JPH0823804B2 - 図形処理装置 - Google Patents

図形処理装置

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JPH0823804B2
JPH0823804B2 JP63270327A JP27032788A JPH0823804B2 JP H0823804 B2 JPH0823804 B2 JP H0823804B2 JP 63270327 A JP63270327 A JP 63270327A JP 27032788 A JP27032788 A JP 27032788A JP H0823804 B2 JPH0823804 B2 JP H0823804B2
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、CRTに表示したカラー画像を例えばプリン
ダ等で外部にモノクロ出力する図形処理装置の改善に関
するものである。
<従来の技術> 第3図(a),(b)を用いてCRTに表示されたカラ
ー画像をモノクロ・ハード・コピーする方式の概念を説
明する。
第3図(a)に示す例は、表示データを格納するフレ
ーム・バッファとしてプレーンa、プレーンb、プレー
ンc、プレーンdを有し、更に出力バッファOBを備えて
いる。
この図において、各プレーンの斜線部はビット“1"、
白部分はビット“0"とする。
通常、表示制御装置は指定されたX,Yアドレスについ
てこれらのプレーンa,b,c,dから“0",“1"を読み出し、
表示データとしてカラー表示を行う。
例えば第3図(a)で点p1について、プレーンa,b,c,
dを読むと(1,1,0,1)であり、この4ビット表示データ
(1ピクセル/4ビット・データ)に予め指定したカラー
(例えば赤)が出力されて文字表示が行われる。
一方、点p2は背景部分であり、プレーンa,b,c,dは
(0,0,0,0)でこの文字の背景は例えば黒で表示され
る。
また、このように表示されている文字をモノクロ・ハ
ード・コピーする場合、プリント指定を行うと、プレー
ンa,b,c,dの各位置について論理和が演算されて出力バ
ッファOBに書き込まれる。
即ち、点p1については(1,1,0,1)の論理和“1"が出
力バッファOBに書き込まれ、点p2については(0,0,0,
0)の論理和“0"が出力バッファOBに書き込まれる。
そして、出力バッファOBの内容“0",“1"に従って、
プリント等から文字部が“1"、背景部が“0"であるモノ
クロ・ハード・コピーを得る。
<発明が解決しようとする課題> ここで、第3図(b)に示す場合について、次に述べ
るような不都合が生じる。
第3図(b)の例は、プレーンcには全面がビット
“1"が設定されている。
例えば点p3について、プレーンa,b,c,dは(1,1,1,1)
であり、この4ビット表示データに予め指定したカラー
(例えば青)が出力されて文字表示が行われる。
一方、点p4について、プレーンa,b,c,dは(0,0,1,0)
でこの表示データに予め指定したカラー(例えば緑)が
背景表示される。
この状態でハード・コピー指定した際を想定する。
点p3については(1,1,1,1)の論理和“1"が出力バッ
ファOBに書き込まれ、点p4については(0,0,1,0)の論
理和“1"が出力バッファOBに書き込まれる。
このように、第3図(b)のような場合には、ハード
・コピーを指定すると出力バッファOBは全面が“1"とな
り、得られるモノクロ・ハード・コピーは全面が黒また
は白でプリントされ、文字と背景の区別が困難となる。
更に、最近はマルチウィンドウ表示方式が多用され、
背景色が様々な場合が多く、上記のような問題は発生し
易い。
本発明は、このような問題を解決するものであり、表
示されている文字色と背景色とにかかわらず、モノクロ
・ハード・コピーした際に文字と背景とが簡単に区別で
きるような図形処理装置を実現することを目的とする。
<課題を解決するための手段> 本発明は、従来の論理和演算方式を止めて、指定した
位置が属するウィンドウの背景色データと現在の表示デ
ータとを遂次比較してその結果を出力バッファに書き込
むものであり、その具体的な構成は次の通りである。
側ち、本発明は、CRTに表示する表示データを複数の
ウィンドウ・データとして保持するフレーム・バッファ
を有し、このフレーム・バッファから出力バッファを介
して前記表示データを図形データとして出力する図形処
理装置において、各ウィンドウの位置,大きさ,重なり
情報を格納するウィンドウ位置レジスタと、走査位置座
標と前記ウィンドウ位置レジスタからの情報より現在の
走査位置がどのウィンドウに属するかを検出するウィン
ドウ検出手段と、前記各ウィンドウの背景色データを格
納して前記ウィンドウ検出手段から指定されたウィンド
ウの背景色データを出力する背景色テーブルと、出力さ
れた背景色データと前記フレーム・バッファの表示デー
タとを比較して一致した際に前記出力バッファに“0"を
書き込む比較手段とを設けたことを特徴とする図形処理
装置である。
<作 用> 本発明の図形処理装置は、現在の走査位置が属するウ
ィンドウを検出するとともに、このウィンドウの背景色
データを出力し、現在の表示データとこの背景色データ
とを比較して、一致すれば現在位置は背景部“0",異な
れば現在位置は文字“1"として、出力バッファに書き込
む。
<実施例> 本発明を実施した図形処理装置の例を第1図のブロッ
ク図に表わす。
この図において、1は全体を制御するプロセッサMP
U、2はデータ・バス及びアドレス・バスを含むバス3
を介して現在の走査位置をXY座標値で格納する位置レジ
スタ、4は表示データとして例えばウィンドウA,B,C,D
が設定される4枚のプレーンa,b,c,dよりなるフレーム
・バッファである。
ここまでの構成は従来の装置と全く同様であり、次に
説明するブロックが本発明装置の特徴部である。
5はフレーム・バッファ4に設定される各々のウィン
ドウの位置情報,大きさ情報,重なり情報を格納するウ
ィンドウ位置レジスタ、6はウィンドウ位置レジスタ5
の格納情報より位置レジスタ2に格納されている現在位
置が属するウィンドウを特定するウィンドウ検出手段、
7はフレーム・バッファ4に設定される各々のウィンド
ウの背景色データが格納される背景色テーブル、8はフ
レーム・バッファ4から読み出された現在位置の表示デ
ータと背景色テーブル7に設定された背景色データとを
比較して一致不一致を出力する比較手段である。
OBは出力バッファ、9は例えば出力手段として設置さ
れるプリンタである。
尚、背景色テーブル7は、フレーム・バッファ4に設
定されるウィンドウがA,B,C,Dの4枚であるので、第2
図に示すように、ワードw1,w2,w3,w4よりなるテーブル
構成である。各ワードの下位4ビット・データがそれぞ
れのウィンドウA,B,C,Dの背景色に対応する。
さて、このように構成された本発明装置の動作を次に
説明する。
この構成で、ハード・コピーが指定され、MPU1がフレ
ーム・バッファ4上の点線Lを走査する際について説明
する。
MPU1から、走査位置座標(X,Y)が出力され、位置レ
ジスタ2に格納される。
この位置座標はウィンドウ検出手段6が与えられ、ウ
ィンドウ位置レジスタ5に格納されている各々のウィン
ドウA,B,C,Dの位置、大きさ、重なり情報より現在の走
査位置がどのウィンドウに含まれるかを検出する。走査
が開始されてから暫くは走査位置に対応する点線Lはウ
ィンドウAに属するため、ウィンドウ検出手段6の出力
は「A」である。
この出力「A」を受けて背景色テーブル7はワードw1
を指定され、その下位4ビットに格納されている背景色
データが読み出される。
一方、位置レジスタ2内の位置座標は4枚のプレーン
a,b,c,dよりなるフレーム・バッファ4に与えられ、こ
の座標に対応する表示データ(1ピクセル/4ビット・デ
ータ)が読み出される。
次に、比較手段8は、この表示データと背景色データ
(ワードw1の下位4ビット)とを比較する。
比較手段8において、一致出力がなされた場合は、フ
レーム・バッファ4の表示データは背景部分であるの
で、出力バッファOBに“0"を書き込む。不一致出力がな
された場合はフレーム・バッファ4の表示データと背景
色データとが異なり、この表示データは文字であること
が判明するので、出力バッファOBに“1"を書き込む。
走査を続行し、走査位置がウィンドウBに属するよう
になると、背景色テーブル7からはワードw2が読み出さ
れ、フレーム・バッファ4の表示データとワードw2の下
位4ビットが比較され、背景部“0",文字部“1"が出力
バッフアOBに書き込まれる。
同様にして、走査位置がウィンドウC,Dに達した場合
も、表示データとそれぞれのウィンドウC,Dに対応した
背景色データと比較されて出力バッファOBに“0",“1"
が書き込まれる。
出力バッファOBに格納されたデータは、例えばプリン
タ9より、モノクロ・ハード・コピーとして出力され
る。
以上のように、本発明装置は、走査位置が含まれるウ
ィンドウを検出してこのウィンドウに設定されている背
景色データとフレーム・バッファに格納されている表示
データとを比較して、出力バッファに背景部分は“0"、
文字部分は“1"を書き込む。
<発明の効果> 本発明の図形処理装置によれば、フレーム・バッファ
から読み出したデータを常に背景色データと比較してい
るので、背景色の種類にかかわらず適切なモノクロ・ハ
ード・コピーを得ることができる。
また、マルチウィンドウ表示の場合であっても、各ウ
ィンドウ毎の背景色データを保持しているので同様の効
果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を実施した図形処理装置の構成を表わす
ブロック図、第2図は本発明装置の背景色テーブル7の
内部構成図、第3図(a),(b)はフレーム・バッフ
ァからの表示方式と従来の出力方式を説明するための図
である。 1……プロセッサMPU、2……位置レジスタ、3……バ
ス、4……フレーム・バッファ、5……ウィンドウ位置
レジスタ、6……ウィンドウ検出手段、7……背景色テ
ーブル、8……比較手段、9……プリンタ、OB……出力
バッフア。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】CRTに表示する表示データを複数のウィン
    ドウ・データとして保持するフレーム・バッファを有
    し、このフレーム・バッファから出力バッファを介して
    前記表示データを図形データとして出力する図形処理装
    置において、各ウィンドウの位置,大きさ,重なり情報
    を格納するウィンドウ位置レジスタと、走査位置座標と
    前記ウィンドウ位置レジスタからの情報より現在の走査
    位置がどのウィンドウに属するかを検出するウィンドウ
    検出手段と、前記各ウィンドウの背景色データを格納し
    て前記ウィンドウ検出手段から指定されたウィンドウの
    背景色データを出力する背景色テーブルと、出力された
    背景色データと前記フレーム・バッファの表示データと
    を比較して一致した際に前記出力バッファに“0"を書き
    込む比較手段とを設けたことを特徴とする図形処理装
    置。
JP63270327A 1988-10-26 1988-10-26 図形処理装置 Expired - Lifetime JPH0823804B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP63270327A JPH0823804B2 (ja) 1988-10-26 1988-10-26 図形処理装置

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Publication Number Publication Date
JPH02116926A JPH02116926A (ja) 1990-05-01
JPH0823804B2 true JPH0823804B2 (ja) 1996-03-06

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