JPH0950523A - 画像スムージング回路 - Google Patents
画像スムージング回路Info
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- JPH0950523A JPH0950523A JP7202020A JP20202095A JPH0950523A JP H0950523 A JPH0950523 A JP H0950523A JP 7202020 A JP7202020 A JP 7202020A JP 20202095 A JP20202095 A JP 20202095A JP H0950523 A JPH0950523 A JP H0950523A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 所定解像度よりも解像度の低い画像を印刷す
る場合でも、スムージング操作を可能とする。 【解決手段】 画像ドットデータの一部を一時的に記憶
する一時記憶手段3、補整対象ドットの周辺の画像ドッ
トデータをサンプリングするデータサンプリング手段
4、補整対象ドットを補整するかどうかを判定する補整
判定手段5、及び補整判定手段5からの判定信号により
画像の補整信号を発生する補整信号発生手段6を有する
画像スムージング回路において、出力する画像データの
解像度を識別し、識別信号を出力する画像データ解像度
識別手段2を設け、一時記憶手段3に記憶する画像ドッ
トデータ及び一時記憶手段3から読み出す画像ドットデ
ータの主走査方向又は副走査方向のドットデータを、画
像データ解像度識別手段2からの識別信号に基づいて選
択する。
る場合でも、スムージング操作を可能とする。 【解決手段】 画像ドットデータの一部を一時的に記憶
する一時記憶手段3、補整対象ドットの周辺の画像ドッ
トデータをサンプリングするデータサンプリング手段
4、補整対象ドットを補整するかどうかを判定する補整
判定手段5、及び補整判定手段5からの判定信号により
画像の補整信号を発生する補整信号発生手段6を有する
画像スムージング回路において、出力する画像データの
解像度を識別し、識別信号を出力する画像データ解像度
識別手段2を設け、一時記憶手段3に記憶する画像ドッ
トデータ及び一時記憶手段3から読み出す画像ドットデ
ータの主走査方向又は副走査方向のドットデータを、画
像データ解像度識別手段2からの識別信号に基づいて選
択する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタやディス
プレイ等の画像出力装置において、階段状に形成された
画像の輪郭部分を滑らかに補整する画像スムージング回
路に関するものである。
プレイ等の画像出力装置において、階段状に形成された
画像の輪郭部分を滑らかに補整する画像スムージング回
路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下、画像出力装置のうち、プリンタ等
の印刷装置を例に説明する。レーザビームプリンタ等の
印刷装置では、画像はドットで構成されているため、解
像度(すなわちインチ当たりのドット数)があまり高く
ない場合は画像の輪郭部分に階段状のギザギザが目立つ
ことがあった。このため従来から画像スムージング回路
により、画像の輪郭部分を滑らかに補整することが行わ
れていた。
の印刷装置を例に説明する。レーザビームプリンタ等の
印刷装置では、画像はドットで構成されているため、解
像度(すなわちインチ当たりのドット数)があまり高く
ない場合は画像の輪郭部分に階段状のギザギザが目立つ
ことがあった。このため従来から画像スムージング回路
により、画像の輪郭部分を滑らかに補整することが行わ
れていた。
【0003】以下、米国特許No.5361330に記
載された画像スムージング回路を第1の従来例として説
明する。この画像スムージング回路は、一時記憶手段、
エッジ検出手段、重み付け手段、論理演算手段、信号発
生手段とから構成されており、一時記憶手段はメモリ手
段とデータサンプリング手段とから構成されている。
載された画像スムージング回路を第1の従来例として説
明する。この画像スムージング回路は、一時記憶手段、
エッジ検出手段、重み付け手段、論理演算手段、信号発
生手段とから構成されており、一時記憶手段はメモリ手
段とデータサンプリング手段とから構成されている。
【0004】以下、上記構成において動作概要を説明す
る。一時記憶手段内のメモリ手段で画像ドットデータの
一部を一時的に記憶し、一時記憶手段内のデータサンプ
リング手段により補整対象ドットの周辺の画像ドットデ
ータをサンプリングする。サンプリングされた補整対象
ドットの周辺の画像ドットデータはエッジ検出手段で補
整対象ドットの上下左右のドットのエッジ状態と同じ状
態のエッジを検出する。ここで、エッジとは補整対象ド
ットの上下左右のドットが、そのドット属性データ(0
または1、モノクロプリンタの場合は白または黒に相
当)と異なった場合、例えば、補整対象ドットデータが
0に対して、上に隣接するドットデータが1である場合
のことである。次に、上下左右のドットに同様のエッジ
があるかどうかを表す複数の各エッジデータにより、補
整対象ドットの補整に関して、エッジの有効度(スムー
ジングすべきかどうかの度合い)に対応するある値を重
み付け手段で乗算する。さらに、重み付けされた複数の
エッジデータを論理演算手段で加算し、ある値以上であ
れば補整信号を出力する。最後に信号発生手段で前記補
整信号に従い補整対象ドットに補整を施し補整済みの画
像ドットデータを出力していた。
る。一時記憶手段内のメモリ手段で画像ドットデータの
一部を一時的に記憶し、一時記憶手段内のデータサンプ
リング手段により補整対象ドットの周辺の画像ドットデ
ータをサンプリングする。サンプリングされた補整対象
ドットの周辺の画像ドットデータはエッジ検出手段で補
整対象ドットの上下左右のドットのエッジ状態と同じ状
態のエッジを検出する。ここで、エッジとは補整対象ド
ットの上下左右のドットが、そのドット属性データ(0
または1、モノクロプリンタの場合は白または黒に相
当)と異なった場合、例えば、補整対象ドットデータが
0に対して、上に隣接するドットデータが1である場合
のことである。次に、上下左右のドットに同様のエッジ
があるかどうかを表す複数の各エッジデータにより、補
整対象ドットの補整に関して、エッジの有効度(スムー
ジングすべきかどうかの度合い)に対応するある値を重
み付け手段で乗算する。さらに、重み付けされた複数の
エッジデータを論理演算手段で加算し、ある値以上であ
れば補整信号を出力する。最後に信号発生手段で前記補
整信号に従い補整対象ドットに補整を施し補整済みの画
像ドットデータを出力していた。
【0005】次に、米国特許No.4847641に記
載された画像スムージング回路を第2の従来例として説
明する。この画像スムージング回路は、一時記憶手段、
マッチングネットワーク手段、信号発生手段とから構成
されており、一時記憶手段はメモリ手段とデータサンプ
リング手段とから構成されている。
載された画像スムージング回路を第2の従来例として説
明する。この画像スムージング回路は、一時記憶手段、
マッチングネットワーク手段、信号発生手段とから構成
されており、一時記憶手段はメモリ手段とデータサンプ
リング手段とから構成されている。
【0006】以下、上記構成において動作概要を説明す
る。一時記憶手段内のメモリ手段で画像ドットデータの
一部を一時的に記憶し、一時記憶手段内のデータサンプ
リング手段により補整対象ドットの周辺の画像ドットデ
ータをサンプリングする。サンプリングされた補整対象
ドットの周辺の画像ドットデータのパターンと、マッチ
ングネットワーク手段内の複数のテンプレートパターン
とをマッチングネットワーク手段でパターンマッチング
(比較)し、一致すれば補整信号を出力する。最後に信
号発生手段で前記補整信号に従い補整対象ドットに補整
を施し補整済みの画像ドットデータを出力していた。
る。一時記憶手段内のメモリ手段で画像ドットデータの
一部を一時的に記憶し、一時記憶手段内のデータサンプ
リング手段により補整対象ドットの周辺の画像ドットデ
ータをサンプリングする。サンプリングされた補整対象
ドットの周辺の画像ドットデータのパターンと、マッチ
ングネットワーク手段内の複数のテンプレートパターン
とをマッチングネットワーク手段でパターンマッチング
(比較)し、一致すれば補整信号を出力する。最後に信
号発生手段で前記補整信号に従い補整対象ドットに補整
を施し補整済みの画像ドットデータを出力していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】まず、プリンタで扱え
る解像度と同じ解像度の画像を印刷する場合、例えば6
00dpi(ドット/インチ)のレーザビームプリンタ
で600dpiの解像度の画像データを印字する場合
は、画像スムージング回路に入力される画像データの1
画素は、画像スムージング回路で扱う画像データの1ド
ットに対応しているため、上記第1および第2の従来例
のどちらの画像スムージング回路を使用しても画像デー
タに補整が施されスムージング可能である。
る解像度と同じ解像度の画像を印刷する場合、例えば6
00dpi(ドット/インチ)のレーザビームプリンタ
で600dpiの解像度の画像データを印字する場合
は、画像スムージング回路に入力される画像データの1
画素は、画像スムージング回路で扱う画像データの1ド
ットに対応しているため、上記第1および第2の従来例
のどちらの画像スムージング回路を使用しても画像デー
タに補整が施されスムージング可能である。
【0008】次に、プリンタで扱える解像度よりも解像
度の低い画像を印刷する場合、例えば600dpiのレ
ーザビームプリンタで300dpiの解像度の画像デー
タを印字する場合(これは300dpiのイメージスキ
ャナで入力されたイメージデータを600dpiのレー
ザビームプリンタで印字する時などに起こる)は、画像
データをそのまま印字すると用紙上には1/4のサイズ
で印刷されるため、通常は画像データを縦横それぞれ2
倍に拡大処理した後、上記の画像スムージング回路に入
力される。この画像データの1画素は画像スムーシング
回路で扱う画像データの2×2ドットに対応することに
なる。
度の低い画像を印刷する場合、例えば600dpiのレ
ーザビームプリンタで300dpiの解像度の画像デー
タを印字する場合(これは300dpiのイメージスキ
ャナで入力されたイメージデータを600dpiのレー
ザビームプリンタで印字する時などに起こる)は、画像
データをそのまま印字すると用紙上には1/4のサイズ
で印刷されるため、通常は画像データを縦横それぞれ2
倍に拡大処理した後、上記の画像スムージング回路に入
力される。この画像データの1画素は画像スムーシング
回路で扱う画像データの2×2ドットに対応することに
なる。
【0009】この場合、上記第1の従来例では補整対象
ドットを補整するかどうかを判定するために、まず、エ
ッジ検出手段で補整対象ドットの上下左右のドットのエ
ッジ状態と同じ状態のエッジを検出するのであるが、検
出結果が600dpiの解像度の画像データの時とは異
なり、1ドットが2×2ドットに拡大されているため補
整の対象でないパターンと判定され、結果として画像に
補整が施されずスムージング不可能となっていた。
ドットを補整するかどうかを判定するために、まず、エ
ッジ検出手段で補整対象ドットの上下左右のドットのエ
ッジ状態と同じ状態のエッジを検出するのであるが、検
出結果が600dpiの解像度の画像データの時とは異
なり、1ドットが2×2ドットに拡大されているため補
整の対象でないパターンと判定され、結果として画像に
補整が施されずスムージング不可能となっていた。
【0010】また、上記第2の従来例では補整対象ドッ
トを補整するかどうかを判定するために、サンプリング
された画像ドットデータのパターンと、マッチングネッ
トワーク手段内の複数のテンプレートパターンとをマッ
チングネットワーク手段でパターンマッチング(比較)
するのであるが、現状のテンプレートパターンでは拡大
処理された画像データのパターンとマッチングしないた
め、補整対象ドットを補整するかどうかを正しく判定で
きず、結果としてスムージング不可能となっていた。
トを補整するかどうかを判定するために、サンプリング
された画像ドットデータのパターンと、マッチングネッ
トワーク手段内の複数のテンプレートパターンとをマッ
チングネットワーク手段でパターンマッチング(比較)
するのであるが、現状のテンプレートパターンでは拡大
処理された画像データのパターンとマッチングしないた
め、補整対象ドットを補整するかどうかを正しく判定で
きず、結果としてスムージング不可能となっていた。
【0011】すなわち、従来の画像スムージング回路で
は、プリンタで扱える解像度よりも解像度の低い画像を
印刷する場合、スムージングが施されないという問題点
があった。
は、プリンタで扱える解像度よりも解像度の低い画像を
印刷する場合、スムージングが施されないという問題点
があった。
【0012】本発明は、プリンタで扱える解像度と同じ
解像度の画像を印刷する場合と同様に、プリンタで扱え
る解像度よりも解像度の低い画像を印刷する場合でも画
像に補整が施されスムージング可能となる画像スムージ
ング回路を提供するものである。
解像度の画像を印刷する場合と同様に、プリンタで扱え
る解像度よりも解像度の低い画像を印刷する場合でも画
像に補整が施されスムージング可能となる画像スムージ
ング回路を提供するものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1の画像スムージ
ング回路は、画像ドットデータを走査しながら出力し画
像を構成する画像出力装置の画像スムージング回路であ
って、画像ドットデータの一部を一時的に記憶する一時
記憶手段と、補整対象ドットの周辺の画像ドットデータ
をサンプリングするデータサンプリング手段と、補整対
象ドットを補整するかどうかを判定する補整判定手段
と、前記補整判定手段からの判定信号により画像の補整
信号を発生する補整信号発生手段とからなる画像スムー
ジング回路において、出力する画像データの解像度を識
別し識別信号を出力する画像データ解像度識別手段と、
前記一時記憶手段に記憶する画像ドットデータおよび一
時記憶手段から読み出す画像ドットデータの主走査方向
あるいは副走査方向のドットデータを、前記画像データ
解像度識別手段からの識別信号に基づいて選択する画像
ドットデータ選択手段を設けたことを特徴とする。
ング回路は、画像ドットデータを走査しながら出力し画
像を構成する画像出力装置の画像スムージング回路であ
って、画像ドットデータの一部を一時的に記憶する一時
記憶手段と、補整対象ドットの周辺の画像ドットデータ
をサンプリングするデータサンプリング手段と、補整対
象ドットを補整するかどうかを判定する補整判定手段
と、前記補整判定手段からの判定信号により画像の補整
信号を発生する補整信号発生手段とからなる画像スムー
ジング回路において、出力する画像データの解像度を識
別し識別信号を出力する画像データ解像度識別手段と、
前記一時記憶手段に記憶する画像ドットデータおよび一
時記憶手段から読み出す画像ドットデータの主走査方向
あるいは副走査方向のドットデータを、前記画像データ
解像度識別手段からの識別信号に基づいて選択する画像
ドットデータ選択手段を設けたことを特徴とする。
【0014】これにより、プリンタで扱える解像度より
も解像度の低い画像を印刷する場合、画像は用紙サイズ
に合うように拡大処理されるが、画像データ解像度識別
手段により、画像スムージング回路に入力される画像デ
ータが拡大されていることを検出できる。この検出信号
により、一時記憶手段に記憶する画像ドットデータおよ
び一時記憶手段から読み出す画像ドットデータの主走査
方向あるいは副走査方向のドットデータを選択する画像
ドットデータ選択手段は制御され、拡大処理された画像
データの1画素を画像スムージング回路で扱う画像の1
ドットに変換することができる。
も解像度の低い画像を印刷する場合、画像は用紙サイズ
に合うように拡大処理されるが、画像データ解像度識別
手段により、画像スムージング回路に入力される画像デ
ータが拡大されていることを検出できる。この検出信号
により、一時記憶手段に記憶する画像ドットデータおよ
び一時記憶手段から読み出す画像ドットデータの主走査
方向あるいは副走査方向のドットデータを選択する画像
ドットデータ選択手段は制御され、拡大処理された画像
データの1画素を画像スムージング回路で扱う画像の1
ドットに変換することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の画像スムージング
回路を図1〜図11に基づいて説明する。なお、本発明
の実施の形態は600dpiのレーザビームプリンタを
例として用い説明する。
回路を図1〜図11に基づいて説明する。なお、本発明
の実施の形態は600dpiのレーザビームプリンタを
例として用い説明する。
【0016】図1は本発明の実施の一形態における画像
スムーシング回路の回路ブロック図である。図1に示す
ように、この画像スムージング回路は、画像ドットデー
タ選択手段1、画像データ解像度識別手段2、一時記憶
手段3、データサンプリング手段4、補整判定手段5、
補整信号発生手段6とから構成されている。また、7は
補整前の画像ドットデータであり、8は補整済みの画像
ドットデータである。
スムーシング回路の回路ブロック図である。図1に示す
ように、この画像スムージング回路は、画像ドットデー
タ選択手段1、画像データ解像度識別手段2、一時記憶
手段3、データサンプリング手段4、補整判定手段5、
補整信号発生手段6とから構成されている。また、7は
補整前の画像ドットデータであり、8は補整済みの画像
ドットデータである。
【0017】以下、上記構成において動作概要を説明す
る。画像データ解像度識別手段2は、600dpiの画
像データが入力されたのか、300dpiの画像データ
が入力され拡大処理されたのかを識別し識別信号を出力
する。画像ドットデータ選択手段1は、前記識別信号に
より600dpiの画像データが入力された場合は、補
整前画像ドットデータ7をそのまま一時記憶手段3に渡
し、一時記憶手段3で一時的に記憶するとともに、必要
なタイミングでそのまま読み出しデータサンプリング手
段4に渡す。また、300dpiの画像データが入力さ
れ拡大処理された場合は、補整前画像ドットデータ7を
間引いて一時記憶手段3に渡し、一時記憶手段3で一時
的に記憶するとともに、必要なタイミングで補整前画像
ドットデータ7を間引いて読み出し、拡大処理された画
像データの1画素を画像スムージング回路で扱う画像の
1ドットに変換し、データサンプリング手段4に渡す。
データサンプリング手段4は一時記憶手段3から読み出
された補整対象ドットの周辺の画像ドットデータをサン
プリングする。サンプリングされた補整対象ドットの周
辺の画像ドットデータは、補整判定手段5により補整対
象ドットを補整するかどうかを判定するために使用さ
れ、補整する場合は補整判定手段5は補整信号を出力す
る。補整信号発生手段6は、前記補整信号に従い補整対
象ドットに補整を施して出力し補整済み画像ドットデー
タ8を得る。
る。画像データ解像度識別手段2は、600dpiの画
像データが入力されたのか、300dpiの画像データ
が入力され拡大処理されたのかを識別し識別信号を出力
する。画像ドットデータ選択手段1は、前記識別信号に
より600dpiの画像データが入力された場合は、補
整前画像ドットデータ7をそのまま一時記憶手段3に渡
し、一時記憶手段3で一時的に記憶するとともに、必要
なタイミングでそのまま読み出しデータサンプリング手
段4に渡す。また、300dpiの画像データが入力さ
れ拡大処理された場合は、補整前画像ドットデータ7を
間引いて一時記憶手段3に渡し、一時記憶手段3で一時
的に記憶するとともに、必要なタイミングで補整前画像
ドットデータ7を間引いて読み出し、拡大処理された画
像データの1画素を画像スムージング回路で扱う画像の
1ドットに変換し、データサンプリング手段4に渡す。
データサンプリング手段4は一時記憶手段3から読み出
された補整対象ドットの周辺の画像ドットデータをサン
プリングする。サンプリングされた補整対象ドットの周
辺の画像ドットデータは、補整判定手段5により補整対
象ドットを補整するかどうかを判定するために使用さ
れ、補整する場合は補整判定手段5は補整信号を出力す
る。補整信号発生手段6は、前記補整信号に従い補整対
象ドットに補整を施して出力し補整済み画像ドットデー
タ8を得る。
【0018】図2は図1の詳細な構成を示し、画像ドッ
トデータ選択手段1は、メモリ書き込みデータ選択回路
130と印字領域信号生成回路110、ウインドウ書き
込みデータ選択回路140とから構成されている。印字
領域信号生成回路110は印字領域信号12と垂直方向
印字領域信号13を生成する。また、メモリ書き込みデ
ータ選択回路130は画像ドットデータ選択信号10を
生成する。さらに、ウインドウ書き込みデータ選択回路
140はウインドウ書き込み選択信号11を生成する。
2は画像データ解像度識別手段、3は一時記憶手段であ
り、この一時記憶手段3はメモリコントロール回路31
0とメモリ回路320とから構成されている。メモリコ
ントロール回路310はメモリアドレスSRA0〜12
を生成する。4はデータサンプリング手段、5は補整判
定手段、6は補整信号発生手段であり、これらデータサ
ンプリング手段4、補整判定手段5、補整信号発生手段
6は前記第1の従来例と同様な構成となっている。
トデータ選択手段1は、メモリ書き込みデータ選択回路
130と印字領域信号生成回路110、ウインドウ書き
込みデータ選択回路140とから構成されている。印字
領域信号生成回路110は印字領域信号12と垂直方向
印字領域信号13を生成する。また、メモリ書き込みデ
ータ選択回路130は画像ドットデータ選択信号10を
生成する。さらに、ウインドウ書き込みデータ選択回路
140はウインドウ書き込み選択信号11を生成する。
2は画像データ解像度識別手段、3は一時記憶手段であ
り、この一時記憶手段3はメモリコントロール回路31
0とメモリ回路320とから構成されている。メモリコ
ントロール回路310はメモリアドレスSRA0〜12
を生成する。4はデータサンプリング手段、5は補整判
定手段、6は補整信号発生手段であり、これらデータサ
ンプリング手段4、補整判定手段5、補整信号発生手段
6は前記第1の従来例と同様な構成となっている。
【0019】以下、それぞれの回路の詳細回路図と動作
を説明する。図3は、画像データ解像度識別手段2の詳
細回路図であり、この画像データ解像度識別手段2は、
ラッチ回路21とレーザビームプリンタ全体を制御する
CPU22とで構成されている。また、20は画像デー
タ解像度識別信号、23はCPUのデータバス、24は
CPU22のアドレスバスとライト信号(図示せず)を
デコードして生成したラッチ信号である。
を説明する。図3は、画像データ解像度識別手段2の詳
細回路図であり、この画像データ解像度識別手段2は、
ラッチ回路21とレーザビームプリンタ全体を制御する
CPU22とで構成されている。また、20は画像デー
タ解像度識別信号、23はCPUのデータバス、24は
CPU22のアドレスバスとライト信号(図示せず)を
デコードして生成したラッチ信号である。
【0020】以下、上記構成においてその動作を説明す
る。CPU22は印字する画像データと画像の解像度を
記述したコードをホストコンピュータ(図示せず)から
受信し、解析を行い600dpiの画像データの場合は
データバス23とラッチ信号24を使ってラッチ回路2
1に“0”を書き込む。また、300dpiの画像デー
タの場合は同様にして“1”を書き込む。このようにし
て画像データ解像度識別信号20を出力する。
る。CPU22は印字する画像データと画像の解像度を
記述したコードをホストコンピュータ(図示せず)から
受信し、解析を行い600dpiの画像データの場合は
データバス23とラッチ信号24を使ってラッチ回路2
1に“0”を書き込む。また、300dpiの画像デー
タの場合は同様にして“1”を書き込む。このようにし
て画像データ解像度識別信号20を出力する。
【0021】図6は、画像ドットデータ選択手段1内の
印字領域信号生成回路110の詳細回路図であり、図7
はそのタイミングチャートである。図6の111、11
2、113、114は16bitのラッチ回路、11
5、116、117、118はデータロード機能付きの
16bitのダウンカウンタ、119、121は16入
力のNOR回路、120、122は16入力のOR回
路、123は4入力AND回路、124は2入力AND
回路、125はCPU22のデータバス、126はラッ
チ回路111のラッチ信号、127はラッチ回路112
のラッチ信号、128はラッチ回路113のラッチ信
号、129はラッチ回路114のラッチ信号であり、ラ
ッチ信号126、127、128、129はCPU22
のアドレスバスとライト信号(図示せず)をデコードし
て生成した信号である。VCLKは画像ドットデータの
ドット同期信号、HSYNCは画像ドットデータの水平
同期信号、VSYNCは画像ドットデータの垂直同期信
号である。
印字領域信号生成回路110の詳細回路図であり、図7
はそのタイミングチャートである。図6の111、11
2、113、114は16bitのラッチ回路、11
5、116、117、118はデータロード機能付きの
16bitのダウンカウンタ、119、121は16入
力のNOR回路、120、122は16入力のOR回
路、123は4入力AND回路、124は2入力AND
回路、125はCPU22のデータバス、126はラッ
チ回路111のラッチ信号、127はラッチ回路112
のラッチ信号、128はラッチ回路113のラッチ信
号、129はラッチ回路114のラッチ信号であり、ラ
ッチ信号126、127、128、129はCPU22
のアドレスバスとライト信号(図示せず)をデコードし
て生成した信号である。VCLKは画像ドットデータの
ドット同期信号、HSYNCは画像ドットデータの水平
同期信号、VSYNCは画像ドットデータの垂直同期信
号である。
【0022】以下、上記構成においてその動作を説明す
る。CPU22は印字の水平開始ドットデータをデータ
バス125とラッチ信号126を使ってラッチ回路11
1に書き込む。同様に印字の水平終了ドットデータをラ
ッチ信号127を使ってラッチ回路112に、印字の垂
直開始ラインデータをラッチ信号128を使ってラッチ
回路113に、印字の垂直終了ラインデータをラッチ信
号129を使ってラッチ回路114に書き込む。それぞ
れラッチ回路111、112に書き込まれた印字の水平
開始ドットデータ、水平終了ドットデータはHSYNC
が“0”になった時点でダウンカウンタ115、116
にロードされVCLKの立ち上がりでダウンカウントさ
れる。ダウンカウンタ115、116が0になった時点
でNOR回路119は“1”を、OR回路120は
“0”を出力する。同様に、それぞれラッチ回路11
3、114に書き込まれた印字の垂直開始ラインデー
タ、垂直終了ラインデータはVSYNCが“0”になっ
た時点でダウンカウンタ117、118にロードされH
SYNCの立ち上がりでダウンカウントされる。ダウン
カウンタ117、118が0になった時点でNOR回路
121は“1”を、OR回路122は“0”を出力す
る。前記四つの出力信号はAND回路123に入力さ
れ、画像ドットデータのうち印字可能な領域を示す印字
領域信号12を生成する。また、NOR回路121、O
R回路122の出力信号はAND回路124にも入力さ
れ、画像データラインのうち印字可能な垂直方向の領域
を示す垂直方向印字領域信号13を生成する。なお、前
記出力信号のタイミングチャートは図7に示す通りであ
る。
る。CPU22は印字の水平開始ドットデータをデータ
バス125とラッチ信号126を使ってラッチ回路11
1に書き込む。同様に印字の水平終了ドットデータをラ
ッチ信号127を使ってラッチ回路112に、印字の垂
直開始ラインデータをラッチ信号128を使ってラッチ
回路113に、印字の垂直終了ラインデータをラッチ信
号129を使ってラッチ回路114に書き込む。それぞ
れラッチ回路111、112に書き込まれた印字の水平
開始ドットデータ、水平終了ドットデータはHSYNC
が“0”になった時点でダウンカウンタ115、116
にロードされVCLKの立ち上がりでダウンカウントさ
れる。ダウンカウンタ115、116が0になった時点
でNOR回路119は“1”を、OR回路120は
“0”を出力する。同様に、それぞれラッチ回路11
3、114に書き込まれた印字の垂直開始ラインデー
タ、垂直終了ラインデータはVSYNCが“0”になっ
た時点でダウンカウンタ117、118にロードされH
SYNCの立ち上がりでダウンカウントされる。ダウン
カウンタ117、118が0になった時点でNOR回路
121は“1”を、OR回路122は“0”を出力す
る。前記四つの出力信号はAND回路123に入力さ
れ、画像ドットデータのうち印字可能な領域を示す印字
領域信号12を生成する。また、NOR回路121、O
R回路122の出力信号はAND回路124にも入力さ
れ、画像データラインのうち印字可能な垂直方向の領域
を示す垂直方向印字領域信号13を生成する。なお、前
記出力信号のタイミングチャートは図7に示す通りであ
る。
【0023】図4は、画像ドットデータ選択手段1内の
メモリ書き込みデータ選択回路130の詳細回路図であ
り、図5は各信号のタイミングチャートである。図4の
131はトグル出力に設定されたJKフリップフロッ
プ、14はJKフリップフロップ131の出力で画像デ
ータのうち偶数ラインを示す信号、132、134は2
入力AND回路、133は2入力NAND回路、SRA
0はメモリコントロール回路310の出力メモリアドレ
スSRA0〜12の最下位のbitであり偶数ドットデ
ータの時“0”、奇数ドットデータの時“1”となる信
号である。
メモリ書き込みデータ選択回路130の詳細回路図であ
り、図5は各信号のタイミングチャートである。図4の
131はトグル出力に設定されたJKフリップフロッ
プ、14はJKフリップフロップ131の出力で画像デ
ータのうち偶数ラインを示す信号、132、134は2
入力AND回路、133は2入力NAND回路、SRA
0はメモリコントロール回路310の出力メモリアドレ
スSRA0〜12の最下位のbitであり偶数ドットデ
ータの時“0”、奇数ドットデータの時“1”となる信
号である。
【0024】以下、上記構成においてその動作を説明す
る。まず、600dpiの画像データを印字する場合、
前記のように画像データ解像度識別信号20は“0”で
あり垂直方向印字領域信号13とのAND回路132出
力は“0”であるため、JKフリップフロップ131の
クリア入力は有効となりクロック入力である印字領域信
号12に関らず、JKフリップフロップ出力14は
“1”となる。また、メモリアドレスSRA0と画像デ
ータ解像度識別信号20とのNAND回路133出力は
“1”となり、結果、JKフリップフロップ出力14と
のAND回路134出力すなわち画像ドットデータ選択
信号10は常時“1”となる。
る。まず、600dpiの画像データを印字する場合、
前記のように画像データ解像度識別信号20は“0”で
あり垂直方向印字領域信号13とのAND回路132出
力は“0”であるため、JKフリップフロップ131の
クリア入力は有効となりクロック入力である印字領域信
号12に関らず、JKフリップフロップ出力14は
“1”となる。また、メモリアドレスSRA0と画像デ
ータ解像度識別信号20とのNAND回路133出力は
“1”となり、結果、JKフリップフロップ出力14と
のAND回路134出力すなわち画像ドットデータ選択
信号10は常時“1”となる。
【0025】次に、300dpiの画像データを印字す
る場合、前記のように画像データ解像度識別信号20は
“1”であり垂直方向印字領域信号13とのAND回路
132出力は垂直方向印字領域信号13が有効のとき
“1”である。この時、JKフリップフロップ131の
クリア入力は無効となり、JKフリップフロップ出力1
4はクロック入力である印字領域信号12の立ち上がり
で図5のように変化する。すなわち、印字有効偶数ライ
ンの時“1”、奇数ラインの時“0”となる。また、メ
モリアドレスSRA0と画像データ解像度識別信号20
とのNAND回路133出力はメモリアドレスSRA0
の反転出力、すなわち、偶数ドットデータの時“1”、
奇数ドットデータの時“0”となる。結果、JKフリッ
プフロップ出力14とのAND回路134出力すなわち
画像ドットデータ選択信号10は、図5のように印字有
効偶数ラインでかつ偶数ドットデータの時“1”となる
ような信号となる。
る場合、前記のように画像データ解像度識別信号20は
“1”であり垂直方向印字領域信号13とのAND回路
132出力は垂直方向印字領域信号13が有効のとき
“1”である。この時、JKフリップフロップ131の
クリア入力は無効となり、JKフリップフロップ出力1
4はクロック入力である印字領域信号12の立ち上がり
で図5のように変化する。すなわち、印字有効偶数ライ
ンの時“1”、奇数ラインの時“0”となる。また、メ
モリアドレスSRA0と画像データ解像度識別信号20
とのNAND回路133出力はメモリアドレスSRA0
の反転出力、すなわち、偶数ドットデータの時“1”、
奇数ドットデータの時“0”となる。結果、JKフリッ
プフロップ出力14とのAND回路134出力すなわち
画像ドットデータ選択信号10は、図5のように印字有
効偶数ラインでかつ偶数ドットデータの時“1”となる
ような信号となる。
【0026】図8は、画像ドットデータ選択手段1内の
ウインドウ書き込みデータ選択回路140の詳細回路図
である。142はAND回路でメモリアドレスSRA0
の反転信号と画像データ解像度識別信号20が入力され
ている。また、141はOR回路でNRDと前記AND
回路142の出力が入力されている。ここで、NRDは
メモリ回路320の読み出し信号でVCLK毎に発生す
る。
ウインドウ書き込みデータ選択回路140の詳細回路図
である。142はAND回路でメモリアドレスSRA0
の反転信号と画像データ解像度識別信号20が入力され
ている。また、141はOR回路でNRDと前記AND
回路142の出力が入力されている。ここで、NRDは
メモリ回路320の読み出し信号でVCLK毎に発生す
る。
【0027】以下、上記構成においてその動作を説明す
る。まず、600dpiの画像データを印字する場合
は、前記のように画像データ解像度識別信号20が常時
“0”のため、SRA0の状態に関係なくAND回路1
42の出力は“0”となる。このためNRDとAND回
路142の出力とのORであるウインドウ書き込みデー
タ選択信号11はNRDと同じになる。すなわち、メモ
リ回路320から読み出されたデータはすべてデータサ
ンプリング手段4にサンプリングされる。また、300
dpiの画像データを印字する場合は、前記のように画
像データ解像度識別信号20が“1”となるため、AN
D回路142の出力はSRA0の反転信号となる。この
ため、ウインドウ書き込みデータ選択信号11は偶数ド
ットのとき出力されるNRDとなる。すなわち、メモリ
回路320から読み出されたデータは偶数ドットのみデ
ータサンプリング手段4にサンプリングされる。
る。まず、600dpiの画像データを印字する場合
は、前記のように画像データ解像度識別信号20が常時
“0”のため、SRA0の状態に関係なくAND回路1
42の出力は“0”となる。このためNRDとAND回
路142の出力とのORであるウインドウ書き込みデー
タ選択信号11はNRDと同じになる。すなわち、メモ
リ回路320から読み出されたデータはすべてデータサ
ンプリング手段4にサンプリングされる。また、300
dpiの画像データを印字する場合は、前記のように画
像データ解像度識別信号20が“1”となるため、AN
D回路142の出力はSRA0の反転信号となる。この
ため、ウインドウ書き込みデータ選択信号11は偶数ド
ットのとき出力されるNRDとなる。すなわち、メモリ
回路320から読み出されたデータは偶数ドットのみデ
ータサンプリング手段4にサンプリングされる。
【0028】図9は、一時記憶手段3内のメモリコント
ロール回路310の詳細回路図である。311は13b
itのカウンタでクロック入力にVCLK、リセット入
力にHSYNCが接続されており、その出力はSRA0
〜12でありメモリアクセスのためのアドレスである。
その動作は、HSYNCでカウンタ311がリセットさ
れるとSRA0〜12はすべて0となり、その後、VC
LKの立ち上がりでカウントアップしていく。カウンタ
311は13bitであるので0から8191までのア
ドレスを生成できる。また、312はOR回路で、イン
バータ回路313で反転された画像ドットデータ選択信
号10とメモリ書込みタイミング信号314が入力され
ている。メモリ書き込みタイミング信号314はVCL
K毎に発生する信号で、画像ドットデータ選択信号10
の反転信号とORされるため、600dpiの画像デー
タを印字する場合は、前記のように画像ドットデータ選
択信号10は常時“1”であるから、メモリ書き込みタ
イミング信号314がそのままメモリ書き込み信号31
5となる。すなわち、画像ドットデータはすべてメモリ
回路320に書き込まれる。また、300dpiの画像
データを印字する場合、画像ドットデータ選択信号10
は、図5のように印字有効偶数ラインでかつ偶数ドット
データの時“1”となるような信号となるため、メモリ
書き込み信号315は同様に印字有効偶数ラインでかつ
偶数ドットデータの時有効となる。すなわち、偶数ライ
ンでかつ偶数ドットデータのみがメモリ回路320に書
き込まれる。
ロール回路310の詳細回路図である。311は13b
itのカウンタでクロック入力にVCLK、リセット入
力にHSYNCが接続されており、その出力はSRA0
〜12でありメモリアクセスのためのアドレスである。
その動作は、HSYNCでカウンタ311がリセットさ
れるとSRA0〜12はすべて0となり、その後、VC
LKの立ち上がりでカウントアップしていく。カウンタ
311は13bitであるので0から8191までのア
ドレスを生成できる。また、312はOR回路で、イン
バータ回路313で反転された画像ドットデータ選択信
号10とメモリ書込みタイミング信号314が入力され
ている。メモリ書き込みタイミング信号314はVCL
K毎に発生する信号で、画像ドットデータ選択信号10
の反転信号とORされるため、600dpiの画像デー
タを印字する場合は、前記のように画像ドットデータ選
択信号10は常時“1”であるから、メモリ書き込みタ
イミング信号314がそのままメモリ書き込み信号31
5となる。すなわち、画像ドットデータはすべてメモリ
回路320に書き込まれる。また、300dpiの画像
データを印字する場合、画像ドットデータ選択信号10
は、図5のように印字有効偶数ラインでかつ偶数ドット
データの時“1”となるような信号となるため、メモリ
書き込み信号315は同様に印字有効偶数ラインでかつ
偶数ドットデータの時有効となる。すなわち、偶数ライ
ンでかつ偶数ドットデータのみがメモリ回路320に書
き込まれる。
【0029】メモリ回路320は、6144ワード×6
bitの容量を持つSRAMで6ライン分の画像データ
を記憶できるようになっており、構成と動作は前記第1
の従来例と同様であるため省略する。データサンプリン
グ手段4は7bitのシフトレジスタを7個使用し、縦
7ドット横7ドットの画像データを主走査方向に順次走
査しながら画像ドットデータをサンプリングできるよう
になっており、構成と動作は前記第1の従来例と同様で
あるため省略する。
bitの容量を持つSRAMで6ライン分の画像データ
を記憶できるようになっており、構成と動作は前記第1
の従来例と同様であるため省略する。データサンプリン
グ手段4は7bitのシフトレジスタを7個使用し、縦
7ドット横7ドットの画像データを主走査方向に順次走
査しながら画像ドットデータをサンプリングできるよう
になっており、構成と動作は前記第1の従来例と同様で
あるため省略する。
【0030】以下、図10、11を用いて、600dp
iおよび300dpiの画像データを印刷する場合のメ
モリ回路320、データサンプリング手段4の動作を説
明する。
iおよび300dpiの画像データを印刷する場合のメ
モリ回路320、データサンプリング手段4の動作を説
明する。
【0031】まず、600dpiの画像データイメージ
図10−(a)の場合では、メモリ書き込み信号315
がVCLK毎に発生するため入力された画像ドットデー
タがすべてメモリ回路320に書き込まれ、図10−
(b)のようなイメージで格納される。さらに、読み出
された画像ドットデータは、ウインドウ書き込みデータ
選択信号11がNRDと同じであるため、すべてVCL
K毎にデータサンプリング手段4にサンプリングされ、
図10−(c)のようなイメージで格納される。次に、
300dpiの画像データイメージ図11−(a)の場
合では、メモリ書き込み信号315が印字有効偶数ライ
ンでかつ偶数ドットデータのVCLK毎に発生するた
め、入力された画像ドットデータは1ドット、1ライン
おきにメモリ回路320に書き込まれ、図11−(b)
のようなイメージで格納される。さらに、読み出された
画像ドットデータは、ウインドウ書き込みデータ選択信
号11が偶数ドットのとき出力されるNRDとなるた
め、偶数ドットのみデータサンプリング手段4にサンプ
リングされ、図11−(c)のようなイメージで格納さ
れる。
図10−(a)の場合では、メモリ書き込み信号315
がVCLK毎に発生するため入力された画像ドットデー
タがすべてメモリ回路320に書き込まれ、図10−
(b)のようなイメージで格納される。さらに、読み出
された画像ドットデータは、ウインドウ書き込みデータ
選択信号11がNRDと同じであるため、すべてVCL
K毎にデータサンプリング手段4にサンプリングされ、
図10−(c)のようなイメージで格納される。次に、
300dpiの画像データイメージ図11−(a)の場
合では、メモリ書き込み信号315が印字有効偶数ライ
ンでかつ偶数ドットデータのVCLK毎に発生するた
め、入力された画像ドットデータは1ドット、1ライン
おきにメモリ回路320に書き込まれ、図11−(b)
のようなイメージで格納される。さらに、読み出された
画像ドットデータは、ウインドウ書き込みデータ選択信
号11が偶数ドットのとき出力されるNRDとなるた
め、偶数ドットのみデータサンプリング手段4にサンプ
リングされ、図11−(c)のようなイメージで格納さ
れる。
【0032】以上のように本実施の形態では、300d
piの画像データが拡大処理されて入力されても、デー
タサンプリング手段4に格納される画像ドットデータは
600dpiの画像データが入力された場合と同じにな
り、そして、後段の補整判定手段5、補整信号発生手段
6によりスムージングが可能となる。
piの画像データが拡大処理されて入力されても、デー
タサンプリング手段4に格納される画像ドットデータは
600dpiの画像データが入力された場合と同じにな
り、そして、後段の補整判定手段5、補整信号発生手段
6によりスムージングが可能となる。
【0033】なお、補整判定手段5、補整信号発生手段
6の構成と動作は前記第1の従来例と同様であるため省
略する。ここで、補整判定手段5は前記第1の従来例の
エッジ検出手段、重み付け手段、論理演算手段に相当す
る。また、600dpiの画像データが入力された場合
では、データサンプリング手段4は画像データを主走査
方向に1ドットづつ走査しながら画像ドットデータをサ
ンプリングし、並行して補整判定手段5、補整信号発生
手段6で1ドットづつスムージング処理を行うが、30
0dpiの画像データが入力された場合では、データサ
ンプリング手段4は画像データを主走査方向および副走
査方向に1ドットおき、1ラインおきにサンプリングす
るため、補整判定手段5、補整信号発生手段6で行われ
るスムージング処理は主走査方向の隣接する2ドットお
よび副走査方向の隣接する2ラインでは同じ補整が行わ
れることになる。これを対策するため、補整対象ドット
が奇数ドット、偶数ドットおよび奇数ライン、偶数ライ
ンで異なる補整データを選択できるようにすることでよ
りキメ細かいスムージングが可能である。
6の構成と動作は前記第1の従来例と同様であるため省
略する。ここで、補整判定手段5は前記第1の従来例の
エッジ検出手段、重み付け手段、論理演算手段に相当す
る。また、600dpiの画像データが入力された場合
では、データサンプリング手段4は画像データを主走査
方向に1ドットづつ走査しながら画像ドットデータをサ
ンプリングし、並行して補整判定手段5、補整信号発生
手段6で1ドットづつスムージング処理を行うが、30
0dpiの画像データが入力された場合では、データサ
ンプリング手段4は画像データを主走査方向および副走
査方向に1ドットおき、1ラインおきにサンプリングす
るため、補整判定手段5、補整信号発生手段6で行われ
るスムージング処理は主走査方向の隣接する2ドットお
よび副走査方向の隣接する2ラインでは同じ補整が行わ
れることになる。これを対策するため、補整対象ドット
が奇数ドット、偶数ドットおよび奇数ライン、偶数ライ
ンで異なる補整データを選択できるようにすることでよ
りキメ細かいスムージングが可能である。
【0034】
【発明の効果】本発明は、画像ドットデータを走査しな
がら出力し画像を構成する画像出力装置の画像スムージ
ング回路であって、画像ドットデータの一部を一時的に
記憶する一時記憶手段と、補整対象ドットの周辺の画像
ドットデータをサンプリングするデータサンプリング手
段と、補整対象ドットを補整するかどうかを判定する補
整判定手段と、前記補整判定手段からの判定信号により
画像の補整信号を発生する補整信号発生手段とからなる
画像スムージング回路において、出力する画像データの
解像度を識別し識別信号を出力する画像データ解像度識
別手段と、前記一時記憶手段に記憶する画像ドットデー
タの主走査方向あるいは副走査方向のドットデータを、
前記データ解像度識別手段からの識別信号に基づいて選
択する画像ドットデータ選択手段を設けたため、画像の
出力装置で扱える解像度よりも解像度の低い画像を出力
する場合でも、画像のスムージング処理を行うことがで
きる。
がら出力し画像を構成する画像出力装置の画像スムージ
ング回路であって、画像ドットデータの一部を一時的に
記憶する一時記憶手段と、補整対象ドットの周辺の画像
ドットデータをサンプリングするデータサンプリング手
段と、補整対象ドットを補整するかどうかを判定する補
整判定手段と、前記補整判定手段からの判定信号により
画像の補整信号を発生する補整信号発生手段とからなる
画像スムージング回路において、出力する画像データの
解像度を識別し識別信号を出力する画像データ解像度識
別手段と、前記一時記憶手段に記憶する画像ドットデー
タの主走査方向あるいは副走査方向のドットデータを、
前記データ解像度識別手段からの識別信号に基づいて選
択する画像ドットデータ選択手段を設けたため、画像の
出力装置で扱える解像度よりも解像度の低い画像を出力
する場合でも、画像のスムージング処理を行うことがで
きる。
【図1】本発明の実施の形態の画像スムージング回路の
回路ブロック図である。
回路ブロック図である。
【図2】図1の詳細な回路ブロック図である。
【図3】同実施の形態の画像データ解像度識別手段2の
詳細回路図である。
詳細回路図である。
【図4】同実施の形態のメモリ書き込みデータ選択回路
130の詳細回路図である。
130の詳細回路図である。
【図5】図4のメモリ書き込みデータ選択回路130の
動作を示すタイミングチャートである。
動作を示すタイミングチャートである。
【図6】同実施の形態の印字領域信号生成回路110の
詳細回路図である。
詳細回路図である。
【図7】図6の印字領域信号生成回路110の動作を示
すタイミングチャートである。
すタイミングチャートである。
【図8】同実施の形態のウインドウ書き込みデータ選択
回路140の詳細回路図である。
回路140の詳細回路図である。
【図9】同実施の形態のメモリコントロール回路310
の詳細回路図である。
の詳細回路図である。
【図10】同実施の形態の600dpiの画像データを
印刷する場合、メモリ回路320およびサンプルウイン
ドウ回路4の画像データイメージ図である。
印刷する場合、メモリ回路320およびサンプルウイン
ドウ回路4の画像データイメージ図である。
【図11】同実施の形態の300dpiの画像データを
印刷する場合、メモリ回路320およびサンプルウイン
ドウ回路4の画像データイメージ図である。
印刷する場合、メモリ回路320およびサンプルウイン
ドウ回路4の画像データイメージ図である。
1 画像ドットデータ選択手段 2 画像データ解像度識別手段 3 一時記憶手段 4 データサンプリング手段 5 補整判定手段 6 補整信号発生手段
Claims (1)
- 【請求項1】 画像ドットデータを走査しながら出力し
画像を構成する画像出力装置の画像スムージング回路で
あって、画像ドットデータの一部を一時的に記憶する一
時記憶手段と、補整対象ドットの周辺の画像ドットデー
タをサンプリングするデータサンプリング手段と、補整
対象ドットを補整するかどうかを判定する補整判定手段
と、前記補整判定手段からの判定信号により画像の補整
信号を発生する補整信号発生手段とからなる画像スムー
ジング回路において、出力する画像データの解像度を識
別し識別信号を出力する画像データ解像度識別手段と、
前記一時記憶手段に記憶する画像ドットデータおよび一
時記憶手段から読み出す画像ドットデータの主走査方向
あるいは副走査方向のドットデータを、前記画像データ
解像度手段からの識別信号に基づいて選択する画像ドッ
トデータ選択手段を設けたことを特徴とする画像スムー
ジング回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7202020A JPH0950523A (ja) | 1995-08-08 | 1995-08-08 | 画像スムージング回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7202020A JPH0950523A (ja) | 1995-08-08 | 1995-08-08 | 画像スムージング回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0950523A true JPH0950523A (ja) | 1997-02-18 |
Family
ID=16450597
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7202020A Pending JPH0950523A (ja) | 1995-08-08 | 1995-08-08 | 画像スムージング回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0950523A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012134908A (ja) * | 2010-12-24 | 2012-07-12 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 画像処理装置及び画像処理方法 |
-
1995
- 1995-08-08 JP JP7202020A patent/JPH0950523A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012134908A (ja) * | 2010-12-24 | 2012-07-12 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 画像処理装置及び画像処理方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
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