JPH08232353A - 共同住宅 - Google Patents
共同住宅Info
- Publication number
- JPH08232353A JPH08232353A JP3674295A JP3674295A JPH08232353A JP H08232353 A JPH08232353 A JP H08232353A JP 3674295 A JP3674295 A JP 3674295A JP 3674295 A JP3674295 A JP 3674295A JP H08232353 A JPH08232353 A JP H08232353A
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- JP
- Japan
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- buildings
- building
- apartment house
- joint
- apartment
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Abstract
(57)【要約】
【目的】設計が容易に行えるうえ、敷地面積の有効利用
率が損なわれない共同住宅の提供。 【構成】並べて建築された複数の建物3,4を有すると
ともに、耐火性および可撓性を有するジョイント30で建
物3,4の外壁を相互に接続し、複数の住戸5,7を備
えた共同住宅1を構成する。各建物3,4は独立構造と
なるので、必要な数だけ建物3と同一構造の建物を建築
すれば、共同住宅1の大きさにかかわらず、構造計算は
建物3について一回行うだけですみ、共同住宅1の設計
が容易となるうえ、ジョイント30は耐火性を有するた
め、各建物3,4の対向する面に、外壁を設ける必要が
なくなるので、敷地面積の有効利用率を損なうことがな
い。
率が損なわれない共同住宅の提供。 【構成】並べて建築された複数の建物3,4を有すると
ともに、耐火性および可撓性を有するジョイント30で建
物3,4の外壁を相互に接続し、複数の住戸5,7を備
えた共同住宅1を構成する。各建物3,4は独立構造と
なるので、必要な数だけ建物3と同一構造の建物を建築
すれば、共同住宅1の大きさにかかわらず、構造計算は
建物3について一回行うだけですみ、共同住宅1の設計
が容易となるうえ、ジョイント30は耐火性を有するた
め、各建物3,4の対向する面に、外壁を設ける必要が
なくなるので、敷地面積の有効利用率を損なうことがな
い。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、共同住宅に係り、複数
の住戸が設けられたアパートやマンションに利用でき
る。
の住戸が設けられたアパートやマンションに利用でき
る。
【0002】
【背景技術】従来より、複数の住戸を備えた共同住宅が
利用されている。共同住宅は、一つの建物の内部を界壁
で仕切ることにより、内部に複数の住戸を形成したもの
である。このような共同住宅によれば、屋根、外壁およ
び基礎を共用できるので、一戸建ての住宅を複数建築す
るよりも、敷地面積を有効活用できる。
利用されている。共同住宅は、一つの建物の内部を界壁
で仕切ることにより、内部に複数の住戸を形成したもの
である。このような共同住宅によれば、屋根、外壁およ
び基礎を共用できるので、一戸建ての住宅を複数建築す
るよりも、敷地面積を有効活用できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
共同住宅では、住戸の間取りが同一であっても、住戸の
数によって建物の大きさが異なり、大きさが異なる建物
毎に構造計算を行う必要があるので、その設計が煩雑と
なるという問題がある。この問題は、予め所定数の住戸
を備えた建物を設計しておき、この設計済みの建物を必
要に応じた数だけ連続させて建築することにより、解消
できる。しかし、複数の建物を建築したのでは、各建物
に屋根、外壁および基礎を設ける必要があり、特に、隣
接する建物の対向する面にそれぞれ外壁が設けられてい
るので、敷地面積の有効利用率が損なわれるという問題
が生じる。
共同住宅では、住戸の間取りが同一であっても、住戸の
数によって建物の大きさが異なり、大きさが異なる建物
毎に構造計算を行う必要があるので、その設計が煩雑と
なるという問題がある。この問題は、予め所定数の住戸
を備えた建物を設計しておき、この設計済みの建物を必
要に応じた数だけ連続させて建築することにより、解消
できる。しかし、複数の建物を建築したのでは、各建物
に屋根、外壁および基礎を設ける必要があり、特に、隣
接する建物の対向する面にそれぞれ外壁が設けられてい
るので、敷地面積の有効利用率が損なわれるという問題
が生じる。
【0004】本発明の目的は、設計が容易に行えるう
え、敷地面積の有効利用率が損なわれない共同住宅を提
供することにある。
え、敷地面積の有効利用率が損なわれない共同住宅を提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の住戸を
備えた共同住宅であって、並べて建築された複数の建物
を有するとともに、耐火性および可撓性を有するジョイ
ントで各建物の外壁を相互に接続したことを特徴とす
る。以上において、前記建物の各々は、工場で製造され
た建物ユニットを建築現場で相互に接合して組み立てら
れたユニット式建物であり、かつ、これらの建物は、一
つの共通した基礎の上に構築されていることが望まし
い。また、前記各建物の境界が各住戸の境界とされ、こ
れらの建物の境界部分に各住戸を仕切る界壁が形成され
ていることが好ましい。さらに、前記ジョイントは、断
面コ字状にされた金属板からなるとともに、そのコ字の
背側が屋外に向いて配置される本体と、この本体の開口
の内部に詰められた軟質耐火材とを備えていることが望
ましい。
備えた共同住宅であって、並べて建築された複数の建物
を有するとともに、耐火性および可撓性を有するジョイ
ントで各建物の外壁を相互に接続したことを特徴とす
る。以上において、前記建物の各々は、工場で製造され
た建物ユニットを建築現場で相互に接合して組み立てら
れたユニット式建物であり、かつ、これらの建物は、一
つの共通した基礎の上に構築されていることが望まし
い。また、前記各建物の境界が各住戸の境界とされ、こ
れらの建物の境界部分に各住戸を仕切る界壁が形成され
ていることが好ましい。さらに、前記ジョイントは、断
面コ字状にされた金属板からなるとともに、そのコ字の
背側が屋外に向いて配置される本体と、この本体の開口
の内部に詰められた軟質耐火材とを備えていることが望
ましい。
【0006】
【作用】このような本発明では、共同住宅を構成する複
数の建物を接続するジョイントは、可撓性を有するもの
であるので、各建物は、構造的には独立している。この
ため、共同住宅を構成する建物を同一構造とし、住戸数
に応じて同じ建物を複数建築するようにすれば、当該建
物の構造計算を一回行うだけですみ、共同住宅の大きさ
が異なっても新たに共同住宅全体の構造計算を行う必要
がなくなり、共同住宅の設計が容易となる。また、前記
ジョイントは、耐火性を有するため、このジョイントで
接続された外壁の内部は、屋外と隔離された室内空間と
なり、隣接する各建物の対向する面に、外壁を設ける必
要がなくなるので、敷地面積の有効利用率を損なうこと
がなくなり、これらにより前記目的が達成される。
数の建物を接続するジョイントは、可撓性を有するもの
であるので、各建物は、構造的には独立している。この
ため、共同住宅を構成する建物を同一構造とし、住戸数
に応じて同じ建物を複数建築するようにすれば、当該建
物の構造計算を一回行うだけですみ、共同住宅の大きさ
が異なっても新たに共同住宅全体の構造計算を行う必要
がなくなり、共同住宅の設計が容易となる。また、前記
ジョイントは、耐火性を有するため、このジョイントで
接続された外壁の内部は、屋外と隔離された室内空間と
なり、隣接する各建物の対向する面に、外壁を設ける必
要がなくなるので、敷地面積の有効利用率を損なうこと
がなくなり、これらにより前記目的が達成される。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1には、本実施例の共同住宅1が示されてい
る。この共同住宅1は、一つの基礎2の上に構築された
二階建ての建物3,4を有するものである。共同住宅1
の一階および二階には、複数の住戸5〜8が設けられて
いる。このうち住戸5,6は、建物3側に設けられ、住
戸7,8は、建物4側に設けられている。なお、建物4
の図中左側の側面には、二階との昇降に用いられる階段
9が設けられている。共同住宅1の基礎2は、図2に示
されるように、共同住宅1の外周縁に沿って設けられた
周縁基礎部2Aと、この周縁基礎部2Aの一対の長辺の中間
部分を連結する中間基礎部2Bとを有するものとなってい
る。建物3,4は、基礎2の上に複数の建物ユニット10
を載置するとともに、これらの建物ユニット10を相互に
接合して建築されたユニット式建物である。なお、建物
3,4の屋根は、屋根ジョイント材1Aで相互に接続され
ている。この屋根ジョイント材1Aは、可撓性のある金属
板等で形成されたものである。
明する。図1には、本実施例の共同住宅1が示されてい
る。この共同住宅1は、一つの基礎2の上に構築された
二階建ての建物3,4を有するものである。共同住宅1
の一階および二階には、複数の住戸5〜8が設けられて
いる。このうち住戸5,6は、建物3側に設けられ、住
戸7,8は、建物4側に設けられている。なお、建物4
の図中左側の側面には、二階との昇降に用いられる階段
9が設けられている。共同住宅1の基礎2は、図2に示
されるように、共同住宅1の外周縁に沿って設けられた
周縁基礎部2Aと、この周縁基礎部2Aの一対の長辺の中間
部分を連結する中間基礎部2Bとを有するものとなってい
る。建物3,4は、基礎2の上に複数の建物ユニット10
を載置するとともに、これらの建物ユニット10を相互に
接合して建築されたユニット式建物である。なお、建物
3,4の屋根は、屋根ジョイント材1Aで相互に接続され
ている。この屋根ジョイント材1Aは、可撓性のある金属
板等で形成されたものである。
【0008】建物ユニット10は、図3にも示されるよう
に、四隅に配置された柱11の上端および下端をそれぞれ
長辺梁12および短辺梁13で連結した六面体状のフレーム
14を有するものである。建物ユニット10の外壁部分に
は、建物ユニット10の側面に沿った平板状の外壁材15
と、建物ユニット10の角部に沿った断面L字形状の外壁
材16とが取付けられている。建物3および建物4の隣接
配置された建物ユニット10は、同一建物内に隣接配置さ
れた建物ユニット10の柱間隔S1よりも拡大された柱間隔
S2をあけて配置されている。なお、外壁材15, 16は、軽
量気泡コンクリート等の耐火性を有する厚手の外壁材で
ある。また、建物ユニット10の柱間隔S1は、100mm程
度に設定される。このような建物3,4の一階部分に
は、建物3側の住戸5および建物4側の住戸7の間に界
壁20が設けられ、建物3側の外壁の端部および建物4側
の外壁の端部を相互に接続するジョイント30が設けられ
ている。建物3,4の二階部分にも、一階部分と同様
に、図示しない界壁およびジョイントが設けられてい
る。二階部分の界壁およびジョイントは、一階部分の界
壁20およびジョイント30と同様であるので、説明は省略
する。
に、四隅に配置された柱11の上端および下端をそれぞれ
長辺梁12および短辺梁13で連結した六面体状のフレーム
14を有するものである。建物ユニット10の外壁部分に
は、建物ユニット10の側面に沿った平板状の外壁材15
と、建物ユニット10の角部に沿った断面L字形状の外壁
材16とが取付けられている。建物3および建物4の隣接
配置された建物ユニット10は、同一建物内に隣接配置さ
れた建物ユニット10の柱間隔S1よりも拡大された柱間隔
S2をあけて配置されている。なお、外壁材15, 16は、軽
量気泡コンクリート等の耐火性を有する厚手の外壁材で
ある。また、建物ユニット10の柱間隔S1は、100mm程
度に設定される。このような建物3,4の一階部分に
は、建物3側の住戸5および建物4側の住戸7の間に界
壁20が設けられ、建物3側の外壁の端部および建物4側
の外壁の端部を相互に接続するジョイント30が設けられ
ている。建物3,4の二階部分にも、一階部分と同様
に、図示しない界壁およびジョイントが設けられてい
る。二階部分の界壁およびジョイントは、一階部分の界
壁20およびジョイント30と同様であるので、説明は省略
する。
【0009】界壁20は、建物ユニット10の短辺側の柱11
の間に設けられた壁である。界壁20には、縦桟21A 等の
下地フレームを介して建物ユニット10側に固定された一
対の耐火面材21と、これらの耐火面材21の間に配置され
たグラスウール等の遮音材22とが設けられている。界壁
20の耐火面材21は、同一の石膏ボードを二枚重ね合わせ
たものである。耐火面材21の屋外側の端部は、外壁部分
に配置された柱11を覆う耐火被覆材23に当接している。
耐火面材21の屋内側の端部は、室内側に配置された柱11
を覆う断面L字形状の耐火被覆材24に当接している。耐
火被覆材23, 24は、珪酸カルシウム板または石膏ボード
等の硬質耐火面材である。異なる建物ユニット10の隣接
する柱11をそれぞれ覆う耐火被覆材24は、建物ユニット
10にまたがって配置される耐火被覆材25により接続され
るようになっている。耐火被覆材25は、耐火被覆材23,
24と同じ材質のものである。これらの耐火被覆材23〜25
により、隣接する建物ユニット10の耐火面材21が相互に
接続され、かつ、対向する一対の外壁材15の間に、外観
上連続した壁が形成されるようになっている。
の間に設けられた壁である。界壁20には、縦桟21A 等の
下地フレームを介して建物ユニット10側に固定された一
対の耐火面材21と、これらの耐火面材21の間に配置され
たグラスウール等の遮音材22とが設けられている。界壁
20の耐火面材21は、同一の石膏ボードを二枚重ね合わせ
たものである。耐火面材21の屋外側の端部は、外壁部分
に配置された柱11を覆う耐火被覆材23に当接している。
耐火面材21の屋内側の端部は、室内側に配置された柱11
を覆う断面L字形状の耐火被覆材24に当接している。耐
火被覆材23, 24は、珪酸カルシウム板または石膏ボード
等の硬質耐火面材である。異なる建物ユニット10の隣接
する柱11をそれぞれ覆う耐火被覆材24は、建物ユニット
10にまたがって配置される耐火被覆材25により接続され
るようになっている。耐火被覆材25は、耐火被覆材23,
24と同じ材質のものである。これらの耐火被覆材23〜25
により、隣接する建物ユニット10の耐火面材21が相互に
接続され、かつ、対向する一対の外壁材15の間に、外観
上連続した壁が形成されるようになっている。
【0010】ジョイント30は、図4に示されるように、
断面コ字状の金属板からなる本体31と、この本体31の開
口の内部に詰められたロックウールやガラス繊維等の綿
状の軟質耐火材32とを有するものであり、耐火性および
可撓性を備えている。なお、本体31としては、充分な可
撓性が得られる鋼板製のもの等が採用できる。ジョイン
ト30の本体31は、そのコ字の背側の側面が屋外に向いて
配置されている。本体31の当該側面には、断面L字形状
の外壁材16の端部が当接されている。これにより、界壁
20の内部は、屋外側から熱的に遮断され、界壁20の内部
に屋外側で発生した火災の炎等が入り込めないようにな
っている。本体31のコ字の両辺は、充分な延出長を有
し、端部が容易に変形するようになっている。本体31の
コ字の端部は、ブラケット33を介して縦桟21A に固定さ
れている。これにより、建物3,4は、構造的に独立
し、地震等があっても別個に振動するようになってい
る。
断面コ字状の金属板からなる本体31と、この本体31の開
口の内部に詰められたロックウールやガラス繊維等の綿
状の軟質耐火材32とを有するものであり、耐火性および
可撓性を備えている。なお、本体31としては、充分な可
撓性が得られる鋼板製のもの等が採用できる。ジョイン
ト30の本体31は、そのコ字の背側の側面が屋外に向いて
配置されている。本体31の当該側面には、断面L字形状
の外壁材16の端部が当接されている。これにより、界壁
20の内部は、屋外側から熱的に遮断され、界壁20の内部
に屋外側で発生した火災の炎等が入り込めないようにな
っている。本体31のコ字の両辺は、充分な延出長を有
し、端部が容易に変形するようになっている。本体31の
コ字の端部は、ブラケット33を介して縦桟21A に固定さ
れている。これにより、建物3,4は、構造的に独立
し、地震等があっても別個に振動するようになってい
る。
【0011】前述のような本実施例によれば、次のよう
な効果がある。すなわち、共同住宅1を構成する複数の
建物3,4を、可撓性のあるジョイント30で接続したの
で、各建物3,4は、構造的には独立する。このため、
共同住宅1を構成する建物3,4を同一構造とし、住戸
数に応じて建物3,4と同じ建物を複数建築すれば、当
該建物3,4の構造計算は一回行うだけですみ、共同住
宅1の大きさが異なっても新たに共同住宅全体の構造計
算を行う必要がなくなり、共同住宅1の設計を容易とで
きる。
な効果がある。すなわち、共同住宅1を構成する複数の
建物3,4を、可撓性のあるジョイント30で接続したの
で、各建物3,4は、構造的には独立する。このため、
共同住宅1を構成する建物3,4を同一構造とし、住戸
数に応じて建物3,4と同じ建物を複数建築すれば、当
該建物3,4の構造計算は一回行うだけですみ、共同住
宅1の大きさが異なっても新たに共同住宅全体の構造計
算を行う必要がなくなり、共同住宅1の設計を容易とで
きる。
【0012】また、ジョイント30は、耐火性を有するた
め、このジョイント30で接続された外壁材16の内部は、
屋外と隔離された室内空間となり、隣接する各建物3,
4の対向する面には、石膏ボード等の薄い耐火面材21で
界壁20を構成すればよく、従来のように厚い外壁を設け
る必要がなくなるので、敷地面積の有効利用率を向上で
きるうえ、加工の容易な薄い耐火面材21で界壁20を構成
するので、建物ユニット10の製造効率を向上でき、高価
な外壁材を省略できることとあいまって、建物ユニット
10のコストを低減できる。
め、このジョイント30で接続された外壁材16の内部は、
屋外と隔離された室内空間となり、隣接する各建物3,
4の対向する面には、石膏ボード等の薄い耐火面材21で
界壁20を構成すればよく、従来のように厚い外壁を設け
る必要がなくなるので、敷地面積の有効利用率を向上で
きるうえ、加工の容易な薄い耐火面材21で界壁20を構成
するので、建物ユニット10の製造効率を向上でき、高価
な外壁材を省略できることとあいまって、建物ユニット
10のコストを低減できる。
【0013】さらに、断面コ字形状にされた金属製の本
体31と、この本体31のコ字の内部に詰められたロックウ
ール等の綿状の軟質耐火材32とからジョイント30を形成
したことから、ジョイント30に充分な耐火性が付与さ
れ、このジョイント30で建物3,4の外壁同士を接続し
たので、建物3,4の境界に設けられた界壁20の内部と
屋外側とが熱的に遮断され、界壁20の内部に屋外側で発
生した火災の炎等が入り込めなくなり、建物3,4に充
分な防火性を確保することができる。
体31と、この本体31のコ字の内部に詰められたロックウ
ール等の綿状の軟質耐火材32とからジョイント30を形成
したことから、ジョイント30に充分な耐火性が付与さ
れ、このジョイント30で建物3,4の外壁同士を接続し
たので、建物3,4の境界に設けられた界壁20の内部と
屋外側とが熱的に遮断され、界壁20の内部に屋外側で発
生した火災の炎等が入り込めなくなり、建物3,4に充
分な防火性を確保することができる。
【0014】以上、本発明について好適な実施例を挙げ
て説明したが、本発明は、この実施例に限られるもので
なく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の改
良並びに設計の変更が可能である。例えば、建物の配列
は、一直線上の配列に限らず、雁行あるいはジグザグ状
に配列してもよく、複数の建物が隣接していれば、任意
の配列が可能である。
て説明したが、本発明は、この実施例に限られるもので
なく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の改
良並びに設計の変更が可能である。例えば、建物の配列
は、一直線上の配列に限らず、雁行あるいはジグザグ状
に配列してもよく、複数の建物が隣接していれば、任意
の配列が可能である。
【0015】また、建物としては、工場で製造した複数
の建物ユニットを建築現場で組み立てるユニット式建物
に限らず、建築現場で殆どすべての作業を行う一般工法
で建築された建物でもよい。
の建物ユニットを建築現場で組み立てるユニット式建物
に限らず、建築現場で殆どすべての作業を行う一般工法
で建築された建物でもよい。
【0016】さらに、建物は、二階建てに限らず、平屋
や三階建でもよい。また、建物の屋根は、屋根面が水平
な陸屋根に限らず、屋根面が傾斜した切妻屋根や入母屋
屋根でもよく、屋根の形式は実施にあたり適宜選択でき
る。
や三階建でもよい。また、建物の屋根は、屋根面が水平
な陸屋根に限らず、屋根面が傾斜した切妻屋根や入母屋
屋根でもよく、屋根の形式は実施にあたり適宜選択でき
る。
【0017】
【発明の効果】前述のように本発明によれば、設計を容
易とできるうえ、敷地面積の有効利用率を向上できる。
易とできるうえ、敷地面積の有効利用率を向上できる。
【図1】本発明の一実施例の共同住宅を示す正面図であ
る。
る。
【図2】前記実施例の基礎を示す平面図である。
【図3】前記実施例の界壁を示す拡大断面図である。
【図4】前記実施例のジョイントを示す拡大断面図であ
る。
る。
【符号の説明】 1 共同住宅 2 基礎 3,4 建物 5〜8 住戸 10 建物ユニット 20 界壁 30 ジョイント 31 本体 32 軟質耐火材
Claims (4)
- 【請求項1】複数の住戸を備えた共同住宅であって、並
べて建築された複数の建物を有するとともに、耐火性お
よび可撓性を有するジョイントで各建物の外壁を相互に
接続したことを特徴とする共同住宅。 - 【請求項2】請求項1に記載の共同住宅において、前記
建物の各々は、工場で製造された建物ユニットを建築現
場で相互に接合して組み立てられたユニット式建物であ
り、かつ、これらの建物は、一つの共通した基礎の上に
構築されていることを特徴とする共同住宅。 - 【請求項3】請求項1または請求項2に記載の共同住宅
において、前記各建物の境界が各住戸の境界とされ、こ
れらの建物の境界部分に各住戸を仕切る界壁が形成され
ていることを特徴とする共同住宅。 - 【請求項4】請求項1から請求項3までのいずれかに記
載の共同住宅において、前記ジョイントは、断面コ字状
にされた金属板からなるとともに、そのコ字の背側が屋
外に向いて配置される本体と、この本体の開口の内部に
詰められた軟質耐火材とを備えていることを特徴とする
共同住宅。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3674295A JPH08232353A (ja) | 1995-02-24 | 1995-02-24 | 共同住宅 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3674295A JPH08232353A (ja) | 1995-02-24 | 1995-02-24 | 共同住宅 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08232353A true JPH08232353A (ja) | 1996-09-10 |
Family
ID=12478186
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3674295A Withdrawn JPH08232353A (ja) | 1995-02-24 | 1995-02-24 | 共同住宅 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08232353A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013079545A (ja) * | 2011-10-05 | 2013-05-02 | Misawa Homes Co Ltd | ユニット式建物及びユニット式建物の施工方法 |
-
1995
- 1995-02-24 JP JP3674295A patent/JPH08232353A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013079545A (ja) * | 2011-10-05 | 2013-05-02 | Misawa Homes Co Ltd | ユニット式建物及びユニット式建物の施工方法 |
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