JPH082254B2 - 麺類の処理装置 - Google Patents

麺類の処理装置

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JPH082254B2
JPH082254B2 JP62328725A JP32872587A JPH082254B2 JP H082254 B2 JPH082254 B2 JP H082254B2 JP 62328725 A JP62328725 A JP 62328725A JP 32872587 A JP32872587 A JP 32872587A JP H082254 B2 JPH082254 B2 JP H082254B2
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noodles
cantilever
noodle
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box
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JP62328725A
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博行 大和
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博行 大和
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は麺類の処理方法及びその装置に関するもので
ある。
「従来の技術」 一般に市販されている麺類には各種の加工が施されて
市場に出ている。最も古くから一般的に製造販売されて
いるものは、そうめん、冷麦等に代表される乾麺であ
る。これは天日乾燥を主としたもので現在は屋内にて行
われるが天日乾燥と同じような条件のもとに長時間乾竹
に掛けて水分を自然蒸発させて乾燥されている。
又市場において最も多量に市販されているものは熱湯
で「生麺」をゆでた茹麺、水蒸気で蒸した蒸麺が製造販
売されている。麺類は茹麺、蒸麺にしても乾麺にしても
原料小麦粉に塩水を加えて混練し、必要な数段のロール
にて麺体を形成し、その厚みを決めた最終ロールから切
刃ロールによつて細条の連続麺線を作るところまではど
の様な麺食品も同じ製法で、その後の工程で乾燥した
り、茹でたり、蒸したり、油揚にしたりする工程でそう
めん、冷麦、茹麺、焼そば、インスタントラーメンとな
つて商品形態が決り又各々の味もその製法によって個有
のものとなる。
このように乾麺は麺線全体が乾燥されて水分が全体の
14%前後になつているが、乾麺を茹でもどす場合、そう
めん、冷麦、うどん、各々に違つたもどし時間、即ち茹
で時間が必要である。麺の食味が乾麺の同じ種類例えば
「そうめん」において特に違つた食味を出すことは困難
で、そうめんはその味、冷麦はその味とその麺類におい
てほぼ一定の味が決つている。
食味の多様化が求められる現代の麺食品としての半生
麺はこの食味の多様化に簡単に応じられるもので、その
製造方法は生麺線を短時間乾燥熱風に当てたり短時間、
水蒸気で表面を糊化(α化)して乾燥したり、表面乾燥
して水蒸気で糊化して冷却したり、各種の工程によつて
それぞれの加工方法によつて独特の風味と食味を出すこ
とが出来る。ところがこの作業が次々に工程が変つたり
熱い中に次工程に移つたり割合に面倒なために合理化
(機械化)がおくれて、現在でも殆んど手作業か、ネツ
トコンベヤの上に麺線を平面に並べる非能率な方法しか
取られていない。
「発明が解決しようとする問題点」 本発明は各種麺類の中で特に美味で、多様化に富み、
製造工程が簡単で、半生麺の品質を安定しかつ量産する
ことを目的とする。半生麺の品質を安定しかつ量産する
ことを目的とするものである。
「問題点を解決するための手段」 上記の目的を達成するため本発明は 機枠に同一水平面内を回動する無端回動コンベヤを設
け、該コンベヤの無端回動装置に横向片持杆を等間隔に
設け、該片持杆の通過する表面水分加工部を設け、該加
工部の出口から外気に露出する該片持杆の移動部を設
け、該移動部の長さが上記片持杆に懸垂した表面水分加
工麺の熟成、もどし等に充分な長さであることを特徴と
する麺類の処理装置 によって構成される。
「作用」 従って同一水平面内を回動する無端回動コンベヤライ
ン1の始端部において、切刃ローラ及びシヤツターによ
つて定寸に切断した生麺線をA部において横向片持杆4
に懸垂して供給し該コンベヤ2の移動に伴って該生麺線
を表面水分加工部3を通過させると該生麺線の表面部分
の水分が乾燥又はα化処理される。このような処理麺線
はボックス7による加工部の出口から外側に出て移動5
する間に表面乾燥部分と内部の水分との交流が起つて該
麺線にしなやかさがもどされる。このように熟成又はも
どしを経て該麺線は上記コンベヤライン1外に上記A部
において取卸されるものである。
「実施例」 第1図、第2図、第3図(各々平面図)に図示されて
いる様に機枠に設けた水平スプロケツト6、6にチエ
ン、ベルト、ローブ等による無端回動装置2′がエンド
レスに取付られて第1図のようにそのチエン、ベルト、
ローブ等に外側に向う水平横向片持杆4(バー)が取付
けられ始端部Aで切刃ロールから線状に切出されシヤツ
ターで定寸に切断された生麺線が上記片持杆4に掛けら
れる。この生麺線は1食分等の適当な長さであつて各々
の片持杆4には一定長の麺線が懸垂されて進行する。熱
風乾燥空気を送気する熱風乾燥加工ボツクス7による表
面水加工部3の中に入れば1〜5分くらいで麺線の表面
は水分が減少して乾燥して前処理工程を終る。そして該
ボツクス7の出口から出て外気に露出し移動部5を進む
うちに表面乾燥部分と内部の水分との交流が起つて麺線
にしなやかさがもどされ後処理工程が終る。第2図は前
後の処理工程を2個所に設けたもので勿論直線的に設け
てもよいが装置設置場所の関係で第2図のようなレイア
ウトとなすことができる。即ち第1図と同じように始端
部Aで片持杆4に生麺線を掛け第1ボツクス8による加
工部3で表面をごく浅くα化した後移動部5でもどし、
さらに第2ボツクス9による加工部3で冷風乾燥して移
動部5に移行させもどし時間を掛けて片持杆4から麺線
を取卸す。第3図は処理工程を3工程にしたもので始端
部Aで生麺線を片持杆4に掛け第1ボツクス10で表面を
乾燥させて移動部5でもどし、第2ボツクス11で高温蒸
気でα化して移動部5でもどし、更に第3ボツクス12で
冷風乾燥して移動部5でもどし時間をかけて上記水平面
内を回動するコンベヤとするものである。
上記の第1、2、3図に示すような前処理工程で表面
水分加工方法(ボツクス内)を変えることによつて各種
の風味、持味の半生麺が出来る。何れの方法にしても上
記ボツクスから出て来て片持杆4に掛つている麺線は前
処理工程そのままの状態が表れて表面が硬化しているの
で、すぐに杆から外すと麺線に無理が生じて、麺折れが
出来て商品とならないから上記各方法共に表面水分加工
が終れば数分間のもどし時間が必要で、もどし時間は長
い方が麺の取扱いが容易で味がよくなる。熟成ともどし
は同時に進むのでなるべくもどしは長い方がしなやかに
なる。第2図におけるボツクス8、9及び第3図におけ
るボツクス10、11、12を一連の前処理工程とすることが
できる。
(第1実験例) ボーメ度6゜の塩水32%を加えた捏粉を圧延して切刃
ロール16丸刃で生麺線に切出したものを長さ30cmに切
断して片持杆4に掛け乾燥ボツクス7の内部を約3分間
進行させて表面水分を3%減少した、更に該ボツクス7
から出て4分後に取卸したが全体の水分は0.6%減少し
ていた。
(第2実験例) ボーメ度10゜の塩水36%を加えた捏粉を10角に麺線
として切刃ロールにて切出し約25cmの長さに切断して生
麺線を片持杆4に掛けた、第1ボツクス8で約80℃の水
蒸気の中を3分間通過させて第2ボツクス9で約10゜の
冷風中を5分間通過させて、さらにもどし時間を7分取
つて半生麺を製造した。
(第3実験例) ポーメ度8゜の塩水34%を加えた切刃ロール22丸刃
で麺線状に切出し約25cmの長さに切断して生麺線を片持
杆4に掛けた第1ボツクス10で高温乾燥空気(80℃くら
い)の中を1分間通過させて第2ボツクス11で約80℃の
水蒸気の中を2分間通過させ、第3ボツクス12の冷風の
中を3分間通過させた後更に5分後に片持杆4から麺線
を取卸した。
「効果」 本発明は上述の方法によつたので上記水平面内を回動
するコンベヤライン1内において、始端部Aに生麺を供
給し、かつ同始端部A付近において製品半生麺を取卸し
得るばかりでなく、供給生麺は懸垂状態の定寸麺線の表
面水分がむらなく安定し、その後のもどしによつてしな
やかな半生麺を量産し得るばかりでなく表面水分の多様
化を計り得るばかりでなく、製造工程を簡略化し得る効
果がある。
又本発明は上述の装置によつたので横向片持杆に定寸
切断生麺線を容易に供給し易く、かつ表面水分加工部の
中で上記生麺線の表面を均等に処理し得るばかりでなく
充分なもどし及び熟成が得られ品質良好な半生麺を量産
し得る効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の麺類の処理装置を示す平面図、第2図
及び第3図はそれぞれ該処理装置の他の実施例の平面図
である。 1……無端回動コンベヤライン、2……無端回動コンベ
ヤ、2′……無端回動装置、3……表面水分加工部、4
……横向片持杆、5……移動部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】機枠に同一水平面内を回動する無端回動コ
    ンベヤを設け、該コンベヤの無端回動装置に横向片持杆
    を等間隔に設け、該片持杆の通過する表面水分加工部を
    設け、該加工部の出口から外気に露出する該片持杆の移
    動部を設け、該移動部の長さが上記片持杆に懸垂した表
    面水分加工麺の熟成、もどし等に充分な長さであること
    を特徴とする麺類の処理装置。
JP62328725A 1987-12-24 1987-12-24 麺類の処理装置 Expired - Lifetime JPH082254B2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH01168252A JPH01168252A (ja) 1989-07-03
JPH082254B2 true JPH082254B2 (ja) 1996-01-17

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JPS5763061A (en) * 1980-10-02 1982-04-16 Eitaro Suzuki Preparation of half dried noodle and its machine
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JPH0262Y2 (ja) * 1985-08-01 1990-01-05
JPS63160560A (ja) * 1986-12-24 1988-07-04 Hoshino Bussan Kk 麺線の分離乾燥方法及びその装置

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