JPS6197248A - 新規のピロメリト酸エステル可塑剤および塩化ビニル組成物 - Google Patents

新規のピロメリト酸エステル可塑剤および塩化ビニル組成物

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JPS6197248A
JPS6197248A JP60182873A JP18287385A JPS6197248A JP S6197248 A JPS6197248 A JP S6197248A JP 60182873 A JP60182873 A JP 60182873A JP 18287385 A JP18287385 A JP 18287385A JP S6197248 A JPS6197248 A JP S6197248A
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pyromellitic acid
vinyl
plasticizer
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アレン デイ ゴツドウイン
エドワード ジエイムズ ウイツクソン
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Exxon Research and Engineering Co
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K5/00Use of organic ingredients
    • C08K5/04Oxygen-containing compounds
    • C08K5/10Esters; Ether-esters
    • C08K5/12Esters; Ether-esters of cyclic polycarboxylic acids

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  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
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  • Organic Chemistry (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、一般に塩化ビニル可塑剤に関し、特に新規の
低揮発性可塑剤に関する。
入丘弦歪至脱里 多くのポリマー材料、例えばポリ (塩化ビニル)、セ
ルロース樹脂などは比較的硬くて脆い性質がある。得ら
れた生成物を多種の用途に使用できるように柔軟性およ
び可撓性を改良するには、ポリマーへ可塑剤を添加しな
ければならない、良好な可塑剤の基本的属性は、 (1)可塑化しようとするポリマーまたは樹脂との相溶
性と、 (2)  所望な加工性、柔軟性などを与える能力と、
(3)  加工およびその後のエージングの条件下に於
ける熱安定性と、 (4)損失、特に揮発によるが溶剤抽出または移動また
は浸出にもよる損失に対する永久性とである。相溶性と
は、通常、可塑剤が透明な膜を生成させかつ特にエージ
ングに際して、樹脂組成物中に多かれ少なかれ均一に分
散されたま\でいる能力と定義される。永久性とは、可
塑剤が揮発、化学的分解、水または石けん水または有機
溶剤による抽出、移動、浸出による損失に抵抗する傾向
を意味する。可塑剤の他の重要な属性は、能率、すなわ
ち所望の性質を与えるための可塑剤の所要量(可塑剤お
よび樹脂の相対的原価および比重によって、高い能率は
可塑化樹脂組成物の減少または増加した容量原価をもた
らし得る)、樹脂に低温可撓性を与える能力、樹脂系に
対して加工を容易にする能力、すなわち流動、成形、押
出を容易にする能力などである。
米国特許第4 、334 、080号は、触媒としての
無定形アルミニウム化合物と促進剤としてのアルカリ金
属化合物との存在下に於いて、8−10個の炭素原子を
有するベンゼンカルボン酸または対応するカルボン酸無
水物を、2−エチルヘキサノール、n−’オクタツール
および種々の直鎖アルコール混合物(7−9個、9−1
0個、9−11個の炭素原子混合物)を含む7−11個
の炭素原子を有する脂肪族アルコールと反応させること
によるベンゼンカルボン酸エステルの製造法に関する。
米国特許第3,296.298号は、アルキル基が6−
8個の炭素原子を含むピロメリト酸テトラアルキルで、
および技分かれした6個または7個または8個の炭素を
含むアルカノール混合物のピロメリト酸エステルで可塑
化されたポリ塩化ビニル組成物に関する。アルキル基が
8個の炭素原子を越すピロメリト酸テトラアルキルは、
完全に無効でかつ低温可撓性を与えることができず、従
って低温で過度に脆い生成物をもたらすので、ポリビニ
ル樹脂には実際的に無価値だと言われている。
米国特許第3,280,063号には、全レコード組成
物100部につき約0.05−10部の量で用いられる
、3−6個のカルボン酸基の単核芳香族酸の01゜−0
2゜アルキルエステルからなるレコード用流動促進剤が
開示されている。
カナダ国特許第901,709号は、ハロゲン化ビニル
樹脂100重量部とシアヌル酸トリアリル1−2重量部
と有機過酸化物0.5−5重量部とエステル基中に4−
10個の炭素原子を有するピロメリト酸アルキルエステ
ル10−100重量部とからなるハロゲン化ビニル樹脂
組成物に関する。しかし、ピロメリト酸ジブチルージー
(2−エチルヘキシル)しか試験されていない。
ピロメリト酸テトラ(2−エチルヘキシル)およびピロ
メリト酸テトラ(イソオクチル)は相溶性試験で中程度
の浸出を示すことが知られており、またピロメリト酸テ
トラデシルも浸出すると言われている(J、R,ダーと
4 (J、R,Darby)、・ポリマーエンジニアリ
ング アンド サイエンス(P蛙り肛En 1neer
in & 5cience)、295.300 (19
67年10月)〕。
J、ナヌ(J、 Nanu)ら、マテリアμ プラスチ
イセ(Materiale Plastice)、12
 (2) 、132−142 (1975)は、ポリ塩
化ビニル用可塑剤としてのピロメリト酸のn−ブチル、
ネオブチル、n−ペンチル、イソペンチル、n−ヘキシ
ル、nl    −へ7.f)Lt、。−オアケア、、
イツォ、ケア、、2−エチルヘキシルエステルの合成お
よび評価を記載している。
56.8−12 (1974)はPVC(7)可塑化に
使用できるCh  C14アルコールエステルの製造に
使用することが可能だと該著者らが示しているKk度ピ
ロメリト酸無水物のアルスイセ(Alusuisse)
製造法に関する。かかるエステルは、揮発性、高い熱安
定性、低温に於ても優れた可塑化性、傑出した誘電性、
移動傾向がないことの特徴を有すると言われている。し
かし、かかるエステルの製造またはその可塑剤として企
図された使用の例は示されておらず、また一般的な有用
性についての陳述は、高級アルコールピロメリト酸エス
テルのための上記の他の先行技術の教示の重みによって
論ばくされる。
3浬Iと」真 本発明によれば、弐N) 〔上記式(I)中、R’、R”、I?’、R’は同じで
あるかまたは異なっており、イソノニル基とイソデシル
基とからなる群から選ばれる成員からなる〕の化合物か
らなる群から選ばれる成員からなる新規ピロメリト酸エ
ステル可塑剤が提供される。
本発明の新規可塑剤は、かかる高級枝分かれピロメリト
酸エステルが非相溶性だという先行技術の否定的教示と
は対照的に、可塑化組成物に改良された低温可撓性と低
連発性と良好な電気的性質と良好な高温エージング性と
を与えることが発見された。
光1j」り影【波型 本発明の新規ピロメリト酸エステル可塑剤は、弐(1) 〔上記式(1)中、R’、R”、R3,R’は同じであ
るかまたは異なっておりかつイソノニルまたはイソデシ
ルからなる〕 の化合物からなる群から選ばれる成員からなる。
従って、本発明の可塑剤は、ピロメリト酸l、2゜4.
5−テトライソノニル、ピロメリト酸1,2゜4.5−
テトライソデシル、ピロメリト酸1.2−ジ(イソノニ
ル)−4,5−ジ(イソデシル)、ピロメリト酸1.4
−ジ(イソノニル)−2,5−ジ(イソデシル)、ピロ
メリト酸1.5−ジ(イソノニル)−2,4−ジ(イソ
デシル)および上記のものの混合物によって例示される
。本発明の特に好ましいピロメリト酸エステルはピロメ
リト酸1,2,4.5−テトライソノニルとピロメリト
酸1,2,4.5−テトライソデシルである。
本発明のピロメリト酸エステル可塑剤は、ピロメリト酸
ジアンヒドリドまたはピロメリト酸(すなわちベンゼン
−1,2,4,5−テトラカルボン酸)と対応する分枝
鎖脂肪族アルコール、すなわち式(n) R’ OH(II) 〔上記式(I[)中、R′はイソノニルまたはイソデシ
ルからなる〕 の化合物またはかかるアルコールの混合物からなる群か
ら選ばれるアルコールとの反応によって製造することが
できる。
このエステル化反応が起こる条件は、当業者には公知で
ある。温度および圧力は、共に広範囲にわたって変わり
得る。約80−250℃の範囲の温度が用いられ得るが
、160−230℃の温度が好ましい0着色体の生成を
最少にするため、一般に、230℃を越える高温は避け
られるべきである。圧力も広範囲に変わることができ、
例えば3.0−1.013kPa (0,03−10気
圧)、好ましくは5.1−101kPa (0,05−
1気圧)である、アルコール反応成分対ピロメリト酸ジ
アンヒドリド/ピロメリト酸のモル比は臨界的ではない
が、少なくとも化学量論比すなわちピロメリト酸ジアン
ヒドリド/ピロメリト酸1モルにつきアルコール1モル
である。しかし、通常、過剰のアルコールを使用し、モ
ル比は化学量論比から100%アルコール反応成分過剰
まで、好ましくは化学量論比から50%アルコール反応
成分過剰まで、より好ましくは化学量論比から20%ア
ルコール反応成分過剰までの範囲でよい。反応時間は臨
界的でなく、数分、例えば30分から数時間、例えば6
時間までの範囲であることができる。しかし、反応は、
実質的に全部のピロノIJ )酸無水物が反応すること
ができるのに十分な時間行われねばならない。
反応は、溶剤または反応中に生成される水を除去するた
めの添加溶剤(entrainer)を用いてまたは用
いないで行うことができる。適当な添加溶剤には、脂肪
族または芳香族炭化水素、例えばC1゜−CI6パラフ
イン、例えばデカン、ドデカンなど、Cb  C14芳
香族炭化水素、例えばベンゼン、トルエン、キシレンな
どが含まれる。添加溶剤を用いる場合、添加溶剤は、通
常、反応混合物の約3−30重量%、好ましくは5−1
0重量%からなるべきである。
エステル化反応は、通常、触媒量のエステル化触媒の存
在下で行われる。これらの触媒の例は、強鉱酸、例えば
HgSO4および次亜燐酸、p−)ルエンスルホン酸な
どのような他の酸、あるいはカルボン酸錫(例えばシュ
ウ酸第−錫)およびチタン酸テトライソデシルのような
チタン酸塩のような金属塩である。触媒の量は、反応成
分の全重量に対して約0.05−5.0重量%、好まし
くは0.1−0.5重量%の範囲である。
かくして生成される新規化合物は、そのま\で使用する
ことができるが、好ましくは、塩基洗浄後中性になるま
で水洗、活性炭の存在下または不在下に於ける真空下で
の約160℃に於けるストリフピング、活性アルミナま
たはアッタパルガスクレーまたはセライトによる処理、
分子蒸留などのような標準方法でさらに精製される。
一般に、本発明の新規可塑剤は、多種の合成樹脂に用い
ることができ、かつ合成織物繊維用潤滑剤としても、ま
た自動的伝動流体として、コンプレッサーおよびエンジ
ン潤滑剤としても用いられる。しかし、本発明の新規可
塑剤は、好ましくは、熱可塑性樹脂、特にビニル樹脂、
セルロース樹脂ならびにアクリルおよびメタクリル樹脂
を可塑化するために用いられる。しかし、合成ゴムもこ
れらのエステルで可塑化することができる。これらの可
塑化樹脂の最終用途はコーティング、成形物または押出
物、カレンダー加工シートなどであることができる。
ビニル樹脂は、塩化ビニルモノマーから誘導され、塩化
ビニルと共重合可能な他のモノ−およびジ−オレフィン
系不飽和化合物と塩化ビニルとのコポリマーをも含むこ
とができる。これらの例は、塩化ビニルと塩化ビニリデ
ンとのコポリマー、塩化ビニルとカルボン酸のビニルエ
ステル(例えば酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、酪酸
ビニルなど)とのコポリマー、塩化ビニルと不飽和酸の
エステル(例えばアクリル酸メチルなどのようなアクリ
ル酸アルキルおよびメタクリル酸の対応するエステルな
ど)とのコポリマーである。しかし、本発明の可塑剤は
、例えばポリビニルブチラール、ポリ塩化ビニリデン、
ポリアクリル酸エチル、ポリアクリル酸メチル、ポリメ
タクリル酸メチルを含む他のビニルポリマーまたはそれ
らの混合物と共に用いることもできる。
セルロースエステルおよび混合エステルのようなセルロ
ース樹脂、例えばプロピオン酸セルロース、酢酸酪酸セ
ルロース、硝酸セルロースなどは、本発明の新規可塑剤
がそれらに対して有用な他の種類の所望なポリマーであ
る。ハロゲン樹脂系については、米国特許第3,167
.524号をも参照されたい。
ビニル樹脂、特にハロゲン化ビニル樹脂、例工ばポリ塩
化ビニルおよびハロゲン化ビニルのコポヘ リマーが好ましい。
好ましくは、ハロゲン化ビニルと他の不飽和上ツマ−(
上で指示したもののいずれかのような)とのコポリマー
からなるビニル樹脂に於ては、樹脂中の全モノマ一単位
の少なくとも70重量%、より好ましくは少なくとも8
5重量%がハロゲン化ビニル、例えば塩化ビニルである
本発明の新規可塑剤(+)は、可塑化量で用いられかつ
一次可塑剤として単独に用いてもよく、あるいは他の一
次または二次可塑剤と共に用いてもよい、任意の樹脂系
で用いられる可塑剤の量は、特別な所望の性質および樹
脂系自体を基礎として広範囲に変わる。しかし、可塑剤
は、重量により樹脂100部につき約1−100部(p
hr) 、好ましくは10 75phrの範囲の量で用
いることができる。
多くの場合、可塑剤−樹脂組成物中へは、充填剤、クレ
ー、顔料、光安定剤、熱安定剤、潤滑剤、酸化防止剤な
どのような通常の添加剤を混合することが望ましい0通
常用いられる安定剤には、三塩基硫酸鉛(tribas
ic 1ead 5ulfate) 、二塩基フタル酸
鉛(dibasic 1ead phthalate)
、石炭酸バリウム、カドミウムおよび亜鉛のオクタン酸
塩、ラウリン酸塩および他の金属石けんが含まれる。例
えば有機亜燐酸エステル、置換フェノールのような補助
安定剤も同様に使用することができる。通常用いられる
充填剤および顔料には、炭酸カルシウム、珪酸塩、バラ
イタなどが含まれる。かかる組成物が十分に本発明の範
囲内にあることは明らかである。
また、本発明の新規可塑剤は、そのま〜で使用してもよ
く、あるいは例えばエポキシ化脂肪酸エステル、高分子
可塑剤、フタル酸エステル可塑剤、アジピン酸エステル
および通常当業界で用いられる多くの他の型の可塑剤の
ような他の型の可塑剤と一諸に使用してもよい。
含まれ得る他の成分の性質、比率などは、技術上公知で
あり、本発明の範囲には入らない。
本発明の改良された可塑剤とビニル樹脂との組成物を以
下の実施例によってさらに説明する。実施例中、可塑剤
の分析は、ガスクロマトグラフィーにより、パリアン(
Varian) 2700を用い、FID検出器、HP
3380積算器で、1.525m X3.175mm 
(5’ X 1/8 ”) NCW98、クロモソープ
(Chromosorb)W 80 / 100メツシ
ユカラム使用、初pJ]/最終温度95℃/340℃、
初期保持0分、最終保持5分、プログラム速度lO℃/
分、検出器温度350°C、インゼクタ一温度285℃
、試料量0.5μlで行った。軽質留分は分析試料中の
エステル可塑剤より軽沸点の成分の重量%として示され
る。
実施例中、指示された試験には下記の分析方法を用いた
ショアD 硬さ    ASTM  D2240クラソ
シュバーグTr  ASTM  D1043ループ試験 相溶性     ASTM  D3291スケール: O=浸出なし 1=極僅か浸出 2=僅かな浸出 3=軽度の浸出 4−中度の浸出 5−重度の浸出 2にのガラスフラスコに、218gのピロメリト酸ジア
ンヒドリド(PMDA) 、720 gのイソノニルア
ルコールを2.0gのチタン酸テトライソデシルと共に
添加した。従って、アルコールは、仕込んだPMDAと
の反応のための化学量論的所要量より0.25モル過剰
で用いた。初め、反応器を80kPa  (600wH
g)に減圧し、液体を室温(約25℃)から還流温度へ
、加熱用マントルで約5〜b 加熱することによって反応を開始させ、かくして連続撹
拌下に約130分間熱を供給した。
反応器には、有機相と水相とを分離するためのディーン
スターク(DEAN 5TARK)  )ラップが付い
ており、反応中塔頂物をとり、所望のアルコールを含む
有機相を反応器へ送り返し、それによって反応からの水
を有効に除去しかつ平衡をさらに所望のテトラエステル
の方向へ押し進める。この操作中の温度は、液体反応相
中に挿入した熱電対で測定した0反応器内の圧力は、所
定の反応温度に於て連続還流を与えるために必要な程度
に調節された6反応が進行するにつれてアルコールが消
費されるために、上記反応時間にわたっての圧力の減少
が必要であった。
上記反応時間の終了後、反応混合物を95℃に冷却し、
この温度に於て液体を30%苛性水溶液で中和した後、
95℃に於て30分間撹拌した。
次に、液体反応混合物の20容量%の量の冷水を添加し
た。得られた有機相と水相とを次に分離し、回収した有
機相をpH紙で中性になるまで水で洗浄した。その後、
有機相を160℃、13.3 kPa(100imHg
)でスチームストリッピングして未反応アルコールを除
去し、次いでN2てストリッピングして過剰の水を除去
した。その後で、ピロメリト酸テトラエステルを脱色す
るために、ストリッピング済み反応液体の0.IN量%
の最の粉末炭素と反応液体の0.2重量%の量のクレー
とを95℃に於て添加した。この混合物を1時間撹拌し
た後、濾過して所望のピロメリト酸1.2,4.5−テ
トライソノニルを、99.7モル%のPMDA転化率で
回収した。かくして回収されたピロメリト酸エステルは
、第2表に示す物理的性質を有していた。
遺 218gのPMDA、790 gのイソデシルアルコー
ルおよび触媒として2.0gのチタン酸テトライソデシ
ルを用いて実施例1の操作を繰返した。
80kPa(600■■Hg)の初期反応圧力を用い、
還流下に最高温度220℃に達するまで90分間、最終
反応器圧力25.3 kPa(190mmHg)で反応
を行った6回収されたピロメリト酸1,2,4.5−テ
トラデシルは、仕込んだPMDAに対して99.1%の
転化率で生成されたことがわかりかつ第2表に示す物理
的性質を有していた。
叉鳳■I PMDAの代わりに218gの1.2,4.5−テトラ
カルボン酸を用いる以外は実施例1の操作を繰返し、ピ
ロメリト酸1,2,4.5−テトライソノニルの生成に
於て同様な結果が得られた。
の製造 一連の実験に於て、218gのPMDAと選ばれたアル
コール反応成分(ROH,ここでRはそれぞれn−ヘキ
シル、イソヘキシル、n−へブチル、イソオクチルであ
る)とを用い、下の第1表中に示す触媒および実験条件
を用いて実施例1の操作を繰返し、対応す2ピロメリト
酸1,2,4゜5−テトラアルキルを製造した。
実施例1のピロメリト酸テトライソノニルエステルは、
本発明のイソノニルテトラエステルよりもずっと低分子
量であるピロメリト酸テトラーn−ヘキシルおよびピロ
メリト酸テトラ−n−へブチルのような既知の可塑剤と
比べて驚異的に低い粘度特性を有することがわかった。
実施例2のピロメリト酸テトライソデシルも、試験した
より低分子量の比較用テトラエステルに比べて驚異的に
低い粘度特性を有することがわかった。かかる低い粘度
特性は、一次可塑剤または二次可塑剤としての化合物の
使用に於て極めて重要である。
第2表 物 ピロメリト酸エステル 理的性質 、04    G、1   .01 1.0060  1.006  .9937+、485
2  1.4852 1.4845施例8−9  較 
施例 PMDAの代わりにトリメリド酸((TMA)1.2.
4−ベンゼントリカルボン酸)を用い、かつアルコール
がイソオクチルアルコール(比較実施例8)またはイソ
ノニルアルコール(比較実施例9)からなることおよび
下の第3表に示す量および反応条件を用いる以外は、再
び実施例1の操作を繰返して幾つかの実験を行なった。
第3表 反応温度、℃(最高)  220    220反応時
間(分)     120    110(11T I
 D T =チタン酸テトライソデシルスl」[Ll −次可塑剤としての実施例1および2ならびに比較実施
例4−7のピロメリト酸エステルおよび比較実施例8.
9のトリメリド酸エステルと第4表記載の添加剤成分と
を表中指示比率で用いて一連の8種のpvc組成物を調
合した。
その後で、ホバート(Hobart)混合機を用いてウ
ェットブレンドを調製し、各ウェフトブレンド組成物を
20.32cmX40.64cm (8”X16”)フ
ァレル(Farrell) 2本ロールミルを用いて1
77℃に於て5分間(177℃に於て1分間予熱後)混
練した後、(0,915m X40.64cmX1.0
16鶴(3’X16’X40ミル)〕シートを引き出し
、切断し、所望の厚さに成形(182,2℃(360”
 F)に於て〕した。各成形試料片について物理的測定
を行って種々の重要な性質を決定した。それによって得
られたデータは、第5表、第6表に示しである。
ゲオン(GEoN) 30 (1110063,6可望
剤         50    31.8ダイタル(
Dytha、1)(21?      4.4ステアリ
シ酸       0.25   0.17合計  1
57.30 100.0 注:(1)  ポリ塩化ビニル樹脂(BFグツドリッチ
ケミカル社(BF Goodrich Chemica
l Co、))(2)鉛安定剤〔アソシエーテッドレッ
ド社(Associated Lead、 Inc、)
 )(3)酸化防止剤(ICIアメリカズ社(ICIA
mericas、 Inc、) ) イソデシル(TIDPM)    実施例2第    
5 可塑剤     TIOTM  TINTM  T)I
PM  TIHP調合物     10−1 10−2
 10−3 10−テトラアルキル基        
fCe   icq   n −Cb   i−ショア
D硬さ        43.7   45.7   
41.8   43.5引張強さ、MPa      
   23.4  、 23.2   22.6   
23.0100%モジュラス2、MPa    16.
6   16.3   16.2   16.9伸び、
%          268   289   27
9   277タラソシユバーグTt 1℃  −10
,0−12,6−5,0−4゜カーボンブランク揮発性
、    0.21   0.25   0.18  
 0.2相 溶 性               有
     有     有     有’I     
TNHPM     TIOPM     TINPM
     TIOPMニア    n  C71C@ 
   i   C9!   C+。
38.1    45.0    48.9    4
9.723.5    23.8    21.1  
  19.914.8    1?、1    16.
5    16.15  −15.4    −7.0
  −11.2   −20.03    0.23 
    0,40   0.24    0.40? 
    2.63     6.68   1.90 
   1.580.5      0.3    0.
5      2.5有      有    有  
    有第1図について説明すると、本発明のピロメ
リト酸テトラ(イソノニル)可塑剤とピロメリト酸テト
ラ(イソデシル)可塑剤が、同等の硬さレベルに於て、
可塑剤としての試験された他のトリメリド酸エステル化
合物およびピロメリト酸エステル化合物と比べて、成形
pvc試料片に於て改良された低温可撓性を与えること
がわかる。本実施例10のデータも、同等の硬さレベル
に於てTINPMがT I NTMよりも可撓性である
ことを示す。
去ILLL 第7表中に記載した一次可塑剤および他の成分を用いて
、別個の一連の4種のpvc調合物を製造した。
その後で、実施例10記載のように混練および成形後、
各成形pvc試料片について物理的測定を行った。それ
によって得られたデータは、第8表に示しである。
第ユ」し−表 可塑剤       TINTM  TIHPM  T
INP?I  TIDPM調合物       11−
1 11−2 11−3 11−4テトラアルキル基 
 i  Cw  i  C?  t、Cq  iCt。
1mへ1久 ジョブ“D”硬さ  46.9  46.9  50.
0  50.9引張強さ、MPa     21.0 
 22.9  22.1  21.4伸び、%    
  190  215  210  200浸出量 1日後      oo     o。
3日後      1.5  0    0.5  1
.57日後      1.0  0    0.5 
 0.5重 11.136℃、重量% 7日後      2.1   1.3  1.1  
 1.114日後      3.4  2.4   
1.9  2.121日後      5.9  4.
2  3.2  3.528日後      8.3 
 5.5  4.3  4.732日後      9
.3  6.3  4.9  5.3136℃に於て3
2日5エージングj7の物]引1π引張強さ、MPa 
   19.2  20.0  19.3  18.3
伸び、%     90  140  125  10
5160%モジュラス、 −18,919,118,1
Pa 保持伸び、%   47   65   60   5
3従って、先行技術の否定的教示とは対照的に、ピロメ
リト酸テトライソノニルエステルおよびピロメリト酸テ
トライソデシルエステルは、PvCと相溶性でありかつ
改良された一次可塑剤として機能することができるとい
う驚くべきことが発見されたのである。事実、TINP
M(ピロメリト酸テトライソノニルエステル)がそれよ
り低分子量のTINTM()リメリト酸トリイソノニル
エステル)よりも相溶性であることが発見された。
さらに、第8表のデータは、再び、TINPMおよびT
IDPMの使用によってプラスチック試料に有利な低温
可撓性(rr)が与えられることを示している。
エージング試験(プラスチック試料を高温で処理して、
熱劣化および保持特性の比較のための加速データを得る
)では、TINPMで可塑化した試料もTIDPMで可
塑化した試料も、共に低いエージング時重量損失を示す
ことが発見された。
TINPMおよびTIDPMの両方ともが、より低分子
量のTIHPM試料より低い重量損失を示した。
大要1(Ll 実施例11の操作に従い、第9表に示した組成を有する
一連の6種のpvc調合物を製造した。
唆 第 9   :   PVC調合 調合動部:    (成分量、phr)TINTM  
  ’    50  −  50  −  50  
−TINPM       −50−50−50クレー
(2)       5  5  5  5  5  
5ステアリン酸   、25 .25 .25 .25
 .25 .25注: (1)  ポリ塩化ビニル樹脂(BFグツドリッチケミ
カル社(BF Goodrich Chen+1cal
 Co、) )(2)  電気用クレー(Electr
ical Grade C1ay)。
5p−33(フリーボードカオリン社 (Freeport Kaolin Co、) )(3
)  鉛バリウム安定剤〔アソシェーテソドレッド社(
Assciated Lead、  Inc、))(4
)酸化防止側(ICIアメリカズ(ICIAmeric
as、 Inc、) ) その後で、実施例10の混練、成形操作に従って成形p
vc試料片を製造し、各試料片につき、158℃に於け
るオープンエージングの前および後に物理的性質の測定
を行った。それによって得られたデータは、下の第10
表に示しである。
実験12−1〜12−6の各試料対は、はぼ等しい硬さ
レベルで調合されたものであるが、今回も、T INT
Mに比べてTINPMの改良された可塑剤性能が観察さ
れた。特に、158℃に於ける3日間エージングした後
の物理的データを比較すると、TI NPMで可塑化し
た試料がTINTMで可塑化した試料よりも温かに高率
の保持伸びを有することがわかる。また、T INPM
で可塑化した試料は、再び、3日間高温エージング後の
重量損失がずっと低いことを示している。
以上の説明から、当業者は、本発明の本質的特徴を容易
に確認することが可能でありかつ本発明を種々の用途お
よび条件に適合させるために本発明の精神および範囲か
ら逸脱することな(、本発明に種々の変化および(また
は)変更を行うことが可能である。従って、かかる変化
や変更は、本発明の特許請求の範囲の等漬物の全範囲内
に正しく入るべきものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、第5表に示した、実施例10で試験された成
形PVC試料片のシファD硬さに対してクラッシュ・バ
ーブ、Tt湯温度t’)をプロットしたグラフである。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (上記式中、R^1、R^2、R^3、R^4は同じで
    あるかまたは異なっておりかつイソノニルとイソデシル
    とからなる群から選ばれる成員からなる) の化合物。
  2. (2)式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (上記式中、R^1、R^2、R^3、R^4は、おの
    おのがイソノニルである) の化合物。
  3. (3)式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (上記式中、R^1、R^2、R^3、R^4は、おの
    おのがイソデシルである) の化合物。
  4. (4)式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (上記式中、R^1、R^2、R^3、R^4は同じで
    あるかまたは異なっておりかつイソノニルとイソデシル
    とからなる群から選ばれる成員からなる) の少なくとも1種の化合物を一次可塑剤として用いるこ
    とからなることを特徴とする可塑化ポリ塩化ビニル組成
    物。
  5. (5)該組成物100部につき該一次可塑剤約1−20
    0部の量で該一次可塑剤を該組成物中で用いることを特
    徴とする特許請求の範囲第(4)項記載の改良可塑化組
    成物
JP60182873A 1984-10-15 1985-08-20 新規のピロメリト酸エステル可塑剤および塩化ビニル組成物 Granted JPS6197248A (ja)

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