着脱交換自在に突設するバケット又はショベル
の背板部両側を前後首振り自在に枢着する一方、樹木挿
入凹欠部を切欠し前記バケット又はショベル内上側を覆
う流体圧作動の上押え板を上下開閉揺動自在に前記背板
部上縁に蝶着し、他方前記背板部内側面に樹木根部排出
手段を設けてなる樹木移植装置付自走式主動機である。
本発明装置の第2の特徴は、ブルドーザ等の自走式主
動機に流体圧作動の昇降・起伏機構を介して、底板部が
長くかつ当該底板部先端に突設した任意の又は左右最外
側の爪刃頂部に開設したジェット噴口に連通するジェッ
ト水供給管を前記底板部と背板部に亙り埋込み内通する
バケット又はショベルの背板部両側を前後首振り自在に
枢着する一方、樹木挿入凹欠部を切欠し前記バケット又
はショベル内上側を覆う流体圧作動の上押え板を上下開
閉揺動自在に前記背板部上縁に蝶着し、他方前記背板部
内側面に樹木根部排出手段を設けてなる樹木移植装置付
自走式主動機である。
本発明装置の第3の特徴は、前記本発明装置の第1の
特徴におけるバケット又はショベルが、底板部先端に突
設した任意の又は左右最外側の爪刃頂部に開設したジェ
ット噴口に連通するジェット水供給管を前記底板部と背
板部に亙り埋込み内通してなる樹木移植装置付自走式主
動機である。
本発明装置の第4の特徴は、前記本発明装置の第1,第
2又は第3の特徴における樹木根部排出手段が、進退自
在に背板部内側面に装設した流体圧作動の押出板である
樹木移植装置付自走式主動機である。
本発明の第5の特徴は、前記本発明装置の第1,第2又
は第3の特徴における樹木根部排出手段が、背板部内側
面に開口する噴水口群である樹木移植装置付自走式主動
機である。
本発明装置の第6の特徴は、前記本発明装置の第1,第
2,第3,第4又は第5の特徴における自走式主動機が、回
転ジブクレーンを架橋してなる樹木移植装置付自走式主
動機である。
本発明方法の第1の特徴は、自走式主動機に昇降・起
伏自在に取付けた樹木移植装置を当該自走式主動機上で
操縦運転して樹木を移植する施工法において、前記樹木
移植装置を構成して前後首振り自在に設けるとともに底
板部先端に突設する爪刃群中の任意又は左右最外側の頂
端にジェット噴口を開設したバケット又はショベルと、
当該バケット又はショベル内上側を覆うよう上下開閉揺
動自在に設けかつ樹木挿入凹欠部を有した上押え板と、
前記バケット又はショベルの背板部内側面に進退動自在
に設けた押出板とを順次動作して、予め別途上押み穴を
掘削して起き、まず目標樹木の後側の直後まで前記自走
式主動機を進め、前記ジェット噴口から高圧ジェット水
を噴射して後側根切線を削描し、次いで前記バケット又
はショベルを操作し前記バケット先部を前記後側根切線
に突刺すとともに前記自走式主動機を漸次前進して前記
爪刃部で樹木根部の根枝を切断しつつ根部下側に前記バ
ケット又はショベルの底板部を潜入した段階で前記上押
え板を下閉鎖揺動して樹木挿入凹欠部に樹木基幹部を挿
入しつつ根部表土を上から押え込み、引続き前記自走式
主動機を前進せしめて前記刃爪群で根枝の切断を続行し
つつ終には根部を掘り起して地表から持ち上げた後、前
記上押え板で根部上側を押えたまゝ根ぶを確固と下支え
担持した前記バケット又はショベルを前記植込み穴まで
前記自走式主動機を進めてから前傾し、さらに前記上押
え板を上開披揺動と同時に自走式主動機を漸次後退しな
がら前記押出板を進出することにより底板部上を滑降さ
せ根部を前記バケット又はショベル外に押出して静かに
落し込み植込んでなる樹木移植施工法である。
本発明方法の第2の特徴は、自走式動機に昇降・起伏
自在に取付けた樹木移植装置を当該自走式主動機上で操
縦運転して樹木を移植する施工法において、前記樹木移
植装置を構成して前後首振り自在に設けるとともに底板
部先端に突設する爪刃群中の任意又は左右最外側の頂端
にジェット噴口を開設したバケット又はショベルと、当
該バケット又はショベル内上側を覆うよう上下開閉揺動
自在に設けかつ樹木挿入凹欠部を有した上押え板と、前
記バケット又はショベルの背板部内側面に開口する噴水
口群とを順次動作して、予め別途植込み穴を掘削して置
き、まず目標樹木の後側の直後まで前記自走式主動機を
進め、前記ジェット噴口から高圧ジェット水を噴射して
後側根切線を削描し、次いで前記バケット又はショベル
を操作し前記バケット先部を前記後側根切線に突刺すと
ともに前記自走式主動機を漸次前進して前記爪刃群で樹
木根部の根枝を切断しつつ根部下側に前記バケット又は
ショベルの底板部を潜入した段階で前記上押え板を下閉
鎖揺動して樹木挿入凹欠部に樹木基幹部を挿入しつつ根
部表土を上から押え込み、引続き前記自走式主動機を前
進せしめて前記爪刃群で根枝の切断を続行しつつ終には
根部を掘り起して地表から持ち上げた後、前記上押え板
で根部上側を押えたまゝ根部を確固と下支え担持した前
記バケット又はショベルを前記植込み穴まで前記自走式
主動機を進めてから前傾し、さらに前記上押え板を上開
披揺動と同時に自走式主動機を漸次後退しながら前記噴
水口群から噴水を噴出することにより底板部上を滑降さ
せ根部を前記バケット又はショベル外に押出して静かに
落し込み植込んでなる樹木移植施工法である。
本発明方法の第3の特徴は、自走式主動機に昇降・起
伏自在に取付けた樹木移植装置を当該自走式主動機上で
操縦運転して樹木を移植する施工法において、前記樹木
移植装置を構成して前後首振り自在に設けるとともに底
板部先端に突設する爪刃群中の任意又は左右最外側の頂
端にジェット噴口を開設したバケット又はショベルと、
当該バケット又はショベル内上側を覆うよう上下開閉揺
動自在に設けかつ樹木挿入凹欠部を有した上押え板と、
前記バケット又はショベルの背板部内側面に進退動自在
に設けた押出板とを順次動作して、まず目標樹木の後側
の直後まで前記自走式主動機を進め、前記ジェット噴口
から高圧ジェット水を噴射して後側根切線を削描し、次
いで前記バケット又はショベルを操作し前記バケット先
部を前記後側根切線に突刺すとともに前記自走式主動機
を漸次前進して前記爪刃群で樹木根部の根枝を切断しつ
つ根部下側に前記バケット又はショベルの底板部を潜入
しただ開で前記上押え板を下閉鎖揺動して樹木挿入凹欠
部に樹木基幹部を挿入しつつ根部表土を上から押え込
み、引続き前記自走式主動機を前進せしめて前記爪刃群
で根枝の切断を続行しつつ終には根部を掘り起して地表
から持ち上げた後、前記上押え板で根部上側を押えたま
ゝ根部を確固と下支え担持した前記バケット又はショベ
ルを植込み予定位置まで前記自走式主動機を進めてから
前傾し、さらに前記上押え板を上開披揺動と同時に自走
式主動機を漸次後退しながら前記押出板を進出すること
により底板部上を滑降させ根部を前記バケット又はショ
ベル以外に押出して静かに落し込み植込んでなる樹木移
植施工法である。
本発明方法の第4の特徴は、自走式主動機に昇降・起
伏自在に取付けた樹木移植装置を当該自走式主動機上で
操縦運転して樹木を移植する施工法において、前記樹木
移植装置を構成して前後首振り自在に設けるとともに底
板部先端に突設する爪刃群中の任意又は左右最外側の頂
端にジェット噴口を開設したバケット又はショベルと、
当該バケット又はショベル内上側を覆うよう上下開閉揺
動自在に設けかつ樹木挿入凹欠部を有した上押え板と、
前記バケット又はショベルの背板部内側面に開口する噴
水口群とを順次動作して、まず目標樹木の後側の直後ま
で前記自走式主動機を進め、前記ジェット噴口から高圧
ジェット水を噴射して後側根切線を削描し、次いで前記
バケット又はショベルを操作し前記バケット先部を前記
後側根切線に突刺すとともに前記自走式主動機を漸次前
進して前記爪刃群で樹木根部の根枝を切断しつつ根部下
側に前記バケット又はショベルの底板部を潜入した段階
で前記上押え板を下閉鎖揺動して樹木挿入凹欠部に樹木
基幹部を挿入しつつ根部表土を上から押え込み、引続き
前記自走式主動機を前進せしめて前記爪刃群で根枝の切
断を続行しつつ終には根部を掘り起して地表から持ち上
げた後、前記上押え板で根部上側を押えたまゝ根部を確
固と下支え担持した前記バケット又はショベルを植込み
予定位置まで前記自走式主動機を進めてから前傾し、さ
らに前記上押え板を上開披揺動と同時に自走式主動機を
漸次後退しながら前記噴水口群から噴水を噴出すること
により底板部上を滑降させ根部を前記バケット又はショ
ベル外に押出して静かに落し込み植込んでなる樹木移植
施工法である。
本発明方法の第5の特徴は、自走式主動機に昇降・起
伏自在に取付けた樹木移植装置を当該自走式主動機上で
操縦運転して樹木を移植する施工法において、前記樹木
移植装置を構成して直後首振り自在に設けるとともに底
板部先端に爪刃群を突設したバケット又はショベルと、
当該バケット又はショベル内上側を覆うよう上下開閉揺
動自在に設けかつ樹木挿入凹欠部を有した上押え板と、
前記バケット又はショベルの背板部内側面に進退動自在
に設けた押出板とを順次動作して、予め別途植込み穴を
掘削して置き、まず目標樹木の後側の直後まで前記自走
式主動機を進め、前記バケット又はショベルを操作して
後側根切溝を掘削し、次いで前記バケット又はショベル
を操作し前記バケット先部を前記後側根切溝に突刺すと
ともに前記自走式主動機を漸次前進して前記爪刃群で樹
木根部の根枝を切断しつつ根部下側に前記バケット又は
ショベルの底板部を潜入した段階で前記上押え板を下閉
鎖揺動して樹木挿入凹欠部に樹木基幹部を挿入しつつ根
部表土を上から押え込み、引続き前記自走式主動機を前
進せしめて前記爪刃群で根枝の切断を続行しつつ終には
根部を掘り起して地表から持ち上げた後、前記上押え板
で根部上側を押えたまゝ根部を確固と下支え担持した前
記バケット又はショベルを前記植込み穴まで前記自走式
主動機を進めてから前傾し、さらに前記上押え板を上開
披揺動と同時に自走式主動機を漸次後退しながら前記押
出板を進出することにより底板部上を滑降させ根部を前
記バケット又はショベル外に押出して静かに落し込み植
込んでなる樹木移植施工法である。
本発明方法の第6の特徴は、自走式主動機に昇降・起
伏自在に取付けた樹木移植装置を当該自走式主動機上で
操縦運転して樹木を移植する施工法において、前記樹木
移植装置を構成して前後首振り自在に設けるとともに底
板部先端に爪刃群を突設したバケット又はショベルと、
当該バケット又はショベル内上側を覆うよう上下開閉揺
動自在に設けかつ樹木挿入凹欠部を有した上押え板と、
前記バケット又はショベルの背板部内側面に開口する噴
水口群とを順次動作して、予め別途植込み穴を掘削して
置き、まず目標樹木の後側の直後まで前記自走式主動機
を進め、前記バケット又はショベルを操作して後側根切
溝を掘削し、次いで前記バケット又はショベルを操作し
前記バケット先部を前記後側根切溝に突刺すとともに前
記自走式主動機を漸次前進して前記爪刃群で樹木根部の
根枝を切断しつつ根部下側に前記バケット又はショベル
の底板部を潜入した段階で前記上押え板を下閉鎖揺動し
て樹木挿入凹欠部に樹木基幹部を挿入しつつ根部表土を
上から押え込み、引続き前記自走式主動機を前進せしめ
て前記爪刃群で根枝の切断を続行しつつ終には根部を掘
り起して地表から持ち上げた後、前記上押え板で根部上
側を押えたまゝ根部を確固と下支え担持した前記バケッ
ト又はショベルを前記植込み穴まで前記自走式主動機を
進めてから前傾し、さらに前記上押え板を上開披揺動と
同時に自走式主動機を漸次後退しながら前記噴水口群か
ら噴水を噴出することにより底板部上を滑降させ根部を
前記バケット又はショベル外に押出して静かに落し込み
植込んでなる樹木移植施工法である。
本発明方法の第7の特徴は、自走式主動機に昇降・起
伏自在に取付けた樹木移植装置を当該自走式主動機上で
操縦運転して樹木を移植する施工法において、前記樹木
移植装置を構成して前後首振り自在に設けるとともに底
板部先部に爪刃群を突設したバケット又はショベルと、
当該バケット又はショベル内上側を覆うよう上下開閉揺
動自在に設けかつ樹木挿入凹欠部を有した上押え板と、
前記バケット又はショベルの背板部内側面に進退動自在
に設けた押出板とを順次動作して、まず目標樹木の後側
の直後まで前記自走式主動機を進め、前記バケット又は
ショベルを操作して後側根切溝を掘削し、次いで前記バ
ケット又はショベルを操作し前記バケット先部を前記後
側根切溝に突刺すとともに前記自走式主動機を漸次前進
して前記爪刃群で樹木根部の根枝を切断しつつ根部下側
に前記バケット又はショベルの底板部を潜入した段階で
前記上押え板を下閉鎖揺動して樹木挿入凹欠部に樹木基
幹部を挿入しつつ根部表土を上から押え込み、引続き前
記自走式主動機を前進せしめて前記爪刃群で根枝の切断
を続行しつつ終には根部を掘り起して地表から持ち上げ
た後、前記上押え板で根部上側を押えたまゝ根部を確固
と下支え担持した前記バケット又はショベルを植込み予
定位置まで前記自走式主動機を進めてから前傾し、さら
に前記上押え板を上開披揺動と像時に自走式主動機を漸
次後退しながら前記押出板を進出することにより底板部
上を滑降させ根部を前記バケット又はショベル外に押出
して静かに落し込み植込んでなる樹木移植施工法であ
る。
本発明方法の第8の特徴は、自走式主動機に昇降・起
伏自在に取付けた樹木移植装置を当該自走式主動機上で
操縦運転して樹木を移植する施工法において、前記樹木
移植装置を構成して前後首振り自在に設けるとともに底
板部先端に爪刃群を突設したバケット又はショベルと、
当該バケット又はショベル内上側を覆うよう上下開閉揺
動自在に設けかつ樹木挿入凹欠部を有した上押え板と、
前記バケット又はショベルの背板部内側面に開口する噴
水口群とを順次動作して、まず目標樹木の後側の直後ま
で前記自走式主動機を進め、前記バケット又はショベル
を操作して後側根切溝を掘削し、次いで前記バケット又
はショベルを操作し前記バケット先部を前記後側根切溝
に突刺すとともに前記自走式主動機を漸次前進して前記
爪刃群で樹木根部の根枝を切断しつつ根部下側に前記バ
ケット又はショベルの底板部を潜入した段階で前記上押
え板を下閉鎖揺動して寿持挿入凹欠部に樹木基幹部を挿
入しつつ根部表土を上から押え込み、引続き前記自走式
主動機を前進せしめて前記爪刃群で根枝の切断を続行し
つつ終には根部を掘り起して地表から持ち上げた後、前
記上押え板で根部上側を押えたまゝ根部を確固と下支え
担持した前記バケット又はショベルを植込み予定位置ま
で前記自走式主動機を進めてから前傾し、さらに前記上
押え板を上開披揺動と同時に自走式主動機を漸次後退し
ながら前記噴水口群から噴水を噴出することにより底板
部上を滑降させ根部を前記バケット又はショベル外に押
出して静かに落し込み植込んでなる樹木移植施工法であ
る。
[作用] 本発明は前記のような手段と手法を講じたので、予め
樹木直後の後側根切溝や後側根切線を掘削又は削描した
後は、当該後側根切溝又は後側根切線に楕円弧状爪刃部
を突刺して自走式主動機を前進するだけで一気に樹木根
部の根枝を爪刃群で切断しつつ掘り取ることが出来る。
そして根部を掘り起しと運搬の際には上押え板を閉鎖し
て樹木転倒防止と根土のバケット内からの零れ落ちを防
止し、回転ジブクレーンにより樹木を縛結吊り下げ状に
して置けばより一層の安全が確保され、また移植場所が
回転ジブクレーンの最長回転半径以内であれば樹木を回
転ジブクレーンに吊り上げて回転搬送し得るので自走式
主動機の走行運搬を不必要とするとともに回転ジブクレ
ーンの装架により樹木運送中の自走式主動機は前後の良
好なるバランスを保って安全走行を確保し得るととも
に、植込み穴は自走式主動機のゆっくりした後退とバケ
ット又はショベルの前傾と押出板や噴水の押出作用によ
り根枝や根土を一体的に植込めるので埋戻し後も活着力
は衰えない。
噴水による押出排出は植込み後の給水を省略可能とす
る。
[実施例] 本発明主動機の実施例を図面につき詳説する。
第1図は本実施例の右側面図、第2図は樹木移植装置
の拡大正面図、第3図は同・拡大左側面図および第4図
は同・拡大平面図、第5図はバケット最外側先端部の要
部拡大断面図である。
第1図にはブルドーザ等の自走式主動機A前部に昇降
・起伏機構Bを介して取付けられた樹木移植装置Cと自
走式主動機Aの後端に装架された回転ジブクレーンDと
が示されている。
こゝで昇降・起伏機構Bも樹木移植装置Cも左右対称
構造であるので以下左右同番号を付し片方のみを記して
説明した。
第1図に示すよう、従来同様の前記昇降・起伏機構B
は、自走式主動機Aの両側面には左右一対の並行リフト
アーム1が枢着されており、これら左右並行リフトアー
ム1は油圧作動の左右アーム操作ピストン・シリンダ機
構2の動作により樹木移植装置Cは上下昇降自在になっ
ている。また、これらの左右並行リフトアーム1の先端
にはバケット3背板部3a両側端縁の並行補強リム4の下
位内側に枢着取付けられ、油圧作動の左右チルト操作ピ
ストン・シリンダ機構5の動作により左右並行中継チル
トレバー6を揺動し、当該左右並行中継チルトレバー6
の上端に左右並行チルトシヤフト7の一端をそれぞれ枢
結するとともに他端を並行補強リム4の中間上位内側に
枢着取付け、樹木移植装置Cを起伏首振り自在としてい
る。
第2図乃至第4図に示すよう、前記樹木移植装置C
は、先端から中間後部に亙り樹木挿入凹欠部8aを切欠し
かつバケット3幅員Lよりも少許狭い幅員lの上押え板
8の基端全長に円筒回転軸9を延在固着し、左右補強リ
ム4の左右上端に亙り上押え板8の円筒回転軸9を貫通
して固定軸10両端を渡架固定する一方、円筒回転軸9の
中央に一端を固着突設した並行エルボアーム11の後向端
間にピストンロッド12の突出上端を枢支ピン13にて枢結
するとともに上押え板操作シリンダ14の二股下向尾端1
を背板部3a外側面中央の中間上位寄りに突設したブラケ
ット16に銜嵌し枢支ピン17にて枢結したピストンロッド
12の出没昇降動により並行エルボアーム11を介し上押え
板8を上下開閉揺動自在に形成し、他方、バケット3の
背板部3a中央に固着突出した押出板操作シリンダ18に出
没動自在に背板部3aを貫通して内挿したピストンロッド
19外端に押出板20中央を固着して背板部3a内側面に臨ま
せてなり、押出板20の両側に一端を固着しかつ他端が背
板部3aを貫通した左右並行ガイドロッド21に案内規制さ
れて押出板20は進退動自在に構成されている。
なお、第6図(f2)に示すよう、押出板20に代えて背
板部3a内側面中間位幅方向に複数の噴水口22群を開口配
列して水圧5kg/cm2程度の噴水Wを噴出自在とし必要に
応じ根部α1の発育を促進する栄養素を混入せしめても
良い。さすれば、ピストンロッド19やシリンダ18やガイ
ドロッド21におけるバケット3活動時の障害物を省略可
能となる。
又、長目に形成してある底板部3b先端縁全長に楕円弧
状爪刃23群を密に皿頭ボルト24とナット25にて着脱交換
自在に取付けてあるとともに、第5図に示すよう、左右
最外側爪刃23の頂端に開口したジェット噴口26に連通す
るジェット水供給管27を底板部3bおよび背板部3aに亙っ
て埋込み配管してその外出端と自走式主動機Aに搭載す
るいずれも図示しない回転枢1,200〜2,000rpm以上のジ
ェットポンプおよびタンク連通してなる。
第1図に示すよう、前記回転ジブクレーンDは、自走
式主動機Aの後方端に棚状突設したフレーム台28上に旋
回自在に搭載する回転軸盤29上に装架する。
同図中、30は伸縮スライドブーム31を上下揺動するブ
ーム操作シリンダ、32は伸縮スライドブーム31を伸縮制
御するワイヤー33を巻き上げるワイヤー巻上げロール、
34はホイスト、35はホイストフック又はワイヤー、36は
自走式主動機Aの後方端左右側面に一対設けた油圧ジャ
ッキシリンダであって、これ等油圧ジャッキシリンダ36
の下方端には出退動自在な自走式主動機Aを大地Gに対
して支えるための脚部37がある。
しかして本発明の樹木移植施工法を第6図(a)〜
(f2)に示すよう樹木移植装置付自走式主動機Aに適用
した場合の施工手順を説明する。
樹木移植作業の準備工程として、予め必要に応じ自走
式主動機Aを樹木α移し換え場所に進め、押え板操作シ
リンダ14を油圧作動して上押え板8を上開披して置き、
左右アーム操作ピストン・シリンダ機構2および左右チ
ルト操作ピストン・シリンダ機構5を適宜油圧作動して
昇降・起伏機構Bの左右リフトアーム1、左右チルトシ
ャフト7を介してバケット3を操作して植込み穴βを別
途掘削して置く<第6図(a)参照>。
そうして置いてから、まず、目標樹木αの後側直後ま
で自走式主動機Aを進め、左右アーム操作ピストン・シ
リンダ機構2および左右チルト操作ピストン・シリンダ
機構5を適宜油圧作動して左右並行リフトアーム1およ
び左右並行チルトシャフト7を介しバケット3を操作し
て刃爪23群で土中に張出した根枝α1を切断しつつ後側
根切溝γ1を掘削する<第6図(b1)参照>か、バケッ
ト3の刃爪23群を地面に斜めに向けて左右ジェット噴口
26からジェット水εを噴射して水圧力によって根枝α2
をも切断しつつ後側根切線γ2を削描する<第6図(b
2)参照>。
次いで、事前に第1図に示す回転ジブクレーンDのワ
イヤー巻上げロール32を回転駆動してワイヤー33を繰り
出し、伸縮スライドブーム31の先端を樹木αに臨むよう
伸長調節設定した後、ホイスト34のホイストフック又は
ワイヤー35を樹木αに掛着し、回転ジブクレーンDのブ
ームシリンダ30を油圧作動して、伸縮スライドブーム31
を少許上げてホイストフック又はワイヤー35を緊張して
置き、左右アーム操作ピストン・シリンダ機構2および
左右チルト操作ピストン・シリンダ機構5を適宜油圧作
動して左右並行リフトアーム1および左右並行チルトシ
ャフト7を介しバケット3を操作し、あわせて自走式主
動機Aを少許前進しながらバケット3の先部を後側根切
溝γ1に斜めに刺し込む<第6図(c1)参照>か、後側
根切線γ2に刺し込む<第6図(c2)参照>。
引続き、自走式主動機Aを前進して爪刃23群により根
枝α2を切断しながらバケット3底板部3bが根部α1の
下側に潜入した段階で、押え板操作シリンダ14を適宜油
圧作動して上押え板8を下閉鎖揺動し樹木挿入凹欠部8a
に樹木αの基幹部α3を挿入設定するとともに根部α1
表土G1を強力に押え込む<第6図(d)参照>。
さらに左右アーム操作ピストン・シリンダ機構2およ
び左右チルト操作ピストン・シリンダ機構5を適宜油圧
作動して、左右並行リフトアーム1および左右並行チル
トシャフト7を介し上押え板と8とバケット3で根部α
1を上掛から挟み込み保持しつつバケット3を操作し、
あわせて自走式主動機Aを前進し続け、刃爪23群により
根枝α1を切断しながら、根部α1を完全に堀取って上
昇し、根部α1は所定高さに持ち上げられる<第6図
(e)参照>。
根部α1を堀取って持ち上げるに当り、油圧ジャッキ
シリンダ36を油圧作動して脚37を地面Gに踏張って伸縮
スライドブーム31を上昇してバケット3の樹木α持上げ
負担を軽減しても良い。
近辺に移植する場合は、押え板操作シリンダ14を作動
して上押え板8を起立してから左右ブーム操作シリンダ
30を作動して伸縮スライドブーム31を上昇し樹木αの根
部α1をバケット3内から上方に引出してさらに高く吊
り上げ、回転軸盤29を所望角度旋回すると同時にワイヤ
ー持上げロール32を駆動してワイヤー33を巻き上げ又は
繰り出して伸縮スライドブーム31の長さを調節し移植場
所の掘削植込み穴β上に持来し、ブーム操作シリンダ30
を作動して伸縮スライドブーム31を下降後、押え板操作
シリンダ14を油圧作動して上押え板8を上開披揺動して
からバケット3を前傾姿勢にし、押出板操作シリンダ18
を油圧作動して<第6図(f1)参照>、又は噴水口(2
2)群から噴水を噴出して<第6図(f2)参照>、根部
α1をバケット3外に滑降押出し、根部α1を植込み穴
β内に静かに安置埋戻し、ホイストフック又はワイヤー
35を外して移植作業を完了する。
また伸縮スライドブーム31が届かない場所へ移植する
場合は、油圧ジャッキシリンダ36を油圧作動して脚部37
を引上げ、バケット3で根部α1を下支え担持するとと
もに上押え板8で根部α1上側を確固と押圧保持して樹
木αの転倒を防止、かつ回転ジブクレーンDに吊り上げ
て上下のバランスも良好なため、従来のように根部α1
を受支するバケット3に重量集中が起り自走式主動機A
が前のめりになり後部が浮き上った状態で根部α1を地
面上に引き摺って走行したり、走行地面の凹凸や傾斜に
より樹木αのバランスが不安定となって走行途中で樹木
αを転倒したり、樹木αともども自走式主動機Aを横転
する危険は完全に解消し、従来の走行スピードとは比較
にならない高速で運搬を行い得て作業の能率化・効率化
が達成出来る。
さらに、根部α1を植込み穴β上に持来すると、左右
アーム操作ピストン・シリンダ機構2、左右チルト操作
ピストン・シリンダ機構5およびブーム操作シリンダ30
を順次適宜油圧作動して植込み穴β内に樹木移植装置C
ともども根部α1を降ろし、バケット3を前傾姿勢に上
押え板8を上開披動した後、押出板操作シリンダ18を油
圧作動して押出板20を前進動することにより<第6図
(f1)参照>、又は噴水口22群から噴水Wを噴出するこ
とにより<第6図(f2)参照>、根部α1をバケット3
外に押出しつつ自走式主動機Aも徐々に後退せしめて、
バケット3の底板部3bを滑降させて終には完全に根部α
1をバケット3内から植込み穴β内に移譲安置し直立安
定した段階で伸縮スライドブーム31先端のホイストフッ
ク又はワイヤー33を外し根部α1を埋戻す。
要するに本発明は、自走式主動機Aに昇降・起伏自在
に取付けた樹木移植装置Cを当該自走式主動機A上で操
縦運転して樹木を移植する施工法において、定板部3b先
端に突設する爪刃23群頂端にジェット噴口26を開設した
バケット3と、樹木挿入凹欠部8aを有した上押え板8
と、押出板20又は噴水口22群とを順次動作して、予め必
要に応じ別途植込み穴βを掘削して置き、まず目標樹木
αの後側直後まで前記自走式主動機Aを進め、バケット
3を操作して後側根切溝γ1を掘削するか、ジェット噴
口26から高圧ジェット水εを噴射して後側根切線γ2を
削描し、次いでバケット3を操作しバケット3先部を後
側根切溝γ1又は後側根切線γ2に突刺して自走式主動
機Aを漸次前進して爪刃23群で樹木α根部α1の根枝α
2を切断しつつ根部α1下側にバケット3底板部3bを潜
入した段階で、上押え板8を下閉鎖揺動して樹木挿入凹
欠部8aに基幹部α3を挿入制定しつつ根部α1表土G1を
上から押え込み、引続き自走式主動機Aを前進せしめて
爪刃23群で根枝α2の切断を続行しつつ終には根部α1
を掘り起して地表から持ち上げた後、上押え板8で根部
α1上側を押えたまゝ根部α1を確固と下支え担持した
バケット3を植込み穴βまで自走式主動機Aを進めて前
傾し、さらに上押え板8を上開披動と同時に自走式主動
機Aを漸次後退しながら押出板20を進出することにより
又は噴出口22群から噴水Wを噴出することにより根部α
1をバケット3外に滑降押出して静かに落し込み植込ん
でなる。もちろん、土質・地盤等の関係で、植込み穴β
が必要なければ、掘削する必要はない。
なお本発明の実施例ではバケット3を使用するも土質
が粘土質の場合には左右両側板部3cのないシエル型ショ
ベルを採用しても良いし、押出板操作シリンダ18とピス
トン19は中央に一つであるがガイドロッド21を取り去っ
て左右に一対取付けても良い。
[発明の効果] かくして、本発明は、樹木移植装置を小型軽量かつ頑
丈な単純構造とし、回転ジブクレーンも装架して自走式
主動機に安定性を与え、運行スピードもあげられ、自走
式主動機がやっと入り得る狭幅な場所や傾斜地に植裁さ
れている樹木の掘り起し移植を可能とし、上押え板と回
転ジブクレーンにより全作業中の従来発生した樹木転倒
事故をなくして安全作業化を果し、運搬中での走行地面
に引摺り跡を付けず、近辺移植で自走式主動機を停止し
たまゝ行え、しかも移植場所に自走式主動機が乗り入れ
られない場所でも従来大変な作業であったが回転ジブク
レーンを利用して簡単に行うことが出来、後側根切溝や
後側根切線は本発明機械単独で掘削・削描作業が出来る
とともに左右両側および前側の根切溝を省略出来るので
バックホー等の土木機械やその為の人手要員を大幅に省
人化し、根部掘り起し持、楕円弧状爪刃で根枝を無理な
く切断し引千切ったり、押し切ったりすることなく移植
後の活着力を保持し、加えて植込み作業に当っても押出
板や噴水で円滑に根部をバケットから滑降押出して従来
のように根部をバラケさせてボロボロとなし空気を含ま
しめて根腐れによる根枯れを生ずることがない。特に噴
水を用いた場合には排出と同時に根部への給水とバケッ
ト等の洗滌も兼ねる。
その上、従来直径60cmの樹木の移植には4人の作業員
が1日掛かったが、本発明によれば1人の運転者で30分
程で終了するので1日当りの作業能力は、移し換え距離
200mとした場合、直径45cmの木を20本、200m移植可能と
なるばかりか、樹木の根と一緒に大量の土を掘り起こさ
せて根回しせず、根部がバラケルことのない移植後の根
付き率は、驚異的にも95%と高い等優れた効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の実施例を示す右側面図、第2図乃至第
4図はそれぞれ樹木移植装置の拡大正面図、拡大右側面
図および拡大平面図、第5図はバケット底板部最外側先
端の要部拡大断面図、第6図(a)〜(f2)は本発明施
工法における移植作業の進捗過程各段階をそれぞれ示す
説明図である。 A……自走式主動機、B……昇降・起伏機構 C……樹木移植装置、D……回転ジブクレーン G……大地、G1……根部表土 L,……幅員、W……噴水 1……リフトアーム 2……アーム操作ピストン・シリンダ機構 3……バケット,3a……背板部 3b……底板部、3c……側板部 4……補強リム 5……チルト操作ピストン・シリンダ機構 7……チルトシャフト、8……上押え板 8a……樹木挿入凹欠部、9……円筒回転軸 10……固定軸、11……エルボアーム 12,19……ピストンロッド 14……押え板操作シリンダ 18……押出板操作シリンダ 20……押出板、21……ガイドロッド 22……噴水口、23……爪刃 26……ジェット噴口、27……ジェット水供給管 28……フレーム台、29……回転軸盤 30……ブーム操作シリンダ 31……伸縮スライドブーム 32……ワイヤー巻上げロール 33……ワイヤー 34……ホイスト 35……ホイストフック又はワイヤー α……樹木、α1……根部 α2……根枝、α3……基幹部 β……植込穴、γ1……後側根切溝 γ2……後側根切線、ε……ジェット噴流
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−146523(JP,A) 実公 昭49−39444(JP,Y1) 実公 昭50−11611(JP,Y1) 実願 昭63−66161号(実開 平1− 168146号)の願書に添付した明細書及び図 面の内容を撮影したマイクロフィルム(J P,U)

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ブルドーザ等の自走式主動機に流体圧作動
    の昇降・起伏機構を介して、底板部が長くかつ当該底板
    部先端全長に亙り密に楕円弧状爪刃群を着脱交換自在に
    突設するバケット又はショベルの背板部両側を前後首振
    り自在に枢着する一方、樹木挿入凹欠部を切欠し前記バ
    ケット又はショベル内上側を覆う流体圧作動の上押え板
    を上下開閉揺動自在に前記背板部上縁に蝶着し、他方前
    記背板部内側面に樹木根部排出手段を設けたことを特徴
    とする樹木移植装置付自走式主動機。
  2. 【請求項2】ブルドーザ等の自走式主動機に流体圧作動
    の昇降・起伏機構を介して、底板部が長くかつ当該底板
    部先端に突設した任意の又は左右最外側の爪刃頂端に開
    設したジェット噴口に連通するジェット水供給管を前記
    底板部と背板部に亙り埋込み内通するバケット又はショ
    ベルの背板部両側を前後首振り自在に枢着する一方、樹
    木挿入凹欠部を切欠し前記バケット又はショベル内上側
    を覆う流体圧作動の上押え板を上下開閉揺動自在に前記
    背板部上縁に蝶着し、他方前記背板部内側面に樹木根部
    排出手段を設けたことを特徴とする樹木移植装置付自走
    式主動機。
  3. 【請求項3】バケット又はショベルは、底板部先端に突
    設した任意の又は左右最外側の爪刃頂端に開設したジェ
    ット噴口に連通するジェット水供給管を前記底板部と背
    板部に亙り埋込み内通することを特徴とする請求項1記
    載の樹木移植装置付自走式主動機。
  4. 【請求項4】樹木根部排出手段は、進退自在に背板部内
    側面に装設した流体圧作動の押出板であることを特徴と
    する請求項1,2又は3記載の樹木移植装置付自走式主動
    機。
  5. 【請求項5】樹木根部排出手段は、背板部内側面に開口
    する噴水口群であることを特徴とする請求項1,2又は3
    記載の樹木移植装置付自走式主動機。
  6. 【請求項6】自走式主動機は、回転ジブクレーンを架装
    することを特徴とする請求項1,2,3,4又は5記載の樹木
    移植装置付自走式主動機。
  7. 【請求項7】自走式主動機に昇降・起伏自在に取付けた
    樹木移植装置を当該自走式主動機上で操縦運転して樹木
    を移植する施工法において、前記樹木移植装置を構成し
    て前後首振り自在に設けるとともに底板部先端に突設す
    る爪刃群中の任意又は左右最外側の頂端にジェット噴口
    を開設したバケット又はショベルと、当該バケット又は
    ショベル内上側を覆うよう上下開閉揺動自在に設けかつ
    樹木挿入凹欠部を有した上押え板と、前記バケット又は
    ショベルの背板部内側面に進退動自在に設けた押出板と
    を順次動作して、予め別途植込み穴を掘削して置き、ま
    ず目標樹木の後側の直後まで前記自走式主動機を進め、
    前記ジェット噴口から高圧ジェット水を噴射して後側根
    切線を削描し、次いで前記バケット又はショベルを操作
    し前記バケット先部を前記後側根切線に突刺すとともに
    前記自走式主動機を漸次前進して前記爪刃群で樹木根部
    の根枝を切断しつつ根部下側に前記バケット又はショベ
    ルの底板部を潜入した段階で前記上押え板を下閉鎖揺動
    して樹木挿入凹欠部に樹木基幹部を挿入しつつ根部表土
    を上から押え込み、引続き前記自走式主動機を前進せし
    めて前記爪刃群で根枝の切断を続行しつつ終には根部を
    掘り起して地表から持ち上げた後、前記上押え板で根部
    上側を押えたまゝ根部を確固と下支え担持した前記バケ
    ット又はショベルを前記植込み穴まで前記自走式主動機
    を進めてから前傾し、さらに前記上押え板を上開披揺動
    と同時に自走式主動機を漸次後退しながら前記押出板を
    進出することにより底板部上を滑降させ根部を前記バケ
    ット又はショベル外に押出して静かに落し込み植込んだ
    ことを特徴とする樹木移植施工法。
  8. 【請求項8】自走式主動機に昇降・起伏自在に取付けた
    樹木移植装置を当該自走式主動機上で操縦運転して樹木
    を移植する施工法において、前記樹木移植装置を構成し
    て前後首振り自在に設けるとともに底板部先端に突設す
    る爪刃群任意又は左右最外側の頂端にジェット噴口を開
    設したバケット又はショベルと、当該バケット又はショ
    ベル内上側を覆うよう上下開閉揺動自在に設けかつ樹木
    挿入凹欠部を有した上押え板と、前記バケット又はショ
    ベルの背板部内側面に開口する噴水口群とを順次動作し
    て、予め別途植込み穴を掘削して置き、まず目標樹木の
    後側の直後まで前記自走式主動機を進め、前記ジェット
    噴口から高圧ジェット水を噴射して後側根切線を削描
    し、次いで前記バケット又はショベルを操作し前記バケ
    ット先部を前記後側根切先線に突刺すとともに前記自走
    式主動機を漸次前進して前記爪刃群で樹木根部の根枝を
    切断しつつ根部下側に前記バケット又はショベルの底板
    部を潜入した段階で前記上押え板を下閉鎖揺動して樹木
    挿入凹欠部に樹木基幹部を挿入しつつ根部表土を上から
    押え込み、引続き前記自走式主動機を前進せしめて前記
    爪刃群で根枝の切断を続行しつつ終には根部を掘り起し
    て地表から持ち上げた後、前記上押え板で根部上側を押
    えたまゝ根部を確固と下支え担持した前記バケット又は
    ショベルを前記植込み穴まで前記自走式主動機を進めて
    から前傾し、さらに前記上押え板を上開披揺動と同時に
    自走式主動機を漸次後退しながら前記噴水口群から噴水
    を噴出することにより底板部上を滑降させ根部を前記バ
    ケット又はショベル外に押出して静かに落し込み植込ん
    だことを特徴とする樹木移植施工法。
  9. 【請求項9】自走式主動機に昇降・起伏自在に取付けた
    樹木移植装置を当該自走式主動機上で操縦運転して樹木
    を移植する施工法において、前記樹木移植装置を構成し
    て前記首振り自在に設けるとともに底板部先端に突設す
    る爪刃群の任意又は左右最外側の頂端にジェット噴口を
    開設したバケット又はショベルと、当該バケット又はシ
    ョベル内上側を覆うよう上下開閉揺動自在に設けかつ樹
    木挿入凹欠部を有した上押え板と、前記バケット又はシ
    ョベルの背板部内側面に進退動自在に設けた押出板とを
    順次動作して、まず目標樹木の後側の直後まで前記自走
    式主動機を進め、前記ジェット噴口から高圧ジェット水
    を噴射して後側根切線を削描し、次いで前記バケット又
    はショベルを操作し前記バケット先部を前記後側根切線
    に突刺すとともに前記自走式主動機を漸次前進して前記
    爪刃群で樹木根部の根枝を切断しつつ根部下側に前記バ
    ケット又はショベルの底板部を潜入した段階で前記上押
    え板を下閉鎖揺動して樹木挿入凹欠部に樹木基幹部を挿
    入しつつ根部表土を上から押え込み、引続き前記自走式
    主動機を前進せしめて前記爪刃群で根枝の切断を続行し
    つつ終には根部を掘り起して地表から持ち上げた後、前
    記上押え板で根部上側を押えたまゝ根部を確固と下支え
    担持した前記バケット又はショベルを植込み予定位置ま
    で前記自走式主動機を進めてから前傾し、さらに前記上
    押え板を上開披揺動と同時に自走式主動機を漸次後退し
    ながら前記押出板を進出することにより底板部上を滑降
    させ根部を前記バケット又はショベル外に押出して静か
    に落し込み根込んだことを特徴とする樹木移植施工法。
  10. 【請求項10】自走式主動機に昇降・起伏自在に取付け
    た樹木移植装置を当該自走式主動機上で操縦運転して受
    喪を移植する施工法において、前記樹木移植装置を構成
    して前後首振り自在に設けるとともに底板部先端に突設
    する爪刃群の任意又は左右最外側の頂端にジェット噴口
    を開設したバケット又はショベルと、当該バケット又は
    ショベル内上側を覆うよう上下開閉揺動自在に設けかつ
    樹木挿入凹欠部を有した上押え板と、前記バケット又は
    ショベルの背板部内側面に開口する噴水口群とを順次動
    作して、まず目標樹木の後側の直後まで前記自走式主動
    機を進め、前記ジェット噴口から高圧ジェット水を噴射
    して後側根切線を削描し、次いで前記バケット又はショ
    ベルを操作し前記バケット先部を前記後側根切線に突刺
    すとともに前記自走式主動機を漸次前進して前記爪刃群
    で樹木根部の根枝を切断しつつ根部下側に前記バケット
    又はショベルの底板部を潜入した段階で前記上押え板を
    下閉鎖揺動して樹木挿入凹欠部に樹木基幹部を挿入しつ
    つ根部表土を上から押え込み、引続き前記自走式主動機
    を前進せしめて前記爪刃群で根枝の切断を続行しつつ終
    には根部を掘り起して地表から持ち上げた後、前記上押
    え板で根部上側を押えたまゝ根部を確固と下支え担持し
    た前記バケット又はショベルを植込み予定位置まで前記
    自走式主動機を進めてから前傾し、さらに前記上押え板
    を上開披揺動と同時に自走式主動機を漸次後退しながら
    前記噴水口群から噴水を噴出することにより底板部上を
    滑降させ根部を前記バケット又はショベル外に押出して
    静かに落し込み植込んだことを特徴とする樹木移植施工
    法。
  11. 【請求項11】自走式主動機に昇降・起伏自在に取付け
    た樹木移植装置を当該自走式主動機上で操縦運転して樹
    木を移植する施工法において、前記樹木移植装置を構成
    して前後首振り自在に設けるとともに底板部先端に爪刃
    群を突設したバケット又はショベルと、当該バケット又
    はショベル内上側を覆うよう上下開閉揺動自在に設けか
    つ樹木挿入凹欠部を有した上押え板と、前記バケット又
    はショベルの背板部内側面に進退動自在に設けた押出板
    とを順次動作して、予め別途植込み穴を掘削して起き、
    まず目標樹木の後側の直後まで前記自走式主動機を進
    め、前記バケット又はショベルを操作して後側根切溝を
    掘削し、次いで前記バケット又はショベルを操作し前記
    バケット先部を前記後側根切溝に突刺すとともに前記自
    走式主動機と漸次前進して前記爪刃群で樹木根部の根枝
    を切断しつつ根部下側に前記バケット又はショベルの底
    板部を潜入した段階で前記上押え板を下閉鎖揺動して樹
    木挿入凹欠部に樹木基幹部を挿入しつつ根部表土を上か
    ら押え込み、引続き前記自走式主動機を前進せしめて前
    記爪刃群で根枝の切断を続行しつつ終には根部を掘り起
    して地表から持ち上げた後、前記上押え板で根部上側を
    押えたまゝ根部を確固と下支え担持した前記バケット又
    はショベルを前記植込み穴まで前記自走式主動機を進め
    てから前傾し、さらに前記上押え板を上開披揺動と同時
    に自走式主動機を漸次後退しながら前記押出板を進出す
    ることにより底板部上を滑降させ根部を前記バケット又
    はショベル外に押出して静かに落し込み植込んだことを
    特徴とする樹木移植施工法。
  12. 【請求項12】自走式主動機に昇降・起伏自在に取付け
    た樹木移植装置を当該自走式主動機上で操縦運転して樹
    木を移植する施工法において、前記樹木移植装置を構成
    して前後首振り自在に設けるとともに底板部先端に爪刃
    群を突設したバケット又はショベルと、当該パケット又
    はショベル内上側を覆うよう上下開閉揺動自在に設けか
    つ樹木挿入凹欠部を有した上押え板と、前記バケット又
    はショベルの背板部内側面に開口する噴水口群とを順次
    動作して、予め別途植込み穴を掘削して置き、まず目標
    樹木の後側の直後まで前記自走式主動機を進め、前記バ
    ケット又はショベルを操作して後側根切溝を掘削し、次
    いで前記バケット又はショベルを操作し前記バケット先
    部を前記後側根切溝に突刺すとともに前記自走式主動機
    を漸次前進して前記爪刃群で樹木根部の根枝を切断しつ
    つ根部下側に前記バケット又はショベルの底板部を潜入
    した段階で前記上押え板を下閉鎖揺動して樹木挿入凹欠
    部に樹木基幹部を挿入しつつ根部表土を上から押え込
    み、引続き前記自走式主動機を前進せしめて前記爪刃群
    で根枝の切断を続行しつつ終には根部を掘り起して地表
    から持ち上げた後、前記上押え板で根部上側を押えたま
    ゝ根部を確固と下支え担持した前記バケット又はショベ
    ルを前記植込み穴まで前記自走式主動機を進めてから前
    傾し、さらに前記上押え板を上開披揺動と同時に自走式
    主動機を漸次後退しながら前記噴水口群から噴水を噴出
    することにより底板部上を滑降させ根部を前記バケット
    又はショベル外に押出して静かに落し込み植込んだこと
    を特徴とする樹木移植施工法。
  13. 【請求項13】自走式主動機に昇降・起伏自在に取付け
    た樹木移植装置を当該自走式主動機上で操縦運転して樹
    木を移植する施工法において、前記樹木移植装置を構成
    して前後首振り自在に設けるとともに底板部先端に爪刃
    群を突設したバケット又はショベルと、当該バケット又
    はショベル内上側を覆うよう上下開閉揺動自在に設けか
    つ樹木挿入凹欠部を有した上押え板と、前記バケット又
    はショベルの背板部内側面に進退動自在に設けた押出板
    とを順次動作して、まず目標樹木の後側の直後まで前記
    自走式主動機を進め、前記バケット又はショベルを操作
    して後側根切溝を掘削し、次いで前記バケット又はショ
    ベルを操作し前記バケット先部を前記後側根切溝に突刺
    すとともに前記自走式主動機を漸次前進して前記爪刃群
    で樹木根部の根枝を切断しつつ根部下側に前記バケット
    又はショベルの底板部を潜入した段階で前記上押え板を
    下閉鎖揺動して樹木挿入凹欠部に樹木基幹部を挿入しつ
    つ根部表土を上から押え込み、引続き前記自走式主動機
    を前進せしめて前記爪刃群で根枝の切断を続行しつつ終
    には根部を掘り起して地表から持ち上げた後、前記上押
    え板で根部上側を押えたまゝ根部を確固と下支え担持し
    た前記バケット又はショベルを植込み予定位置まで前記
    自走式主動機を進めてから前傾し、さらに前記上押え板
    を上開披揺動と同時に自走式主動機を漸次後退しながら
    前記押出板を進出することにより底板部上を滑降させ根
    部を前記バケット又はショベル外に押出して静かに落し
    込み植込んだことを特徴とする樹木移植施工法。
  14. 【請求項14】自走式主動機に昇降・起伏自在に取付け
    た樹木移植装置を当該自走式主動機上で操縦運転して樹
    木を移植する施工法において、前記樹木移植装置を構成
    して前後首振り自在に設けるとともに底板部先端に爪刃
    群を突設したバケット又はショベルと、当該バケット又
    はショベル内上側を覆うよう上下開閉揺動自在に設けか
    つ樹木挿入凹欠部を有した上押え板と、前記バケット又
    はショベルの背板部内側面に開口する噴水口群とを順次
    動作して、まず目標樹木の後側の直後まで前記自走式主
    動機を進め、前記バケット又はショベルを操作して後側
    根切溝を掘削し、次いで前記バケット又はショベルを操
    作し前記バケット先部を前記後側根切溝に突刺すととも
    に前記自走式主動機を漸次前進して前記爪刃群で樹木根
    部を根枝を切断しつつ根部下側に前記バケット又はショ
    ベルの底板部を潜入した段階で前記上押え板を下閉鎖揺
    動して樹木挿入凹欠部に樹木基幹部を挿入しつつ根部表
    土を上から押え込み、引続き前記自走式主動機を前進せ
    しめて前記爪刃群で根枝の切断を続行しつつ終には根部
    を掘り起して地表から持ち上げた後、前記上押え板で根
    部上側を押えたまゝ根部を確固と下支え担持した前記バ
    ケット又はショベルを植込み予定位置まで前記自走式主
    動機を進めてから前傾し、さらに前記上押え板を上開披
    揺動と同時に自走式主動機を漸次後退しながら前記噴水
    口群から噴水を噴出することにより底板部上を滑降させ
    根部を前記バケット又はショベル外に押出して静かに落
    し込み植込んだことを特徴とする樹木移植施工法。
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