JP3689596B2 - 製品開発工程管理システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は新製品開発の工程管理を行うための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
製品を開発するためには、多くは、複数の工程を必要とする。これらの複数の工程における開発作業は、複数の部署にまたがり、多くの人が関わり進められる。これらの各部署においては、それぞれに、開発環境として、業務支援システムを有する。業務支援システムとしては、開発ツールと、管理システムと、業務支援データベースとを有する。開発ツールは、開発作業を行なうためのツールでり、資料作成ツールや図面作成ツール等がある。管理システムは、これらの開発ツールで作成された資料や図面を、業務支援データベースに登録して管理する。これらの管理システムは、各部署内の工程の進捗を管理するための管理データをも業務支援データベースに登録して管理する。このような管理データは、表計算ソフトウエア等により作成することができる。管理システムは、管理データの編集機能をも有する。管理システムとしては、例えば、市販のプロジェクト管理ソフトウエア等を利用することもできる。業務支援データベースは、上述のように、開発ツールで作成された資料や図面、管理データ等を記憶する。
【0003】
資料としては、実験結果報告書・検討書・設計書・仕様書等が作成される。これらの資料は、開発を正常に進めるためと開発のノウハウを伝承するために、開発関連部署毎に管理されている。これらの資料は、管理を効率的に行うために電子化されて、データベースやコンピュータシステムを利用して管理されている。
【0004】
このような開発に関わる電子化されたデータには、開発作業の内容を示す開発作業の種類を表わすデータや開発作業対象製品(部品)を示す名称、コードといったデータが含まれている。
【0005】
しかし、これらの業務支援システムは、部署毎や業務単位毎に独立して管理されているので、管理されているデータの種類が異なっていることが考えられる。さらに、開発の進展とともに新たなデータが追加されることも考えられる。例えば、開発の当初は製品を構成する部品が確定していないため仮の名称が付いているが、開発が進むにつれ正式名称となり、さらに、管理しやすいようにコード化され、さらに、設計が完了すると図面の図番が付けられ、製造に入ると製造作業番号が付けられるというようなことが起こることが考えられる。
【0006】
一方、開発全体のマネージャは、時間的な進捗、費用、リソースの過不足、開発の技術的な決定、リスクの管理、関係者間の調整等のマネージメントを行わなければならない。しかし、部署毎に分散して開発が進められるため、時間的な進捗の把握だけでも相当に多くの管理工数が必要で、その他の開発内容の管理が不十分になることがある。このような管理状態になると、開発後半に開発内容の目標未達成が明らかになり、その挽回のために開発を延長し、納期の遅延という事態にいたってしまう。
【0007】
そこで、工程の時間的な進捗の把握を自動的に行うシステムとして、特開平8-16639号公報に記載の技術においては、CAD(Computer AidedDesign)等の開発ツールを工程管理システムの制御下におき、予め登録されている作業の一覧から開発ツールを起動し、ツール使用結果により、作業の進捗を取り込むことを実現している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の技術においては、上述のように、業務支援システムは、部署毎や業務単位毎に独立して管理されているので、管理されているデータの種類が異なっていることが考えられる。さらに、開発の進展とともに新たなデータが追加されることも考えられる。そこで、開発対象となる製品や、その製品を構成する部品についての、名称、コード、図番、製造作業番号等のデータ(属性データ)間の関連を保持する必要が生じると考えられる。
【0009】
また、上記公報に記載の技術におけるシステムにおいては、開発に使用するツールの起動の制御を行うが必要がある。しかし、開発作業に利用されるツールは、必ずしも一つのオペレーティングシステム(OS)上で稼動していないので、実現するために全開発ツールのカスタマイズが必要で、相当な費用がかさむと考えられる。また、ツールとは別に進捗を入力することも可能であるが、開発作業者の手間が増え、不確実な進捗収集にならざるをえないと考えられる。また、作業項目を予め抽出しておき、進捗を取り込んでいるが、製品開発では開発の進展とともに下流工程が明確化するので、詳細な作業項目を予め抽出することはできないことがあると考えられる。
【0010】
そこで、本発明は、一般的な製品開発環境において構築し利用されている業務支援システムを改造することなく、開発対象となる製品や、その製品を構成する部品についての、属性データ間の関連を保持する技術を、提供することを目的とする。
【0011】
また、本発明は、一般的な製品開発環境において構築し利用されている業務支援システムを改造することなく、開発作業の各工程の進捗を取り込む技術を、提供することを目的とする。
【0012】
さらに、本発明は、開発作業者の手間を増やさずに、確実に、開発作業の各工程の進捗を取り込む技術を、提供することを目的とする。
【0013】
さらに、本発明は、予め作業項目を抽出することができない開発作業においても、開発作業の各工程の進捗を取り込む技術を、提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明は、
製品開発工程における開発作業の日程データを記憶する日程データベースと、
前記日程データベースの日程データの編集を受け付ける日程編集手段と、
開発対象の製品及び当該製品を構成する部品の属性データの関連を表す製品データを記憶する製品データベースと、
開発作業に利用される作業結果を管理するデータベースと開発に必要な作業の指示に関するデータを管理するデータベースとを含む業務支援データベースにデータが新規登録されるイベントが発生すると、当該イベントを検出し、当該新規に登録されたデータから、当該イベントに関係する製品の製品情報と日程情報とを含むイベント情報を抽出するイベント情報取り出し手段と、
少なくともイベントが発生する業務支援データベース内のデータベースの名称と、イベント種類の名称と、発生するイベントに対応する開発作業の種類と、イベントの発生により分かる日程の進捗度とを対応付けて格納したイベント−日程対応表を管理する日程・製品データ管理手段と、
前記イベント情報取り出し手段が抽出した前記イベント情報に基づき、前記日程・製品データ管理手段を介して、前記日程データベースに登録された、前記イベントに関連する日程データを検索する日程データ検索手段と、
前記日程・製品データ管理手段を介して、前記イベント情報取り出し手段が抽出した前記製品情報に基づき前記製品データベースを検索し、該当する製品データが検索された場合には、前記製品データベースの製品データを更新する製品データ更新手段と、
前記日程データ検索手段により、該当する日程データが検索された場合、当該日程データの進捗情報を、前記イベント情報取り出し手段が抽出したイベント情報の日程情報に基づき更新する日程データ進捗更新手段と、
前記日程データ検索手段により、該当する日程データが検索されなかった場合、新たな日程データを生成し、前記イベント情報取り出し手段が抽出した前記日程情報に基づき日程データの進捗情報を更新し、前記新たな日程データに対応する製品データのレコードを前記製品データベースに追加し、前記イベント情報取り出し手段が抽出した前記製品情報に基づき製品データを更新する手段と、
を有することを特徴とする製品開発工程管理システムを提供する。
【0017】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。図1は、本発明による製品開発工程管理システムの、一実施の形態を示す構成図である。まず、図1の示す構成について説明する。
【0018】
図1において、本発明による製品開発工程管理システム100は、製品開発工程において作成されるドキュメント等の登録を受け付けて、該ドキュメント等を格納する、業務支援データベース(業務支援DB)101を有する。また、業務支援データベース101に、新たなドキュメント等の登録が受け付けられた場合(これを、イベントの発生時と称する)に、登録が受け付けられたドキュメント等に関する情報(これを、イベント情報と称する)を検出して、後述するイベント情報受信部103に通知する、イベント情報取り出し部102を有する。さらに、イベント情報取り出し部102により通知されたイベント情報を受信して、後述するイベント処理部104へ伝達する、イベント情報受信部103を有する。イベント処理部104は、イベント処理制御部1041と、日程データ検索部1042と、日程データ進捗更新部1043と、日程データ生成部1044と、製品データ検索部1045と、製品データ更新部1046と、製品データ生成部1047とを有する。
【0019】
製品開発工程管理システム100は、さらに、イベント処理部104に相互に接続された日程・製品データ管理部105と、日程・製品データ管理部105に相互に接続された、製品データベース106と日程データベース107とを有する。製品データベース106は、開発対象となる製品に関するデータである製品データを格納する。日程データベース107は、製品開発工程における開発作業の日程に関するデータである日程データを格納する。日程データは、日程構成データと日程属性データとからなる。前述のイベント処理部104は、伝達されたイベント情報に基づいて、日程・製品データ管理部105を介して、製品データベース106および日程データベース107に格納されたデータの検索、更新等を行なう。
【0020】
さらに、日程データベース107には、日程編集部108が接続されている。日程編集部108は、日程データベース107に格納される日程データを、ユーザが編集するための手段である。
【0021】
次に、図1に示した各構成要素について、詳細に説明する。
【0022】
まず、業務支援データベース101は、各開発作業において作成され、他の開発作業に利用されるドキュメント等を格納する。また、開発に必要な作業の指示等をも格納する。業務支援データベース101は、図に示したように一つのディスクに格納されたデータベースとは限らず、複数のディスクに格納されたデータベースからなる場合もある。そして、これらの複数のディスクに格納されたデータベースは、それぞれ異なるOS(Operating System)上にある場合も考えられる。また、データベースとしては、リレーショナル型データベース、OSのファイルシステム等を利用することができる。
【0023】
このような業務支援データベース101には、開発作業のうちの設計作業により作成された図面についてのデータを格納する図面データベース(図面DB)を含むことができる。また、開発作業により作成される、開発に必要な開発計画書、仕様書、検討書等の資料についてのデータを格納する資料データベース(資料DB)を含むこともできる。さらに、開発作業により作成される、作業の手順を記載したワークフローについてのデータを格納するワークフローデータベース(ワークフローDB)を含むこともできる。さらに、社外からの資材の購入を管理するためのデータを格納する資材調達管理データベース(調達DB)を含むこともできる。さらに、開発に必要な作業の指示等についてのデータを格納する作業指示データベース(作業指示DB)を含むこともできる。さらに、社内での開発に関わる作業を他部署へ依頼する場合のデータを格納する作業管理データベースや、逆に自部署で依頼された作業を管理するためのデータを格納するデータベース等を含むこともできる。
【0024】
業務支援データベース101内の図面データベース、資料データベース、ワークフローデータベース、調達データベース、および作業指示データベース等は、各々、図示せぬデータベース制御部(DBM)とデータベース部(DB部)とを有することができる。そして、データベース部は、各々、図面、資料、ワークフロー、調達、および作業指示等についてのドキュメント等のデータを格納する。これらのデータには、開発対象となる製品(部品)の番号や、ドキュメント等の名称、種類名、番号等を記したインデックスが、対応づけられて格納される。データベース制御部は、データベース部へのデータの書き込みや、書き込まれたデータの検索・編集・更新状況の記録等を行なうようにすることができる。
【0025】
次に、イベント情報取り出し部102は、前述のように、業務支援データベース101に、新たなドキュメント等の登録が受け付けられた場合(イベントの発生時)に、登録が受け付けられたドキュメント等に関する情報(イベント情報)を、前記インデックスを参照して検出して、後述するイベント情報受信部103に通知する。ここでは、業務支援データベース101は、複数の異なるデータベースから構成されており、これらのデータベースは、それぞれ独立して異なるOS上にある場合について考える。このとき、イベント情報取り出し部102は、図2に示すように、業務支援データベース101を構成する複数のデータベースの各々に対応する、複数のイベント発生監視処理部1021を有する。さらに、これらの複数のイベント発生監視処理部1021にそれぞれ対応する、複数のイベント発生通知部1022を有する。図2には、図面データベース、資料データベース等は、それぞれ一つとして記されているが、例えば、図面データベースが複数あって、それぞれ独立して異なる0S上にある場合も考えられる。このような場合には、これらの複数の図面データベースの各々に対応させて、イベント発生監視処理部1021を備える。そしてさらに、これらの複数のイベント発生監視処理部1021にそれぞれ対応する、複数のイベント発生通知部1022を備える。
【0026】
イベント発生監視処理部1021は、それぞれ、対応するデータベースのデータを、常時または定期的にチェックし、開発作業の日程の進捗に関わるイベントの発生が、新規に行われていないかを監視する。イベント発生監視処理部1021は、イベントの発生が、新規に行われたことが検出された場合には、イベント情報を収集する。そして、イベント情報を、イベント発生通知部1022に伝達する。前記常時チェックする方法としては、たとえば、対応するデータベースへの書き込みコマンドが、データベース制御部において受け付けられたか否かをチェックする方法等が考えられる。前記定期的にチェックする方法としては、たとえば、対応するデータベースのデータベース制御部の更新状況の記録を定期的にサーチして、前回のサーチと今回のサーチとの間にデータの更新があったかどうかをチェックする方法等が考えられる。
【0027】
イベント発生通知部1022は、イベント発生監視処理部1021により伝達されたイベント情報を、イベント情報受信部103に通知する。図2に示したように、イベント情報受信部103は、イベントデータベース(イベントDB)1031を有している。イベント発生通知部1022は、イベント情報を、このイベントデータベース1031に書き込むことにより、イベント情報受信部103に、イベント情報を通知する。この他、イベント発生通知部1022は、Eメールを作成して、イベント情報を、イベント情報受信部103に通知するようにしてもよい。また、イベント発生通知部1022は、所定の形式のテキストファイルを作成して、イベント情報を、イベント情報受信部103に通知するようにしてもよい。
【0028】
イベント情報受信部103は、イベント発生通知部1022により通知されたイベント情報を受信し、このイベント情報をイベント処理部104に通知するとともに、イベント処理部104に起動をかける。イベント情報受信部103によるイベント情報の受信は、たとえば、前述のように、イベント発生通知部1022によるイベントデータベース1031へのイベント情報の書き込みによって、行なうことができる。
【0029】
ここで、イベントデータベース1031の構成について説明する。イベントデータベース1031は、イベントが発生した業務支援データベース名、イベントの種類、イベントの対象となる製品の種類・製品の品名・製品の番号、イベントにより登録されるドキュメント等の番号等を、イベント情報として書き込まれて格納する。図3に、イベントデータベース1031の構成の一例を示す。
【0030】
図3においては、イベントデータベース1031は、業務支援DB欄301と、イベント種類欄302と、製品情報欄303と、付随情報欄304とを有する。業務支援DB欄301は、イベントが発生した業務支援データベース名を格納する。イベント種類欄302は、イベントの種類を格納する。ここで、イベントの種類とは、発生したイベントが、論理回路図の登録であるか、実装仕様書の登録であるか等をいうこととする。製品情報欄303は、イベントの対象となる製品の種類・製品の品名・製品の番号等を格納する。付随情報欄304は、イベントにより登録されるドキュメント等の番号等を格納する。
【0031】
図3においては、図面データベースにおいて、製品種類が制御装置で、製品品名が制御装置αで、製品番号がSYS001である製品の、論理回路図登録というイベントが発生し、論理回路図番号がLR98001であるというイベント情報が格納されている様子が示されている。
【0032】
次に、イベント処理部104は、イベント情報受信部103がイベント情報を受信した場合に、イベント情報受信部103によって起動される。イベント処理部104は、イベント情報受信部103からイベント情報を受け取り、このイベント情報に基づいて、日程・製品データ管理部105を介して、製品データベース106に格納されている製品データを更新する。製品データベース106に、更新すべき製品データが格納されていない場合には、当該製品データを生成した後に、当該製品データを更新する。また、イベント処理部104は、イベント情報に基づいて、日程・製品データ管理部105を介して、日程データベース107に格納されている日程データを更新する。日程データベース107に、更新すべき日程データが格納されていない場合には、当該日程データを生成した後に、当該日程データを更新する。以上のような、イベント処理部104が行なう処理を、イベント処理と称することとする。
【0033】
イベント処理部104は、イベント処理制御部1041と、日程データ検索部1042と、日程データ進捗更新部1043と、日程データ生成部1044と、製品データ検索部1045と、製品データ更新部1046と、製品データ生成部1047とを有する。
【0034】
イベント処理制御部1041は、イベント情報受信部103からイベント情報を受け取り、このイベント情報に基づいて、日程データ検索部1042、日程データ進捗更新部1043、日程データ生成部1044、製品データ検索部1045、製品データ更新部1046、および製品データ生成部1047の起動を制御して、イベント処理を行なう。
【0035】
日程データ検索部1042は、イベント情報に基づいて、日程・製品データ管理部105を介して、日程データベース107に格納されている日程属性データのうちの更新すべき日程属性データを検索する。日程データ進捗更新部1043は、日程データ検索部1042によって検索された日程属性データを、日程・製品データ管理部105を介して、更新する。後述するように、日程属性データは、開発作業の進捗状況についての情報を格納することができるので、この進捗状況についての情報を更新する。日程データ生成部1044は、日程データベース107に、更新すべき日程属性データが格納されていない場合に、当該日程属性データに対応する日程構成データ、および当該日程属性データを、日程・製品データ管理部105を介して、生成する。
【0036】
製品データ検索部1045は、イベント情報に基づいて、日程・製品データ管理部105を介して、製品データベース106に格納されている製品データのうちの、更新すべき製品データを検索する。製品データ更新部1046は、製品データ検索部1045により検索された製品データを、日程・製品データ管理部105を介して、更新する。製品データ生成部1047は、製品データベース106に、更新すべき製品データが格納されていない場合に、当該製品データを、日程・製品データ管理部105を介して、生成する。
【0037】
次に、日程・製品データ管理部105について説明する。日程・製品データ管理部105は、日程マスタデータ、製品マスタデータ、およびイベント−日程対応表を有する。
【0038】
日程マスタデータとしては、開発作業の種類(日程種類)、当該開発作業の対象となる製品または部品の種類、および当該開発作業の上位の日程の種類を対応づけたデータを有する。言い換えると、日程マスタデータは、日程における開発作業と作業対象物との関係、および、日程のツリー階層構造を表わしているといえる。また、日程マスタデータとしては、開発作業の日程間の前後関係を示すコンストレイントデータをも有する。
【0039】
図4に、日程マスタデータの一例を示す。図4(a)は、前述した、開発作業の種類(日程種類)、当該開発作業の対象となる製品または部品の種類、および当該開発作業の上位の日程の種類を対応づけたデータの一例である。この例においては、このデータ400は、複数の欄から構成される日程種類欄401と、日程種類欄401の各欄にそれぞれ対応する製品・部品種類欄402と、製品・部品種類欄402の各欄にそれぞれ対応する上位日程種類欄403とを有する。日程種類欄401は、開発作業の種類(日程種類)を格納する。製品・部品種類欄402は、対応する日程種類欄401の欄に格納された種類の開発作業の対象となる製品または部品の種類を格納する。上位日程種類欄403は、対応する日程種類欄401の欄に格納された種類の開発作業の、上位の日程の種類を格納する。図4(a)においては、たとえば、論理回路設計という開発作業の対象となる製品は、制御装置であることが示されている。そして、論理回路設計という開発作業の上位の日程は、基本設計であることが示されている。
【0040】
図4(b)は、前述した、開発作業の日程間の前後関係を示すコンストレイントデータの一例である。この例においては、コンストレイントデータ410は、複数の欄から構成される日程A欄411と、日程A欄411の各欄にそれぞれ対応する日程B欄412と、日程B欄412の各欄にそれぞれ対応するタイプ欄413と、タイプ欄413の各欄にそれぞれ対応する間隔欄414とを有する。日程A欄411は、開発作業の種類を格納する。日程B欄412は、対応する日程A欄411の欄に格納された種類の開発作業に対して、連続に、あるいは並行してなされる開発作業の種類を格納する。タイプ欄413は、対応する日程A欄411の欄に格納された種類の開発作業と、対応する日程B欄412の欄に格納された種類の開発作業とが、連続してなされるか並行してなされるかの区別を格納する。たとえば、連続してなされる場合にはFSを格納し、並行してなされる場合にはSSを格納することができる。間隔欄414は、対応する日程A欄411の欄に格納された種類の開発作業と、対応する日程B欄412の欄に格納された種類の開発作業とが、連続してなされる場合に、日程A欄411の欄に格納された種類の開発作業の終了から、日程B欄412の欄に格納された種類の開発作業の開始までの間隔の期間を格納する。図4(b)においては、たとえば、論理回路設計という開発作業と、実装仕様検討という開発作業とは、間隔0日で、連続して行われることが示されている。
【0041】
製品マスタデータとしては、製品および製品を構成する部品の種類毎に、製品データにおいて必要となる属性を示すデータを有する。
【0042】
図5に、製品マスタデータの一例を示す。図5に示す製品マスタデータ500は、複数の欄から構成される製品・部品種類欄501と、製品・部品種類欄501の各欄にそれぞれ対応する属性欄502とを有する。製品・部品種類欄501の各欄は、製品および製品を構成する部品の種類を格納する。属性欄502の各欄は、対応する製品・部品種類欄501の欄に格納された種類の製品または部品が有する属性を格納する。
【0043】
図5においては、たとえば、制御装置の属性としては、製品品名、製品番号、論理回路図番号、実装仕様書番号、装置組立図番号、および構成PCB枚数があることが示されている。
【0044】
イベント−日程対応表は、イベントが発生する業務支援データベース101内のデータベース名と、発生するイベントの種類と、発生するイベントに対応する開発作業の種類と、イベントが発生したことにより分かる日程の進捗度とを、対応づけて格納する。
【0045】
図6に、イベント−日程対応表の一例を示す。図6に示すイベント−日程対応表600は、複数の欄から構成される業務支援データベース欄601と、業務支援データベース欄601の各欄にそれぞれ対応するイベント種類欄602と、イベント種類欄602の各欄にそれぞれ対応する日程種類欄603と、日程種類欄603の各欄にそれぞれ対応する進捗度欄604とを有する。業務支援データベース欄601の各欄は、イベントが発生する業務支援データベース101内のデータベース名を格納する。イベント種類欄602の各欄は、対応する業務支援データベース欄601の欄に格納されたデータベース名のデータベースにおいて発生するイベントの種類を格納する。日程種類欄603の各欄は、対応するイベント種類欄602の欄に格納された種類のイベントに対応する開発作業の種類を格納する。進捗度欄604の各欄は、対応するイベント種類欄602の欄に格納された種類のイベントが発生することにより分かる、対応する日程種類欄603の欄に格納された種類の開発作業の進捗度を格納する。進捗度としては、100%、50%、0%等のパーセンテージを格納することができる。100%であれば、対応する開発作業が終了したことを示す。50%であれば、対応する開発作業が半分終了したことを示す。0%であれば、開発作業は開始されたが、特に進捗はないことを示す。
【0046】
図6においては、たとえば、図面データベースにおいて、論理回路図登録というイベントが発生すると、論理回路設計という開発作業の進捗度が、100%であることが分かるということが、示されている。
【0047】
前述の、日程マスタデータ、製品マスタデータ、イベント−日程対応表は、予めユーザによって作成され、日程・製品データ管理部105に登録される。また、日程マスタデータ、製品マスタデータ、イベント−日程対応表は、必要に応じて、ユーザによって修正され、日程・製品データ管理部105に登録される。
【0048】
日程・製品データ管理部105は、前述した日程データ生成部1044により日程構成データを新規に生成する場合に、生成される日程構成データが、日程マスタデータのインスタンスとなるように管理する。
【0049】
また、日程・製品データ管理部105は、日程データが生成されると、製品データベース106に格納される製品データの項目を、製品マスタデータに基づいて生成する。この場合に、生成される製品データの項目が、製品マスタデータのインスタンスとなるように管理する。さらに、日程・製品データ管理部105は、製品データの項目に対応する内容として、ユーザにより入力されるものがある場合に、これらの入力を受け付ける。
【0050】
さらに、日程・製品データ管理部105は、前述した製品データ生成部1047により製品データを新規に生成する場合に、生成される製品データが、製品マスタデータのインスタンスとなるように管理する。
【0051】
さらに、日程・製品データ管理部105は、イベント−日程対応表に含まれる日程種類(開発作業の種類)と、日程マスタデータに含まれる日程種類(開発作業の種類)とに、不一致が無いように、イベント−日程対応表と日程マスタデータとを、対応づけて管理する。例えば、イベント−日程対応表をユーザが作成または修正する際に、日程マスタデータから日程を選択するように支援を行なうことにより、イベント−日程対応表に含まれる日程種類と、日程マスタデータに含まれる日程種類とに、不一致が発生しないように、管理することができる。
【0052】
さらに、日程データ検索部1042、日程データ進捗更新部1043、日程データ生成部1044、製品データ検索部1045、製品データ更新部1046、および製品データ生成部1047による処理は、日程・製品データ管理部105を介して行われる。
【0053】
製品データベース106は、製品データを格納する。製品データは、開発作業の対象となる製品を構成する部品の、階層構造および組み立て関係についての情報である製品構成情報を格納する。また、製品データは、開発作業の対象となる製品および部品の種類、品名、番号、関連工程番号、当該製品および部品についてのドキュメント番号等についての情報である、製品属性情報をも格納する。ユーザは、製品データベース106に格納された製品データの内容を、日程・製品データ管理部105を介して参照することができる。
【0054】
製品構成情報は、開発対象となる製品の設計が終了しないと、確定しないことが多い。製品構成情報によれば、例えば、図7に示すような製品の構成状況を把握することができる。図7の例においては、設計後製品データベース106に登録された製品データに基づく製品の構成状況を表わし、筐体と、二つのプリント基板(PCB)とから構成されている製品の構成状況を表している。図7の例においては、製品データの製品属性情報により、製品、筐体、プリント基板に、それぞれ、点線で囲って示されるような属性が付与されていることをも示している。
【0055】
製品データのレコードは、日程データが作成されると、日程・製品データ管理部105により、製品マスタデータに基づいて生成される。製品データの製品および部品の品名・番号等の項目に対する情報は、日程・製品データ管理部105を介して、ユーザにより入力される。関連工程番号は、日程データおよび日程マスタデータに基づき、日程・製品データ管理部105により書き込まれる。ドキュメント番号等の項目に対する情報は、イベントの発生時に、製品データ更新部1041により、日程・製品データ管理部105を介して書き込まれる。
【0056】
製品データの例を、図8に示す。図8(a)の例においては、制御装置についての製品データ(装置属性データ)が示されている。図8(a)の例においては、装置属性データ4000の項目として、製品の種類、関連工程番号、製品の品名、製品の番号、論理回路図番号、実装仕様書番号、装置組立図番号、および構成PCB枚数を有する。すなわち、製品データ4000は、製品種類欄4001、関連工程番号欄4002、製品品名欄4003、製品番号欄4004、論理回路図番号欄4005、実装仕様書番号欄4006、装置組立図番号欄4007、および構成PCB枚数欄4008を有する。
【0057】
製品種類欄4001は、製品の種類を格納する。関連工程番号欄4002は、当該製品を開発するための開発作業の工程番号を格納する。製品品名欄4003は、当該製品の品名を格納する。製品番号欄4004は、当該製品の番号を格納する。論理回路図番号欄4005は、当該製品の論理回路図の番号を格納する。実装仕様書番号欄4006は、当該製品の実装仕様書の番号を格納する。装置組立図番号欄4007は、当該製品の装置組立図の番号を格納する。構成PCB枚数欄4008は、当該製品を構成するプリント基板の枚数を格納する。
【0058】
製品種類欄4001には、日程データが生成された時点において、日程・製品データ管理部105によりデータが格納される。この時点における装置属性データの様子を、400に示す。400においては、製品種類欄4001に「制御装置」が格納されている。次に、関連工程番号欄4002に、日程データおよび日程マスタデータに基づいて、日程・製品データ管理部105によりデータが格納される。製品品名欄4003、製品番号欄4004には、ユーザによって、日程・製品データ管理部105を介して、データが入力される。この時点における装置属性データの様子を、401に示す。401においては、関連工程番号欄4002に「A01」、「A02」が格納され、製品品名欄4003に「制御装置α」が格納され、製品番号欄4004に「SYS001」が格納されている。論理回路図番号欄4005には、業務支援データベース101に、論理回路図が登録された時点で、イベント処理部104により、日程・製品データ管理部105を介して、論理回路図の番号が格納される。この時点における製品データ(装置属性データ)の様子を、402に示す。402においては、論理回路図番号欄4005に、「LR98001」が格納されている。実装仕様書番号欄4006には、業務支援データベース101に、実装仕様書が登録された時点で、イベント処理部104により、日程・製品データ管理部105を介して、実装仕様書の番号が格納される。この時点における装置属性データの様子を、403に示す。403においては、実装仕様書番号欄4006に、「RR98001」が格納されている。装置組立図番号欄4007および構成PCB枚数欄4008には、業務支援データベース101に、装置組立図が登録された時点で、イベント処理部104により、日程・製品データ管理部105を介して、装置組立図の番号およびプリント基板の枚数が格納される。この時点における装置属性データの様子を、404に示す。404においては、装置組立図番号欄4007に「675919046」が格納され、構成PCB枚数欄4008に「2」が格納されている。
【0059】
図8(b)の例においては、プリント基板についての製品データ(PCB属性データ)が示されている。図8(b)の例においては、PCB属性データ4100の項目として、部品の種類、関連工程番号、部品の品名、部品の番号、仕様書の番号、図面の番号、製造作業の番号を有する。すなわち、PCB属性データ4100は、部品種類欄4101、関連工程番号欄4102、部品品名欄4103、部品番号欄4104、PCB仕様書番号欄4105、図面番号欄4106、製造作業番号欄4107を有する。
【0060】
部品種類欄4101は、部品の種類を格納する。関連工程番号欄4102は、当該部品を開発するための開発作業の工程番号を格納する。部品品名欄4103は、当該部品の品名を格納する。部品番号欄4104は、当該部品の番号を格納する。PCB仕様書番号欄4105は、当該部品の仕様書の番号を格納する。図面番号欄4106は、当該部品の図面の番号を格納する。製造作業番号欄4107は、当該部品を製造する作業の番号を格納する。
【0061】
部品種類欄4101には、日程データが生成された時点において、日程・製品データ管理部105によりデータが格納される。この時点におけるPCB属性データの様子を、410に示す。410においては、部品種類欄4101に「PCB」が格納されている。次に、関連工程番号欄4102には、日程データおよび日程マスタデータに基づいて、日程・製品データ管理部105によりデータが格納される。部品品名欄4103、部品番号欄4104には、ユーザによって、日程・製品データ管理部105を介して、データが入力される。PCB仕様書番号欄4105には、業務支援データベース101に、PCB仕様書が登録された時点で、製品データ更新部1046により、日程・製品データ管理部105を介して、PCB仕様書の番号が格納される。この時点におけるPCB属性データの様子を、411に示す。411においては、関連工程番号欄4102に「B11」が格納され、部品品名欄4103に「電源制御PCB」が格納され、部品番号欄4104に「PO123」が格納され、PCB仕様書番号欄4105に「98200」が格納されている。
【0062】
業務支援データベース101に、前記「98200」と異なる番号のPCB仕様書「98205」が登録された時点で、部品種類欄4101、関連工程番号欄4102、部品品名欄4103、部品番号欄4104、PCB仕様書番号欄4105、図面番号欄4106、および製造作業番号欄4107の各欄が、製品データ生成部1047により、もう一行生成されて、二行になる。そして、二行目の部品種類欄4101に「PCB」が格納され、二行目の関連工程番号欄4102に「B21」が格納される。二行目の部品品名欄4103には、ユーザによって、日程・製品データ管理部105を介して、「信号制御PCB」が入力される。二行目の部品番号欄4104に、イベント情報に基づいて、製品データ更新部1046により、日程・製品データ管理部105を介して、「CC456」が格納され、二行目のPCB仕様書番号欄4105に、イベント情報に基づいて、製品データ更新部1046により、日程・製品データ管理部105を介して、「98205」が格納される。
【0063】
図面番号欄4106には、業務支援データベース101に、プリント基板の図面が登録された時点で、製品データ更新部1046により、日程・製品データ管理部105を介して、この図面の番号が格納される。たとえば、図面の番号と、部品番号とが、組になってイベント情報に組み込まれているようにすれば、一行目の図面番号欄4106のデータか、二行目の図面番号欄4106のデータかが分かり、該当する欄にデータが格納される。製造作業番号欄4107には、プリント基板の製造作業番号が決定されて、プリント基板の製造作業の手配が、業務支援データベース101の作業指示データベースに登録された時点で、製品データ更新部1046により、日程・製品データ管理部105を介して、この製造作業の番号が格納される。たとえば、製造作業番号と、部品番号とが、組になってイベント情報に組み込まれているようにすれば、一行目の製造作業番号欄4107のデータか、二行目の製造作業番号欄4107のデータかが分かり、該当する欄にデータが格納される。
【0064】
プリント基板の製造作業番号が決定された時点におけるPCB属性データの様子を、412に示す。412においては、一行目の図面番号欄4106に「675919047」、一行目の製造作業番号欄4107に「H10301」が格納されている。また、412においては、二行目の図面番号欄4106に「675919048」、二行目の製造作業番号欄4107に「H10401」が格納されている。
【0065】
次に、日程データベース107は、日程データを格納する。日程データは、日程構成データと日程属性データとからなる。日程データベース107は、リレーショナルデータベースやOSのファイルシステム等を利用して構成することができる。ユーザは、日程データベース107に格納された日程データの内容を、日程編集部108を介して、参照したり修正したりすることができる。
【0066】
日程構成データは、製品の開発作業の日程の構成を示すデータである。図9に、バーチャートで表した日程構成データの一例を示す。図9において、図中の四角は開発の作業工程を示し、横方向は時間を表し、工程の横の長さはその工程の作業期間を表している。各工程の中の上の文字列は工程名称を表し、下の文字列は工程の番号を表す。図の上半分の大日程は開発の大まかな日程を表し、図の下の小日程は詳細な作業日程を表しており、大日程と小日程間の階層関係も保持している。例えば、大日程の基本設計は論理回路設計と実装仕様検討の二つの小日程から構成されおり、また、大日程の詳細設計は筐体仕様検討、筐体設計、PCB仕様検討、PCB設計という小日程から構成されている。さらに、各工程間の矢印は、工程間の前後関係や、工程間の日数を表すコンストレイントを示している。
【0067】
日程属性データは、開発工程における開発作業の日程について、日程の名称、日程の通し番号、日程の種類、予定されている開始日と終了日、実績の開始日と終了日、進捗度、作業者の識別子等を格納するデータである。日程構成データが生成された場合に、この生成された日程構成データの日程種類に対応する日程属性データのレコードが、日程・製品データ管理部105により生成される。
【0068】
図10に、日程属性データの一例を示す。図10においては、日程属性データ900は、複数の欄からなる日程名称欄901と、日程名称欄901の各欄にそれぞれ対応する日程通し番号欄902と、日程通し番号欄902の各欄にそれぞれ対応する日程種類欄903と、日程種類欄903の各欄にそれぞれ対応する予定開始日欄904と、予定開始日欄904の各欄にそれぞれ対応する予定終了日欄905と、予定終了日欄905の各欄にそれぞれ対応する実績開始日欄906と、実績開始日欄906の各欄にそれぞれ対応する実績終了日欄907と、実績終了日欄907の各欄にそれぞれ対応する進捗度欄908と、進捗度欄908の各欄にそれぞれ対応する作業者欄909とを有する。日程名称欄901の各欄は、開発作業の工程の名称を格納する。日程の名称は、日程の種類と同じであることが多い。日程通し番号欄902の各欄は、対応する日程名称欄901の欄に格納された名称の工程の、通し番号を格納する。日程種類欄903は、対応する日程通し番号欄902の欄に格納された通し番号の工程の、種類を格納する。予定開始日欄904は、対応する日程種類欄903の欄に格納された種類の工程の、作業開始の予定日を格納する。予定終了日欄905は、対応する日程種類欄903の欄に格納された種類の工程の、作業終了の予定日を格納する。実績開始日欄906は、対応する日程種類欄903の欄に格納された種類の工程の、実際に作業が開始された日を格納する。実績終了日欄907は、対応する日程種類欄903の欄に格納された種類の工程の、実際に作業が終了した日を格納する。進捗度欄908は、対応する日程種類欄903の欄に格納された種類の工程の、進捗度を格納する。作業者欄909は、対応する日程種類欄903の欄に格納された種類の工程の、作業を行なう作業者を識別するための識別子を格納する。
【0069】
日程通し番号欄902および日程種類欄903には、日程属性データが生成された時点において、日程構成データに基づいて、日程・製品データ管理部105により、データが格納される。日程名称欄901、予定開始日欄904、予定終了日欄905、および作業者欄909には、ユーザにより、日程編集部108を介して、データが入力される。実績開始日欄906、実績終了日欄907、進捗度欄908には、イベントの発生時に、イベント情報に基づいて、日程データ進捗更新部1043により、日程・製品データ管理部105を介して、データが格納される。実績開始日欄906に格納すべきデータが、イベント情報に無い場合には、この日程の一つ前の日程の実績終了日とコンストレイントデータとに基づいて、データを生成することもできる。
【0070】
図10の910に示す例においては、「論理回路設計」と「実装仕様検討」という日程種類の日程構成データが生成された時点で、「論理回路設計」と「実装仕様検討」という日程種類の日程属性データのレコードが生成された場合に様子を示している。日程種類欄903に、日程・製品データ管理部105により、データが格納されている。
【0071】
図10の920に示す例においては、「論理回路設計」と「実装仕様検討」という日程種類の日程属性データの、日程通し番号欄902に、日程・製品データ管理部105により、データが格納され、日程名称欄901、予定開始日欄904、予定終了日欄905、および作業者欄909には、ユーザによりデータが入力された場合の様子を示している。920においては、日程通し番号がA01で、日程名称および日程種類が「論理回路設計」である開発作業は、予定開始日が1998年1月4日で、予定終了日が1998年1月30日であり、作業者の識別子はAであることが示されている。さらに、日程通し番号がA02で、日程名称および日程種類が「実装仕様検討」である開発作業は、予定開始日が1998年1月30日で、予定終了日が1998年2月15日であり、作業者の識別子はBであることが示されている。
【0072】
図10の930に示す例においては、「論理回路図登録」というイベントが発生し、イベント情報およびイベント−日程対応表に基づいて、日程種類が「論理回路設計」である開発作業の日程属性データの、実績開始日欄906、実績終了日欄907、進捗度欄908に、データが格納された場合の様子を示している。920においては、日程通し番号がA01で、日程名称および日程種類が「論理回路設計」である開発作業は、実績開始日が1998年1月5日で、実績終了日が1998年2月2日で、「論理回路図登録」というイベント発生時における進捗度は100%であることが示されている。日程通し番号がA02で、日程名称および日程種類が「実装仕様検討」である開発作業についての日程属性データは、920においてと変わりはない。
【0073】
図10の940に示す例においては、「実装仕様書登録」というイベントが発生し、イベント情報およびイベント−日程対応表に基づいて、日程種類が「実装仕様検討」である開発作業の日程属性データの、実績開始日欄906、実績終了日欄907、進捗度欄908に、データが格納された場合の様子を示している。940においては、日程通し番号がA02で、日程名称および日程種類が「実装仕様検討」である開発作業は、実績開始日が1998年2月3日で、実績終了日が1998年2月20日で、「実装仕様書登録」というイベント発生時における進捗度は100%であることが示されている。日程通し番号がA01で、日程名称および日程種類が「論理回路設計」である開発作業についての日程属性データは、930においてと変わりはない。
【0074】
日程編集部108は、ユーザによる日程構成データの作成を支援し、作成された日程構成データを、日程データベース107に格納する。ユーザは、日程・製品データ管理部105により管理されている、前記日程マスタデータの内容を組み合わせて、日程構成データを作成する。日程編集部108は、一般に市販されている日程管理ソフトウェアやプロジェクト管理ソフトウェアで実現することができ、日程管理に必要な作業日程の編集と登録の機能を有する。例えば、作業日程の編集機能としては、バーチャートやPERT図の編集機能を持ち、これらで作成された日程構成データに対して、遅れが出そうな個所であるクリティカルパスの検索や、負荷の山積み・山崩しといった日程データに対する計算機能をも、持たせることができる。
【0075】
また、日程編集部108は、日程属性データの日程名称、予定開始日、予定終了日、作業者についてのデータを、ユーザが入力する際の支援を行なう。
【0076】
図11に、図1に示した製品開発工程管理システム100の、ハードウエア構成図を示す。図11に示すハードウエア構成図には、一台のコンピュータ1000と、一台または複数台のコンピュータ3000と、コンピュータ1000とコンピュータ3000とを結ぶネットワーク2000とが示されている。
【0077】
コンピュータ1000は、バス1001と、バス1001に接続された本体1002と、バス1001に接続された外部記憶装置1003と、バス1001に接続された入力装置1004と、バス1001に接続された出力装置1005と、バス1001に接続された通信制御装置1006とを有する。本体1002には、主記憶装置10021と、CPU(Central Processing
Unit)10022とが含まれている。
【0078】
コンピュータ3000は、バス3001と、バス3001に接続された本体3002と、バス3001に接続された外部記憶装置3003と、バス3001に接続された入力装置3004と、バス3001に接続された出力装置3005と、バス3001に接続された通信制御装置3006とを有する。本体3002には、主記憶装置30021と、CPU(Central Processing
Unit)30022とが含まれている。
【0079】
コンピュータ1000において、主記憶装置10021は、各種プログラム、およびこれらのプログラムを実行するうえで必要となるデータを格納する。CPU10022は、主記憶装置10021に格納されたプログラムを、主記憶装置10021に格納されたデータを用いて実行する。外部記憶装置1003は、主記憶装置10021よりも容量が大きい記憶装置とすることができる。主記憶装置10021に格納するプログラムおよびデータを、外部記憶装置1003に保管しておき、必要に応じて、CPU10022により、主記憶装置10021に読み込むことができる。外部記憶装置1003としては、ハードディスク装置の他に、可搬型記録媒体であるフロッピーディスク、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)等を使用することができる。
【0080】
コンピュータ1000において、入力装置1004は、入力制御部と、この入力制御部に接続されたマウスやキーボード等の入力部とから構成される(図示せず)。入力装置1004は、マウスやキーボード等の入力部からユーザにより入力された情報を入力する。出力装置1005は、出力制御部と、この出力制御部に接続されたディスプレイやプリンタ等の出力部とから構成される(図示せず)。出力装置1005は、ディスプレイやプリンタ等の出力部に、CPU10022により外部記憶装置1003から主記憶装置10021に読み込まれたデータ等を、出力することができる。通信制御装置1006は、ネットワーク2000との接続や、ネットワーク2000に接続しているコンピュータ3000との通信を制御する。
【0081】
コンピュータ3000において、主記憶装置30021は、各種プログラム、およびこれらのプログラムを実行するうえで必要となるデータを格納する。CPU30022は、主記憶装置30021に格納されたプログラムを、主記憶装置30021に格納されたデータを用いて実行する。外部記憶装置3003は、主記憶装置30021よりも容量が大きい記憶装置とすることができる。主記憶装置30021に格納するプログラムおよびデータを、外部記憶装置3003に保管しておき、必要に応じて、CPU30022により、主記憶装置30021に読み込むことができる。外部記憶装置3003としては、ハードディスク装置の他に、可搬型記録媒体であるフロッピーディスク、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)等を使用することができる。
【0082】
コンピュータ3000において、入力装置3004は、入力制御部と、この入力制御部に接続されたマウスやキーボード等の入力部とから構成される(図示せず)。入力装置3004は、マウスやキーボード等の入力部からユーザにより入力された情報を入力する。出力装置3005は、出力制御部と、この出力制御部に接続されたディスプレイやプリンタ等の出力部とから構成される(図示せず)。出力装置3005は、ディスプレイやプリンタ等の出力部に、CPU30022により外部記憶装置3003から主記憶装置30021に読み込まれたデータ等を、出力することができる。通信制御装置3006は、ネットワーク2000との接続や、ネットワーク2000に接続しているコンピュータ1000との通信を制御する。
【0083】
前述の図1に示した各部および各データベースは、図11に示した構成要素により、以下のように実現される。
【0084】
業務支援データベース101は、格納されているドキュメント等を保管しておく場合には、外部記憶装置3003によってその機能が実現される。業務支援データベース101は、複数のコンピュータ3000の外部記憶装置3003に分散して保管されていてもよい。例えば、図面データベース、資料データベース、ワークフローデータベース等が、各々別のコンピュータ3000の外部記憶装置3003に、それぞれ格納されていてもよい。業務支援データベース101は、格納されているドキュメント等がユーザにより参照されたり更新されたりする場合や、新たなドキュメント等がユーザにより登録される場合には、当該ドキュメント等が格納されている、または登録されるべき、外部記憶装置3003を有するコンピュータ3000の主記憶装置30021によってその機能が実現される。
【0085】
イベント情報取り出し部102は、イベントの発生を監視して、イベントが発生した場合にはイベント情報をイベント情報受信部103に通知する動作を記述したプログラムを、外部記憶装置3003に格納し、このプログラムを外部記憶装置3003から主記憶装置30021に読み込んで、CPU30022により実行することにより実現される。イベントが発生した場合には、通信制御装置3006、ネットワーク2000、および通信制御装置1006を介して、コンピュータ1000上で実現されているイベント情報受信部103に、イベント情報を通知する。
【0086】
イベント情報受信部103は、イベント発生通知部1022により通知されたイベント情報を受信し、イベント処理部104に起動をかける動作を記述したプログラムを、外部記憶装置1003に格納し、このプログラムを外部記憶装置1003から主記憶装置10021に読み込んで、CPU10022により実行することにより実現される。イベント情報受信部103が有するイベントデータベース1031は、イベント情報受信部103の処理が実行される際には、主記憶装置10021によって、その機能が実現される。
【0087】
イベント処理部104の、イベント処理制御部1041、日程データ検索部1042、日程データ進捗更新部1043、日程データ生成部1044、製品データ検索部1045、製品データ更新部1046、および製品データ生成部1047は、これらの動作を記述したプログラムを、外部記憶装置1003に格納し、このプログラムを外部記憶装置1003から主記憶装置10021に読み込んで、CPU10022により実行することにより実現される。
【0088】
日程・製品データ管理部105は、その動作を記述したプログラム、およびデータ(日程マスタデータ、製品マスタデータ、およびイベント−日程対応表)を、外部記憶装置1003に格納し、これらのプログラムおよびデータを外部記憶装置1003から主記憶装置10021に読み込んで、CPU10022により実行することにより実現される。データ(日程マスタデータ、製品マスタデータ、およびイベント−日程対応表)の内容に修正が必要な場合には、これらのデータの内容を出力装置1005に表示させつつ、ユーザからの修正指示を、入力装置1004から入力されて、該修正指示に基づいて修正することができる。また、製品データベース106に格納された製品データの内容を出力装置1005に表示させつつ、ユーザからの指示を、入力装置1004から入力されて、該指示に基づいて、製品データに情報を付加することもできる。
【0089】
製品データベース106は、製品データを保管しておく場合には、外部記憶装置1003によって、その機能が実現される。製品データの検索、更新および生成等が行われる場合には、製品データベース106は、主記憶装置10021によって、その機能が実現される。
【0090】
日程データベース107は、日程データを保管しておく場合には、外部記憶装置1003によって、その機能が実現される。日程データの検索、更新および生成等が行われる場合には、日程データベース107は、主記憶装置10021によって、その機能が実現される。
【0091】
日程編集部108は、ユーザによる日程データの作成を支援し、作成された日程データを、日程データベース107に格納する動作を記述したプログラムを、外部記憶装置1003に格納し、このプログラムを外部記憶装置1003から主記憶装置10021に読み込んで、CPU10022により実行することにより実現される。日程データの作成を支援する際には、日程データベース107に格納された日程データの内容を出力装置1005に表示させつつ、ユーザからの指示を、入力装置1004から入力されて、該指示に基づいて、日程データの作成を行なう。
【0092】
次に、本発明による製品開発工程管理システムを使用して、製品開発工程の管理を行なう場合のユーザの手順、および本発明による製品開発工程管理システムの動作について説明する。
【0093】
まず、本発明による工程管理の準備として、ユーザは、製品開発作業の体系化を行い、体系化された作業に対応する日程種類を抽出しておき、この日程種類についての日程マスタデータを作成して、日程・製品データ管理部105に登録する。ユーザは、それと同時に、各日程種類の開発作業の対象となる製品及びその製品を構成する部品の属性を、製品マスタデータとして日程・製品データ管理部105に登録する。また、ユーザは、各日程種類の開発作業により業務支援データベース101に登録される仕様書等のドキュメント、図面、手配ワークフローデータなどによるイベントを抽出し、日程種類とイベント種類の対応をイベント−日程対応表として日程・製品データ管理部105に登録する。ここで、関連するイベントで得られるデータは、製品マスタデータの属性として製品データベース106に登録されるので、ユーザは、製品マスタデータの属性も必要に応じて修正する。
【0094】
例えば、日程種類「論理回路設計」と、この作業対象となる製品種類「制御装置」との対応関係が、図4(a)に示すように、日程マスタデータに登録される。さらに、この日程種類の作業により図面データベースに論理回路図が登録される場合、この「論理回路図登録」イベントと日程「論理回路設計」との対応関係が、図6に示すように、イベント−日程対応表に登録される。さらに、このイベント「論理回路図登録」で、図面データベースに、図面の属性として品名、製品番号、論理回路図番号が登録されるので、「論理回路設計」の対象となる製品「制御装置」の属性「品名」「製品番号」「論理回路図番」が、図5に示すように、製品マスタデータの属性として登録される。
【0095】
ここでは、図7に示したような構成の製品を開発する場合を例に、本発明による工程管理の流れを説明する。開発対象となる製品は、複数のプリント基板から構成される制御装置である。
【0096】
まず、開発作業の開始に伴い、ユーザは、日程編集部108により、日程構成データを作成する。このとき、ユーザは、日程・製品データ管理部105が管理している図4に示した日程マスタデータを組合わせ、日程編集部108で日程構成データを作成する。
【0097】
このとき、もし必要な開発作業を日程種類とするデータが日程マスタデータにない場合は、ユーザは、日程・製品データ管理部105を介して、必要なデータを日程マスタデータに登録して、日程編集部108での日程構成データ作成作業に使用してもよい。さらに、それに伴い、その日程種類の開発作業が作業対象とする製品または部品のデータが製品マスタデータにない場合にも、同様に、ユーザは、日程・製品データ管理部105を介して、必要なデータを、製品マスタデータに登録することができる。さらに、その日程種類の開発作業に伴い、業務支援データベース101でドキュメントの登録等のイベントが発生する場合、発生するイベントの種類とそれに対応する日程種類との対応関係を、ユーザは、日程・製品データ管理部105を介してイベント−日程対応表に登録することができる。
【0098】
この例においては、この時点で開発の詳細がまだ不明なので、図12に示したように、開発全体にわたる大日程レベルの日程構成データと、開発初期の基本設計段階の小日程の日程構成データとが作成される。日程構成データが作成されることで、日程・製品データ管理部105は、作成された日程構成データの日程種類についての、日程属性データのレコードを生成する。この状態が図10の910である。この後、この日程属性データに、日程通し番号が、日程・製品データ管理部105により書き込まれる。これに、ユーザが、日程名称、予定開始日、予定終了日、および作業者の識別子を登録し、図10の920の状態になる。
【0099】
また、日程・製品データ管理部105は、作成された日程構成データの日程種類から、必要な製品データのレコードを製品マスタデータに基づき製品データベース106に登録し、この製品データに、日程種類の開発作業の対象となる製品の種類を登録して、その状態が図8(a)の400である。この後、この製品データに、日程種類の開発作業の工程番号が、日程・製品データ管理部105により書き込まれる。これに、ユーザが、日程種類の開発作業の対象となる製品の品名、製品番号を登録し、図8(a)の401の状態になる。
【0100】
このようにして、日程構成データの日程種類の開発作業と、その作業に関連する日程属性データ、製品データの間のつながりが作られる。この場合は、論理回路設計A01と実装仕様検討A02という開発作業と、日程属性データ、制御装置の製品データとが関連付けられる。
【0101】
次に、この日程構成データに基づき、各開発作業が開始され、まず基本設計の論理回路設計作業が行われる。作業の結果、論理回路図が完成すると、業務支援データベース101の図面データベースに、ユーザにより、論理回路図が新規に登録される。この時、イベント情報取り出し部102は、業務支援データベース101でのイベントの発生を検出し、イベント情報受信部103へ、イベント情報を通知する。
【0102】
この例の場合においては、論理回路図が登録されたので、図面データベースで発生した論理回路図登録というイベントのイベント情報として、論理回路図の対象としている製品の品名、製品番号、論理回路図番を、図面データベースから取り出し、これらの情報を、イベント情報受信部103へ通知する。
【0103】
イベント情報受信部103がイベント情報を受信すると、イベント情報受信部103によって、イベント処理部104へイベント情報が通知されるとともに、イベント処理部104が起動される。イベント処理部104は、発生したイベントに対して、以下の一連のイベント処理を行なう。このイベント処理の流れを図13に示す。
【0104】
まず、イベント処理部104のイベント処理制御部1041が、イベント情報取り込み処理501を行なう。イベント情報取り込み処理501においては、イベント処理制御部1041は、通知されたイベント情報を取り込む。次に、日程データ検索部1042が、日程データ検索処理502を行なう。日程データ検索処理502においては、イベント−日程対応表に基づき、発生したイベントに関連する日程種類を取得する。そして、取得された日程種類についての日程データが存在するか否か日程データベース107を検索する。イベント−日程対応表の例については、既に、図6を示して説明した。前述のように、イベント−日程対応表には、イベントが発生する業務支援データベースの名称と、イベント種類の名称と、そのイベントに対応する日程種類名称と、イベントによる日程の進捗への影響量である進捗度との関係が示されている。この例においては、業務支援データベースの図面データベースに論理回路図が登録され、イベント種類が論理回路図登録というイベントである。図6のようなイベント−日程対応表によると、現在発生している論理回路図登録というイベントに対応する日程の日程種類が論理回路設計とわかり、この日程種類に対する日程データを日程データ検索処理502で検索する。前述のように、この時点における日程構成データは、図12に示す状態であり、この時点における日程属性データは、図10の920に示す状態である。これにより、日程種類が論理回路設計である日程に対する日程データ(日程構成データおよび日程属性データ)があることが分かる。さらに、日程種類が論理回路設計である日程の通し番号は、A01であることが分かる。
【0105】
次に、日程データ検索部1042は、日程データ検索処理502による検索によって、日程種類が論理回路設計である日程に対する日程データ(日程構成データおよび日程属性データ)が、見つかったか否かを判定する(分岐処理503)。この場合においては、日程種類が論理回路設計である日程に対する日程データが見つかったと判定されるので、製品データ検索処理504へ進む。
【0106】
製品データ検索処理504では、製品データ検索部1045が、製品データベース106に格納された製品データの関連工程番号をA01で検索して、A01の工程に関連する製品データを探し、さらにイベント情報として取り込まれた製品品名、製品番号、論理回路図番号で検索する。この検索の結果、図8(a)の401に示した製品データが検索されてくる。
【0107】
次に、製品データ検索部1045は、製品データ検索処理504による検索によって、製品データが見つかったか否かを判定する(分岐処理505)。この場合においては、製品データが見つかったと判定されるので、製品データが一致した方向に処理を進め、分岐処理506へと進む。分岐処理505において、製品データが見つからなかったと判定された場合には、日程データ進捗更新処理512へ進む。
【0108】
分岐処理506では、日程データ検索部1042が、日程データ検索処理502で絞り込まれ、さらに製品データ検索処理504で絞り込まれた結果(工程番号)が、一つであるか否かを判定する。これにより、一つの日程属性データのレコードが検索されているか否かを確認する。この場合においては、日程属性データのレコードが一つだけ見つかっているので、製品データ更新処理508に進む。複数の日程属性データのレコードが見つかっている場合には、日程データ選択処理507へ進み、日程データ検索部1042が、見つかった複数の日程属性データのレコードからイベントと対応するものをユーザに選択させ、この選択を受け付けて、製品データ更新処理508へ進む。分岐処理506および日程データ選択処理507は、製品データやイベント情報に間違いや漏れがある場合に対する、救済措置である。
【0109】
この場合、製品データ更新処理508において、製品データ更新部1046は、図8(a)の401に示した製品データのレコードには、製品品名、製品番号のデータは入っているが、論理回路図番号以降のデータは未設定なので、この製品データのレコードの論理回路図番号の欄に、イベント情報に基づいて論理回路図番号を設定して、402に示した状態にすることにより、製品データベース106を更新する。
【0110】
次に、日程データ進捗更新処理509においては、日程データ進捗更新部1043は、イベント情報に基づき、検索された日程属性データのレコードの進捗度、実績開始日、および実績終了日を更新する。この場合においては、日程通し番号がA01である日程属性データのレコードの進捗度を100%に設定する。また、実績開始日に98年1月5日、実績終了日に98年2月2日を格納する。この様子を、図10の930に示す。
【0111】
これで、一つのイベントに対する処理は終了する。次に、分岐処理510において、イベント処理制御部1041は、さらに未処理のイベントがあるか否かを判定する。さらに未処理のイベントがあると判定された場合には、分岐処理510からイベント情報取り込み処理501へ戻り、次のイベントに対するイベント処理を行う。
【0112】
以上のイベント処理により、日程属性データの進捗が更新され、製品データの内容も更新される。
【0113】
引き続き開発作業が進められ、実装仕様検討作業が実施され、製品を構成するプリント基板の枚数、筐体の概略形状が決定され、それらをまとめた実装仕様書が作成されて、業務支援データベース101に登録される。実装仕様書登録イベントの発生である。これにより、イベント情報取り出し部102は、イベント情報をイベント情報受信部103に通知する。このイベント情報の内容は、イベントが登録されたデータベース名称、イベントの種類として実装仕様書登録、実装仕様検討のもとになった論理回路図の論理回路図番号、実装仕様書番号である。このイベント情報に基づき、前述した論理回路図登録のイベントと同様に、図13に示した処理が行われる。
【0114】
このとき、イベント−日程対応表から、実装仕様書登録イベントに関連する日程種類は、実装仕様検討であることが分かる。日程構成データから、日程種類が実装仕様検討である日程の日程通し番号は、A02であることが分かる。また、日程種類が実装仕様検討である日程の日程属性データのレコードは、図10の930のうちの下段に示す状態であることが分かる。そこで、イベント情報に基づいて、日程種類が実装仕様検討である日程の日程属性データの進捗度欄に、100%を設定する。また、イベント情報に基づいて、例えば、実績開始日に98年2月3日、実績終了日に98年2月20日を格納する。この場合の日程属性データの様子を、図10の940に示す。
【0115】
また、このとき、前述した論理回路図登録のイベントにより更新された製品データのレコードは、図8(a)の402の状態なので、論理回路図番号がわかる状態にある。そこで、実装仕様書登録イベントのイベント情報のうちの、実装仕様検討のもとになった論理回路図の論理回路図番号と、関連工程番号A02によって、更新すべき製品データのレコードを、検索することができる。そして、イベント情報に基づいて、検索された製品データのレコードに、実装仕様書番号を設定する。この場合の製品データの様子を、図8(a)の403に示す。
【0116】
さらこのまま作業を続けると、図12の日程構成データにはないPCB仕様検討の作業が行われる。その結果、ユーザにより、業務支援データベース101の資料データベースにPCB仕様書が登録され、PCB仕様書登録イベントが発生する。このPCB仕様書登録イベントのイベント情報の内容は、イベントが登録されたデータベース名称(資料データベース)、イベント種類としてPCB仕様書検討、製品情報として部品品名・部品番号、付随情報としてPCB仕様書番号となる。
【0117】
再び図13の処理を開始し、イベント処理を行うが、この場合は対応する日程データがないので、分岐処理503で日程データが「無」へ処理が進み、日程データ生成部1044による日程データ生成処理511が行われる。図6のイベント−日程対応表で、「PCB仕様書登録」イベントに対応する日程種類は「PCB仕様検討」なので、日程種類が「PCB仕様検討」である日程構成データを生成する。これにより、日程構成データは図14に示す状態になる。すなわち、大日程が詳細設計の小日程に、「PCB仕様検討」が追加される。日程構成データが作成されることで、日程・製品データ管理部105は、作成された日程構成データの日程種類「PCB仕様検討」についての、日程属性データのレコードを生成する。この状態が図15の1510である。この後、この日程属性データに、日程通し番号「B11」が、日程・製品データ管理部105により書き込まれる。これに、ユーザが、例えば、日程名称「PCB仕様検討」、予定開始日「1998年2月17日」、予定終了日「1998年2月28日」、および作業者の識別子「C」を登録し、図15の1520の状態になる。
【0118】
次に、日程データ進捗更新処理512においては、日程データ進捗更新部1043は、イベント情報に基づき、日程データ生成処理511において生成された日程属性データのレコードの進捗度、実績開始日、および実績終了日を更新する。この場合においては、日程種類が「PCB仕様検討」である日程属性データのレコードの進捗度を100%に設定する。また、例えば、実績開始日「1998年2月22日」、実績終了日「1998年3月15日」を格納する。この様子を、図15の1530に示す。
【0119】
また、製品データ生成処理513において、製品データ生成部1047は、日程データ生成処理511において作成された日程構成データの日程種類から、必要な製品データのレコードを製品マスタデータに基づき製品データベース106に登録し、日程種類の開発作業の対象となる部品の種類を登録する。その状態が図8(b)の410である。この後、この製品データに、日程種類の開発作業の工程番号が、製品データ生成部1047により書き込まれる。これに、ユーザが、日程種類の開発作業の対象となる部品の品名、部品番号を登録する。さらに、製品データ更新処理514において、製品データ更新部1046は、処理508と同様に、イベント情報に基づき、製品データ生成処理513において生成されたPCBの製品データを更新し、図8(b)の411の状態になる。
【0120】
このように予め計画されていない日程についても、業務支援データベースに登録されたデータから発生するイベントにより、日程データおよび製品データを自動的に生成して更新することができる。
【0121】
以上の流れで開発作業を進めることで、必要な工程を日程データに追加しながら、進捗の取込みが行われ、常に実体の開発作業と整合のとれた日程を把握することが可能となる。また、開発作業の対象となる製品や部品の属性の関連を、保持することができる。
【0122】
【発明の効果】
上記のように、本発明によれば、既存システムのデータを外部から参照するだけなので、一般的な製品開発環境において構築し利用されている業務支援システムを改造することなく、開発対象となる製品や、その製品を構成する部品についての、属性データ間の関連を保持する技術を、提供することができる。
【0123】
また、本発明によれば、既存システムのデータを外部から参照するだけなので、一般的な製品開発環境において構築し利用されている業務支援システムを改造することなく、開発作業の各工程の進捗を取り込む技術を、提供することができる。
【0124】
さらに、本発明の技術によれば、開発作業者に新たな作業を強いずとも、製品開発作業で従来から利用していた既存業務支援システムに作業結果のデータ等を従来通り登録するだけで、進捗が把握可能になり、工程管理が可能になる。
【0125】
さらに、本発明の技術によれば、後工程の詳細工程が未定の場合でも、発生したイベントにより必要な日程データを生成し、その日程に対して進捗が取り込まれるので、新製品開発のように、開発当初に工程が不確定な場合の工程管理においても、常に最新の日程データが提供でき、管理洩れ等による日程の遅延を未然に防ぐことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による製品開発工程管理システムの構成図。
【図2】イベント情報取り出し部の構成を示す説明図。
【図3】イベントデータベースの構成の一例を示す説明図。
【図4】日程マスタデータの一例を示す説明図。
【図5】製品マスタデータの一例を示す説明図。
【図6】イベント−日程対応表の一例を示す説明図。
【図7】製品の構成状況を示す説明図。
【図8】製品データの一例を示す説明図。
【図9】日程構成データの一例を示す説明図。
【図10】日程属性データの一例を示す説明図。
【図11】本発明による製品開発工程管理システムのハードウエア構成図。
【図12】日程構成データの様子を示す説明図。
【図13】イベント処理の流れを示すフローチャート。
【図14】日程構成データの様子を示す説明図。
【図15】日程属性データの様子を示す説明図。
【符号の説明】
101 業務支援データベース
102 イベント情報取り出し部
103 イベント情報受信部
104 イベント処理部
1041 イベント処理制御部
1042 日程データ検索部
1043 日程データ進捗更新部
1044 日程データ生成部
1045 製品データ検索部
1046 製品データ更新部
1047 製品データ生成部
105 日程・製品データ管理部
106 製品データベース
107 日程データベース
108 日程編集部

Claims (1)

  1. 製品開発工程における開発作業の日程データを記憶する日程データベースと、
    前記日程データベースの日程データの編集を受け付ける日程編集手段と、
    開発対象の製品及び当該製品を構成する部品の属性データの関連を表す製品データを記憶する製品データベースと、
    開発作業に利用される作業結果を管理するデータベースと開発に必要な作業の指示に関するデータを管理するデータベースとを含む業務支援データベースにデータが新規登録されるイベントが発生すると、当該イベントを検出し、当該新規に登録されたデータから、当該イベントに関係する製品の製品情報と日程情報とを含むイベント情報を抽出するイベント情報取り出し手段と、
    少なくともイベントが発生する業務支援データベース内のデータベースの名称と、イベント種類の名称と、発生するイベントに対応する開発作業の種類と、イベントの発生により分かる日程の進捗度とを対応付けて格納したイベント−日程対応表を管理する日程・製品データ管理手段と、
    前記イベント情報取り出し手段が抽出した前記イベント情報に基づき、前記日程・製品データ管理手段を介して、前記日程データベースに登録された、前記イベントに関連する日程データを検索する日程データ検索手段と、
    前記日程・製品データ管理手段を介して、前記イベント情報取り出し手段が抽出した前記製品情報に基づき前記製品データベースを検索し、該当する製品データが検索された場合には、前記製品データベースの製品データを更新する製品データ更新手段と、
    前記日程データ検索手段により、該当する日程データが検索された場合、当該日程データの進捗情報を、前記イベント情報取り出し手段が抽出したイベント情報の日程情報に基づき更新する日程データ進捗更新手段と、
    前記日程データ検索手段により、該当する日程データが検索されなかった場合、新たな日程データを生成し、前記イベント情報取り出し手段が抽出した前記日程情報に基づき日程データの進捗情報を更新し、前記新たな日程データに対応する製品データのレコードを前記製品データベースに追加し、前記イベント情報取り出し手段が抽出した前記製品情報に基づき製品データを更新する手段と、
    を有することを特徴とする製品開発工程管理システム。
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