JPH08239724A - 電気接点のための材料 - Google Patents
電気接点のための材料Info
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- JPH08239724A JPH08239724A JP1675096A JP1675096A JPH08239724A JP H08239724 A JPH08239724 A JP H08239724A JP 1675096 A JP1675096 A JP 1675096A JP 1675096 A JP1675096 A JP 1675096A JP H08239724 A JPH08239724 A JP H08239724A
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- C22C1/00—Making non-ferrous alloys
- C22C1/04—Making non-ferrous alloys by powder metallurgy
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- H01H11/04—Apparatus or processes specially adapted for the manufacture of electric switches of switch contacts
- H01H11/048—Apparatus or processes specially adapted for the manufacture of electric switches of switch contacts by powder-metallurgical processes
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 改善された焼損性質を著しく良好な溶接安全
性とともに示す炭素０．０５〜７重量％を含有する銀、
銀合金もしくは銀複合材料からなる電気接点のための材
料を開発する。 【解決手段】 炭素が専ら、平均一次粒径１５０ナノメ
ートル未満のカーボンブラックの形で銀−、銀合金−も
しくは銀複合材料粉末に添加されており、この混合物が
冷間静水圧圧縮されかつ焼結されている。
性とともに示す炭素０．０５〜７重量％を含有する銀、
銀合金もしくは銀複合材料からなる電気接点のための材
料を開発する。 【解決手段】 炭素が専ら、平均一次粒径１５０ナノメ
ートル未満のカーボンブラックの形で銀−、銀合金−も
しくは銀複合材料粉末に添加されており、この混合物が
冷間静水圧圧縮されかつ焼結されている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、炭素０．０５〜７
重量％を含有する銀、銀合金もしくは銀複合材料からな
る電気接点のための材料に関する。
重量％を含有する銀、銀合金もしくは銀複合材料からな
る電気接点のための材料に関する。
【０００２】
【従来の技術】黒鉛の形の炭素を数重量％含有する銀を
基礎とする接点材料は、低電圧エネルギー工学の場合に
は広く使用されている。保護開閉器の場合には、銀−黒
鉛からなる接点によって溶接に対する高い安全性が提供
される。しかしながら、高い焼損及び不良なアーク導電
度は、欠点である。
基礎とする接点材料は、低電圧エネルギー工学の場合に
は広く使用されている。保護開閉器の場合には、銀−黒
鉛からなる接点によって溶接に対する高い安全性が提供
される。しかしながら、高い焼損及び不良なアーク導電
度は、欠点である。
【０００３】従って、銀−黒鉛へのさらなる添加剤によ
ってこの接点材料の焼損強さを高める多くの試みが行な
われてきた。例えば材料中への炭素−ないしは黒鉛フィ
ラメントの組み入れによって改善が達成される。このよ
うにしてＰＣＴ出願第９２／１８９９５号明細書には、
黒鉛粉末の他にさらに炭素繊維を含有しており、この場
合、炭素繊維の長さは、平均粒径０．２〜４０μｍを有
していなければならない黒鉛粒子の直径より二倍以上長
くなければならない電気接点のための銀−炭素−複合材
料が記載されている。この場合には、 粉末状炭素とし
てカーボンブラックもまた使用することができることが
記載されている。しかしながら、炭素粉末ならびに炭素
繊維が黒鉛からなる材料は、最も有利に作用する。
ってこの接点材料の焼損強さを高める多くの試みが行な
われてきた。例えば材料中への炭素−ないしは黒鉛フィ
ラメントの組み入れによって改善が達成される。このよ
うにしてＰＣＴ出願第９２／１８９９５号明細書には、
黒鉛粉末の他にさらに炭素繊維を含有しており、この場
合、炭素繊維の長さは、平均粒径０．２〜４０μｍを有
していなければならない黒鉛粒子の直径より二倍以上長
くなければならない電気接点のための銀−炭素−複合材
料が記載されている。この場合には、 粉末状炭素とし
てカーボンブラックもまた使用することができることが
記載されている。しかしながら、炭素粉末ならびに炭素
繊維が黒鉛からなる材料は、最も有利に作用する。
【０００４】上記材料の製造は、炭素繊維の使用によっ
て比較的高価である。その上、該材料は、粉末と繊維の
異なる粒度のために、不均質な焼き上がり挙動(ungleic
hmaessiger Ausbrennverhalten)を示し、このことによ
って接点片の寿命が短くなる。
て比較的高価である。その上、該材料は、粉末と繊維の
異なる粒度のために、不均質な焼き上がり挙動(ungleic
hmaessiger Ausbrennverhalten)を示し、このことによ
って接点片の寿命が短くなる。
【０００５】米国特許第２３１９２４０号明細書には、
黒鉛の他にさらに別の炭素が使用されていてもよい電気
接点のための銀−炭素−材料が記載されている。炭素の
種類及びこの炭素粒子の大きさに関しては、記載がな
い。この材料の製造は、相応する粉末の混合、半製品へ
の粉末の押出及び焼結によって行なわれる。一次粒径２
５ｎｍ未満ないしは１０〜１００ｎｍのカーボンブラッ
クは、ドイツ国特許第２３５７５２４号明細書ないしは
刊行物"Elektrisch leitende Kunststoffe", Carl Haus
er Verlag, Muenchen, 1986, ５５〜６１頁から公知で
ある。
黒鉛の他にさらに別の炭素が使用されていてもよい電気
接点のための銀−炭素−材料が記載されている。炭素の
種類及びこの炭素粒子の大きさに関しては、記載がな
い。この材料の製造は、相応する粉末の混合、半製品へ
の粉末の押出及び焼結によって行なわれる。一次粒径２
５ｎｍ未満ないしは１０〜１００ｎｍのカーボンブラッ
クは、ドイツ国特許第２３５７５２４号明細書ないしは
刊行物"Elektrisch leitende Kunststoffe", Carl Haus
er Verlag, Muenchen, 1986, ５５〜６１頁から公知で
ある。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の課題
は、改善された焼損性質を著しく良好な溶接安全性とと
もに示す炭素０．０５〜７重量％を含有する銀、銀合金
もしくは銀複合材料からなる電気接点のための材料を開
発することであった。
は、改善された焼損性質を著しく良好な溶接安全性とと
もに示す炭素０．０５〜７重量％を含有する銀、銀合金
もしくは銀複合材料からなる電気接点のための材料を開
発することであった。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記課題は、本発明によ
れば、炭素が専ら、平均一次粒径１５０ナノメートル未
満のカーボンブラックの形で銀−、銀合金−もしくは銀
複合材料粉末に添加され、この混合物が冷間静水圧圧縮
され焼結されることによって解決される。
れば、炭素が専ら、平均一次粒径１５０ナノメートル未
満のカーボンブラックの形で銀−、銀合金−もしくは銀
複合材料粉末に添加され、この混合物が冷間静水圧圧縮
され焼結されることによって解決される。
【０００８】有利に、使用されるカーボンブラックの平
均一次粒径は、１００ナノメートル未満である。
均一次粒径は、１００ナノメートル未満である。
【０００９】意外にもこの材料は、公知の銀−炭素−接
点材料と異なり、改善された焼損強さを卓越した溶接安
全性とともに示す。該材料の別の利点は、該材料が減少
された炭素含量で銀−黒鉛より良好な値を示し、かつこ
のことによって僅かな導電性残留物が開閉器の場合には
残留することである。
点材料と異なり、改善された焼損強さを卓越した溶接安
全性とともに示す。該材料の別の利点は、該材料が減少
された炭素含量で銀−黒鉛より良好な値を示し、かつこ
のことによって僅かな導電性残留物が開閉器の場合には
残留することである。
【００１０】銀の他に、カーボンブラックの添加によっ
て例えばＡｇＮｉ−及びＡｇＣｕＯ−複合材料の焼損挙
動を改善することもできる。
て例えばＡｇＮｉ−及びＡｇＣｕＯ−複合材料の焼損挙
動を改善することもできる。
【００１１】次に、本発明を例につき詳説する。
【００１２】
例 １ Ａｇ−粉末（＜６３μｍ）を平均一次粒径約１００ナノ
メートルのカーボンブラックと、Ａｇ／カーボンブラッ
ク−９５／５の組成でドライ・ブレンドし、かつ冷間静
水圧圧縮して押出ビレットを得る。保護ガス下での焼結
後にこのビレットを押出して異形成形材を得る。この異
形成形材を所望の最終寸法になるまで圧延する。最終の
異形成形材から接点片を分離し、この接点片を引き続
き、ロウ付け可能かつ溶接可能な層を得るために、空気
中もしくは酸素雰囲気下で焼き上げる(ausbrennen)。
メートルのカーボンブラックと、Ａｇ／カーボンブラッ
ク−９５／５の組成でドライ・ブレンドし、かつ冷間静
水圧圧縮して押出ビレットを得る。保護ガス下での焼結
後にこのビレットを押出して異形成形材を得る。この異
形成形材を所望の最終寸法になるまで圧延する。最終の
異形成形材から接点片を分離し、この接点片を引き続
き、ロウ付け可能かつ溶接可能な層を得るために、空気
中もしくは酸素雰囲気下で焼き上げる(ausbrennen)。
【００１３】例 ２ Ａｇ−粉末（＜６３μｍ）を平均一次粒径約１００ナノ
メートルのカーボンブラックとＡｇ／カーボンブラック
−９８／２の組成でドライ・ブレンドし、かつ冷間静水
圧圧縮して押出ビレットを得、かつ、例１の場合と同様
にして接点片に後加工する。
メートルのカーボンブラックとＡｇ／カーボンブラック
−９８／２の組成でドライ・ブレンドし、かつ冷間静水
圧圧縮して押出ビレットを得、かつ、例１の場合と同様
にして接点片に後加工する。
【００１４】例 ３ Ａｇ−粉末（＜６３μｍ）を平均一次粒径約１５０ナノ
メートルのカーボンブラックとＡｇ／カーボンブラック
−９８／２の組成でアトリッター中で湿式混合した。乾
燥後にこの混合物を冷間静水圧圧縮して押出ビレットを
得、かつ、例１の場合と同様にして後加工する。
メートルのカーボンブラックとＡｇ／カーボンブラック
−９８／２の組成でアトリッター中で湿式混合した。乾
燥後にこの混合物を冷間静水圧圧縮して押出ビレットを
得、かつ、例１の場合と同様にして後加工する。
【００１５】例１〜３によって製造された接点片をモデ
ル試験台において、１００Ａの場合にはその焼損につい
て、１０００Ａの場合にはその溶接強さについて、カー
ボンブラックの代わりに黒鉛粉末ないしは黒鉛粉末及び
黒鉛繊維を含有する同様に組成された銀−黒鉛材料と比
較した。
ル試験台において、１００Ａの場合にはその焼損につい
て、１０００Ａの場合にはその溶接強さについて、カー
ボンブラックの代わりに黒鉛粉末ないしは黒鉛粉末及び
黒鉛繊維を含有する同様に組成された銀−黒鉛材料と比
較した。
【００１６】結果は、次の表に示されている。
【００１７】
【表１】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ペーター ブラウマン ドイツ連邦共和国 アルツェナウ ズィー ドルングスシュトラーセ 37
Claims (2)
- 【請求項１】 炭素０．０５〜７重量％を含有する銀、
銀合金もしくは銀複合材料からなる電気接点のための材
料において、炭素が専ら、平均一次粒径１５０ナノメー
トル未満のカーボンブラックの形で銀−、銀合金−もし
くは銀複合材料粉末に添加されており、この混合物が冷
間静水圧圧縮されておりかつ焼結されていることを特徴
とする、電気接点のための材料。 - 【請求項２】 カーボンブラックが平均一次粒径１００
ナノメートル未満を有している、請求項１記載の材料。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| DE19503184.9 | 1995-02-01 | ||
| DE19503184A DE19503184C1 (de) | 1995-02-01 | 1995-02-01 | Werkstoff für elektrische Kontakte aus Silber-Kohlenstoff |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08239724A true JPH08239724A (ja) | 1996-09-17 |
Family
ID=7752865
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1675096A Pending JPH08239724A (ja) | 1995-02-01 | 1996-02-01 | 電気接点のための材料 |
Country Status (6)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP0736885B1 (ja) |
| JP (1) | JPH08239724A (ja) |
| AT (1) | ATE207236T1 (ja) |
| DE (2) | DE19503184C1 (ja) |
| ES (1) | ES2165931T3 (ja) |
| ZA (1) | ZA96751B (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7132172B2 (en) * | 2002-12-27 | 2006-11-07 | Wieland-Werke Ag | Composite material for use in the manufacture of electrical contacts and a method for its manufacture |
| WO2010109777A1 (ja) | 2009-03-24 | 2010-09-30 | 株式会社アライドマテリアル | 電気接点材 |
| WO2018062872A1 (ko) * | 2016-09-28 | 2018-04-05 | 부경대학교 산학협력단 | 은-다이아몬드 복합 재료의 제조를 위한 방전플라즈마소결 방법 및 이에 의해 제조된 은-다이아몬드 복합 재료 |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6933331B2 (en) | 1998-05-22 | 2005-08-23 | Nanoproducts Corporation | Nanotechnology for drug delivery, contrast agents and biomedical implants |
| US5905000A (en) * | 1996-09-03 | 1999-05-18 | Nanomaterials Research Corporation | Nanostructured ion conducting solid electrolytes |
| US7708974B2 (en) | 2002-12-10 | 2010-05-04 | Ppg Industries Ohio, Inc. | Tungsten comprising nanomaterials and related nanotechnology |
| DE102009018035A1 (de) * | 2009-04-18 | 2010-10-28 | Moeller Gmbh | Kontaktanordnung für Schwachstromanwendungen |
| DE102010014745B4 (de) * | 2010-01-15 | 2011-09-22 | Tyco Electronics Amp Gmbh | Elektrisches Kontaktelement und Verfahren zur Herstellung eines elektrischen Kontaktelements |
| CN103366975B (zh) * | 2012-03-30 | 2017-12-29 | 施耐德电器工业公司 | 银基电接触材料 |
Family Cites Families (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US1785618A (en) * | 1920-04-09 | 1930-12-16 | Gen Railway Signal Co | Copper-carbon contact |
| US2319240A (en) * | 1940-03-19 | 1943-05-18 | Mallory & Co Inc P R | Electric contact and the like |
| US2818633A (en) * | 1955-03-02 | 1958-01-07 | Gibson Electric Company | Electrical contact |
| DE2357524C2 (de) * | 1973-11-17 | 1982-04-29 | Degussa Ag, 6000 Frankfurt | Verfahren zur Herstellung von Verstärker- und Farbrußen hoher Feinteiligkeit und niedriger Porosität |
| DE4111683A1 (de) * | 1991-04-10 | 1992-10-22 | Duerrwaechter E Dr Doduco | Werkstoff fuer elektrische kontakte aus silber mit kohlenstoff |
-
1995
- 1995-02-01 DE DE19503184A patent/DE19503184C1/de not_active Expired - Fee Related
-
1996
- 1996-01-15 AT AT96100479T patent/ATE207236T1/de not_active IP Right Cessation
- 1996-01-15 EP EP96100479A patent/EP0736885B1/de not_active Expired - Lifetime
- 1996-01-15 ES ES96100479T patent/ES2165931T3/es not_active Expired - Lifetime
- 1996-01-15 DE DE59607910T patent/DE59607910D1/de not_active Expired - Lifetime
- 1996-01-31 ZA ZA96751A patent/ZA96751B/xx unknown
- 1996-02-01 JP JP1675096A patent/JPH08239724A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7132172B2 (en) * | 2002-12-27 | 2006-11-07 | Wieland-Werke Ag | Composite material for use in the manufacture of electrical contacts and a method for its manufacture |
| WO2010109777A1 (ja) | 2009-03-24 | 2010-09-30 | 株式会社アライドマテリアル | 電気接点材 |
| WO2018062872A1 (ko) * | 2016-09-28 | 2018-04-05 | 부경대학교 산학협력단 | 은-다이아몬드 복합 재료의 제조를 위한 방전플라즈마소결 방법 및 이에 의해 제조된 은-다이아몬드 복합 재료 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| EP0736885B1 (de) | 2001-10-17 |
| ZA96751B (en) | 1996-08-29 |
| EP0736885A2 (de) | 1996-10-09 |
| EP0736885A3 (de) | 1997-10-29 |
| ATE207236T1 (de) | 2001-11-15 |
| DE19503184C1 (de) | 1996-05-02 |
| DE59607910D1 (de) | 2001-11-22 |
| ES2165931T3 (es) | 2002-04-01 |
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