JPH08238859A - 再転写受像シート及びその製造方法 - Google Patents
再転写受像シート及びその製造方法Info
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- JPH08238859A JPH08238859A JP7074647A JP7464795A JPH08238859A JP H08238859 A JPH08238859 A JP H08238859A JP 7074647 A JP7074647 A JP 7074647A JP 7464795 A JP7464795 A JP 7464795A JP H08238859 A JPH08238859 A JP H08238859A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明はカラープルーフ及びカラーフィルター
作成用として適切な再転写受像シート及びその製造方法
に関し、更に詳しくはインクオンペーパー可能な感熱転
写用再転写受像シート及びその製造方法に関する。 【構成】本発明は、インクシートと受像シートを密着
し、印字を行う感熱転写用受像シートにおいて、該受像
シートが、受像層に印字したインク層即ち画像層を、更
に永久支持体に転写する再転写受像シートであり、該受
像シートが少なくとも受像層/支持体/バックコート層
からなり、該受像層が離型剤を含有しており、かつ離型
剤が受像層表面に極在化しており、更に、該離型剤がワ
ックス・長鎖アルキルシリコーン・高級脂肪酸エステル
・高級脂肪酸アミド・芳香族カルボン酸エステル・リン
酸エステル・フッ素系界面活性剤から選ばれる1種また
は2種以上の組合せからなることを特徴とする再転写受
像シートである。
作成用として適切な再転写受像シート及びその製造方法
に関し、更に詳しくはインクオンペーパー可能な感熱転
写用再転写受像シート及びその製造方法に関する。 【構成】本発明は、インクシートと受像シートを密着
し、印字を行う感熱転写用受像シートにおいて、該受像
シートが、受像層に印字したインク層即ち画像層を、更
に永久支持体に転写する再転写受像シートであり、該受
像シートが少なくとも受像層/支持体/バックコート層
からなり、該受像層が離型剤を含有しており、かつ離型
剤が受像層表面に極在化しており、更に、該離型剤がワ
ックス・長鎖アルキルシリコーン・高級脂肪酸エステル
・高級脂肪酸アミド・芳香族カルボン酸エステル・リン
酸エステル・フッ素系界面活性剤から選ばれる1種また
は2種以上の組合せからなることを特徴とする再転写受
像シートである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカラープルーフ及びカラ
ーフィルター作成用として適切な再転写受像シート及び
その製造方法に関し、更に詳しくはインクオンペーパー
可能な感熱転写用再転写受像シート及びその製造方法に
関する。
ーフィルター作成用として適切な再転写受像シート及び
その製造方法に関し、更に詳しくはインクオンペーパー
可能な感熱転写用再転写受像シート及びその製造方法に
関する。
【0002】
【従来技術】従来、カラープルーフやカラーフィルター
の作成用途で、画像層を永久支持体に再転写可能な受像
シートを用いる提案がされている。具体的には、(1)
支持体とその上に設けられた第1有機高分子層と更にそ
の上に設けられた第2有機高分子層からなる再転写受像
シート(特開昭61−189535号)、(2)受像層
樹脂がエチレン系共重合樹脂であり、離型剤としてフッ
素系化合物を含有している再転写受像シート(特開昭6
4−52135号)等が知られている。
の作成用途で、画像層を永久支持体に再転写可能な受像
シートを用いる提案がされている。具体的には、(1)
支持体とその上に設けられた第1有機高分子層と更にそ
の上に設けられた第2有機高分子層からなる再転写受像
シート(特開昭61−189535号)、(2)受像層
樹脂がエチレン系共重合樹脂であり、離型剤としてフッ
素系化合物を含有している再転写受像シート(特開昭6
4−52135号)等が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら(1)の
受像シートは、永久支持体に画像層を転写する際に第2
有機高分子層が画像層と共に転写する場合があり、永久
支持体に不要な光沢を付与することが少なくなかった。
(2)は上記の問題を鑑みて発明されたもので、画像層
のみを転写し永久支持体に不要な光沢を与えない改良さ
れた受像シートとなっていた。ただし、(1)(2)共
に予め画像を作成した画像層のみを受像シートに転写す
る場合は問題ないが、感熱転写方式の場合、例えばイン
クシートのインク面と受像シートの受像面を対向させイ
ンクシート側からヒートモードレーザー方式等で像様に
熱を与えてインク層の溶融熱転写を行うことにより、受
像シートへの画像(インク)層の転写を試みると感度が
不十分である又は非画像部にカブリが生じるなど感度と
カブリの両立が困難で、更に大判ではインクシートと受
像シートの密着に伴う空気抜けの悪さより画像ヌケを起
こすことがあり、このような問題のない溶融熱転写の可
能な再転写シートの開発が望まれていた。
受像シートは、永久支持体に画像層を転写する際に第2
有機高分子層が画像層と共に転写する場合があり、永久
支持体に不要な光沢を付与することが少なくなかった。
(2)は上記の問題を鑑みて発明されたもので、画像層
のみを転写し永久支持体に不要な光沢を与えない改良さ
れた受像シートとなっていた。ただし、(1)(2)共
に予め画像を作成した画像層のみを受像シートに転写す
る場合は問題ないが、感熱転写方式の場合、例えばイン
クシートのインク面と受像シートの受像面を対向させイ
ンクシート側からヒートモードレーザー方式等で像様に
熱を与えてインク層の溶融熱転写を行うことにより、受
像シートへの画像(インク)層の転写を試みると感度が
不十分である又は非画像部にカブリが生じるなど感度と
カブリの両立が困難で、更に大判ではインクシートと受
像シートの密着に伴う空気抜けの悪さより画像ヌケを起
こすことがあり、このような問題のない溶融熱転写の可
能な再転写シートの開発が望まれていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の上記課題は、 1.インクシートと受像シートを密着し、印字を行う感
熱転写用受像シートにおいて、該受像シートが、受像層
に印字したインク層即ち画像層を、更に永久支持体に転
写する再転写受像シートであり、該受像シートが少なく
とも受像層/支持体/バックコート層からなり、該受像
層が離型剤を含有しており、かつ離型剤が受像層表面に
極在化しており、更に、該離型剤がワックス・長鎖アル
キルシリコーン・高級脂肪酸エステル・高級脂肪酸アミ
ド・芳香族カルボン酸エステル・リン酸エステル・フッ
素系界面活性剤から選ばれる1種または2種以上の組合
せからなることを特徴とする再転写受像シート、
熱転写用受像シートにおいて、該受像シートが、受像層
に印字したインク層即ち画像層を、更に永久支持体に転
写する再転写受像シートであり、該受像シートが少なく
とも受像層/支持体/バックコート層からなり、該受像
層が離型剤を含有しており、かつ離型剤が受像層表面に
極在化しており、更に、該離型剤がワックス・長鎖アル
キルシリコーン・高級脂肪酸エステル・高級脂肪酸アミ
ド・芳香族カルボン酸エステル・リン酸エステル・フッ
素系界面活性剤から選ばれる1種または2種以上の組合
せからなることを特徴とする再転写受像シート、
【0005】2.受像層上又は受像層表面近傍にマット
剤を散在させたことを特徴とする請求項1記載の再転写
受像シート、
剤を散在させたことを特徴とする請求項1記載の再転写
受像シート、
【0006】3.離型剤を受像層表面に極在化させる手
段として、予め、離型剤を含有しない受像層を設けてお
き、該受像層上に離型剤を分散した水又は有機溶剤を塗
布し、加熱乾燥時に離型剤を受像層に含浸させ受像層表
面に極在化させたことを特徴とする請求項1又は2記載
の再転写受像シートの作成方法、
段として、予め、離型剤を含有しない受像層を設けてお
き、該受像層上に離型剤を分散した水又は有機溶剤を塗
布し、加熱乾燥時に離型剤を受像層に含浸させ受像層表
面に極在化させたことを特徴とする請求項1又は2記載
の再転写受像シートの作成方法、
【0007】4.離型剤を受像層表面に極在化させる手
段として、予め、離型剤層を有する支持体又は離型剤を
含有した樹脂層を有する支持体を離型剤供給シートとし
て、該離型剤供給シートを加熱/加圧下で受像シートの
受像面と対面させ受像層側に離型剤を熱により移行させ
受像層表面に極在化させたことを特徴とする請求項1又
は2記載の再転写受像シートの製造方法、
段として、予め、離型剤層を有する支持体又は離型剤を
含有した樹脂層を有する支持体を離型剤供給シートとし
て、該離型剤供給シートを加熱/加圧下で受像シートの
受像面と対面させ受像層側に離型剤を熱により移行させ
受像層表面に極在化させたことを特徴とする請求項1又
は2記載の再転写受像シートの製造方法、
【0008】5.離型剤を受像層表面に極在化させる手
段として、予め、離型剤を含有した受像層塗工液を支持
体上に塗設後、加熱乾燥時に受像層中から離型剤をブリ
ードアウトにより移行させ受像層表面に極在化させたこ
とを特徴とする請求項1又は2記載の再転写受像シート
の製造方法、
段として、予め、離型剤を含有した受像層塗工液を支持
体上に塗設後、加熱乾燥時に受像層中から離型剤をブリ
ードアウトにより移行させ受像層表面に極在化させたこ
とを特徴とする請求項1又は2記載の再転写受像シート
の製造方法、
【0009】6.離型剤を受像層表面に極在化させる手
段として、予め、離型剤を含有しない受像層を設けてお
き、該受像層上に離型剤及びマット剤を分散した水又は
有機溶剤を塗布し、加熱乾燥時に離型剤を受像層に含浸
させ受像層表面に離型剤を極在化させたことを特徴とす
る請求項1又は2記載の再転写受像シートの製造方法、
段として、予め、離型剤を含有しない受像層を設けてお
き、該受像層上に離型剤及びマット剤を分散した水又は
有機溶剤を塗布し、加熱乾燥時に離型剤を受像層に含浸
させ受像層表面に離型剤を極在化させたことを特徴とす
る請求項1又は2記載の再転写受像シートの製造方法、
【0010】7.受像層上に水又は有機溶剤に分散した
マット剤を塗布して、受像層上にマット剤を散在させた
ことを特徴とする請求項3、4又は5記載の再転写受像
シートの製造方法、
マット剤を塗布して、受像層上にマット剤を散在させた
ことを特徴とする請求項3、4又は5記載の再転写受像
シートの製造方法、
【0011】8.受像層の膜厚が15μmであることを
特徴とする請求項1又は2記載の再転写受像シート、
特徴とする請求項1又は2記載の再転写受像シート、
【0012】9.受像層の主成分となる樹脂の軟化点が
65℃以下であることを特徴とする請求項1又は2記載
の再転写受像シート、
65℃以下であることを特徴とする請求項1又は2記載
の再転写受像シート、
【0013】10.受像層上のマット剤の粒径が1〜1
0μmであり、受像層上のマット剤の付き量が100か
ら30000個/mm2であることを特徴とする請求項
1又は2記載の再転写受像シート、
0μmであり、受像層上のマット剤の付き量が100か
ら30000個/mm2であることを特徴とする請求項
1又は2記載の再転写受像シート、
【0014】11.受像層樹脂の主成分がアクリル・ポ
リエチレン・酢酸ビニル・塩化ビニル・ポリブタジエン
から選ばれる1種又は2種以上の組合せ及び前記樹脂の
共重合物からなることを特徴とする請求項1又は2記載
の再転写受像シート、
リエチレン・酢酸ビニル・塩化ビニル・ポリブタジエン
から選ばれる1種又は2種以上の組合せ及び前記樹脂の
共重合物からなることを特徴とする請求項1又は2記載
の再転写受像シート、
【0015】12.受像層樹脂の主成分がブチルアクリ
レート・アクリロニトリルから選ばれる樹脂の組み合わ
せ又は共重合物からなることを特徴とする請求項1、2
記載の再転写受像シート、
レート・アクリロニトリルから選ばれる樹脂の組み合わ
せ又は共重合物からなることを特徴とする請求項1、2
記載の再転写受像シート、
【0016】13.離型剤の主成分がポリオキシエチレ
ンアルキルフェニルエーテル・ラノリンブ脂肪酸多価ア
ルコールエステルから選ばれる1種又は2種以上の組合
せからなることを特徴とする請求項1、2記載の再転写
受像シート、の各々により達成される。
ンアルキルフェニルエーテル・ラノリンブ脂肪酸多価ア
ルコールエステルから選ばれる1種又は2種以上の組合
せからなることを特徴とする請求項1、2記載の再転写
受像シート、の各々により達成される。
【0017】
【発明の具体的説明】離型剤を受像層表面に極在化させ
る手段としては、 A)予め、離型剤を実質的に含有しない受像層を設けて
おき、該受像層上に離型剤を分散した水又は有機溶剤を
塗布し、加熱乾燥時に離型剤を受像層に含浸させ受像層
表面に極在化させる方法、
る手段としては、 A)予め、離型剤を実質的に含有しない受像層を設けて
おき、該受像層上に離型剤を分散した水又は有機溶剤を
塗布し、加熱乾燥時に離型剤を受像層に含浸させ受像層
表面に極在化させる方法、
【0018】B)予め、離型剤層を有する支持体又は離
型剤を含有した樹脂層を有する支持体を離型剤供給シー
トとして、該離型剤供給シートを加熱/加圧下で受像シ
ートの受像面と対面させ受像層側に離型剤を熱により移
行させ受像層表面に極在化させる方法、
型剤を含有した樹脂層を有する支持体を離型剤供給シー
トとして、該離型剤供給シートを加熱/加圧下で受像シ
ートの受像面と対面させ受像層側に離型剤を熱により移
行させ受像層表面に極在化させる方法、
【0019】C)予め、離型剤を含有した受像層塗工液
を支持体上に塗設後、加熱乾燥時に受像層中から離型剤
をブリードアウトにより移行させ受像層表面に極在化さ
せる方法、等がある。
を支持体上に塗設後、加熱乾燥時に受像層中から離型剤
をブリードアウトにより移行させ受像層表面に極在化さ
せる方法、等がある。
【0020】先ず、上記A)を説明する。使用する有機
溶剤は離型剤を均一分散できるものであればよく、例え
ばメチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等のケ
トン類、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコ
ール等のアルコール類、ベンゼン、トルエン、キシレン
等の芳香族類、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン等の直鎖
状炭化水素類、シクロヘキサン等の環状炭化水素類等が
挙げられる、上記有機溶剤の単独、又はこれらの2種以
上の組み合わせで使用してもよい。離型剤分散塗布液の
塗布量は、表面に顕在化させる離型剤濃度が目的とする
濃度になるように調整すればよい。
溶剤は離型剤を均一分散できるものであればよく、例え
ばメチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等のケ
トン類、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコ
ール等のアルコール類、ベンゼン、トルエン、キシレン
等の芳香族類、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン等の直鎖
状炭化水素類、シクロヘキサン等の環状炭化水素類等が
挙げられる、上記有機溶剤の単独、又はこれらの2種以
上の組み合わせで使用してもよい。離型剤分散塗布液の
塗布量は、表面に顕在化させる離型剤濃度が目的とする
濃度になるように調整すればよい。
【0021】次に、上記B)を説明する。加熱及び/又
は加圧下で、受像シートの受像層に、離型剤層又は離型
剤含有樹脂層の離型剤を熱移行させるには、例えば、離
型剤を分散した水又は溶剤を自己支持性のある支持体
(例えばポリエチレンテレフタレート等)に塗設乾燥す
るか、更に必要ならば、離型剤を分散した塗液に樹脂を
添加して塗設乾燥し該支持体上に離型剤層又は離型剤含
有樹脂層を設けて離型剤供給シートとする。該離型剤供
給シートの離型剤層面又は離型剤含有樹脂層面と受像シ
ートの受像層面を対面させ、ラミネーターで加熱/加圧
する。
は加圧下で、受像シートの受像層に、離型剤層又は離型
剤含有樹脂層の離型剤を熱移行させるには、例えば、離
型剤を分散した水又は溶剤を自己支持性のある支持体
(例えばポリエチレンテレフタレート等)に塗設乾燥す
るか、更に必要ならば、離型剤を分散した塗液に樹脂を
添加して塗設乾燥し該支持体上に離型剤層又は離型剤含
有樹脂層を設けて離型剤供給シートとする。該離型剤供
給シートの離型剤層面又は離型剤含有樹脂層面と受像シ
ートの受像層面を対面させ、ラミネーターで加熱/加圧
する。
【0022】また次に、上記C)について説明する。受
像層の主成分である樹脂に対し極性が低いため親和性が
低く相溶しない又は相溶性の低い離型剤を含有した受像
層塗工液を支持体上に塗設し、加熱乾燥することで親和
性の低さより該離型剤が受像層樹脂から表面に分離して
くることにより受像層表面に極在化する。
像層の主成分である樹脂に対し極性が低いため親和性が
低く相溶しない又は相溶性の低い離型剤を含有した受像
層塗工液を支持体上に塗設し、加熱乾燥することで親和
性の低さより該離型剤が受像層樹脂から表面に分離して
くることにより受像層表面に極在化する。
【0023】本発明においては、受像層上又は受像層表
面近傍にマット剤を散在させる。その手段としては、 a)受像層上に水又は有機溶剤に分散したマット剤を塗
布して、受像層上にマット剤を散在させる方法、 b)上記A)の方法において、離型剤と共にマット剤を
分散させた塗布液を用いる方法、等がある。
面近傍にマット剤を散在させる。その手段としては、 a)受像層上に水又は有機溶剤に分散したマット剤を塗
布して、受像層上にマット剤を散在させる方法、 b)上記A)の方法において、離型剤と共にマット剤を
分散させた塗布液を用いる方法、等がある。
【0024】上記a)、b)において用いる有機溶剤と
しては前記A)で説明したものを挙げることができる。
しては前記A)で説明したものを挙げることができる。
【0025】この際、受像層上のマット剤の粒径が1〜
10μmであり、受像層上のマット剤の付き量が100
から30000個/mm2となるように調整することが
特に好ましい。
10μmであり、受像層上のマット剤の付き量が100
から30000個/mm2となるように調整することが
特に好ましい。
【0026】永久支持体には特に制約はなく、紙・樹脂
フィルム・ガラス・金属等を適宜用いて良い。永久支持
体が紙の場合は、紙の凹凸に追従し画像をヌケなく転写
するために再転写受像シートの受像層にクッション性を
もたせる必要があり、このため受像層の膜厚が15μm
以上であることが好ましく、更に望ましくは25μm以
上である。また、同様の目的で、受像層の主成分となる
樹脂の軟化点が65℃以下であることが好ましい。
フィルム・ガラス・金属等を適宜用いて良い。永久支持
体が紙の場合は、紙の凹凸に追従し画像をヌケなく転写
するために再転写受像シートの受像層にクッション性を
もたせる必要があり、このため受像層の膜厚が15μm
以上であることが好ましく、更に望ましくは25μm以
上である。また、同様の目的で、受像層の主成分となる
樹脂の軟化点が65℃以下であることが好ましい。
【0027】本発明でいう軟化点とは理学電機株式会社
製熱機械分析装置TMA CN8098D1を用いて、
測定時使用ピン:TMA測定用石英ピン1.0mmφ、
測定条件:昇温5℃/分、荷重5g/1mmφで測定を
行いピンが動き始める温度を軟化点としている。
製熱機械分析装置TMA CN8098D1を用いて、
測定時使用ピン:TMA測定用石英ピン1.0mmφ、
測定条件:昇温5℃/分、荷重5g/1mmφで測定を
行いピンが動き始める温度を軟化点としている。
【0028】再転写受像層 1.樹脂 ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、エチレ
ンアクリル酸共重合体、ポリエチレン樹脂、ポリプロピ
レン樹脂、ポリスチレン樹脂、スチレンアクリル共重合
体、ポリエステル樹脂、ポリイソブチレン樹脂、ポリブ
タジエン樹脂、ポリスチレン−ブタジエン樹脂、ポリク
ロロプレン樹脂、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、変性
オレフィン樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、ポリビニ
ルホルマール樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ロジン
樹脂、マレイン酸樹脂、スチレン−マレイン酸樹脂、ケ
トン樹脂、炭化水素樹脂、などが挙げられるが、特にア
クリル共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、1,
2−ポリブタジエンが良い。
ル共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、エチレ
ンアクリル酸共重合体、ポリエチレン樹脂、ポリプロピ
レン樹脂、ポリスチレン樹脂、スチレンアクリル共重合
体、ポリエステル樹脂、ポリイソブチレン樹脂、ポリブ
タジエン樹脂、ポリスチレン−ブタジエン樹脂、ポリク
ロロプレン樹脂、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、変性
オレフィン樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、ポリビニ
ルホルマール樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ロジン
樹脂、マレイン酸樹脂、スチレン−マレイン酸樹脂、ケ
トン樹脂、炭化水素樹脂、などが挙げられるが、特にア
クリル共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、1,
2−ポリブタジエンが良い。
【0029】2.離型剤 カルナバワックス、キャンデリラワックス、みつろう、
モンタンワックス、パラフィンワックス、ポリエチレン
ワックス、アミドワックス、イミドワックス等のワック
ス類・シリコーン・高級脂肪酸エステル・高級脂肪酸ア
ミド・芳香族カルボン酸エステル・リン酸エステル・フ
ッ素系界面活性剤等が好ましい例として挙げられる。シ
リコーンとしては、公知・公用のあらゆる種類のシリコ
ーンを特別の制限なく用いることができる。
モンタンワックス、パラフィンワックス、ポリエチレン
ワックス、アミドワックス、イミドワックス等のワック
ス類・シリコーン・高級脂肪酸エステル・高級脂肪酸ア
ミド・芳香族カルボン酸エステル・リン酸エステル・フ
ッ素系界面活性剤等が好ましい例として挙げられる。シ
リコーンとしては、公知・公用のあらゆる種類のシリコ
ーンを特別の制限なく用いることができる。
【0030】3.マット剤 粒径は1〜10μmであり、更に望ましくは3〜5μm
である。1μmより小さいと空気抜けの効果が低すぎて
画像抜けの原因となる。逆に10μmより大きいとマッ
ト剤の突部がインク層を掻き取り受像層に汚れが生じ
る。マット剤の付き量は100から30000個/mm
2であり、これより少ないと空気抜けの効果が低すぎて
画像抜けの原因となる。逆に多いと感度の低下が著しく
なる。
である。1μmより小さいと空気抜けの効果が低すぎて
画像抜けの原因となる。逆に10μmより大きいとマッ
ト剤の突部がインク層を掻き取り受像層に汚れが生じ
る。マット剤の付き量は100から30000個/mm
2であり、これより少ないと空気抜けの効果が低すぎて
画像抜けの原因となる。逆に多いと感度の低下が著しく
なる。
【0031】4.添加剤 受像層には、酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤、フ
ィラー(充填剤)、顔料を添加することができる。ま
た、増感剤として可塑剤、熱溶剤等を添加してもよい。
添加剤全体の添加量は、通常、受像層用樹脂に対して
0.1〜50重量%の範囲である。
ィラー(充填剤)、顔料を添加することができる。ま
た、増感剤として可塑剤、熱溶剤等を添加してもよい。
添加剤全体の添加量は、通常、受像層用樹脂に対して
0.1〜50重量%の範囲である。
【0032】受像層支持体 支持体としては、例えば、紙、コート紙、合成紙(ポリ
プロピレン、ポリスチレンまたは、それらを紙又はプラ
スチックフィルムに貼り合わせた複合材料)、白色又は
透明のポリエチレンテレフタレートフィルム、白色又は
透明のポリ塩化ビニル、ポリオレフィン被覆紙などが挙
げられる。支持体の厚みは、通常10〜300μmであ
り、好ましくは30〜100μmである。
プロピレン、ポリスチレンまたは、それらを紙又はプラ
スチックフィルムに貼り合わせた複合材料)、白色又は
透明のポリエチレンテレフタレートフィルム、白色又は
透明のポリ塩化ビニル、ポリオレフィン被覆紙などが挙
げられる。支持体の厚みは、通常10〜300μmであ
り、好ましくは30〜100μmである。
【0033】本発明において受像層と支持体の層間接着
力が不十分な場合は支持体の受像層が積層される表面に
易接着処理を施しておくことが好ましく、この表面処理
の方法としては、コロナ放電処理、火炎処理、オゾン処
理、紫外線処理、放射線処理、粗面化処理、化学薬品処
理、プラズマ処理、低温プラズマ処理、プライマー処
理、グラフト化処理等公知の樹脂表面改質技術をそのま
ま適用することができる。具体的には「高分子表面の基
礎と応用(下)」化学同人、2章及び/又は「高分子新
素材便覧」丸善、8章等に記載の方法を参照でき、それ
らを一種あるいは二種以上を併用することもできる。ま
た、任意の樹脂を膜厚2μm以下で易接着層として設け
ても良い。
力が不十分な場合は支持体の受像層が積層される表面に
易接着処理を施しておくことが好ましく、この表面処理
の方法としては、コロナ放電処理、火炎処理、オゾン処
理、紫外線処理、放射線処理、粗面化処理、化学薬品処
理、プラズマ処理、低温プラズマ処理、プライマー処
理、グラフト化処理等公知の樹脂表面改質技術をそのま
ま適用することができる。具体的には「高分子表面の基
礎と応用(下)」化学同人、2章及び/又は「高分子新
素材便覧」丸善、8章等に記載の方法を参照でき、それ
らを一種あるいは二種以上を併用することもできる。ま
た、任意の樹脂を膜厚2μm以下で易接着層として設け
ても良い。
【0034】受像層バックコート層 バックコート層は溶剤又は水溶解性の任意の樹脂や水分
散した任意の樹脂をバックコート層塗工液として支持体
表面に塗工し、必要ならば架橋可能な樹脂を用い架橋し
て形成しても良い。また添加剤として、2〜30μmの
任意の微粒子や帯電防止剤等を添加しても良い。
散した任意の樹脂をバックコート層塗工液として支持体
表面に塗工し、必要ならば架橋可能な樹脂を用い架橋し
て形成しても良い。また添加剤として、2〜30μmの
任意の微粒子や帯電防止剤等を添加しても良い。
【0035】インクシート 最低限の層構造としてインク層/光熱変換層/支持体か
らなる。必要ならば支持体の光熱変換層とは反対面にブ
ロッキング防止や装置内での搬送性向上の目的でバック
コート層があってもよく、また、光熱変換層/支持体間
に感度向上やゴミによる画像抜け防止の目的でクッショ
ン層を設けてもよい。
らなる。必要ならば支持体の光熱変換層とは反対面にブ
ロッキング防止や装置内での搬送性向上の目的でバック
コート層があってもよく、また、光熱変換層/支持体間
に感度向上やゴミによる画像抜け防止の目的でクッショ
ン層を設けてもよい。
【0036】インク層 色剤、樹脂必要ならば添加剤からなる。色剤としては、
無機あるいは有機の顔料、染料が用いられ、単色、2色
混合、3色混合;例えばイエロー、マゼンタ、シアンの
顔料系化合物で構成される。
無機あるいは有機の顔料、染料が用いられ、単色、2色
混合、3色混合;例えばイエロー、マゼンタ、シアンの
顔料系化合物で構成される。
【0037】無機顔料としては、二酸化チタン、カーボ
ンブラック、酸化亜鉛、プルシアンブルー、硫化カドミ
ウム、酸化鉄ならびに鉛、亜鉛、バリウム及びカルシウ
ムのクロム酸塩などが挙げられる。有機顔料としては、
アゾ系、チオインジゴ系、アントラキノン系、アントア
ンスロン系、トリフェンジオキサジン系の顔料、バット
染料顔料、フタロシアニン顔料(銅フタロシアニン及び
その誘導体)、キナクリドン顔料などが挙げられる。
又、有機染料としては、酸性染料、直接染料、分散染料
などが挙げられる。樹脂としては、ポリエステル、ポリ
酢酸ビニル、ポリアクリルアミド、スチレン樹脂、スチ
レン共重合体樹脂、ポリアクリル酸エステル、ポリアク
リル酸、アクリル酸共重合体樹脂等のビニル系樹脂、ゴ
ム系樹脂、アイオノマー樹脂、オレフィン系樹脂、ロジ
ン系樹脂、ポリビニルアルコール、ポリビニルホルマー
ル、ポリビニルブチラール、ポリビニルピロリドン、エ
チルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、エチル
ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセル
ロース、メチルセルロース、酢酸セルロース等のセルロ
ース系樹脂;等が挙げられる。水溶性樹脂としては、ポ
リビニルピロリドン、ゼラチン、カゼイン、ヒドロキシ
エチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、メチ
ルセルロース、ヒドロキシエチル澱粉、アラビアゴム、
サクローズオクタアセテート、アルギン酸アンモニウ
ム、アルギン酸ナトリウム、ポリビニルアミン、ポリエ
チレンオキシド、ポリアクリル酸等が挙げられる。樹脂
と色剤との重量比は1:10〜10:1が好ましく、
3:7〜8:2が特に好ましい。
ンブラック、酸化亜鉛、プルシアンブルー、硫化カドミ
ウム、酸化鉄ならびに鉛、亜鉛、バリウム及びカルシウ
ムのクロム酸塩などが挙げられる。有機顔料としては、
アゾ系、チオインジゴ系、アントラキノン系、アントア
ンスロン系、トリフェンジオキサジン系の顔料、バット
染料顔料、フタロシアニン顔料(銅フタロシアニン及び
その誘導体)、キナクリドン顔料などが挙げられる。
又、有機染料としては、酸性染料、直接染料、分散染料
などが挙げられる。樹脂としては、ポリエステル、ポリ
酢酸ビニル、ポリアクリルアミド、スチレン樹脂、スチ
レン共重合体樹脂、ポリアクリル酸エステル、ポリアク
リル酸、アクリル酸共重合体樹脂等のビニル系樹脂、ゴ
ム系樹脂、アイオノマー樹脂、オレフィン系樹脂、ロジ
ン系樹脂、ポリビニルアルコール、ポリビニルホルマー
ル、ポリビニルブチラール、ポリビニルピロリドン、エ
チルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、エチル
ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセル
ロース、メチルセルロース、酢酸セルロース等のセルロ
ース系樹脂;等が挙げられる。水溶性樹脂としては、ポ
リビニルピロリドン、ゼラチン、カゼイン、ヒドロキシ
エチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、メチ
ルセルロース、ヒドロキシエチル澱粉、アラビアゴム、
サクローズオクタアセテート、アルギン酸アンモニウ
ム、アルギン酸ナトリウム、ポリビニルアミン、ポリエ
チレンオキシド、ポリアクリル酸等が挙げられる。樹脂
と色剤との重量比は1:10〜10:1が好ましく、
3:7〜8:2が特に好ましい。
【0038】添加剤としては、ロジンあるいはロジン誘
導体、テンペン系樹脂、石油系樹脂、フェノール系樹
脂、キシレン系樹脂等がある。
導体、テンペン系樹脂、石油系樹脂、フェノール系樹
脂、キシレン系樹脂等がある。
【0039】光熱変換層 光熱変換剤と樹脂よりなる。光熱変換剤となる赤外線吸
収色素例えば、各種シアニン色素を初めとして、アント
ラキノン系、インドアニリン金属錯体系、アズレニウム
系、クロコニウム系、スクアリウム系、ジチオール金属
錯体系、キレート系、ナフタロシアニン金属錯体系色素
等やカーボンブラックを用いることができる。樹脂とし
てはポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ゼ
ラチン、カゼイン、ヒドロキシエチルセルロース、カル
ボキシメチルセルロース、メチルセルロース、ヒドロキ
シエチル澱粉、アラビアゴム、サクローズオクタアセテ
ート、アルギン酸アンモニウム、アルギン酸ナトリウ
ム、ポリビニルアミン、ポリエチレンオキシド、ポリア
クリル酸等が挙げられる。樹脂と光熱変換剤との重量比
は1:10〜10:1が好ましく、3:7〜8:2が特
に好ましい。
収色素例えば、各種シアニン色素を初めとして、アント
ラキノン系、インドアニリン金属錯体系、アズレニウム
系、クロコニウム系、スクアリウム系、ジチオール金属
錯体系、キレート系、ナフタロシアニン金属錯体系色素
等やカーボンブラックを用いることができる。樹脂とし
てはポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ゼ
ラチン、カゼイン、ヒドロキシエチルセルロース、カル
ボキシメチルセルロース、メチルセルロース、ヒドロキ
シエチル澱粉、アラビアゴム、サクローズオクタアセテ
ート、アルギン酸アンモニウム、アルギン酸ナトリウ
ム、ポリビニルアミン、ポリエチレンオキシド、ポリア
クリル酸等が挙げられる。樹脂と光熱変換剤との重量比
は1:10〜10:1が好ましく、3:7〜8:2が特
に好ましい。
【0040】支持体 受像シート−1に同じ。
【0041】バックコート層 受像シート−1に同じ。
【0042】クッション層 弾性率が100Kg/cm∧2以下(20℃)が好まし
い。針入度が10以上が好ましい。より好ましくは針入
度が30以上である。ガラス転移点が0℃以下、より好
ましくは−30℃以下である。
い。針入度が10以上が好ましい。より好ましくは針入
度が30以上である。ガラス転移点が0℃以下、より好
ましくは−30℃以下である。
【0043】好ましいクッション層素材としてはSB
R、EVA、SIS、SEBS、ポリブタジエン等が挙
げられる。又、低弾性率を有する材料、具体的には天然
ゴム、アクリレートゴム、ブチルゴム、ニトリルゴム、
ブタジエンゴム、イソブレンゴム、スチレン−ブタジエ
ンゴム、クロロプレンゴム、ウレタンゴム、シリコーン
ゴム、アクリルゴム、フッ素ゴム、ネオプレンゴム、ク
ロロスルホン化ポリエチレン、エピクロルヒドリン、E
PDM(エチレン・プロピレン・ジエンゴム)、ウレタ
ンエラストマー等のエラストマー、ポリエチレン、ポリ
プロピレン、ポリブタジエン、ポリブテン、ポリウレタ
ン、ABS樹脂、アセテート、セルロースアセテート、
アミド樹脂、ポリテトラフルオロエチレン、ニトロセル
ロース、ポリスチレン、エポキシ樹脂、フェノール・ホ
ルムアルデヒド樹脂、ポリエステル、アクリル樹脂、ス
チレンブタジエン共重合体、塩化ビニル・酢酸ビニル共
重合体、ポリ酸酸ビニル、可塑剤入り塩化ビニル樹脂、
塩化ビニリデン樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリ
デン等の内、弾性率の小さい樹脂が挙げられる。
R、EVA、SIS、SEBS、ポリブタジエン等が挙
げられる。又、低弾性率を有する材料、具体的には天然
ゴム、アクリレートゴム、ブチルゴム、ニトリルゴム、
ブタジエンゴム、イソブレンゴム、スチレン−ブタジエ
ンゴム、クロロプレンゴム、ウレタンゴム、シリコーン
ゴム、アクリルゴム、フッ素ゴム、ネオプレンゴム、ク
ロロスルホン化ポリエチレン、エピクロルヒドリン、E
PDM(エチレン・プロピレン・ジエンゴム)、ウレタ
ンエラストマー等のエラストマー、ポリエチレン、ポリ
プロピレン、ポリブタジエン、ポリブテン、ポリウレタ
ン、ABS樹脂、アセテート、セルロースアセテート、
アミド樹脂、ポリテトラフルオロエチレン、ニトロセル
ロース、ポリスチレン、エポキシ樹脂、フェノール・ホ
ルムアルデヒド樹脂、ポリエステル、アクリル樹脂、ス
チレンブタジエン共重合体、塩化ビニル・酢酸ビニル共
重合体、ポリ酸酸ビニル、可塑剤入り塩化ビニル樹脂、
塩化ビニリデン樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリ
デン等の内、弾性率の小さい樹脂が挙げられる。
【0044】更に、好ましくはEVA、SBR、SI
S、SEBSである。EVAはVAの含有量が30〜5
0%のものが好ましく、かつ、針入度が30以上のもの
が好ましい。又、SBR、SIS、SEBSのような熱
可塑性エラストマーは、スチレン/ゴム比が10/90
〜20/80のものが好ましい。
S、SEBSである。EVAはVAの含有量が30〜5
0%のものが好ましく、かつ、針入度が30以上のもの
が好ましい。又、SBR、SIS、SEBSのような熱
可塑性エラストマーは、スチレン/ゴム比が10/90
〜20/80のものが好ましい。
【0045】クッション層の膜厚は、通常0.5〜50
μmの範囲が好ましく、更に好ましくは1〜8μmであ
る。
μmの範囲が好ましく、更に好ましくは1〜8μmであ
る。
【0046】以下、図面を参照して具体的転写画像の形
成方法を説明する。図1は熱転写インクシート及び本発
明の再転写受像シートを用いる転写装置の例を示す概要
断面図、図2及び図3は吸引ドラムに熱転写インクシー
トと再転写受像シートをセットする方法を示す転写装置
の部分斜視図及び部分断面図、図4は吸引ドラムから熱
転写インクシートと再転写受像シートを剥離するための
剥離ガイドの斜視図、図5は熱転写インクシートの層構
成を示す部分断面図である。
成方法を説明する。図1は熱転写インクシート及び本発
明の再転写受像シートを用いる転写装置の例を示す概要
断面図、図2及び図3は吸引ドラムに熱転写インクシー
トと再転写受像シートをセットする方法を示す転写装置
の部分斜視図及び部分断面図、図4は吸引ドラムから熱
転写インクシートと再転写受像シートを剥離するための
剥離ガイドの斜視図、図5は熱転写インクシートの層構
成を示す部分断面図である。
【0047】図において、1は装置框体、2は矢印方向
に回転するに装置框体1に設けられ、周面に多数の吸気
口2aを配設していて、軸孔2bを介し内部を不図示の
排気手段に連絡している吸引ドラム、3及び4は吸引ド
ラム2の内部に設けられて、吸引ドラム2の被転写シー
ト5の幅より外側になる吸気口2aを解放する図3に実
線で示した位置と閉鎖する二点鎖線で示した位置とに摺
動し得る皿状扉で、それぞれ被動レバー3a及び4aを
吸引ドラム2の側板の外側に突出させている。
に回転するに装置框体1に設けられ、周面に多数の吸気
口2aを配設していて、軸孔2bを介し内部を不図示の
排気手段に連絡している吸引ドラム、3及び4は吸引ド
ラム2の内部に設けられて、吸引ドラム2の被転写シー
ト5の幅より外側になる吸気口2aを解放する図3に実
線で示した位置と閉鎖する二点鎖線で示した位置とに摺
動し得る皿状扉で、それぞれ被動レバー3a及び4aを
吸引ドラム2の側板の外側に突出させている。
【0048】6は被転写インクシート5の供給マガジ
ン、7及び8は再転写受像シート9の供給マガジンであ
り、9Y、9M、9C、9Bはそれぞれイエロー、マゼ
ンタ、シアン、ブラックのインクシートである。被転写
インクシート5は裏面が吸引ドラム2に吸着されて表面
の被転写面が外側を向くように供給され、再転写受像シ
ート9はインク層表面が被転写インクシート5の被転写
面と接して裏面が外側を向くように供給される。
ン、7及び8は再転写受像シート9の供給マガジンであ
り、9Y、9M、9C、9Bはそれぞれイエロー、マゼ
ンタ、シアン、ブラックのインクシートである。被転写
インクシート5は裏面が吸引ドラム2に吸着されて表面
の被転写面が外側を向くように供給され、再転写受像シ
ート9はインク層表面が被転写インクシート5の被転写
面と接して裏面が外側を向くように供給される。
【0049】10〜12は装置框体1の供給マガジン
6、7、8の装着部に設けられたシートカッタ、13〜
16はシートガイド、17〜19はガイドロール、20
は吸引ドラム2の対向ロール、21はシート検出セン
サ、22及び23は詳細を図4に示した被転写インクシ
ート5の剥離ガイド及び再転写受像シート9の剥離ガイ
ドであり、剥離ガイド22は剥離ガイド23の管軸23
aを回転自在に貫通している軸22aによって、また剥
離ガイド23は管軸23aによって、それぞれ吸引ドラ
ム2から離れた位置と先端が吸引ドラム2に当接する位
置とに変位させられる。
6、7、8の装着部に設けられたシートカッタ、13〜
16はシートガイド、17〜19はガイドロール、20
は吸引ドラム2の対向ロール、21はシート検出セン
サ、22及び23は詳細を図4に示した被転写インクシ
ート5の剥離ガイド及び再転写受像シート9の剥離ガイ
ドであり、剥離ガイド22は剥離ガイド23の管軸23
aを回転自在に貫通している軸22aによって、また剥
離ガイド23は管軸23aによって、それぞれ吸引ドラ
ム2から離れた位置と先端が吸引ドラム2に当接する位
置とに変位させられる。
【0050】24は、剥離された被転写インクシート5
や再転写受像シート9を案内して送る排出ガイドロー
ラ、25は排出ローラ、26はシート排出部、27はレ
ーザ書き込み手段である。
や再転写受像シート9を案内して送る排出ガイドロー
ラ、25は排出ローラ、26はシート排出部、27はレ
ーザ書き込み手段である。
【0051】以上の転写装置の作用を説明すると、ま
ず、不図示の排気手段を駆動し吸気口2aを吸気状態に
すると共に、吸引ドラム2を矢印方向に回転し、供給マ
ガジン6により被転写インクシート5の送り出しを行
う。それによって被転写インクシート5が吸引ドラム2
の表面に順次吸着されて先端をシート検出センサ21に
よって検出される。被転写インクシート5の搬送速度を
吸引ドラム2の表面速度に等しくするために対向ロール
20を圧接させるのが好ましい。
ず、不図示の排気手段を駆動し吸気口2aを吸気状態に
すると共に、吸引ドラム2を矢印方向に回転し、供給マ
ガジン6により被転写インクシート5の送り出しを行
う。それによって被転写インクシート5が吸引ドラム2
の表面に順次吸着されて先端をシート検出センサ21に
よって検出される。被転写インクシート5の搬送速度を
吸引ドラム2の表面速度に等しくするために対向ロール
20を圧接させるのが好ましい。
【0052】被転写インクシート5の先端検出から所定
時間の経過によりカッタ10が被転写インクシート5を
切断する。この所定時間は被転写インクシート5の長さ
を吸引ドラム2に巻き付く被転写インクシート5の先端
と後端の間に周方向に配列している吸気口2aの2以上
が開口している吸引ドラム2の周長より短い長さにする
時間である。切断後も吸引ドラム2が回転を続けること
によって被転写インクシート5がセットされる。切断以
後は供給マガジン6を完全消極送り出しから停止に切換
えてもよい。
時間の経過によりカッタ10が被転写インクシート5を
切断する。この所定時間は被転写インクシート5の長さ
を吸引ドラム2に巻き付く被転写インクシート5の先端
と後端の間に周方向に配列している吸気口2aの2以上
が開口している吸引ドラム2の周長より短い長さにする
時間である。切断後も吸引ドラム2が回転を続けること
によって被転写インクシート5がセットされる。切断以
後は供給マガジン6を完全消極送り出しから停止に切換
えてもよい。
【0053】次に被転写インクシート5の後端が検出セ
ンサ21の位置を通過して、先端が対向ロール20の位
置よりも手前にある時点で再転写受像シート9の先端が
シート検出センサ21によって検出されるように、供給
マガジン7又は8はイエローインクシート9Y若しくは
マゼンタインクシート9M又はシアンインクシート9C
若しくはブラックインクシート9Bを送り出し、先端が
シート検出センサ21で検出された情報によって送り出
しを停止する。この送り出し停止によって再転写受像シ
ート9は先端を適当に先行させた状態で被転写インクシ
ート5に重なるための待機状態になる。対向ロール20
は、再転写受像シート9の送り出し開始から待機状態の
終了までの間は吸引ドラム2から離れている。
ンサ21の位置を通過して、先端が対向ロール20の位
置よりも手前にある時点で再転写受像シート9の先端が
シート検出センサ21によって検出されるように、供給
マガジン7又は8はイエローインクシート9Y若しくは
マゼンタインクシート9M又はシアンインクシート9C
若しくはブラックインクシート9Bを送り出し、先端が
シート検出センサ21で検出された情報によって送り出
しを停止する。この送り出し停止によって再転写受像シ
ート9は先端を適当に先行させた状態で被転写インクシ
ート5に重なるための待機状態になる。対向ロール20
は、再転写受像シート9の送り出し開始から待機状態の
終了までの間は吸引ドラム2から離れている。
【0054】そして、前述の被転写インクシート5の先
端が検出センサ21で検出されたときから所定時間経過
して、被転写インクシート5の先端が検出センサ21の
位置より適当な手前の位置に達したときに対向ロール2
0が吸引ドラム2との間で再転写受像シート9を挟圧し
て搬送する。このときには供給マガジン7又は8も協調
して送り出しする。対向ロール10で挟圧搬送される再
転写受像シート9も、被転写インクシート5より食み出
た先端部分と両側部分が吸気口2aに吸引されるから、
吸引ドラム2に巻き付く。
端が検出センサ21で検出されたときから所定時間経過
して、被転写インクシート5の先端が検出センサ21の
位置より適当な手前の位置に達したときに対向ロール2
0が吸引ドラム2との間で再転写受像シート9を挟圧し
て搬送する。このときには供給マガジン7又は8も協調
して送り出しする。対向ロール10で挟圧搬送される再
転写受像シート9も、被転写インクシート5より食み出
た先端部分と両側部分が吸気口2aに吸引されるから、
吸引ドラム2に巻き付く。
【0055】対向ロール20が再転写受像シート9に圧
接したときから所定時間の経過によりカッタ11又は1
2が再転写受像シート9を切断する。この所定時間は、
再転写受像シート9の長さを後端が被転写インクシート
5の後端より食み出して、その食み出し部分が吸気口2
aによって吸着される長さにする時間である。この所定
時間の経過以前に再転写受像シート9を供給した供給マ
ガジン7又は8は完全消極送り出しにされている。また
切断に際して、吸引ドラム2の回転を一時的に停止させ
てもよい。
接したときから所定時間の経過によりカッタ11又は1
2が再転写受像シート9を切断する。この所定時間は、
再転写受像シート9の長さを後端が被転写インクシート
5の後端より食み出して、その食み出し部分が吸気口2
aによって吸着される長さにする時間である。この所定
時間の経過以前に再転写受像シート9を供給した供給マ
ガジン7又は8は完全消極送り出しにされている。また
切断に際して、吸引ドラム2の回転を一時的に停止させ
てもよい。
【0056】切断後も吸引ドラム2が回転を続けること
によって、被転写インクシート5上への再転写受像シー
ト9のセットが完了する。そして切断以後に再転写受像
シート9を供給した供給マガジン7又は8が停止され
る。
によって、被転写インクシート5上への再転写受像シー
ト9のセットが完了する。そして切断以後に再転写受像
シート9を供給した供給マガジン7又は8が停止され
る。
【0057】以上で吸引ドラム2上への被転写インクシ
ート5とその上への第1色目の再転写受像シート9のセ
ットが完了したら、対向ロール20を吸引ドラム2から
離して吸引ドラム2の回転を高速に切り換える。そして
レーザ書き込み手段27によりレーザビーム副走査方式
で図3の右側又は左側から反対側へ第1色目のドット構
成画像の書き込みを行う。
ート5とその上への第1色目の再転写受像シート9のセ
ットが完了したら、対向ロール20を吸引ドラム2から
離して吸引ドラム2の回転を高速に切り換える。そして
レーザ書き込み手段27によりレーザビーム副走査方式
で図3の右側又は左側から反対側へ第1色目のドット構
成画像の書き込みを行う。
【0058】第1色目の書き込みが完了したら、吸引ド
ラム2の回転を低速回転に切り換え、皿状扉3、4で被
転写インクシート5より外側にあって再転写受像シート
9を吸引している吸気口2aを閉鎖して、剥離ガイド2
3により再転写受像シート9を吸引ドラム2から剥離
し、排出ガイドローラ24及び排出ローラ25によって
シート排出部26に排出させる。再転写受像シート9の
後端がそれぞれ剥離ガイド23、排出ガイドローラ2
4、排出ローラ25の位置を通過し終えた後に剥離ガイ
ド23は吸引ドラム2から離され、それとほぼ同時に皿
状扉3、4も吸気口2aを解放する位置に移動され、排
出ガイドローラ24と排出ローラ25の回転が停止され
る。以上で第1色目の転写工程は完了である。
ラム2の回転を低速回転に切り換え、皿状扉3、4で被
転写インクシート5より外側にあって再転写受像シート
9を吸引している吸気口2aを閉鎖して、剥離ガイド2
3により再転写受像シート9を吸引ドラム2から剥離
し、排出ガイドローラ24及び排出ローラ25によって
シート排出部26に排出させる。再転写受像シート9の
後端がそれぞれ剥離ガイド23、排出ガイドローラ2
4、排出ローラ25の位置を通過し終えた後に剥離ガイ
ド23は吸引ドラム2から離され、それとほぼ同時に皿
状扉3、4も吸気口2aを解放する位置に移動され、排
出ガイドローラ24と排出ローラ25の回転が停止され
る。以上で第1色目の転写工程は完了である。
【0059】第2色目の転写工程は第1色目で述べたセ
ットされた被転写インクシート5上に再転写受像シート
9をセットする工程から同様に始められる。また第3色
目及び第4色目の転写工程も第2色目と同様に行われ
て、最後の第4色目の再転写受像シート9を剥離する際
又はその剥離が終わる際に剥離ガイド22によって4色
のカラー画像を転写された被転写インクシート5もシー
ト排出部26に排出される。
ットされた被転写インクシート5上に再転写受像シート
9をセットする工程から同様に始められる。また第3色
目及び第4色目の転写工程も第2色目と同様に行われ
て、最後の第4色目の再転写受像シート9を剥離する際
又はその剥離が終わる際に剥離ガイド22によって4色
のカラー画像を転写された被転写インクシート5もシー
ト排出部26に排出される。
【0060】以上のような転写方法における再転写受像
シート9と被転写インクシート5の密着性の確保は、主
として再転写受像シート9の被転写インクシート5より
はみ出た部分に当たる吸引ドラム2の吸気口2aによる
吸着によって与えられる。インクシート9から再転写受
像シート5に熱転写して形成した画像をその再転写受像
シート5からさらに別の例えば普通紙のような永久支持
体に再度熱転写する。
シート9と被転写インクシート5の密着性の確保は、主
として再転写受像シート9の被転写インクシート5より
はみ出た部分に当たる吸引ドラム2の吸気口2aによる
吸着によって与えられる。インクシート9から再転写受
像シート5に熱転写して形成した画像をその再転写受像
シート5からさらに別の例えば普通紙のような永久支持
体に再度熱転写する。
【0061】
【実施例】以下、実施例により本発明を詳細に説明する
が、本発明の実施態様はこれらに限定されない。なお
「部」は「重量部」を表す。 実施例1 <インクシート−1の作成>ポリエチレンテレフタレー
ト支持体(T−100、厚さ100μm:ダイヤホイル
製)上に、層毎に下記組成で調液したクッション層、光
熱変換層及びインク層塗布液を、ワイヤーバーを用い
て、この順に塗布・乾燥した。
が、本発明の実施態様はこれらに限定されない。なお
「部」は「重量部」を表す。 実施例1 <インクシート−1の作成>ポリエチレンテレフタレー
ト支持体(T−100、厚さ100μm:ダイヤホイル
製)上に、層毎に下記組成で調液したクッション層、光
熱変換層及びインク層塗布液を、ワイヤーバーを用い
て、この順に塗布・乾燥した。
【0062】 クッション層 クレイトン1657(スチレン−ブタジエン−スチレン共重合体: シェル化学工業製) 14部 スーパーエステルA−100(荒川化学製) 6部 トルエン 80部 乾燥膜厚は6μmとした。
【0063】 光熱変換層 SD9020(30%水分散カーボンブラック:大日精化製) 10部 EG30(日本合成化学製) 7部 水 73部 イソプロパノール 10部 乾燥膜厚は0.5μmとした。
【0064】 インク層 SBM−73F(スチレン−アクリル系樹脂:三洋化成製) 15部 リオノールレッド6BFG(マゼンタ顔料:東洋インキ製) 13部 EV40Y(エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂: 三井デュポンポリケミカ社製) 4部 S382(界面活性剤:旭化学社製) 6部 メチルエチルケトン 40部 メチルイソブチルケトン 22部 乾燥膜厚は0.7μmとした。
【0065】<受像シート−1の作成>ポリエチレンテ
レフタレート支持体(T−100:前出)上に、それぞ
れ層毎に下記組成の塗布液を調液し、ワイヤーバーを用
いて塗布・乾燥を行った。 バックコート層 EG30(日本合成化学製) 3.65部 スミレーズレジン613(住友化学社製) 0.32部 スミレーズレジンACX−P(住友化学社製) 0.03部 FP−150(住友化学社製) 1部 水 95部 乾燥膜厚は0.5μmとした。
レフタレート支持体(T−100:前出)上に、それぞ
れ層毎に下記組成の塗布液を調液し、ワイヤーバーを用
いて塗布・乾燥を行った。 バックコート層 EG30(日本合成化学製) 3.65部 スミレーズレジン613(住友化学社製) 0.32部 スミレーズレジンACX−P(住友化学社製) 0.03部 FP−150(住友化学社製) 1部 水 95部 乾燥膜厚は0.5μmとした。
【0066】 易接着層 VYHD(塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂: ユニオンカーバイド社製) 5部 メチルエチルケトン 95部 乾燥膜厚は1μmとした。
【0067】 受像層 ブチルアクリレート/アクリロニトリル共重合ラテックス(NV40%) 99部 p−ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル 0.5部 p−ポリオキシエチレン−1,2−ジメチルブチルフェニルエーテル 0.5部 加熱乾燥時に離型剤を受像層表面にブリードアウトさせ
た。乾燥膜厚は30μmとした。
た。乾燥膜厚は30μmとした。
【0068】更に、受像層上にトスパール145(4.
5μm微粒子:東芝シリコーン社製)のメチルエチルケ
トン分散物をワイヤーバーで塗布乾燥して受像層表面に
15000個/mm2となるように設けた。
5μm微粒子:東芝シリコーン社製)のメチルエチルケ
トン分散物をワイヤーバーで塗布乾燥して受像層表面に
15000個/mm2となるように設けた。
【0069】<画像記録>上記のインクシート−1と受
像シート−1とを用いて、露光機:LT090MD(シ
ャープ社製、出力100mW、主波長830nm)を用
いて像様に走査露光を行ったところ、カブリや画像ヌケ
なく受像層上に画像(インク)層が転写できた。次い
で、受像層上に転写した画像層を更に、ゴムローラーに
より120℃に加熱し、1.1kgf/cm2の圧力を
加えてアート紙に転写した。画像層が確実に転写し、欠
陥のない良好な画像が得られた。
像シート−1とを用いて、露光機:LT090MD(シ
ャープ社製、出力100mW、主波長830nm)を用
いて像様に走査露光を行ったところ、カブリや画像ヌケ
なく受像層上に画像(インク)層が転写できた。次い
で、受像層上に転写した画像層を更に、ゴムローラーに
より120℃に加熱し、1.1kgf/cm2の圧力を
加えてアート紙に転写した。画像層が確実に転写し、欠
陥のない良好な画像が得られた。
【0070】実施例2 <受像シート−2の作成> 支持体及び受像層 ポリエチレンテレフタレート支持体(T−100:前
出)上に、エチレン−酢酸ビニル共重合(EVA)樹脂
(酢酸ビニル成分14%)を膜厚30μmにエクストル
ージョンラミネートしたもののEVA層面に乾燥膜厚が
0.5μmに相当する付き量でラノックスFP7136
(ラノリン樹脂多価アルコールエステル:吉川製油社
製)のトルエン分散液を塗布、加熱乾燥によりラノック
スを受像(EVA)層表面に含浸させた。
出)上に、エチレン−酢酸ビニル共重合(EVA)樹脂
(酢酸ビニル成分14%)を膜厚30μmにエクストル
ージョンラミネートしたもののEVA層面に乾燥膜厚が
0.5μmに相当する付き量でラノックスFP7136
(ラノリン樹脂多価アルコールエステル:吉川製油社
製)のトルエン分散液を塗布、加熱乾燥によりラノック
スを受像(EVA)層表面に含浸させた。
【0071】バックコート層 受像シート−1に同じ。
【0072】<画像記録>前記のインクシート−1と上
記の受像シート−2とを用いて、露光機:LT090M
D(シャープ社製、出力100mW、主波長830n
m)を用いて像様に走査露光を行ったところ、カブリや
画像ヌケなく受像層上に画像(インク)層が転写でき
た。次いで、受像層上に転写した画像層を更に、ゴムロ
ーラーにより160℃に加熱し、1.1kgf/cm2
の圧力を加えてアート紙に転写した。画像層が確実に転
写し、欠陥のない良好な画像が得られた。
記の受像シート−2とを用いて、露光機:LT090M
D(シャープ社製、出力100mW、主波長830n
m)を用いて像様に走査露光を行ったところ、カブリや
画像ヌケなく受像層上に画像(インク)層が転写でき
た。次いで、受像層上に転写した画像層を更に、ゴムロ
ーラーにより160℃に加熱し、1.1kgf/cm2
の圧力を加えてアート紙に転写した。画像層が確実に転
写し、欠陥のない良好な画像が得られた。
【0073】実施例3 <受像シート−3の作成> 離型剤転写シート ポリエチレンテレフタレート支持体(T−100、厚さ
25μm:ダイヤホイル製)上に、下記組成で調液した
塗布液を、ワイヤーバーを用いて塗布・乾燥した。 ワックスV(ヘキスト社製) 5部 メチルエチルケトン 95部 乾燥膜厚は0.5μmとした。
25μm:ダイヤホイル製)上に、下記組成で調液した
塗布液を、ワイヤーバーを用いて塗布・乾燥した。 ワックスV(ヘキスト社製) 5部 メチルエチルケトン 95部 乾燥膜厚は0.5μmとした。
【0074】支持体及び受像層 ポリエチレンテレフタレート支持体(T−100:前
出)上に、エチレン−酢酸ビニル共重合(EVA)樹脂
(酢酸ビニル成分14%)を膜厚30μmにエクストル
ージョンラミネートしたもののEVA層面に離型剤転写
シートの離型剤面を重ねてゴムローラーにより145℃
に加熱し、1.1kgf/cm2の圧力を加えてワック
スVを受像(EVA)層表面に含浸させた。次いで、受
像層上にトスパール145(前出)のメチルエチルケト
ン分散物をワイヤーバーで塗布乾燥して受像層表面に5
00個/mm2となるように設けた。
出)上に、エチレン−酢酸ビニル共重合(EVA)樹脂
(酢酸ビニル成分14%)を膜厚30μmにエクストル
ージョンラミネートしたもののEVA層面に離型剤転写
シートの離型剤面を重ねてゴムローラーにより145℃
に加熱し、1.1kgf/cm2の圧力を加えてワック
スVを受像(EVA)層表面に含浸させた。次いで、受
像層上にトスパール145(前出)のメチルエチルケト
ン分散物をワイヤーバーで塗布乾燥して受像層表面に5
00個/mm2となるように設けた。
【0075】バックコート層 受像シート−1に同じ。
【0076】<画像記録>前記のインクシート−1と上
記の受像シート−2とを用いて、露光機:LT090M
D(シャープ社製、出力100mW、主波長830n
m)を用いて像様に走査露光を行ったところ、カブリや
画像ヌケなく受像層上に画像(インク)層が転写でき
た。次いで、受像層上に転写した画像層を更に、ゴムロ
ーラーにより160℃に加熱し、1.1kgf/cm2
の圧力を加えてアート紙に転写した。画像層が確実に転
写し、欠陥のない良好な画像が得られた。
記の受像シート−2とを用いて、露光機:LT090M
D(シャープ社製、出力100mW、主波長830n
m)を用いて像様に走査露光を行ったところ、カブリや
画像ヌケなく受像層上に画像(インク)層が転写でき
た。次いで、受像層上に転写した画像層を更に、ゴムロ
ーラーにより160℃に加熱し、1.1kgf/cm2
の圧力を加えてアート紙に転写した。画像層が確実に転
写し、欠陥のない良好な画像が得られた。
【0077】比較例1 <受像シート−R1の作成>ポリエチレンテレフタレー
ト支持体(T−100:前出)上に、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合(EVA)樹脂(酢酸ビニル成分14%)を
膜厚30μmにエクストルージョンラミネートした。
ト支持体(T−100:前出)上に、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合(EVA)樹脂(酢酸ビニル成分14%)を
膜厚30μmにエクストルージョンラミネートした。
【0078】バックコート層 受像シート−1に同じ。
【0079】<画像記録>前記のインクシート−1と上
記の受像シート−R1とを用いて、露光機:LT090
MD(シャープ社製、出力100mW、主波長830n
m)を用いて像様に走査露光を行ったところ、受像層上
にカブリや画像ヌケが生じた。
記の受像シート−R1とを用いて、露光機:LT090
MD(シャープ社製、出力100mW、主波長830n
m)を用いて像様に走査露光を行ったところ、受像層上
にカブリや画像ヌケが生じた。
【0080】
【発明の効果】本発明によれば、感度とカブリ抑制の両
立が可能であって、画像ヌケ及びカブリの発生がなく、
画像層が確実に転写し、永久支持体に不要な光沢を与え
ることなく欠陥のない良好な画像が得られる。
立が可能であって、画像ヌケ及びカブリの発生がなく、
画像層が確実に転写し、永久支持体に不要な光沢を与え
ることなく欠陥のない良好な画像が得られる。
【図1】インクシート及び再転写受像シートを用いる転
写装置の例を示す概要断面図である。
写装置の例を示す概要断面図である。
【図2】吸引ドラムにインクシートと再転写受像シート
をセットする方法を示す転写装置の部分斜視図である。
をセットする方法を示す転写装置の部分斜視図である。
【図3】吸引ドラムにインクシートと再転写受像シート
をセットする方法を示す転写装置の部分断面図である。
をセットする方法を示す転写装置の部分断面図である。
【図4】吸引ドラムからインクシートと再転写受像シー
トを剥離するための剥離ガイドの斜視図である。
トを剥離するための剥離ガイドの斜視図である。
1 装置框体 2 吸引ドラム 2a 吸気口 5 再転写受像シート 6、7、8 供給マガジン 9 インクシート 9Y イエローインクシート 9M マゼンタインクシート 9C シアンインクシート 9B ブラックインクシート 27 レーザ書き込み手段
Claims (13)
- 【請求項1】インクシートと受像シートを密着し、印字
を行う感熱転写用受像シートにおいて、該受像シート
が、受像層に印字したインク層即ち画像層を、更に永久
支持体に転写する再転写受像シートであり、該受像シー
トが少なくとも受像層/支持体/バックコート層からな
り、該受像層が離型剤を含有しており、かつ離型剤が受
像層表面に極在化しており、更に、該離型剤がワックス
・長鎖アルキルシリコーン・高級脂肪酸エステル・高級
脂肪酸アミド・芳香族カルボン酸エステル・リン酸エス
テル・フッ素系界面活性剤から選ばれる1種または2種
以上の組合せからなることを特徴とする再転写受像シー
ト。 - 【請求項2】受像層上又は受像層表面近傍にマット剤を
散在させたことを特徴とする請求項1記載の再転写受像
シート。 - 【請求項3】離型剤を受像層表面に極在化させる手段と
して、予め、離型剤を含有しない受像層を設けておき、
該受像層上に離型剤を分散した水又は有機溶剤を塗布
し、加熱乾燥時に離型剤を受像層に含浸させ受像層表面
に極在化させたことを特徴とする請求項1又は2記載の
再転写受像シートの作成方法。 - 【請求項4】離型剤を受像層表面に極在化させる手段と
して、予め、離型剤層を有する支持体又は離型剤を含有
した樹脂層を有する支持体を離型剤供給シートとして、
該離型剤供給シートを加熱/加圧下で受像シートの受像
面と対面させ受像層側に離型剤を熱により移行させ受像
層表面に極在化させたことを特徴とする請求項1又は2
記載の再転写受像シートの製造方法。 - 【請求項5】離型剤を受像層表面に極在化させる手段と
して、予め、離型剤を含有した受像層塗工液を支持体上
に塗設後、加熱乾燥時に受像層中から離型剤をブリード
アウトにより移行させ受像層表面に極在化させたことを
特徴とする請求項1又は2記載の再転写受像シートの製
造方法。 - 【請求項6】離型剤を受像層表面に極在化させる手段と
して、予め、離型剤を含有しない受像層を設けておき、
該受像層上に離型剤及びマット剤を分散した水又は有機
溶剤を塗布し、加熱乾燥時に離型剤を受像層に含浸させ
受像層表面に離型剤を極在化させたことを特徴とする請
求項1又は2記載の再転写受像シートの製造方法。 - 【請求項7】受像層上に水又は有機溶剤に分散したマッ
ト剤を塗布して、受像層上にマット剤を散在させたこと
を特徴とする請求項3、4又は5記載の再転写受像シー
トの製造方法。 - 【請求項8】受像層の膜厚が15μmであることを特徴
とする請求項1又は2記載の再転写受像シート。 - 【請求項9】受像層の主成分となる樹脂の軟化点が65
℃以下であることを特徴とする請求項1又は2記載の再
転写受像シート。 - 【請求項10】受像層上のマット剤の粒径が1〜10μ
mであり、受像層上のマット剤の付き量が100から3
0000個/mm2であることを特徴とする請求項1又
は2記載の再転写受像シート。 - 【請求項11】受像層樹脂の主成分がアクリル・ポリエ
チレン・酢酸ビニル・塩化ビニル・ポリブタジエンから
選ばれる1種又は2種以上の組合せ及び前記樹脂の共重
合物からなることを特徴とする請求項1又は2記載の再
転写受像シート。 - 【請求項12】受像層樹脂の主成分がブチルアクリレー
ト・アクリロニトリルから選ばれる樹脂の組み合わせ又
は共重合物からなることを特徴とする請求項1、2記載
の再転写受像シート。 - 【請求項13】離型剤の主成分がポリオキシエチレンア
ルキルフェニルエーテル・ラノリンブ脂肪酸多価アルコ
ールエステルから選ばれる1種又は2種以上の組合せか
らなることを特徴とする請求項1、2記載の再転写受像
シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7074647A JPH08238859A (ja) | 1995-03-06 | 1995-03-06 | 再転写受像シート及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7074647A JPH08238859A (ja) | 1995-03-06 | 1995-03-06 | 再転写受像シート及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08238859A true JPH08238859A (ja) | 1996-09-17 |
Family
ID=13553235
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7074647A Pending JPH08238859A (ja) | 1995-03-06 | 1995-03-06 | 再転写受像シート及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08238859A (ja) |
Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0281687A (ja) * | 1988-09-19 | 1990-03-22 | Brother Ind Ltd | 再転写シート |
JPH0281685A (ja) * | 1988-09-19 | 1990-03-22 | Brother Ind Ltd | 再転写シート |
JPH0281683A (ja) * | 1988-09-19 | 1990-03-22 | Brother Ind Ltd | 再転写シート |
JPH0281686A (ja) * | 1988-09-19 | 1990-03-22 | Brother Ind Ltd | 再転写シート |
JPH0281682A (ja) * | 1988-09-19 | 1990-03-22 | Brother Ind Ltd | 再転写シート |
JPH05293986A (ja) * | 1992-04-22 | 1993-11-09 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 記録装置および記録方法 |
JPH05293985A (ja) * | 1992-04-22 | 1993-11-09 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 記録装置 |
JPH06115256A (ja) * | 1992-10-05 | 1994-04-26 | Konica Corp | 間接転写材料 |
JPH06127160A (ja) * | 1992-10-21 | 1994-05-10 | Brother Ind Ltd | 再転写シート |
-
1995
- 1995-03-06 JP JP7074647A patent/JPH08238859A/ja active Pending
Patent Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0281687A (ja) * | 1988-09-19 | 1990-03-22 | Brother Ind Ltd | 再転写シート |
JPH0281685A (ja) * | 1988-09-19 | 1990-03-22 | Brother Ind Ltd | 再転写シート |
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JPH06127160A (ja) * | 1992-10-21 | 1994-05-10 | Brother Ind Ltd | 再転写シート |
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