JPH0777530B2 - 樹木掘り取り装置 - Google Patents

樹木掘り取り装置

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JPH0777530B2
JPH0777530B2 JP4108222A JP10822292A JPH0777530B2 JP H0777530 B2 JPH0777530 B2 JP H0777530B2 JP 4108222 A JP4108222 A JP 4108222A JP 10822292 A JP10822292 A JP 10822292A JP H0777530 B2 JPH0777530 B2 JP H0777530B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、地盤を掘削して樹木を
掘り取る樹木掘り取り装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】山林をゴルフ場や宅地等に造成する場
合、樹木を全て伐採することは自然保護、緑地保護上好
ましくないので、低木は伐採するが、高木は隣接山地や
庭園その他の必要な場所に移植して緑化をはかることが
実施されている。 【0003】従来、このような樹木の移植は既存の機械
を用いて行なっており、例えばパワーショベル等で樹木
を掘り取り、これを卜ラック等の搬送機に積み込んで搬
送し、チェーンブロック等で積み卸し、植え込み穴に植
え込むようにしていた。しかし、これらの各作業に人為
的な労力を必要とする。しかも、樹木の根をなるたけ損
傷せず、根元部に充分な量の残土を付けて掘り取ると、
相当な重量となる。従って、前記のように既存の機械で
移植を行なうと、多大の労力と時間を費やし、莫大な費
用がかかってしまう。 【0004】こうした問題を解消するために、樹木の掘
り取りから植込みまでを一貫して行なえる樹木掘り取り
装置として、自走式車輌に開閉式バケットタイプの掘削
機を装備した装置が提案されている。この装置では、掘
削機を構成する一対のバケットを開いた状態で樹木の左
右両側の地盤に当て、閉じる動作でバケットを地盤に差
し込んで地盤を掘削し、バケットを上昇させて樹木を掘
り取る。そしてバケットで樹木を担持して自走式車輌の
走行により樹木を植え込み穴まで搬送し、その穴上でバ
ケットを開いて樹木の根元部を穴に落し込むようにして
いる。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の樹木掘り取り装置には以下のような問題があった。 【0006】すなわち、上記バケットがわん状であるた
め、掘り取りのための掘削時に樹木の根本部の土砂を全
て抱え込む状態となり、バケットタイプで元来大きな地
盤の掘削抵抗が更に大きくなってしまう。このため、バ
ケットを地中で完全に閉じるのが無理になり、樹木根本
部から下方に延出する根を切断できなくなる。さらにバ
ケットタイプにあっては、一対のバケットを樹木根本部
の左右両側から地中に差し込むようにするので、樹木根
本部の前後両側に延び出ている根は切断されない。この
ように切断されない根の抵抗力により、バケットを上昇
させても樹木の抜き取りができない場合がある。 【0007】これを回避するため、自走式車輌によるバ
ケットの上昇力をパワーアップさせたとしても、根が根
本部から切断されて大きな損傷を受けてしまう。そし
て、移植後に樹木が枯死してしまい、いわゆる活着率が
非常に悪くなってしまう。 【0008】またバケットタイプでは、植え込み穴上で
樹木を担持したバケットを開いて樹木の根元部を穴に落
し込む時に、樹木が急激に落下し、傾いたり倒れたりし
て非常に危険な場合がある。また傾いたり倒れたりした
樹木の姿勢を正すのに多くの労力と時間がかかってしま
う。さらに前記の急激な落下により樹木根元部の残土が
崩壊し、植え込み後の活着にも悪影響がある等の問題が
あった。 【0009】そこで本発明の課題は、上記のような問題
を解消し、樹木の掘り取りを移植後の樹木の活着に望ま
しい状態で、かつ作業性良く能率的に行なえる樹木掘り
り装置を提供することにある。 【0010】 【0011】【課題を解決するための手段】 上記の課題を解決するた
め、 本発明による樹木掘り取り装置においては、樹木を
担持できる大きさのほぼ矩形の平板状に形成され、3辺
に地盤掘削用の刃が形成された1枚の台板と、該台板を
前記刃のない1辺にほぼ平行な軸を中心として回動可能
に支持するフレームと、前記台板を前記軸を中心として
回動させる駆動手段から掘削兼担持機を構成し、上下、
前後、水平方向に回動可能な駆動アームと、該アームを
回動させる駆動手段を備えた自走式主導機の前記アーム
の先端に対し、前記掘削兼担持機のフレームを前記アー
ムの前後方向に回動可能に連結し、前記フレームを前記
アームの前後方向に回動させる駆動手段を設け、前記各
駆動手段の駆動により、前記台板を前記刃の形成された
3辺にほぼ平行な軸を中心にそれぞれ回動させて地盤の
掘削を行なえるように構成した。 【0012】 【作用】このような構成によれば、台板を刃の形成され
た各辺にほぼ平行な軸を中心にそれぞれ回動させること
により、樹木に対して3方向ないしそれ以上の方向から
地盤の掘削を行なうことができ、樹木の掘り取りを無理
なく短時間に能率良く行なえる。 【0013】 【実施例】以下、図を参照して本発明の実施例を説明す
る。 【0014】図1は本発明による樹木掘り取り装置の実
施例の装置全体の外観を示している。この図1におい
て、符号1はブルドーザやパワーショベル等の本機と同
様の自走式主導機である。この主導機1に掘削兼担持機
(以下「掘削機」と略す)16を連結して掘り取り装置
が構成されている。 【0015】主導機1の本体2は無限軌道3上で無限軌
3に平行な面内で回動可能、即ち水平方向に回動可能
である。本体2の前端部には操縦室4が設けられてい
る。その本体2の前端部には駆動アーム6が軸5を支点
として上下方向に回動可能に設けられている。駆動アー
ム6の先端には駆動アーム10が軸9により前後方向に
回動可能に連結されている。 【0016】本体2と駆動アーム6間に油圧シリンダ7
が連結され、駆動アーム6、10間に油圧シリンダ8が
連結されている。油圧シリンダ7、8及び後述する他の
各油圧シリンダは本体2内の不図示の油圧ユニットの発
生する油圧により駆動される。各シリンダの駆動は操縦
室4に設けられた不図示のレバーないしペダル等により
制御される。 【0017】油圧シリンダ7、8の駆動、即ちその駆動
軸の出入りにより駆動アーム6、10がそれぞれ上下方
向、前後方向に回動する。また本体2の回動により駆動
アーム6、10を水平方向にも回動できる。そして駆動
アーム10の先端に掘削機16が駆動アーム6、10全
体の前後方向に回動可能に連結される。 【0018】掘削機16の構成の詳細を図2〜図4によ
り説明する。図2は掘削機16の左側面、図3は正面、
図4は右側面を示している。なお、ここで右、左の向き
は主導機1側から駆動アーム6、10に沿って見た向き
である。 【0019】図2〜図4に示すように、掘削機16のフ
レームは上フレーム17と下フレーム18からなる。上
フレーム17には連結部17aが形成されており、この
連結部17aの前後2箇所が軸14、15により駆動ア
ーム10の先端とリンク13に対し回動可能に連結され
ている。リンク13は軸19によりリンク12に対し回
動可能に連結されている。リンク12の他端は駆動アー
ム10に対し回動可能に連結されている。そして駆動ア
ーム10と軸19の間に油圧シリンダ11が連結されて
いる。油圧シリンダ11の駆動により、リンク12、1
3を介し上フレーム17が軸14を中心として図2中で
時計方向と反時計方向に回動する。即ち、掘削機16全
体が駆動アーム6、10全体の前後方向に回動する。 【0020】上フレーム17の上端部の前側にはホルダ
20が回動可能に設けられており、このホルダ20によ
り支持棒21が保持されている。支持棒21は後述する
台板24上の掘り取った樹木が倒れないように支持する
ものであり、全体の形状は図示していないが、樹木を支
持するのに都合のよい形状とし、例えば先端部が円弧状
に湾曲した形状とする。また上フレーム17の上端部に
は油圧シリンダ22が設けられており、この油圧シリン
ダ22の駆動によりホルダ20が回動し、支持棒21が
台板24上の樹木を支持する支持位置と、樹木を避ける
退避位置の間で回動できるようになっている。 【0021】一方、下フレーム18は図2中でほぼH字
形に形成され、図3、図10に示すように下部がL字形
に屈曲されている。下フレーム18の左右両側の上端部
が図3に示す軸23により上フレーム17の下端部に対
し回動可能に結合される。軸23の向きは駆動アーム
6、10全体の前後方向に沿っている。 【0022】下フレーム18のL字形に屈曲した下端部
上に掘削兼担持用の台板24が固定されている。図5に
示すように、台板24は樹木を担持できる大きさの矩形
で、ほぼ平坦に形成されており、矩形の3辺、即ち前後
と右側の辺の縁に沿って掘削用の爪24aが所定間隔で
多数形成されている。そして、図2、図3に示すよう
に、台板24は爪24aを形成していない1辺、ここで
は左辺の側で下フレーム18に固定され、片持ち支持さ
れている。台板24の左辺と右辺が軸23と平行な向
き、即ち駆動アーム6、10全体の前後方向に沿った向
きにされる。 【0023】また、図4に示すように2つの油圧シリン
ダ25、26が上フレーム17、下フレーム18の背面
の左右両側に設けられ、上フレーム17上端部と下フレ
ーム18の中間部の間に連結されている。油圧シリンダ
25、26の駆動により下フレーム18が図3中で軸2
3を中心に時計方向と反時計方向に所定角度の範囲内で
回動する。即ち、台板24が主導機1から見て左右方向
に回動する。 【0024】更に、台板24上には細長い矩形の押圧板
27が設けられている。押圧板27は、後述のように台
板24上に担持した樹木を穴に植え込むときに、樹木を
台板24上から押し出して穴に落し込むためのものであ
る。押圧板27は、台板24に対しほぼ垂直な向きで設
けられ、下フレーム18の前側に設けられたヒンジ28
を支点として台板24に平行に回動可能に設けられる。 【0025】また、図4に示すように下フレーム18の
背面側には油圧シリンダ29が設けられ、押圧板27に
連結されている。この油圧シリンダ29の駆動により押
圧板27が回動する。なお、押圧板27は、図2〜図4
に示す台板24の左側の辺に沿う位置から前側の辺に沿
う位置まで回動できるようになっている。 【0026】なお、以上に説明した掘削機16全体の左
右の向きを逆向きに構成できることは勿論である。 【0027】次に、上記のように構成された装置による
樹木の移植のための掘り取り動作を説明する。 【0028】まず、主導機1を運転し、移植する目的の
樹木の近くに装置全体を移動させる。次に、油圧シリン
ダ7、8の駆動ないしは主導機1の本体2の回動によ
り、駆動アーム6、10を上下、前後ないし水平方向に
回動させて掘削機16を樹木のそばに移動させる。そし
て油圧シリンダ7、8、11ないし25、26の駆動に
より掘削機16を、昇降、回動させ、掘削機16の台板
24により地盤を掘削し、樹木を掘り取る。 【0029】この場合、図6に示すように、掘削機16
を樹木30の背後から手前側下方に向かって回動させ
て、或いは図7に示すように、掘削機16を逆に樹木3
0の手前側から背後側下方に向かって回動させて、台板
24により地盤Gを掘削し、掘り取りを行なえる。更
に、台板24を左側から右側下方へ回動させて掘削を行
なうこともできる。 【0030】ここで樹木の背後から手前側下方に向かっ
て掘削し、掘り取る場合の動作の詳細を説明する。この
場合、まず掘削機16を樹木30の背後に移動させ、台
板24の手前側の辺の中央部が樹木に正対するように位
置させる。その前に押圧板27は図2〜図4で示した台
板24の左辺に沿う位置に回動させておく。また支持棒
21は樹木30に当たらないように左側に回動させてお
く。 【0031】そして、掘削機16を上方から手前側下方
に回動させ、台板24を上方から図8中符号(a)で示
す位置、更に(b)の位置へ、手前側へ斜めに下降させ
る。これにより台板24は樹木30の背後側の地盤部分
G1に斜めに差し込まれる。樹木30の根元部30aか
ら背後側に長く延び出ている根30bの部分は台板24
の刃24aにより切断される。なお1回で台板24を差
し込めない場合はその昇降を繰り返す。このようにし
て、根元部30aの背後側の地盤部分G1を根元部30
aに対応した深さに掘削する。 【0032】続いて、更に掘削機16を手前側に回動さ
せ、台板24を図8の(b)の位置から根元部30aの
直下の(c)の位置まで移動し、ほぼ水平にする。これ
により、根元部30aの直下の地盤部分G2が台板24
により切断される。また根元部30aから下方に長く延
び出ている根30bの部分が台板24の刃24aにより
切断される。 【0033】次に、油圧シリンダ22の駆動により支持
棒21を右側へ回動させ、台板24の樹木30を倒れな
いように支持する位置まで回動させる。 【0034】次に、台板24の水平状態を保ちつつ、駆
動アーム6、10の回動により掘削機16を上昇させ
る。1回で上昇しない場合は昇降を繰り返す。これによ
り、樹木30の根元部30aから台板24の左右および
手前側に長く延び出ている根30bの部分は引き抜かれ
るか切断され、手前側の地盤部分G3及び左右両側の地
盤部分も切断される。そして、掘削機16の上昇によ
り、図9に示すように樹木30は地盤Gから掘り取ら
れ、台板24上に担持される。なお先述の支持棒21に
より樹木30が倒れないように支持される。 【0035】なお樹木30の手前側から背後下方に向か
って掘削し、掘り取る場合は、掘削機16の回動の前後
方向を逆にするだけであり、図8の根元部30aの手前
側の地盤部分G3と真下の地盤部分G2を掘削し、同様に
掘り取ることができる。 【0036】一方、樹木30の左側から右側下方へ向か
って掘削し、掘り取る場合、まず台板20の右辺の中央
部が樹木30の左側に正対する位置に掘削機16を移動
させる。また、油圧シリンダ25、26の駆動により、
図10に示すように下フレーム18を上フレーム17に
対して回動させ、台板24の右側(図10中左側)を下
方に傾斜させる。そして掘削機16を下降させて台板2
4を樹木30の左側の地盤に差し込む。そして図8によ
り先述したのと同様にして樹木30を掘り取ることがで
きる。但し、この際の台板24の回動方向は前後方向で
はなく左右方向とし、その回動は油圧シリンダ25、2
6の駆動による。 【0037】なお上述した背後側からの掘削、手前側か
らの掘削、或いは左側からの掘削の各1方向の掘削だけ
では掘り取りが無理な場合は、背後側と手前側、或いは
背後側と左側というように2方向の掘削、あるいは背後
側、手前側、左側の3方向の掘削を行なう。こうして樹
木の2方向ないし3方向の側の地盤を掘削し、根を適当
に切断し、樹木を無理なく掘り取り、根の損傷は必要最
小限にすることができる。なお、主導機1を移動させれ
ば右側の掘削も行なえ、4方向の掘削により掘り取りを
更に容易に行なうこともできる。 【0038】このようにして樹木30を掘り取った後、
主導機1を走行させ、樹木30を移植すべき場所まで搬
送する。そして、図11に示すように植え込み穴31に
樹木30を落し込む。 【0039】この場合、その前に支持棒21を左側に回
動させ、支持棒21による樹木30の支持を外してお
く。そして穴31の前方に掘削機16を進め、台板24
の前端部を穴31に入れ、台板24の前側を下方に傾斜
させる。更に図12のように、油圧シリンダ29の駆動
により押圧板27を前側に回動させ、図11の樹木30
の根元部30aを押圧させる。これにより、根元部30
aは台板24の前方に押し出され、穴31内に落下す
る。 【0040】このようにして樹木30の根元部30aを
穴31に落し込んだ後、樹木30の姿勢を正し、穴31
に土を入れ、根元部30a上に土を盛って移植を完了す
る。 【0041】以上、説明した実施例の装置によれば、台
板24は平板状に形成されているので、掘削を行なう際
の地盤による抵抗は少ない。また台板24を地盤に差し
込む際は、掘削機16を高い位置から急激に降下させ、
掘削機16の重量を利用して非常に強い力で差し込むこ
とも可能である。従って、硬い地盤であっても、必要な
深さと幅の掘削を容易に行なえる。 【0042】また、本実施例によれば、樹木30に対し
て前、後、横の3方向から地盤の掘削を行なえる。従っ
て必要に応じて樹木30の2ないし3方向の地盤を掘削
して根30bを適当に切断し、掘り取りを無理なく行な
い、根の損傷を必要最小限にでき、かつ根元部30aに
充分な量の残土を保持させた状態で掘り取りを行なえ
る。しかも上記3方向の掘削は主導機1を移動せずに行
なうことができ、短時間に能率良く行なえる。 【0043】更に本実施例によれば、掘り取った樹木3
0が台板24上で倒れないように支持棒21により支持
し、樹木を植え込み位置まで安全に搬送できる。 【0044】また、植え込み時には、前述のように植え
込み穴31に対し台板24を傾斜させて、押圧板27で
樹木30の根元部30aを押すことにより、根元部30
aを台板24に沿ってゆっくり滑らせて植え込み穴31
にゆっくり落し込むことができる。これにより樹木が傾
いたり倒れたりするのを防止でき、植え込み作業を安全
に行なえる。また、植え込み時に根元部30aの残土の
破壊を少なくできる。 【0045】そして、上述のように樹木30の根30b
の損傷を必要最小限にでき、かつ根元部30bに充分な
量の残土を保持させた状態で掘り取りを行なえること、
及び植え込み時に根元部30aの残土の破壊を少なくで
きることから、樹木を枯死させず、非常に良好な活着率
で移植を行なえる。 【0046】なお以上の実施例の構成において、各油圧
シリンダの代わりに他の駆動手段を用いることも考えら
れる。また台板24を5角以上の多角形とし、4辺以上
に掘削用の刃を形成し、刃の形成された各辺にほぼ平行
な軸のそれぞれを中心にして台板24を回動させるよう
にして掘削を行なうことも考えられる。 【0047】 【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
による樹木掘り取り装置によれば、少なくとも3辺に地
盤掘削用の刃が形成された1枚の台板を前記刃の形成さ
れた各辺にほぼ平行な軸を中心にそれぞれ回動させるこ
とにより、掘り取る樹木に対して3方向以上の方向から
地盤の掘削を行なうことができる。このため掘り取りを
短時間に能率良く、無理なく行なえ、根の損傷を必要最
小限にでき、根元部に充分な残土を付けて掘り取ること
ができ、樹木の移植を非常に良好な活着率で行なえると
いう優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施例の掘り取り装置全体を示す側面
図である。 【図2】同装置の掘削機の右側面図である。 【図3】同掘削機の正面図である。 【図4】同掘削機の左側面図である。 【図5】同掘削機の掘削兼担持用の台板を示す上面図で
ある。 【図6】同掘り取り装置による樹木の背後側からの掘り
取り動作を示す説明図である。 【図7】同掘り取り装置による樹木の手前側からの掘り
取り動作を示す説明図である。 【図8】同掘り取り装置による樹木の掘り取り時におけ
る台板の動作を示した説明図である。 【図9】樹木を掘り取った様子を示す説明図である。 【図10】掘削機の下フレームの回動により台板を傾斜
させた状態を示す正面側の斜視図である。 【図11】樹木を植え込み穴に落し込む様子を示す説明
図である。 【図12】掘削機の押圧板を回動させている状態を示す
斜視図である。 【符号の説明】 1 自走式主導機 2 本体 3 無限軌道 6、10 駆動アーム 7、8、11、22、25、26 油圧シリンダ 12、13 リンク 16 掘削兼担持機 17 上フレーム 18 下フレーム 21 支持棒 24 台板 27 押圧板

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項】 樹木を担持できる大きさのほぼ矩形の平
    板状に形成され、3辺に地盤掘削用の刃が形成された1
    枚の台板と、該台板を前記刃のない1辺にほぼ平行な軸
    を中心として回動可能に支持するフレームと、前記台板
    を前記軸を中心として回動させる駆動手段から掘削兼担
    持機を構成し、 上下、前後、水平方向に回動可能な駆動アームと、該ア
    ームを回動させる駆動手段を備えた自走式主導機の前記
    アームの先端に対し、前記掘削兼担持機のフレームを前
    記アームの前後方向に回動可能に連結し、 前記フレームを前記アームの前後方向に回動させる駆動
    手段を設け、 前記各駆動手段の駆動により、前記台板を前記刃の形成
    された3辺にほぼ平行な軸を中心にそれぞれ回動させて
    地盤の掘削を行なえるように構成したことを特徴とする
    樹木掘り取り装置。 【請求項】 前記台板上で該台板と平行に回動可能に
    設けられ、前記回動により、前記台板上に担持された樹
    木の根元部を押圧する押圧板と、 該押圧板を回動させる駆動手段と、 前記台板上に担持された樹木が倒れないように支持する
    支持棒と、 該支持棒を支持位置と退避位置の間で回動させる駆動手
    段と を前記掘削兼担持機に設けたことを特徴とする請求項
    に記載の樹木掘り取り装置。
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