JPH08244544A - エアバッグ - Google Patents

エアバッグ

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Publication number
JPH08244544A
JPH08244544A JP5018195A JP5018195A JPH08244544A JP H08244544 A JPH08244544 A JP H08244544A JP 5018195 A JP5018195 A JP 5018195A JP 5018195 A JP5018195 A JP 5018195A JP H08244544 A JPH08244544 A JP H08244544A
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JP
Japan
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reinforcing
cloth
airbag
portions
sections
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP5018195A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Sakai
和宏 酒井
Michiyasu Ito
通康 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toyoda Gosei Co Ltd filed Critical Toyoda Gosei Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バッグ基布の補強部位に対して、手間取らず
に、強度のある補強布を配置させることができて、エア
バッグの製造工数・製造コストを低減させることができ
るエアバッグを提供すること。 【構成】 エアバッグ1は、バッグ基布5の補強部位3
に、織布からなって積層された補強布10が固着されて
なる。補強布10は、積層される部分となる補強部11
・12・13と、補強部11・12・13を順次連結さ
せる連結部14・15と、を備えて構成されるととも
に、連結部14・15を折目として補強部11・12・
13を折り畳んで補強部位3に固着される。連結部14
・15の配置位置は、連結部14・15を折目として補
強部11・12・13を折り畳んで重ねた際に、各補強
部11・12・13の織布の糸の角度を相互にずらす位
置としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のステアリング
ホイール・助手席前方のインストルメントパネル・シー
ト・ドア等に配置されるエアバッグ装置のエアバッグに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のエアバッグ装置のエアバ
ッグでは、袋状のバッグ基布におけるエアバッグ装置へ
の取付部分やベントホール等に、織布からなる複数枚の
補強布が縫着されて構成されていた。
【0003】そして、補強布の重ねる状態は、あらゆる
引張り方向の強度を向上させるために、各補強布の織布
の糸の角度を相互にずらして配置させていた(実開平2
−143249号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の補強布
を重ねる際には、一枚ずつ織布の糸の角度を確認しつ
つ、補強布を重ねることとなって、各補強布のバッグ基
布への配置作業に手間がかかることとなっていた。
【0005】なお、各補強布には、織布の糸の角度が解
り易いように、位置決め突起が設けられていたが、それ
らの位置決め突起を所定方向に向けて、各補強布を配置
させても、手間がかかることとなっていた。
【0006】本発明は、上述の課題を解決するものであ
り、バッグ基布の補強部位に対して、手間取らずに、強
度のある補強布を配置させることができて、エアバッグ
の製造工数・製造コストを低減させることができるエア
バッグを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係るエアバッグ
は、バッグ基布の補強部位に、織布からなって積層され
た補強布が固着されてなるエアバッグであって、前記補
強布が、積層される部分となる補強部と、該補強部を順
次連結させる連結部と、を備えて構成されるとともに、
前記連結部を折目として前記補強部を折り畳んで前記補
強部位に固着され、前記連結部の配置位置が、前記連結
部を折目として前記補強部を折り畳んで重ねた際に、前
記各補強部の織布の糸の角度を相互にずらす位置として
いることを特徴とする。
【0008】前記補強部の内のすくなくとも一つの形状
を、他の補強部より小さい形状としても良い。
【0009】
【発明の作用・効果】本発明に係るエアバッグでは、補
強布の連結部を折目として補強部を折り畳んで重ねれ
ば、各補強部の織布の糸の角度を相互にずらして、補強
布を積層させることができ、その状態で、バッグ基布の
補強部位に配置させて固着させれば、エアバッグを製造
することができる。
【0010】したがって、本発明に係るエアバッグで
は、補強布の配置時、単に、連結部を折目として補強部
を折り畳むだけで、各層の補強部における織布の糸の角
度をずらすことができ、バッグ基布の補強部位に対し
て、手間取らずに、強度のある補強布を配置させること
ができて、エアバッグの製造工数・製造コストを低減さ
せることができる。
【0011】また、補強部の内のすくなくとも一つの形
状を、他の補強部より小さい形状として、その小さい形
状の補強部を特に補強したい部位に配置させれば、各層
の補強部を全て同一形状としなくとも良く、補強布の材
料の無駄を省くことができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
【0013】実施例のエアバッグ1は、図1〜4に示す
ように、ステアリングホイールに配置されるもので、膨
張時のガスを流入させる開口部2の周縁3が、エアバッ
グ装置のバッグホルダに取り付けられる部位となり、補
強が必要な部位となっている。そして、この周縁部位3
に、折り畳まれて三層となっている補強布10が縫着さ
れて配置されている。
【0014】また、エアバッグ1は、円形状の2枚のバ
ッグ基布5・6の外周縁相互が縫合されて形成され、開
口部2を経てエアバッグ装置のインフレーターからのガ
スが流入されると、略球形状に大きく膨張することとな
る。
【0015】バッグ基布5・6は、ポリエステル糸やポ
リアミド糸等からなる経糸と緯糸とを平織・斜文織・朱
子織等に織り込んだ織布から構成され、内周面側の部位
には、所望により、耐熱性を向上させるためのエチレン
プロピレンゴム等のコーティング剤を塗布した耐熱層が
形成される。
【0016】また、補強布10も、基布5・6と同様
に、ポリエステル糸やポリアミド糸等からなる経糸10
Aと緯糸10Bとを平織・斜文織・朱子織等に織り込ん
だ織布から構成され、所望により、耐熱性を向上させる
コーティング剤が塗布されている。
【0017】実施例の補強布10の裁断時の形状は、図
3に示すように、円形状の3つの補強部11・12・1
3を連結部14・15で連結させて構成されている。連
結部14・15の配置位置は、各連結部14・15を折
目として補強部11・12・13を折り畳んで重ねた際
に、各補強部11・12・13の織布の糸の角度を相互
にずらす位置としている。実施例の場合には、補強部1
2の中心O2を中心として、補強部11・13の各中心
O1・O3とを結ぶ直線相互の角度αが120°となる
ように各補強部11・12・13・を配置させた際の、
補強部相互が接触する位置に配置されている。そして、
実施例の場合には、連結部14・15を折目として補強
部11・12・13を折り畳んだ際、各補強部11・1
2・13の織布の経糸10A相互若しくは緯糸10B相
互の角度が30°ずつずれることとなる。
【0018】実施例のエアバッグ1の製造について述べ
ると、まず、バッグ基布5・6と補強布10を準備し、
補強布10の連結部14・15を折目として各補強部1
1・12・13を折り畳み、図4に示すように、基布5
の中心部位(補強部位3)に配置させた後、縫合する。
なお、この縫合は、図1・2に示すように、折り畳んだ
補強布10の外周縁に沿って、縫合糸7を三重程度に縫
合する。
【0019】ついで、開口部2を形成するために、基布
5とともに補強布10の中心部位をカットするととも
に、ベントホール4を形成するために、基布5の外周縁
側の2箇所をカットする。なお、このカット時、基布5
と補強布10とには、エアバッグ1をエアバッグ装置の
バッグホルダに取り付けるための図示しない複数の取付
孔も穿設することとなる。
【0020】そして、基布5と基布6とを、エアバッグ
1の外周面側となる面を相互に対向させて、外周縁部位
で相互に縫合し、開口部2を利用して、裏返せば、エア
バッグ1を製造することができる。
【0021】この実施例のエアバッグ1では、補強布1
0の連結部14・15を折目として補強部11・12・
13を折り畳んで重ねれば、各補強部11・12・13
の織布の糸の角度を相互にずらして、補強布10を積層
させることができ、その状態で、バッグ基布5の補強部
位3に配置させて縫着させれば、補強布10を配置させ
ることができるため、手間取らずに簡単に、強度のある
補強布10を配置させることができて、エアバッグ1の
製造工数・製造コストを低減させることができる。
【0022】なお、補強部11・12・13の形状とし
ては、円形状に限らず、図5に示すように、各補強部2
1・22・23が、連結部24・25を介在させた三角
形状であっても良い。この補強布20における各補強部
21・22・23に二点鎖線で描かれた円は、補強布2
0を折り畳んでバッグ基布5に縫着させた後、カットさ
れてエアバッグ1の開口部2を形成する部位となる。
【0023】また、図6に示すように、複数枚、例えば
2枚の補強布29・30を使用し、一方の補強布29を
防炎用の材質の織布とし、他方の補強布30を引張強度
用の材質の織布として、その内の一枚の補強布30にお
いて、連結部33を介在させて補強部31・32を配置
させたものとして、補強布30を連結部33で折り畳
み、補強布29と重ねて、所定のバッグ基布の補強部位
に配置させても良い。なお、二点鎖線で描かれた円は、
バッグ基布に縫着させた後、カットされてエアバッグ1
の開口部2を形成する部位を示す。
【0024】さらに、図7に示す略円形状のバッグ基布
45・46の外周縁相互を縫合してなるエアバッグ41
のように、バッグ基布45の中心からずれた位置に開口
部42が形成される場合には、その開口部42の周縁4
3が、エアバッグ41の膨張時のガスを流入させ、か
つ、エアバッグ41をエアバッグ装置のバッグホルダに
取り付ける部位とするため、補強部位となるが、特に、
エアバッグ41の膨張する部分の大きなバッグ基布45
の中心側に、強度が必要となるため、図8に示す補強布
50を使用することが望ましい。
【0025】この補強布50は、図3に示す補強布10
と略同様な形状の織布からなり、円形状の補強部51・
52・53が二つの連結部55・56で連結され、そし
て、補強部52の一部に、連結部57を介して三日月状
の補強部54を連結させて構成されている。
【0026】補強布50をバッグ基布45に縫着する際
には、連結部55・56・57を折目として補強部51
・52・53・54を重ね、補強部54が配設された側
をバッグ基布45の中心側に配置させて、縫合糸7を利
用し、折り畳んだ補強布50をバッグ基布45に縫着す
れば良い。
【0027】このように、補強部51・52・53・5
4の内のすくなくとも一つの補強部54の形状を、他の
補強部51・52・53より小さい形状として、その小
さい形状の補強部54を特に補強したい部位に配置させ
れば、各層の補強部51・52・53・54を全て同一
形状としなくとも良く、補強布50の材料の無駄を省く
ことができる。
【0028】また、図8に示す補強布50のように、連
結部55・56・57を折目として、補強部51・52
・53・54を折り畳む際、全ての補強部51・52・
53・54の織布の糸(例えば経糸10A)の角度が相
互にずれなくとも、補強部52と補強部54のように、
一部が、相互に織布の糸の角度を一致(例えば経糸10
A相互を平行に)させても良い。
【0029】さらに、エアバッグとしては、図9に示す
ような、自動車の助手席側に配置されるような、四角筒
形状のものでも良い。
【0030】このエアバッグ61は、対向する側壁を構
成してベントホール61aを備えた二枚の織布からなる
バッグ基布65・66と、残りの2つの側壁及び天井部
位を構成する一枚の織布からなるバッグ基布67と、か
ら構成され、ガスを流入させる開口部62の周囲を、エ
アバッグ装置のケースに取り付ける取付片部63として
おり、各取付片部63とその周囲の周壁部位64が引張
強度や耐熱性を必要としている補強部位となる。
【0031】この各補強部位63・64に固着させる補
強布70は、図10に示すような展開形状に裁断した補
強布10と同様な織布から構成され、二つの連結部74
・75を介在させて連結される三つの補強部71・72
・73を備えている。
【0032】なお、各補強部71・72・73では、両
縁の平行四辺形部位71a・72a・73aが、各周壁
部位64の交差部で重なる縫代部分とし、残りの長方形
部位71b・72b・73bが、取付片部63に配置さ
れる部位となり、台形部位71c・72c・73cが、
周壁部位64に配置される部位となる。
【0033】この補強布70では、連結部74・75を
折目として各補強部71・72・73を折り畳んで重
ね、それらを四枚準備し、それぞれ、各取付片部63と
その近傍の周壁部位64とに配置させて、バッグ基布6
5・66・67に固着すれば、エアバッグ61を製造す
ることができ、既述の発明の作用・効果の欄で述べたと
同様な効果を得ることができる。
【0034】なお、実施例では、補強布をバッグ基布に
固着させる態様として、縫着を利用したものを示した
が、他に接着(加硫接着を含む)を利用しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すエアバッグの展開図で
ある。
【図2】同実施例のII−II部位の断面図である。
【図3】同実施例に使用する補強布の展開図である。
【図4】同実施例の製造時を示す斜視図である。
【図5】補強布の他の例を示す展開図である。
【図6】補強布のさらに他の例を示す図である。
【図7】他の実施例を示すエアバッグの展開図である。
【図8】同実施例に使用する補強布の展開図である。
【図9】さらに他の実施例を示すエアバッグの斜視図で
ある。
【図10】同実施例に使用する補強布の展開図である。
【符号の説明】
1・41・61…エアバッグ、 3・43…(補強部位)開口部周縁、 5・45・65・66・67…バッグ基布、 10・20・30・50・70…補強布、 11・12・13・21・22・23・24・31・3
2・51・52・53・54・71・72・73…補強
部、 14・15・24・25・33・55・56・57・7
4・75…連結部、 63…(補強部位)取付片部、 64…(補強部位)周壁部位。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バッグ基布の補強部位に、織布からなっ
    て積層された補強布が固着されてなるエアバッグであっ
    て、 前記補強布が、積層される部分となる補強部と、該補強
    部を順次連結させる連結部と、を備えて構成されるとと
    もに、前記連結部を折目として前記補強部を折り畳んで
    前記補強部位に固着され、 前記連結部の配置位置が、前記連結部を折目として前記
    補強部を折り畳んで重ねた際に、前記各補強部の織布の
    糸の角度を相互にずらす位置としていることを特徴とす
    るエアバッグ。
  2. 【請求項2】 前記補強部の内のすくなくとも一つの形
    状が、他の補強部より小さい形状としていることを特徴
    とする請求項1記載のエアバッグ。
JP5018195A 1995-03-09 1995-03-09 エアバッグ Withdrawn JPH08244544A (ja)

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JP5018195A JPH08244544A (ja) 1995-03-09 1995-03-09 エアバッグ

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JP5018195A JPH08244544A (ja) 1995-03-09 1995-03-09 エアバッグ

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016002856A (ja) * 2014-06-17 2016-01-12 セーレン株式会社 長尺エアバッグの製造方法および長尺エアバッグ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016002856A (ja) * 2014-06-17 2016-01-12 セーレン株式会社 長尺エアバッグの製造方法および長尺エアバッグ

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20020604