JP2691259B2 - 樹木の掘り取り移送方法と樹木の掘り取り移送車両 - Google Patents

樹木の掘り取り移送方法と樹木の掘り取り移送車両

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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は樹木の掘り取り移送方法とその方法を実施す
るための樹木の掘り取り移送車両に関する。
[従来の技術] 従来例えば山林をゴルフ場や宅地等に造成する場合に
樹木を必要な場所に移植することが実施されており、そ
の樹木の移植工法及びその工法を実施するための装置と
して特公昭57−55371号に開示されたものであり、その
うちの樹木の移送装置は、第5図、第6図及び第7図
(それぞれ特公昭57−55371号の第1図、第4図及び第
5図と同一)に示されるように、樹木1を受容可能に前
端を開口した略コ字形状のフレーム2と、フレーム2の
左右両側下部にそれぞれが略垂直の開口位置から略水平
の閉鎖位置の範囲で回転可能に枢着したフォーク3と、
フォーク3を回転する駆動機構4とから樹木の掘削兼搬
送機5を構成し、ブルトーザ等による自走式主導機6の
端部に掘削兼搬送機5を上下駆動可能に、かつ自走式主
導機6上でフォーク3の開閉動作を制御可能に連結した
ものである。
[発明が解決しようとする課題] ところが特公昭57−55371号に開示された樹木の移植
工法及びその装置には、一対のフォーク3を水平に対向
させて閉鎖したときに掘り取った樹木1がフレーム2の
前端の開口より前方に傾倒し搬送の際安定しないという
問題があった。
[課題を解決するための手段] 本発明は、上述の問題点を解決するために、上述の特
公昭57−55371号の樹木の移植工法及びその装置を改良
し、搬送時に樹木が傾倒しないようにした樹木の掘り取
り移送方法及びその方法を実施するための樹木の掘り取
り移送車両を提供しようとするものであって、 本発明による樹木の掘り取り移送方法は、ブルトーザ
等の自走式車両の前部に昇降可能に装着した樹木の掘り
取り装置を用いて樹木を掘り取り移送する方法におい
て、前記掘り取り装置を前記自走式車両上で操作するこ
とにより、前記掘り取り装置のフレームの左右両側に枢
支された一対のバーを略垂直上向きの開口状態にすると
ともに前記掘り取り装置のフレームの左右両側下部に枢
支された一対のフォークを略垂直下向きの開口状態で下
降させながら鋤き込んで前記一対のフォークにより樹木
の根本部の左右地盤を切断し、その後前記一対のバーを
略水平内向きの閉鎖状態にするとともに前記一対のフォ
ークを略水平内向きの閉鎖状態にして樹木の傾倒を防止
しながら樹木を根本部から掘り取って前記掘り取り装置
で担持し、この樹木を植え込み穴にまで移送するように
したことを特徴とするものであり、 又樹木の掘り取り移送車両は、樹木の掘り取り装置
が、樹木の根本部を受け入れ可能に前端が開口された略
U字形のフレームと、それぞれ前記フレームの左右両側
下部に枢支され油圧シリンダにより略垂直下向きの開口
位置と略水平内向きの閉鎖位置との範囲を開閉動作可能
になっている左右一対のフォークと、それぞれが前記フ
レームの左右両側に枢支され前記一対のフォークと連動
してそれぞれの前記フォークが前記開口位置にあるとき
は略垂直上向きの開口位置にくるとともにそれぞれの前
記フォークが前記閉鎖位置にあるときは略水平内向きの
閉鎖位置にくるようにリンクを介してそれぞれ前記フォ
ークと連結された左右一対のバーとから構成され、前記
樹木の掘り取り装置がブルトーザ等の自走式車両の前部
に昇降可能に装着され、前記掘り取り装置の前記フォー
ク及びそれに連動する前記バーの開閉動作による樹木の
掘り取り及び樹木の傾倒防止と、前記掘り取り装置のフ
ォーク上に担持された樹木の移送が前記自走式車両上で
操作可能になっていることを特徴とするものである。
[実施例] 以下本発明による樹木の掘り取り移送方法とその方法
を実施するための樹木の掘り取り移送車両の実施例につ
いて、第1図〜第4図を参照して説明する。
まず最初に本発明の第2の発明である樹木の掘り取り
移送車両について説明する。
樹木の掘り取り移送車両はブルトーザ等の自走式車両
11の前部に樹木の掘り取り装置12がリンク機構13及び油
圧シリンダ14を介して装着されたものである。
樹木の掘り取り装着12は次に述べるようなフレーム15
と一対のフォーク16と一対のバー20とを含んでいる。
フレーム15は掘り取った樹木の根本部を受け入れるこ
とができるように前端が開口された略U字形のものであ
る。
又一対のフォーク16はそれぞれその基部がフレーム15
の左右両側下部に枢支されており、それぞれのフォーク
16の先端部は、それぞれシリンダ端がフレーム15の左右
両側上部に固着されたブラケット17に支持されロッド端
がフォーク16の中間部に固着されたブラケット18に取り
付けられた一対の油圧シリンダ19により、略垂直の開口
位置と略水平の閉鎖位置との範囲を開閉動作できるよう
になっている。
又一対のバー20はそれぞれ先端長部20a及び後端短部2
0bを含むベルクランク状で、中間部がフレーム15の左右
両側に枢支され、それぞれの先端長部20aが略水平内向
きの閉鎖位置と略垂直上向きの開口位置との範囲で回動
自在になっており、一方それぞれの後端短部20bは先端
長部20aが閉鎖位置にあるとき斜下方に向くようになっ
ており、その後端短部20bの端部とフォーク16の中間部
に固着されたブラケット21とがリンク22を介して連結さ
れていて、それぞれのフォーク16が前記閉鎖位置にある
ときはそれぞれのバー20が前記閉鎖位置にくるととも
に、それぞれのフォーク16が前記開口位置にあるときそ
れぞれのバー20が前記開口位置にくるようにバー20はフ
ォーク16と連動して動作するようになっている。
リンク22は第4図に示されるようにばね入り緩衝型の
ものが用いられ、フォーク16と連動してバー20が動作す
る際にバー20に無理が掛からないようになっている。し
かしリンク22は第4図に例示のばね入り緩衝型でなく普
通の単一部材からなるリンクとすることもできる。
又樹木の掘り取り装置12は第1図〜第3図に示される
ようにフレーム15にアウトリガ23が装着されており、フ
レーム15を下降させる際に所定の深さ以下に沈ませない
ようになっている。しかし、樹木の掘り取り装着12には
アウトリガ23を装着しないものにすることもできる。
樹木の掘り取り装置12は上述のように自走式車両11の
前部に装着されるのであるが、樹木の掘り取り装置12に
含まれるフォーク16及びそれに連動するバー20の開閉動
作による樹木の掘り取り及び樹木の傾倒防止と、樹木の
掘り取り装置12のフォーク16上に担持された樹木の移送
は自走式車両11に設けられている操作装置(図示せず)
により操作可能になっている。
次いで本願の第1の発明である樹木の掘り取り移送方
法の実施例について説明する。
樹木の掘り取り移送方法は好適には第1図〜第4図に
示される樹木の掘り取り移送車両を用いて実施される。
その方法はブルトーザ等の自走式車両11の前部に昇降
可能に装着した樹木の掘り取り装置12を用いて樹木を掘
り取り移送する方法であって、樹木の掘り取り装置12を
自走式車両11上で操作することにより、掘り取り装置12
のフレーム15の左右両側に枢支された一対のバー20を略
垂直上向きの状態にするとともに掘り取り装置12のフレ
ーム15の左右両側下部に枢支された一対のフォーク16を
略垂直下向きの開口状態で下降させ鋤き取る状態にして
前記一対のフォーク16により樹木の根本部の左右地盤を
切断し、その後一対のバー20を略水平内向きの閉鎖状態
にするとともに一対のフォーク16を略水平内向きの閉鎖
状態にして樹木の傾倒を防止しながら樹木を根本部から
掘り取って掘り取り装置12で担持し、この樹木を植え込
み穴にまで移送する手順で行われる。
[発明の効果] 本発明による樹木の掘り取り移送方法とその方法を実
施するための樹木の掘り取り移送車両は、上述のように
構成されているので、樹木を掘り取って移送する場合樹
木が前方に傾倒することがなく安定した状態で作業をす
ることが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による樹木の掘り取り移送車両の実施例
の全体側面図、 第2図は第1図の平面図、 第3図は第1図の樹木の掘り取り移送車両のうちの掘り
取り装置のフォークが閉鎖位置にある状態を示す正面
図、 第4図は第3図の掘り取り装置のうちのリンクの拡大正
面図、 第5図の従来の樹木の移植装置の全体側面図、 第6図は第5図の樹木の移植装置の主要部を示す正面
図、 第7図は第5図の樹木の移植装置のうちのフレーム、フ
ォーク及び駆動機構の関係を示す斜視図である。 1……樹木 2……フレーム 3……フォーク 4……駆動機構 5……掘削兼搬送機 6……自走式主導機 11……自走式車両 12……樹木の掘り取り装置 13……リンク機構 14……油圧シリンダ 15……フレーム 16……フォーク 17……ブラケット 18……ブラケット 19……油圧シリンダ 20……バー 20a……先端長部 20b……後端短部 21……ブラケット 22……リンク 23……アウトリガ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ブルトーザ等の自走式車両の前部に昇降可
    能に装着した樹木の掘り取り装置を用いて樹木を掘り取
    り移送する方法において、前記掘り取り装置を前記自走
    式車両上で操作することにより、前記掘り取り装置のフ
    レームの左右両側に枢支された一対のバーを略垂直上向
    きの開口状態にするとともに前記掘り取り装置のフレー
    ムの左右両側下部に枢支された一対のフォークを略垂直
    下向きの開口状態で下降させながら鋤き込んで前記一対
    のフォークにより樹木の根本部の左右地盤を切断し、そ
    の後前記一対のバーを略水平内向きの閉鎖状態にすると
    ともに前記一対のフォークを略水平内向きの閉鎖状態に
    して樹木の傾倒を防止しながら樹木を根本部から掘り取
    って前記掘り取り装置で担持し、この樹木を植え込み穴
    にまで移送するようにしたことを特徴とする樹木の掘り
    取り移送方法。
  2. 【請求項2】樹木の掘り取り装置が、樹木の根本部を受
    け入れ可能に前端が開口された略U字形のフレームと、
    それぞれ前記フレームの左右両側下部に枢支され油圧シ
    リンダにより略垂直下向きの開口位置と略水平内向きの
    閉鎖位置との範囲を開閉動作可能になっている左右一対
    のフォークと、それぞれが前記フレームの左右両側に枢
    支され前記一対のフォークと連動してそれぞれの前記フ
    ォークが前記開口位置にあるときは略垂直上向きの開口
    位置にくるとともにそれぞれの前記フォークが前記閉鎖
    位置にあるときは略水平内向きの閉鎖位置にくるように
    リンクを介してそれぞれの前記フォークと連結された左
    右一対のバーとから構成され、前記樹木の掘り取り装置
    がブルドーザ等の自走式車両の前部に昇降可能に装着さ
    れ、前記掘り取り装置の前記フォーク及びそれに連動す
    る前記バーの開閉動作による樹木の掘り取り及び樹木の
    傾倒防止と、前記掘り取り装置のフォーク上に担持され
    た樹木の移送が前記自走式車両上で操作可能になってい
    ることを特徴する樹木の掘り取り移送車両。
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