JPH08310057A - 画像記録方法及び装置 - Google Patents

画像記録方法及び装置

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JPH08310057A
JPH08310057A JP7119818A JP11981895A JPH08310057A JP H08310057 A JPH08310057 A JP H08310057A JP 7119818 A JP7119818 A JP 7119818A JP 11981895 A JP11981895 A JP 11981895A JP H08310057 A JPH08310057 A JP H08310057A
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JP
Japan
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pixel
pixel data
video signal
matrix
white
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Application number
JP7119818A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Shimizu
清水  仁
Tomohiko Kikuchi
朝彦 菊池
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Koki Holdings Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Koki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡易な付加的回路要素により処理能力の低下
を防止しつつ、低解像度の画像情報を高解像度に変換
し、文字等の輪郭の傾斜部のぎざぎざを平滑処理して印
刷の高品質化を図る。 【構成】 ページメモリ6で編集した画像情報をビデオ
信号生成回路7で1画素につき縦,横2倍の画素密度に
増倍し、これをラインメモリにより複数ラインにわたり
先送り方式で一時的に記憶していく。画像置換回路9
は、先送りされた順に複数ラインの画素データを所定数
だけマトリクス化していくことで、そのマトリクスの中
心セルにきた画素データを順次印刷していく。この印刷
に際して該中心セルの画素データが画像輪郭の傾斜部の
ぎざぎざ要因になる段差部の黒画素或いは白画素に相当
するものかを判別し、ぎざぎざ要因との判定結果に基づ
き画素置換(白黒反転)を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ページメモリ内でペー
ジ全体の文字フォント,イメージ(図形,グラフ等)等
を編集して印刷するレーザプリンタ等の画像記録装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】レーザビームプリンタ等の画像記録装置
(汎用プリンタ)は、汎用コンピュータシステムの出力
装置として使用されている。汎用プリンタは、大別して
コントローラとプリンタエンジンよりなり、コントロー
ラは、汎用コンピュータシステムから送られる印刷デー
タを受信して、文字フォント等の画像情報を編集してペ
ージメモリ内に記憶し、この編集された画像情報をビデ
オ信号に変換してプリンタエンジンに送る機能を有す
る。一方、プリンタエンジンは、コントローラから送ら
れてきたビデオ信号をレーザ光(レーザ駆動信号)に変
調して、このレーザ光で感光ドラム上に静電潜像を形成
して印刷する機能を有する。汎用コンピュータシステム
では、印刷プログラムが実行され、文字フォントやイメ
ージの印刷データを作成してコントローラ8へ送信す
る。一般に、ユーザは低解像度の印刷プログラムを数多
く作成し、資産として保管している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】パーソナルコンピュー
タ用の印刷装置として急速に普及している低速レーザビ
ームプリンタは、より高品位の印刷を行うことを目的に
印刷の高密度画素化がはかられている。しかし、1頁/
秒以上の印刷能力のある高速プリンタでは、印刷品質よ
りも多くの文字を短時間で印刷できる能力を重視してい
るため、一般に240dpiの低解像度のプリンタが多
い。この低解像度プリンタで文字やイメージを印刷する
と、特に画像輪郭の傾斜部分にぎざぎざ(階段状の段
差)が発生し高品位印刷にならないだけでなく、人間の
目の疲れの原因にもなるという欠点があった。このぎざ
ぎざを取るには、コントローラとプリンタエンジンの解
像度を上げ、その解像度に対応した文字やイメージのデ
ータを持てばよいが、例えば480dpiの解像度にす
れば、コントローラが必要とするページメモリは、24
0dpiの4倍になるので、メモリの費用がかさむ。ま
た、文字の展開時間もより多くかかることになり、処理
能力の低下を招く。さらに、ユーザが資産として保管し
ている240dpiで作成された印刷プログラムを実行
して印刷すると、印刷すべき文字やイメージを構成して
いるドット数が240dpiに対応しているだけなの
で、印刷結果が小さくなってしまうという欠点もあっ
た。
【0004】本発明は以上の点に鑑みてなされ、従来か
らの資産である低品位プリンタ用(低解像度)の印刷プ
ログラムを変更しないで、簡易な付加的回路要素により
処理能力の低下を防止しつつ、画像情報を高品位プリン
タエンジンの解像度(高解像度)に変換し、且つ文字等
の輪郭の傾斜部のぎざぎざを平滑処理して印刷品質が良
質になる画像記録方法及びその装置を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、(a)
印刷用コントローラのページメモリ内で編集された画像
情報をビデオ信号に変換してプリンタ駆動部に送り、該
プリンタ駆動部が前記ビデオ信号を基に画像情報を印刷
する画像記録方式において、(b)編集した画像情報を
1画素につき縦,横2倍の画素密度に増倍して複数の画
素ラインにわたり先送り方式で順次記憶していき、
(c)先送りされた順に複数画素ラインの画素データを
所定数だけマトリクス化していくことで、そのマトリク
スの中心セルにきた画素データを順次印刷していくとと
もに、印刷に際して該中心セルの画素データに対して、
前記マトリクス中の画素データの白黒配列から該中心セ
ルの画素データが画像輪郭の傾斜部のぎざぎざ要因にな
る段差部の黒画素或いは白画素に相当するものかを判別
する論理式を適用して、ぎざぎざ要因である黒画素或い
は白画素に相当するものと判定された場合には、黒画素
を白画素に,白画素を黒画素に置き換えて印刷すること
を特徴とする。
【0006】
【作用】ページメモリ内で編集された文字フォントやイ
メージ等の画像情報をビデオ信号に変換してプリンタ駆
動部に送る過程において、まず、(b)の工程によっ
て、高密度化用のビデオ信号生成手段によって、画像情
報が1画素につき縦(副走査方向),横(主走査方向)
に2倍の画素密度(2×2の画素密度)に増倍される。
この増倍された画像情報が複数の画素ラインにわたり順
次,先送り方式で一時的に記憶されていき、(c)の工
程により先送りされた順に複数の画素ラインの画素デー
タが所定数だけマトリクス化される。上記の複数ライン
(画素ライン)にわたる画素データの一時記憶及び先送
りは、例えば、記憶容量の小さい先送りメモリとシフト
レジスタ等(後述の実施例では、図5に示す第1,第2
のメモリ30,31及び第1,第2のレジスタ32,3
3、図6に示すシフトレジスタ40,アンドゲート41
〜58、オアゲート61〜69がこれに相当する)で可
能であり、上記マトリクス形成も複数のシフトレジスタ
(後述の実施例では、図7に示すシフトレジスタ80〜
88がこれに相当する)により実行することが可能であ
る。
【0007】上記マトリクスの中心セルには、画素デー
タの先送りにより全ての画素データ(ビデオ信号が乗っ
た画素データ)が順番に来ることになるが、マトリクス
の中心セルにきた画素データをビデオ信号としてプリン
タ駆動部に送信すれば、ライン走査により全ての画像情
報(画素データ)が印刷されることになる。この印刷に
際しては、マトリクスの画素データ群の白黒配列に論理
式〔例えば、後述の実施例では、図15の(a),
(b)に右側に記される排他論理式がこれに相当する〕
を適用することで、マトリクスの中心セルの画素データ
が画像輪郭の傾斜部のぎざぎざ要因になる段差部の黒画
素或いは白画素に相当するものかを判別される。この判
別結果により、マトリクス中心セルの画素データが、画
像輪郭の傾斜部に相当するものでない場合には、そのま
ま、中心セルの画素データがビデオ信号(例えばレーザ
駆動信号)としてプリンタ駆動部に送られて、印刷され
る。これに対して、中心セルの画素データが、例えば画
像輪郭の傾斜部のぎざぎざ要因になる段差部の黒画素に
相当する場合〔例えば、図15(b)のマトリクス座標
のQ44参照;なお、図中の丸印は排他論理式に使用さ
れる画像データである〕には、その黒画素が白画素に置
換(反転)され、或いは白画素に相当する場合〔例え
ば、図15(a)のマトリクス座標のQ44参照〕に
は、その白画素が黒画素に置換されて、この置換後の画
素データがビデオ信号としてプリンタ駆動部に送られ、
印刷される。このようにして、画像情報の画素が高密度
化され、且つその画像の輪郭部にみられる傾斜部のぎざ
ぎざが平滑処理される。
【0008】
【実施例】本発明の一実施例を図面により説明する。図
1は本実施例に係るレーザビームプリンタ用の画像記録
装置の構成概要図である。図1において、汎用コンピュ
ータシステム1は、印刷プログラムを実行して、文字フ
ォントや罫線、図形等の印刷データを作成し、このデー
タがコントローラ8に送られる。コントローラ8は、イ
ンターフェース2、CPU3、RAM4、フォントメモ
リ5、ページメモリ6、高密度化のビデオ信号生成回路
7等を備え、汎用コンピュータシステム1から送られる
印刷データをインターフェイス2を介して受信して編集
し、ページメモリ6内に記憶する。
【0009】ユーザ資産の印刷プログラムでコントロー
ラ8のページメモリ6内に生成された画像情報の1ドッ
トは240dpiである。また、このページメモリ6内
の画像情報は、各ライン(主走査方向の画素ライン)毎
に2度読みされて、ビデオ信号生成回路7にて1画素に
つき縦,横ともに2倍、すなわち2×2の480dpi
の4画素の変換される。プリンタエンジン(プリンタ駆
動部)10は480dpiの画素データで変調されたビ
デオ信号VDOでレーザを駆動し、静電ドラム上に静電
潜像を形成し印刷する。図2(a)、図2(b)に24
0dpiのドットと480dpiの画素との関係を示
す。すなわち、図2の(a)は240dpiのドット、
(b)はそれを2×2の画素密度にした480dpiの
4画素を示す。
【0010】ここで、コントローラ8とプリンタエンジ
ン10との間に設けられた画素置換回路9について、図
4〜図12を用いて詳細に説明する。
【0011】画素置換回路9は、図4に示すように、そ
の主体たるマトリクス方式の画像輪郭検出・画素置換回
路15の他に、その前段に、メモリ制御回路11、第
1,第2のラインメモリ12,13、データセレクタ1
4及び図7のシフトレジスタ80〜88で構成されるマ
トリクス画像処理手段を備える。コントローラ8のビデ
オ信号生成回路7で画素密度が増倍された480dpi
の画素データであるビデオ信号VDOは、第1のライン
メモリ12,第2のラインメモリ13に先送り方式で順
次、記憶される。図5に示すように、第1のラインメモ
リ12は、メモリ30とレジスタ32で構成され、第2
のラインメモリ13はメモリ31とレジスタ33で構成
される。ラインメモリ12,13は高速のビデオ信号V
DOを記録するため、ビデオクロックVCLKの2クロ
ック分で画素データをリード/ライトする。また、ビデ
オクロックVCLKの2クロック分で画素データを順
次,一時的に記憶するため、偶数番目の画素データをラ
インメモリ12に、奇数番目の画素データをラインメモ
リ13に記憶する。
【0012】2系統のラインメモリ12,13を制御す
るメモリ制御回路11を図4に示す。メモリ制御回路1
1は、カウンタ20〜23及びレジスタ25,26から
構成される。カウンタ20〜23は、イネーブル信号が
“1”になるとビデオクロックVCLKをカウントし、
イネーブル信号ENBが“0”になるとリセットされ
る。カウンタ20〜23の最下位ビットの反転出力がラ
インメモリ12の制御信号AWEに、また、カウンタ2
0〜23の最下位ビットを除く他の出力がラインメモリ
12のアドレスA_ADR0〜11になり各画素ライン
(主走査方向画素ライン)の画素データ(各ラインの偶
数番目の画素データ)の先送り方式で記憶すべき順番を
表す。レジスタ25,26は、カウンタ20〜23の出
力をビデオクロックVCLKの1クロック分だけ遅延さ
せてラインメモリ2の制御信号BWEとそのアドレス信
号B_ADR0〜11(各ラインの奇数番目の画素デー
タの記憶すべき順番のアドレス)として出力する。
【0013】図11にメモリ制御回路11の一部の制御
信号の出力状態を示すタイミングチャートである。図9
はコントローラ8とプリンタエンジン10とのインター
フェースであるビームディテクト信号BD(BDセンサ
出力)とビデオ信号VDOとの関係を示す。ビームディ
テクト信号BDはレーザ駆動用の主走査方向同期信号で
ある。イネーブル信号ENBはビームディテクト信号B
Dにて生成され、イネーブル信号ENBが“1”のとき
にコントローラ8のビデオ信号生成回路7で生成された
ビデオ信号VDOの総画素数分、ビデオクロックVCL
Kが発振するように制御される。ビデオ信号生成回路7
で生成されたビデオ信号VDOはビデオクロックVCL
Kに同期している。しかし、BDセンサによる同期信号
発生から印刷開始位置までビデオ信号VDOは出力され
ない。
【0014】図10にラインメモリ12,13及びデー
タセレクタ14の一部の信号のタイミングチャートを示
す。ラインメモリ12におけるメモリ30は、AWE信
号が“1”のときリードサイクルになり、AWE信号が
“0”のときライトサイクルになる。リードサイクルで
は、図4に示すメモリ30のD0〜D7に記憶されてい
る画素データを出力する。ビデオ信号生成回路7で生成
されたビデオ信号VDOとメモリ30のD0〜D7の画
素データはBWE信号の立上りでレジスタ32にラッチ
されAWE信号が“0”のときにレジスタ32から出力
される。レジスタ32の出力Q0〜Q7はAWE信号の
立上りでメモリ30のD0〜D7に記憶される。ここ
で、メモリ30のD0は新しいビデオ信号VDOの偶数
番目の画素データが記憶される。また、メモリ30のD
0の画素データはメモリ30のD1に記憶される。同様
にD1の画素データはD2に、D2の画素データはD3
に、…と順にシフト(先送り)されながら記憶される。
ただし、D7の画素データはメモリ30に記憶されな
い。つまり、メモリ30のD0には前ラインの偶数番目
の画素データが、D1には前前ラインの偶数番目の画素
データが、…、…、D7には8ライン前の偶数番目の画
素データが記憶されていたことになる。
【0015】図4に示すメモリ31についてもメモリ3
0と同様に、BWE信号が“1”のときリードサイクル
になり、BWE信号が“0”のときにライトサイクルに
なる。リードサイクルではメモリ31のD0〜D7に記
憶されている画素データを出力する。ビデオ信号生成回
路7で生成されたビデオ信号VDOとメモリ31のD0
〜D7の画素データはAWE信号の立上りでレジスタ3
3にラッチされ、BWE信号が“0”のときにレジスタ
33から出力される。このレジスタ33の出力Q0〜Q
7はBWE信号の立上りでメモリ31のD0〜D7に記
録される。ここで、メモリ31のD0は、新しいビデオ
信号VDOの奇数番目の画素データが記憶される。また
メモリ31のD0の画素データはメモリ31のD1に記
憶される。同様にD1の画素データはD2に、D2の画
素データはD3に、……と順にシフトされながら記憶さ
れる。ただし、D7の画素データは、メモリ31に記憶
されない。つまり、メモリ31のD0には前ラインの奇
数番目の画素データが、D1には前前ラインの奇数番目
の画素データが、……、D7には8ライン前の奇数番目
の画素データが記憶されていたことになる。但し、パワ
ーオン時のメモリ30,31のD0〜D7には不定デー
タが記憶されている。
【0016】データセレクタ14を図6に示す。データ
セレクタ14は、A_D0〜A_D8,B_D0〜B_
D8に対応のアンドゲート41〜58と、オアゲート6
1〜69で構成され、ラインメモリ12に記憶されてい
る8ライン分の偶数番目の画素データとビデオ信号VD
OはAWE信号が“0”のときレジスタ3から読み出さ
れ、データセレクタ14の出力SD0〜SD8となる。
ラインメモリ13に記憶されている8ライン分の奇数番
目の画素データとビデオ信号VDOは、BWE信号が
“0”のときレジスタ33から読み出され、データセレ
クタ14の出力SD0〜SD8となる。図11からAW
E信号とBWE信号は交互に“0”になるので、データ
セレクタ14のSD0〜SD8には偶数番目と奇数番目
の8ライン分の画素データとビデオ信号VDOが読み出
され、再び連続した画素データ列として合成されたこと
になる。パワーオン時のメモリ30,31に記憶されて
いる不定データをマスキングするために、図12に示す
ようにシフトレジスタ40はリセット解除後に、イネー
ブル信号ENBが入力される度にEN0信号、EN1信
号、EN2信号、……と順々に“1”になる。EN0信
号〜EN8信号はそれぞれアンドゲート41〜58に接
続され、“0”のときラインメモリからの画素データを
マスクする。
【0017】以上のようにして、ビデオ信号生成回路8
で増倍された画像情報に対応の画素データが複数の画素
ラインにわたってパラレルに且つ各ラインごとに順番に
先送りされながら、この先送りされた順にマトリクス方
式の画像輪郭検出・画素置換回路15に送信される。画
像輪郭検出・画素置換回路15は、図7に示すようにシ
フトレジスタ80〜88と論理回路89とで構成されて
いる。データセレクタ14で再度合成された複数ライン
の画素データ列SD0〜SD8はシフトレジスタ80〜
88(マトリクス画像処理回路)に入力される。シフト
レジスタ80〜88は、ビデオクロックVCLKで各ラ
イン(計9ライン)の画素データ列SD0〜SD8をQ
×0,Q×1,Q×3,…と順番に先送りし、先送りさ
れた順に論理回路89が各ラインの画素データを所定数
だけマトリクス化していく。図8にこの9×9セルのマ
トリクスを示す。なお、シフトレジスタ80〜88の出
力信号Q0〜Q88はイネーブル信号ENBが“0”の
ときクリアされる。
【0018】図8に示すマトリクスの中心セルQ44に
は、全ての画素データが順番に来ることになるが、この
中心セルにきた画素データをビデオ信号(レーザ駆動信
号LD)に変換してプリンタエンジン10に送信すれ
ば、ライン走査により全ての画像情報(画素データ)が
印刷されることになる。この印刷に際しては、論理回路
89を介してマトリクス中の画素データの白黒配列に論
理式を適用することで、マトリクスの中心セルの画素デ
ータが画像輪郭の傾斜部のぎざぎざ要因になる段差部の
黒画素或いは白画素(黒画素に隣接する白画素)に相当
するものかを判別される。この判別結果により、中心セ
ルの画素データが、画像輪郭の傾斜部に相当するもので
ない場合には、中心セルの画像データが画像情報信号を
基にそのままビデオ信号としてプリンタエンジン10に
出力される。これに対して、中心セルの画素データが、
例えば画像輪郭の傾斜部のぎざぎざ要因になる段差部の
黒画素に相当する場合には、図14(b)に示すよう
に、その黒画素が白画素に置換(反転)された印刷信号
に変換され、或いは白画素に相当する場合には、図14
(a)に示すようにその白画素が黒画素に置換された印
刷信号に変換されて、プリンタエンジン10に出力され
る。ここで、「網かけ」のセルは黒画素を、白抜きのセ
ルは白画素を表す。その他のセルは、黒,白を問わな
い。
【0019】図15(a),(b)は論理回路89に定
義した論理式の一例である。この排他論理式は、ページ
メモリ6内に展開された240dpiのドットをビデオ
信号生成回路7にて2×2の480dpiの4画素に変
換して表すため、図15(a)の例では、Q53、Q5
4、Q43が黒画素で、Q44が白画素であるから、Q
53はQ62とQ63とQ52の画素と一緒に本来の2
40dpiの黒ドット(黒画素データ)を表す。同様に
Q54は、Q64とQ65とQ55の画素と一緒に、Q
43は、Q42とQ32とQ33の画素と一緒に本来の
240dpiの黒ドットを表す。また、Q44はQ45
とQ34とQ35の画素と一緒に本来の240dpiの
白ドットを表す。
【0020】図15(b)の例では、Q44が黒画素
で、Q45、Q34、Q35が白画素であるから、Q4
4は、Q53とQ54とQ43の画素と一緒に本来の2
40dpiの黒ドットを表す。また、Q45は、Q55
とQ56とQ46の画素と一緒に本来の240dpiの
白ドットを表す。同様にQ34はQ33とQ23とQ2
4の画素と一緒に、Q35はQ36とQ25とQ26の
画素と一緒に本来の白ドットを表す。このように必ず4
つのセルの画素で本来の黒や白ドットを表すため、4つ
のセルの画素を1つのセルの画素データに集約すること
ができ、図15(a)、(b)に示すように論理式は簡
略することができる。図15(a)の論理式の()内は
マトリクスの中心セルQ44が画像輪郭の傾斜部のぎざ
ぎざ要因となる黒画素に隣接する白画素であるかを検出
する。その検出結果とマトリクスの中心セルQ44との
排他論理をとることにより、マトリクスの中心セルQ4
4が白画素のとき黒画素に置換する。図15(b)の論
理式の()内はマトリクスの中心セルQ44が画像輪郭
の傾斜部のぎざぎざ要因となる黒画素であるかを検出す
る。その検出結果とマトリクスの中心セルQ44との排
他論理をとることにより、マトリクスの中心セルQ44
が黒画素のとき白画素に置換する。図15(a),
(b)のマトリクスの画素パターンを中心セルQ44を
軸に90度、180度、270度回転した画素パターン
とそれらの画素パターンの鏡像も論理回路89に定義し
た。論理回路89は定義した論理式とマトリクスの画素
パターンが一致すれば、中心セルQ44を置換した画素
データ(ビデオ信号)をレーザ駆動信号(印刷信号)に
変調する。また、論理式とマトリクスの画素パターンが
一致しなければ、中心セルQ44がぎざぎざ要因ではな
いので、既述のように、中心セルの画素データを置換し
ないで、該画素データ(ビデオ信号)をそのままレーザ
駆動信号に変調する。このような、画素置換回路9を用
いて印刷すると、論理回路89で置換変調されるのはマ
トリクスの中心セル44であるため、ビデオ信号生成回
路7で変調されたビデオ信号VDOからレーザの主走査
方向に4画素遅れ、かつ副走査方向に4画素遅れる。こ
の印刷のずれを補正するには、コントローラ8の印刷開
始位置を計算するプログラムにずれ量を減算すればよ
い。
【0021】図13(a−1)、(b−1)、(c−
1)は、ユーザ資産である印刷プログラムでページメモ
リ6内に展開された斜線の画像情報を低品位(低解像
度)のプリンタで印刷した結果のイメージを表す。図1
3(a−2)、(b−2)、(c−2)はユーザ資産で
ある印刷プログラムでページメモリ6内に展開された斜
線の画像情報をビデオ信号生成回路7で縦,横に2倍化
し、本発明の画素置換回路9が実装されていなく、かつ
4画素で本来の1画像情報を印刷するプリンタでの印刷
結果のイメージ図を表す。また、図13(a−3)、
(b−3)、(c−3)はユーザ資産である印刷プログ
ラムでページメモリ6内に展開された斜線の画像情報を
ビデオ信号生成回路7で縦,横に2倍化し、本発明の画
素置換回路9が実装されていて、且つ、4画素で本来の
1画像情報を印刷する印刷装置での印刷結果のイメージ
図で、図13(a−1)、(b−1)、(c−3)、図
13(a−2)、(b−2)、(c−2)に較べて斜線
の階段状の段差(ぎざぎざ)が無くなり滑らかな印刷結
果となっている。さらに、論理回路89に定義した論理
式をもとに画像たる文字「M」を補間すると図17のよ
うに文字の輪郭の傾斜部のぎざぎざ、すなわち階段状の
段差が無くなり、図16の補完前のものに比べて滑らか
な高品位の印刷結果を得ることができた。
【0022】本実施例によれば、 (イ)従来からの資産である低品位プリンタ用の印刷プ
ログラムを変更しないで、簡易な付加的回路要素(低容
量のラインメモリ,シフトレジスタ等)を用いて画像情
報を高品位プリンタエンジンの解像度に変換して、高品
位な印刷を低コストで可能にする。 (ロ)また、画像情報をコントローラからプリンタエン
ジンに伝送する過程で順次,画像情報を画素置換回路で
高密度画素化及び平滑処理していくので、画像処理時間
の低下を極力なくしつつ、高密度画素化及び平滑処理を
実現することができる。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、既述した発明の作用か
らも明らかなように、従来からの資産である低品位プリ
ンタ(低解像度)用の印刷プログラムを変更しないで、
簡易な付加的回路要素により処理能力の低下を防止しつ
つ、画像情報を高品位プリンタエンジンの解像度(高解
像度)に変換し、且つ文字等の輪郭の傾斜部のぎざぎざ
を平滑処理して印刷品質が良質になる画像記録を実現す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係る構成全体の概要を示
すブロック図である。
【図2】 (a)は本来の画素情報である240dpi
のドットを示し、(b)は上記の240dpiを480
dpiの画素密度に増大させた2×2ドットを示す説明
図である。
【図3】 上記実施例に用いる画素置換回路を示す説明
図である。
【図4】 上記実施例に用いるメモリ制御回路を示す説
明図である。
【図5】 上記実施例に用いるラインメモリの構成を示
す説明図である。
【図6】 上記実施例に用いるデータセレクタの構成を
示す説明図である。
【図7】 上記実施例に用いる画素置換回路の要部を示
す説明図である。
【図8】 上記画素置換回路で形成したマトリクスを示
す説明図である。
【図9】 上記実施例の回路動作を示すタイミングチャ
ートである。
【図10】 上記実施例の回路動作を示すタイミングチ
ャートである。
【図11】 上記実施例の回路動作を示すタイミングチ
ャートである。
【図12】 上記実施例の回路動作を示すタイミングチ
ャートである。
【図13】 (a−1)(b−1)(c−1)は240
dpiを用いた画像の斜線を示し、(a−2)(b−
2)(c−2)はそれを480dpiの画素密度に変換
した斜線を示し、(a−3)(b−3)(c−3)はそ
れをさらに平滑処理した斜線を示す説明図である。
【図14】 画像輪郭の傾斜部のぎざぎざを平滑処理す
る説明図である。
【図15】 画像輪郭の傾斜部のぎざぎざを平滑処理す
るための論理式を示す説明図である。
【図16】 480dpiの文字「M」を平滑処理しな
い場合の状態を示す説明図である。
【図17】 480dpiの文字「M」を平滑処理した
場合の状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1…汎用コンピュータシステム、2…インターフェー
ス、3…CPU、4…RAM、5…フォントメモリ、6
…ページメモリ、7…ビデオ信号生成手段、8…コント
ローラ、9…画素置換回路、10…プリンタエンジン
(プリンタ駆動部)、11…メモリ制御回路、12,1
3…ラインメモリ、14…データセレクタ、15…画像
輪郭検出・画素置換回路、20〜23…カウンタ、24
…インバータ、25〜26…レジスタ、30,31…メ
モリ、32,33…レジスタ、40…シフトレジスタ、
41〜58…エンドゲート、59〜60…インバータ、
61〜69…オアゲート、80〜88…シフトレジスタ
(マトリクス画像処理手段)、89…論理回路。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】印刷用コントローラのページメモリ内で編
    集された画像情報をビデオ信号に変換してプリンタ駆動
    部に送り、該プリンタ駆動部が前記ビデオ信号を基に画
    像情報を印刷する画像記録方法において、 編集した画像情報を1画素につき縦,横2倍の画素密度
    に増倍して複数の画素ラインにわたり先送り方式で順次
    記憶していき、先送りされた順に複数画素ラインの画素
    データを所定数だけマトリクス化していくことで、その
    マトリクスの中心セルにきた画素データを順次印刷して
    いくと共に、印刷に際して該中心セルの画素データに対
    して、前記マトリクス中の画素データの白黒配列から該
    中心セルの画素データが画像輪郭の傾斜部のぎざぎざ要
    因になる段差部の黒画素或いは白画素に相当するものか
    を判別する論理式を適用して、ぎざぎざ要因である黒画
    素或いは白画素に相当するものと判定された場合には、
    黒画素を白画素に,白画素を黒画素に置き換えて印刷す
    ることを特徴とする画像記録方法。
  2. 【請求項2】印刷用コントローラのページメモリ内で編
    集された画像情報をビデオ信号に変換してプリンタ駆動
    部に送り、該プリンタ駆動部が前記ビデオ信号を基に画
    像情報を印刷するようにした画像記録装置において、 前記ページメモリ内で編集した画像情報を1画素につき
    縦,横2倍の画素密度に増倍されたビデオ信号に変換す
    るビデオ信号生成手段と、 増倍された画素データを複数の画素ラインにわたってパ
    ラレルに且つ各ラインごとに順番に先送りしながら、こ
    の先送りされた順に複数画素ライン画素データを所定数
    だけマトリクス化していくマトリクス画像処理手段と、 そのマトリクスの中心セルにきた画素データに対応のビ
    デオ信号をプリンタ駆動部に出力するとともに、該中心
    セルの画素データに対して、前記マトリクス中の画素デ
    ータの白黒配列から該中心セルの画素データが画像輪郭
    の傾斜部のぎざぎざ要因になる段差部の黒画素或いは白
    画素に相当するものかを判別する論理式を適用して、ぎ
    ざぎざ要因である黒画素或いは白画素に相当するものと
    判別されると、黒画素を白画素に,白画素を黒画素に置
    き換えたビデオ信号に変換して出力する画素置換手段と
    を備えてなることを特徴とする画像記録装置。
  3. 【請求項3】前記マトリクス画像処理手段は、画素密度
    が増倍されたビデオ信号を複数の画素ライン分だけ先送
    り方式で順次記憶していくラインメモリと、先送りされ
    た順に複数列の前記画素データを所定数だけマトリクス
    化していくシフトレジスト群とよりなり、 前記画素置換手段は、前記マトリクスの中心セルにきた
    画素データに対して、前記マトリクス中の画素データの
    白黒配列に所定の排他論理式を適用して該中心セルの画
    素データが画像輪郭の傾斜部のぎざぎざ要因になる段差
    部の黒画素或いは白画素に相当するものかを判別する論
    理回路と備えてなる請求項2記載の画像記録装置。
JP7119818A 1995-05-18 1995-05-18 画像記録方法及び装置 Withdrawn JPH08310057A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19821219C2 (de) * 1997-05-12 2000-12-28 Hitachi Ltd Druckervorrichtung
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US8913833B2 (en) 2006-05-08 2014-12-16 Fuji Xerox Co., Ltd. Image processing apparatus, image enlarging apparatus, image coding apparatus, image decoding apparatus, image processing system and medium storing program

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