JPH0530868A - 樹木の掘り取り移送車両 - Google Patents
樹木の掘り取り移送車両Info
- Publication number
- JPH0530868A JPH0530868A JP21305791A JP21305791A JPH0530868A JP H0530868 A JPH0530868 A JP H0530868A JP 21305791 A JP21305791 A JP 21305791A JP 21305791 A JP21305791 A JP 21305791A JP H0530868 A JPH0530868 A JP H0530868A
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- JP
- Japan
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- tree
- pair
- earth
- frame
- sand
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 樹木を掘り取って植え込み穴まで移送するに
当たって、従来、樹木が傾倒しないようにした樹木の掘
り取り移送車両があったが、それを更に掘り取った樹木
の根本部が崩落しないようにした樹木の掘り取り移送車
両を提供しようとするものである。 【構成】 樹木の掘り取り装置が、前端が開口された略
コ字型のフレームと、左右一対のバケットと、左右一対
のバーとから構成された従来のものに、更に油圧シリン
ダにより略垂直の上方位置と略水平の斜め下向きの下方
位置との範囲を上下動作可能になっている左右一対の土
砂押さえ板が付設され、前記樹木の掘り取り装置がブル
ドーザ等の自走式車両の前部に昇降可能に装着され、前
記樹木の掘り取り装置の前記バケット及び前記バーの開
閉動作並びに前記土砂押さえ板の上下動作による樹木の
掘り取り、樹木の傾倒防止及び根本部の土砂の崩落防止
と、前記樹木の掘り取り装置の前記バケット上に担持さ
れた樹木の移送とが前記自走式車両上で操作可能になっ
ている。
当たって、従来、樹木が傾倒しないようにした樹木の掘
り取り移送車両があったが、それを更に掘り取った樹木
の根本部が崩落しないようにした樹木の掘り取り移送車
両を提供しようとするものである。 【構成】 樹木の掘り取り装置が、前端が開口された略
コ字型のフレームと、左右一対のバケットと、左右一対
のバーとから構成された従来のものに、更に油圧シリン
ダにより略垂直の上方位置と略水平の斜め下向きの下方
位置との範囲を上下動作可能になっている左右一対の土
砂押さえ板が付設され、前記樹木の掘り取り装置がブル
ドーザ等の自走式車両の前部に昇降可能に装着され、前
記樹木の掘り取り装置の前記バケット及び前記バーの開
閉動作並びに前記土砂押さえ板の上下動作による樹木の
掘り取り、樹木の傾倒防止及び根本部の土砂の崩落防止
と、前記樹木の掘り取り装置の前記バケット上に担持さ
れた樹木の移送とが前記自走式車両上で操作可能になっ
ている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は樹木の掘り取り移送車両
に関する。
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来例えば山林をゴルフ場や宅地等に造
成する場合に樹木を必要な場所に移植することが実施さ
れており、その「樹木の移植工法及びその装置」として
特公昭57−55371号公報に開示されたものがあ
り、そのうちの樹木の移植装置は、図5、図6及び図7
(それぞれ特公昭57−55371号公報の第1図、第
4図及び第5図と同一)に示されるように、樹木1を受
容可能に前端を開口した略コ字形状のフレーム2と、フ
レーム2の左右両側下部にそれぞれが略垂直の開口位置
から略水平の閉鎖位置の範囲で回動可能に枢着されたフ
ォーク3と、フォーク3を回動させる駆動機構4とから
樹木の掘削兼搬送機5を構成し、ブルドーザ等による自
走式主導機6の端部に掘削兼搬送機5を上下駆動可能
に、かつ自走式主導機6上でフォーク3の開閉動作を制
御可能に連結したものである。
成する場合に樹木を必要な場所に移植することが実施さ
れており、その「樹木の移植工法及びその装置」として
特公昭57−55371号公報に開示されたものがあ
り、そのうちの樹木の移植装置は、図5、図6及び図7
(それぞれ特公昭57−55371号公報の第1図、第
4図及び第5図と同一)に示されるように、樹木1を受
容可能に前端を開口した略コ字形状のフレーム2と、フ
レーム2の左右両側下部にそれぞれが略垂直の開口位置
から略水平の閉鎖位置の範囲で回動可能に枢着されたフ
ォーク3と、フォーク3を回動させる駆動機構4とから
樹木の掘削兼搬送機5を構成し、ブルドーザ等による自
走式主導機6の端部に掘削兼搬送機5を上下駆動可能
に、かつ自走式主導機6上でフォーク3の開閉動作を制
御可能に連結したものである。
【0003】しかしながら、特公昭57−55371号
公報に開示された「樹木の移植工法及びその装置」に
は、一対のフォーク3を水平に対向させて閉鎖したとき
に掘り取った樹木1がフレーム2の前端の開口より前方
に傾倒し、搬送の際安定しないという問題があったの
で、それを解決するために、本出願人の出願による特開
平2−163011号公報の「樹木の掘り取り移送方法
と樹木の掘り取り移送車両」に係る発明があり、そのう
ちの「樹木の掘り取り移送車両」は、図8乃至図10
(特開平2−163011号公報の第1図乃至第3図と
同一)に示されるように、樹木の掘り取り装置12が、
樹木の根本部を受け入れ可能に前端が開口された略コ字
形のフレーム15と、それぞれがフレーム15の左右両
側下部に枢支され油圧シリンダ19により略垂直下向き
の開口位置と略水平内向きの閉鎖位置との範囲を開閉動
作可能になっている左右一対のフォーク16と、それぞ
れがフレーム15の左右両側に枢支され一対のフォーク
16と連動してそれぞれのフォーク16が前記開口位置
にあるときは略垂直上向きの開口位置にくるとともにそ
れぞれのフォーク16が前記閉鎖位置にあるときは略水
平内向きの閉鎖位置にくるようにリンク22を介してそ
れぞれのフォーク16と連結された左右一対のバー20
とから構成され、前記樹木の掘り取り装置がブルドーザ
等の自走式車両11の前部に昇降可能に装着され、前記
樹木の掘り取り装置のフォーク16及びそれに連動する
バー20の開閉動作による樹木の掘り取り及び樹木の傾
倒防止と、前記樹木の掘り取り装置のフォーク16上に
担持された樹木の移送とが前記自走式車両上で操作可能
になっているものであった。又、特開平2−16301
1号公報の樹木の掘り取り移送車両を改良したものとし
て図11乃至図13に示されたものもあった。その樹木
の掘り取り移送車両は大部分は図8乃至図10に示され
たものと同様であるが、その改良型においては、図11
乃至図13に示されるように、従来の図10の左右一対
のバー20に替わって左右一対のバー25がそれぞれ油
圧シリンダ26によって開閉動作可能になっており、
又、従来の図10のフォーク16に替わって強固な構造
のバケット27になっている。
公報に開示された「樹木の移植工法及びその装置」に
は、一対のフォーク3を水平に対向させて閉鎖したとき
に掘り取った樹木1がフレーム2の前端の開口より前方
に傾倒し、搬送の際安定しないという問題があったの
で、それを解決するために、本出願人の出願による特開
平2−163011号公報の「樹木の掘り取り移送方法
と樹木の掘り取り移送車両」に係る発明があり、そのう
ちの「樹木の掘り取り移送車両」は、図8乃至図10
(特開平2−163011号公報の第1図乃至第3図と
同一)に示されるように、樹木の掘り取り装置12が、
樹木の根本部を受け入れ可能に前端が開口された略コ字
形のフレーム15と、それぞれがフレーム15の左右両
側下部に枢支され油圧シリンダ19により略垂直下向き
の開口位置と略水平内向きの閉鎖位置との範囲を開閉動
作可能になっている左右一対のフォーク16と、それぞ
れがフレーム15の左右両側に枢支され一対のフォーク
16と連動してそれぞれのフォーク16が前記開口位置
にあるときは略垂直上向きの開口位置にくるとともにそ
れぞれのフォーク16が前記閉鎖位置にあるときは略水
平内向きの閉鎖位置にくるようにリンク22を介してそ
れぞれのフォーク16と連結された左右一対のバー20
とから構成され、前記樹木の掘り取り装置がブルドーザ
等の自走式車両11の前部に昇降可能に装着され、前記
樹木の掘り取り装置のフォーク16及びそれに連動する
バー20の開閉動作による樹木の掘り取り及び樹木の傾
倒防止と、前記樹木の掘り取り装置のフォーク16上に
担持された樹木の移送とが前記自走式車両上で操作可能
になっているものであった。又、特開平2−16301
1号公報の樹木の掘り取り移送車両を改良したものとし
て図11乃至図13に示されたものもあった。その樹木
の掘り取り移送車両は大部分は図8乃至図10に示され
たものと同様であるが、その改良型においては、図11
乃至図13に示されるように、従来の図10の左右一対
のバー20に替わって左右一対のバー25がそれぞれ油
圧シリンダ26によって開閉動作可能になっており、
又、従来の図10のフォーク16に替わって強固な構造
のバケット27になっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、特開平2−
163011号公報に開示された「樹木の掘り取り移送
車両」及びその改良型のものは、掘り取った樹木の根本
部の土砂が搬送の際崩落するという問題があった。
163011号公報に開示された「樹木の掘り取り移送
車両」及びその改良型のものは、掘り取った樹木の根本
部の土砂が搬送の際崩落するという問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の問題点
を解決するために、特開平2−163011号公報の
「樹木の掘り取り移送車両」及びその改良型のものを更
に改良して、搬送時に根本部の土砂が崩落しないように
した樹木の掘り取り移送車両を提供しようとするもので
あって、本発明による樹木の掘り取り移送車両は、樹木
の掘り取り装置が、樹木の根本部を受け入れ可能に前端
が開口された略コ字型のフレームと、それぞれが前記フ
レームの左右両側下部に枢支され油圧シリンダにより下
向きの開口位置と内向きの閉鎖位置との範囲を開閉動作
可能になっている左右一対のバケットと、それぞれが前
記フレームの左右両側に枢支され油圧シリンダによって
略垂直上向きの開口位置と略水平内向きの閉鎖位置との
範囲を開閉動作可能になっている左右一対のバーと、そ
れぞれが前記フレームの左右両側に枢支され油圧シリン
ダにより略垂直の上方位置と略斜め下向きの下方位置と
の範囲を上下動作可能になっている左右一対の土砂押さ
え板とから構成され、前記樹木の掘り取り装置がブルド
ーザ等の自走式車両の前部に昇降可能に装着され、前記
樹木の掘り取り装置の前記バケット及び前記バーの開閉
動作並びに前記前記土砂押さえ板の上下動作による樹木
の掘り取り、樹木の傾倒防止及び根本部の土砂の崩落防
止と、前記樹木の掘り取り装置の前記バケット上に担持
された樹木の移送とを前記自走式車両上で操作可能にし
たものである。
を解決するために、特開平2−163011号公報の
「樹木の掘り取り移送車両」及びその改良型のものを更
に改良して、搬送時に根本部の土砂が崩落しないように
した樹木の掘り取り移送車両を提供しようとするもので
あって、本発明による樹木の掘り取り移送車両は、樹木
の掘り取り装置が、樹木の根本部を受け入れ可能に前端
が開口された略コ字型のフレームと、それぞれが前記フ
レームの左右両側下部に枢支され油圧シリンダにより下
向きの開口位置と内向きの閉鎖位置との範囲を開閉動作
可能になっている左右一対のバケットと、それぞれが前
記フレームの左右両側に枢支され油圧シリンダによって
略垂直上向きの開口位置と略水平内向きの閉鎖位置との
範囲を開閉動作可能になっている左右一対のバーと、そ
れぞれが前記フレームの左右両側に枢支され油圧シリン
ダにより略垂直の上方位置と略斜め下向きの下方位置と
の範囲を上下動作可能になっている左右一対の土砂押さ
え板とから構成され、前記樹木の掘り取り装置がブルド
ーザ等の自走式車両の前部に昇降可能に装着され、前記
樹木の掘り取り装置の前記バケット及び前記バーの開閉
動作並びに前記前記土砂押さえ板の上下動作による樹木
の掘り取り、樹木の傾倒防止及び根本部の土砂の崩落防
止と、前記樹木の掘り取り装置の前記バケット上に担持
された樹木の移送とを前記自走式車両上で操作可能にし
たものである。
【0006】
【作用】次に、本発明の作用について説明する。本発明
による樹木の掘り取り移送車両は、特開平2−1630
11号公報の「樹木の掘り取り移送車両」及びその改良
型に、新たに、樹木の根本部の土砂を押さえるための土
砂押さえ板を上下動作可能に設けたため、前記樹木の掘
り取り装置の前記バケット及び前記バーの開閉動作並び
に前記前記土砂押さえ板の上下動作による樹木の掘り取
り、樹木の傾倒防止及び根本部の土砂の崩落防止が可能
となった。
による樹木の掘り取り移送車両は、特開平2−1630
11号公報の「樹木の掘り取り移送車両」及びその改良
型に、新たに、樹木の根本部の土砂を押さえるための土
砂押さえ板を上下動作可能に設けたため、前記樹木の掘
り取り装置の前記バケット及び前記バーの開閉動作並び
に前記前記土砂押さえ板の上下動作による樹木の掘り取
り、樹木の傾倒防止及び根本部の土砂の崩落防止が可能
となった。
【0007】
【実施例】以下、本発明による樹木の掘り取り移送車両
の実施例について、図1乃至図4を参照して説明する。
樹木の掘り取り移送車両はブルドーザ等の自走式車両3
1の前部に樹木の掘り取り装置32がリンク機構33及
び油圧シリンダ34a、34bを介して装着されたもの
である。
の実施例について、図1乃至図4を参照して説明する。
樹木の掘り取り移送車両はブルドーザ等の自走式車両3
1の前部に樹木の掘り取り装置32がリンク機構33及
び油圧シリンダ34a、34bを介して装着されたもの
である。
【0008】樹木の掘り取り装置32はフレーム35、
一対のバケット36及び一対のバー37を含んでいる。
フレーム35は掘り取った樹木の根本部を受け入れるこ
とができるように前端が開口された略コ字型のものであ
る。又一対のバケット36はそれぞれその基部がフレー
ム35の左右両側下部に枢支されており、それぞれのバ
ケット36の先端部は、それぞれシリンダ端がフレーム
35の左右両側上部に固着されたブラケット38に支持
されロッド端がバケット36の中間部に固着されたブラ
ケット39に取り付けられた一対の油圧シリンダ40に
より、略垂直の開口位置と略水平の閉鎖位置との範囲を
開閉動作できるようになっている。又一対のバー37
は、基部がフレーム35の左右両側に枢支され、先端部
が略水平内向きの閉鎖位置と略垂直上向きの開口位置と
の範囲で回動自在になっており、基端部から張り出され
たアーム41とフレーム35との間に介設された油圧シ
リンダ42により連結されていて、前記閉鎖位置と前記
開口位置との範囲を開閉動作可能になっている。
一対のバケット36及び一対のバー37を含んでいる。
フレーム35は掘り取った樹木の根本部を受け入れるこ
とができるように前端が開口された略コ字型のものであ
る。又一対のバケット36はそれぞれその基部がフレー
ム35の左右両側下部に枢支されており、それぞれのバ
ケット36の先端部は、それぞれシリンダ端がフレーム
35の左右両側上部に固着されたブラケット38に支持
されロッド端がバケット36の中間部に固着されたブラ
ケット39に取り付けられた一対の油圧シリンダ40に
より、略垂直の開口位置と略水平の閉鎖位置との範囲を
開閉動作できるようになっている。又一対のバー37
は、基部がフレーム35の左右両側に枢支され、先端部
が略水平内向きの閉鎖位置と略垂直上向きの開口位置と
の範囲で回動自在になっており、基端部から張り出され
たアーム41とフレーム35との間に介設された油圧シ
リンダ42により連結されていて、前記閉鎖位置と前記
開口位置との範囲を開閉動作可能になっている。
【0009】次に、掘り取った樹木の根本部の土砂が崩
落しないようにするために本発明により新たに設けられ
た土砂崩落防止の手段について、図3及び図4を参照し
て説明する。左右一対の土砂押さえ板43は基部がそれ
ぞれがフレーム35の両側下端に枢支され油圧シリンダ
44によって略垂直の上方位置と略斜め下向きの下方位
置との範囲を上下動作可能になっている。
落しないようにするために本発明により新たに設けられ
た土砂崩落防止の手段について、図3及び図4を参照し
て説明する。左右一対の土砂押さえ板43は基部がそれ
ぞれがフレーム35の両側下端に枢支され油圧シリンダ
44によって略垂直の上方位置と略斜め下向きの下方位
置との範囲を上下動作可能になっている。
【0010】樹木の掘り取り装置32は自走式車両31
の前部に装着されるのであるが、樹木の掘り取り装置3
2に含まれるバケット36及びバー37の開閉動作によ
る樹木の掘り取り及び樹木の傾倒防止と、土砂押さえ板
43の上下動作による根本部の土砂崩落防止と、樹木の
掘り取り装置32のバケット36上に担持された樹木の
移送は自走式車両31に設けられている操作装置(図示
せず)により操作可能になっている。
の前部に装着されるのであるが、樹木の掘り取り装置3
2に含まれるバケット36及びバー37の開閉動作によ
る樹木の掘り取り及び樹木の傾倒防止と、土砂押さえ板
43の上下動作による根本部の土砂崩落防止と、樹木の
掘り取り装置32のバケット36上に担持された樹木の
移送は自走式車両31に設けられている操作装置(図示
せず)により操作可能になっている。
【0011】次に、本装置による樹木の掘り取り移送の
操作について説明する。ブルドーザ等の自走式車両31
の前部に昇降可能に装着した樹木の掘り取り装置32を
自走式車両31上で操作することにより、樹木の掘り取
り装置32のフレーム35の左右両側に枢支された一対
のバー37を略垂直上向きの状態にするとともに、樹木
の掘り取り装置32のフレーム35の左右両側下部に枢
支された一対のバケット36を略垂直下向きの開口状態
で下降させ、鋤き取る状態にして前記一対のバケット3
6により樹木の根本部の左右地盤を切断し、その後一対
のバー37を略水平内向きの閉鎖状態にして樹木の傾倒
を防止しながら樹木を根本部から掘り取って樹木の掘り
取り装置32で担持し、その段階で根本部の土砂が崩落
しないように一対の土砂押さえ板43を斜め下向きにし
て根本部の上面を押し付けておき、この樹木を植え込み
穴にまで移送する手順で行われる。
操作について説明する。ブルドーザ等の自走式車両31
の前部に昇降可能に装着した樹木の掘り取り装置32を
自走式車両31上で操作することにより、樹木の掘り取
り装置32のフレーム35の左右両側に枢支された一対
のバー37を略垂直上向きの状態にするとともに、樹木
の掘り取り装置32のフレーム35の左右両側下部に枢
支された一対のバケット36を略垂直下向きの開口状態
で下降させ、鋤き取る状態にして前記一対のバケット3
6により樹木の根本部の左右地盤を切断し、その後一対
のバー37を略水平内向きの閉鎖状態にして樹木の傾倒
を防止しながら樹木を根本部から掘り取って樹木の掘り
取り装置32で担持し、その段階で根本部の土砂が崩落
しないように一対の土砂押さえ板43を斜め下向きにし
て根本部の上面を押し付けておき、この樹木を植え込み
穴にまで移送する手順で行われる。
【0012】
【発明の効果】本発明による樹木の掘り取り移送車両
は、上述のように構成されているので、樹木を掘り取っ
て移送する場合樹木が前方に傾倒することがなく又根本
部の土砂が崩落することがなく、安定した状態で作業を
することが可能である。
は、上述のように構成されているので、樹木を掘り取っ
て移送する場合樹木が前方に傾倒することがなく又根本
部の土砂が崩落することがなく、安定した状態で作業を
することが可能である。
【図1】本発明による樹木の掘り取り移送車両の実施例
の全体側面図である。
の全体側面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図1の樹木の掘り取り移送車両のうちの樹木の
掘り取り装置のバケットが閉鎖しバーが開放している状
態を示すZ視正面図である。
掘り取り装置のバケットが閉鎖しバーが開放している状
態を示すZ視正面図である。
【図4】図1の樹木の掘り取り移送車両のうちの樹木の
掘り取り装置のバケットが閉鎖し土砂押さえ板が上方位
置にあるA−A線断面正面図である。
掘り取り装置のバケットが閉鎖し土砂押さえ板が上方位
置にあるA−A線断面正面図である。
【図5】従来の樹木の移植装置の全体側面図である。
【図6】図5の樹木の移植装置のうちの樹木の掘削兼搬
送機の主要部を示す正面図である。
送機の主要部を示す正面図である。
【図7】図5の樹木の移植装置のうちのフレーム、バケ
ット及び移動機構の関係を示す斜視図である。
ット及び移動機構の関係を示す斜視図である。
【図8】従来の樹木の移送装置の全体側面図である。
【図9】図8の平面図である。
【図10】図8の樹木の移送装置のうちの樹木の掘り取
り装置の主要部を示す正面図である。
り装置の主要部を示す正面図である。
【図11】従来の樹木の移送装置の全体側面図である。
【図12】図11の平面図である。
【図13】図11の樹木の移送装置のうちの樹木の掘り
取り装置の主要部を示す正面図である。
取り装置の主要部を示す正面図である。
1 樹木 2 フレーム 3 フォーク 4 駆動機構 5 掘削兼搬送機 6 自走式主導機 11 自走式車両 12 樹木の掘り取り装置 13 リンク機構 14 油圧シリンダ 15 フレーム 16 フォーク 17 ブラケット 18 ブラケット 19 油圧シリンダ 20 バー 22 リンク 25 バー 26 油圧シリンダ 27 バケット 31 自走式車両 32 樹木の掘り取り装置 33 リンク機構 34a 油圧シリンダ 34b 油圧シリンダ 35 フレーム 36 バケット 37 バー 38 ブラケット 39 ブラケット 40 油圧シリンダ 41 アーム 42 油圧シリンダ 43 土砂押さえ板 44 油圧シリンダ
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 樹木の掘り取り装置が、樹木の根本部を
受け入れ可能に前端が開口された略コ字型のフレーム
と、それぞれが前記フレームの左右両側下部に枢支され
油圧シリンダにより下向きの開口位置と内向きの閉鎖位
置との範囲を開閉動作可能になっている左右一対のバケ
ットと、それぞれが前記フレームの左右両側に枢支され
油圧シリンダにより略垂直上向きの開口位置と略水平内
向きの閉鎖位置との範囲を開閉動作可能になっている左
右一対のバーと、それぞれが前記フレームの左右両側に
枢支され油圧シリンダにより略垂直の上方位置と略斜め
下向きの下方位置との範囲を上下動作可能になっている
左右一対の土砂押さえ板とから構成され、前記樹木の掘
り取り装置がブルドーザ等の自走式車両の前部に昇降可
能に装着され、前記樹木の掘り取り装置の前記バケット
及び前記バーの開閉動作並びに前記土砂押さえ板の上下
動作による樹木の掘り取り、樹木の傾倒防止及び根本部
の土砂の崩落防止と、前記樹木の掘り取り装置の前記バ
ケット上に担持された樹木の移送とが前記自走式車両上
で操作可能になっていることを特徴とする樹木の掘り取
り移送車両。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3213057A JPH0740836B2 (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | 樹木の掘り取り移送車両 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3213057A JPH0740836B2 (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | 樹木の掘り取り移送車両 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0530868A true JPH0530868A (ja) | 1993-02-09 |
JPH0740836B2 JPH0740836B2 (ja) | 1995-05-10 |
Family
ID=16632820
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3213057A Expired - Lifetime JPH0740836B2 (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | 樹木の掘り取り移送車両 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0740836B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114208622A (zh) * | 2022-01-25 | 2022-03-22 | 峰景园林工程集团有限公司 | 一种便于提高成活率的树木移植装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59146523A (ja) * | 1983-02-12 | 1984-08-22 | セイレイ工業株式会社 | 掘取機の鉢押え装置 |
JPH02163011A (ja) * | 1988-12-14 | 1990-06-22 | Ryozo Adachi | 樹木の掘り取り移送方法と樹木の掘り取り移送車両 |
-
1991
- 1991-07-31 JP JP3213057A patent/JPH0740836B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS59146523A (ja) * | 1983-02-12 | 1984-08-22 | セイレイ工業株式会社 | 掘取機の鉢押え装置 |
JPH02163011A (ja) * | 1988-12-14 | 1990-06-22 | Ryozo Adachi | 樹木の掘り取り移送方法と樹木の掘り取り移送車両 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114208622A (zh) * | 2022-01-25 | 2022-03-22 | 峰景园林工程集团有限公司 | 一种便于提高成活率的树木移植装置 |
CN114208622B (zh) * | 2022-01-25 | 2022-11-22 | 峰景园林工程集团有限公司 | 一种便于提高成活率的树木移植装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0740836B2 (ja) | 1995-05-10 |
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