JP2012134908A - 画像処理装置及び画像処理方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】観察窓設定部102は、注目画素を含む所定サイズの観察窓を設定する。そして、エッジ判定部103は、観察窓設定部102によって設定された観察窓内における、所定の隣接する2つの画素の組合せを複数抽出する。そして、エッジ判定部103は、抽出された2つの画素の入力画素値の差分を組合せ毎にそれぞれ判定する。そして、テンプレートマッチング部104は、エッジ判定部103による判定結果の組合せに基づいてテンプレートデータを得る。そして、画素値算出部105は、テンプレートマッチング部104によって得られたテンプレートデータに基づいて、注目画素の入力画素値と注目画素に隣接する所定の隣接画素の入力画素値とを重み付け加算して注目画素の出力画素値を得る。
【選択図】図2
Description
2値化には、閾値を用いて2値化するもののほか、エッジ検出オペレータを用いて画像のエッジを検出し、そのエッジの強度をある閾値で2値化するものが記載されている。このエッジを検出する手段としては、Sobel、ラプラシアン等、既存の微分オペレータが用いられている。そして、閾値を超えるエッジ強度を持つ画素をエッジ画素と判断し、エッジ画素の画素値を255に、非エッジ画素の画素値を0に変換して2値化する。そして、2値化されたエッジ情報に対して、テンプレートデータによるパターンマッチングを行う。
注目画素を含む所定サイズの観察窓を設定する観察窓設定部と、
前記観察窓設定部によって設定された観察窓内における、所定の隣接する2つの画素の組み合わせを複数抽出し、該抽出された2つの画素の入力画素値の差分を組合せ毎にそれぞれ判定する差分判定部と、
前記差分判定部による判定結果の組み合わせに基づいて組合せ判定情報を得る判定情報取得部と、
前記判定情報取得部によって得られた組合せ判定情報に基づいて、前記注目画素の入力画素値と該注目画素に隣接する所定の隣接画素の入力画素値とを重みづけ加算して前記注目画素の出力画素値を得る画素値算出部と、
を備えたことを特徴とする。
前記判定情報取得部は、前記組合せ判定情報を得るために参照する前記差分判定部によって得られた判定結果の数を、当該判定結果を得るために参照された画素数よりも少なくして前記組合せ判定情報を得ることを特徴とする。
前記差分判定部によって得られた判定結果を記憶する記憶部を備え、
前記観察窓設定部は、前記注目画素が予め定められた位置となるように前記観察窓を設定するとともに、前記注目画素となる画素が所定の順序で選択されるように、出力画素値が得られる毎に前記観察窓の設定位置を変更し、
前記判定情報取得部は、前記記憶部に記憶された判定結果の少なくとも一部を参照して前記組合せ判定情報を得ることを特徴とする。
注目画素を含む所定サイズの観察窓を設定する観察窓設定ステップと、
前記観察窓設定ステップにおいて設定された観察窓内における、所定の隣接する2つの画素の組合せを複数抽出し、該抽出された2つの画素の入力画素値の差分を組合せ毎にそれぞれ判定する差分判定ステップと、
前記差分判定ステップにおける判定結果の組み合わせに基づいて組合せ判定情報を得る判定情報取得ステップと、
前記判定情報取得ステップにおいて得られた組合せ判定情報に基づいて、前記注目画素の入力画素値と該注目画素に隣接する所定の隣接画素の入力画素値とを重みづけ加算して前記注目画素の出力画素値を得る画素値算出ステップと、
を含むことを特徴とする。
前記判定情報取得ステップにおいて、前記組合せ判定情報を得るために参照する前記差分判定ステップにおいて得られた判定結果の数を、当該判定結果を得るために参照された画素数よりも少なくして前記組合せ判定情報を得ることを特徴とする。
前記差分判定ステップにおいて得られた判定結果を所定の記憶部に記憶する記憶ステップをさらに含み、
前記観察窓設定ステップにおいて、前記注目画素が予め定められた位置となるように前記観察窓を設定するとともに、前記注目画素となる画素が所定の順序で選択されるように、出力画素値が得られる毎に前記観察窓の設定位置を変更し、
前記判定情報取得ステップにおいて、前記記憶部に記憶された判定結果の少なくとも一部を参照して前記組合せ判定情報を得ることを特徴とする。
例えば、外部PC200において作成されたドキュメントのデータは、プリンタドライバソフトによってPDL形式に変換され、コントローラ20に送信される。コントローラ20は、ラスタライズ処理によって、送信されたPDLデータに含まれるPDLコマンドを解析し、描画すべき画像単位毎に画素を割り当て、この割り当てた画素毎に画素値を設定した画像のデータを生成する。なお、描画すべき画像単位をオブジェクトということがある。画像はC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(黒)の色毎に生成される。
なお、本実施形態では、コントローラ20がMFP100に内蔵される構成としたが、コントローラ20がMFP100の外部に設けられる構成であってもよい。
表示部14は、制御部11の制御に従ってディスプレイ上に操作画面等を表示する。
記憶部15は、各種処理プログラムの他、処理に必要なパラメータや設定データ等を記憶している。記憶部15としては、ハードディスク等の不揮発性メモリを用いることができる。
画像メモリ16は画像のデータを記憶するためのメモリである。画像メモリ16としては、DRAM(Dynamic RAM)、ハードディスク等を用いることができる。
印刷装置17は、電子写真方式による印刷を行い、例えば給紙部、露光部、現像部、定着部等を含んで構成されている。印刷時には、画像のデータに基づいて露光部が感光ドラム上にレーザ光を照射して静電潜像を形成する。静電潜像は現像部により現像され、感光ドラム上にトナー像が形成される。トナー像の形成はC、M、Y、Kの各色の画像について行われ、各色のトナー像は中間転写ベルト上に重ねて転写されてカラー像となる。カラー像は転写ローラ等によって給紙部から給紙された用紙上に転写され、定着部により定着処理が施される。
この観察窓Wは、例えば、図3に示すように、縦×横:7×7画素のマトリクス状に構成されている。この観察窓Wは、中央(図中、「25」の位置)に注目画素P1が設定され、注目画素P1の周辺(図中、「25」を除く「01」〜「49」の各位置)に周辺画素P2が設定されている。そして、周辺画素P2のうちの注目画素P1の上下左右の位置にそれぞれ隣接する画素は、隣接画素P31〜P34として設定されている。なお、観察窓は、本実施の形態に示される形態に限らず、形状やサイズ等適宜設定することができる。
観察窓設定部102は、後述するアンチエイリアスの対象とする画素が注目画素P1となるようにして、上述のように構成された観察窓Wの範囲に含まれる画像データを設定する。なお、観察窓設定部102は、例えば、入力された画像データの全画素について注目画素P1が順次設定されるように、画像の左上隅部から右下隅部に向けて観察窓Wの範囲を、設定を行う毎に順次移行させる。
そして、観察窓設定部102は、観察窓Wによって設定された範囲の画像データについて、1×7画素毎に所定のラインメモリに保持する。観察窓設定部102は、このようにして保持された画像データをライン毎にエッジ判定部103に出力する。
エッジ判定部103は、このようにして得られた各組合せのエッジ判定の結果をテンプレートマッチング部104に出力する。
一方、制御部11は、ステップS202において、シフト済みのエッジ判定フラグがあると判定したときは(ステップS202:Y)、ステップS203〜ステップS206の処理を実行することなく、ステップS207の処理に移行する。
先ず、制御部11は、エッジ判定フラグ(V1824)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V2632)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V1826)が1であるか否かを判定する(ステップS301)。制御部11は、ステップS301における条件に合致すると判定したときは(ステップS301:Y)、エッジ判定フラグ(V1819)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V3132)が0であるか否かを判定する(ステップS302)。制御部11は、ステップS302における条件に合致すると判定したときは(ステップS302:Y)、RAM11bの所定の記憶領域におけるマッチデータ(Match[C11])にテンプレートデータ(21)をセットする(ステップS303)。テンプレートデータ(21)に対応するテンプレートは、図5(A)に示されるようになる。そして、制御部11は、エッジ判定フラグ(V2324)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V3031)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V1920)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V2627)が0であるか否かを判定する(ステップS304)。制御部11は、ステップS304における条件に合致すると判定したときは(ステップS304:Y)、マッチデータ(Match[C11])にセットされているデータをテンプレートデータ(213)に変更し(ステップS305)、この処理を終了する。テンプレートデータ(213)に対応するテンプレートは、図5(C)に示されるようになる。一方、制御部11は、ステップS304における条件に合致すると判定しないときは(ステップS304:N)、ステップS305の処理を実行することなく、この処理を終了する。
先ず、制御部11は、エッジ判定フラグ(V1824)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V2632)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V1826)が1であるか否かを判定する(ステップS401)。制御部11は、ステップS401における条件に合致すると判定したときは(ステップS401:Y)、エッジ判定フラグ(V1926)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V2431)が0であるか否かを判定する(ステップS402)。制御部11は、ステップS402における条件に合致すると判定したときは(ステップS402:Y)、RAM11bの所定の記憶領域におけるマッチデータ(Match[C12])にテンプレートデータ(22)をセットする(ステップS403)。テンプレートデータ(22)に対応するテンプレートは、図5(I)に示されるようになる。そして、制御部11は、エッジ判定フラグ(V1118)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V1219)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V3138)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V3239)が0であるか否かを判定する(ステップS404)。制御部11は、ステップS404における条件に合致すると判定したときは(ステップS404:Y)、マッチデータ(Match[C12])にセットされているデータをテンプレートデータ(223)に変更し(ステップS405)、この処理を終了する。テンプレートデータ(223)に対応するテンプレートは、図5(K)に示されるようになる。一方、制御部11は、ステップS404における条件に合致すると判定しないときは(ステップS404:N)、ステップS405の処理を実行することなく、この処理を終了する。
先ず、制御部11は、エッジ判定フラグ(V1826)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V2432)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V1824)が1であるか否かを判定する(ステップS501)。制御部11は、ステップS501における条件に合致すると判定したときは(ステップS501:Y)、エッジ判定フラグ(V1718)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V3233)が0であるか否かを判定する(ステップS502)。制御部11は、ステップS502における条件に合致すると判定したときは(ステップS502:Y)、RAM11bの所定の記憶領域におけるマッチデータ(Match[C21])に、テンプレートデータ(23)をセットする(ステップS503)。テンプレートデータ(23)に対応するテンプレートは、図5(B)に示されるようになる。そして、制御部11は、エッジ判定フラグ(V1617)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V2324)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V2627)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V3334)が0であるか否かを判定する(ステップS504)。制御部11は、ステップS504における条件に合致すると判定したときは(ステップS504:Y)、マッチデータ(Match[C21])にセットされているデータをテンプレートデータ(233)に変更し(ステップS505)、この処理を終了する。テンプレートデータ(233)に対応するテンプレートは、図5(D)に示されるようになる。一方、制御部11は、ステップS504における条件に合致すると判定しないときは(ステップS504:N)、ステップS505の処理を実行することなく、この処理を終了する。
先ず、制御部11は、エッジ判定フラグ(V1826)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V2432)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V1824)が1であるか否かを判定する(ステップS601)。制御部11は、ステップS601における条件に合致すると判定したときは(ステップS601:Y)、エッジ判定フラグ(V1724)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V2633)が0であるか否かを判定する(ステップS602)。制御部11は、ステップS602における条件に合致すると判定したときは(ステップS602:Y)、RAM11bの所定の記憶領域におけるマッチデータ(Match[C22])にテンプレートデータ(24)をセットする(ステップS603)。テンプレートデータ(24)に対応するテンプレートは、図5(J)に示されるようになる。そして、制御部11は、エッジ判定フラグ(V1017)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V1118)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V3239)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V3340)が0であるか否かを判定する(ステップS604)。制御部11は、ステップS604における条件に合致すると判定したときは(ステップS604:Y)、マッチデータ(Match[C22])にセットされているデータをテンプレートデータ(243)に変更し(ステップS605)、この処理を終了する。テンプレートデータ(243)に対応するテンプレートは、図5(L)に示されるようになる。一方、制御部11は、ステップS604における条件に合致すると判定しないときは(ステップS604:N)、ステップS605の処理を実行することなく、この処理を終了する。
先ず、制御部11は、エッジ判定フラグ(V2425)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V2526)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V3132)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V3233)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V2532)が1であるか否かを判定する(ステップS701)。制御部11は、ステップS701における条件に合致すると判定したときは(ステップS701:Y)、エッジ判定フラグ(V1516)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V1624)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V2223)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V2331)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V2627)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V3334)が0であるか否かを判定する(ステップS702)。制御部11は、ステップS702における条件に合致すると判定したときは(ステップS702:Y)、RAM11bの所定の記憶領域におけるマッチデータ(Match[C31])にテンプレートデータ(251)をセットし(ステップS703)、この処理を終了する。テンプレートデータ(251)に対応するテンプレートは、図5(E)に示されるようになる。
先ず、制御部11は、エッジ判定フラグ(V2425)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V2526)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V3132)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V3233)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V2532)が1であるか否かを判定する(ステップS801)。制御部11は、ステップS801における条件に合致すると判定したときは(ステップS801:Y)、エッジ判定フラグ(V2021)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V2728)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V2026)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V2733)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V2324)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V3031)が0であるか否かを判定する(ステップS802)。制御部11は、ステップS802における条件に合致すると判定したときは(ステップS802:Y)、RAM11bの所定の記憶領域におけるマッチデータ(Match[C32])にテンプレートデータ(252)をセットし(ステップS803)、この処理を終了する。テンプレートデータ(252)に対応するテンプレートは、図5(F)に示されるようになる。
先ず、制御部11は、エッジ判定フラグ(V1718)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V1819)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V2425)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V2526)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V1825)が1であるか否かを判定する(ステップS901)。制御部11は、ステップS901における条件に合致すると判定したときは(ステップS901:Y)、エッジ判定フラグ(V2223)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V2930)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V1723)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V2430)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V1920)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V2627)が0であるか否かを判定する(ステップS902)。制御部11は、ステップS902における条件に合致すると判定したときは(ステップS902:Y)、RAM11bの所定の記憶領域におけるマッチデータ(Match[C41])にテンプレートデータ(253)をセットし(ステップS603)、この処理を終了する。テンプレートデータ(253)に対応するテンプレートは、図5(G)に示されるようになる。
先ず、制御部11は、エッジ判定フラグ(V1718)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V1819)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V2425)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V2526)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V1825)が1であるか否かを判定する(ステップS1001)。制御部11は、ステップS1001における条件に合致すると判定したときは(ステップS1001:Y)、エッジ判定フラグ(V2728)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V3435)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V1927)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V2634)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V1617)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V2324)が0であるか否かを判定する(ステップS1002)。制御部11は、ステップS1002における条件に合致すると判定したときは(ステップS1002:Y)、RAM11bの所定の記憶領域におけるマッチデータ(Match[C42])にテンプレートデータ(254)をセットし(ステップS1003)、この処理を終了する。テンプレートデータ(254)に対応するテンプレートは、図5(H)に示されるようになる。
先ず、制御部11は、エッジ判定フラグ(V1825)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V2532)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V1926)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V2633)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V2526)が1であるか否かを判定する(ステップS1101)。制御部11は、ステップS1101における条件に合致すると判定したときは(ステップS1101:Y)、エッジ判定フラグ(V0310)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V0411)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V1018)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V1119)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V3239)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V3340)が0であるか否かを判定する(ステップS1102)。制御部11は、ステップS1102における条件に合致すると判定したときは(ステップS1102:Y)、RAM11bの所定の記憶領域におけるマッチデータ(Match[C51])にテンプレートデータ(261)をセットし(ステップS1103)、この処理を終了する。テンプレートデータ(261)に対応するテンプレートは、図5(M)に示されるようになる。
先ず、制御部11は、エッジ判定フラグ(V1825)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V2532)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V1926)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V2633)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V2526)が1であるか否かを判定する(ステップS1201)。制御部11は、ステップS1201における条件に合致すると判定したときは(ステップS1201:Y)、エッジ判定フラグ(V3845)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V3946)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V3238)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V3339)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V1118)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V1219)が0であるか否かを判定する(ステップS1202)。制御部11は、ステップS1202における条件に合致すると判定したときは(ステップS1202:Y)、RAM11bの所定の記憶領域におけるマッチデータ(Match[C52])にテンプレートデータ(262)をセットし(ステップS1203)、この処理を終了する。テンプレートデータ(262)に対応するテンプレートは、図5(N)に示されるようになる。
先ず、制御部11は、エッジ判定フラグ(V1724)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V2431)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V1825)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V2532)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V2425)が1であるか否かを判定する(ステップS1301)。制御部11は、ステップS1301における条件に合致すると判定したときは(ステップS1301:Y)、エッジ判定フラグ(V0411)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V0512)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V1117)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V1218)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V3138)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V3239)が0であるか否かを判定する(ステップS1302)。制御部11は、ステップS1302における条件に合致すると判定したときは(ステップS1302:Y)、RAM11bの所定の記憶領域におけるマッチデータ(Match[C61])にテンプレートデータ(263)をセットし(ステップS1303)、この処理を終了する。テンプレートデータ(263)に対応するテンプレートは、図5(O)に示されるようになる。
先ず、制御部11は、エッジ判定フラグ(V1724)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V2431)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V1825)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V2532)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V2425)が1であるか否かを判定する(ステップS1401)。制御部11は、ステップS1401における条件に合致すると判定したときは(ステップS1401:Y)、エッジ判定フラグ(V3946)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V4047)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V3139)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V3240)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V1017)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V1118)が0であるか否かを判定する(ステップS1402)。制御部11は、ステップS1402における条件に合致すると判定したときは(ステップS1402:Y)、RAM11bの所定の記憶領域におけるマッチデータ(Match[C62])にテンプレートデータ(264)をセットし(ステップS1403)、この処理を終了する。テンプレートデータ(264)に対応するテンプレートは、図5(P)に示されるようになる。
以上の処理を実行することにより、最終的に1つのテンプレートデータが特定されるようになる。本実施の形態では、複数のテンプレートにマッチする場合を想定し、各テンプレートに対応するテンプレートデータに優先順位を設けている。すなわち、以上の処理を実行することにより、テンプレートデータの示す数値が大きいものから優先して選択されるように各テンプレートデータが設定されている。各テンプレートデータは、参照する画素数が多いほど、優先順位が高まるように設定されている。このようにテンプレートデータを設定することにより、効率よくテンプレートデータの選択を行うことができるようになる。なお、本実施の形態では、テンプレートデータの示す数値が大きいものからマッチするものを参照するようにしたが、テンプレートデータの示す数値が小さいものから参照するようにしてもよい。
また、本実施の形態では、上述したように、何れのテンプレートデータの選択を行う場合であっても、参照するエッジ判定フラグの数が、当該エッジ判定フラグを得るために参照された画素数よりも少なくしてテンプレートデータの選択を行うことができるので、データ量を抑制してテンプレートデータの選択が行うことが可能となる。
本実施の形態では、以上の処理を実行することにより、選択されたテンプレートデータに応じた算出方法にて、注目画素P1の出力画素値を算出することができる。本実施の形態では、従来の方法のように2値的な入力値を想定したアンチエイリアスとは異なった方法により、注目画素の画素値と周辺画素の画素値とを特定の割合にて混合し、出力画素値を得るようにしたので、解像度変換に近い処理結果が得られるようになる。
本実施の形態では、このように、エッジ判定フラグのシフトさせることにより、次回設定される観察窓W内の画像データに対するエッジ判定処理においてエッジ判定フラグを流用することができる。これにより、1つの画素の組合せに対するエッジ判定結果について最大6回使用することが使用することができるので、上述した56の画素の組合せの全てについてエッジ判定を行う必要がなく、1回のエッジ判定処理において、実質的に最小17回のエッジ判定によってテンプレートを特定することが可能となり、処理効率の向上が図れるようになる。
図24は、本実施の形態によるアンチエイリアス処理が実施された文字の一部の拡大図である。また、図25は、本実施の形態によるアンチエイリアス処理が実施された文字であって、図24とは別の態様である文字の一部の拡大図である。
一方、本実施の形態では、11回の画素間の減算のみでテンプレートを特定することが可能である。
先ず、制御部11は、エッジ判定フラグ(V1824)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V2632)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V1826)が1であるか否かを判定する(ステップS1701)。制御部11は、ステップS1701における条件に合致すると判定したときは(ステップS1701:Y)、エッジ判定フラグ(V1819)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V3132)が0であるか否かを判定する(ステップS1702)。制御部11は、ステップS1702における条件に合致すると判定したときは(ステップS1702:Y)、マッチデータ(Match[C11])にテンプレートデータ(21)をセットする(ステップS1703)。そして、制御部11は、エッジ判定フラグ(V2324)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V3031)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V1920)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V2627)が0であるか否かを判定する(ステップS1704)。制御部11は、ステップS304における条件に合致すると判定したときは(ステップS1704:Y)、マッチデータ(Match[C11])にセットされているデータをテンプレートデータ(213)に変更し(ステップS1705)、この処理を終了する。一方、制御部11は、ステップS1704における条件に合致すると判定しないときは(ステップS1704:N)、ステップS1705の処理を実行することなく、この処理を終了する。
先ず、制御部11は、エッジ判定フラグ(V1826)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V2432)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V1824)が1であるか否かを判定する(ステップS1801)。制御部11は、ステップS1801における条件に合致すると判定したときは(ステップS1801:Y)、エッジ判定フラグ(V1718)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V3233)が0であるか否かを判定する(ステップS1802)。制御部11は、ステップS1802における条件に合致すると判定したときは(ステップS1802:Y)、マッチデータ(Match[C21])に、テンプレートデータ(23)をセットする(ステップS1803)。そして、制御部11は、エッジ判定フラグ(V1617)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V2324)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V2627)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V3334)が0であるか否かを判定する(ステップS1804)。制御部11は、ステップS1804における条件に合致すると判定したときは(ステップS1804:Y)、マッチデータ(Match[C21])にセットされているデータをテンプレートデータ(233)に変更し(ステップS1805)、この処理を終了する。一方、制御部11は、ステップS1804における条件に合致すると判定しないときは(ステップS1804:N)、ステップS1805の処理を実行することなく、この処理を終了する。
先ず、制御部11は、エッジ判定フラグ(V2425)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V2526)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V3132)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V3233)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V2532)が1であるか否かを判定する(ステップS1901)。制御部11は、ステップS1901における条件に合致すると判定したときは(ステップS1901:Y)、エッジ判定フラグ(V1516)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V1624)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V2223)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V2331)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V2627)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V3334)が0であるか否かを判定する(ステップS1902)。制御部11は、ステップS1902における条件に合致すると判定したときは(ステップS1902:Y)、マッチデータ(Match[C31])にテンプレートデータ(251)をセットし(ステップS1903)、この処理を終了する。
先ず、制御部11は、エッジ判定フラグ(V1718)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V1819)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V2425)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V2526)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V1825)が1であるか否かを判定する(ステップS2001)。制御部11は、ステップS2001における条件に合致すると判定したときは(ステップS2001:Y)、エッジ判定フラグ(V2223)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V2930)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V1723)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V2430)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V1920)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V2627)が0であるか否かを判定する(ステップS2002)。制御部11は、ステップS2002における条件に合致すると判定したときは(ステップS2002:Y)、マッチデータ(Match[C41])にテンプレートデータ(253)をセットし(ステップS2003)、この処理を終了する。
先ず、制御部11は、エッジ判定フラグ(V1825)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V2532)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V1926)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V2633)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V2526)が1であるか否かを判定する(ステップS2101)。制御部11は、ステップS2101における条件に合致すると判定したときは(ステップS2101:Y)、エッジ判定フラグ(V0310)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V0411)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V1018)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V1119)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V3239)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V3340)が0であるか否かを判定する(ステップS2102)。制御部11は、ステップS2102における条件に合致すると判定したときは(ステップS2102:Y)、マッチデータ(Match[C51])にテンプレートデータ(261)をセットし(ステップS2103)、この処理を終了する。
先ず、制御部11は、エッジ判定フラグ(V1724)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V2431)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V1825)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V2532)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V2425)が1であるか否かを判定する(ステップS2201)。制御部11は、ステップS2201における条件に合致すると判定したときは(ステップS2201:Y)、エッジ判定フラグ(V0411)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V0512)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V1117)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V1218)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V3138)が0で、かつ、エッジ判定フラグ(V3239)が0であるか否かを判定する(ステップS2202)。制御部11は、ステップS2202における条件に合致すると判定したときは(ステップS2202:Y)、マッチデータ(Match[C61])にテンプレートデータ(263)をセットし(ステップS2203)、この処理を終了する。
以上の処理を実行することによっても最終的に1つのテンプレートデータが特定されるようになる。
10 画像処理部
11 制御部
11b RAM
102 観察窓設定部
103 エッジ判定部
104 テンプレートマッチング部
105 画素値算出部
Claims (6)
- 入力された画像データのアンチエイリアスを行う画像処理装置であって、
注目画素を含む所定サイズの観察窓を設定する観察窓設定部と、
前記観察窓設定部によって設定された観察窓内における、所定の隣接する2つの画素の組み合わせを複数抽出し、該抽出された2つの画素の入力画素値の差分を組合せ毎にそれぞれ判定する差分判定部と、
前記差分判定部による判定結果の組み合わせに基づいて組合せ判定情報を得る判定情報取得部と、
前記判定情報取得部によって得られた組合せ判定情報に基づいて、前記注目画素の入力画素値と該注目画素に隣接する所定の隣接画素の入力画素値とを重みづけ加算して前記注目画素の出力画素値を得る画素値算出部と、
を備えたことを特徴とする画像処理装置。 - 前記判定情報取得部は、前記組合せ判定情報を得るために参照する前記差分判定部によって得られた判定結果の数を、当該判定結果を得るために参照された画素数よりも少なくして前記組合せ判定情報を得ることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
- 前記差分判定部によって得られた判定結果を記憶する記憶部を備え、
前記観察窓設定部は、前記注目画素が予め定められた位置となるように前記観察窓を設定するとともに、前記注目画素となる画素が所定の順序で選択されるように、出力画素値が得られる毎に前記観察窓の設定位置を変更し、
前記判定情報取得部は、前記記憶部に記憶された判定結果の少なくとも一部を参照して前記組合せ判定情報を得ることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。 - 入力された画像データのアンチエイリアスを行う画像処理方法であって、
注目画素を含む所定サイズの観察窓を設定する観察窓設定ステップと、
前記観察窓設定ステップにおいて設定された観察窓内における、所定の隣接する2つの画素の組合せを複数抽出し、該抽出された2つの画素の入力画素値の差分を組合せ毎にそれぞれ判定する差分判定ステップと、
前記差分判定ステップにおける判定結果の組み合わせに基づいて組合せ判定情報を得る判定情報取得ステップと、
前記判定情報取得ステップにおいて得られた組合せ判定情報に基づいて、前記注目画素の入力画素値と該注目画素に隣接する所定の隣接画素の入力画素値とを重みづけ加算して前記注目画素の出力画素値を得る画素値算出ステップと、
を含むことを特徴とする画像処理方法。 - 前記判定情報取得ステップにおいて、前記組合せ判定情報を得るために参照する前記差分判定ステップにおいて得られた判定結果の数を、当該判定結果を得るために参照された画素数よりも少なくして前記組合せ判定情報を得ることを特徴とする請求項4に記載の画像処理方法。
- 前記差分判定ステップにおいて得られた判定結果を所定の記憶部に記憶する記憶ステップをさらに含み、
前記観察窓設定ステップにおいて、前記注目画素が予め定められた位置となるように前記観察窓を設定するとともに、前記注目画素となる画素が所定の順序で選択されるように、出力画素値が得られる毎に前記観察窓の設定位置を変更し、
前記判定情報取得ステップにおいて、前記記憶部に記憶された判定結果の少なくとも一部を参照して前記組合せ判定情報を得ることを特徴とする請求項4又は5に記載の画像処理方法。
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