JPH0822192B2 - 樹木移植装置付自走式主動機および樹木移植施工法 - Google Patents

樹木移植装置付自走式主動機および樹木移植施工法

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JPH0822192B2
JPH0822192B2 JP2158647A JP15864790A JPH0822192B2 JP H0822192 B2 JPH0822192 B2 JP H0822192B2 JP 2158647 A JP2158647 A JP 2158647A JP 15864790 A JP15864790 A JP 15864790A JP H0822192 B2 JPH0822192 B2 JP H0822192B2
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ゴルフ場や公園や工場団地やリゾート開発
等の造成又は改造に当って、樹木を移植するために用い
る移植装置を特にブルドーザ等の自走式主動機に取付け
て使用する樹木移植装置付自走式主動機およびこれを用
いた樹木移植施工法に関する。
[従来の技術] 従来、ブルドーザ等の自走式主動機に取付けて使用す
る樹木の移植装置については例えば、実公昭53−23644
号公報記載の樹木移植機械、特公昭57−55371号公報記
載の樹木の移植工法及びその装置、実開昭60−36060号
公報記載の樹木移植装置および特開昭60−137215号公報
記載の樹木の移植装置等がある。
また、実公平1−26210号公報には移植埋戻し後の植
付水放水管を装備し、掘り取り搬送した樹木を植込み穴
に移植しようとする場合にあって、水圧5kg/cm2の給水
によって樹木の根本部の下面部にまで放水可能となし樹
木の活着を良好とするものがある。
[発明が解決しようとする課題] しかして、いずれも左右一対のバケット又は左右一対
のフオーク状掘削兼担持爪を横方向に開閉揺動して作業
を行うため樹木根部周辺の土中に左右バケット又は左右
一対のフオーク爪を左右両側から挿込もうとする段階の
横方向開揺動では自走式主動機の幅員外に大きく食出す
構成であるため樹木の密集する場合には間引き移植不可
能であり、また構成が大掛りで重要が嵩み、小回り機動
性が劣り、傾斜地での移植作業に難があった。また樹木
の根部を掘り起して移植地に運搬するには待機するトラ
クに乗せて運ぶか、トラックの入れない箇所やトラック
を使わないでバケットやフオーク爪で根部を担持し直立
運搬する際、樹木の重量も加わるので自走式主動機はの
めり込む姿勢となり前後の一方が浮き上った状態又はシ
ーソー状態となって運転が極めて不安定かつ危険であ
り、特に凹凸の激しい所や傾斜地では尚更であり、運搬
中も地面を引き摺って根部を痛めるばかりか、引き摺っ
た後に地面を大幅に削り込み跡が残って整地後処理を必
要とし、運搬途中で上部に重心が偏る樹木を支えきれず
バランスを失って樹木を倒したり樹木ともども自走式主
動機を横転する惧れも充分あり、労働安全基準法上、危
険作業は非常にうるさくなり、作業より安全第1主義が
強く要望される現状下において、人身労災事故に対する
安全策は何等打たれてはいないのが現状である。しかも
このような不自然な姿勢の接続は、自走式主動機の中心
より樹木側の無限軌動のスプロケットおよびローラ等に
おいて大変に摩耗が激しくアタッチメントと自走式主動
機の取付部分が亀裂を起して修理費が嵩み短寿命化を招
く。
また前記公報中においても樹木の根部掘り起しに際し
樹木を支えるクランプ片が示されるているがこのような
貧弱な支えでは大木は支えきれず、ましてや傾斜地に植
栽したり傾き姿態で植栽しているものを掘り起こした場
合上部の重心が大幅に片向いているのでバランスを失い
大木を転倒する不慮の事態に立ち至ることも屡体験する
所のものである。
さらに掘り起した樹木を15m程度以内にずらした近辺
に運搬移植する場合にもいちいち自走式主動機を前進,
後退,Uターン,切り返し等の運転動作を行なわなければ
ならず、地形が狭隘であったり、樹木が密集しているよ
うな所では大変な苦労となる。
いずれにしても従来の樹木移植装置は複雑構造かつ大
掛りで重量が嵩み高価とならざるを得ない。
また、樹木移植作業の準備工程として根部を掘り起す
前に予めバックホー等で樹木根部周辺に根切溝をぐるり
と掘って周辺土中に張出した根枝を切ってから前記従来
の樹木移植機械を用いて根掘りするものであった。従っ
て、樹木移植機械とは別箇に根切溝を掘削するバックホ
ー等の土木機械を現場に待機せしめなければならず、そ
の分の人手と土木機械賃借料の経費が掛かる。その為、
根切溝の掘削を省略して樹木移植機械で一気に根部を根
掘りすることが考えられるが、その場合根部周辺の根枝
が圧縮押し切られ、引き千切られて切断面が細く割裂し
移植し植込み後、該部が根腐れを起し活着力が弱くなる
ため根付きが悪く移植後に枯れてしまう。
その結果根切溝の掘削は欠かせず樹木移植機械とバッ
クホー等の二人三脚協動作業となって手間と費用の掛か
る作業となっていた。
さらに根部の下側を左右両側の対向するバケット又は
フオークによって閉鎖下支え担持して運搬され、そのま
ゝ植込み穴上方に持来して左右バケット又はフオークを
開いて根部を落し込む際、左右バケット又はフオークの
先端爪が根部の根枝や根土に引掛かり根枝や根土をバラ
バラに解すため根部はボロボロとなって植込み穴に落下
するので根部中に空気が入り込んだり、根枝にせっかく
付着していた根土を掻取ることとなり、空気が入れば埋
戻し後は該部の根が腐って根枯し又は根枝の根付きが悪
くいずれも活着力を大幅に劣化し最悪事態ともなれば樹
木を枯らしてしまうことは屡経験する所のものである。
こゝにおいて本発明は、小型軽量コンパクトで小回り
機動性に富み、自走式主動機が少なくとも入り込める幅
余地がある樹木密集地等や傾斜地でも作業が楽に行え、
樹木の運搬に当っても根部を地面に引き摺るような自走
式主動機ののめり込み挙動は惹起せず、移植作業中の樹
木の転倒を防止し、しかも根部の活着力を劣化すること
なく、迅速,単純作業となし得る樹木移植装置付自走式
主動機および樹木移植施工法を提供せんとするものであ
る。
[課題を解決するための手段] 前記課題の解決は、本発明が次に列挙する特徴的構成
手段と手法を採用することにより達成される。
本発明装置の第1の特徴は、ブルドーザ等の自走式主
動機に流体圧作動の昇降・起伏機構を介して取付フレー
ムを枢着し、当該フレームの下側全長に亙り流体圧作動
のバケットを前記首振り自在に吊設枢着する一方、樹木
挿入凹欠部を切欠し当該バケット上側を覆う流体圧作動
の上押え板を上下開閉揺動自在に前記取付フレームに蝶
着し、他方前記バケット背板部内側面に流体圧作動の押
出板を進退自在に装設し、かつ前記自走式主動機に回転
ジブクレーンを装架してなる樹木移植装置付自走式主動
機である。
本発明装置の第2の特徴は、前記第1の特徴における
バケットが底板部先端全長に亙り密に楕円弧状爪刃群を
着脱交換自在に突設してなる樹木移植装置付自走式主動
機である。
本発明装置の第3の特徴は、前記第1又は第2の特徴
におけるバケットが、底板部先端に突設した任意の又は
左右最外側の爪刃頂端に開設したジェット噴口に連通す
るジェット水供給管を前記底板部と背板部に亙り埋込み
内通してなる樹木移植装置付自走式主動機である。
本発明方法の第1の特徴は、自走式主動機に昇降・起
伏自在に取付けた樹木移植装置を当該自走式主動機上で
操縦運転して樹木を移植する施工法において、前記樹木
移植装置の取付フレーム下側に前後首振り自在に設けか
つ底板部先端に突設する爪刃頂端に必要に応じジェット
噴口を開設したバケットと、当該バケットの上側を覆う
よう上下開閉揺動自在に設けかつ樹木挿入凹欠部を有し
た上押え板と、バケットと背板部内側面に進退動自在に
設けた押出板とを順次操作して、予め植込み穴を掘削し
て置き、まず目標樹木の後側直後まで前記自走式主動機
を進め、前記ジェット噴口から高圧ジェット水を噴射し
て後側根切線を削描し、次いで前記バケット操作し前記
バケット先部を前記後側根切溝又は後側根切線に突刺し
て前記自走式主動機を漸次前進し前記爪刃群で樹木根部
の根枝を切断しつつ根部下側に前記バケットを沈入した
段階で、前記上押え板を下閉鎖揺動して樹木凹欠部に基
幹部を挿入しつつ根部表土を上から押え込み、引続き前
記自走式主動機を前進せしめて前記爪刃群で根枝の切断
を続行しつつ終には根部を掘り起して地表から持ち上げ
た後、前記上押え板で根部上側を押えたまゝ根部を確固
と下支え担時した前記バケットを前記植込み穴真上まで
前記自走式主動機を進め、さらに前記上押え板を上開披
揺動と同時に自走式主動機を漸次後退させながら前記押
出板を進出することにより根部を前記バケット外に押出
して静かに落と込み植込んでなる樹木移植施工法であ
る。
本発明方法の第2の特徴は、自走式主動機に昇降・起
伏自在に取付けた樹木移植装置を当該自走式主動機上で
操縦運転して樹木を移植する施工法において、前記樹木
移植装置の取付フレーム下側に前後首振り自在に設けか
つ底板部先端に爪刃群を突設したバケットと、当該バケ
ットの上側を覆うよう上下開閉揺動自在に設けかつ樹木
挿入凹欠部を有した上押え板と、バケットの背板部内側
面に進退動自在に設けた押出板とを順次操作して、予め
植込み穴を掘削して置き、まず目標樹木の後側直後まで
前記自走式主動機を進め、前記バケットを操作して後側
根切溝を掘削し、次いで前記バケットを操作し前記バケ
ット先部を前記後側根切溝に突刺して前記自走式主動機
を漸次前進して前記爪刃群で樹木根部の根枝を切断しつ
つ根部下側に前記バケットを沈入した段階で、前記上押
え板を下閉鎖揺動して樹木凹欠部に基幹部を挿入しつつ
根部表土を上から押え込み、引続き前記自走式主動機を
前進せしめて前記爪刃群で根枝の切断を続行しつつ終に
は根部を掘り起して地表から持ち上げた後、前記上押え
板で根部上側を押えたまゝ根部を確固と下支え担持した
前記バケットを前記植込み穴真上まで前記自走式主動機
を進め、さらに前記上押え板を上開披揺動と同時に自走
式主動機を漸次後退しながら前記押出板を進出すること
により根部を前記バケット外に押出して静かに落し込み
植込んでなる樹木移植施工法である。
本発明方法の第3の特徴は、自走式主動機に昇降・起
伏自在に取付けた樹木移植装置を当該自走式主動機上で
操縦運転して樹木を移植する施工法において、前記樹木
移植装置の取付フレーム下側に前後首振り自在に設けか
つ底板部先端に突設する爪刃群頂端ジェット噴口を開設
したバケットと、当該バケットの上側を覆うよう上下開
閉揺動自在に設けかつ樹木挿入凹欠部を有した上押え板
と、バケットの背板部内側面に進退動自在に設けた押出
板とを順次操作して、まず目標樹木の後側直後まで前記
自走式主動機を進め、前記バケット噴口から高圧ジェッ
ト水を噴射して後側根切線を削描し、次いで前記バケッ
トを操作し前記バケット先部を前記後側根切線に突刺し
て前記自走式主動機を漸次直進して前記爪刃群で樹木根
部の根枝を切断しつつ根部下側に前記バケットを沈入し
た段階で、前記上押え板を下閉鎖揺動して樹木凹欠部に
基幹部を挿入しつつ根部表土を上から押え込み、引続き
前記自走式主動機を前進せしめて前記爪刃群で根枝の切
断を続行しつつ終には根部を掘り起して地表から持ち上
げた後、前記上押え板で根部上側を押えたまゝ根部を確
固と下支え担持した前記バケットを植込み予定位置真上
まで前記自走式主動機を進め、さらに前記上押え板を上
開披揺動と同時に自走式主動機を漸次後退しながら前記
押出板を進出することにより根部を前記バケット外に押
出して静かに落し込み植込んでなる樹木移植施工法であ
る。
本発明方法の第4の特徴は、自走式主動機に昇降・起
伏自在に取付けた樹木移植装置を当該自走式主動機上で
操縦運転して樹木を移植する施工法において、前記樹木
移植装置の取付フレーム下側に前後首振り自在に設けか
つ底板部先端に爪刃群を突設したバケットと、当該バケ
ットの上側を覆うよう上下開閉揺動自在に設けかつ樹木
挿入凹欠部を有した上押え板と、バケットの背板部内側
面に進退動自在に設けた押出板とを順次操作して、まず
目標樹木の後側直後まで前記自走式主動機を進め、前記
バケットを操作して後側根切溝を掘削し、次いで前記バ
ケットを操作し前記バケット先部を前記後側根切溝に突
刺して前記自走式主動機を漸次前進して前記爪刃群で樹
木根部の根枝を切断しつつ根部下側に前記バケットを沈
入した段階で、前記上押え板を下閉鎖揺動して樹木凹欠
部に基幹部を挿入しつつ根部表土を上から押え込み、引
続き前記自走式主動機を前進せしめて前記爪刃群で根枝
の切断を続行しつつ終には根部を掘り起して地表から持
ち上げた後、前記上押え板で根部上側を押えたまゝ根部
を確固と下支え担持した前記バケットを植込み予定位置
真上まで前記自走式主動機を進め、さらに前記上押え板
を上開披揺動と同時に自走式主動機を漸次後退しながら
前記押出板を進出することにより根部を前記バケット外
に押出して静かに落し込み植込んでなる樹木移植施工法
である。
[作用] 本発明は前記手段と手法を講じたので、予め樹木直後
の後側根刃切溝や後側根切線を掘削又は削描した後は、
当該後側根切溝又は後側根切線に楕円弧状爪刃群を突刺
して自走式主動機を前進するだけで一気に樹木根部の根
枝を爪刃群で切断しつつ掘り取ることが出来る。そして
根部の掘り起しと運搬の際には上押え板を閉鎖して樹木
転倒防止と根土のバケット内からの零れ落ちを防止し、
回転ジブクレーンにより樹木を縛結吊り下げ状にして置
けばより一層の安全が確保され、また移植場所が回転ジ
ブクレーンの最長回転半径以内であれば樹木を回転ジブ
クレーンに吊り上げて回転搬送し得るので自走式主動機
の走行運転を不必要とするとともに回転ジブクレーンの
装架により樹木搬送中の自走式主動機は前後の良好なる
バランスを保って安全走行を確保し得るとともに、植込
み穴は自走式主動機のゆっくりした後退と押出板の押出
作用により根枝や根土を解してバラスことなく一体的に
植込めるので埋戻し後も活着力を衰えない。
[実施例] 本発明主動機の実施例を図面につき詳説する。
第1図は本実施例の右側面図、第2図は同・拡大正面
図、第3図は樹木移植装置の拡大右側面図および第4図
はバケット先端部の要部拡大断面図である。
同図にはブルドーザ等の自走式主動機A前部に昇降・
起伏機構Bを介して取付けられた樹木移植装置Cと自走
式主動機Aの後端に装架された回転ジブクレーンDとが
示されている。
こゝで昇降・起伏機構Bも樹木移植装置Cも左右対称
構造であるので以下左右同番号を付し片方のみを記して
説明した。
第1図に示すよう、従来同様の前記昇降・起伏機構B
は、自走式主動機Aの両側面には左右一対の並行リフト
アーム1が枢着されており、これら左右並行リフトアー
ム1は油圧作動の左右アーム操作ピストン・シリンダ機
構2の動作により樹木移植装置Cは上下昇降自在になっ
ている。また、これらの左右並行リフトアーム1の先端
には方形枠形取付フレーム3の下辺軸フレーム4が枢着
取付けられ、油圧作動の左右チルト操作ピストン・シリ
ンダ機構5の動作により左右並行中継チルトレバー6を
揺動し、当該左右並行中継チルトレバー6の上端に左右
並行チルトシャフト7の一端をそれぞれ枢結するととも
に他端を取付フレーム3の上辺軸フレーム8に枢着取付
け、樹木移植装置Cを起伏自在としている。
第2図乃至第3図に示すよう、前記樹木移植装置C
は、取付フレーム3の左右両サイドフレーム9下端のそ
れぞれ斜め下後向並行突片10間に挿入する短リンク11を
介し枢支軸12にてバケット13背板部13a上端両側を吊設
枢着し、上辺軸フレーム8の中央上に斜め上後向突出し
た並行突片14間に挿入する尾端15aを枢支ピン16にて枢
結したバケット操作シリンダ15に進退出没動自在に内挿
するピストンロッド17外端をバケット13の背板部13a中
央上部の二股ブラケット18間に挿入し枢支ピン19にて枢
結する一方、左右両サイドフレーム9下端に直角前向に
突設する左右ヒンジブラケット20間に亙り上押え板21の
基端をヒンジ軸22にて上下開閉揺動自在に蝶着するとと
もに左右サイドフレーム9前側上部にそれぞれ突出する
二股ブラケット23に尾端24aを挿入し枢支ピン25にて枢
結した押え板操作シリンダ24に出没動自在に内挿するピ
ストンロッド26の外端を上押え板21の基端寄り上面左右
両側にそれぞれ突設した二股ブラケット27間に挿入し枢
支ピン28にて枢結し、他方、バケット13の背板部13a中
央に固着突出した押出板操作シリンダ29に出没動自在に
背板部13aを貫通して内挿したピストンロッド30外端に
押出板31中央を固着して背板部13a内側面に臨ませてな
る。
第1図に示すよう前記回転ジブクレーンDは、自走式
主動機Aの後方端に棚状突設したフレーム台32上に旋回
自在に搭載する回転軸盤33上に装架する。
同図中34は伸縮スライドブーム35を上下揺動するブー
ム操作シリンダ、36は伸縮スライドブーム35を伸縮制御
するワイヤー37を巻き上げるワイヤー巻上げロール、38
はホイスト,39はホイストフック又はワイヤー、40は自
走式主動機Aの後方端左右側面に一対設けた油圧ジャッ
キシリンダであって、これ等油圧ジャッキシリンダ40の
下方端には出退動自在な自走式主動機Aを大地Gに対し
て支えるため脚部41がある。
第2図乃至第4図に示すようバケット13は、底板部13
b先端縁全長に楕円弧状爪刃42群を密に皿頭ボルト43と
ナット44にて着脱交換自在に取付けてあるとともに、左
右最外側爪刃42の頂端に開口したジェット噴口45に連通
するジェット水供給管46を底板部13bおよび背板部13aに
亙って埋込み配管してその外出端と自走式主動機Aに搭
載するいずれも図示しない回転数1,200〜2,000rpm以上
のジェットポンプおよびタンクと連通してなる。
しかして本発明の樹木移植施工法を第5図(a)〜
(f)に示すよう樹木移植装置付自走式主動機Aに適用
した場合の施工手順を説明する。
樹木移植作業の準備工程として、予め必要に応じ自走
式主動機Aを樹木α移し換え場所に進め、左右押え板操
作シリンダ24を油圧作動して上押え板21を上開披して置
き、左右アーム操作ピストン・シリンダ機構2、左右チ
ルト操作ピストン・シリンダ機構5、およびバケット操
作シリンダ15を適宜油圧作動して昇降起伏機構Bの左右
リアトアーム1、左右チルトシャフト7および取付フレ
ーム3を介しバケット13を操作して植込み穴βを別途掘
削して置く〈第5図(a)参照〉。
そうして置いてから、まず、目標樹木αの後側直後ま
で自走式主動機Aを進め、左右アーム操作ピストン・シ
リンダ機構2、左右チルト操作ピストン・シリンダ機構
5およびバケット操作シリンダ15を適宜油圧作動して左
右並行リフトアーム1、左右並行チルトシャフト7およ
び取付フレーム3を介しバケット13を操作して爪刃42群
で土中に張出した根枝α1を切断しつつ後側根切溝γ1
を掘削する〈第5図(b1)参照〉か、バケット13の爪刃
42群を地面に斜めに向けて左右ジェット噴口45からジェ
ット水εを噴射して水圧力によっては根枝1α1をも切
断しつつ後側根切線γ2を削描する〈第5図(b2)参
照〉。
次いで、事前に第1図に示す回転ジブクレーンDのワ
イヤー巻上げロール36を回転駆動してワイヤー37を繰り
出し、伸縮スライドブーム35の先端を樹木αに臨むよう
伸長調節設定した後、ホイスト38のホイストフック又は
ワイヤー39を樹木αに掛着し、回転ジブクレーンDのブ
ームシリンダ34を油圧作動して伸縮スライドブーム35を
少許上げてホイストフック又はワイヤー39を緊張して置
き、左右アーム操作ピストン・シリンダ機構2、左右チ
ルト操作ピストン・シリンダ機構5およびバケット操作
シリンダ15を適宜油圧作動して左右並行リフトアーム
1、左右並行チルトシャフト7および取付フレーム3を
介しバケット13を操作し、あわせて自走式主動機Aを少
許前進しながらバケット13の先部を後側根切溝γ1に斜
めに刺し込む〈第5図(c1)参照〉か、後側根切線γ2
に刺し込む〈第5図(c2)参照〉。
引続き、自走式主動機Aを前進して爪刃42群により根
枝α1を切断しながらバケット13が根部α2の下側に挿
入した段階で、押え板操作シリンダ24を適宜油圧作動し
て上押え板21を下閉鎖揺動し樹木挿入凹欠部21aに樹木
αの基幹部α3を挿入設定するとともに根部α2表土G1
を強力に押え込む〈第5図(d)参照〉。
さらに左右アーム操作ピストン・シリンダ機構2、左
右チルト操作ピストン・シリンダ機構5およびバケット
操作シリンダ15を適宜油圧作動して、左右並行リフトア
ーム1、左右並行チルトシャフト7および取付フレーム
3を介し上押え板21とバケット13で根部α2を上下から
挟み込み保持しつつバケット13を操作し、あわせて自走
式主動機Aを前進し続け、爪刃42群により根枝α1を切
断しながら、根部α2を完全に掘取って上昇し、根部α
2は所定高さに持ち上げられる〈第5図(e)参照〉。
根部α2を掘取って持ち上げるに当り、油圧ジャツキ
シリンダ40を油圧作動して脚41を地面Gに踏張って伸縮
スライドブーム35を上昇してバケット13の樹木α持上げ
負担を軽減しても良い。
近辺に移植する場合は、左右押え板操作シリンダ24を
油圧作動して上押え板21を上開披揺動してから押出板操
作シリンダ29を油圧作動して根部α2をバケット13外に
押出すのと並行して、左右ブーム操作シリンダ34を作動
して伸縮スライドブーム35から上昇し樹木αの根部α2
をバケット13内から上方に引出してさらに高く吊り上
げ、回転軸盤33を所望角度旋回すると同時にワイヤー巻
上げロール36を駆動してワイヤー37を巻き上げ又は繰り
出して伸縮スライドブーム35の長さを調節し移植場所の
掘削植込み穴β上に持来し、ブーム操作シリンダ34を作
動して伸縮スライドブーム35を下降し根部α2を植込み
穴β内に静かに安置埋戻し、ホイストフック又はワイヤ
ー39を外して移植作業を完了する。
また伸縮スライドブーム35が届かない場所へ移植する
場合は、油圧ジャッキシリンダ40を油圧作動して脚部41
を引上げ、バケット13で根部α2を下支え担持するとと
もに上押え板21で根部α2上側を確固と押圧保持して樹
木αの転倒を防止、かつ回転ジブクレーンDに吊り上げ
て上下のバランスも良好なため、従来のように根部α2
を受支するバケット13に重量集中が起り自走式主動機A
が前のめりになり後部が浮き上った状態で根部α2を地
面上を引き摺って走行したり、走行地面の凹凸や傾斜に
より樹木αのバランスが不安定となって走行途中で樹木
αを転倒したり、樹木αともども自走式主動機Aを横転
する危険は完全に解消し、従来の走行スピードとは比較
にならない高速で運搬を行い得て作業の能率化・効率化
が達成出来る。
さらに根部α2を植込み穴β上に持来すると、左右ア
ーム操作ピストン・シリンダ機構2、左右チルト操作ピ
ストン・シリンダ機構5、バケット操作シリンダ15およ
びブーム操作シリンダ34を順次適宜油圧作動して植込み
穴β内に樹木移植装置Cともども根部α2を降ろし、上
押え板21を上開披動した後、押出板操作シリンダ29を油
圧作動して押出板31を前進動することにより根部α2を
バケット13外に押出しつつ自走式主動機Aも徐々に後退
せしめて〈第5図(f)参照〉、終には完全に根部α2
をバケット13内から植込み穴β内に移譲安置し直立安定
した段階で伸縮スライドブーム35先端のホイストフック
又はワイヤー39を外し根部α2を埋戻す。
要するに本発明法は、自走式主動機Aに昇降・起伏自
在に取付けた樹木移植装置Cを当該自走式主動機A上で
操縦運転して樹木を移植する施工法において、底板部13
b先端に突設する爪刃42群頂端にジェット噴口45を開設
したバケット13と、樹木挿入凹欠部21aを有した上押え
板21と、押出板31とを順次操作して、予め必要に応じ植
込み穴βを掘削して置き、まず目標樹木αの後側直後ま
で前記自走式主動機Aを進め、バケット13を操作して後
側根切溝γ1を掘削するか、ジェット噴口45から高圧ジ
ェット水εを噴射して後側根切線γ2を削描し、次いで
バケット13を操作しバケット13先部を後側根切溝γ1又
は後側根切線γ2に突刺して自走式主動機Aを漸次前進
して爪刃42群で樹木α根部α2の根枝α1を切断しつつ
根部α2下側にバケット13を沈入した段階で、上押え板
21を下閉鎖動して樹木凹欠部21aに基幹部α3を挿入設
定しつつ根部α2表土G1を上から押え込み、引続き自走
式主動機Aを前進せしめて爪刃42群で根枝α1の切断を
続行しつつ終には根部α2を掘り起して地表から持ち上
げた後、上押え板21で根部α2上側を押えたまゝ根部α
2を確固と担持したバケット13を植込み穴β真上まで自
走式主動機Aを進め、さらに上押え板21を上開披動と同
時に自走式主動機Aを漸次後退しながら押出板31を進出
することにより根部α2をバケット13外に押出して静か
に落し込み植込んでなる。
なお本発明の実施例ではバケット13を使用するも土質
が粘土質の場合には左右両側板部のないシエル型ショベ
ルを採用しても良い。
[発明の効果] かくして、本発明は、樹木移植装置を小型軽量の単純
構造とし、回転ジブクレーンも装架して自走式主動機に
安定性を与え、運行スピードもあげられ、自走式主動機
がやっと入り得る狭幅な場所や傾斜地に植栽されている
樹木の掘り起し移植を可能とし、上押え板と回転ジブク
レーンにより全作業中の従来発生した樹木転倒事故をな
くして安全作業化を果し、運搬中での走行地面に引摺り
跡を付けず、近辺移植で自走式主動機を停止したまゝ行
え、しかも移植場所に自走式主動機が乗り入れられない
場所でも従来大変な作業であったが回転ジブクレーンを
利用して簡単に行うことが出来、後側根切溝や後側根切
線は本発明機械単独で掘削作業出来るとともに左右両側
および前側の根切溝を省略出来るのでバックホー等の土
木機械やその為の人手要員を大幅に省人化し、根部掘り
起し時、円弧状爪刃で根枝を無理なく切断し引千切った
り、押し切ったりすることなく移植後の活着力を保持
し、加えて植込み作業に当っても押出板で円滑に根部を
バケットから一体押出して従来のように根部をバラケさ
せてボロボロとなし空気を含ましめて根腐れによる根枯
れを生じることがない。
その上、従来直径60cmの樹木の移植には4人の作業員
が1日掛かったが、本発明によれば1人の運転者で30分
程で終了するので1日当りの作業能力は、移し換え距離
200mとした場合、直径45cmの木を20本、200m移植可能と
なるばかりか、樹木の根と一緒に大量の土を掘り起こせ
て根回しせず、根部がバラケルことのない移植後の根付
け率は、驚異的にも95%と高い等優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の実施例を示す右側面図、第2図は同・
回転ジブクレーンを省略した正面図、第3図は樹木移植
装置の拡大右側面図、第4図はバケット底板部先端の要
部拡大断面図、第5図(a)〜(f)は本発明施工法に
おける移植作業の進捗過程各段階をそれぞれ示す説明図
である。 A……自走式主動機、B……昇降・起伏機構 C……樹木移植装置、D……回転ジブクレーン G……地面、G1……根部表土 1……リアトアーム 2……アーム操作ピストン・シリンダ機構 3……取付フレーム、4……下辺軸フレーム 5……チルト操作ピストン・シリンダ機構 7……チルトシャフト、8……上辺軸フレーム 9……サイドフレーム、10,14……並行突片 12……枢支軸、13……バケット 13a……背板部、13b……底板部 15……バケット操作シリンダ 15a,24a……尾端 16,19,25,28……枢支ピン 17,26,30……ピストンロッド 18,23,27……二股ブラケット 20……ヒンジブラケット 21……上押え板、21a……樹木挿入凹欠部 22……ヒンジ軸 24……押え板操作シリンダ 29……押出板操作シリンダ 31……押出板、32……フレーム台 33……回転軸盤 34……ブーム操作シリンダ 35……伸縮スライドブーム 37……ワイヤー、38……ホイスト 39……ホイストフック又はワイヤー 42……爪刃、45……ジェット噴口 46……ジェット水供給管 α……樹木、α1……根枝 α2……根部、α3……基幹部 β……植込み穴、γ1……後側根切溝 γ2……後側根切線、ε……ジェット水

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ブルドーザ等の自走式主動機に流体圧作動
    の昇降・起伏機構を介して取付フレームを枢着し、当該
    取付フレームの下側全長に亙り流体圧作動のバケットを
    前後首振り自在に吊設枢着する一方、樹木挿入凹欠部を
    切欠し当該バケット上側を覆う流体圧作動の上押え板を
    上下開閉揺動自在に前記取付フレームに蝶着し、他方前
    記バケット背板部内側面に流体圧作動の押出板を進退自
    在に装設し、かつ前記自走式主動機に回転ジブクレーン
    を架装することを特徴とする樹木移植装置付自走式主動
    機。
  2. 【請求項2】バケットは、底板部先端全長に亙り密に楕
    円弧状爪刃群を着脱交換自在に突設することを特徴とす
    る請求項1記載の樹木移植装置付自走式主動機。
  3. 【請求項3】バケットは、底板部先端に突設した任意の
    又は左右最外側の爪刃頂端に開設したジェット噴口に連
    通するジェット水供給管を前記底板部と背板部に亙り埋
    込み内通することを特徴とする請求項1又は2記載の樹
    木移植装置付自走式主動機。
  4. 【請求項4】自走式主動機に昇降・起伏自在に取付けた
    樹木移植装置を当該自走式主動機上で操縦運転して樹木
    を移植する施工法において、前記樹木移植装置の取付フ
    レーム下側に前後首振り自在に設けかつ底板部先端に突
    設する爪刃群頂端にジェット噴口を開設したバケット
    と、当該バケットの上側を覆うよう上下開閉揺動自在に
    設けかつ樹木挿入凹欠部を有した上押え板と、バケット
    の背板部内側面に進退動自在に設けた押出板とを順次操
    作して、予め植込み穴を掘削して置き、まず目標樹木の
    後側直後まで前記自走式主動機を進め、前記ジェット噴
    口から高圧ジェット水を噴射して後側根切線を削描し、
    次いで前記バケットを操作し前記バケット先部を前記後
    側根切線に突刺して前記自走式主動機を漸次前進して前
    記爪刃群で樹木根部の根枝を切断しつつ根部下側に前記
    バケットを沈入した段階で、前記上押え板を下閉鎖揺動
    して樹木凹欠部に基幹部を挿入しつつ根部表土を上から
    押え込み、引続き前記自走式主動機を前進せしめて前記
    爪刃群で根枝の切断を続行しつつ終には根部を掘り起し
    て地表から持ち上げた後、前記上押え板で根部上側を押
    えたまゝ根部を確固と下支え担持した前記バケットを前
    記植込み穴真上まで前記自走式主動機を進め、さらに前
    記上押え板を上開披揺動と同時に自走式主動機を漸次後
    退しながら前記押出板を進出することにより根部を前記
    バケット外に押出して静かに落し込み植込んだことを、
    特徴とする樹木移植施工法。
  5. 【請求項5】自走式主動機に昇降・起伏自在に取付けた
    樹木移植装置を当該自走式主動機上で操縦運転して樹木
    を移植する施工法において、前記樹木移植装置の取付フ
    レーム下側に前後首振り自在に設けかつ底板部先端に爪
    刃群を突設したバケットと、当該バケットの上側を覆う
    よう上下開閉揺動自在に設けかつ樹木挿入凹欠部を有し
    た上押え板と、バケットの背板部内側面に進退動自在に
    設けた押出板とを順次操作して、予め植込み穴を掘削し
    て置き、まず目標樹木の後側直後まで前記自走式主動機
    を進め、前記バケットを操作して後側根切溝を掘削し、
    次いで前記バケットを操作し前記バケット先部を前記後
    側根切溝に突刺して前記自走式主動機を漸次前進して前
    記爪刃群で樹木根部の根枝を切断しつつ根部下側に前記
    バケットを沈入した段階で、前記上押え板を下閉鎖揺動
    して樹木凹欠部に基幹部を挿入しつつ根部表土を上から
    押え込み、引続き前記自走式主動機を前進せしめて前記
    爪刃群で根枝の切断を続行しつつ終には根部を掘り起し
    て地表から持ち上げた後、前記上押え板で根部上側を押
    えたまゝ根部を確固と下支え担持した前記バケットを前
    記植込み穴真上まで前記自走式主動機を進め、さらに前
    記上押え板を上開披揺動と同時に自走式主動機を漸次後
    退しながら前記押出板を進出することにより根部を前記
    バケット外に押出して静かに落し込み植込んだことを、
    特徴とする樹木移植施工法。
  6. 【請求項6】自走式主動機に昇降・起伏自在に取付けた
    樹木移植装置を当該自走式主動機上で操縦運転して樹木
    を移植する施工法において、前記樹木移植装置の取付フ
    レーム下側に前後首振り自在に設けかつ底板部先端に突
    設する爪刃群頂端ジェット噴口を開設したバケットと、
    当該バケットの上側を覆うよう上下開閉揺動自在に設け
    かつ樹木挿入凹欠部を有した上押え板と、バケットの背
    板部内側面に進退動自在に設けた押出板とを順次操作し
    て、まず目標樹木の後側直後まで前記自走式主動機を進
    め、前記ジェット噴口から高圧ジェット水を噴射して後
    側根切線を削描し、次いで前記バケットを操作し前記バ
    ケット先部を前記後側根切線に突刺して前記自走式主動
    機を漸次前進して前記爪刃群で樹木根部の根枝を切断し
    つつ根部下側に前記バケットを沈入した段階で、前記上
    押え板を下閉鎖揺動して樹木凹欠部に基幹部を挿入しつ
    つ根部表土を上から押え込み、引続き前記自走式主動機
    を前進せしめて前記爪刃群で根枝の切断を続行しつつ終
    には根部を掘り起して地表から持ち上げた後、前記上押
    え板で根部上側を押えたまゝ根部を確固と下支え担持し
    た前記バケットを植込み予定位置真上まで前記自走式主
    動機を進め、さらに前記上押え板を上開披揺動と同時に
    自走式主動機を漸次後退しながら前記押出板を進出する
    ことにより根部を前記バケット外に押出して静かに落し
    込み植込んだことを、特徴とする樹木移植施工法。
  7. 【請求項7】自走式主動機に昇降・起伏自在に取付けた
    樹木移植装置を当該自走式主動機上で操縦運転して樹木
    を移植する施工法において、前記樹木移植装置の取付フ
    レーム下側に前後首振り自在に設けかつ底板部先端に爪
    刃群を突設したバケットと、当該バケットの上側を覆う
    よう上下開閉揺動自在に設けかつ樹木挿入凹欠部を有し
    た上押え板と、バケットの背板部内側面に進退動自在に
    設けた押出板とを順次操作して、まず目標樹木の後側直
    後まで前記自走式主動機を進め、前記バケットを操作し
    て後側根切溝を掘削し、次いで前記バケットを操作し前
    記バケット先部を前記後側根切溝に突刺して前記自走式
    主動機を漸次前進して前記爪刃群で樹木根部の根枝を切
    断しつつ根部下側に前記バケットを沈入した段階で、前
    記上押え板を下閉鎖揺動して樹木凹欠部に基幹部を挿入
    しつつ根部表土を上から押え込み、引続き前記自走式主
    動機を前進せしめて前記爪刃群で根枝の切断を続行しつ
    つ終には根部を掘り起して地表から持ち上げた後、前記
    上押え板で根部上側を押えたまゝ根部を確固と下支え担
    持した前記バケットを植込み予定位置真上まで前記自走
    式主動機を進め、さらに前記上押え板を上開披揺動と同
    時に自走式主動機を漸次後退しながら前記押出板を進出
    することにより根部を前記バケット外に押出して静かに
    落し込み植込んだことを、特徴とする樹木移植施工法。
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