JPH08225495A - フェノール化合物およびその用途 - Google Patents

フェノール化合物およびその用途

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JPH08225495A
JPH08225495A JP33235995A JP33235995A JPH08225495A JP H08225495 A JPH08225495 A JP H08225495A JP 33235995 A JP33235995 A JP 33235995A JP 33235995 A JP33235995 A JP 33235995A JP H08225495 A JPH08225495 A JP H08225495A
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polyolefin
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健 井上
Kazuo Nakagawa
和生 中川
Yoshihiro Ozaki
善弘 尾崎
Akiyoshi Onishi
章義 大西
Machiko Mekata
万智子 目加田
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 一般式〔1〕 【化1】 [式中、Xは、それぞれ式〔2〕 【化2】 (ここでR1 ,R4 は同一または異なっていてもよく、
それぞれ炭素数1〜8のアルキル基を示し、R2
3 ,R5 ,R6 は同一または異なっていてもよく、そ
れぞれ水素原子または炭素数1〜8のアルキル基を示
す。)により表される基を示す。]により表されるフェ
ノール化合物、該化合物からなる有機材料用安定剤、該
化合物および有機材料を含有してなる組成物、これにさ
らに硫黄系酸化防止剤を併用してなる組成物およびその
用途。 【効果】 本発明化合物を有機材料用安定剤として用い
た場合、優れた酸化劣化防止効果を示し、特に長期間熱
水と接触する環境での有機材料の劣化に対して極めて優
れた抵抗性を示す。また、本発明化合物および硫黄系酸
化防止剤との併用によって優れた相乗効果を示し、相乗
的に長期にわたる耐熱水性が良好となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フェニルエステル
構造を含有する新規フェノール化合物、およびその用途
に関する。より詳細には、ポリオレフィン等の合成高分
子材料をはじめ、天然有機材料、および化粧品、不凍液
等の各種有機材料の安定剤(酸化防止剤)として有用で
あり、特に水もしくは熱水の存在する環境中での使用に
おいて著しい効果を発揮するフェノール化合物、および
その用途に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリオレフィン等の合成高分子材料をは
じめとする各種有機材料は、成形加工時および使用時に
酸化を受け、品質が低下するという問題がある。このた
め、従来より酸化劣化を防止する目的で各種酸化防止剤
が開発され、当該材料中に配合されている。例えばヒン
ダードフェノール化合物(例えば、特公昭38−170
164号、特公昭39−4620号、特公昭39−21
140号、特公昭42−9651号、特開昭62−30
134号の各公報に記載の化合物)は、特にポリオレフ
ィン等の合成高分子材料の酸化劣化防止に有用であり、
現在実用に供されている。
【0003】ところで、ヒンダードフェノール化合物と
して1,1,3−トリス置換ブタン系化合物が知られて
いるが、当該化合物としては、例えば英国特許第951
935号明細書には、
【0004】
【化7】
【0005】により表されるフェニルエステル構造を有
する化合物が、米国特許第4199495号明細書に
は、
【0006】
【化8】
【0007】により表されるエステル構造を有する化合
物が、特開昭52−154851号公報には、
【0008】
【化9】
【0009】により表されるエステル構造を有する化合
物が、特開昭52−66551号公報には、
【0010】
【化10】
【0011】により表される亜燐酸エステル化合物が、
特開昭53−56239号公報には、
【0012】
【化11】
【0013】により表される亜燐酸エステル化合物が記
載され、これらは合成高分子材料の酸化防止剤として知
られている。
【0014】また、1,1,3−トリス置換ブタン系化
合物として、特開昭62−156152号公報には、
【0015】
【化12】
【0016】により表される難燃作用性化合物が、特開
昭62−18444号公報には、
【0017】
【化13】
【0018】により表される耐光剤用化合物が記載され
ている。しかしながら、従来の各種酸化防止剤により安
定化された材料を、水の存在する環境中で使用する場
合、その酸化劣化防止効果が著しく低下するという問題
等が起こり、従来の酸化防止剤では未だ十分に満足され
るものはない。この原因としては、従来、酸化防止剤が
水によって抽出されるため、あるいは加水分解された後
抽出されるためであると考えられていた。従って、水の
存在する環境中で使用する材料には、水による抽出や加
水分解を防ぐため、例えば、特開平2−265939号
公報に記載の組成物のようにエステル構造を含まず、高
分子量で、剛直な構造を持つ酸化防止剤を配合するのが
一般的であった。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな酸化防止剤も、要求される耐酸化劣化性を十分に満
たすものではなく、水もしくは熱水の存在する環境中で
の酸化劣化防止に対して特に有効である酸化防止剤が必
要とされてきた。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、水の存在
する環境中にて使用される有機材料に配合されている酸
化防止剤の効果の低下機構について永年にわたり研究を
重ねてきた。ところが、本発明者らは、有機材料中の酸
化防止剤が水によって抽出され、または加水分解される
という従来の酸化防止機構に基づいた研究を行ったが、
所望の酸化防止剤を得ることはできなかった。この研究
過程において本発明者らは、実は水の作用によって、当
該酸化防止剤自体の酸化変質が促進されて、酸化防止効
果を示さない化合物となってしまうことを発見した。従
って、水の存在する環境中にて使用される有機材料に
は、たとえ水の作用によって酸化変質したとしても、そ
の酸化変質によって生成した化合物にも酸化防止能を有
する化合物を設計することを着想し、鋭意検討を行っ
た。その結果、下記一般式〔1〕で表されるフェノール
化合物がそれ自体の化学構造で有機材料に対する優れた
酸化劣化防止能を有し、しかも、水または熱水の存在す
る環境中にて使用して変質された場合でも、十分に満足
できる酸化劣化防止能を発揮することを見出し、本発明
を完成するに至った。本発明化合物は、たとえ水による
変質が生じたとしても、新たな酸化劣化防止能を有する
化合物が順次生成することから、その酸化劣化防止能の
持続効果も著しいものがある。すなわち、本発明は、一
般式〔1〕
【0021】
【化14】
【0022】[式中、Xは、それぞれ式〔2〕
【0023】
【化15】
【0024】(ここでR1 ,R4 は同一または異なって
いてもよく、それぞれ炭素数1〜8のアルキル基を示
し、R2 ,R3 ,R5 ,R6 は同一または異なっていて
もよく、それぞれ水素原子または炭素数1〜8のアルキ
ル基を示す。)により表される基を示す。]により表さ
れるフェノール化合物に関する。
【0025】また、本発明は、上記化合物からなる有機
材料用安定剤、上記化合物および有機材料を含有してな
る組成物、これにさらに硫黄系酸化防止剤を併用してな
る組成物に関する。
【0026】さらに詳細には、 (1)一般式〔1〕
【0027】
【化16】
【0028】[式中、Xは、それぞれ式〔2〕
【0029】
【化17】
【0030】(ここでR1 ,R4 は同一または異なって
いてもよく、それぞれ炭素数1〜8のアルキル基を示
し、R2 ,R3 ,R5 ,R6 は同一または異なっていて
もよく、それぞれ水素原子または炭素数1〜8のアルキ
ル基を示す。)により表される基を示す。]により表さ
れるフェノール化合物、
【0031】(2)一般式〔1〕におけるXが、3つと
も同一の置換基である上記(1)記載のフェノール化合
物、
【0032】(3)一般式〔2〕におけるR6 が、炭素
数1〜8のアルキル基である上記(1)記載のフェノー
ル化合物、
【0033】(4)上記(1)、(2)または(3)記
載の化合物からなる有機材料用安定剤、
【0034】(5)上記(1)、(2)または(3)記
載の化合物を含有してなる有機材料、
【0035】(6)上記(1)、(2)または(3)記
載の化合物を含有してなるポリオレフィン、
【0036】(7)一般式〔1〕で表されるフェノール
化合物がポリオレフィン100重量部に対し、0.01
〜10重量部の割合で含有される上記(6)記載の有機
材料、
【0037】(8)ポリオレフィンがポリエチレン、ポ
リプロピレンおよびプロピレン系共重合体より選ばれた
ものである上記(6)記載の有機材料、
【0038】(9)上記(1)、(2)または(3)記
載の化合物と硫黄系酸化防止剤とを併用してなる有機材
料用安定剤、
【0039】(10)硫黄系酸化防止剤がジラウリルチ
オジプロピオネート、ジミリスチルチオジプロピオネー
ト、ジステアリルチオジプロピオネート、ジドコシルチ
オジプロピオネート、テトラキス[メチレン(ラウリル
チオプロピオネート)]メタンまたはテトラキス[メチ
レン(ステアリルチオプロピオネート)]メタンである
上記(9)記載の安定剤、
【0040】(11)硫黄系酸化防止剤の割合が、一般
式〔1〕で表されるフェノール化合物に対し、0.1〜
10(重量比)である上記(9)記載の有機材料用安定
剤、
【0041】(12)一般式〔1〕
【0042】
【化18】
【0043】[式中、Xは、それぞれ式〔2〕
【0044】
【化19】
【0045】(ここでR1 ,R4 は同一または異なって
いてもよく、それぞれ炭素数1〜8のアルキル基を示
し、R2 ,R3 ,R5 ,R6 は同一または異なっていて
もよく、それぞれ水素原子または炭素数1〜8のアルキ
ル基を示す。)により表される基を示す。]により表さ
れるフェノール化合物を有機材料に加えることからなる
有機材料の安定化方法、
【0046】(13)フェノール化合物が、一般式
〔1〕において、Xが3つとも同一の置換基である上記
(12)記載の有機材料の安定化方法、
【0047】(14)フェノール化合物が、一般式
〔2〕において、R6 が、炭素数1〜8のアルキル基で
ある上記(12)記載の有機材料の安定化方法、
【0048】(15)有機材料がポリオレフィンである
上記(12)、(13)または(14)記載の有機材料
の安定化方法、
【0049】(16)一般式〔1〕で表されるフェノー
ル化合物がポリオレフィン100重量部に対し、0.0
1〜10重量部の割合で含有される上記(15)記載の
有機材料の安定化方法、
【0050】(17)ポリオレフィンがポリエチレン、
ポリプロピレンおよびプロピレン系共重合体より選ばれ
たものである上記(15)記載の有機材料の安定化方
法、
【0051】(18)一般式〔1〕
【0052】
【化20】
【0053】[式中、Xは、それぞれ式〔2〕
【0054】
【化21】
【0055】(ここでR1 ,R4 は同一または異なって
いてもよく、それぞれ炭素数1〜8のアルキル基を示
し、R2 ,R3 ,R5 ,R6 は同一または異なっていて
もよく、それぞれ水素原子または炭素数1〜8のアルキ
ル基を示す。)により表される基を示す。]により表さ
れるフェノール化合物と有機材料を含む組成物、
【0056】(19)フェノール化合物が、一般式
〔1〕において、Xが3つとも同一の置換基である上記
(18)記載の組成物、
【0057】(20)フェノール化合物が、一般式
〔2〕において、R6 が炭素数1〜8のアルキル基であ
る上記(18)記載の組成物、
【0058】(21)上記(18)、(19)または
(20)記載の組成物からなる有機材料用安定剤、
【0059】(22)上記(18)、(19)または
(20)記載の組成物を含有してなるポリオレフィン組
成物、
【0060】(23)一般式〔1〕で表されるフェノー
ル化合物がポリオレフィン100重量部に対し、0.0
1〜10重量部の割合で含有される上記(22)記載の
組成物、
【0061】(24)ポリオレフィンがポリエチレン、
ポリプロピレンおよびプロピレン系共重合体より選ばれ
たものである上記(22)記載の組成物、
【0062】(25)さらに硫黄系酸化防止剤を含む上
記(18)、(19)または(20)記載の組成物、
【0063】(26)硫黄系酸化防止剤がジラウリルチ
オジプロピオネート、ジミリスチルチオジプロピオネー
ト、ジステアリルチオジプロピオネート、ジドコシルチ
オジプロピオネート、テトラキス[メチレン(ラウリル
チオプロピオネート)]メタンまたはテトラキス[メチ
レン(ステアリルチオプロピオネート)]メタンである
上記(25)記載の組成物、
【0064】(27)硫黄系酸化防止剤の割合が、一般
式〔1〕で表されるフェノール化合物に対し、0.1〜
10(重量比)である上記(25)記載の組成物に関す
るものである。
【0065】本明細書中に用いられている各記号につい
て、以下に説明する。R1 およびR4 の炭素数1〜8、
好ましくは1〜5のアルキル基としては、それぞれ直鎖
状、分枝鎖状または環状のいずれでもよく、具体的には
メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル
基、n−ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、
tert−ブチル基、n−ペンチル基、イソペンチル
基、sec−ペンチル基、tert−ペンチル基、2−
メチルブチル基、n−ヘキシル基、イソヘキシル基、s
ec−ヘキシル基、tert−ヘキシル基、シクロヘキ
シル基、ヘプチル基、n−オクチル基、イソオクチル
基、sec−オクチル基、tert−オクチル基、2−
エチルヘキシル基等が挙げられる。
【0066】R2 ,R3 ,R5 およびR6 としては、そ
れぞれ水素原子、またはメチル基、エチル基、n−プロ
ピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル
基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、n−ペン
チル基、イソペンチル基、sec−ペンチル基、ter
t−ペンチル基、2−メチルブチル基、n−ヘキシル
基、イソヘキシル基、sec−ヘキシル基、tert−
ヘキシル基、シクロヘキシル基、ヘプチル基、n−オク
チル基、イソオクチル基、sec−オクチル基、ter
t−オクチル基、2−エチルヘキシル基等の直鎖状、分
枝鎖状または環状のいずれでもよい炭素数1〜8、好ま
しくは1〜5のアルキル基が挙げられる。
【0067】また、一般式〔1〕の化合物におけるX
は、必ずしも3つともすべて同じである必要はないが、
通常は同一であることが好ましい。
【0068】一般式〔1〕で表される本発明化合物の具
体例としては、1,1,3−トリス[2−メチル−4−
(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェ
ニルプロピオニルオキシ)−5−tert−ブチルフェ
ニル]ブタン、1,1,3−トリス[3−メチル−4−
(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェ
ニルプロピオニルオキシ)−5−tert−ブチルフェ
ニル]ブタン、1,1,3−トリス[2−メチル−4−
(3−メチル−5−tert−ブチル−4−ヒドロキシ
フェニルプロピオニルオキシ)−5−tert−ブチル
フェニル]ブタン、1,1,3−トリス[3−メチル−
4−(3−メチル−5−tert−ブチル−4−ヒドロ
キシフェニルプロピオニルオキシ)−5−tert−ブ
チルフェニル]ブタン等が挙げられる。
【0069】一般式〔1〕で表される本発明化合物の製
造方法は特に限定されず、例えば、
【0070】
【化22】
【0071】(式中、各記号は前記と同義。)によって
表される特公昭39−4469号公報、特開昭56−4
0629号公報に記載のある化合物と、
【0072】
【化23】
【0073】(式中、Yはハロゲン(塩素、臭素、ヨウ
素等)を示し、他の各記号は前記と同義。)によって表
される化合物とを、アルカリの存在下に反応させること
により、一般式〔1〕で表される本発明化合物を製造す
ることができる。当該反応は、通常、不活性溶媒(例え
ば、トルエン等)中で行われる。
【0074】一般式〔1〕で表される本発明化合物の特
徴は、ヒンダードフェニルエステル構造を有するヒンダ
ードフェノール化合物であるところにある。すなわち、
水の存在する環境中において、使用初期はヒンダードフ
ェノールが酸化防止効果を発揮し、使用中にヒンダード
フェニルエステルが水の作用によって変質すると、新た
にヒンダードフェノールが生成し、引き続き酸化防止防
止能を発揮するので、従来の酸化防止剤に比べて長期の
酸化劣化防止効果を示すことができる。
【0075】一般式〔1〕で表される本発明化合物は、
種々の有機材料の安定剤として用いることができ、有機
材料の酸化劣化防止に有効であるが、特に水の存在する
環境中で使用されることの多い合成高分子の酸化劣化防
止に有効である。また、本発明は、一般式〔1〕で表さ
れる化合物を含有する有機材料をも提供する。
【0076】有機材料としては、例えば、合成高分子、
天然有機材料等が挙げられる。合成高分子としては、例
えば、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密
度ポリエチレン等のポリエチレン、ポリプロピレン、ポ
リブテン−1等の炭素数2〜8のα−オレフィンの単独
重合体、エチレン・プロピレンランダムまたはブロック
共重合体、エチレン・ブテン−1ランダム共重合体、プ
ロピレン・エチレン・ブテン−1ランダム共重合体等の
α−オレフィン共重合体、無水マレイン酸変性ポリプロ
ピレン等のポリ−α−オレフィンと他の単量体との共重
合体等のポリオレフィン;ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビ
ニリデン、ポリフッ化ビニル、ポリフッ化ビニリデン、
塩化ビニル・アクリル酸アルキルエステル共重合体等の
含ハロゲン系重合体;ポリスチレン、耐衝撃性ポリスチ
レン、ABS樹脂、AES樹脂等のスチレン系樹脂;ポ
リアクリレート、ポリメタクリレート等のアクリル系樹
脂;ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフ
タレート等の熱可塑性ポリエステル;ナイロン6、ナイ
ロン66、ナイロン612等のポリアミド;芳香族ポリ
カーボネート;ポリアセタール;ポリエチレンオキシ
ド;ポリフェニレンエーテル;ポリスルホン;ポリウレ
タン;不飽和ポリエステル樹脂等が挙げられ、これらの
混合物等も挙げることができる。
【0077】本発明化合物は、特にポリオレフィン、な
かでもポリエチレン、ポリプロピレンまたはプロピレン
系共重合体に配合した場合、優れた酸化劣化防止効果を
示す。
【0078】また、天然有機材料としては、セルロー
ス、天然ゴム、蛋白質、あるいは酢酸セルロース等の誘
導体等の天然高分子物質や、鉱油、動植物油、ロウ等を
挙げることができる。
【0079】さらに、本発明化合物は、特に硫黄系酸化
防止剤と組み合わせて用いることにより、より優れた効
果を発揮する。つまり、本発明化合物および硫黄系酸化
防止剤を安定剤として用い、有機材料に含有させると、
より安定性に優れた有機材料を含む組成物を得ることが
できる。
【0080】硫黄系酸化防止剤としては、特に限定され
ないが、好ましくはジラウリルチオジプロピオネート、
ジミリスチルチオジプロピオネート、ジステアリルチオ
ジプロピオネート、ジドコシルチオジプロピオネート、
テトラキス[メチレン(ラウリルチオプロピオネー
ト)]メタン、テトラキス[メチレン(ステアリルチオ
プロピオネート)]メタン等が挙げられる。これらは、
1種でも、2種以上でも用いることができる。
【0081】本発明化合物を有機材料用安定剤として用
いる場合、有機材料(安定剤を含まない)100重量部
に対し、本発明化合物は好ましくは0.01〜10重量
部、より好ましくは0.01〜5重量部の割合で配合す
るのがよい。本発明化合物の割合は、本発明化合物単独
利用の場合も、本発明化合物と硫黄系酸化防止剤の併用
の場合も同じである。また、硫黄系酸化防止剤は、有機
材料(安定剤を含まない)100重量部に対し、好まし
くは0.01〜10重量部、より好ましくは0.01〜
5重量部の割合で配合するのがよい。さらに、本発明化
合物に対する硫黄系酸化防止剤の割合(硫黄系酸化防止
剤/本発明化合物)は、0.1〜10(重量比)の範囲
が好ましい。
【0082】本発明化合物は、安定剤として用いる場
合、さらに必要に応じて、本発明化合物の効果を著しく
損なわない程度の他の添加物、例えば他のフェノール系
酸化防止剤、燐系酸化防止剤、光安定剤、紫外線吸収
剤、金属石鹸、重金属不活性化剤、有機錫安定剤、エポ
キシ化合物、顔料、難燃剤、帯電防止剤、滑剤、加工助
剤、中和剤、造核剤、可塑剤、着色剤、充填剤、発泡剤
等の1種以上と併用することもできる。
【0083】当該安定剤を有機材料に配合する方法とし
ては特に限定されず、従来公知の方法等が挙げられ、例
えば、有機材料と安定剤を混合した後、混練り、押し出
し等の工程を経て処理する方法等が挙げられる。
【0084】
【実施例】次に、実施例および実験例を挙げて本発明を
より具体的に説明するが、本発明はこれらにより何ら限
定されるものではない。
【0085】実施例1 1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5
−tert−ブチルフェニル)ブタン6g、トリエチル
アミン5gおよびトルエン30mlの溶液を5℃に冷却
し、これに3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロ
キシフェニルプロピオニルクロリド11gをトルエン3
0mlに溶解した溶液を滴下した後、5℃で1時間撹拌
した。反応終了後、反応液を濾過し、濾液にトルエン4
0mlおよび水50mlを加え、水洗した。分液後、ト
ルエン層を濃縮し、シリカゲルカラムにより精製する
と、融点101〜103℃の白色結晶性粉末の1,1,
3−トリス[2−メチル−4−(3,5−ジ−tert
−ブチル−4−ヒドロキシフェニルプロピオニルオキ
シ)−5−tert−ブチルフェニル]ブタンが得られ
た。その構造および物性値を次に示す。
【0086】
【化24】
【0087】 2)赤外分光分析結果(KBr) νOH:3600cm-1、νC=O :1726cm-1 3)核磁気共鳴分析結果(CDCl3 ,ppm) δ1.16(s,12H) δ1.30(s,9H) δ1.32(s,11H) δ1.44(s,54H) δ1.62(s,3H) δ1.80(s,3H) δ2.08(s,4H) δ2.64−3.12(m,12H) δ3.72−4.04(m,1H) δ5.05(s,3H) δ6.44−6.60(m,3H) δ6.90−7.36(m,9H)
【0088】実施例2 実施例1の1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒド
ロキシ−5−tert−ブチルフェニル)ブタンの代わ
りに1,1,3−トリス(3−メチル−4−ヒドロキシ
−5−tert−ブチルフェニル)ブタンを用い、実施
例1と同様に反応・精製を行うと、融点104〜113
℃の白色結晶性粉末の1,1,3−トリス[3−メチル
−4−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキ
シフェニルプロピオニルオキシ)−5−tert−ブチ
ルフェニル]ブタンが得られた。その構造および物性値
を次に示す。
【0089】
【化25】
【0090】 2)赤外分光分析結果(KBr) νOH:3600cm-1、νC=O :1725cm-1 3)核磁気共鳴分析結果(CDCl3 ,ppm) δ1.16,1.21(d,3H) δ1.24(s,9H) δ1.25(s,9H) δ1.27(s,9H) δ1.44(s,54H) δ1.91(s,3H) δ1.93(s,3H) δ1.95(s,3H) δ2.12−2.28(m,2H) δ2.45−2.52(m,1H) δ2.85−3.10(m,12H) δ3.59,3.62,3.65(t,1H) δ5.08(s,3H) δ6.77−7.13(m,12H)
【0091】実施例3〜5、比較例1〜4 チーグラー・ナッタ触媒を用いたスラリー法により重合
され、135℃のテトラリン中で測定した極限粘度が
1.9でアイソタクチックなものが98%のポリプロピ
レン粉末100重量部に、表1に記載の化合物を配合
し、ミキサーにて充分混合した後、シリンダー温度26
0℃、L/D=20、吐出直径20mmの押出機によっ
て溶融混練し、これをストランド状に押し出し、カッテ
ィングしてペレットとし、安定剤含有有機材料を得た。
【0092】
【表1】
【0093】実験例 上記実施例および比較例で得られたペレット(安定剤含
有有機材料)を230℃で厚さ0.5mmのシートに圧
縮成形し、50mm×20mmの試験片を切り出した。
得られた試験片について、耐熱水性試験を行った。すな
わち、試験片を90℃の蒸留水中に所定時間(0、10
00、3000、5000時間)浸漬した後、150℃
のギャー・オーブン中で試験片が脆化するまでの時間
(オーブンライフ)を測定した。結果を表2に示す。
【0094】
【表2】
【0095】表2の結果から、本発明のフェノール化合
物を配合したポリプロピレン成形体は長期間、熱水中に
保持した場合でも、耐久性に優れていることが明らかで
ある。要するに、比較例1および3に示した公知の酸化
防止剤を同量配合した場合に比べ、本発明の実施例1お
よび2の方がポリマーが脆化するまでの時間が長いこと
が明らかである。また、硫黄系酸化防止剤を併用した場
合の実施例5と比較例4を対比しても、両者の効果差は
顕著である。
【0096】
【発明の効果】本発明化合物を、有機材料用安定剤とし
て用いた場合、従来の耐熱水性酸化防止剤として使用さ
れてきた化合物に比べて、優れた酸化劣化防止効果を示
し、特に長期間熱水と接触する環境での有機材料の劣化
に対して極めて優れた抵抗性を示す。また、本発明化合
物および硫黄系酸化防止剤との併用によって優れた相乗
効果を示し、従来の耐熱水性酸化防止剤と比べ、相乗的
に長期にわたる耐熱水性が良好となる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 尾崎 善弘 大阪府大阪市中央区平野町二丁目6番9号 吉富製薬株式会社化成品事業部内 (72)発明者 大西 章義 三重県四日市市東邦町1番地 三菱化学株 式会社四日市総合研究所内 (72)発明者 目加田 万智子 三重県四日市市東邦町1番地 三菱化学株 式会社四日市総合研究所内

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式〔1〕 【化1】 [式中、Xは、それぞれ式〔2〕 【化2】 (ここでR1 ,R4 は同一または異なっていてもよく、
    それぞれ炭素数1〜8のアルキル基を示し、R2
    3 ,R5 ,R6 は同一または異なっていてもよく、そ
    れぞれ水素原子または炭素数1〜8のアルキル基を示
    す。)により表される基を示す。]により表されるフェ
    ノール化合物。
  2. 【請求項2】 一般式〔1〕におけるXが、3つとも同
    一の置換基である請求項1記載のフェノール化合物。
  3. 【請求項3】 一般式〔2〕におけるR6 が、炭素数1
    〜8のアルキル基である請求項1記載のフェノール化合
    物。
  4. 【請求項4】 請求項1、2または3記載の化合物から
    なる有機材料用安定剤。
  5. 【請求項5】 請求項1、2または3記載の化合物を含
    有してなる有機材料。
  6. 【請求項6】 請求項1、2または3記載の化合物を含
    有してなるポリオレフィン。
  7. 【請求項7】 一般式〔1〕で表されるフェノール化合
    物がポリオレフィン100重量部に対し、0.01〜1
    0重量部の割合で含有される請求項6記載の有機材料。
  8. 【請求項8】 ポリオレフィンがポリエチレン、ポリプ
    ロピレンおよびプロピレン系共重合体より選ばれたもの
    である請求項6記載の有機材料。
  9. 【請求項9】 請求項1、2または3記載の化合物と硫
    黄系酸化防止剤とを併用してなる有機材料用安定剤。
  10. 【請求項10】 硫黄系酸化防止剤がジラウリルチオジ
    プロピオネート、ジミリスチルチオジプロピオネート、
    ジステアリルチオジプロピオネート、ジドコシルチオジ
    プロピオネート、テトラキス[メチレン(ラウリルチオ
    プロピオネート)]メタンまたはテトラキス[メチレン
    (ステアリルチオプロピオネート)]メタンである請求
    項9記載の安定剤。
  11. 【請求項11】 硫黄系酸化防止剤の割合が、一般式
    〔1〕で表されるフェノール化合物に対し、0.1〜1
    0(重量比)である請求項9記載の有機材料用安定剤。
  12. 【請求項12】 一般式〔1〕 【化3】 [式中、Xは、それぞれ式〔2〕 【化4】 (ここでR1 ,R4 は同一または異なっていてもよく、
    それぞれ炭素数1〜8のアルキル基を示し、R2
    3 ,R5 ,R6 は同一または異なっていてもよく、そ
    れぞれ水素原子または炭素数1〜8のアルキル基を示
    す。)により表される基を示す。]により表されるフェ
    ノール化合物を有機材料に加えることからなる有機材料
    の安定化方法。
  13. 【請求項13】 フェノール化合物が、一般式〔1〕に
    おいて、Xが3つとも同一の置換基である請求項12記
    載の有機材料の安定化方法。
  14. 【請求項14】 フェノール化合物が、一般式〔2〕に
    おいて、R6 が、炭素数1〜8のアルキル基である請求
    項12記載の有機材料の安定化方法。
  15. 【請求項15】 有機材料がポリオレフィンである請求
    項12、13または14記載の有機材料の安定化方法。
  16. 【請求項16】 一般式〔1〕で表されるフェノール化
    合物がポリオレフィン100重量部に対し、0.01〜
    10重量部の割合で含有される請求項15記載の有機材
    料の安定化方法。
  17. 【請求項17】 ポリオレフィンがポリエチレン、ポリ
    プロピレンおよびプロピレン系共重合体より選ばれたも
    のである請求項15記載の有機材料の安定化方法。
  18. 【請求項18】 一般式〔1〕 【化5】 [式中、Xは、それぞれ式〔2〕 【化6】 (ここでR1 ,R4 は同一または異なっていてもよく、
    それぞれ炭素数1〜8のアルキル基を示し、R2
    3 ,R5 ,R6 は同一または異なっていてもよく、そ
    れぞれ水素原子または炭素数1〜8のアルキル基を示
    す。)により表される基を示す。]により表されるフェ
    ノール化合物と有機材料を含む組成物。
  19. 【請求項19】 フェノール化合物が、一般式〔1〕に
    おいて、Xが3つとも同一の置換基である請求項18記
    載の組成物。
  20. 【請求項20】 フェノール化合物が、一般式〔2〕に
    おいて、R6 が炭素数1〜8のアルキル基である請求項
    18記載の組成物。
  21. 【請求項21】 請求項18、19または20記載の組
    成物からなる有機材料用安定剤。
  22. 【請求項22】 請求項18、19または20記載の組
    成物を含有してなるポリオレフィン組成物。
  23. 【請求項23】 一般式〔1〕で表されるフェノール化
    合物がポリオレフィン100重量部に対し、0.01〜
    10重量部の割合で含有される請求項22記載の組成
    物。
  24. 【請求項24】 ポリオレフィンがポリエチレン、ポリ
    プロピレンおよびプロピレン系共重合体より選ばれたも
    のである請求項22記載の組成物。
  25. 【請求項25】 さらに硫黄系酸化防止剤を含む請求項
    18、19または20記載の組成物。
  26. 【請求項26】 硫黄系酸化防止剤がジラウリルチオジ
    プロピオネート、ジミリスチルチオジプロピオネート、
    ジステアリルチオジプロピオネート、ジドコシルチオジ
    プロピオネート、テトラキス[メチレン(ラウリルチオ
    プロピオネート)]メタンまたはテトラキス[メチレン
    (ステアリルチオプロピオネート)]メタンである請求
    項25記載の組成物。
  27. 【請求項27】 硫黄系酸化防止剤の割合が、一般式
    〔1〕で表されるフェノール化合物に対し、0.1〜1
    0(重量比)である請求項25記載の組成物。
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WO1997044310A1 (en) * 1996-05-22 1997-11-27 Yoshitomi Fine Chemicals, Ltd. Novel phenol compounds and use thereof
JP2008542230A (ja) * 2005-05-27 2008-11-27 エクソンモービル・ケミカル・パテンツ・インク 可塑剤エステル
JP2013091059A (ja) * 2011-10-06 2013-05-16 Mitsubishi Rayon Co Ltd ポリオレフィン多孔質中空糸膜及びその製造方法

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