JP2858443B2 - 高密度画像形成方法とその出力装置 - Google Patents

高密度画像形成方法とその出力装置

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JP2858443B2 JP4196505A JP19650592A JP2858443B2 JP 2858443 B2 JP2858443 B2 JP 2858443B2 JP 4196505 A JP4196505 A JP 4196505A JP 19650592 A JP19650592 A JP 19650592A JP 2858443 B2 JP2858443 B2 JP 2858443B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は低密度の画像データを疑
似的に高密度化する高密度画像形成方法とその出力装置
に係り、特に高密度画像の形成を可能とする高密度画像
形成方法とその出力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、画像情報に対応して展開した
ビットマップデータをシリアルに、若しくは一走査ライ
ン又は複数ビット単位でパラレルにプリントエンジン側
に出力しながら画素マトリックス状の画像を形成可能に
構成したレーザプリンタやLEDプリンタその他のペー
ジプリンタは公知であり、この種の装置においては低価
格とコンパクト化等の理由により低密度の画素ピッチ間
隔を有する例えば300dpiのプリンタが多く用いら
れてきたが近年、より高画質化と高解像度化を図るため
に前記ピッチ間隔をより高密度化し、例えば600dp
iのプリンタが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら600d
piの画素画像を得るには、これに対応させてビットマ
ップデータもデータメモリに高密度にデータ展開しなけ
ればならず、この事はメモリ容量の増大等ハード構成が
煩雑化しコストアップにつながるのみならず、処理速度
が遅くなる。フォントや既存のアプリケーションソフト
も一般的に300dpiを基準として製作されているた
めに、これらをそのまま使用できず、結果として汎用性
に欠ける。この為、300dpiで展開されたビットマ
ップデータをデータ変換回路を用いて高解像度処理を行
なった後、プリントエンジン側に供給しようとする試み
がなされている。
【0004】例えば特開平2ー59362号は、600
dpiに対応するメモリ容量を有する3つのラインメモ
リと、300dpiの画素クロック周波数を2倍に変換
する周波数逓倍回路と論理和にて比較判別を行なう判別
回路とを具え、前記逓倍回路にて600dpiに変換し
たクロックを用いて一のラインメモリへの書込みと並行
して他の二つのラインメモリより読み出しを行ない、該
読み出した2つのデータを判別回路で論理和/積を取り
ながら画像データ出力を行ない、以下対応する走査ライ
ン毎に前記ラインメモリをサイクリックしながら順次6
00dpiに対応する各走査ラインの画像データをレー
ザプリンタからなるプリントエンジン側に出力しようと
するものである。
【0005】しかしながら前記従来技術は基本的には3
00dpiで展開されたビットマップデータを各走査ラ
イン毎に単純に2倍に拡大した後、注目画素と隣接する
参照画素との間で論理和/積を取りながら600dpi
の画素データを得るものであり、言換えれば原画像デー
タに対しクロックを1/2にしつつ論理和/積を取りな
がら2倍の拡大処理を行なう場合と実質的に同意であ
り、特に45°に近い斜線の場合には高解像化は容易で
あるが、結果として水平や垂直に近い傾きの場合に、円
滑に高解像化を実現し得ない。
【0006】かかる欠点を解消する為に、注目画素に隣
接する上下5ライン×7ビットの原ドット情報を記憶さ
せ、該ドット情報を論理回路にて論理和/積を取りなが
ら位置誤差を加味した高解像化を実現するようにした技
術も提案されている。(特開平2ー60764号)しか
しながら前記5×7という二次元的な而も35ビットと
いう多数の画素について論理和/積を取る事はハード的
にも回路構成が極めて煩雑化する。又前記従来技術では
高解像化し得る倍率が2倍に限定され、より高度の高解
像化を実現し得ない。
【0007】本発明はかかる従来技術に鑑み、600d
piのみならず、プリントエンジンに対応させて900
/1200/2100dpiとより高解像化を容易に実
現し得る高密度画像形成方法を提供する事を目的とす
る。又本発明は傾き度合いに限定される事なく、言換え
れば水平や垂直に近い傾きの場合においても、円滑に高
解像化を実現し得る高密度画像形成方法とその装置を提
供する事を目的とする。
【0008】
【課題を解決する為の手段】本発明はかかる技術的課題
を解決するために、注目画素に隣接するK×L座標
(M、M’整数、M=OR≠M’)の画素マップに基づい
て該マップ内の注目画素周囲の画素分布をベクトル変換
し、該ベクトル情報と注目画素の画素種類(黒若しくは
白)に基づいて、予め用意されたM×M個の位置誤差補
正用データが格納された高密度変換レジスタ群15よ
り、対応する一の変換レジスタを選択し、該レジスタよ
り読み出した画素データに基づいてM倍の高密度画像を
各走査ライン毎に形成する事を特徴とする高密度画像形
成方法を提案する。
【0009】そして請求項2記載の発明は前記発明を円
滑に達成するための高密度画像出力装置を提案するもの
で、例えば説明を簡単にするために、300dpiの低
密度画像から600dpiの高密度画像を形成する場合
の回路構成について図3に基づいて説明するに、 1)先ず注目画素に隣接する3×3座標の画素マップに
基づいて該マップ内の注目画素周囲の画素分布をベクト
ル変換する手段12を設けた点、 2)前記ベクトル情報と注目画素の画素種類(黒若しく
は白)に基づいて、予め用意された2×2個の位置誤差
補正用データが格納された倍密度変換レジスタ群15よ
り、対応する一の変換レジスタを選択する手段14を設
けた点、この場合精度よく位置誤差補正を可能ならしめ
る為には、前記変換レジスタ15a…は{4×(M×
M)−2}個、即ち前記の倍密度変換の場合は14個の
変換レジスタ15a…が必要である。(4ビットとも白
と4ビットとも黒を入れると16個) 3)前記レジスタより各走査ラインに対応する2ビット
データを直接若しくは間接的に順次取込みながら、n、
n+1の夫々の走査ラインに対応する画素データを格納
する一対のデータメモリ7A,17Bを設けた点、尚前
記データメモリ7A,17Bは少なくとも一走査ライン
のデータが書込み可能なメモリ領域を有する事が必要で
ある。 4)そして前記一対のデータメモリ7A,17Bよりシ
フトレジスタ18を介して、対応する走査ラインの高密
度画像データを、原画像ビデオクロック密度に対し倍密
度に設定したビデオクロックに同期させながら、シリア
ルにプリントエンジン側に出力可能に構成した事を特徴
とするものである。
【0010】ここで3)の2ビットデータを直接若しく
は間接的にとは前記データメモリ7A,17Bの読み込
みビット幅と、Mビットデータ(上記の場合は2ビッ
ト)のデータ長が一致しない場合がある為に、前記デー
タメモリ7A,17Bのビット幅に対応するメモリ長を
有するM個のデータラッチ回路16Bを設け、前記レジ
スタ18より各走査ラインに対応するMビットデータ
を、原画像ビデオクロックに同期させて2ビット単位で
順次前記データラッチ回路16Bにラッチさせるととも
に、該データラッチ回路16Bを介して前記ビット幅に
対応するデータを、前記データメモリ7A,17B側に
データ出力を行なう事が好ましい。
【0011】尚かかる発明において前記画素マップは3
×3のみに限定される事なく例えば3×3座標より先ず
注目画素の45°ベクトル成分、言い換えれば注目方向
成分が垂直方向に近いか水平方向に近いかを判定した
後、垂直方向に近い場合は3×5と3×7のみをベクト
ル情報に基づいて±Y軸方向の総和ベクトル情報を求
め、又、水平方向に近い場合は5×3と7×3のみをベ
クトル情報に基づいて±X軸方向の総和ベクトル情報を
求めるように構成する事も出来る。これにより一層緻密
な位置誤差情報を得る事が出来る。
【0012】又例えば、3×7と7×3の画素マップの
場合は、前記3×3の画素マップに基づく第1のベクト
ル情報、該3×3の画素マップにX軸若しくはY軸方向
に隣接する第2の画素群に基づく次位のベクトル情報、
そして更に3×5と5×3にX軸若しくはY軸方向に隣
接する第3の画素群に基づく次々位のベクトル情報と、
3つのベクトル情報が得られるが、注目画素に隣接する
画素の方が、位置誤差の影響は大きい。そこで前記3つ
のベクトル情報について注目画素に近い方より順次重み
付けしてベクトル情報の総和を求め、該総和ベクトル情
報を3×7と7×3のベクトル情報として採用する事に
より、より緻密な注目画素の位置誤差情報を得る事が出
来、特に300dpiから900若しくは1200dp
iの高密度化を図る事が可能となる。
【0013】
【作用】前記したように特開平2ー59362号によれ
ば、35画素のビットマップを二次元的にランダムに論
理比較を行なうものである為に、回路構成が大規模化せ
ざるを得ないという問題がある事は前記した通りであ
る。
【0014】一方本技術手段は二次元的にランダムにテ
ンプレートと比較を行なうのではなく、前記注目画素に
隣接する画素分布についてベクトル情報、言い換えれば
位置誤差が発生している(-X方向、+X方向、-Y方向、+Y
方向)のいずれかの一次元方向のベクトル情報を先ず求
め、該ベクトル情報に基づいて予め設定したレジスタを
選択して高密度化を行なうものである為に、一次元的
な、より具体的には一次関数的なソフト処理で足り、結
果として、回路構成の大規模化、CPUの負担増大、高
速化に対応し得ないという前記従来技術のいずれの問題
も解消し得る。又レジスタの選択についてもベクトル情
報に基づく(-X方向、+X方向、-Y方向、+Y方向)の整数
値と注目画素の種類(黒OR白)にもとづいて自動的に
選択でき、言い換えれば各方向成分毎に{4×(M×
M)−2}のレジスタを用意するだけで位置補正を加味
した極めて緻密な制御が可能である。
【0015】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を例示
的に詳しく説明する。但しこの実施例に記載されている
構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは特に
特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれのみ
に限定する趣旨ではなく単なる説明例に過ぎない。先ず
本発明に至った経過を順を追って説明しながら本発明の
平滑化処理方式を説明する。例えば斜めの傾斜線や曲線
を含んだ原画像の場合、これをマトリックス状の座標に
展開しようとすると、段差部分を含んだΧ軸若しくはY
軸方向に延在する垂直若しくは水平画素の組合せとなる
事は前記した通りである。そして前記マトリックス状に
座標展開された画像データは、例えば図1に示すように
段差部分にある座標(0、0)の画素は、例えば斜めの
傾斜線を解像度に合わせた座標上に乗せる為に実際の表
示されるべき位置に較べ、右方向に誤差を含んだ画素で
あると考えられる。
【0016】そして前記中心画素からの移動量は、 {座標(0、0)→(1、0)}:合成ベクトルA
1(A2+A3) {座標(0、0)→(1、−1)}:ベクトルA2 {座標(0、0)→(0、1)}:ベクトルA3 の2種類のベクトルの合成力として求める事が出来る。
【0017】次に前記ベクトル情報の求め方について図
1に基づいて説明するが、例えば300dpiから60
0dpiのように倍密度で変換する場合は、3×3のウ
インド情報のみで充分である。従って図1に示すように
3×3のマトリックスを座標で定義し、座標(X,Y)
の画素の値をD(X,Y)で示す。例えば、中心画素が
黒である時、D(0,0)=1のように表す。そして中
心画素D(0,0)において位置誤差が最も大きくなる
のは、画素間距離の1/2に対応する大きさの補正ベク
トルが生じた場合である。
【0018】そして前記補正ベクトルを求める方法につ
いてより詳細に説明するに、先ず3×3のマトリックス
において各方向成分(-X方向、+X方向、-Y方向、+Y方
向)の補正ベクトルを発生させる画素は、-X方向では、
D(-1,-1)とD(0,1)のペア、D(-1,1)とD(0,-1)のペアの2
組、+X方向では、D(1,1)とD(0,-1)のペア、D(1,-1)とD
(0,1)のペアの2組、-Y方向では、D(-1,-1)とD(1,0)の
ペア、D(1,-1)D(-1,0)のペアの2組、+Y方向では、D(1,
1)とD(-1,0)のペア、D(-1,1)とD(1,0)のペアの2組、で
ある。また、前述の誤差の含まれている画素の条件を補
正ベクトルの有効条件に加え、一般的な3×3のマトリ
ックスより与えられる補正ベクトルを求める。ここで、
大きさが1で、X成分またはY成分しか持たないベクトル
(右上がりの斜線の場合)を単位ベクトル(X,Y)として
定義すると、 (X,Y)={(-1,0),(1,0),(0,-1),(0,1)} である。この場合は夫々Y成分またはX成分に位置誤差を
含まないために、例えば300dpiから600dpi
への倍密度変換を行なう場合は図4に示す変換レジスタ
群の内、 CR3(0,-1)=1のとき、15fのレジスタ CR3(1,0)=1のとき、15gのレジスタ CR3(0,1)=1のとき、15hのレジスタ CR3(-1,0)=1のとき、15iのレジスタ を夫々選択する。 又Q(X,Y)=D(X,0)・D(0,Y)}・/D(-X,0)・/D(0-Y) をD(0,0)に働く45°方向のベクトルと定義する。 この時(X≠0で且つY≠0,) このQ(X,Y)を用いて倍密度変換用の補正ベクトルCR3
(X,Y)を求めると、 CR3(X,Y)={D(X,-Y)・D(0,0)D(-X,Y)-/D(X,-Y)・/{D
(X,-Y)・/D(0,0)/D(-X,Y)}Q(X,Y) …1)と表せる。 この場合論理否定は"/"、論理和は"+"、論理積の演算
子は省略する。
【0019】そして前記CR3(X,Y)={-1,0,1}の座標
を代入する事により各方向成分の夫々の補正ベクトル情
報と変換レジスタの関係は、 CR3(-1,-1)=−1のとき、15bのレジスタ CR3(-1,-1)=1のとき、15jのレジスタ CR3(1,1)=−1のとき、15cのレジスタ CR3(1,1)=1のとき、15kのレジスタ CR3(1,-1)=−1のとき、15dのレジスタ CR3(1,-1)=1のとき、15lのレジスタ CR3(1,1)=−1のとき、15eのレジスタ CR3(1,1)=1のとき、15mのレジスタ が選択される。
【0020】尚、本実施例においては3×3のベクトル
情報に基づいて補正ベクトル情報を求めているために、
注目方向成分が垂直方向に近いか水平方向に近いかを判
定するベクトル情報は不用であるが、5以上のウイン
ド、例えば7×7のウインドにより緻密な位置補正制御
を行なう場合は、注目画素の45°ベクトル成分を3×
3に基づいて中心画素が垂直方向に近いか水平方向に近
いかを選択し、垂直方向が近い場合は3×5と3×7の
みをベクトル情報に基づいて±Y軸方向の総和ベクトル
情報を求め、又、水平方向が近い場合は5×3と7×3
のみをベクトル情報に基づいて±X軸方向の総和ベクト
ル情報を求めるように構成する事も出来る。
【0021】{位置誤差補正用データが格納された高密
度変換レジスタ群15の準備。}そして前もって解像度
に合わせた高密度変換レジスタ群15を準備するわけで
あるが、前記のように倍密度変換の場合は、一の画素が
主走査方向と副走査方向に夫々二倍に拡大されるもので
ある為に、2×2の変換レジスタが必要である。そして
該変換レジスタの種類は図2に示すようにa:(00,00)の
変換レジスタと、1の黒画素を転回したb:(10,00),c:(0
1,00),d:(00,10),e:(00,01)の変換レジスタと、11の
黒画素を転回したf:(11,00).g:(01,10).h:(00,11).i:(1
0,01)の変換レジスタと、111の黒画素を転回したj:
(11,10),k:(01,11),l:(10,11),m:(11,01)の変換レジス
タと、15n:(11,11)の変換レジスタの14の変換レジス
タを準備すればよい。
【0022】{補正ベクトル情報より1の変換レジスタ
の選択}前記各方向成分(-X方向、+X方向、-Y方向、+Y
方向)の補正ベクトルの内、最も大きい補正ベクトル情
報を採用し、該補正ベクトル情報と中心画素(黒、白)
に応じて前記ベクトル情報に基づいて倍密度変換レジス
タ15a…を選択する。
【0023】そして前記選択された変換レジスタをレジ
スタより読み出した画素データに基づいて600dpi
の倍密度画像を各走査ライン毎に形成する訳であるが、
そのハード構成を図2及び図3に基づいて説明する。図
2は前記倍密度変換を行なうための本発明の実施例に係
るハードウエア構成を示す基本構成図で、プリンタコン
トローラ1側では公知の様に300dpi(1inch2当り300
×300)にラスタライズ化された画像データを、ホストコ
ンピュータ2側よりの画像信号に対応させてフォントR
AM1aよりビデオクロックに同期させて読み出しなが
らビデオメモリ内に順次書込み、該ビデオメモリ1b内
に1ページ若しくは1バンド幅に相当するビデオデータを
画素展開した後、該ビデオメモリよりビデオクロックに
同期させて水平同期信号に基づいて一走査ラインづつ倍
密度変換回路側に出力し、該倍密度変換回路で主走査方
向と副走査方向に夫々倍密度化した高密度ビデオデータ
を、倍密度ビデオクロック生成器より前記原画像ビデオ
クロックを二倍に高速度化した倍密度ビデオクロックに
基づいてプリントエンジン20側に出力し、該ビデオデ
ータに基づいて例えばレーザビームをON/OFF制御
しながら600dpiに相当するピッチ間隔で光走査し
ながら前記高密度ビデオデータに対応した印字を行な
う。
【0024】尚、プリントエンジン20側では前記倍密
度ビデオクロックにより半導体レーザ21の点灯時間が
1/2になるが、ポリゴンミラー22の回転数を二倍に
する事により主走査方向の走査幅を300dpiと同一
に維持する事が出来、又感光体ドラム23の回転数を1
/2にする事により副走査方向に倍密度の走査が可能と
なり、結果として600dpiの高密度画像の印字が可
能となる。係る点は公知な為詳細な説明は省略する。
【0025】そして本実施例は前記プリンタコントロー
ラ1とプリントエンジン20間に図3に示す倍密度変換
回路10を介挿して前記方式に基づく倍密度変換を実現
している。即ち、倍密度変換回路10は、三走査ライン
のビデオデータをラッチするための、三ラインシフトレ
ジスタからなるラッチ回路12、該ラッチ回路12より
出力された中心画素周囲の3×3のビデオデータより前
記補正ベクトル情報を計算する為のベクトル情報変換回
路13、該変換回路13より出力された補正ベクトル情
報と注目画素の画素種類(黒若しくは白)に基づいて、
予め用意された2×2個の位置誤差補正用データが格納
された倍密度変換レジスタ群15より、対応する一の変
換レジスタを選択するレジスタ選択回路14、前記14
個の変換レジスタ群15a…が格納されているレジスタ
格納部15、後記するデータメモリ7A、17Bのビッ
ト幅に対応する8ビットのメモリ長を有するnライン用
データラッチ回路16Aとn+1ライン用データラッチ
回路16B、前記夫々のラッチ回路16A、16Bより
8ビットデータを順次取込みながら、夫々n、n+1の
走査ラインに対応する画素データを格納する一対のデー
タメモリ7A、17B、該データメモリ7A、17Bよ
りパラレルにデータを取込んで600dpiに相当する
高密度ビデオクロックに同期させてシリアルに倍密度ビ
デオデータをプリントエンジン20側に出力するシフト
レジスタ18、及び前記データメモリ7A、17Bとシ
フトレジスタ18の出力制御を行なう制御回路19より
なる。尚前記データメモリ7A、17Bは少なくとも一
走査ラインのデータが書込み可能なメモリ領域を有する
事が必要である。
【0026】次に前記回路の動作について簡単に説明す
ると、ビデオメモリより4ライン分の対応ビデオデータ
が格納されているSRAM11の対応アドレスに格納さ
れているビデオデータをビデオクロックと同期するラッ
チ信号に基づいて順次読み出し、データラッチ回路12
を構成する3ラインシフトレジスタからなるラッチ回路
12に順次ロードする。
【0027】この結果ラッチ回路12を構成する三ライ
ンシフトレジスタには、SRAM11よりのデータ転送
により順次その内容を更新しながら中心画素の前後各1
ラインの三走査ラインが格納される事となり、該シフト
レジスタより中心画素周囲の(3×3)の座標データを取
り出し前記ベクトル情報変換回路13内での前記した補
正ベクトル情報の生成が可能となる。ベクトル情報変換
回路13では、前記ラッチ回路12よりの3×3(X,Y)
の座標データを取り出し、夫々前記1)に示す補正ベク
トル計算式に基づいて±X方向ベクトル情報、±Y方向ベ
クトル情報及び必要に応じて±45°ベクトル情報を
得、該情報より中心画素に対応する補正ベクトル情報
と、中心画素の種類(黒若しくは白)情報に基づいて後
記レジスタ変換回路14で前記レジスタ格納部より対応
する変換レジスタ15a…を選択する。そして前記変換
レジスタ15a…を選択した後、夫々ビデオクロックに
基づいて前記レジスタの内、上位二ビットをnライン用
データラッチ回路16Aに、下位二ビットをn+1ライ
ン用データラッチ回路16Bに夫々原画像ビデオクロッ
クに同期させてパラレルにロードする。
【0028】以下前記動作の繰返しにより各データラッ
チ回路16Bに8ビットのデータがラッチされる毎に対
応する各データメモリ7A、17Bにパラレルロード
し、nライン用データメモリ7A、n+1ライン用デー
タメモリ17Bに夫々600dpiに対応する倍密度ビ
デオデータを格納する。そして前記制御回路19よりの
出力制御信号に基づいて先ずnライン用データメモリ7
A内の高密度ビデオデータをシフトレジスタ18にパラ
レルロードし、シフトレジスタ18よりn走査ラインの
高密度画像データを600dpiの倍密度ビデオクロッ
クに同期させながら、シリアルにプリントエンジン20
側に出力し、該出力後n+1ライン用データメモリ17
B内の高密度ビデオデータをシフトレジスタ18にパラ
レルロードし、以下前記動作を繰返す。そして該シフト
レジスタ18よりn+1走査ラインの高密度画像データ
をシリアル出力している間に次の原走査ラインのビデオ
データの高密度変換を行ない、以下前記動作を繰返す。
【0029】
【効果】以上記載した如く本発明によれば、ベクトル情
報に基づく1次元的処理で主走査方向と副走査方向の高
密度変換が可能であるために、回路構成を煩雑化させる
ことなく、而も簡単な演算処理で容易に且つ精度よく、
而も位置補正機能を加えているために高密度変換後のデ
ータの拡大に十分耐え得る高品質画像を得ることが出来
る。等の種々の著効を有す。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を示す作用図で補正ベクトル情報
を求める為の演算手順を示す。
【図2】本発明の実施例にかかる倍密度変換回路を組込
んだプリンタの基本構成図である。
【図3】本発明の倍密度変換回路の全体構成図を示すブ
ロックダイヤグラムである。
【図4】前記倍密度回路でに使用される高密度変換レジ
スタの種類を示す。
【符号の説明】
1 プリントコントローラ 10 倍密度変換回路 12 ラッチ回路 13 ベクトル情報変換回路 14 変換レジスタ選択回路 15 変換レジスタ群 16A nライン用データラッチ回路 16B n+1ライン用データラッチ回路 17A nライン用データメモリ 17B n+1ライン用データメモリ 18 シフトレジスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41J 2/485 G09G 5/36 520 H04N 1/387 101

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マトリックス状のドット画像を形成する
    画像出力装置における高密度画像形成方法において、注
    目画素に隣接するK×L若しくはL×K座標(K、L
    (整数)>M、K=OR≠L)の画素マップに基づいて該
    マップ内の注目画素周囲の画素分布をベクトル変換し、
    該ベクトル情報と注目画素の画素種類(黒若しくは白)
    に基づいて、 予め用意されたM×M個の位置誤差補正用データが格納
    された高密度変換レジスタ群より、対応する一の変換レ
    ジスタを選択し、 該レジスタより読み出した画素データに基づいてM倍の
    高密度画像を各走査ライン毎に形成する事を特徴とする
    高密度画像形成方法
  2. 【請求項2】 マトリックス状のドット画像をM倍の高
    密度画像に変換しながら画像出力を行なう高密度画像出
    力装置において、注目画素に隣接するK×L若しくはL
    ×K座標(M、L(整数)>M、K=OR≠L)の画素マ
    ップに基づいて該マップ内の注目画素周囲の画素分布を
    ベクトル変換する手段と、 該ベクトル情報と注目画素の画素種類(黒若しくは白)
    に基づいて、予め用意されたM×M個の位置誤差補正用
    データが格納されたM倍密度変換レジスタ群より、対応
    する一の変換レジスタを選択する手段と、 該レジスタより各走査ラインに対応するMビットデータ
    を直接若しくは間接的に順次取込みながら、n、…{n
    +(M−1)}の夫々の走査ラインに対応する画素デー
    タを格納するM個のデータメモリとを含み、 前記M個のデータメモリよりシフトレジスタを介して、
    対応する走査ラインの高密度画像データを、原画像ビデ
    オクロック密度に対しM倍密度に設定したビデオクロッ
    クに同期させながら、シリアルにプリントエンジン側に
    出力可能に構成した事を特徴とする高密度画像出力装置
  3. 【請求項3】 前記データメモリのビット幅に対応する
    メモリ長を有するM個のラッチ回路を設け、前記選択さ
    れたレジスタより各走査ラインに対応するMビットデー
    タを、原画像ビデオクロックに同期させてMビット単位
    で順次ラッチさせるとともに、該ラッチ回路16Aを介
    して前記ビット幅に対応するデータを、前記データメモ
    リ側にデータ出力を行なう事を特徴とする請求項2記載
    の高密度画像出力装置
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