JPH08227006A - 親水性ミラー及びその製造方法 - Google Patents

親水性ミラー及びその製造方法

Info

Publication number
JPH08227006A
JPH08227006A JP7033599A JP3359995A JPH08227006A JP H08227006 A JPH08227006 A JP H08227006A JP 7033599 A JP7033599 A JP 7033599A JP 3359995 A JP3359995 A JP 3359995A JP H08227006 A JPH08227006 A JP H08227006A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hydrophilic
mirror
water
organic compound
glass substrate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7033599A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoko Sugawara
聡子 菅原
Yasuaki Kai
康朗 甲斐
Ichiro Nakamura
一郎 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP7033599A priority Critical patent/JPH08227006A/ja
Publication of JPH08227006A publication Critical patent/JPH08227006A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C17/00Surface treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by coating
    • C03C17/34Surface treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by coating with at least two coatings having different compositions
    • C03C17/42Surface treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by coating with at least two coatings having different compositions at least one coating of an organic material and at least one non-metal coating

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Geochemistry & Mineralogy (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Surface Treatment Of Optical Elements (AREA)
  • Rear-View Mirror Devices That Are Mounted On The Exterior Of The Vehicle (AREA)
  • Surface Treatment Of Glass (AREA)
  • Optical Elements Other Than Lenses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 表面に水滴が付着することによる光の乱反射
によって視認性が低下することを防止することのできる
親水性ミラー及びその製造方法を提供すること。 【構成】 ガラス基板の一面に反射性のコーティングを
施したミラーにおいて、前記ガラス基板のコーティング
面と反対側の表面上に、金属酸化物からなる表面が微細
な凹凸形状をした地下層を設け、該地下層上に親水性の
低分子有機化合物層を設けてなることを特徴とする親水
性ミラー、及びガラス基板上に、少なくともフッ素樹脂
微粒子を含む懸濁液及び水を含む混合溶液に金属酸化物
のゾル溶液を混合してなる溶液を塗布し、前記フッ素樹
脂の熱分解温度以上で焼き付けて微細な凹凸形状を形成
した前記金属酸化物からなる地下層を形成し、前記ガラ
ス基板に形成された前記地下層と反対側の面上に反射性
のコーティングを施し、前記地下層上に親水性の低分子
有機化合物をそのまま又は水や有機溶媒で希釈して塗布
・乾燥して前記親水性の低分子有機化合物溶液を微細な
凹凸形状のピットの中に強固に付着させることを特徴と
する親水性ミラーの製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は親水性ミラー及びその製
造方法に関し、特に表面に水滴が付着することによる光
の乱反射によって視認性が低下することを防止すること
のできる親水性ミラー及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、降雨時に自動車のドアミラーに水
滴が付着することによる光の乱反射によって後方視認性
が著しく低下することを防止するため、例えば界面活性
剤や親水性官能基を持つ有機高分子をミラーに塗布して
表面を親水性にする方法がとられてきた。
【0003】また、ミラーの裏面に組み込んだヒータに
よってミラーを加熱して表面の水滴を蒸発させたり、ミ
ラー表面の撥水処理と裏面の圧電振動子やヒータによっ
て水滴の飛散効果及び蒸発効果を組み合わせたものなど
も実用化されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、界面活
性剤(低分子量の親水性有機化合物)などをスプレーな
どにより塗布するいわゆる曇り止め処理は、界面活性剤
が水溶性であるので容易に脱離してしまい、比較的短時
間にその効果が失われてしまうという欠点があった(特
開昭53−58492号公報)。
【0005】また、親水性高分子をミラーに塗布して表
面を親水性にする方法では、表面硬度と水滴付着防止効
果との両立が困難であり、十分な水滴防止効果のあるも
のでは耐擦傷性が不十分であるという欠点があった。
【0006】一方、金属酸化物で形成されたピット膜に
吸水性高分子を埋めこむ構造とした親水性ミラーが提案
されている(特願平5−315261号)が、吸水性高
分子が吸水すると、もとの体積の数十倍〜数百倍にまで
膨潤してしまうため、何度も給水や乾燥を繰り返すうち
にピットに埋めこんだ吸水性高分子が脱落し、その効果
がなくなるという問題点があった。
【0007】この方法は吸水能力を高めるために架橋度
を低くする必要があり、また耐擦傷性を高めるためには
架橋度を高めねばならないという問題点があった。この
方法では、吸水性が飽和すると水滴防止効果が小さくな
るという問題点もあった。
【0008】また、親水性膜が傷つき易いという問題点
を克服するために、吸水性有機高分子と有機シラン化合
物やシリカ微粒子とを組み合わせた例もある(特開昭5
7−72856号公報)が、十分な耐擦傷性を得るには
至っていない。
【0009】一方、ミラーを裏面のヒータで加熱する方
法は、ミラー表面での水の接触角が比較的大きく、水滴
となるため伝熱がよくなく、水滴を除去するのに時間が
かかるという問題点があった。
【0010】また、ミラー表面の撥水処理と裏面のヒー
タ及び圧電振動子とを組み合わせる方法においては、テ
フロン処理した表面の撥水性が水の接触角120゜程度
であるため、圧電振動子で完全に水滴を除去することは
困難であり、残存する水分は小さな水滴となってミラー
面との接触面積が小さくなるため、ヒータの熱の伝導が
悪く、なかなか除去することができないという問題点を
有していた。
【0011】更に、この方法は圧電振動子が高価な上、
駆動回路が必要となるなど全体のシステムが複雑にな
り、コスト的にかなり高いものとなってしまうという問
題点もあった。
【0012】従って本発明は、上記従来技術における問
題点を解決するためのものであり、迅速な水滴除去効果
を有し、かつ十分な耐擦傷性と持続性を有すると共に、
ピットに親水性低分子化合物を埋めこんだ構造とするこ
とによって、ミラー表面を親水性に改質し付着した水滴
が速やかに均一な水膜となるようにした親水性ミラーお
よびその製造方法を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の上記の目的は、
ガラス基板の一面に反射性のコーティングを施したミラ
ーにおいて、前記ガラス基板のコーティング面と反対側
の表面上に、金属酸化物からなる表面が微細な凹凸形状
をした地下層を設け、該地下層上に親水性の低分子有機
化合物層を設けてなることを特徴とする親水性ミラー及
びその製造方法により達成された。
【0014】本発明の親水性ミラーの構成を図1に示
す。本発明の親水性ミラーは、この図に示すように、ミ
ラーのガラス基板1の表面に微細な凹凸形状を有する金
属酸化物からなる下地層2と、該下地層2上に低分子量
の親水性有機化合物層3とを順次形成し、更に裏面の反
射性コーティング面(ミラー面)4に接するようにヒー
タ5を設置した構成となっている。
【0015】本発明において用いられるガラス基板とし
ては、公知の基板の中から適宜選択して使用することが
でき、例えばソーダライムガラスなどが挙げられる。
【0016】本発明においては、このガラス基板の表面
に微細な凹凸形状を有する金属酸化物からなる地下層を
形成する。この地下層は、フッ酸処理又はプラズマエッ
チング処理などの方法により凹凸を設けることができ、
特に親水性有機化合物を保持させ、使用中の脱離を防止
するため、ピット状の微細な凹凸形状を形成することが
好ましい。また、耐擦傷性を確保するため、十分な硬度
を持った表面とすることが必要である。
【0017】このような特性を持った表面は、ガラス基
板上に、少なくともフッ素樹脂微粒子を含む懸濁液及び
水を含む混合溶液に金属酸化物のゾル溶液を混合してな
る溶液を塗布し、次いでフッ素樹脂の熱分解温度以上で
焼き付けることによって得られる。
【0018】フッ素樹脂としては、主に炭素とフッ素と
からなる重合体であり、例えばポリテトラフルオロエチ
レン、ポリクロロフルオロエチレン、ポリビニリデンフ
ルオライド、ポリビニルフルオライド、テトラフルオロ
エチレンとヘキサフルオロプロピレンとの共重合体、テ
トラフルオロエチレンとパーフルオロアルキルビニルエ
ーテルとの共重合体、クロロトリフルオロエチレンとエ
チレンとの共重合体などが挙げられる。
【0019】フッ素樹脂は水又は有機溶媒に分散した懸
濁液として金属酸化物のゾル溶液と混合することが好ま
しい。ポリテトラフルオロエチレン粉末との懸濁液とし
ては、例えばポリフロン(ダイキン工業株式会社製の商
品名:D−1、D−2、D−2C)、ルブロン(ダイキ
ン工業株式会社製の商品名:LDW)、AD1、AD
2、AD660、AD639(旭アイシーアイフロロポ
リマーズ株式会社製の商品番号)などが挙げられる。テ
トラフルオロエチレンとヘキサフルオロプロピレンとの
共重合体粉末の懸濁液としては、例えばネオフロン(ダ
イキン工業株式会社製の商品名:AD−1、AD−2)
などが挙げられる。
【0020】金属酸化物のゾル溶液としてはシリカゾル
溶液があり、Siのアルコキシドを原料として製造した
ものを用いても良いし、また市販品を用いても良い。原
料としては3−アミノプロピルトリエトキシシラン等を
用いることができる。市販品としては、スーパーセラ
(大八化学工業所製の商品名)、セラミカ(日板研究所
製の商品名)、HAS(コルコート社製の商品名)、ア
トロン(日本曹達株式会社製の商品名)、CGS−D1
−0600(チッソ株式会社製の商品名)などが挙げら
れる。
【0021】また、これらのシリカゾル溶液にTi、Z
r、Alなどのアルコキシド、アセチルアセトネート
塩、塩化物、硝酸塩、硫酸塩又はそれらの縮合物を含有
させることにより、下地層の硬度を更に向上させること
ができる。市販されているゾル溶液としては、TA−1
0、TA−15(日産化学工業株式会社製の商品番号)
などのチタニアゾル、NZS−30A、NZS−30B
(日産化学工業株式会社製の商品番号)やAZS−A、
AZS−NB、AZS−B(日本触媒化学工業株式会社
製の商品番号)などのジルコニアゾルなどを例示するこ
とができる。
【0022】シリカに対するチタニア、ジルコニア及び
アルミナの添加量は特に制限されないが、シリカと他の
金属酸化物との重量比が100〜70:0〜30の範囲
とすることが好ましい。他の金属酸化物の重量比がこれ
よりも大きくなると、ガラス基板との屈折率差が大きく
なると共に、下地層の硬度を向上させる効果が小さくな
る。
【0023】本発明においては、必要に応じて各種界面
活性剤を添加することにより、フッ素樹脂微粒子の分散
性や液中安定性を更に向上させることができる。界面活
性剤としてはシリコン系やフッ素系など特に制限されな
いが、フッ素系の界面活性剤を添加することが好まし
い。フッ素系の界面活性剤としてはパーフルオロアルキ
ルカルボン酸塩、パーフルオロアルキル第四級アンモニ
ウム塩、パーフルオロアルキルベタイン、パーフルオロ
アルキルエチレンオキシド付加物、パーフルオロアルキ
ルオリゴマ、フルオロアルキルエチレンオキシド付加物
などが挙げられる。市販品としては、例えばユニダイン
(ダイキン工業社製の商品名:DS101、DS10
2、DS202、DS301、DS401、DS40
3、DS451、DS406、)などがある。
【0024】下地層用コーティング液のガラス基材上へ
の塗布方法としては、公知の方法の中から適宜選択して
使用することができ、例えば浸漬引き上げ法(ディッピ
ング法)、スプレー法、フローコート法、スピンコート
法などが挙げられる。この際、焼成後のコーティング膜
厚は0.01〜0.5μmの範囲とすることが好まし
い。コーティング膜厚が0.01μm未満になると、親
水性の効果の持続性が悪くなり、逆に0.5μmを超え
ると焼き付けの際に膜にクラックが発生する。
【0025】下地層用コーティング液をガラス基材上へ
塗布した後、フッ素樹脂の分解温度以上で加熱すること
により、金属酸化物の下地層の表面にフッ素樹脂の抜け
た小孔が多数発生し、ピット状の微細な凹凸形状が表面
に形成される。これは塗布膜中でフッ素微粒子がまず溶
解し、金属酸化物との相溶性がないため球状となって表
面の方へ拡散していき、表面で分解して空気中へ散逸し
ていくために生じるものと思われる。ピットの大きさは
あまり大きいと光が散乱して白濁が生じるため、可視光
線の波長(約0.4〜0.8μm)以下とすることが望
ましい。
【0026】親水性有機化合物は、原液のまま下地層に
塗布しても良いし、溶剤で適当な濃度に希釈して使用す
ることもできる。適当な溶剤としては、水、メタノー
ル、エタノール、プロピルアルコール等の1級アルコー
ル、イソプロピルアルコール等の2級アルコール、ター
シャルブタノール等の3級アルコール、アセトン、メチ
ルエチルケトン等のケトン類、エーテル類、ベンゼン、
トルエン、キシレン、クロロホルム、ペンタン、ヘキサ
ン、シクロヘキサン等の脂肪族、芳香族、脂環式の炭化
水素等の一般的な溶媒が挙げられ、これらを単独で又は
混合して用いることができる。
【0027】下地層上に親水性有機化合物を塗布する方
法は、下地層のコーティングと同様に、公知の方法の中
から適宜選択して使用することができ、例えばディッピ
ング法、スプレー法、フローコート法、スピンコート法
などが挙げられる。
【0028】親水性有機化合物としては低分子量のもの
が良く、一般的な界面活性剤を用いることができ、例え
ば脂肪酸エステル類、カルボン酸エステル類、脂肪酸エ
ーテル類、硫酸エステル類、アルキルベンゼンスルホン
酸類及びリン酸エステル類等から適宜選択して使用する
ことができる。
【0029】脂肪酸エステルとしては、例えばグリセリ
ン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリエ
チレングリコールの脂肪酸エステル、ソルビトールエチ
レンオキシド付加物の脂肪酸エステル等が挙げられる。
また、カルボン酸エステルとしては、例えば高級アルコ
ールオキシカルボン酸エステル等を用いることができ
る。その他には、アルキルスルホコハク酸ナトリウム、
多価アルコール類の脂肪酸エステルのシアノエチル化物
又はカルバモイルエチル化物、ソルビタン高級脂肪酸エ
ステルのエチレンオキシド付加物等を用いることができ
る。親水性有機化合物は1種類を単独で用いてもよい
し、2種類以上を混合してもよい。
【0030】親水性有機化合物を塗布した後、室温又は
熱をかけて希釈溶媒を蒸発させて、乾燥する。通常、表
面に親水性有機化合物を塗布した構成としただけでは防
曇効果はすぐに劣化するが、上記したように親水性有機
化合物を金属化物下地層の微細な凹凸中に埋め込むこと
によって、耐久性に優れた親水性ミラーとすることがで
きる。
【0031】また、ヒータをミラーの裏面の反射性コー
ティング面に接触するように配置して、水滴が付着し出
したらミラーを加熱して、付着した水を蒸発させること
によってより優れた防曇性能を得ることができる。
【0032】
【実施例】以下、本発明を実施例によって更に詳細に説
明するが、本発明はこれによって限定されるものではな
い。
【0033】実施例1 大きさ100mm×100mm及び厚さ1.9mmのク
リアフロートガラス基板を中性洗剤、水、エタノールで
順次洗浄し、乾燥した後、アセトンで払拭して被膜用基
板とした。3−アミノプロピルトリエトキシシラン50
gとメタノール78gとの混合溶液に0.15mol/
Lの塩酸水溶液20gを添加し、ウォータバスで80゜
で2時間反応させた。冷却した後、pH調整のために蒸
留水78gを添加し攪拌することにより、固形分濃度6
重量%のシリカゾル溶液を得た。
【0034】フッ素樹脂粒子の懸濁液(ダイキン工業社
製の商品名:ネオフロンND−1)4.8g(固形分濃
度50重量%)と蒸留水220gとの混合溶液に上記シ
リカゾル溶液50gを添加し、室温で10時間攪拌し
た。その後、この溶液を孔径1μmのメンブランフィル
タでろ過し、下地層用コーティング液とした。このコー
ティング液をガラス基板表面にフローコート法により塗
布し、乾燥させた後、550℃で30分間焼成し、膜厚
が約0.1μmとなるように下地層を形成した。得られ
た下地層を走査型電子顕微鏡で観察したところ、直径が
約0.1〜0.4μmのピット状の凹凸形状となってい
た。
【0035】次いで、真空蒸着槽中で下地層と反対側の
面にクロム蒸着を行った後、下地層上に液状の親水性有
機化合物ポリオキシエチレンアリルグリシジルノニルフ
ェニルエーテルの硫酸エステル塩(旭電化製の商品名:
アデカリアソープSE)10mlを滴下した後、ゴム製
スクレイパにて全面に均一に延ばして表面に余分な液が
残存せず、微細な凹部にのみ液が残存するように塗布し
た。これを100℃で1時間加熱して、親水性有機化合
物層を形成した。
【0036】このようにして得られた親水性ミラーの表
面に水を噴霧し、表面を照明した状態でビデオ撮影を行
い、それを画像処理により2値化することにより付着し
た水滴量を定量化した。このときの水滴付着量は全体に
対して、面積比で1.6%と極めてわずかであった。こ
の状態から、ミラー面に接するように配置した100W
のヒータに通電し加熱した。1分後の水滴の面積比を先
と同様にして求めると0.7%に減少していた。
【0037】また、トラバース試験機を用いて、フラン
ネルを用いて19.6kPa(0.2kgf/cm2
の荷重をかけて1回/秒の速度及びストローク100m
mで60回試験を行ったが、表面の傷つきは認められな
かった。更に、トラバース試験を実施した後、水滴付着
量を測定したが、3.7%とその増加はわずかであっ
た。
【0038】実施例2 シリカ/ジルコニア=85/15(モル%)となるよう
に、3−アミノプロピルトリエトキシシランを出発原料
として調整したpH9及び固形分濃度6重量%のシリカ
ゾル水及びメタノールの混合溶液33gと、オキシ塩化
ジルコニウムを出発原料として調整したpH3及び固形
分濃度6重量%のジルコニアゾルの水溶液17gとを混
合し、pH4のシリカ−ジルコニア溶液を得た。
【0039】フッ素樹脂粒子の懸濁液(ダイキン工業社
製の商品名:ネオフロンND−1)4.8g(固形分濃
度50重量%)と蒸留水220gとの混合溶液に上記シ
リカ−ジルコニア溶液50gを添加し、室温で10時間
攪拌した。その後、この溶液を孔径1μmのメンブラン
フィルタでろ過し、下地層用コーティング液とした。こ
のコーティング液を実施例1と同様にフローコート法で
ガラス基板上に塗布し、550℃で30分間焼成し、膜
厚が約0.1μmとなるように下地層を形成した。得ら
れた下地層を走査型電子顕微鏡で観察したところ、直径
が約0.1〜0.4μmのピット状の凹凸形状となって
いた。
【0040】その後、実施例1と同一の条件でクロム蒸
着、親水性有機化合物の塗布及び加熱を行い、付着水の
評価試験を行った。その結果、初期水滴付着量は2.5
%であり、ヒータ通電後1分後の水滴付着量は1.5%
であった。また、実施例1と同様にトラバース試験を実
施したが、表面の傷つきは認められなかった。更にトラ
バース試験を実施した後の水滴付着量は4.2%とその
増加はわずかであった。
【0041】実施例3 実施例1の方法と同様にして得られたシリカ溶液に、チ
タニアゾル(日産化学工業株式会社製の商品番号:TA
−10)を、シリカ/チタニアが重量比で95/5にな
るように混合した。フッ素樹脂粒子の懸濁液(ダイキン
工業社製の商品名:ネオフロンND−1)4.8g(固
形分濃度50重量%)と蒸留水222gとの混合溶液に
上記シリカ−チタニア溶液48gを添加し、室温で10
時間攪拌した。その後、この溶液を孔径1μmのメンブ
ランフィルタでろ過し、下地層用コーティング液とし
た。このコーティング液を実施例1と同様にフローコー
ト法でガラス基板上に塗布し、550℃で30分間焼成
し、膜厚が約0.1μmとなるように下地層を形成し
た。得られた下地層を走査型電子顕微鏡で観察したとこ
ろ、直径が約0.1〜0.4μmのピット状の凹凸形状
となっていた。
【0042】その後、実施例1と同一の条件でクロム蒸
着、親水性有機化合物の塗布及び加熱を行い、付着水の
評価試験を行った。その結果、初期水滴付着量は2.4
%であり、ヒータ通電後1分後の水滴付着量は1.6%
であった。また、実施例1と同様にトラバース試験を実
施したが、表面の傷つきは認められなかった。更に、ト
ラバース試験を実施した後の水滴付着量は3.9%とそ
の増加はわずかであった。
【0043】実施例4 実施例1の方法と同様にして得られたシリカ溶液に、ア
ルミナゾル(日産化学工業株式会社製の商品番号:AS
−100)を、シリカ/アルミナが重量比で88/12
になるように混合した。
【0044】フッ素樹脂の懸濁液(ダイキン工業社製の
商品名:ネオフロンND−1)4.8g(固形分濃度5
0重量%)と蒸留水224gとの混合溶液に上記シリカ
−アルミナ溶液46gを添加し、室温で約10時間攪拌
した。その後、この溶液を孔径1μmのメンブランフィ
ルタでろ過し、下地層用コーティング液とした。このコ
ーティング液を実施例1と同様にフローコート法でガラ
ス基板上に塗布し、550℃で30分間焼成し、膜厚が
約0.1μmとなるように下地層を形成した。得られた
下地層を走査型電子顕微鏡で観察したところ、直径が約
0.1〜0.4μmのピット状の凹凸形状となってい
た。
【0045】その後、実施例1と同一の条件でクロム蒸
着、親水性有機化合物の塗布及び加熱を行い、付着水の
評価試験を行った。その結果、初期水滴付着量は2.2
%であり、ヒータ通電後1分後の水滴付着量は1.8%
であった。また、実施例1と同様のトラバース試験を実
施したが、表面の傷つきは認められなかった。更に、ト
ラバース試験を実施した後の水滴付着量は4.4%とそ
の増加はわずかであった。
【0046】実施例5 実施例1の方法と同様に、ガラス洗浄、下地層の成膜及
びクロム蒸着を行ったガラスの下地層上に、親水性有機
化合物として、グリセリン脂肪酸エステルとしてエキセ
ルO−95R(花王株式会社製の商品名)をエタノール
50重量%となるように希釈したものを、スピンコータ
ーで1000rpm、20秒間回転させて塗布した。そ
の後、80℃で15分間乾燥して親水性有機化合物層と
した。
【0047】付着水の評価試験を行ったところ、初期水
滴付着量は2.1%であり、ヒータ通電後1分後の水滴
付着量は1.2%であった。また、実施例1と同様のト
ラバース試験を実施したが、表面の傷つきは認められな
かった。更に、トラバース試験を実施した後の水滴付着
量は4.5%とその増加はわずかであった。
【0048】実施例6 実施例1の方法と同様に、ガラス洗浄、下地層の成膜及
びクロム蒸着を行ったガラスの下地層上に、親水性有機
化合物として、グリセリン脂肪酸エステルとしてエキセ
ルO−95R(花王株式会社製の商品名)をエタノール
10重量%となるように希釈したものを、スピンコータ
ーで1000rpm、20秒間回転させて塗布した。そ
の後、80℃で15分間乾燥して親水性有機化合物層と
した。
【0049】付着水の評価試験を行ったところ、初期水
滴付着量は2.7%であり、ヒータ通電後1分後の水滴
付着量は1.1%であった。また、実施例1と同様のト
ラバース試験を実施したが、表面の傷つきは認められな
かった。更に、トラバース試験を実施した後の水滴付着
量は4.5%とその増加はわずかであった。
【0050】実施例7 実施例1の方法と同様に、ガラス洗浄、下地層の成膜及
びクロム蒸着を行ったガラスの下地層上に、親水性有機
化合物として、グリセリン脂肪酸エステルとしてエキセ
ルO−95R(花王株式会社製の商品名)をエタノール
30重量%となるように希釈したものを、スピンコータ
ーで1000rpm、20秒間回転させて塗布した。そ
の後、室温で2時間乾燥して親水性有機化合物層とし
た。
【0051】付着水の評価試験を行ったところ、初期水
滴付着量は2.4%であり、ヒータ通電後1分後の水滴
付着量は1.1%であった。また、実施例1と同様のト
ラバース試験を実施したが、表面の傷つきは認められな
かった。更に、トラバース試験を実施した後の水滴付着
量は4.4%とその増加はわずかであった。
【0052】実施例8 実施例1の方法と同様に、ガラス洗浄、下地層の成膜及
びクロム蒸着を行ったガラスの下地層上に、親水性有機
化合物として、グリセリン脂肪酸エステルとしてエキセ
ルO−95R(花王株式会社製の商品名)をエタノール
1重量%となるように希釈したものを、スピンコーター
で1000rpm、20秒間回転させて塗布した。その
後、室温で2時間乾燥して親水性有機化合物層とした。
【0053】付着水の評価試験を行ったところ、初期水
滴付着量は3%であり、ヒータ通電後1分後の水滴付着
量は1.5%であった。また、実施例1と同様のトラバ
ース試験を実施したが、表面の傷つきは認められなかっ
た。更に、トラバース試験を実施した後の水滴付着量は
5%とその増加はわずかであった。
【0054】実施例9 実施例1の方法と同様に、ガラス洗浄、下地層の成膜及
びクロム蒸着を行ったガラスの下地層上に、親水性有機
化合物として、ジアルキルスルホコハク酸ナトリウムと
してペレックスOT−P(花王株式会社製の商品名:固
形分濃度70重量%)を10mlを滴下した後、ゴム製
スクレイパにて全面に均一に延ばして表面に余分な液が
残存せず、微細な凹部にのみ液が残存するように塗布し
た。その後、150℃で1時間乾燥して親水性有機化合
物層を形成した。
【0055】付着水の評価試験を行ったところ、初期水
滴付着量は2.3%であり、ヒータ通電後1分後の水滴
付着量は1.1%であった。また、実施例1と同様のト
ラバース試験を実施したが、表面の傷つきは認められな
かった。更に、トラバース試験を実施した後の水滴付着
量は3.3%とその増加はわずかであった。
【0056】実施例10 フッ素樹脂粒子の懸濁液(ダイキン工業社製の商品名:
ネオフロンND−1)2.4g(固形分濃度50重量
%)と蒸留水220gとの混合溶液に実施例1と同様の
方法で作成したシリカゾル溶液50gを添加し、室温で
10時間攪拌した。その後、この溶液を孔径1μmのメ
ンブランフィルタでろ過し、下地層用コーティング液と
した。このコーティング液を実施例1と同様に洗浄した
ガラス基板表面にフローコート法により塗布し、乾燥さ
せた後、550℃で30分間焼成し、膜厚が約0.1μ
mとなるように下地層を形成した。得られた下地層を走
査型電子顕微鏡で観察したところ、直径が約0.05〜
0.35μmのピット状の凹凸形状となっていた。
【0057】得られたガラス基板に、実施例1と同様に
クロム蒸着及び親水性有機化合物層を形成した。付着水
の評価試験を行ったところ、初期水滴付着量は2.7%
であり、ヒータ通電後1分後の水滴付着量は1.1%で
あった。また、実施例1と同様のトラバース試験を実施
したが、表面の傷つきは認められなかった。更に、トラ
バース試験を実施した後の水滴付着量は2.9%とその
増加はわずかであった。
【0058】比較例1 大きさ100mm×100mm及び厚さ1.9mmのガ
ラス基板を中性洗剤、水、エタノールで順次洗浄し、乾
燥した後、アセトンで払拭した上に、実施例1と同様の
方法で調整したシリカ溶液を固形分濃度2重量%となる
ようにイソプロピルアルコールで希釈したものをフロー
コート法により塗布した。これを280℃で30分間、
更に600℃で10分間焼成し下地層を作成した。この
シリカ層を走査型電子顕微鏡で観察したところ、その表
面はフラット形状となっていた。
【0059】グリセリン脂肪酸エステルとしてエキセル
O−95R(花王株式会社製の商品名)をエタノールで
30重量%となるように希釈したものを、スピンコータ
ーで1000rpm、20秒間回転させて塗布した。こ
れを80℃で30分間加熱して親水性有機化合物からな
る層を形成した。このようにして得られた親水性ミラー
の初期水滴付着量は1.9%であったが、この親水性ミ
ラーの表面に実施例1と同様のトラバース試験を実施
し、再度水滴の付着量を測定したところ付着量は37%
となり、防曇性能はもうほとんど失われていた。
【0060】比較例2 実施例1の方法と同様に、ガラス洗浄、下地層の成膜及
びクロム蒸着を行ったガラスの下地層上に、液状の高吸
水性ポリマー用原液(住友化学工業株式会社製の商品
名:スミカゲルL−5H)を10mlを滴下した後、ゴ
ム製スクレイパにて全面に均一に延ばして表面に余分な
液が残存せず、微細な凹部にのみ液が残存するように塗
布した。その後、120℃で1時間乾燥して原液をポス
トキュアさせることによって水に不溶な高吸水性ポリマ
ーの層を形成した。
【0061】付着水の評価試験を行ったところ、初期水
滴付着量は3.5%であり、ヒータ通電後1分後の水滴
付着量は1.5%であった。しかし、この後表面をキム
ワイプで軽く拭き、気温25℃、50%RHで5時間乾
燥させた後、同様に付着水の評価を行うというサイクル
を10回繰り返したところ、水滴付着量は48%、ヒー
タ通電後の水滴付着量も20%となり、付着した水滴に
よってミラーに写る像は非常に見にくい状態であった。
実施例1で得られたミラーでも同様に10サイクル繰り
返して付着水の評価を行ったが、10サイクル後の水滴
付着量は5.2%、ヒータ通電後1分後の水滴付着量は
2.5%と、親水性能を良く保持していた。
【0062】各実施例及び比較例の組成を表1に示す。
【表1】
【0063】
【発明の効果】本発明の親水性ミラーによれば、硬い金
属酸化物からなる微細な凹凸内に低分子量の親水性有機
化合物を保持できるため、優れた水滴付着防止効果を発
揮することができると同時に、高い摺動耐久性も具備す
ることが可能となると共に、圧電振動子を設けることも
不用となり、そのための制御回路も不用となるため、シ
ステムが簡素化されるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の親水性ミラーの断面構造図である。
【符号の説明】
1 ガラス基板 2 金属酸化物の下地層 3 親水性の有機化合物 4 反射性コーティング 5 ヒータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G02B 1/10 G02B 1/10 Z

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラス基板の一面に反射性のコーティン
    グを施したミラーにおいて、前記ガラス基板のコーティ
    ング面と反対側の表面上に、金属酸化物からなる表面が
    微細な凹凸形状をした地下層を設け、該地下層上に親水
    性の低分子有機化合物層を設けてなることを特徴とする
    親水性ミラー。
  2. 【請求項2】 金属酸化物がSiO2 と必要に応じてZ
    rO2 , TiO2 及びAl2 3 から成る群から選ばれ
    た少なくとも1種とを含む多成分系金属酸化物であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の親水性ミラー。
  3. 【請求項3】 反射性コーティング面にヒータが接触し
    て配置されていることを特徴とする請求項1記載の親水
    性ミラー。
  4. 【請求項4】 親水性の低分子有機化合物が脂肪酸エス
    テル類、カルボン酸エステル類、脂肪酸エーテル類、硫
    酸エステル類、アルキルベンゼンスルホン酸類、リン酸
    エステル類及びそれらの塩類から成る群から選ばれた少
    なくとも1種であることを特徴とする請求項1記載の親
    水性ミラー。
  5. 【請求項5】 親水性の低分子有機化合物がグリセリン
    脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリエチ
    レングリコールの脂肪酸エステル又はエーテル、ソルビ
    トールエチレンオキシド付加物の脂肪酸エステル及び高
    級アルコールオキシカルボン酸エステルから成る群から
    選ばれた少なくとも1種であることを特徴とする請求項
    4記載の親水性ミラー。
  6. 【請求項6】 親水性の低分子有機化合物がアルキルス
    ルホコハク酸塩、多価アルコール類の脂肪酸エステルの
    シアノエチル化物又はカルバモイルエチル化物及びソル
    ビタン高級脂肪酸エステルのエチレンオキシド付加物か
    ら成る群から選ばれた少なくとも1種であることを特徴
    とする請求項5記載の親水性ミラー。
  7. 【請求項7】 ガラス基板上に、少なくともフッ素樹脂
    微粒子を含む懸濁液及び水を含む混合溶液に金属酸化物
    のゾル溶液を混合してなる溶液を塗布し、前記フッ素樹
    脂の熱分解温度以上で焼き付けて微細な凹凸形状を形成
    した前記金属酸化物からなる地下層を形成し、前記ガラ
    ス基板に形成された前記地下層と反対側の面上に反射性
    のコーティングを施し、前記地下層上に親水性の低分子
    有機化合物をそのまま又は水や有機溶媒で希釈して塗布
    ・乾燥して前記親水性の低分子有機化合物溶液を微細な
    凹凸形状のピットの中に強固に付着させることを特徴と
    する親水性ミラーの製造方法。
JP7033599A 1995-02-22 1995-02-22 親水性ミラー及びその製造方法 Pending JPH08227006A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7033599A JPH08227006A (ja) 1995-02-22 1995-02-22 親水性ミラー及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7033599A JPH08227006A (ja) 1995-02-22 1995-02-22 親水性ミラー及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08227006A true JPH08227006A (ja) 1996-09-03

Family

ID=12390956

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7033599A Pending JPH08227006A (ja) 1995-02-22 1995-02-22 親水性ミラー及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08227006A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6350397B1 (en) 1999-03-10 2002-02-26 Aspen Research Corporation Optical member with layer having a coating geometry and composition that enhance cleaning properties
JP2002143735A (ja) * 2000-11-13 2002-05-21 Honda Lock Mfg Co Ltd 車両用ミラーのコーティング装置
KR100529525B1 (ko) * 2001-06-29 2005-11-21 크리스탈 시스템스 인코포레이티드 안티포깅 생성물, 무기친수성 경질층 형성 물질 및안티포깅 렌즈의 제조방법
JP2006308668A (ja) * 2005-04-26 2006-11-09 Ricoh Co Ltd 微細パターン形成プラスチックフィルムおよび埋め込み微細パターンの形成方法
US7294403B2 (en) * 1998-12-21 2007-11-13 Cardinal Cg Company Soil-resistant coating for glass surfaces
USRE43817E1 (en) 2004-07-12 2012-11-20 Cardinal Cg Company Low-maintenance coatings
JP2017110220A (ja) * 2015-12-14 2017-06-22 ジャパンマテックス株式会社 フッ素系樹脂−アルミニウム酸化物混合分散液およびその製造方法
US9738967B2 (en) 2006-07-12 2017-08-22 Cardinal Cg Company Sputtering apparatus including target mounting and control
US9945987B2 (en) 2014-10-07 2018-04-17 Sharp Kabushiki Kaisha Transparent film, and method for producing transparent film
US10604442B2 (en) 2016-11-17 2020-03-31 Cardinal Cg Company Static-dissipative coating technology

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7294403B2 (en) * 1998-12-21 2007-11-13 Cardinal Cg Company Soil-resistant coating for glass surfaces
US6350397B1 (en) 1999-03-10 2002-02-26 Aspen Research Corporation Optical member with layer having a coating geometry and composition that enhance cleaning properties
JP2002143735A (ja) * 2000-11-13 2002-05-21 Honda Lock Mfg Co Ltd 車両用ミラーのコーティング装置
KR100529525B1 (ko) * 2001-06-29 2005-11-21 크리스탈 시스템스 인코포레이티드 안티포깅 생성물, 무기친수성 경질층 형성 물질 및안티포깅 렌즈의 제조방법
USRE43817E1 (en) 2004-07-12 2012-11-20 Cardinal Cg Company Low-maintenance coatings
USRE44155E1 (en) 2004-07-12 2013-04-16 Cardinal Cg Company Low-maintenance coatings
JP2006308668A (ja) * 2005-04-26 2006-11-09 Ricoh Co Ltd 微細パターン形成プラスチックフィルムおよび埋め込み微細パターンの形成方法
JP4616066B2 (ja) * 2005-04-26 2011-01-19 株式会社リコー 埋め込み微細パターンの形成方法
US9738967B2 (en) 2006-07-12 2017-08-22 Cardinal Cg Company Sputtering apparatus including target mounting and control
US9945987B2 (en) 2014-10-07 2018-04-17 Sharp Kabushiki Kaisha Transparent film, and method for producing transparent film
JP2017110220A (ja) * 2015-12-14 2017-06-22 ジャパンマテックス株式会社 フッ素系樹脂−アルミニウム酸化物混合分散液およびその製造方法
US10604442B2 (en) 2016-11-17 2020-03-31 Cardinal Cg Company Static-dissipative coating technology
US11325859B2 (en) 2016-11-17 2022-05-10 Cardinal Cg Company Static-dissipative coating technology

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0927144B1 (fr) Substrat a proprietes hydrophiles ou hydrophobes ameliorees, comportant des irregularites
JP4689467B2 (ja) 機能性皮膜被覆物品、その製造方法及び機能性皮膜形成用塗工材料
JP3186768B2 (ja) 疎水性および耐摩耗性を有する反射防止材および基材上に反射防止性、疎水性、耐摩耗性被覆を付着させる方法
JP6598750B2 (ja) 光学部材及び光学部材の製造方法
EP0866037A2 (en) Multilayered water-repellent film and method of forming same on glass substrate
US20070104922A1 (en) Superhydrophilic coatings
WO2003039856A1 (fr) Substrat ultra hydroresistant
WO2007092746A2 (en) Transparent articles having hydrophobic or super-hydrophobic surfaces
JPH08227006A (ja) 親水性ミラー及びその製造方法
JP4577914B2 (ja) 防曇性コーティング材料および防曇性物品
JPH09241037A (ja) 防曇性被膜形成基材およびその製造方法
JP3883366B2 (ja) 高滑水性基板およびその製造方法
JP3413286B2 (ja) 撥水性ガラスおよびその製造方法
JP3649585B2 (ja) 撥水性被膜形成用溶液
JP2020016789A (ja) 光学膜とその製造方法
JPH11320743A (ja) 透明部材
JP2004317539A (ja) 防曇性光学体及び光学体への防曇層形成方法
JP4896297B2 (ja) フッ化物層の上に疎水性層を製造するための多孔質モールド
JPH07164971A (ja) 親水性ミラーおよびその製造方法
JP2005177697A (ja) 氷結防止層形成用塗工材料、氷結防止層の形成方法及び氷結防止部材
JPH08292301A (ja) 親水性ガラス及びその製造方法
JP3426284B2 (ja) 撥水性ガラスおよびその製造方法
JP3628802B2 (ja) 防曇性薄膜及びその形成法
JP3395925B2 (ja) ゾルゲル膜およびその形成法
JP3483041B2 (ja) 撥水性ガラスおよびその製造方法