JPH10333943A - 計算機システムのトレース・ログ処理方法とその処理装置 - Google Patents

計算機システムのトレース・ログ処理方法とその処理装置

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JPH10333943A
JPH10333943A JP9137318A JP13731897A JPH10333943A JP H10333943 A JPH10333943 A JP H10333943A JP 9137318 A JP9137318 A JP 9137318A JP 13731897 A JP13731897 A JP 13731897A JP H10333943 A JPH10333943 A JP H10333943A
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JP9137318A
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Yoshiyuki Hayashida
至行 林田
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トレース・ログ・データ量を大幅に削減し、
解析に要する負荷を軽減する。 【解決手段】 図3(a)に示す「ファイルFのオープ
ンからクローズ」までの計算機が処理したトレース・ロ
グ・データを、(b)のように一つの事象グループとし
て処理内容を簡略化して「File Fのopenから
close」と定義すると共に、(d)のような事象グ
ループ識別子「100」を付与して定義しておく。計算
機が定義した事象グループに該当する処理を行うと上記
識別子(または事象グループ)をトレース・ログ・デー
タとして記録し、事象グループ以外の処理については、
そのままのトレース・ログ・データを記録する。定型的
な処理について事象グループを定義しておくと、大幅な
データ量の削減となり、障害発生時などでの解析が容易
に行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、計算機の処理内
容をトレース・ログ・データとして記録する場合に、関
連ある処理内容を簡略化したトレース・ログ・データと
して記録し、その記録量を削減する計算機のトレース・
ログ処理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のトレース・ログ・データの処理方
式として、 (1)特開平1−94453号公報に示されるように、
操作者入力装置からトレース出力起動条件を設定し、ト
レースバッファ装置に収集したトレース情報が、設定さ
れたトレース出力起動条件に合致しているか否かをチェ
ックし、このトレース出力起動条件監視手段によりトレ
ース情報がトレース出力起動条件に合致していると判断
されたときにトレースバッファ装置に収集されたトレー
ス情報をトレースコピーバッファに転送するものがあっ
た。
【0003】(2)また、特開平6−95927号公報
に示されるように、情報処理システムにおいて発生する
多様な障害の内容を障害情報の種別毎に格納することに
よって、極力忠実に記録するもの、(3)また、特開平
5−173842号公報に示されるように、障害発生時
に障害発生環境を調査し、調査結果情報も合わせてログ
として採取することにより、ハードウェアの故障箇所の
指摘の他、大まかな障害発生の原因が付加されて表示さ
れるもの、
【0004】(4)また、特開平8−179973号公
報に示されるように長期間にわたる障害情報を分類整理
して蓄積することにより、障害の発生傾向を分析して装
置の予防保守を容易にするもの、(5)また、特開平5
−108844号公報に示されるように、障害事象毎に
採取すべき情報を定められた組み合わせのデータのみと
して採取することで、同一データの多重登録を回避し、
メモリ装置を節約するものがある。
【0005】これらは、障害情報の収集時点での障害情
報のフィルタリング(必要なデータのみ採取)、分類、
整理に関するものである。
【0006】(6)また、特開平4−355839号公
報に示されるように、制御プログラムのトレース・ログ
・データを採取する際、トレース・ログ・データの発生
の基となった事象単位(計算機の各処理動作単位)に採
取を行い、制御プログラムの処理で異常に発生した事象
に関連するトレース・ログ・データのみを蓄積するも
の、
【0007】(7)また、特開平4−155544号公
報に示されるように、電子回路により構成される機能ブ
ロックの動作状態等を監視し、機能ブロック内で発生し
た事象を記録・更新するログ処理方式で、監視部に事象
の種別を分類し、識別する符号を付加するように構成
し、各事象をその種別に別々に記録するように構成した
もの、
【0008】(8)また、特開平7−262056号公
報に示されるように、蓄積された障害部位に関するデー
タの編集処理によって、将来の障害発生傾向を解析し、
その解析結果を図表化して表示するもの、(9)また、
特開平8−179896号公報に示されるように、計算
機の機種毎に異なるロギング・データを統一した障害表
示形態へ編集するもの、
【0009】(10)また、特開平4−257035号
公報に示されるように、ホスト・システムで検出したロ
ギング情報を一括して収集蓄積し、蓄積した情報を分析
し分析編集リストとして保守センターに出力するものが
ある。
【0010】これらは障害情報の編集方式に関するもの
で、解析の容易化を狙ったものである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来のシステム・トレ
ース・ログ処理方法は、(1)障害情報の収集時点での
障害情報のフィルタリング(必要なデータのみ採取)、
分類、整理に関するもの、(2)また、障害情報の編集
方式に関するもので、解析の容易化を狙ったものであっ
た。
【0012】上記(1)に対しては、計算機システムの
処理が大規模なものになると、様々なケースがあり、満
足するフィルタリング、分類、整理ができないという問
題点があった。また、上記(2)に関しても、計算機シ
ステムの処理が大規模なものになると、上記(1)と同
様に、編集する障害情報の分類、整理が充分でないと、
解析結果が満足したものが得られないという問題点があ
った。
【0013】この発明は、計算機システムにおいてシス
テム事象のトレース・ログ・データを採取する場合、膨
大なトレース・ログ・データを簡略化して採取すること
を目的とし、障害が発生した場合に解析に要する負荷を
軽減し、また、障害が発生しなくても計算機の動作処理
を解析する場合にもその負荷を軽減するものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
(1)この発明に係るシステム・トレース・ログ処理方
法は、計算機システムの処理内容をトレース・ログ・デ
ータとして記録する計算機システムのトレース・ログ処
理方法において、関連する処理内容を一つの事象グルー
プとし、この事象グループを簡略化した処理内容で表わ
して定義しておき、上記計算機システムが上記事象グル
ープに該当する処理を実行すると、その事象グループを
トレース・ログ・データとして記録するものである。
【0015】(2)また、計算機システムの処理内容を
トレース・ログ・データとして記録する計算機システム
のトレース・ログ処理方法において、関連する処理内容
を一つの事象グループとし、この事象グループを簡略化
した処理内容で表わして定義しておき、上記計算機シス
テムが上記事象グループに該当する処理を実行すると、
その事象グループをトレース・ログ・データとして記録
すると共に、上記計算機システムが上記事象グループに
該当しない処理を実行する場合は、処理内容をそのまま
トレース・ログ・データとして記録するようにしたもの
である。
【0016】(3)また、計算機システムの処理内容を
トレース・ログ・データとして記録する計算機システム
のトレース・ログ処理方法において、関連する処理内容
を一つの事象グループとし、この事象グループを簡略化
した処理内容で表わして定義しておき、計算機システム
の実行した全ての処理内容を一旦、トレース・ログ・フ
ァイルに格納し、上記トレース・ログ・ファイルのトレ
ース・ログ・データの内、事象グループに該当するトレ
ース・ログ・データはその事象グループをトレース・ロ
グ・データとして簡略化トレース・ログ・ファイルに格
納すると共に、上記トレース・ログ・ファイルのトレー
ス・ログ・データの内、事象グループに該当しないトレ
ース・ログ・データはそのまま上記簡略化トレース・ロ
グ・ファイルに格納するようにしたものである。
【0017】(4)また、上記(1)〜(3)のいずれ
か1項において、計算機システムが処理実行中に、障害
が発生すると実行中の処理を停止するようにしたもので
ある。
【0018】(5)また、上記(3)において、簡略化
トレース・ログ・ファイルのトレース・ログ・データを
画面表示し、この表示されたトレース・ログ・データの
内、所望の事象グループを指示すると、指示された事象
グループに該当するトレース・ログ・データをトレース
・ログ・ファイルから抽出して表示するようにしたもの
である。
【0019】(6)また、上記(1)〜(3)のいずれ
か1項において、所望の事象グループ、処理日時等の検
索条件を指定すると、簡略化トレース・ログ・ファイル
から指定された検索条件に対応するトレース・ログ・デ
ータを抽出し表示するようにしたものである。
【0020】(7)また、上記(1)〜(6)のいずれ
か1項において、事象グループ毎にそれぞれ識別子(I
D)を付与し、この識別子をトレース・ログ・データと
したものである。
【0021】(8)この発明に係る計算機システムのト
レース・ログ処理装置は、上記(1)〜(7)のいずれ
か1項の計算機システムのトレース・ログ処理方法を用
いたものである。
【0022】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1は、発明の実施の形態1を示す図で
あり、システム・トレース・ログ処理装置の構成を示す
ブロック図である。図1において、1はシステム・トレ
ース・ログ制御手段、2は事象クループログラム定義情
報入力手段、3,17は事象グループ定義情報テーブ
ル、4はシステム・トレース・ログ・ファイル・ダンプ
手段、5はシステム・トレース・ログ・ファイル、6は
システム・トレース・ログ処理手段、7は簡略化システ
ム・トレース・ログ・ファイル、8はシステム・トレー
ス・ログ表示手段、9は中央処理装置、10はメモリ装
置、11,15,16は補助記憶装置である。
【0023】図2は図1のシステム・トレース・ログ制
御手段1を中心とした処理動作を示すフローチャートで
ある。 (1)システム・トレース・ログ制御手段1は、システ
ム・トレース・ログ処理装置を構成する各手段を管理
し、解析者からの命令によって、各手段に指令を送る
(ステップ18)。 (2)システム・トレース・ログ制御手段1は、トレー
ス・ログ・データの収集命令を受けると、システム事象
トレース・ログ収集装置13に対して、トレース・ログ
・データの収集を開始するように指令を送る(ステップ
19)。
【0024】(3)上記の開始指令により、システム事
象システム・トレース・ログ収集装置13はトレース・
ログ・データの収集し、メモリ装置10内のトレース・
バッファ装置14に記憶させる(ステップ20)。
【0025】(4)障害発生時に、システム・トレース
・ログ制御手段1は、トレース・ログ・データの収集停
止命令を受けると、システム事象トレース・ログ収集装
置13に対して、トレース・ログ・データの収集を停止
するように指令を送る(ステップ19)。この停止指令
は、障害が発生すると自動的に発生される。この自動停
止の目的は、トレース・ログ・データを保存する補助記
憶装置15の記憶量は有限であるので、全てのトレース
・ログ・データを保存しておくとができず、古いデータ
から消去して新しいデータを保存するためである。ま
た、解析者が必要に応じて停止指令を発する場合もあ
る。
【0026】(5)上記の停止指令により、トレース・
ログ・データの収集を停止する(ステップ20)。
【0027】(6)次にシステム事象トレース・ログ収
集装置13によって、システム・トレース・ログ・ファ
イル・ダンプ手段4はトレース・バッファ装置14に収
集されたトレース・ログ・データを補助記憶装置15上
のシステム・トレース・ログ・ファイル5へダンプする
ように命令を受ける(ステップ21)。 (7)上記ダンプ指令によりシステム・トレース・ログ
・ファイル・ダンプ手段4はシステム・トレース・ログ
・ファイル5の名前を受け付け、受け付けた名前のファ
イル名でトレース・バッファ装置14上のトレース・ロ
グ・データをダンプする(ステップ22)。
【0028】(8)次にシステム・トレース・ログ制御
手段1は、事象グループ定義情報の編集命令があった場
合に、事象グループ定義情報入力手段2に指令を送る
(ステップ23)。 (9)上記編集指令により、後述する編集処理を実行す
る(ステップ24)。この編集処理結果は、補助記憶装
置11の事象グループ定義情報テーブル17に格納され
る。
【0029】(10)次に、システム・トレース・ログ
制御手段1は、システム・トレース・ログ・ファイル5
の処理命令を受けると、システム・トレース・ログ処理
手段6に指令を送る(ステップ25)。 (11)上記指令によりシステム・トレース・ログ処理
手段6は所定の処理を実行し、簡略化システム・トレー
ス・ログ・ファイル7を生成し、補助記憶装置16に格
納する(ステップ26)。この処理はこの発明の中心と
なるもので、詳細は後述する。
【0030】(12)次に、システム・トレース・ログ
制御手段1は、システム・トレース・ログ処理手段6に
よりダンプされた簡略化システム・トレース・ログ・フ
ァイル7を表示するように命令を受けると、システム・
トレース・ログ表示手段8に命令を送る(ステップ2
7)。 (13)上記表示命令により、システム・トレース・ロ
グ表示手段8は簡略化システム・トレース・ログ・ファ
イル7のトレース・ログ・データを表示する。
【0031】(14)終了命令を受けると、処理が終了
する。以上のような処理が、システム・トレース・ログ
制御手段1を中心にして実行される。
【0032】次に事象グループを用いて簡略化したトレ
ース・ログ・データによりデータ量を削減するための説
明をする。図3、図4はその説明図である。図3におい
て、(a)はファイルFのオープンからクローズまでの
一連の処理を表している。これを一つの事象グループと
して(b)のように、例えば「File Fのopen
からclose」の一行で簡略化して表すようにする。
このように事象グループは処理内容を簡略化した処理内
容として定義しておく。そして事象グループの識別子
(ID)として、例えば「100」で表わす。
【0033】(c)は(a)とは別の事象グループの表
現にしたものである。「FileFのopen」と「F
ile Fのclose」の2行で表わす。事象グルー
プの識別子として「100S」「100E」で表わす。
【0034】図4は事象グループを別の例示としたもの
である。図4において、(a)のように、共有メモリS
HMのアタッチからディタッチまでの一連の処理を
(b)のように「SHMメモリのattachからde
tach」で表し、事象グループ識別子を「101」と
する。
【0035】また、(c)のように、「SHMメモリの
attach」「SHMメモリのdetach」の2行
で表わす。事象グループの識別子として「101S」
「101E」で表わす。
【0036】また、図示しないが「Syscall p
rocessA 起動」から「Syscall pro
cessA 終了」として、プロセスAの起動から終了
までを、例えば、事象グループ識別子「110」として
定義しておく。
【0037】図5は、図3、図4に示した事象グループ
が、簡略化システム・トレース・ログ・ファイルにダン
プされる処理を説明する図である。図5において、シス
テム・トレース・ログ・ファイル5には、「Sysca
ll」「open」「F」の命令があり、「clos
e」で閉じる一連の処理を、簡略化システム・トレース
・ログ・ファイル7では(b)のように、1つのレコー
ドに記憶させる。このようにすると、大幅なトレース・
ログ・データの削減ができる。
【0038】なお、図3の(c)、図4の(c)のよう
に2行の事象グループの場合は、2つのレコードに記憶
させる。2つのレコードは隣接する場合のみでなく、後
述するように離れたレコード位置に記憶される場合もあ
る。
【0039】図6は上記の処理動作のフローチャートで
ある。 (1)システム・トレース・ログ・ファイル5中のトレ
ース・ログ・データを読み出し(ステップ30)、 (2)予め設定した事象グループ内の処理内容か否かを
チェックし(ステップ31)、
【0040】(3)事象グループ内の処理内容であれ
ば、事象グループまたは識別子を簡略化システム・トレ
ース・ログ・ファイル7に書き込む(ステップ32)。
この場合、事象グループおよび識別子の両者を読み込ん
でもよい。
【0041】(4)事象グループ内の処理内容でなけれ
ば、そのままトレース・ログ・データを簡略化システム
・トレース・ログ・ファイル7に書き込む(ステップ3
4)。 (5)次に読み込むデータがあるまで上記処理動作を行
い。読み込むデータが無くなれば(ステップ33)、終
了する。
【0042】このように一連の関連するトレース・ログ
・データを簡略化して記録することで、大幅なトレース
・ログ・データの記録量が削減できる。したがって、簡
単な命令を多数回繰り返し実行する処理、例えば、定型
的な読み出し処理、定型的な書き込み処理、単なる表示
処理等を簡略化し、重要な処理内容は採取したトレース
・ログ・データをそのまま記録しておくようにする。
【0043】なお、システム・トレース・ログ・ファイ
ル5は、計算機の処理内容以外にも、処理日時等は記録
している。また、簡略化システム・トレース・ログ・フ
ァイル7も処理日時は記録している。
【0044】次に、事象グループの定義情報に関する説
明をする。図7は、図1の事象グループ定義情報テーブ
ル3,17の構成を示すものであり、図8はその動作の
フローチャートである。
【0045】図7に示すように、事象グループ定義情報
テーブル3および17は、4つの欄より構成されるレコ
ードを1つの要素とする配列の形式で構成されるテーブ
ルである。4つの要素は、「事象グループ識別子」(欄
40)、「事象グループの開始事象の定義情報」(欄4
1)、「事象グループの終了事象の定義情報」(欄4
2)、「事象グループの内側であることを満たす条件」
(欄43)である。
【0046】図7の具体例で説明すると、事象グループ
識別子「100」は、事象グループの開始事象の定義情
報として「File Fのopen」を定義し、事象グ
ループの終了事象の定義情報として「File Fのc
lose」を定義しておく。このように定義しておき、
計算機が処理実行中に「File Fのopen」があ
ると、事象グループ100内の処理と認識し、「Fil
e Fのclose」があると、事象グループ100の
処理終了として、事象グループ識別子「100」を簡略
化システム・トレース・ログ・ファイル7に記録する。
【0047】また、別の定義として、 100S 「File Fのopen」 100E 「File Fのclose」 と定義しておき、「File Fのopen」の処理開
始時に、「100S」を記録し、「File Fのcl
ose」の処理開始時に、「100E」を記録する。
【0048】また、事象グループ識別子「103」は、
事象グループの開始事象として「read xxx」を
定義し、この事象グループの内側を満たす条件として
「read xxx 10回」を定義しておき、計算機
が「read xxx」の処理を10回実行すると、事
象グループ識別子103を記録する。
【0049】図8は図1の事象グループ定義情報入力手
段2の処理動作を表わすフローチャートで、この動作を
説明する。 (1)事象グループ定義情報入力手段2は、編集画面を
表示し(ステップ50)、 (2)要求する処理を受け付ける(ステップ51)。 (3)命令が、新規に事象グループ定義情報を入力の場
合、新規の事象グループ定義情報の入力処理を行う(ス
テップ52)。 (4)命令が、既存の事象グループ定義情報の変更の場
合、既存の事象グループ定義情報の変更処理を行う(ス
テップ53)。命令が、新規の事象グループ定義情報の
登録である場合、新規の事象グループ定義情報の登録処
理を行う(ステップ54)。 (5)命令が、既存の事象グループ定義情報の読み込み
である場合、既存の事象グループ定義情報の読み込み処
理を行う(ステップ55)。 (6)命令が終了の場合、終了する(ステップ56)。
【0050】上記のように、事象グループの定義情報
は、任意に定義して新規に入力し、また、既存の定義を
変更して登録し、また、既存の事象グループを読み込ん
で、これを新規事象グループとして登録することができ
る。
【0051】以上のように、この実施の形態によれば、
採取したトレース・ログ・データを簡略化して記録する
ようにしたので、大幅な記録量の削減となり、障害等の
発生時に、トレース・ログ・データを用いて解析する場
合、少ない情報量で解析することができる。また、大幅
なメモリ容量の削減を行うことができる。
【0052】実施の形態2.この実施の形態の要旨を図
9、図10を用いて説明する。図9はシステム・トレー
ス・ログ・ファイル5のトレース・ログ・データを簡略
化する場合を例示したものであり、図10は簡略化の種
々の形態を示したものである。
【0053】図9(a)は、「read xxx」が1
0回あれば事象グループ識別子「103」として記録し
たものである。これは実施の形態1で説明したものであ
る。図9(b)は、「read xxx」が10回の
内、5回実行した後、他の処理があり、その後「rea
d xxx」が5回あり、計10回となった場合に、識
別子103は一旦、中断状態とし、その後、再開するよ
うにする。この実施の形態ではこのような場合について
説明する。
【0054】図10は図9のような形態を一つとして、
種々の形態を示す。図10(a)は、簡略化システム・
トレース・ログ・データとして事象グループ識別子10
0と101が順に記録された状態である。また、図10
(b)は、事象グループ識別子100と101の後に、
それぞれ事象グループに該当しないシステム・トレース
・ログ・データをそのまま記録するようにした形態であ
る。上記の図10の(a)と(b)は、実施の形態1で
説明した処理内容である。
【0055】図10(c)は、図9の例を示したもの
で、事象グループ識別子100の間に他の処理が入り、
他の処理は事象グループに該当しないので、システム・
トレース・ログ・データがそのまま記録される。
【0056】図10(d)は、事象グループ識別子10
0の途中に事象グループ識別子101が入ったものであ
る。つまり図10の(c)の他の処理の代わりに事象グ
ループ識別子101が入ったものである。例えば、事象
グループに定義されたプロセスAの処理中に、事象グル
ープに定義された「read xxx 10回」の処理
が入ったような場合である。
【0057】また、図10(e)は、事象グループ識別
子100の途中で事象グループ識別子101が入り、事
象グループ識別子101の処理の途中で、事象グループ
識別子100の処理が終了する場合である。例えば、事
象グループに定義されたプロセスAの処理中に、事象グ
ループに定義された「read xxx 10回」の処
理が入り、その途中で、プロセスAが終了し、その後、
「read xxx 10回」の処理が終了したような
場合である。
【0058】以上説明したような種々の形態に対応する
為の動作を説明する。図11、図12はその処理動作の
フローチャートであり、システム・トレース・ログ処理
手段6の処理手順として示される。また、図13はその
処理動作をまとめたものである。
【0059】(1)システム・トレース・ログ処理手段
6は、システム・トレース・ログ・ファイル5の先頭の
トレース・レコードへ読み出しポイントを設定し(ステ
ップ60)。 (2)システム・トレース・ログ・ファイル5中のトレ
ース・レコードをすべて読み終わるまで(ステップ6
1)次の処理を続ける。
【0060】(3)まず、読み出しポイントで設定され
ているトレース・レコードを読み(ステップ62)、 (4)トレース・レコードに格納されている事象識別子
や該事象に関連するその他の情報を参照し、事象グルー
プ定義情報テーブルに設定されているかどうかを調査す
る(ステップ63)。
【0061】(5)調査の結果、開始事象として設定さ
れている事象である場合(ステップ64)、(図13の
aのケース参照) (6)「事象グループの内側を処理中であることを示す
フラグ」を立て(ステップ65)、 (7)事象グループの開始を表すトレース・レコードを
簡略化システム・トレース・ログ・ファイル7へ書き
(ステップ66)、
【0062】(8)トレース・レコードの読み出し、書
き出しのポイントを次のトレース・レコードに設定し
(ステップ78)、 (9)次に読むトレース・レコードがあるかないかの判
定(ステップ61)へ戻る。
【0063】次に、終了処理について説明する。(図1
3のbケース参照) (1)ステップ64が「No」で、現在読み出したトレ
ース・レコードに格納されている事象識別子が、事象グ
ループの終了事象として設定されている事象である場合
に(ステップ67)、(2)「事象グループの内側を処
理中であることを示すフラグ」を下ろし(ステップ6
8)、
【0064】(3)事象グループの終了を表すトレース
・レコードを簡略化システム・トレース・ログ・ファイ
ル7へ書き(ステップ69)、(4)トレース・レコー
ドの読み出し、書き出しのポイントを次のトレース・レ
コードに設定し(ステップ78)、(5)次に読むトレ
ース・レコードがあるかないかの判定(ステップ61)
へ戻る。
【0065】次に中断処理について説明する。(図13
のcケース参照) (1)現在読み出したトレース・レコードに格納されて
いる事象識別子が、事象グループの開始事象として設定
されていなく(ステップ64でNo)、事象グループの
終了事象としても設定されていない事象(ステップ67
でNo)である場合に、
【0066】(2)「事象グループの内側を処理中であ
ることを示すフラグ」が立っていて(ステップ70でY
es)、(3)事象グループの内側である条件を満たし
ていない事象である場合(ステップ71でNo)、
(3)事象グループの中断を表すトレース・レコードを
簡略化システム・トレース・ログ・ファイル7へ書き
(ステップ72)、
【0067】(5)「事象グループの中断を表すフラ
グ」を立て(ステップ73)、(6)トレース・レコー
ドの読み出し、書き出しのポイントを次のトレース・レ
コードに設定し(ステップ78)、(7)次に読むトレ
ース・レコードがあるかないかの判定(ステップ61)
へ戻る。
【0068】次に再開の処理について説明する。(図1
3のdケース参照) (1)現在読み出したトレース・レコードに格納されて
いる事象識別子が、事象グループの開始事象として設定
されていなく(ステップ64でNo)、(2)事象グル
ープの終了事象としても設定されていない事象(ステッ
プ67でNo)である場合に、
【0069】(3)「事象グループの内側であることを
示すフラグ」が立っていて(ステップ70でYes)、
(4)かつ、事象グループの内側である条件を満たして
いて(ステップ71でYes)、(5)かつ、「事象グ
ループの中断のフラグが立っている場合(ステップ74
でYes)、
【0070】(6)事象グループの再開を表すトレース
・レコードを書き(ステップ75)、(7)「事象グル
ープの中断を表すフラグ」を下ろし(ステップ76)、
(8)トレース・レコードの読み出し、書き出しのポイ
ントを次のトレース・レコードに設定し(ステップ7
8)、(9)次に読むトレース・レコードがあるかない
かの判定(ステップ61)へ戻る。
【0071】次に事象グループの内側の処理について説
明する。(図13のeケース参照) (1)現在読み出したトレース・レコードに格納されて
いる事象識別子が、事象グループの開始事象として設定
されていなく(ステップ64でNo)、(2)事象グル
ープの終了事象としても設定されていない事象(ステッ
プ67でNo)である場合に、
【0072】(3)「事象グループの内側であることを
示すフラグ」が立っていて(ステップ70でYes)、
(4)かつ、事象グループの内側である条件を満たして
いて(ステップ71でYes)、(5)かつ、「事象グ
ループの中断中のフラグ」が立っていない場合(ステッ
プ74でNo)、
【0073】(6)簡略化システム・トレース・ログ・
ファイル7には書き込みせず、(7)トレースレコード
の読み出し、書き出しのポイントを次のトレース・レコ
ードに設定し(ステップ78)、(8)次に読むトレー
ス・レコードがあるかないかの判定(ステップ61)へ
戻る。
【0074】次に事象グループ以外の処理について説明
する。(図13のfケース参照) (1)現在読み出したトレース・レコードに格納されて
いる事象識別子が、事象グループの開始事象として設定
されていなく(ステップ64でNo)、(2)事象グル
ープの終了事象としても設定されていない事象(ステッ
プ67でNo)である場合に、
【0075】(3)「事象グループの内側であることを
示すフラグ」が立っていない場合(ステップ70でN
o)、(4)読み出したトレース・レコードをそのまま
簡略化システム・トレース・ログ・ファイル7へ書き出
し(ステップ77)、
【0076】(5)トレース・レコードの読み出し、書
き出しのポイントを次のトレース・レコードに設定し
(ステップ78)、(6)次に読むトレース・レコード
があるかないかの判定(ステップ61)へ戻る。
【0077】以上で各処理動作を説明したが、この動作
は事象グループに属する処理をする場合は、上記の開始
事象から始まり、事象グループ内側の処理を行い、終了
事象で終わる。この間に事象グループ外の処理などが入
ると、中断処理を行い、事象グループ外の処理が終わる
と、再開処理を行い、中断された事象グループ内の処理
を行う。
【0078】以上のようにこの実施の形態によれば、図
10に示す種々の簡略化システム・トレース・ログ・フ
ァイルの形態に対処することができる。
【0079】実施の形態3.簡易化システム・トレース
・ログ・ファイルの事象グループからその事象グループ
の詳細なトレース・ログ・データが必要な場合に、その
詳細な採取したままのトレース・ログ・データを表示す
るようにしたものである。
【0080】図14はこの実施の形態の処理動作のフロ
ーチャートである。 (1)簡略化システム・トレース・ログ・ファイル7の
内容を表示し(ステップ81)、 (2)その表示画面から所望の事象グループ、または、
所望の事象グループ識別子を選択する(ステップ8
2)。
【0081】(3)システム・トレース・ログ・ファイ
ル5から選択された事象グループ(または、事象グルー
プ識別子)に対応するトレース・ログ・データを抽出す
る(ステップ83)。 (4)抽出したシステム・トレース・ログ・データを表
示する。
【0082】以上のようにして、簡略化システム・トレ
ース・ログ・ファイル7とシステム・トレース・ログ・
ファイル5とを用いて、事象グループに対応する詳細な
トレース・ログ・データを表示することができる。
【0083】このようにすると、簡略化したトレース・
データから詳細なトレース・データを表示させて解析な
どを行いたい場合に対処できる。
【0084】実施の形態4.実施の形態3では、簡易化
したトレース・ログ・データ(事象グループの表示)か
ら詳細なトレース・ログ・データを表示するようにした
が、この実施の形態は、簡略化システム・トレース・ロ
グ・ファイル7を用いずに直接システム・トレース・ロ
グ・ファイル5から詳細なトレース・ログ・データを表
示するようにしたものである。
【0085】図1において、事象グループ定義情報入力
手段2により、定義されている事象グループを事象グル
ープ定義情報テーブル17から読み出して表示させ、こ
の内所望の事象グループを選択することにより、システ
ム・トレース・ログ・ファイル5から事象グループに対
応するトレース・データを抽出し表示する。
【0086】実施の形態5.次に、システム・トレース
・ログ表示手段8の処理手順について説明する。図15
はシステム・トレース・ログ表示手段8の動作を表すフ
ローチャートである。
【0087】(1)システム・トレース・ログ表示手段
8は、簡略化システム・トレース・ログ・ファイル7中
の表示対象となるトレース・ログ・データを規定する条
件を入力する(ステップ90〜92)。
【0088】即ち、時刻の範囲(ステップ90)、事象
の識別子、または、事象グループ識別子(ステップ5
8)、時刻の昇順に表示するか、降順に表示するかの選
択(ステップ59)の各条件の入力処理を行う。ここで
事象の識別子とは、事象グループの識別子とは別に事象
(計算機の処理動作)毎に付与された識別子で、通常は
プログラム作成時に付与されている。
【0089】(2)簡略化システム・トレース・ログ・
ファイル7内のトレース・レコードをすべて読むまで
(ステップ93)、以下の処理を繰り返す。 (3)まず、簡略化システム・トレース・ログ・ファイ
ル7よりトレース・レコードを読む(ステップ94)。
【0090】(4)読んだトレース・レコードが、入力
条件に合致している場合(ステップ95)、 (5)トレース・レコードを表示する(ステップ9
6)。 (6)ステップ95で、入力した条件に合致していなけ
れば(ステップ93)へ戻る。
【0091】以上のように、この実施の形態は、簡略化
システム・トレース・ログ・ファイル7のトレース・ロ
グ・データをさらに絞り込んで表示することにより、容
易に解析作業を行うことができる。
【0092】実施の形態6.実施の形態1、実施の形態
2では、一旦、システム・トレース・ログ・ファイル5
に格納し、その後、簡略化システム・トレース・ログ・
ファイル7を作成したが、システム・トレース・ログ・
ファイル5を生成せず、オンラインで、トレース・バッ
ファ装置のシステム・トレース・ログ・データから事象
グループ定義情報テーブル3を参照して、簡略化システ
ム・トレース・ログ・ファイル7を生成するようにして
もよい。
【0093】
【発明の効果】
(1)以上のようにこの発明によれば、関連する処理内
容を簡略化した事象グループで記録するようにしたの
で、データ量の大幅削減となり、障害発生時等での解析
が容易になる。
【0094】(2)また、関連する処理内容を簡略化し
た事象グループで記録すると共に、事象グループ以外の
処理はそのまま記録するようにしたので、データ量の大
幅削減となり、障害発生時等での解析が容易になる。
【0095】(3)また、一旦、計算機システムの処理
内容をシステム・トレース・ログ・ファイルに格納し、
このファイルから事象グループに該当する処理内容は事
象グループとして簡略化システム・トレース・ログ・フ
ァイルに格納するようにしたので、データ量の大幅削減
となり、障害発生時等での解析が容易になると共に、ト
レース・ログ・データに関する処理が後でできるので、
計算機の他の処理の動作を妨げない。
【0096】(4)また、障害が発生すると、トレース
・ログ・データの収集を停止するようにしたので、記憶
装置の記憶量の制限により必要なトレース・ログ・デー
タが消去される恐れがない。
【0097】(5)また、所望の事象グループを指定す
ることにより簡略化しないトレース・ログ・データを表
示することができるようにしたので、事象グループ内の
詳細なトレース・ログ・データを容易に表示して解析す
ることができる。
【0098】(6)また、事象グループ等の検索条件を
指定すると、その条件の事象グループのトレース・ログ
・データを表示することができるので、解析が容易に行
える。
【0099】(7)また、事象グループに識別子を付与
して、トレース・ログ・データとしたので、トレース・
ログ・データの処理が容易に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるシステム・ト
レース・ログ処理装置の構成を示す図である。
【図2】 この発明の実施の形態1によるシステム・ト
レース・ログ制御手段の動作を示すフローチャートであ
る。
【図3】 この発明の実施の形態1による事象グループ
例を説明する図である。
【図4】 この発明の実施の形態1による他の事象グル
ープ例を説明する図である。
【図5】 この発明の実施の形態1による簡略化システ
ム・トレース・ログ・ファイルを説明する図である。
【図6】 この発明の実施の形態1による簡略化システ
ム・トレース・ログ・ファイル生成のフローチャートで
ある。
【図7】 この発明の実施の形態1による事象グループ
定義情報テーブルの構造を示す図である。
【図8】 この発明の実施の形態1による事象グループ
定義情報入力手段の動作を示すフローチャートである。
【図9】 この発明の実施の形態2による事象グループ
を説明する図である。
【図10】 この発明の実施の形態2による簡略化トレ
ース・ログ・ファイルの各種の構成例を示す図である。
【図11】 この発明の実施の形態2による簡略化シス
テム・トレース・ログ・ファイル生成のフローチャート
である。
【図12】 この発明の実施の形態2による簡略化シス
テム・トレース・ログ・ファイル生成のフローチャート
である。
【図13】 この発明の実施の形態2による簡略化シス
テム・トレース・ログ・ファイル生成を説明する図であ
る。
【図14】 この発明の実施の形態3によるシステム・
トレース・ログ・データを表示するフローチャートであ
る。
【図15】 この発明の実施の形態5によるシステム・
トレース・ログ・データを表示するフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 システム・トレース・ログ制御手段、2 事象グル
ープ定義情報入力手段、3 事象グループ定義情報テー
ブル、4 システム・トレース・ログ・ファイル・ダン
プ手段、5 システム・トレース・ログ・ファイル、6
システム・トレース・ログ処理手段、7 簡略化シス
テム・トレース・ログ・ファイル、8 システム・トレ
ース・ログ表示手段、9 中央処理装置、
10 メモリ装置、11 補助記憶装置、
12 表示装置、13 システム事象トレース・ロ
グ収集装置、14 トレース・バッファ装置。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 計算機システムの処理内容をトレース・
    ログ・データとして記録する計算機システムのトレース
    ・ログ処理方法において、関連する処理内容を一つの事
    象グループとし、この事象グループを簡略化した処理内
    容で表わして定義しておき、上記計算機システムが上記
    事象グループに該当する処理を実行すると、その事象グ
    ループをトレース・ログ・データとして記録することを
    特徴とする計算機システムのトレース・ログ処理方法。
  2. 【請求項2】 計算機システムの処理内容をトレース・
    ログ・データとして記録する計算機システムのトレース
    ・ログ処理方法において、関連する処理内容を一つの事
    象グループとし、この事象グループを簡略化した処理内
    容で表わして定義しておき、上記計算機システムが上記
    事象グループに該当する処理を実行すると、その事象グ
    ループをトレース・ログ・データとして記録すると共
    に、上記計算機システムが上記事象グループに該当しな
    い処理を実行する場合は、処理内容をそのままトレース
    ・ログ・データとして記録することを特徴とする計算機
    システムのトレース・ログ処理方法。
  3. 【請求項3】 計算機システムの処理内容をトレース・
    ログ・データとして記録する計算機システムのトレース
    ・ログ処理方法において、関連する処理内容を一つの事
    象グループとし、この事象グループを簡略化した処理内
    容で表わして定義しておき、計算機システムの実行した
    全ての処理内容を一旦、トレース・ログ・ファイルに格
    納し、上記トレース・ログ・ファイルのトレース・ログ
    ・データの内、事象グループに該当するトレース・ログ
    ・データはその事象グループをトレース・ログ・データ
    として簡略化トレース・ログ・ファイルに格納すると共
    に、上記トレース・ログ・ファイルのトレース・ログ・
    データの内、事象グループに該当しないトレース・ログ
    ・データはそのまま上記簡略化トレース・ログ・ファイ
    ルに格納することを特徴とする計算機システムのトレー
    ス・ログ処理方法。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項の計算機シ
    ステムのトレース・ログ処理方法において、計算機シス
    テムが処理実行中に、障害が発生すると実行中の処理を
    停止するようにしたことを特徴とする計算機システムの
    トレース・ログ処理方法。
  5. 【請求項5】 請求項3の計算機システムのトレース・
    ログ処理方法において、簡略化トレース・ログ・ファイ
    ルのトレース・ログ・データを画面表示し、この表示さ
    れたトレース・ログ・データの内、所望の事象グループ
    を指示すると、指示された事象グループに該当するトレ
    ース・ログ・データをトレース・ログ・ファイルから抽
    出して表示するようにしたことを特徴とする計算機シス
    テムのトレース・ログ処理方法。
  6. 【請求項6】 請求項1〜3のいずれか1項の計算機シ
    ステムのトレース・ログ処理方法において、所望の事象
    グループ、処理日時等の検索条件を指定すると、簡略化
    トレース・ログ・ファイルから指定された検索条件に対
    応するトレース・ログ・データを抽出し表示するように
    したことを特徴とする計算機システムのトレース・ログ
    処理方法。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか1項の計算機シ
    ステムのトレース・ログ処理方法において、事象グルー
    プ毎にそれぞれ識別子(ID)を付与し、この識別子を
    トレース・ログ・データとしたことを特徴とする計算機
    システムのトレース・ログ処理方法。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか1項の計算機シ
    ステムのトレース・ログ処理方法を用いた計算機システ
    ムのトレース・ログ処理装置。
JP9137318A 1997-05-27 1997-05-27 計算機システムのトレース・ログ処理方法とその処理装置 Pending JPH10333943A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002318734A (ja) * 2001-04-18 2002-10-31 Teamgia:Kk 通信ログ処理方法及びシステム
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JPWO2014049804A1 (ja) * 2012-09-28 2016-08-22 株式会社日立製作所 分散システムにおけるシステム動作トレース方法

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