JPH08240452A - 製造工程管理装置 - Google Patents

製造工程管理装置

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JPH08240452A
JPH08240452A JP4183495A JP4183495A JPH08240452A JP H08240452 A JPH08240452 A JP H08240452A JP 4183495 A JP4183495 A JP 4183495A JP 4183495 A JP4183495 A JP 4183495A JP H08240452 A JPH08240452 A JP H08240452A
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秀志 高田
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  • Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)
  • Control By Computers (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 不具合の発生した工程番号を容易に特定する
ことができるとともに、不具合の発生した工程番号での
不具合の発生した時間帯を容易に特定することができる
製造工程管理装置を得ることを目的とする。 【構成】 時系列データ管理部から事象データを読み込
んだ場合、この事象データの発生時刻を記録するととも
に、永続データ管理部の事象データの発生時刻を取り込
み、製品管理データとして製品番号毎に記録するデータ
ベース統合部と、時系列データ管理部の時系列データお
よび永続データ管理部に記録されている製品番号毎の製
品管理データを表示するデータ表示部とを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、不具合の発生した工
程番号を容易に特定することができるとともに、不具合
の発生した工程番号での不具合の発生した時間帯を容易
に特定することができる製造工程管理装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図10は例えば特開平6−221881
号公報に示された従来の製造工程管理装置を示す構成図
であり、図において、1はプラント内のネットワーク上
に配設された製造工程管理装置であり、製造工場におけ
る各プラント装置の検出装置(温度センサや湿度センサ
等)からの時系列データ(例えば、温度、濃度、圧力
等)を取り込み、その時のプラント内で起こる事象デー
タ(例えば、ある工程の開始時間、終了時間)とともに
記録するとともに、ユーザ2から例えば、ある工程の開
始時間が指定されると、この開始時間での各プラント装
置の時系列データを検索することができる。このよう
に、製造業における製品管理では品質管理などのため、
製造された製品に対する時系列データの検索を行う。3
は一定時間おきに上記プラント内のネットワーク上を流
れる時系列データを取得するデータサンプリング部であ
る。
【0003】4はデータサンプリング部3により取り込
まれた時系列データを記録するためのリングバッファで
ある。なお、このリングバッファにあっては、下記に示
すディスク装置6よりも高速処理が可能な例えばRAM
ディスクを使用する。5はリングバッファ4に格納でき
ない過去の時系列データを取り込むデータ格納部、6は
データ格納部により取り込まれた過去の長期間の時系列
データを記録するディスク装置、7は例えばユーザから
端末を介して事象データが入力されると、この事象デー
タに基づいてディスク装置6に記録されている各プラン
ト装置の時系列データを検索するデータ検索部である。
【0004】次に動作について説明する。まず、製造工
程管理装置1のデータサンプリング部3は、一定時間お
きにこのネットワーク上を流れる時系列データを取得
し、その値を事象データとともにリングバッファ4に書
き込む。また、データ格納部5はリングバッファ4に記
録されている過去の時系列データが最新の時系列データ
によって上書きされる前に、リングバッファ4上の過去
の時系列データと事象データをディスク装置6に格納す
る。
【0005】そして、ユーザ2が過去の特定の事象デー
タでの時系列データを検索したい場合には、データ検索
部7に対して検索したいサンプリング時間の始めの時刻
と終わりの時刻を指定すると、データ検索部7は、その
サンプリング時刻に関する時系列データがリングバッフ
ァ4上に存在するときは、リングバッファ4から時系列
データを取り込むとともに、リングバッファ4上に存在
しないときはディスク装置6から時系列データを取り込
み、ユーザ2に出力する。
【0006】なお、製造ラインは、複数の工程が接続さ
れたライン上を、製品が決められた順序で移動するもの
であるが、製品は、ロットと呼ばれる製造単位で区切ら
れて管理され、各ロットは製品番号などによって識別さ
れる。
【0007】このような従来の製造工程管理装置にあっ
ては、指定したサンプリング時刻から各プラント装置の
時系列データを検索することはできたが、製品番号及び
工程番号を指定して時系列データを求めることができな
いため、不具合が発生した製品番号の工程番号毎の時系
列データの推移が一目で理解できず、不具合の発生した
工程番号を容易に特定することができなかった。
【0008】また、工程番号を指定して製品番号毎の相
対時間での時系列データを求めることができなかったた
め、製品番号毎の指定された工程番号での時系列データ
の推移が一目で理解できず、不具合の発生した工程番号
での不具合の発生した時間帯を容易に特定することがで
きなかった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の製造工程管理装
置は以上のように構成されているので、不具合が発生し
た製品番号の工程番号毎の時系列データの推移が一目で
理解できず、不具合の発生した工程番号を容易に特定す
ることができないとともに、製品番号毎の指定された製
造工程での時系列データの推移が一目で理解できず、不
具合の発生した工程番号での不具合の発生した時間帯を
容易に特定することができないという問題点があった。
【0010】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、不具合の発生した工程番号を容
易に特定することができるとともに、不具合の発生した
工程番号での不具合の発生した時間帯を容易に特定する
ことができる製造工程管理装置を得ることを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る製
造工程管理装置は、時系列データ管理部により一定時刻
毎に読み取った時系列データを工程番号毎に記録すると
ともに、各工程の開始および終了を表す事象データを工
程番号毎に読み込み、データベース統合部により、時系
列データ管理部から事象データを読み込んだ場合、この
事象データの発生時刻を記録し、永続データ管理部によ
り、時系列データ管理部に記録されている事象データの
発生時刻を取り込み、製品管理データとして製品番号毎
に記録し、データ表示部により、時系列データ管理部に
記録されている工程番号毎の時系列データおよび永続デ
ータ管理部に記録されている製品番号毎の製品管理デー
タを表示するようにしたものである。
【0012】請求項2の発明に係る製造工程管理装置
は、データベース統合部において、永続データ管理部に
記憶された製品番号毎の製品管理データの中から指定さ
れた工程番号の開始および終了時刻を抽出後、時系列デ
ータ管理部に記憶された工程番号毎の時系列データの中
から工程番号の開始および終了時刻に該当する時系列デ
ータを抽出し、この抽出された時系列データをデータ表
示部に表示させる検索処理工程を有したものである。
【0013】請求項3の発明に係る製造工程管理装置
は、データベース統合部において、検索処理工程を有す
るとともに、永続データ管理部に記憶された製品管理デ
ータの中から、全ての製品番号について指定された工程
番号の開始および終了時刻を抽出後、時系列データ管理
部に記憶された工程番号毎の時系列データの中から工程
番号の開始および終了時刻に該当する時系列データを抽
出し、これらの時系列データを製品番号毎に相対時刻毎
の時系列データとして整理し、データ表示部に表示させ
る検索処理工程を有したものである。
【0014】
【作用】請求項1の発明における製造工程管理装置は、
時系列データ管理部から事象データを読み込んだ場合、
この事象データの発生時刻を記録するとともに、永続デ
ータ管理部に記録されている事象データの発生時刻を取
り込み、製品管理データとして製品番号毎に記録するデ
ータベース統合部と、利用者からの指示により、時系列
データ管理部に記録されている工程番号毎の時系列デー
タおよび永続データ管理部に記録されている製品番号毎
の製品管理データを表示するデータ表示部とを設けたこ
とにより、製品番号の工程番号毎の時系列データの推移
が一目で理解することができるようになる。
【0015】請求項2の発明における製造工程管理装置
は、データベース統合部において、永続データ管理部の
製品管理データの中から指定された工程番号の開始およ
び終了時刻を抽出後、時系列データ管理部の中から工程
番号の開始および終了時刻に該当する時系列データを抽
出し、この抽出された時系列データをデータ表示部に表
示させる検索処理工程を設けたことにより、製品番号の
工程番号毎の時系列データの推移が一目で理解すること
ができるようになる。
【0016】請求項3の発明における製造工程管理装置
は、データベース統合部において、永続データ管理部の
製品管理データの中から、全ての製品番号について指定
された工程番号の開始および終了時刻を抽出後、時系列
データ管理部の時系列データの中から工程番号の開始お
よび終了時刻に該当する時系列データを抽出し、製品番
号毎に相対時刻毎の時系列データとして整理した後、デ
ータ表示部に表示させる検索処理工程を設けたことによ
り、製品番号毎の指定された工程番号での時系列データ
の推移が一目で理解することができるようになる。
【0017】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1はこの発明の一実施例による製造工程管理装
置を示す構成図であり、図において、20は時系列デー
タ管理部であり、製造プラント(図示なし)にネットワ
ークを介して接続され、製造プラント内の各機器に備え
付けられたセンサーによって図2に示すようなサンプリ
ングされた一定時刻毎の時系列データやプラント内で起
こった事象データを識別データ(工程番号、製品番号)
毎に記録する。また、この時系列データや事象データは
後述のデータベース統合部40へも転送される。なお、
図2はこの発明の一実施例による製造工程管理装置の工
程毎の時系列データを示す構成図であり、この工程別の
時系列データには一定時刻毎の温度、濃度、圧力などの
データが記録されている。
【0018】30は永続データ管理部であり、後述の事
象管理部50からの指示により時系列データ管理部20
により、図3に示すような事象データの発生時刻を製品
管理データとして製品番号毎に記録するとともに、デー
タベース統合部40によって生成、検索、更新、削除さ
れた時系列データ及び事象データを管理する。なお、図
3はこの発明の一実施例による製造工程管理装置の製品
番号毎の事象データを示す構成図であり、この製品番号
別の事象データにおいて、工程毎の開始時刻と終了時刻
とが記録されている。
【0019】40はデータベース統合部であり、時系列
データ処理部42を介して取り込んだ一定時刻毎の時系
列データを時系列データ内部バッファ43に各工程毎に
記録するとともに、事象データを受信した場合には、そ
のときの最新の時系列データと事象データとをキュー
(プッシュアップスタック)44に格納し、事象管理部
50に出力する。また、問合わせ処理部41が事象管理
部50からの格納指示信号52を受信した時点で、永続
データ処理部45は時系列データ処理部42を介して製
品番号と事象データとを読み込み、永続データ管理部3
0に記録する。
【0020】さらに、問合わせ処理部41が後述のデー
タ表示部60からの読出指示信号61(識別データが指
定されている)を受信した場合には、永続データ処理部
45を介して先の識別データに応じた事象データを読み
出し、一旦、永続データ内部バッファ46に格納した
後、この事象データをデータ表示部60に転送する。
【0021】上記キュー44を用いることにより、例え
ば、事象データ1、2、3がこの順序で発生したときに
は、データベース統合部40ではこれをメッセージとし
てキュー44の入り口から格納し、事象管理部50では
取り出し口から上記の順序で取り出すことができる。し
たがって、データベース統合部40は事象データの発生
時に、事象管理部50がすぐその事象データを受け取れ
る状態になくても、その事象データをキュー44に格納
するだけでよく、また、事象管理部50も前の事象デー
タを処理中に次の事象データが発生しても、その処理を
中断することなく、その処理が終了時にキュー44から
事象データを取り出すことが可能となる。
【0022】50は事象管理部であり、事象処理部51
を介して取り込んだキュー44から時系列データと事象
データとを読み込み、事象処理部51内のメモリ(図示
なし)に格納した後、データベース統合部40に対して
格納指示信号を出力する。60はデータ表示部であり、
本装置によって提供されるデータの表示、および、ユー
ザによる表示したいデータの指定などを行うものであ
る。
【0023】次に動作について説明する。最初に、時系
列データ及び事象データの記録処理手順を説明する。ま
ず、時系列データ管理部20は、一定時刻毎の時系列デ
ータやプラント内で起こった事象データを識別データと
ともにメモリに記録するとともに、この時系列データや
事象データをデータベース統合部40へも転送する。次
に、データベース統合部40では、時系列データ管理部
20を介して上記時系列データを受信したときには、時
系列データ内部バッファ43に各工程番号毎に記録す
る。そして、時系列データ管理部20を介して事象デー
タを受信した場合には、そのときの最新の時系列データ
と上記事象データとをキュー44に格納し、事象管理部
50に出力する。
【0024】次に、事象処理部51を介して取り込んだ
キュー44から時系列データと事象データとを読み込
み、事象処理部51内のメモリに格納した後、データベ
ース統合部40に対して格納指示信号52を出力する。
そして、問合わせ処理部41が事象管理部50からの格
納指示信号52を受信した時点で、永続データ処理部4
5は時系列データ処理部42を介して事象データの発生
時刻を製品管理データとして製品番号毎に永続データ管
理部30のメモリに記録する。
【0025】次に、上記検索処理手順の一例を図2から
図5を用いて説明する。ここで、図4はこの発明の一実
施例による製造工程管理装置の工程番号の一例を示す構
成図であり、図5はこの発明の一実施例による製造工程
管理装置で得られる時系列データの一例を示す構成図で
ある。第1の部品を製造する製造工程1、第2の部品を
製造する製造工程2、製造工程1および2で製造された
第1の部品と第2の部品とを組み立てる組立工程3、お
よび組立工程3で組み立てられた組立部品を加工する加
工工程4から構成されていると仮定する。
【0026】通常、時系列データ管理部20には各工程
から一定時刻毎に図2で示すような時系列データを読み
取り、メモリに記録する。そして、8:05に製品番号
2の部品が工程2に到達すると、この事象データの発生
は時系列データ管理部20によって獲得され、この時の
時系列データと事象内容とがキュー44に格納されてデ
ータベース統合部40の時系列データ処理部42によっ
て事象管理部50へ報告される。
【0027】そして、事象データ管理部50ではこの報
告により、製品番号2を持つ事象データ31の工程1の
開始時刻欄に8:05を書き込むようデータベース統合
部40に指示するとともに、データベース統合部40で
は、図5に示すように永続データ処理部45を通じて製
品番号2における工程2の開始時刻の8:05と時系列
データ(温度:43、濃度:71)を永続データ管理部
30に書き込む。同様に、工程2の時系列データを格納
していく。
【0028】2番目に、製品番号Xと工程番号Yとから
製品番号Xの工程番号Yでの時系列データを検索する検
索処理手順を図を用いて説明する。図6はこの発明の一
実施例による製造工程管理装置の検索処理の手順を示す
フローチャートである。まず、問合せ処理部41はデー
タ表示部60から製品番号Xと工程番号Yと入力すると
(ステップST1)、永続データ処理部45を介して永
続データ管理部30に記憶された製品番号Xの製品管理
データから指定された工程番号Yの事象データP(開始
および終了時間)を検索する(ステップST2)。この
検索の結果、製品番号Xに対応する事象データPが見つ
からなかった(No)場合、エラー処理後(ステップS
T3)、検索処理を終了する。
【0029】一方、ステップST2の検索の結果、製品
番号Xに対応する事象データPが見つかった(Yes)
場合、指定された工程番号Yの事象データPを取り出し
た後(ステップST4)、この工程番号Yの事象データ
Pを永続データ内部バッファ46に一時格納する。次
に、問合せ処理部41は永続データ内部バッファ46か
ら工程番号Yの事象データPを読み込み、時系列データ
処理部42を介して時系列データ管理部20から工程番
号Yにおける事象データPの開始時刻と終了時刻に対応
する時系列データを抜き出す(ステップST5)。最後
に、問合せ処理部41はこの時系列データを時系列デー
タ内部バッファ43に一時格納した後、データ表示部6
0に出力する。
【0030】3番目に、ある工程番号に関する時系列デ
ータを製品番号毎に検索し相対時間毎に整理する相対時
間処理手順を図を用いて説明する。図7はこの発明の一
実施例による製造工程管理装置の相対時間処理の手順を
示すフローチャートである。まず、問合せ処理部41は
データ表示部60から工程番号3に関する相対時間処理
信号を受信すると、永続データ管理部30に記憶された
製品管理データの中から、全ての製品番号について指定
された工程番号3の開始および終了時刻を抽出するため
に、製品番号Xに1を代入し(ステップST11)、製
品番号1の工程番号3における開始および終了時刻を抽
出する(ステップST12)。次に、問合せ処理部41
は、全ての製品番号についての工程番号3の開始および
終了時刻を取得したか否かを判断し(ステップST1
3)、全ての製品番号について時系列データを取得して
いない(No)場合には、製品番号Xに1を加え、次の
製品番号を指定し(ステップST14)、ステップST
12の処理を行う。
【0031】一方、ステップST13の判断において、
問合せ処理部41は、全ての製品番号について工程番号
3の開始および終了時刻を取得した(Yes)場合に
は、時系列データ内部バッファ43に一時格納する。な
お、この時の製品管理データは、例えば図8に示したよ
うな内容である。次に、問合せ処理部41は、時系列デ
ータ管理部20に記憶された工程番号毎の時系列データ
の中から工程番号3の開始および終了時刻に該当する時
系列データを抽出し、取得した各製品番号の工程番号3
における時系列データの時刻データを相対時刻に変換し
(ステップST15)、相対時刻毎の時系列データを製
品番号毎に整理して時系列データ内部バッファ43に一
時格納した後、データ表示部60に出力する。なお、こ
の時の時系列データは、例えば図9に示したように表示
される。
【0032】以上の説明で明らかなように、この実施例
によれば、検索したい製品番号と工程番号とを入力する
ことにより、指定された製品番号における指定された工
程での時系列データを求めることができるため、不具合
が発生した製品番号の工程番号毎の時系列データの推移
が一目で理解でき、不具合の発生した工程番号を容易に
特定することができる効果がある。
【0033】また、工程番号を入力し相対時間処理を指
示することにより、指定された工程番号における製品番
号毎の相対時間での時系列データを求めることができる
ため、製品番号毎の指定された工程番号での時系列デー
タの推移が一目で理解でき、不具合の発生した工程番号
での不具合の発生した時間帯を容易に特定することがで
きる効果がある。
【0034】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれ
ば、時系列データ管理部により一定時刻毎に読み取った
時系列データを工程番号毎に記録するとともに、各工程
の開始および終了を表す事象データを工程番号毎に読み
込み、データベース統合部により、時系列データ管理部
から事象データを読み込んだ場合、この事象データの発
生時刻を記録し、永続データ管理部により、時系列デー
タ管理部に記録されている事象データの発生時刻を取り
込み、製品管理データとして製品番号毎に記録し、デー
タ表示部により、時系列データ管理部に記録されている
工程番号毎の時系列データおよび永続データ管理部に記
録されている製品番号毎の製品管理データを表示するよ
うに構成したので、不具合が発生した製品番号の工程番
号毎の時系列データの推移が一目で理解でき、不具合の
発生した工程番号を容易に特定することができる効果が
ある。
【0035】請求項2の発明によれば、データベース統
合部において、永続データ管理部に記憶された製品番号
毎の製品管理データの中から指定された工程番号の開始
および終了時刻を抽出後、時系列データ管理部に記憶さ
れた工程番号毎の時系列データの中から工程番号の開始
および終了時刻に該当する時系列データを抽出し、この
抽出された時系列データをデータ表示部に表示させるよ
うに構成したので、不具合が発生した製品番号の工程番
号毎の時系列データの推移が一目で理解でき、不具合の
発生した工程番号を容易に特定することができる効果が
ある。
【0036】請求項3の発明によれば、データベース統
合部において、検索処理工程を有するとともに、永続デ
ータ管理部に記憶された製品管理データの中から、全て
の製品番号について指定された工程番号の開始および終
了時刻を抽出後、時系列データ管理部に記憶された工程
番号毎の時系列データの中から工程番号の開始および終
了時刻に該当する時系列データを抽出し、これらの時系
列データを製品番号毎に相対時刻毎の時系列データとし
て整理し、データ表示部に表示させる検索処理工程を有
するように構成したので、製品番号毎の指定された工程
番号での時系列データの推移が一目で理解でき、不具合
の発生した工程番号での不具合の発生した時間帯を容易
に特定することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例による製造工程管理装置
を示す構成図である。
【図2】 この発明の一実施例による製造工程管理装置
の工程毎の時系列データを示す構成図である。
【図3】 この発明の一実施例による製造工程管理装置
の製品番号毎の事象データを示す構成図である。
【図4】 この発明の一実施例による製造工程管理装置
の工程番号の一例を示す構成図である。
【図5】 この発明の一実施例による製造工程管理装置
で得られる時系列データの一例を示す構成図である。
【図6】 この発明の一実施例による製造工程管理装置
の検索処理の手順を示すフローチャートである。
【図7】 この発明の一実施例による製造工程管理装置
の相対時間処理の手順を示すフローチャートである。
【図8】 この発明の一実施例による製造工程管理装置
おいて特定の工程番号によって検索された製品番号毎の
時系列データの一例を示す構成図である。
【図9】この発明の一実施例による製造工程管理装置お
いて相対時間処理で得られた時系列データの一例を示す
構成図である。
【図10】 例えば特開平6−221881号公報に示
された従来の製造工程管理装置を示す構成図である。
【符号の説明】
20 時系列データ管理部、30 永続データ管理部、
40 データベース統合部、60 データ表示部。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 製品番号により区切られた製品が工程番
    号毎に区分された複数の工程を通過する時に各工程の状
    態を時系列データとして一定時刻毎に読み取り記録管理
    する製造工程管理装置において、一定時刻毎に読み取っ
    た上記時系列データを上記工程番号毎に記録するととも
    に、上記各工程の開始および終了を表す事象データを上
    記工程番号毎に読み込む時系列データ管理部と、上記時
    系列データ管理部から上記事象データを読み込んだ場
    合、この事象データの発生時刻を記録するデータベース
    統合部と、上記時系列データ管理部に記録されている上
    記事象データの発生時刻を取り込み、製品管理データと
    して上記製品番号毎に記録する永続データ管理部と、利
    用者からの指示により、上記時系列データ管理部に記録
    されている工程番号毎の時系列データおよび上記永続デ
    ータ管理部に記録されている製品番号毎の上記製品管理
    データを表示するデータ表示部とを備えたことを特徴と
    する製造工程管理装置。
  2. 【請求項2】 上記データベース統合部は、利用者から
    上記製品番号とこの製品番号の上記工程番号とが指定さ
    れた場合、上記永続データ管理部に記憶された上記製品
    番号毎の製品管理データの中から指定された上記工程番
    号の開始および終了時刻を抽出後、上記時系列データ管
    理部に記憶された上記工程番号毎の時系列データの中か
    ら上記工程番号の開始および終了時刻に該当する時系列
    データを抽出し、この抽出された上記時系列データを上
    記データ表示部に表示させる検索処理工程を有すること
    を特徴とする請求項1記載の製造工程管理装置。
  3. 【請求項3】 上記データベース統合部は、利用者から
    上記工程番号とともに相対時間処理信号が指定された場
    合、上記永続データ管理部に記憶された製品管理データ
    の中から、全ての上記製品番号について指定された上記
    工程番号の開始および終了時刻を抽出後、上記時系列デ
    ータ管理部に記憶された上記工程番号毎の時系列データ
    の中から上記工程番号の開始および終了時刻に該当する
    上記時系列データを抽出し、これらの上記時系列データ
    を上記製品番号毎に相対時刻毎の時系列データとして整
    理し、上記データ表示部に表示させる検索処理工程を有
    することを特徴とする請求項2記載の製造工程管理装
    置。
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