JP2005537360A - ポリ塩化ビニル可塑剤として有用なジェミナル二置換オレフィン−一酸化炭素−エチレンポリマーおよびその製造方法 - Google Patents

ポリ塩化ビニル可塑剤として有用なジェミナル二置換オレフィン−一酸化炭素−エチレンポリマーおよびその製造方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、ジェミナル二置換オレフィン−一酸化炭素−エチレンポリマーに関する。本発明はまた、ジェミナル二置換オレフィン原料、一酸化炭素原料およびエチレン原料を、ラジカル重合条件下で反応させることによって、ジェミナル二置換オレフィン−一酸化炭素−エチレンポリマーを調製する方法に関する。本発明は更に、ジェミナル二置換オレフィン−一酸化炭素−エチレン−X(モノマーXは、ラジカル重合可能なモノマーである)ポリマーに関する。本発明はまた、ジェミナル二置換オレフィン原料、一酸化炭素原料、エチレン原料およびモノマーXを含む原料を、ラジカル重合条件下で反応させることによって、ジェミナル二置換オレフィン−一酸化炭素−エチレン−Xポリマーを調製する方法に関する。本発明のポリマーは、ポリ塩化ビニル可塑剤として有用である。

Description

本発明は、ジェミナル二置換オレフィン、一酸化炭素およびエチレンのポリマーに関する。本発明はまた、ジェミナル二置換オレフィン−一酸化炭素−エチレンポリマーを、ラジカル重合を用いて製造する方法を包含する。
エチレン−一酸化炭素−X(Xは、酢酸ビニル、メタクリル酸メチルなどの第三のモノマーである)のターポリマー(「E−CO−X」)は、一般に、エチレン、一酸化炭素(「CO」)および酢酸ビニルまたはメタクリル酸メチル原料から製造される。これらのポリマーは、ラジカル重合開始剤を用いて、高圧・高温で調製される。更に、これらのポリマーはランダムであり、一般に有機金属触媒を用いて製造することが困難である。ラジカル重合で形成されるE−CO−Xポリマーは、ポリ塩化ビニル(「PVC」)改質剤および分解性フィルムとして有用である。
ジェミナル二置換オレフィンモノマー(イソブチレンなど)は、ラジカル重合メカニズムによって容易に重合可能でないことが知られる。そのような二置換α−オレフィンは、代わりに、典型的にはルイス酸触媒系(カルボカチオンの形成を開始することが知られる)を用いるカチオン重合またはカルボカチオン重合によって、重合および共重合される。
PVCは、広範な種々の用途に対し最も経済的、多用途かつ有用な汎用ポリマーである。現在、PVCはポリオレフィンに次いで二番目に多く製造される熱可塑性樹脂であり、世界全体の生産能力は約3100万トンである。PVCのひときわ優れた多用途性は、部分的には、種々の可塑剤および添加剤と、広範囲の割合の組成で安定な溶液を形成するその能力による。
可塑剤は、流動性(従って加工性および柔軟性)を向上し、製品の脆性を低減するために合成樹脂に添加される。これは、ガラス転移温度(Tg)を室温未満に低下させることによって達成され、これにより硬く脆いガラス様固体のものから軟らかく柔軟な靭性物質のものへの特性変化が達成される。現在、世界全体で約450種の異なる可塑剤が製造されているが、商業的に重要なものに分類されるものは約50種しかない。これらの製品の約90%は可塑性または可撓性PVCの製造に用いられる。
これらの可塑剤の95%超は、非常に低分子量(<500)のモノマーエステルである。低分子量の可塑剤の問題の一つは、可撓性PVC物品を製造する際の種々の加工工程において、それらが揮発する傾向である。最終用途における揮発ロスは、より深刻でありうる。また可塑剤は、揮発、移行(migration)および抽出によって出ていく。可塑剤は、他の物質(他のPVC、ポリスチレン、アクリル類、ABSなど)中、またはいくつかのニトロセルロース系塗料仕上剤中にさえ移行しうる。より低い揮発性、より少ない移行性およびより大きな抽出抵抗を有する製品を有することが望まれる。高分子量ポリマーを用いることにより、揮発性の問題が最小にされる。
一実施形態においては、本発明は、ジェミナル二置換オレフィン−一酸化炭素−エチレンポリマーを提供する。これらのポリマーは、ポリ塩化ビニル組成物の効果的な可塑剤として用いうる。
他の実施形態においては、本発明は、ジェミナル二置換オレフィン−一酸化炭素−エチレン−X(モノマーXは、ラジカル重合可能なモノマーまたはその混合物である)ポリマーを含む組成物である。モノマーXは、C〜C30α−オレフィン、C〜C30内部オレフィン、スチレン、スチレン誘導体、炭素原子3〜20個を有する不飽和モノおよびジカルボン酸、そのような不飽和モノおよびジカルボン酸のエステル、酸基が炭素原子1〜18個を有する飽和カルボン酸のビニルエステル、アルキル基が炭素原子1〜18個を有するビニルアルキルエーテル、ハロゲン化エチレン誘導体、メチルビニルケトン、1−ビニルピロリドン、アクリロニトリル、アクリルアミド、アクロレイン、アリルアルコール、塩化アリル、酢酸アリルおよびそれらの混合物から選択される。モノマーXの混合物はまた、ラフィネートIおよびラフィネートIIであってもよい。
更に他の実施形態においては、本発明は、ジェミナル二置換オレフィン原料、一酸化炭素原料およびエチレン原料を、ラジカル重合条件下で反応させて、ジェミナル二置換オレフィン−一酸化炭素−エチレンポリマーを形成する工程を含む重合方法である。
更に他の実施形態においては、本発明は、ジェミナル二置換オレフィン原料、一酸化炭素原料、エチレン原料およびモノマーXを含む原料を、ラジカル重合条件下で反応させて、ジェミナル二置換オレフィン−一酸化炭素−エチレン−Xポリマーを形成する工程を含む重合方法であって、前記モノマーXは、ラジカル重合可能なモノマーである重合方法である。
本発明の他の実施形態は、ポリ塩化ビニルおよび可塑剤を含むPVC樹脂組成物であって、前記可塑剤は、i)ジェミナル二置換オレフィン−一酸化炭素−エチレンポリマー、ii)ジェミナル二置換オレフィン−一酸化炭素−エチレン−Xポリマーまたはiii)それらの混合物のいずれかから選択され、前記モノマーXは、ラジカル重合可能なモノマーを含み、更に前記ポリマーは、ラジカル重合条件で合成されるPVC樹脂組成物である。
本発明は更に、PVCを、i)ジェミナル二置換オレフィン−一酸化炭素−エチレンポリマー、ii)ジェミナル二置換オレフィン−一酸化炭素−エチレン−Xポリマー、またはiii)それらの混合物のいずれかと混合することによって、そのようなPVC樹脂組成物を調製する方法に関する。
本発明のこれらおよび他の特徴、態様および利点は、次の説明および添付された特許請求の範囲を斟酌して、より深く理解される。
一実施形態においては、本発明は、ジェミナル二置換オレフィン−一酸化炭素−エチレンポリマーを含む組成物である。本明細書において、用語「ポリマー」とは、少なくとも一つのモノマー源から形成された高分子という広い意味で用いられることが、当業者には認められる。
本発明の有用な用語「ジェミナル二置換オレフィン」には、本質的に、次の一般式を有するいかなるオレフィンも含まれる。
=R(R)(R
式中、RはCHであり、RはCであり、RおよびRは独立に、本質的には、Rに結合した少なくとも一つの炭素原子を含むヒドロカルビル基である。好ましくは、RおよびRは、炭素原子1〜100個、好ましくは炭素原子30個以下を有する、直鎖状、分枝状または環状の置換または非置換ヒドロカルビル基であり、またRおよびRは任意に、環状構造を形成するように結合する。従って、用語「ジェミナル二置換オレフィン」には、イソブチレンなどのモノマーおよび上記の典型的な構造を有するマクロマーの両者が含まれる。RおよびRは、本質的にヒドロカルビル基であるが、非ヒドロカルビル原子(O、S、N、P、Si、ハロゲン等など)を含むことは、重合反応を妨げないようにそれらが二重結合から十分に遠くに移される場合には予期される。ジェミナル二置換オレフィンには特に、代表的な化合物として、イソブチレン、3−トリメチルシリル−2−メチル−1−プロペン、2−メチル−1−ブテン、2−メチル−1−ペンテン、2−エチル−1−ペンテン、2−メチル−1−ヘキセン、2−メチル−1−ヘプテン、6−ジメチルアミノ−2−メチル−1−ヘキセン、α−メチルスチレンなどが含まれる。
他の実施形態においては、本発明は、ジェミナル二置換オレフィン−一酸化炭素−エチレン−X(モノマーXは、ラジカル重合可能なモノマーまたはその混合物である)ポリマーを含む組成物である。モノマーXは、C〜C30α−オレフィン、C〜C30内部オレフィン、スチレンおよびスチレン誘導体、炭素原子3〜20個を有する不飽和モノおよびジカルボン酸(アクリル酸、メタクリル酸など)、そのような不飽和モノおよびジカルボン酸のエステル(アクリル酸n−ブチル、アクリル酸メチル、メタクリル酸メチルなど)、酸基が炭素原子1〜18個を有する飽和カルボン酸のビニルエステル(酢酸ビニルなど)、アルキル基が炭素原子1〜18個を有するビニルアルキルエーテル(イソブチルビニルエーテルなど)、ハロゲン化エチレン誘導体、メチルビニルケトン、1−ビニルピロリドン、アクリロニトリル、アクリルアミド、アクロレイン、アリルアルコール、塩化アリル、酢酸アリル並びにそれらの混合物からなる群から選択される。好ましい内部オレフィンは、2−ブテン、2−ペンテンおよび3−ヘキセンであり、最も好ましくは2−ブテンである。スチレン誘導体とは、スチレン分子のオレフィンまたはフェニル官能基のいずれかに置換基を有するスチレンを含むことを意味する。ハロゲン化エチレン誘導体のうち、テトラフルオロエチレンおよび塩化ビニルが最も好ましい。モノマーXがモノマーの混合物である場合には、ラフィネートIおよびラフィネートIIは、好ましいタイプであり、これは、以下により詳細に記載される。
本発明に従って形成されたコポリマーの数平均分子量(「Mn」)は、約100〜約1,000,000の範囲であってよく、好ましい範囲は約200〜150,000である。好ましい実施形態においては、本発明のポリマーは、ジェミナル二置換オレフィン1〜40モル%、一酸化炭素3〜40モル%およびエチレン5〜80モル%を含む。
更なる実施形態においては、本発明は、ジェミナル二置換オレフィン原料、一酸化炭素原料およびエチレン原料を、ラジカル重合条件下で反応させて、上記ジェミナル二置換オレフィン−一酸化炭素−エチレンポリマーを形成する重合方法を提供する。ジェミナル二置換原料、一酸化炭素原料およびエチレン原料の素材に関して、好ましい事項(preference)はないが、本発明では、純粋でも非純粋でもよく、希釈してもしなくてもよい原料を重合プロセスで用いうることが予想される。
他の実施形態においては、本発明は、ジェミナル二置換オレフィン原料、一酸化炭素原料、エチレン原料およびモノマーXを含有する原料を、ラジカル重合条件下で反応させて、ジェミナル二置換オレフィン−一酸化炭素−エチレン−Xポリマーを形成する重合方法に関する。前記モノマーXは、上記されるように、ラジカル重合可能なモノマーまたはその混合物を含む。モノマーXの混合物に用いうる種々の原料の中で、本発明に特に適用可能な二つは、ラフィネートI(Raff−I)およびラフィネートII(Raff−II)である。Raff−IおよびRaff−IIの典型的な組成割合は、次の通りである(ただし、これらの量が原料の供給源によって異なりうることが、当業者には知られている)。
Figure 2005537360
モノマーXの原料として用いうる他の混合物は、流動接触分解(「FCC」)からの軽質オレフィン、プロピレン/C4オレフィン(n−ブテンおよびイソブチレンなど)、およびメタノール−トゥ−オレフィン(「MTO」)プロセスからのC4オレフィンストリームから得られるものであってもよい。
本発明に従って調製されたポリマーは、通常の方法を用いて回収されうる。例えば、希釈剤のろ過または蒸発を用いうる。更に、標準的な成形技術(コールドまたはホットプレスなど)を用いて、ポリマーを所望の形状にしうる。或いは、ポリマーが所望の形状に成形されるようにして、重合を行う。例えば薄層で溶液重合し、続いて希釈剤を除去することによって行う。これにより、フィルム形状のポリマーが得られる。
本明細書に開示されるラジカル重合プロセスは、当業者に周知の通常の方法に従ってラジカル重合開始剤を用いる。代表的な重合開始剤には、有機過酸化物(アルキルペルオキシド、ジアルキルペルオキシド、アロイルペルオキシド、およびペルオキシエステルなど)およびアゾ化合物が含まれるが、これらに限定されない。好ましいアルキルヒドロペルオキシドには、t−ブチルヒドロペルオキシド、t−オクチルヒドロペルオキシドおよびクメンヒドロペルオキシドが含まれ、好ましいジアルキルペルオキシドには、過酸化ジ−t−ブチル、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルペルオキシ)ヘキサンおよびジ−クミルペルオキシドが含まれ、好ましいアロイルペルオキシドには、過酸化ベンゾイルが含まれ、好ましいペルオキシエステルには、t−ブチルペルオキシピバレート、t−ブチルペルオキシ−2−ヘキサン酸エチル(トリゴノックス21(Trigonox21)(登録商標))および過安息香酸t−ブチルが含まれ、好ましいアゾ化合物には、アゾビスイソブチロニトリルが含まれる。約50℃〜約300℃の範囲の反応温度において、適切な半減期を有するラジカル重合開始剤を用いうる。これらのうち、t−ブチルペルオキシピバレート、t−ブチルペルオキシ−2−ヘキサン酸エチル(トリゴノックス21(登録商標))およびt−ブチルペルオキシドが最も好ましい。
典型的には、共重合は、約50〜約300℃、好ましくは約50℃〜約200℃の範囲の温度で生じる。圧力は、約100〜約30,000psig、好ましくは約500psig〜約20,000psigの範囲としうる。
好ましくは、反応は溶媒の存在下で生じる。適切な溶媒には、トルエン、アセトン、アルカン、芳香族およびそれらの誘導体、ジオキサン、プロピレンオキシド、シクロヘキサン、超臨界二酸化炭素並びにそれらの混合物が含まれる。ヘキサンは、アルカンのうちで最も好ましい溶媒である。しかし、他の好ましいアルカンは、ペンタンおよびヘプタン、並びにこれらのアルカン溶媒の混合物である。芳香族溶媒のうち、ベンゼンが最も好ましい。
更に他の実施形態においては、本発明は、ポリ塩化ビニルおよび可塑剤を含むポリ塩化ビニル(「PVC」)樹脂組成物に関する。可塑剤は、i)上記ジェミナル二置換オレフィン−一酸化炭素−エチレンポリマー、ii)上記ジェミナル二置換オレフィン−一酸化炭素−エチレン−Xポリマーまたはiii)それらの混合物のいずれかを含む。前記モノマーXは、上記ラジカル重合可能なモノマーを含む。
上記に定義された可塑剤に加えて、PVC組成物は任意に、フタル酸エステル(フタル酸ジイソデシル、フタル酸ジイソノニル、フタル酸ジ−2−エチルヘキシル、フタル酸ジイソトリデシルなど)との混合物、アジピン酸エステル(アジピン酸ジ−2−エチルヘキシル、アジピン酸ジイソノニルなど)との混合物、トリメリト酸エステル(トリメリト酸トリ−2−エチルヘキシル、トリメリト酸トリ−イソノニルなど)との混合物、または安息香酸エステル(二安息香酸ジ−またはトリ−プロピレングリコールなど)との混合物さえ含みうる。
好ましい実施形態においては、ジェミナル二置換オレフィン−一酸化炭素−エチレンポリマーまたはジェミナル二置換オレフィン−一酸化炭素−エチレン−Xポリマー可塑剤/フタル酸ジアルキルの比率は、重量基準で9:1〜1:9の範囲である。更に、これらの可塑剤の混合は、PVC樹脂組成物の約0.01〜90重量%を占める。従って、この好ましい実施形態においては、ポリ塩化ビニルは、PVC樹脂組成物の約25〜99.99重量%を構成する。
PVC組成物は更に、安定剤、充填剤および/また適切な安定剤には、は他の周知の添加剤(その技術分野で通常用いられるもの)をも含んでいてよい。カルシウム、バリウム、カドミウム、亜鉛、鉛およびそれらの混合物の無機塩が含まれるが、それらに限定されない。PVCを処方するに際して、添加剤は、用語「phr」(樹脂100部に対する部を意味する)に従って添加される。好ましくは、安定剤は、約0〜10phrを構成する。適切な充填剤には、炭酸カルシウム、粘土およびそれらの混合物が含まれるが、それらに限定されない。好ましくは、充填剤は、約0〜80phrである。
可撓性PVC製品の典型的な処方は、次のようにしうる。
Figure 2005537360
用いられる特定の可塑剤およびPVCのタイプ、パーセント混合比等によるが、本発明の利点には、より低い可塑剤揮発性および付随するより低い移行、向上された加工性および親和性、並びにPVC樹脂のガラス遷移温度の効果的な低下が含まれる。
他の実施形態においては、本発明は、上記PVC樹脂組成物から製造された物品である。例えば、PVC樹脂組成物は、フィルムまたはシートとしうる。物品はまた、当業者に知られるように、上記PVC樹脂組成物から射出、モールドまたはキャスト成形しうる。
また、ポリ塩化ビニルを上記に定義された可塑剤と混合する工程を含む、PVC樹脂組成物を調製する方法が提供される。同方法は更に、フタル酸ジアルキルまたは他の適切なモノマーエステルを混合する工程を含んでいてもよい。加えて、安定剤および/または充填剤もまた混合しうる。標準的なPVC/可塑剤の混合技術は、当業者に周知である。これらの混合技術における典型的な温度は、約20〜300℃の範囲である。好ましい温度範囲は、約50〜230℃である。これらの混合技術における典型的な圧力は、約100〜60,000psiの広い範囲でありうる。好ましい圧力範囲は、約100〜30,000psiの範囲である。任意に加工助剤(ステアリン酸など)を用いてもよい。従って、少量のこれらの加工助剤が、組成物に組み込まれることも、組み込まれないこともある。加えて、以下の実施例に示されるように、ポリマーをPVCと共に有機溶媒に溶解し、次いでキャスト成形して、フィルムを形成することができる。
本発明を次の実施例に更に記載するが、これらに限定されない。
実施例1:イソブチレン−CO−エチレンポリマーの合成
300mlオートクレーブエンジニアズ(Autoclave Engineers)(登録商標)反応器に、純n−へキサン125mlおよびイソブチレン9.96gを入れた。t−ブチルペルオキシピバレート0.48g/純n−へキサン25mlを添加漏斗(addition funnel)に充填し、これをオートクレーブ装置に取付けた。反応器を密封し、これを精製窒素で置換した。次いで、エチレン−一酸化炭素(80:20)混合物を用いて反応器を加圧した。攪拌下に温度を66℃に上げ、過酸化物溶液を反応器に添加した。エチレン−一酸化炭素(80:20)混合物を用いて、反応器の圧力を700psigで24時間保持した。反応器を冷却(室温まで)および減圧した。ロータリーエバポレーターを用いてへキサンを除去したところ、無色の粘稠生成物7.28gが残った。
生成物のIRスペクトルは、1712cm−1に、カルボニル基に基づく非常に強いピークを示した。これは、生成物にCOが組み込まれたことを示す。生成物の13C−NMR分析は、CO32モル%が生成物に組み込まれたことを示唆する。13C−NMRに基づく生成物組成は、エチレン60モル%、CO32モル%およびイソブチレン8モル%であった。NMRはまた、炭素原子1000個あたり46.8個の分枝が存在することを示唆した。本明細書の実施例1および全ての他の実施例において、NMR総和寄与によって決定された分枝含量は、プロピルおよびそれより長いもの、エチル、エチルケトン、並びに孤立メチルからのものである。これには、イソブチレンからのジェミナルジメチルからの分枝は含まれない。生成物のGPCは、Mn3280およびMw5520を示した(ポリスチレン標準、THF溶媒)。
実施例2:イソブチレン−CO−エチレンポリマーの合成
1リットルのオートクレーブ反応器に、純n−へキサン400mlを入れ、反応器を密封し、これを精製窒素で置換した。次いで、エチレン−一酸化炭素(80:20)混合物を用いて反応器を2000psigに加圧した。攪拌下に温度を170℃に上げ、イソブチレン33.56gを反応器に添加した。t−ブチルペルオキシ−2−へキサン酸エチル(トリゴノックス21(登録商標))過酸化物0.524g/純へキサン50mlを添加し、3000psigに昇圧した。圧力を3000psigに保持し、温度を170℃で24時間保持した。反応器を冷却(室温まで)および減圧した。ロータリーエバポレーターを用いてへキサンを除去したところ、液体生成物11.32gが残った。生成物のIRスペクトルは、1712cm−1に、カルボニル基に基づく非常に強いピークを示した。従って、COが生成物中に組み込まれた。生成物の13C−NMR分析は、CO14モル%が生成物に組み込まれたことを示唆する。13C−NMRに基づく生成物組成は、エチレン77モル%、CO14モル%およびイソブチレン9モル%であった。NMRはまた、炭素原子1000個あたり104.8個の分枝が存在することを示唆した。生成物のGPCは、Mn1360およびMw3400を示した(ポリスチレン標準、THF溶媒)。
実施例3:イソブチレン−CO−エチレンポリマーを用いる可塑化検討
可塑剤の効果を簡単な方法で示すために、ポリマーのフィルムを次のように調製した。PVCポリマー(アルドリッチ(Aldrich)、233,000)10gをTHF150mlに溶解し、溶液を室温で24時間攪拌して、原溶液を得た。次いで、PVC溶液2.5mlを、適切な濃度の可塑剤(THF溶液として)と混合して、可塑剤濃度10〜50%とした。窒素雰囲気下で溶媒を蒸発させた。12時間後、フィルムを容器から剥した。それらを、減圧オーブン中50℃で12時間乾燥した。フィルムを指に挟んで前後に曲げることにより、フィルムの可撓性を比較した。また、当業者に知られるように、それらのTgを示差走査熱量計(「DSC」)を用いて評価した。
DSCを用いる熱量分析で、PVCにおけるガラス状態から塑性状態への緩和、および種々の化学可塑剤の効果を測定した。加熱速度を10℃/分に制御して試料を加熱し、熱容量Cp(1/2ΔCp値を報告する)の段階変化からTgを評価した。測定前の全ての分析した試料を、類似の熱履歴に暴露した。PVCおよび上記イソブチレン/CO/エチレンポリマーから得られたフィルムは、無色透明であった。下記表3に、イソブチレン/CO/エチレンポリマーを種々のレベルで添加した際の、PVCのTgの低下を示す。
Figure 2005537360
図1に、イソブチレン/CO/エチレンポリマーを種々のレベルで添加した際の、PVCのTgの低下を示す。
イソブチレン/CO/エチレンポリマーによるPVC樹脂のTgの低下は、これらの組成物がPVC可塑剤として作用するという証拠を提供する。
前記の実施例は明らかに、本発明が、PVC用の親和性あるCO含有可塑剤を提供することを示す。より詳しくは、本発明のPVC樹脂は、低下されたTgを有する。加えて、実施例(発明を限定しない)で製造された組成物は、相分離の証拠を全く示さなかった。これは適切な親和性を示唆する。
実施例4:イソブチレン−CO−エチレンポリマーの合成
300mlオートクレーブエンジニアズ(登録商標)反応器に、純n−へキサン125mlおよびイソブチレン10.4gを入れた。t−ブチルペルオキシピバレート0.48g/純n−へキサン25mlを添加漏斗に充填し、これをオートクレーブ装置に取付けた。反応器を密封し、これを精製窒素で置換した。次いで、エチレン−一酸化炭素(80:20)混合物を用いて反応器を加圧した。攪拌下に温度を66℃に上げ、過酸化物溶液を反応器に添加した。エチレン−一酸化炭素(80:20)混合物を用いて、反応器の圧力を700psigで24時間保持した。反応器を冷却(室温まで)および減圧した。ロータリーエバポレーターを用いてへキサンを除去したところ、無色の粘稠生成物4.52gが残った。
生成物のIRスペクトルは、1713cm−1に、カルボニル基に基づく非常に強いピークを示した。従って、COが生成物に組み込まれた。生成物の13C−NMRスペクトルは、ポリマーが、エチレン76モル%、イソブチレン7モル%およびCO17モル%を有することを示唆した。NMRはまた、炭素原子1000個あたり96個の分枝が存在することを示唆した。生成物のGPCは、Mn1070およびMw1970を示した(ポリスチレン標準、THF溶媒)。
実施例5:イソブチレン−CO−エチレンポリマーの合成
300mlオートクレーブエンジニアズ(登録商標)反応器に、純n−へキサン125mlおよびイソブチレン21.0gを入れた。t−ブチルペルオキシピバレート0.48g/純n−へキサン25mlを添加漏斗に充填し、これをオートクレーブ装置に取付けた。反応器を密封し、これを精製窒素で置換した。次いで、エチレン−一酸化炭素(80:20)混合物を用いて反応器を加圧した。攪拌下に温度を66℃に上げ、過酸化物溶液を反応器に添加した。エチレン−一酸化炭素(80:20)混合物を用いて、反応器の圧力を700psigで24時間保持した。反応器を冷却(室温まで)および減圧した。ロータリーエバポレーターを用いてへキサンを除去したところ、粘稠生成物4.73gが残った。
生成物のIRスペクトルは、1712cm−1に、カルボニル基に基づく非常に強いピークを示した。従って、COが生成物に組み込まれた。生成物の13C−NMRスペクトルは、ポリマーが、エチレン64モル%、イソブチレン11モル%およびCO25モル%を有することを示唆した。NMRはまた、炭素原子1000個あたり42.7個の分枝が存在することを示唆した。生成物のGPCは、Mn1780およびMw3660を示した(ポリスチレン標準、THF溶媒)。
実施例6:イソブチレン−CO−エチレンポリマーの合成
1リットルのオートクレーブ反応器に、純n−へキサン400mlおよびイソブチレン36.8gを入れた。t−ブチルペルオキシピバレート1.97g/純n−へキサン25mlを添加漏斗に充填し、これをオートクレーブ装置に取付けた。反応器を密封し、これを精製窒素で置換した。次いで、エチレン−一酸化炭素(80:20)混合物を用いて反応器を加圧した。攪拌下に温度を66℃に上げ、過酸化物溶液を反応器に添加した。エチレン−一酸化炭素(80:20)混合物を用いて、反応器の圧力を700psigで24時間保持した。反応器を冷却(室温まで)および減圧した。ロータリーエバポレーターを用いてへキサンを除去したところ、生成物12.27gが残った。
生成物のIRスペクトルは、1712cm−1に、カルボニル基に基づく非常に強いピークを示した。従って、COが生成物に組み込まれた。生成物の13C−NMRスペクトルは、ポリマーが、エチレン64モル%、イソブチレン8モル%およびCO28モル%を有することを示唆した。NMRはまた、炭素原子1000個あたり46.9個の分枝が存在することを示唆した。生成物のGPCは、Mn2080およびMw3860を示した(ポリスチレン標準、THF溶媒)。
実施例7:イソブチレン−CO−エチレンポリマーの合成
1リットルのオートクレーブ反応器に、純n−へキサン400mlおよびイソブチレン31.5gを入れた。t−ブチルペルオキシ−2−へキサン酸エチル(トリゴノックス21(登録商標))過酸化物0.55g/純n−へキサン25mlを添加漏斗に充填し、これをオートクレーブ装置に取付けた。反応器を密封し、これを精製窒素で置換した。次いで、エチレン−一酸化炭素(80:20)混合物を用いて反応器を加圧した。攪拌下に温度を170℃に上げ、過酸化物溶液を反応器に添加した。エチレン−一酸化炭素(80:20)混合物を用いて、反応器の圧力を3000psigで24時間保持した。反応器を冷却(室温まで)および減圧した。ロータリーエバポレーターを用いてへキサンを除去したところ、液体生成物13.56gが残った。
生成物のIRスペクトルは、1712cm−1に、カルボニル基に基づく非常に強いピークを示した。従って、COが生成物に組み込まれた。生成物の13C−NMRスペクトルは、ポリマーが、エチレン75モル%、イソブチレン6モル%およびCO19モル%を有することを示唆した。NMRはまた、炭素原子1000個あたり100.1個の分枝が存在することを示唆した。生成物のGPCは、Mn1590およびMw4020を示した(ポリスチレン標準、THF溶媒)。
実施例8:イソブチレン−CO−エチレンポリマーの合成
1リットルのオートクレーブ反応器に、純n−へキサン400mlおよびイソブチレン61.0gを入れた。t−ブチルペルオキシ−2−へキサン酸エチル(トリゴノックス21(登録商標))過酸化物0.57g/純n−へキサン25mlを、添加漏斗に充填し、これをオートクレーブ装置に取付けた。反応器を密封し、これを精製窒素で置換した。次いで、エチレン−一酸化炭素(80:20)混合物を用いて反応器を加圧した。攪拌下に温度を170℃に上げ、過酸化物溶液を反応器に添加した。エチレン−一酸化炭素(80:20)混合物を用いて、反応器の圧力を3000psigで24時間保持した。反応器を冷却(室温まで)および減圧した。ロータリーエバポレーターを用いてへキサンを除去したところ、液体生成物10.54gが残った。
生成物のIRスペクトルは、1712cm−1に、カルボニル基に基づく非常に強いピークを示した。従って、COが生成物に組み込まれた。生成物の13C−NMRスペクトルは、ポリマーが、エチレン79モル%、イソブチレン7モル%およびCO14モル%を有することを示唆した。NMRはまた、炭素原子1000個あたり98.3個の分枝が存在することを示唆した。生成物のGPCは、Mn1060およびMw2080を示した(ポリスチレン標準、THF溶媒)。
実施例9:イソブチレン−CO−エチレンポリマーの合成
1リットルのオートクレーブ反応器に、純n−へキサン400mlおよびイソブチレン33.5gを入れた。t−ブチルペルオキシ−2−へキサン酸エチル(トリゴノックス21(登録商標))1.03g/純n−へキサン25mlを、添加漏斗に充填し、これをオートクレーブ装置に取付けた。反応器を密封し、これを精製窒素で置換した。次いで、エチレン−一酸化炭素−水素(70:15:15)混合物を用いて反応器を加圧した。攪拌下に温度を170℃に上げ、過酸化物溶液を反応器に添加した。エチレン−一酸化炭素−水素(70:15:15)混合物を用いて、反応器の圧力を3000psigで24時間保持した。反応器を冷却(室温まで)および減圧した。ロータリーエバポレーターを用いてへキサンを除去したところ、液体生成物8.5gが残った。
生成物のIRスペクトルは、1712cm−1に、カルボニル基に基づく非常に強いピークを示した。従って、COが生成物に組み込まれた。生成物の13C−NMRスペクトルは、ポリマーが、エチレン81モル%、イソブチレン5モル%およびCO14モル%を有することを示唆した。NMRはまた、炭素原子1000個あたり118.8個の分枝が存在することを示唆した。生成物のGPCは、Mn820およびMw1500を示した(ポリスチレン標準、THF溶媒)。
実施例10:C4オレフィン−CO−エチレンポリマーの合成におけるRaff−Iの使用
300mlオートクレーブエンジニアズ(登録商標)反応器に、純n−へキサン125mlおよびラフィネート−Iガス混合物(イソブチレン31.0モル%、1−ブテン42.94モル%、2−ブテン12.5モル%、トランス−2−ブテン12.5モル%およびブタジエン1.06モル%を含む)21.0gを入れた。t−ブチルペルオキシピバレート0.48g/純n−へキサン25mlを、添加漏斗に充填し、これをオートクレーブ装置に取付けた。反応器を密封し、攪拌下に温度を66℃に上げ、過酸化物溶液を反応器に添加した。次いで、エチレン/一酸化炭素(80/20)原料を用いて、反応器を700psigに加圧した。エチレン/一酸化炭素(80/20)原料を用いて、反応器の圧力を700psigで24時間保持した。反応器を冷却(室温まで)および減圧した。ロータリーエバポレーターを用いてへキサンを除去したところ、無色の粘稠生成物1.84gが残った。
生成物のIRスペクトルは、1712cm−1に、カルボニル基に基づく非常に強いピークを示した。従って、COが生成物に組み込まれた。生成物の13C−NMRスペクトルは、ポリマーが、CO22モル%を有することを示唆した。NMRはまた、炭素原子1000個あたり79.2個の分枝が存在すること、並びにイソブチレンおよび2−ブテンがポリマーに組み込まれたことを示唆した。生成物のGPCは、Mn840およびMw1530を示した(ポリスチレン標準、THF溶媒)。
本発明は、このように記載されたが、同発明は、特許請求の範囲によって定義される本発明の精神および範囲から逸脱することなく、多くの点で変動しうることは明白であろう。
イソブチレン/CO/エチレンポリマーを種々のレベルで添加した際の、PVCのTgの低下を示すグラフである。

Claims (20)

  1. ジェミナル二置換オレフィン−一酸化炭素−エチレンポリマーを含むことを特徴とする組成物。
  2. 前記ポリマーは、数平均分子量200〜150,000のポリマーを含むことを特徴とする請求項1に記載の組成物。
  3. 前記ジェミナル二置換オレフィンは、イソブチレンを含むことを特徴とする請求項1に記載の組成物。
  4. 前記ポリマーは、前記ジェミナル二置換オレフィン1〜40モル%、前記一酸化炭素3〜40モル%および前記エチレン5〜80モル%を含むことを特徴とする請求項1に記載の組成物。
  5. 前記ポリマーは、更にモノマーXを含み、前記モノマーXは、ラジカル重合可能なモノマーまたはその混合物を含むことを特徴とする請求項1に記載の組成物。
  6. 前記モノマーXは、C〜C30α−オレフィン、C〜C30内部オレフィン、スチレン、スチレン誘導体、炭素原子3〜20個を有する不飽和モノおよびジカルボン酸、そのような不飽和モノおよびジカルボン酸のエステル、酸基が炭素原子1〜18個を有する飽和カルボン酸のビニルエステル、アルキル基が炭素原子1〜18個を有するビニルアルキルエーテル、ハロゲン化エチレン誘導体、メチルビニルケトン、1−ビニルピロリドン、アクリロニトリル、アクリルアミド、アクロレイン、アリルアルコール、塩化アリル、酢酸アリルおよびそれらの混合物からなる群から選択されることを特徴とする請求項5に記載の組成物。
  7. 前記モノマーX混合物は、ラフィネートIおよびラフィネートIIの一種から選択されることを特徴とする請求項5に記載の組成物。
  8. ジェミナル二置換オレフィン原料、一酸化炭素原料およびエチレン原料を、ラジカル重合条件下で反応させて、ジェミナル二置換オレフィン−一酸化炭素−エチレンポリマーを形成する工程を含むことを特徴とする重合方法。
  9. 前記重合条件は、温度が50〜300℃の範囲にあり、圧力が500〜30,000psigの範囲にあることを特徴とする請求項8に記載の重合方法。
  10. 前記重合は、溶媒の存在下に行われることを特徴とする請求項8に記載の重合方法。
  11. 前記重合は、ラジカル重合開始剤の存在下に行われることを特徴とする請求項8に記載の重合方法。
  12. 前記ラジカル重合開始剤は、有機過酸化物およびアゾ化合物の一種から選択されることを特徴とする請求項11に記載の重合方法。
  13. 前記ポリマーは、数平均分子量200〜150,000のポリマーを含むことを特徴とする請求項8に記載の重合方法。
  14. 前記ジェミナル二置換オレフィンは、イソブチレンを含むことを特徴とする請求項8に記載の重合方法。
  15. 前記ポリマーは、前記ジェミナル二置換オレフィン1〜40モル%、前記一酸化炭素3〜40モル%および前記エチレン5〜80モル%を含むことを特徴とする請求項8に記載の重合方法。
  16. モノマーXを含む原料を、前記ジェミナル二置換オレフィン原料、前記一酸化炭素原料および前記エチレン原料とラジカル重合条件下で反応させて、ジェミナル二置換オレフィン−一酸化炭素−エチレン−Xポリマーを形成する工程を更に含み、前記モノマーXは、ラジカル重合可能なモノマーまたはその混合物を含むことを特徴とする請求項8に記載の重合方法。
  17. 前記モノマーXは、C〜C30α−オレフィン、C〜C30内部オレフィン、スチレン、スチレン誘導体、炭素原子3〜20個を有する不飽和モノおよびジカルボン酸、そのような不飽和モノおよびジカルボン酸のエステル、酸基が炭素原子1〜18個を有する飽和カルボン酸のビニルエステル、アルキル基が炭素原子1〜18個を有するビニルアルキルエーテル、ハロゲン化エチレン誘導体、メチルビニルケトン、1−ビニルピロリドン、アクリロニトリル、アクリルアミド、アクロレイン、アリルアルコール、塩化アリル、酢酸アリルおよびそれらの混合物からなる群から選択されることを特徴とする請求項16に記載の重合方法。
  18. 前記モノマーX混合物は、ラフィネートIおよびラフィネートIIの一種から選択されることを特徴とする請求項16に記載の重合方法。
  19. ポリ塩化ビニル(PVC)および可塑剤を含むPVC樹脂組成物であって、
    前記可塑剤は、i)ジェミナル二置換オレフィン−一酸化炭素−エチレンポリマー、ii)ジェミナル二置換オレフィン−一酸化炭素−エチレン−Xポリマーおよびiii)それらの混合物からなる群から選択され、
    前記モノマーXは、ラジカル重合可能なモノマーを含む
    ことを特徴とするPVC樹脂組成物。
  20. PVC樹脂組成物の調製方法であって、
    PVCを可塑剤と混合する工程を含み、
    前記可塑剤は、i)ジェミナル二置換オレフィン−一酸化炭素−エチレンポリマー、ii)ジェミナル二置換オレフィン−一酸化炭素−エチレン−Xポリマーおよびiii)それらの混合物からなる群から選択され、
    前記モノマーXは、ラジカル重合可能なモノマーを含む
    ことを特徴とするPVC樹脂組成物の調製方法。
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