JPH0626146Y2 - 樹木移植装置 - Google Patents

樹木移植装置

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JPH0626146Y2
JPH0626146Y2 JP9632888U JP9632888U JPH0626146Y2 JP H0626146 Y2 JPH0626146 Y2 JP H0626146Y2 JP 9632888 U JP9632888 U JP 9632888U JP 9632888 U JP9632888 U JP 9632888U JP H0626146 Y2 JPH0626146 Y2 JP H0626146Y2
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JP
Japan
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groove
plow
tree
root
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JP9632888U
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JPH0217058U (ja
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啓市 杢家
伸夫 牛窪
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Komatsu Ltd
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Komatsu Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は樹木の移植に使用する樹木移植装置に関す
る。
〔従来の技術〕
従来のこの種の樹木移植装置としては,例えば特開昭60
−137215号公報に記載されたものがある。
上記公報の樹木移植装置は,移植すべき樹木の根部両側
に溝を掘って根切りを行った後堀上げ装置の掬い板を上
記溝に挿入して,掬い板の先端側を閉じることにより樹
木の根部を掬い上げるようにして樹木を掘起すようにし
たもので,主に樹木の掘上げ作業のみを行うようになっ
ている。
〔考案が解決しようとする課題〕
このため樹木の根部両側の溝は別の掘削機械を使用して
掘削しなければならないので,2種類の作業機械を必要
として経費が嵩むと共に,作業能力も悪いなどの不具合
がある。
また掬い板を開放した状態で掬い板の先端側より根部両
側の溝へ掬い板を挿入する構造のため,装置を上げたと
きの地上から装置上部までの地上高が高くなり,幹の下
部にも枝のあるような樹木では,装置と枝が干渉して掘
起しができなかったり,樹木の枝が折れるなどして樹木
を傷めるなどの不具合もあった。
この考案は上記不具合を改善する目的でなされたもの
で,本体のみで溝掘りと樹木の掘上げが可能な樹木移植
装置を提供しようとするものである。
〔課題を解決するための手段及び作業〕
この考案は上記目的を達成するために,建設機械の作業
機にアタッチメントとして着脱自在な本体に,該本体を
水平方向に移動することにより移植すべき樹木の根部両
側に溝を掘削する溝掘削機構と,上記溝掘削機構が掘削
した溝より根部下方を掘削して根部を掘起すクラムをク
ラムシリンダにより開閉自在に設けて,移植すべき樹木
の根部両側に,上記本体を水平方向へ移動させてまずプ
ラウにより溝を掘削し,その後本体をその高さに保持し
た状態でクラムにより根部の下部を掘起すことにより樹
木を掘上げられるようにしたもので,本体に高さ調整自
在なアウトリガを設けにことにより所望深さの溝の掘削
と作業時の安定化が図れるようにした。
また本体をリーチローダの作業機にアタッチメントとし
て装着することにより,水平方向の移動を容易として,
溝の掘削及び根部の掘起し作業が能率よく行なえによう
にした樹木移植装置を提供するものである。
〔実施例〕
この考案の一実施例を図面を参照して詳述する。
図において1は移植装置の本体で,リーチローダのよう
な建設機械の作業機3にアタッチメントとして着脱自在
に取付けられている。
上記建設機械の作業機3はリーチシリンダ4により上端
側が前後動自在なリーチアーム5の上端にリフトアーム
6の基端部が枢着されており,リフトアーム6の先端側
はリフトシリンダ7により上下方向へ回動自在となって
いる。
また上記リーチアーム5及びリフトアーム6にはそれぞ
れリーチアームロッド8及びリフトアームロッド9が並
設されていて,上記リーチシリンダ4によりリーチアー
ム5の上端を前後方向へ回動することにより,リフトア
ーム6の先端にブラケット10を介して取付けられたアタ
ッチメント,すなわち本体1が前後方向へ水平移動でき
るようになっている。
一方上記ブラケット10に取付けられた本体1は枠状のフ
レーム1aを有していて,このフレーム1aの両側には作業
時本体1を安定させるアウトリガ12が上下動自在に設け
られており,フレーム1aとアウトリガ12を係止するピン
13のピン孔1bへの挿入位置を変えることにより,アウト
リガ12の高さが自由に調整できるようになっている。
また上記フレーム1aの前面には左右方向に間隔を存して
一対の支持杆1cが水平に突設されていて,これら支持杆
1cの先端に設けられたブラケット14に溝堀り機構15が取
付けられている。
上記溝堀り機構15は中間部と上端が上記ブラケット14の
上下部にピン16a,16bにより枢着された長リンク17及
び短リンク18を有しており,これら長短リンク17,18
の下端側にプラウ19の背面に突設された支持部19aがピ
ン20.21により枢着されている。
上記プラウ19は前面が上下方向に湾曲する曲面に形成さ
れ,かつ下部で掘削した土砂が外側方向へ排出されるよ
うに上端側が外側へ捩られていると共に、左右プラウ19
の互に対向する側面に,刃部22aがプラウ19下端よりさ
らに下方へ突出するように根切り用カッタ22が固着され
ている。
そして上記各長リンク17の上端部と各支持杆1c上に突設
されたブラケット1dにはプラウシリンダ23の両端がピン
24a,24bにより枢着されていて,これらプラウシリンダ
23により上記プラウ19が上下方向へ回動できるようにな
っている。
一方上記支持杆1aの下面にも,前後方向に離間してブラ
ケット25が突設されており,これらブラケット25に一対
のクラム26の上部がピン32により枢着されている。
上記各クラム26はほぼ扇形の側板26aと,これら側板26a
の円弧状縁間に連結されたカッタを備えた底板26aとよ
りなり,側板26aの互に対向する縁部には鋸状刃26cが形
成されている。
また各側板26aの内側は、メンバー26dにより互いにつな
がり,ブラケット26eが設けられていると共に,これら
ブラケット26eの一方と各クラム26毎に設けられたクラ
ムシリンダ27のピストン杆27a先端がピン28により枢着
されている。
そして各クラムシリンダ27の基端部はフレーム1aの上部
に固着されたブラケット29にピン30を介してそれぞれ枢
着されている。
なお図中31はチルトシリンダを示す。
次に第3図及び第4図を参照して作用を説明すると,樹
木を移植するに当って,まず樹木根部の溝掘りと根切り
を行うが,溝掘り及び根切りにはクラム26を使用しない
ので,クラムシリンダ27によりピン32を中心に第3図に
示すように各クラム26を左右方向へ開放する。
次にこの状態で予め溝の深さに応じて高さを設定したア
ウトリガ12が接地するまでリフトアーム6の先端を下降
させてプラウ19の下端を地中へ圧入し,プラウシリンダ
23によりプラウ19を第4図に示す実線位置から仮想線位
置まで上下させながら建設機械2を前進させて,移植す
べき樹木の根部両側に第3図の仮想線で示すような溝33
を掘削すると同時に,溝33に達する根を根切り用カッタ
22により切断する。
また地表面が硬く、一度で予め設定した深さにまでプラ
ウ19の下端が圧入できない場合は,上記操作と建設機械
2の前後動を数回繰返すことにより所望深さの溝33を掘
削する。
そして根部の両側に溝33が掘削できたら,アウトリガ12
が接地した状態でクラムシリンダ27により第3図の実線
位置にある各クラム26をピン32を中心に仮想線位置まで
回動し,残り部分の根を鋸状刃26cにより切断しながら
カッタを備えた底板26bで根部下方を掘削する。
そして各クラム26が第3図の仮想線位置に達したら,リ
フトアーム6により本体1を上昇させ,根部と共に樹木
を掬い上げるようにして掘上げるもので,樹木の移動
は,クラム26のカッタ部26b底面が接地しない高さに本
体1を保持した状態で建設機械2を走行させることによ
り行なえばよい。
〔考案の効果〕
この考案は以上詳述したように,単一の装置で根部両側
の溝掘削と根部の掘起し作業が行なえることから,従来
の別の作業機で行っていた場合に比べて移植作業が短時
間で能率よく行えると共に,移植に要する経費の節減も
図れるようになる。
また本体を予め低い姿勢に保持した状態で水平移動させ
ることにより所定深さの溝が掘削でき,また溝掘削後そ
の高さで根部の掘起し作業が連続して行えるため,本体
が樹木下部の枝と干渉して枝を傷めたり、低い位置に枝
のある樹木の移植ができないなどの不具合が解消でき
る。
さらに予め掘削する溝の深さを高さ調整自在なアウトリ
ガにより設定しておくことにより,所望深さの溝が容易
に掘削できると共に,根部の掘起し作業中はアウトリガ
が接地して掘削反力を支持するため,掘起し作業が安定
した状態で行なえるようになる。
しかも上記本体をリーチローダの作業機にアタッチメン
トとして装着すれば,車両を停止して本体の前後水平動
のみで溝掘削及び掘起し作業が行なえるので、作業能率
がさらに向上する効果もある。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示し,第1図は側面図,第
2図はこの装置の斜視図,第3図及び第4図は作用説明
図である。 1…本体,2…建設機械, 3…作業機,12…アウトリガ, 15…溝掘削機構,17,18…リンク, 19…プラウ,22…根切り用カッタ, 23…プラウシリンダ,26…クラム, 27…クラムシリンダ,33…溝。

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】建設機械2の作業機3にアタッチメントと
    して着脱自在な本体1に,該本体1を水平方向に移動す
    ることにより移植すべき樹木の根部両側に溝33を掘削す
    る溝掘削機構15と,上記溝掘削機構15が掘削した溝33よ
    り根部下方を掘削して根部を掘起すクラム26をクラムシ
    リンダ27により開閉自在に設けてなる樹木移植装置。
  2. 【請求項2】上記溝掘削機構15をリンク17,18を介して
    本体1に枢支されたプラウ19と,これを揺動させるプラ
    ウシリンダ23より構成してなる請求項1記載の移植装
    置。
  3. 【請求項3】上記プラウ19の対向面に根切り用カッタ22
    を突設してなる請求項1記載の樹木移植装置。
  4. 【請求項4】上記本体1に溝33の深さを設定するアウト
    リガ12を上下調整自在に設けてなる請求項1記載の樹木
    移植装置。
  5. 【請求項5】上記本体1をリーチローダの作業機3に装
    着してなる請求項1記載の樹木移植装置。
JP9632888U 1988-07-22 1988-07-22 樹木移植装置 Expired - Lifetime JPH0626146Y2 (ja)

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JP9632888U JPH0626146Y2 (ja) 1988-07-22 1988-07-22 樹木移植装置

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JPH0217058U JPH0217058U (ja) 1990-02-02
JPH0626146Y2 true JPH0626146Y2 (ja) 1994-07-20

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