JPH1049405A - トレース収集装置、トレース収集方法およびトレース収 集用プログラムを記憶した記憶媒体 - Google Patents

トレース収集装置、トレース収集方法およびトレース収 集用プログラムを記憶した記憶媒体

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JPH1049405A
JPH1049405A JP8200701A JP20070196A JPH1049405A JP H1049405 A JPH1049405 A JP H1049405A JP 8200701 A JP8200701 A JP 8200701A JP 20070196 A JP20070196 A JP 20070196A JP H1049405 A JPH1049405 A JP H1049405A
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JP8200701A
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Hiroyuki Udagawa
博之 宇田川
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】利用者が指定した特に重大な障害の原因を解析
するためのトレース情報が他のトレース情報によって上
書きされないようにする。 【解決手段】障害種別と該障害種別の重度との対応関係
を記憶する障害重度定義手段と、障害の重度と該重度の
障害に係るトレース情報の収集方法およびトレース情報
格納ファイルとの対応関係を記憶するトレース収集方法
定義手段とを設け、トレース収集実行手段は、障害が発
生した際に、障害重度定義手段の定義内容に基づいて該
障害の種別に対応する障害の重度を判断するとともに、
トレース収集方法定義手段の定義内容に基づいて該障害
の重度に対応するトレース収集方法およびトレース情報
格納ファイルを決定し、この決定したトレース情報格納
ファイルに決定したトレース収集方法によりトレース情
報を収集する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、障害の原因を解析
するためのトレース情報を外部ファイルに収集するトレ
ース収集装置、トレース収集方法およびトレース収集用
プログラムを記憶した記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、トレース収集方法においては、
収集したトレース情報を格納するトレース情報格納ファ
イルの容量に限界があるため、トレース情報格納ファイ
ルが満杯になった場合には古いトレース情報に新たなト
レース情報を上書きしてトレース情報の収集を継続して
いた。したがって、障害の発生を認識した時点で、その
障害の原因を解析するために必要なトレース情報が他の
トレース情報によって上書きされてしまっている可能性
がある。
【0003】このような不都合をなくすため、同一要
因による障害の原因を解析するためのトレース情報につ
いては、ある回数まではトレース情報格納ファイルに格
納するが、その回数を超えた場合は廃棄する、トレー
ス情報にレベルを設定し、トレース情報格納ファイルが
満杯になったら最も低いレベルのトレース情報に新たな
トレース情報を上書きする、トレース情報格納ファイ
ルが満杯になったら保存期間を過ぎているトレース情報
に新たなトレース情報を上書きする、等により特定のト
レース情報は上書きされないように制御する方式が、特
開平7−212462号公報に記載されている。
【0004】また、特開昭64−17132号公報に
は、複数のトレース情報記録領域を設け、比較的重要な
トレース情報が書き込まれた特定の記録領域に対する上
書きを選択的に禁止するという方式が記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の従来の技術では、トレース情報格納ファイルが満杯に
なった場合に上書きされてもよいトレース情報と上書き
されてはならないトレース情報との区別を行っているに
すぎず、障害の重大度を任意に設定し、各重大度に応じ
たトレース収集方法を設定することは全く考慮されてい
なかった。
【0006】本発明の目的は、特に重大な障害の原因を
解析するためのトレース情報が他のトレース情報によっ
て上書きされないようにすることが可能なトレース収集
装置およびトレース収集方法を提供することにある。
【0007】本発明の他の目的は、障害原因を解析する
ためのトレース情報の収集方法を障害の重大度に応じて
設定可能なトレース収集装置およびトレース収集方法を
提供することにある。
【0008】また、本発明の他の目的は、障害原因を解
析するためのトレース情報の収集方法をシステムの運用
状況に応じて変更可能なトレース収集装置およびトレー
ス収集方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の第1のトレース
収集装置は、障害種別と該障害種別の重度との対応関係
を記憶する障害重度定義手段と、障害の重度と該重度の
障害に係るトレース情報の収集方法およびトレース情報
格納ファイルとの対応関係を記憶するトレース収集方法
定義手段と、障害発生時に、前記障害重度定義手段に記
憶された前記対応関係に基づいて該障害の種別に対応す
る障害の重度を判断し、前記トレース収集方法定義手段
に記憶された前記対応関係に基づいて該障害の重度に対
応するトレース収集方法およびトレース情報格納ファイ
ルを決定し、該トレース情報格納ファイルに該トレース
収集方法によりトレース情報を収集するトレース収集実
行手段とを備えている。
【0010】本発明の第2のトレース収集装置は、第1
のトレース収集装置において、前記障害重度定義手段
は、各障害種別に対応して、比較的軽微な障害を示す第
1の重度、システムダウンには至らないが比較的重大な
障害を示す第2の重度およびシステムダウンに至る重大
な障害を示す第3の重度のいずれか一つを示す情報を記
憶することを特徴とする。
【0011】本発明の第3のトレース収集装置は、第2
のトレース収集装置において、前記トレース収集方法定
義手段は、各障害の重度に対応して、前記トレース情報
格納ファイルが満杯になった場合に新たなトレース情報
を該トレース情報格納ファイルの先頭から記録する第1
のトレース収集方法、前記トレース情報格納ファイルが
満杯になった場合に新たな前記トレース情報格納ファイ
ルを自動的に作成して新たなトレース情報を記録する第
2のトレース収集方法および該障害の重度に係るトレー
ス情報以外のトレース情報を破棄する第3のトレース収
集方法のいずれか一つを示す情報と、該障害の重度に係
るトレース情報を格納する前記トレース情報格納ファイ
ルを示す情報とを記憶することを特徴とする。
【0012】本発明の第4のトレース収集装置は、第3
のトレース収集装置において、さらに、システム運用中
の任意の時点で前記障害重度定義手段および前記トレー
ス収集方法定義手段に記憶された前記対応関係を変更す
るコマンドを入力するコマンド入力手段を備えている。
【0013】本発明の第1のトレース収集方法は、障害
発生時に、障害重度定義手段に記憶された障害種別と該
障害種別の重度との対応関係に基づいて該障害の種別に
対応する障害の重度を判断し、トレース収集方法定義手
段に記憶された障害の重度と該重度の障害に係るトレー
ス情報の収集方法およびトレース情報格納ファイルとの
対応関係に基づいて該障害の重度に対応するトレース収
集方法およびトレース情報格納ファイルを決定し、該ト
レース情報格納ファイルに該トレース収集方法によりト
レース情報を収集する第1のステップを含んでいる。
【0014】本発明の第2のトレース収集方法は、第1
のトレース収集方法において、さらに、システム運用中
の任意の時点で前記障害重度定義手段および前記トレー
ス収集方法定義手段に記憶された前記対応関係を変更す
るコマンドを入力する第2のステップを含んでいる。
【0015】本発明の第1の記憶媒体は、障害発生時
に、障害重度定義手段に記憶された障害種別と該障害種
別の重度との対応関係に基づいて該障害の種別に対応す
る障害の重度を判断し、トレース収集方法定義手段に記
憶された障害の重度と該重度の障害に係るトレース情報
の収集方法およびトレース情報格納ファイルとの対応関
係に基づいて該障害の重度に対応するトレース収集方法
およびトレース情報格納ファイルを決定し、該トレース
情報格納ファイルに該トレース収集方法によりトレース
情報を収集する第1の処理をコンピュータに実行させる
コンピュータプログラムを記憶している。
【0016】本発明の第2の記憶媒体は、第1の記憶媒
体において、さらに、システム運用中の任意の時点で前
記障害重度定義手段および前記トレース収集方法定義手
段に記憶された前記対応関係を変更するコマンドを入力
する第2の処理をコンピュータに実行させるコンピュー
タプログラムを記憶している。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0018】図1を参照すると、本発明の実施の形態
は、障害種別とその障害の重度との組み合わせが定義さ
れる障害重度定義手段1と、障害重度定義手段1に定義
された内容を取り込み、障害重度対応付けテーブル6と
して展開し以降システム運用中の管理を行う障害重度管
理手段3と、障害の重度とその重度の障害のトレース情
報をどのように収集するか、さらにその情報をどのトレ
ース情報格納手段9に格納するかの対応付けが定義され
るトレース収集方法定義手段2と、トレース収集方法定
義手段2に定義された内容を取り込み、トレース収集方
法対応付けテーブル7として展開し、以降、システム運
用中の管理を行うトレース収集方法管理手段4と、トレ
ース収集方法に応じて必要となる制御情報を格納してい
るトレース格納制御テーブル8と、一般には磁気ディス
ク装置等の外部記憶装置で実現され、収集したトレース
情報を書き込むためのトレース情報格納手段9とから構
成されている。
【0019】なお、本実施例では、通信管理における障
害を解析するためのトレース情報を収集する場合につい
て説明するので、オペレーティングシステム11の制御
下に、通信処理を専門に行う通信管理プログラム10が
存在するものとする。
【0020】通信管理プログラム10は通信制御トレー
ス情報を内部のメモリに出力し、このメモリ上のバッフ
ァが一杯になった時点で通信制御トレース情報をトレー
ス情報格納手段9に格納する。
【0021】次に、本発明の実施の形態の動作について
図1〜図7を参照して詳細に説明する。
【0022】図2を参照すると、障害重度管理手段3は
システム起動時に通信管理プログラム10より呼び出さ
れ(ステップ201)、障害重度定義手段1に基づく定
義エントリの算出(ステップ202)、その定義エント
リに基づく必要なメモリサイズの算出(ステップ20
3)、および、そのメモリサイズ分のメモリの確保を行
う(ステップ204)。そして、この処理が終了する
と、障害重度管理手段3は、障害重度定義手段1の内容
を読み込み、この内容を障害重度対応付けテーブル6と
して展開し、情報を記録する(ステップ205)。
【0023】この障害重度対応付けテーブル6の内容を
図3に示す。図3において、重度Aとは比較的軽微な障
害を、重度Bとはシステムダウンに至らないが比較的重
い障害を、重度Cとはシステムダウンに至る重大な障害
を意味する。
【0024】また、図4を参照すると、トレース収集方
法管理手段4はシステム起動時通信管理プログラム10
より呼び出され(ステップ401)、トレース収集方法
定義手段2に基づく定義エントリの算出(ステップ40
2)、その定義エントリに基づく必要なメモリサイズの
算出(ステップ403)、および、そのメモリサイズ分
のメモリの確保を行う(ステップ404)。そして、こ
の処理が終了すると、トレース収集方法管理手段4は、
トレース収集方法定義手段2の内容を読み込み、この内
容をトレース収集方法対応付けテーブル7として展開
し、情報を記録する(ステップ405)。
【0025】このトレース収集方法対応付けテーブル7
の内容を図5に示す。図5において、トレース収集方法
TR1はファイルが満杯になる度にその先頭に戻って記
録を行う方法であり、トレース収集方法TR2はファイ
ル満杯時にはファイルを自動的に拡張して格納すること
でファイル先頭部分の情報に上書きしない方法であり、
トレース収集方法TR3は当該トレース情報以外のトレ
ース情報はファイルに書き込むのを中止して破棄する方
法である。
【0026】次に、実際のシステムの運用における動作
について図面を参照して説明する。
【0027】図6を参照すると、他ノード及び他プロセ
ス間との通信制御を行う通信管理プログラム10が、通
信障害を検出すると、トレース収集実行手段5を起動し
(ステップ601)、この時、障害種別情報も引き数と
して通知する。
【0028】トレース収集実行手段5は、この障害種別
情報に基づき、発生した障害が障害重度対応付けテーブ
ル6でどの重度に定義されているかを調べ(ステップ6
02)、トレース収集方法対応付けテーブル7よりこの
障害種別に対応するトレース収集方法およびトレース情
報格納手段9を取得する(ステップ603)。そして、
トレース収集方法がTR1であるか、TR2であるか、
TR3であるかを判断し(ステップ604)、トレース
格納制御テーブル8を参照して、この判断結果に基づい
たトレース収集を行う。
【0029】このトレース格納制御テーブル8の内容を
図7に示す。図7を参照すると、トレース格納制御テー
ブル8は、トレース情報を格納する際のファイル内先頭
アドレス、次格納アドレスおよびファイル内最終格納ア
ドレスを格納するものである。
【0030】ここで、トレース収集方法がTR1の場
合、トレース情報の格納が進み、格納アドレスがトレー
ス格納制御テーブル8に設定されているファイル内最終
格納アドレスまで到達すると、トレース格納制御テーブ
ル8の次格納アドレスにファイル内先頭格納アドレスを
設定する(ステップ605)。トレース収集方法がTR
2の場合、トレース情報の格納が進み、格納アドレスが
トレース格納制御テーブル8に設定されているファイル
内最終格納アドレスまで到達すると、自動的に新たなフ
ァイルを作成するとともに、新たなトレース格納制御テ
ーブル8を作成する(ステップ606)。トレース収集
方法がTR3の場合には、トレース格納管理テーブル8
上にフラグを設け、このフラグがONであるときはこの
障害に係るトレース情報以外のトレース情報は破棄する
ように制御する(ステップ607)。
【0031】以上により、本発明の実施の形態の動作が
終了する。
【0032】本実施の形態は、障害重度定義手段および
トレース収集方法定義手段を設けたことにより、障害原
因を解析するためのトレース情報の収集方法を障害の重
大度に応じて設定できるという効果を有している。
【0033】また、障害種別の重度ごとに定義された方
法でトレースの収集を行うようにしたことにより、特に
重大な障害の原因を解析するためのトレース情報が他の
トレース情報によって上書きされないようにできるとい
う効果を有している。
【0034】次に、本発明の実施の形態の変形例につい
て、図面を参照して説明する。
【0035】図8を参照すると、本実施の形態の変形例
においては、新たにコマンド入力手段12を設ける。コ
マンド入力手段12は、システム起動後、システム運用
中に障害が発生した場合、その時点での運用状況に応じ
て、障害重度定義手段1内の特定の障害種別の重度を変
更し、あるいは、トレース収集方法定義手段2内のトレ
ース情報格納手段9の物理ファイルまたはトレース収集
方法を変更する。
【0036】本実施の形態の変形例は、障害重度定義手
段およびトレース収集方法定義手段の内容を変更するコ
マンド入力手段を設けたことにより、障害原因を解析す
るためのトレース情報の収集方法をシステムの運用状況
に応じて変更できるという効果を有している。
【0037】
【実施例】次に、本発明の実施の形態の一実施例につい
て、図面を参照して詳細に説明する。
【0038】図9は、unixシステムにおける実施の
形態を示すブロック図である。
【0039】ここで、障害重度定義ファイル101は、
一般のunixファイルシステム上のテキストファイル
であり、障害種別とその障害の重度との組み合わせを記
述したものである。
【0040】トレース収集方法定義ファイル102は、
一般のunixファイルシステム上のテキストファイル
であり、障害の重度とその重度の障害のトレース情報を
どのように収集するか、あるいはどのトレース情報格納
ファイル109に格納するかとの対応付けを記述したも
のである。
【0041】障害重度管理プロセス103、トレース収
集方法管理プロセス104、トレース収集実行プロセス
105は、一般のunixシステム上でのプロセスで実
装される。
【0042】障害重度対応付けテーブル106、トレー
ス収集方法対応付けテーブル107、トレース格納制御
テーブル108は、メモリ上に展開されるテーブルであ
る。
【0043】通信管理プログラム110及びオペレーテ
ィングシステム111は、共にunix−OSである。
【0044】次に、本実施例の動作について図面を参照
して詳細に説明する。
【0045】図9を参照すると、障害重度管理プロセス
103はシステム起動時に通信管理プログラム110よ
り呼び出され、あらかじめ指定、定義された障害種別と
障害重度の対応付けを示した障害重度定義ファイル10
1を参照する。障害重度管理プロセス103はメモリを
確保し、障害重度定義ファイル101を読み込み、確保
したメモリに障害重度対応付けテーブル106として展
開し、情報を記憶する。
【0046】次にトレース収集方法管理プロセス104
は前記同様システム起動時通信管理プログラム900よ
り呼び出されあらかじめ定義された障害重度対応のトレ
ース収集方法を定義したトレース収集方法定義ファイル
102を参照する。トレース収集方法管理プロセス10
4はメモリを確保し、トレース収集方法定義ファイル1
02を読み込み、確保したメモリにトレース収集方法対
応付けテーブル107として展開し、情報を記憶する。
【0047】なお、このファイルには重度A、B、Cと
トレース収集方法TR1、TR2、TR3とトレース情
報格納ファイル109の物理ファイル名を対応付けて記
述される。トレース方法TR1はファイル満杯時にはサ
イクリックに先頭から記述する方法である。トレース方
法TR2はファイル満杯時にはファイルを自動的に拡張
して格納する事でファイル先頭部分の情報をオーバライ
トしない方法である。トレース方法TR3はファイル満
杯時は以降のトレース情報は破棄する方法である。
【0048】次に、本実施例のシステム運用中の動作に
ついて説明する。
【0049】通信管理プログラム110は他ノード及び
他プロセス間との通信制御を司っている。この際、通信
障害が検出されると通信管理プログラム110は障害種
別を引数にしてトレース収集実行プロセス105を呼び
出す。トレース収集実行プロセス105は発生した障害
種別が障害重度対応付けテーブル106でどの重度に定
義されているかを調べる。さらにトレース収集方法対応
付けテーブル107を参照し、当該障害事象のトレース
収集方法とトレースを格納すべきトレース情報格納ファ
イル109のファイル名を決定し、トレース情報を格納
していく。
【0050】トレース収集実行プロセス105は、情報
格納する際にファイル内先頭アドレス、次格納アドレ
ス、ファイル内最終格納アドレスをトレース格納制御テ
ーブル108上で管理する。トレース収集方法がTR1
の場合、トレース情報がファイル内最終アドレスまで到
達した際、次格納アドレスをファイル内先頭アドレスに
変更する。トレース収集方法がTR2の場合、トレース
情報がファイル内最終アドレスまで到達した際、自動的
にファイルを作成する。同時にメモリも新たに確保し、
トレース格納制御テーブルを作成する。トレース収集方
法がTR3の場合、トレース格納制御テーブル108上
にフラグを設け、以降のトレース情報を破棄するよう制
御する。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明には、特に
重大な障害の原因を解析するためのトレース情報が他の
トレース情報によって上書きされないようにできるとい
う効果がある。
【0052】また、本発明には、障害原因を解析するた
めのトレース情報の収集方法を障害の重大度に応じて設
定できるという効果がある。
【0053】さらに、本発明には、障害原因を解析する
ためのトレース情報の収集方法をシステムの運用状況に
応じて変更できるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の実施の形態の構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】図2は本発明の実施の形態における障害重度対
応付けテーブルの内容を示す図である。
【図3】図3は本発明の実施の形態における障害重度管
理手段の動作を示す流れ図である。
【図4】図4は本発明の実施の形態におけるトレース収
集方法管理手段の動作を示す流れ図である。
【図5】図5は本発明の実施の形態におけるトレース収
集方法対応付けテーブルの内容を示す図である。
【図6】図6は本発明の実施の形態におけるトレース収
集実行手段の動作を示す流れ図である。
【図7】図7は本発明の実施の形態におけるトレース格
納制御テーブルの内容を示す図である。
【図8】図8は本発明の実施の形態の変形例の構成を示
すブロック図である。
【図9】図9は本発明の一実施例の構成を示すブロック
図である。
【符号の説明】
1 障害重度定義手段 2 トレース収集方法定義手段 3 障害重度管理手段 4 トレース収集方法管理手段 5 トレース収集実行手段 6 障害重度対応付けテーブル 7 トレース収集方法対応付けテーブル 8 トレース格納制御テーブル 9 トレース情報格納手段 10 通信管理プログラム 11 オペレーティングシステム 12 コマンド入力手段

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 障害種別と該障害種別の重度との対応関
    係を記憶する障害重度定義手段と、 障害の重度と該重度の障害に係るトレース情報の収集方
    法およびトレース情報格納ファイルとの対応関係を記憶
    するトレース収集方法定義手段と、 障害発生時に、前記障害重度定義手段に記憶された前記
    対応関係に基づいて該障害の種別に対応する障害の重度
    を判断し、前記トレース収集方法定義手段に記憶された
    前記対応関係に基づいて該障害の重度に対応するトレー
    ス収集方法およびトレース情報格納ファイルを決定し、
    該トレース情報格納ファイルに該トレース収集方法によ
    りトレース情報を収集するトレース収集実行手段とを備
    えたことを特徴とするトレース収集装置。
  2. 【請求項2】 前記障害重度定義手段は、各障害種別に
    対応して、比較的軽微な障害を示す第1の重度、システ
    ムダウンには至らないが比較的重大な障害を示す第2の
    重度およびシステムダウンに至る重大な障害を示す第3
    の重度のいずれか一つを示す情報を記憶することを特徴
    とする請求項1に記載のトレース収集装置。
  3. 【請求項3】 前記トレース収集方法定義手段は、各障
    害の重度に対応して、前記トレース情報格納ファイルが
    満杯になった場合に新たなトレース情報を該トレース情
    報格納ファイルの先頭から記録する第1のトレース収集
    方法、前記トレース情報格納ファイルが満杯になった場
    合に新たな前記トレース情報格納ファイルを自動的に作
    成して新たなトレース情報を記録する第2のトレース収
    集方法および該障害の重度に係るトレース情報以外のト
    レース情報を破棄する第3のトレース収集方法のいずれ
    か一つを示す情報と、該障害の重度に係るトレース情報
    を格納する前記トレース情報格納ファイルを示す情報と
    を記憶することを特徴とする請求項2に記載のトレース
    収集装置。
  4. 【請求項4】 さらに、システム運用中の任意の時点で
    前記障害重度定義手段および前記トレース収集方法定義
    手段に記憶された前記対応関係を変更するコマンドを入
    力するコマンド入力手段を備えたことを特徴とする請求
    項3に記載のトレース収集装置。
  5. 【請求項5】 障害発生時に、障害重度定義手段に記憶
    された障害種別と該障害種別の重度との対応関係に基づ
    いて該障害の種別に対応する障害の重度を判断し、トレ
    ース収集方法定義手段に記憶された障害の重度と該重度
    の障害に係るトレース情報の収集方法およびトレース情
    報格納ファイルとの対応関係に基づいて該障害の重度に
    対応するトレース収集方法およびトレース情報格納ファ
    イルを決定し、該トレース情報格納ファイルに該トレー
    ス収集方法によりトレース情報を収集する第1のステッ
    プを含むことを特徴とするトレース収集方法。
  6. 【請求項6】 さらに、システム運用中の任意の時点で
    前記障害重度定義手段および前記トレース収集方法定義
    手段に記憶された前記対応関係を変更するコマンドを入
    力する第2のステップを含むことを特徴とする請求項5
    に記載のトレース収集方法。
  7. 【請求項7】 障害発生時に、障害重度定義手段に記憶
    された障害種別と該障害種別の重度との対応関係に基づ
    いて該障害の種別に対応する障害の重度を判断し、トレ
    ース収集方法定義手段に記憶された障害の重度と該重度
    の障害に係るトレース情報の収集方法およびトレース情
    報格納ファイルとの対応関係に基づいて該障害の重度に
    対応するトレース収集方法およびトレース情報格納ファ
    イルを決定し、該トレース情報格納ファイルに該トレー
    ス収集方法によりトレース情報を収集する第1の処理を
    コンピュータに実行させるコンピュータプログラムを記
    憶したことを特徴とする記憶媒体。
  8. 【請求項8】 さらに、システム運用中の任意の時点で
    前記障害重度定義手段および前記トレース収集方法定義
    手段に記憶された前記対応関係を変更するコマンドを入
    力する第2の処理をコンピュータに実行させるコンピュ
    ータプログラムを記憶したことを特徴とする請求項7に
    記載の記憶媒体。
JP8200701A 1996-07-30 1996-07-30 トレース収集装置、トレース収集方法およびトレース収 集用プログラムを記憶した記憶媒体 Pending JPH1049405A (ja)

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JP8200701A JPH1049405A (ja) 1996-07-30 1996-07-30 トレース収集装置、トレース収集方法およびトレース収 集用プログラムを記憶した記憶媒体

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JP8200701A Pending JPH1049405A (ja) 1996-07-30 1996-07-30 トレース収集装置、トレース収集方法およびトレース収 集用プログラムを記憶した記憶媒体

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009150722A1 (ja) * 2008-06-10 2009-12-17 富士通株式会社 トレース情報制御装置、トレース情報制御方法およびそのためのプログラム
JP2014038435A (ja) * 2012-08-14 2014-02-27 Ricoh Co Ltd 障害解析情報管理システム及び障害解析情報管理方法
JP5496377B1 (ja) * 2013-02-04 2014-05-21 三菱電機株式会社 ログ出力装置及びログ出力プログラム

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