JPH073885Y2 - 樹木移植装置 - Google Patents

樹木移植装置

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JPH073885Y2
JPH073885Y2 JP1988140407U JP14040788U JPH073885Y2 JP H073885 Y2 JPH073885 Y2 JP H073885Y2 JP 1988140407 U JP1988140407 U JP 1988140407U JP 14040788 U JP14040788 U JP 14040788U JP H073885 Y2 JPH073885 Y2 JP H073885Y2
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淳次 小川
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淳次 小川
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【考案の詳細な説明】 〔考案の利用分野〕 本考案は樹木を周囲の土と一緒に掘り起こして他の場所
に植え換えるための樹木移植装置に関し、特にブルドー
ザ等の土木機械本体のアームにアタツチメントとして連
結して使用する樹木移植装置に関する。
〔考案が解決しようとする課題〕
土木機械本体のアームに支持される左右一対のフレーム
に、一対のバケツト状根伐り部材を相対して回動自在に
連結し、フレームと根伐り部材間に設けた油圧シリンダ
で一対の根伐り部材を相反する方向へ開閉するようにし
た樹木の移植装置は例えば特開昭60−137215号、同60−
241828号公報に示すように公知である。
従来のこの種装置は土木機械本体のアームと油圧シリン
ダで移植装置のフレームの上、下2ケ所を支持し、アー
ムで持上げた移植装置の角度をシリンダで調節するよう
にしている。このため移植装置の根伐り部材を地面に沿
ってなじむように接地させるには根伐り部材の掘削縁が
植木の生えている地面と平行になるようにその都度アー
ムを操作しなければならず、また移植運搬中も根伐り部
材を平行に保持しないと土砂がこぼれるのでそのための
アーム操作が必要になり、操作が著しく煩雑になる。
また、従来の移植装置は樹木掘り起こしの際や運搬の際
に樹木根廻りの地割れが生じ、根の露出、細菌等の侵入
などにより樹木を枯らす主因になっている。
従って、本考案はこれらの問題を解決するためになされ
たもので第1の目的は土木機械本体のアームに懸垂状態
で支持し、これにより地面に降ろすだけで地面の傾斜に
なじんで接地させることができまた運搬に際し、常に水
平を保持できる移植装置を提供することにある。
本考案の他の目的は移植及び運搬時の地割れ、土こぼれ
を少なくし、できるだけ原状のままで樹木を移転するこ
とのできる移植装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案の上記目的は、 土木機械本体のアームに支持される左右一対のフレーム
に一対の根掘りバケツト部材を揺動自在に連結し、これ
ら一対の根堀りバケツト部を相対する方向へ開閉作動さ
せて樹木を根こそぎ掘り起こすようにした樹木移植装置
において、左右フレームの中央部の相対する一個所を土
木機材のアレーム等に枢着して移植装置を懸垂支持でき
るようにするとともに、左右フレーム間に掘り起こした
樹木根廻りの土砂を支える押える押え板を設けることに
よって達成することができる。
土砂押え板は好ましくは樹木受入用のU字形開放部を有
して左右フレーム間に結合され土砂上面を覆う固定押え
板部材と、一方のフレームから他方のフレームへ回動自
在に懸架され、掘り起こされる土砂の前面と上面の一部
を覆う開閉押え板部材で構成する。
〔考案の作用〕
本考案は移植装置の左右フレームの中央部の相対する一
個所をアームに枢着する構造になっているので装置は常
に懸垂状態で水平に支持されるとともに地面に降ろすだ
けで自然に地表に沿って載置される。
また、移植作業及び運搬の際樹木根廻りの土砂が押え板
によって押し固められ地割れ、分散から保護される。
特に、固定押え板部材と開閉押え板部材を用いる場合は
樹木の邪魔にならずに土砂が多方向から締め固められ
る。
〔考案の実施例〕
以下、本考案の一実施例を添付図面に基づいて説明す
る。
第1図に示すように樹木移植装置1は左右一対のフレー
ム2,2の下部に、内側へ円弧状に湾曲した掬い板を有す
る一対のバケツト部材3,3をそれぞれのリンク機構4を
介して回動自在に連結し、これら一対の対向するバケツ
ト部材3,3を油圧シリンダ5などの駆動手段によって相
反する方向へ回動させるようになっている。
リンク機構4は第2図に解り易く示すようにバケツト部
材3,3の各々についてその巾方向左右両側に各一対設け
られており、各々バケツト部材3,3を巾方向左右両側で
フレーム2に支持させている。
このフレーム2は第2図のようにバケツト巾方向に配し
た水平桁材2aのほぼ中央に支柱2bを一体に直立させた逆
T字型の枠体から成り、桁材2aの前後にバケツト部材3
のリンク機構4を連結するための下部ブラケツト6a,6b
がそれぞれ一体に形成されている。そして、バケツト部
材3,3は一対の外側リンク4aと内側リンク4bを介してフ
レーム2の下部ブラケツト2a,2bに連結されている。す
なわち、図のように外側リンク4aはフレーム2の外側に
一体に張り出したブラケツト6a(6b)とバケツト部材3
の外側ステイ3′間に枢着されているとともに、内側リ
ンク4bはフレーム2の内側に張り出したブラケツト2cと
バケツト部材3の上部内側に枢着され、この二本のリン
ク4a,4bの連動により、バケツト部材3をフレーム2,2に
対して一定の軌道で開閉駆動させるようになっている。
尚、図に例示した樹木移植装置は各々のバケツト部材3
の左右リンク機構4,4の相対する一組のリンク、すなわ
ちリンク4a,4aを連結部材7により一体回動可能に結合
し、連結部材7の中央に一体形成したブラケツト8に駆
動手段である油圧シリンダ5の一端を枢着してある。
尚、図の実施例では第2図に示すように外側リンク4a,4
aを連結部材7によって一体結合してあり、この連結部
材7はリンク4a,4aのフレーム2側の支軸9と同芯の筒
体からなり、リンク4a,4aの上記支軸9に外嵌されてい
る。
シリンダ5の他方の端部はフレーム2の上部ブラケツト
6cに枢着されている。
かくして左右一対のフレーム2,2のシリンダ5,5を連動し
て伸縮すると各々のシリンダ5の駆動力は先ず連結部材
7と一体のブラケツト8に伝達され、連結部材7を介し
てこれと一体の左右の外側リンク4a,4aに同時且つ同等
の力で伝達され、リンク4a,4aの先端に枢着されている
バケツト部材3,3を開閉する。
尚、フレーム2,2間の上部に連結されている樹木10は掘
り起こした樹木を支える支持枠であり、フレーム2,2間
の補強材としても機能している。
このような構成になる樹木移植装置1はブルドーザ土木
機械本体の左右アーム11に懸垂状に連結するために左右
フレームの支柱2b,2bの中央部の相向対する一個所にそ
れぞれ枢着孔12,12を有している。すなわち、本考案の
移植装置は従来のようにアームとシリンダの二部材で土
工機械本体に連結するのではなく、第2図仮想線で示す
ように、アーム11だけで吊り下げるようにして揺動自在
に支持するもので、従って枢着孔12,12は移植装置が水
平に支持されるように均衝のとれた位置に設けられてい
る。
左右フレーム2,2間には掘り起こした樹木根廻りの土砂
を押さえ、地割れや土こぼれを防ぐための押え板13が設
けられている。図の実施例ではバケツト部材上方の桁材
2a,2a間に結合された固定押え板部材13aと、一方の桁材
2aの先端に回動自在に枢着され、他方の桁材2a先端に着
脱自在に係着される開閉押え板部材13bによって押え板1
3が構成されている。
固定押え板部材13aは第3図に示すように中央付近から
前方に向けて樹木を受け入れるためのU字形の開放部を
形成した板材からなり、その両側をフレーム2,2の桁材2
a,2aに溶接等で固定し、樹木掘り起こしの際U字形開放
部の縁板で樹木根廻りの上面を押さえるようになってい
る。
開閉押え板部材13bはバケツト部材3,3で掘り起こした樹
木根廻りの前方側と好ましくは上面の一部を押さえる囲
い板14を有し、その一側を一方の桁材2aに枢着し、他側
係止具15を他方の桁材2aのピン16に着脱自在に係着する
ようになっている。
開閉押え板部材13bの枢着部20側にはブラケツト17を一
体に突出させるとともにフレーム2の桁材2aに支柱18を
立て、ブラケツト17と支柱18間に連結した油圧シリンダ
19で開閉押え板部材13bをその枢着部を支点として仮想
線位置と実線位置の間に回動させるようにしてある。
次に本考案の作用を説明する。
樹木を移植するときは、まず、樹木の囲りを所定巾の溝
を掘り、バケツト部材3及び開閉押え板部材13bを仮想
線位置へ開放した状態で移植装置を樹木の周囲に移動さ
せる。
この場合、本考案は移植装置のフレームの一ケ所を懸垂
状に支持しているので装置を降ろすだけでバケツト部材
3の掘削縁辺が地面に沿って接地する。
次いで樹木がU字形押え板の中央に位置するようにして
バケツト部材3と開閉押え板13bを実線位置へ閉じる
と、一対のバケツト部材3,3によって樹木はその根廻り
の土砂と共に掘り起こされるが根廻りの土砂は左右バケ
ツト部材3,3、固定押え板13a、開閉押え板13bで囲りを
締め固められるので地割れやくずれが生じない。
掘り起こした樹木はそのまま別の場所に運ばれるが移植
装置はアームによって一ケ所を懸垂状態に吊り下げられ
ているので常に水平に支持される。また、水平で且つ振
動が伝わりにくいのに加えて樹木根廻りが押え板13a,13
bでカバーされているので運搬中の地割れや、土こぼれ
が効果的に防止できる。
吊り下げ運搬により樹木は常に垂直に支持されているの
で地盤が傾斜面でも樹木をまっすぐに移植するのが容易
である。
〔考案の効果〕
以上のように本考案の移植装置はフレームをアームに懸
垂状態に支持させる構造になっているのでバケツト部材
が地面に沿って容易になじみ、また垂直に運搬されるの
で木をまっすぐに植え換えるのに好都合である。
同様に装置を吊り下げた状態で運搬するので振動が伝わ
りにくく、土こぼれが防止できる。
さらに、押え板によって樹木根廻りの土砂を締め固めな
がら掘り起こすので地割れが生じない。従って、根の露
出、細菌の侵入等が防止され、枯れなくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による樹木移植装置の透視図、第2図は
同装置の側面図である。 2,2…フレーム、3,3…バケツト部材、4a,4b…リンク、
5…油圧シリンダ、6…連結部材、11…アーム、12…枢
着孔、13a…固定押え板部材、13b…開閉押え板部材、19
…油圧シリンダ。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】土木機械本体のアームに支持される左右一
    対のフレームに一対のバケット部材を揺動自在に連結
    し、これら一対のバケット部材を相対する方向へ開閉作
    動させて樹木を根こそぎ堀り起こすようにした樹木移植
    装置において、左右フレームの中央部の相対する一個所
    を土木機械のフレーム等に枢着して移植装置を懸垂支持
    できるようにするとともに、左右フレーム間に掘り起こ
    した樹木根廻りの土砂を支える押え板を設けたことを特
    徴とする樹木移植装置。
  2. 【請求項2】土砂押え板が、樹木受入用のU字形開放部
    を有して左右フレーム間に結合され掘り起こした土砂の
    上面を押圧する固定押え板部材と、一方のフレームから
    他方のフレームへ回動自在に懸架され、掘り起こされる
    土砂の前面と上面の一部を覆う開閉押え板部材とを有す
    ることを特徴とする請求項(1)記載の樹木移植装置。
JP1988140407U 1988-10-27 1988-10-27 樹木移植装置 Expired - Lifetime JPH073885Y2 (ja)

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JP1988140407U JPH073885Y2 (ja) 1988-10-27 1988-10-27 樹木移植装置

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JP1988140407U JPH073885Y2 (ja) 1988-10-27 1988-10-27 樹木移植装置

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JPH0260558U JPH0260558U (ja) 1990-05-02
JPH073885Y2 true JPH073885Y2 (ja) 1995-02-01

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ID=31404546

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5649095A (en) * 1979-09-20 1981-05-02 Mitsubishi Heavy Ind Ltd Deflector adjustment apparatus
JPH0624456B2 (ja) * 1983-02-12 1994-04-06 セイレイ工業株式会社 掘取機の鉢押え装置
JPS60104066U (ja) * 1983-12-21 1985-07-16 古川 芳美 樹木の移植装置

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JPH0260558U (ja) 1990-05-02

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