JPH08224630A - フロントフェンダー成形型のワーク押え装置 - Google Patents
フロントフェンダー成形型のワーク押え装置Info
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- JPH08224630A JPH08224630A JP3490195A JP3490195A JPH08224630A JP H08224630 A JPH08224630 A JP H08224630A JP 3490195 A JP3490195 A JP 3490195A JP 3490195 A JP3490195 A JP 3490195A JP H08224630 A JPH08224630 A JP H08224630A
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Abstract
る、フランジリフタ上でのそれの位置ずれを防止する。 【構成】 フロントフェンダーFのドリップ部Dr の成
形位置と対応する部分に、ドリップ部に先端を押圧され
る押えロッド22を、そのドリップ部の方向に附勢して
設け、一端部を固定部材1にヒンジした第1の腕部材2
5の他端部を、それの長さ方向に延びる長孔位置で、押
えロッド22の中間部にピン26により連結し、この第
1の腕部材25を、進出姿勢のカムスライド4との接触
下で、ドリップ部Dr から最も離れた位置に保持し、そ
の第1の腕部材25とは反対側で、第2の腕部材28の
一端部を固定部材1にヒンジするとともに、この腕部材
28の他端部を、押えロッド22に設けたピン26の進
出経路内に位置させ、その第2の腕部材28を、進出姿
勢の可動ポンチ3との接触下で、前記ピン26の、所定
量以上の進出を拘束する位置に保持する。
Description
成形型のワーク押え装置に関し、とくには、プレス加工
を終えたフロントフェンダーの、成形型からの取出し姿
勢の改善をもたらすものである。
は、図5(a),(b)に、それぞれ下型略線平面図お
よび要部縦断面図で示すものがある。図5(a)に示す
ところにおいて、1は下型ホルダを、2は、その下型ホ
ルダに固定した固定ポンチをそれぞれ示す。また、3,
4はそれぞれ、フロントフェンダーのドリップ部の形成
のために内外に対をなす可動ポンチおよびスライドカム
をそれぞれ示し、5,6は、固定ポンチ2に組付けられ
て、ホイールアーチ側に形成されるフランジ部および、
ドア側に形成されるフランジ部を持ち上げるそれぞれの
フランジリフタを示す。
ダーの成形は、上下型間に搬入したワークに対して上型
を下降させることによって、図5(b)に示すように、
上型ホルダ7に設けた固定ダイス8と、固定ポンチ2と
の協働下でフランジ部の成形を行うとともに、下型ホル
ダ上で、シリンダ9によって進出作動され、上型ホルダ
7に設けたカム10にてバックアップされる可動ポンチ
3と、上型ホルダ7に設けた他のカム11によって進出
作動されるスライドカム4との協働下でフロントフェン
ダーのドリップ部を成形することにより行われる。
を上昇させることによって、固定ダイス8を固定ポンチ
2から離隔させるとともに、スライドカム4を、リター
ンスプリング12の作用下で後退変位させ、また、シリ
ンダ9の再作動による可動ポンチ3の後退変位をもたら
し、さらには、上型の上昇に基づく、それぞれのフラン
ジリフタ5,6の作用によって、成形済みフロントフェ
ンダーFを、固定ポンチ2から所要の高さに持ち上げ
て、そのフロントフェンダーFの、成形型からの取出し
を待機する。
技術にあっては、成形済みフロントフェンダーFの下
型、ひいては、固定ポンチ2からの持ち上げに当り、ホ
イールアーチ側のフランジ部およびドア側のフランジ部
のそれぞれは、フランジリフタ5,6によって支持され
ることになるも、図6に示すように、ドリップ部Dr の
形成部分には、それを支持するための何の手段も設けら
れていないが故に、フランジリフタ5,6にて持ち上げ
られたフロントフェンダーFが、図に矢印Aで示すよう
に、ドリップ部Dr の成形側にずれるおそれが高く、そ
のようなずれが生じた場合には、たとえばロボットによ
る、その成形済みフロントフェンダーFの自動取出し作
業が極めて困難になるという問題があった。
問題点を解決することを課題として検討した結果なされ
たものであり、この発明の目的は、成形済みフロントフ
ェンダーの、とくには、ドリップ部の形成部分での持ち
上げ支持を可能ならしめることによって、そのフロント
フェンダーの全周にわたるほぼ均等な持ち上げを実現し
て、持ち上げ姿勢のフロントフェンダーの、不測の位置
ずれを有効に防止することができるフロントフェンダー
成形型のワーク押え装置を提供するにある。
ェンダー成形型のワーク押え装置は、とくに、従来技術
で述べたと同様のフランジリフタならびに、可動ポンチ
およびスライドカムを設けたところにおいて、フロント
フェンダーのドリップ部の成形位置と対応する部分に、
たとえばドリップ部の側壁に先端を押圧される押えロッ
ドを、その側壁の方向に附勢して設け、また、一端部を
固定部材、たとえば下型ホルダにヒンジした第1の腕部
材の他端部を、それの長さ方向に伸びる長孔位置で、押
えロッドの中間部にピンによって連絡し、この第1の腕
部材を、進出姿勢のスライドカムとの接触状態の下で、
押えロッドとともに、前記側壁から最も遠い位置、たと
えば下限位置に保持し、さらに、押えロッドに対して第
1の腕部材とは反対側で、第2の腕部材の一端部を、こ
れもたとえば下型ホルダにヒンジするとともに、それの
他端部を、押えロッドに設けた前記ピンの進出経路内に
位置させ、そして、その第2の腕部材を、進出姿勢の可
動ポンチとの接触状態の下で、前記ピンの、所定量以上
の進出を拘束する位置に保持し、これによって、押えロ
ッドの先端を前記側壁に丁度接触させるものである。
ロッドに対して非連結とする。なお、この場合には、そ
の腕部材の他端部を、押えロッドに設けたピンの進出経
路内に確実に位置させるべく、たとえば、それの下方側
への自由回動を、ストッパ、ばね部材などによって阻止
する。
づいて、従来技術で述べたと同様にしてフロントフェン
ダーの成形を行った状態の下では、押えロッドに連結し
た第1の碗部材は、スライドカムとの接触下で、押えロ
ッドを、たとえばそれの下限位置に維持する。ここで、
上型の上昇作動に基づいて、スライドカムが後退変位を
行うと、そのスライドカムによる、第1の腕部材に対す
る拘束が解除され、押えロッドは、それの附勢手段の作
用下で、第1の腕部材の上向き回動を伴って進出作動す
る。
だそれの進出位置にあることから、第2の腕部材は、そ
れが押えロッドに連結されている場合および、連結され
ていない場合のいずれにあっても、それと可動ポンチと
の接触下で、押えロッドに設けたピンの、所定量以上の
進出変位を拘束し、この結果として、押えロッドの先端
が、フロントフェンダーのドリップ部の側壁に丁度接触
してそれを支持する。
えロッドによる支持下で後退変位させ乍ら、上型の上昇
量と関連するフランジリフタの作用をもたらし、併せ
て、可動ポンチの所定量以上の後退変位に起因する、第
2の腕部材に対する拘束の解除によって、押えロッドを
それの進出限位置まで進出させ、これらによって、フロ
ントフェンダーのフランジ部およびドリップ部側壁のそ
れぞれを、ほぼ同時に、かつほぼ等量づつ元位置から持
ち上げる。
のフランジ部のみならず、ドリップ部の形成部分もまた
持ち上げ支持され、しかも、その持ち上げは、どの部分
についてもほぼ同時に、また、ほぼ等量づつ十分安定し
た姿勢で行われることから、上型の上昇終了後における
成形済みフロントフェンダーの取出しに当り、そのフロ
ントフェンダーに不測の位置ずれが生じるのを十分に防
止することができる。
を、押えロッドに非連結とした場合には、その腕部材の
長さを短くすることができる。
明する。図1は、この発明の実施例を示す、下型の略線
平面図であり、図中、従来技術で述べた部分と同様の部
分は、それらと同一の番号で示す。すなわち、1は下型
ホルダを、2は、それに取付けた固定ポンチを、そし
て、3,4はそれぞれ、相互の協働下で、フロントフェ
ンダーのドリップ部を形成する可動ポンチおよびスライ
ドカムを示す。
対応する部分の、好ましくは複数個所にワーク押え装置
21を設ける。このワーク押え装置21では、図2に、
可動ポンチ3およびスライドカム4の両者の進出状態、
いいかえれば、フロントフェンダーFのドリップ部Dr
の成形状態での縦断面で示すように、押えロッド22
を、下型ホルダ1に、ブッシュ23を介して、上下方向
に進退変位可能に垂直姿勢で配置するとともに、その押
えロッド22の下端と、下型ホルダ1のベース部1aと
の間に介装した弾性手段、たとえばスプリング24によ
ってそれを上向きに附勢し、そして、ブッシュ23より
上側で、下型ホルダ1に一端部を枢支した第1の腕部材
25の他端部を、それの長さ方向に長く形成した長孔2
5aの位置で、ピン26をもって押えロッド22の中間
部に連結し、その第1の腕部材25を、進出状態にある
スライドカム4の下面との接触下で、それがドリップ部
Dr から最も離隔する位置に、図ではほぼ水平に保持す
る。従って、押えロッド22は、第1の腕部材25のこ
の保持姿勢においては、連結ピン26の作用下で、スプ
リング24のばね力に抗してそれの下限位置に保持され
る。
25の中間部にローラ27を回転自在に設け、そのロー
ラ27をスライドカム4に接触させる場合には、スライ
ドカム4と第1の腕部材25との摩擦力を有効に低減さ
せることができる。
し、第1の腕部材25とは反対側で、下型ホルダー1
に、第2の腕部材28の一端部をブラケット29を介し
てヒンジするとともに、その腕部材28の他端部を、押
えロッド22に固定したピン26の進出経路内に突出さ
せて位置させる。なお、図に示すところでは、第2の腕
部材28の、このような突出位置への維持を、ブラケッ
ト29に設けたストッパ30によって、その腕部材28
の下向き回動を阻止することにて行っているが、このこ
とを、第2の腕部材28をブラケット29に対して上向
きに附勢する、鋏形ばね、固定ばねなどのばね手段を用
いて行うこともでき、また、その腕部材28の長さが長
くなることに支障がなければ、それの他端部に形成した
長孔を介して、それを、ピン26をもって押えロッド2
2に連結することによってもまた、腕部材28を、ピン
26の進出経路内に確実に位置させることができる。
28を、進出姿勢にある可動ポンチ28の下面との接触
下で、ピン26の、所定量以上の進出変位を拘束する位
置に保持して、かかる拘束状態で、押えロッド22の先
端を、ドリップ部Dr 、たとえばそれの側壁SW に丁度
接触させる。ところで、この第2の腕部材28の中間部
にもまたローラ31を回転自在に設け、そのローラ31
を可動ポンチ3の下面に接触させた場合には、少ない摩
擦力の下で、可動ポンチ3の円滑な進退変位を担保する
ことができる。
および可動ポンチ3のそれぞれがともに後退変位して、
それぞれの腕部材25,28に対する、それらによる拘
束が完全に除去された場合には、押えロッド22は、ス
プリング24のばね力によって、それの下端フランジ2
2aが、下型ホルダ1の支持部下面1bに当接する進出
限位置まで上方へ突出する。
下に説明する。フロントフェンダーの成形は、従来技術
で述べたと同様に、下型に対する上型の下降その他をも
って行われ、その成形工程の終了時点においては、図2
に示すように、可動ポンチ3およびスライドカム4はと
もに進出状態にあり、それら両者の対向面間にドリップ
部Dr が存在する。なお、このドリップ部Dr は、それ
の側壁SW としての連結壁によってフロントフェンダー
Fの本体部に連続する。
第1の腕部材上に乗り上げたスライドカム4により、そ
の下降位置に保持される。ここで、上型が上昇変位を開
始すると、スライドカム4は、図示しないリターンスプ
リングの作用によって徐々に後退変位され、その上昇変
位量が所定量以上に達すると、スライドカム4は、図3
に示すように、第1の腕部材25から完全に後退する。
自由になるも、可動ポンチ3は依然として第2の腕部材
上に存在することから、押えロッド22は、ピン26の
進出が第2の腕部材28によって拘束される位置まで、
高さl1 だけ進出変位し、この結果として、押えロッド
22の先端が、ドリップ部Dr の側壁SW に丁度接触
し、より好ましくは、図示のように、それの先端部分に
設けた肩部が、ドリップ部Dr の、図では下端面に丁度
接触する。
の、ドリップ部Dr への接触に当り、その押えロッド2
2が、ドリップ部Dr に大きな力で当接するのを、第2
の腕部材28にて有効に阻止することで、可動ポンチ3
の、フロントフェンダーFから離隔する方向への、その
後の後退変位を十分円滑ならしめることができる。
しないシリンダ等の作用によって、可動ポンチ3の、水
平方向の後退変位を開始させ、上型がフランジリフタ5
の作動を許容するに至った時点で、その可動ポンチ3
を、図4に示すように、第2の腕部材28に対する拘束
を十分に解除し得る位置まで後退させる。これにより、
フランジリフタ5,6は、それぞれのフランジ部を高さ
l2 にわたって持ち上げ、同時に、押えロッド22はそ
れの上限位置まで上昇して、ドリップ部Dr を、これも
また高さl2 にわたって持ち上げる。
ときには、成形済みのフロントフェンダーFは、フラン
ジ部およびドリップ部Dr のそれぞれの位置において、
下型、とくには固定ポンチ2から、ともにほぼ等量づつ
持ち上げられて、フランジリフタ5,6および押えロッ
ド22によって十分安定に支持されることになり、この
ことは、図示例のように、押えロッド22をもって、ド
リップ部Dr の側壁S W と、それの下端面との双方を持
ち上げ支持する場合にとくに顕著である。
成形済みのフロントフェンダーFを成形型から取り出す
に際して、そのフロントフェンダーFの不測の位置ずれ
を十分に防止して、たとえばロボットによる、フロント
フェンダーFの自動取出し作業を、常に確実かつ円滑な
らしめることができる。
に、この発明によれば、フロントフェンダーの成形後に
おける上型の上昇に当たって、そのフロントフェンダー
のドリップ部を、押えロッドによって持ち上げ支持する
ことができるので、成形型からのフロントフェンダーの
取出しに際する、そのフロントフェンダーの不測の位置
ずれを有効に防止して、ロボット等によるそれの自動取
出しを、常に確実かつ円滑ならしめることができる。
ある。
る。
面図である。
断面図である。
る。
Claims (2)
- 【請求項1】 フロントフェンダー(F)の成形に伴っ
て、ドリップ部(D r )ならびに、ホイールアーチ側お
よびドア側のそれぞれのフランジ部を形成するフロント
フェンダー成形型において、 成形済みフロントフェンダー(F)のそれぞれのフラン
ジ部に当接して、そのフロントフェンダーを持ち上げる
フランジリフタ(5,6)を設けるとともに、内外に対
をなし、ともに進退変位して前記ドリップ部(Dr )を
形成する可動ポンチ(3)およびスライドカム(4)を
設け、 ドリップ部(Dr )の成形位置と対応する部分に、ドリ
ップ部に先端を押圧される押えロッド(22)を、その
ドリップ部の方向に附勢して設け、 一端部を固定部材(1)にヒンジした第1の腕部材(2
5)の他端部を、それの長さ方向に延びる長孔位置で、
前記押えロッド(22)の中間部にピン(26)により
連結し、この第1の腕部材(25)を、進出姿勢のスラ
イドカム(4)との接触下で、前記押えロッド(22)
とともに、ドリップ部(Dr )から最も離れた位置に保
持し、 押えロッド(22)に対し、第1の腕部材(25)とは
反対側で、第2の腕部材(28)の一端部を固定部材
(1)にヒンジするとともに、この腕部材(28)の他
端部を、押えロッド(22)に設けた前記ピン(26)
の進出経路内に位置させ、その第2の腕部材(28)
を、進出姿勢の可動ポンチ(3)との接触下で、前記ピ
ン(26)の、所定量以上の進出を拘束する位置に保持
することを特徴とするフロントフェンダー成形型のワー
ク押え装置。 - 【請求項2】 第2の腕部材を、押えロッドに対して非
連結としてなる請求項1記載のフロントフェンダー成形
型のワーク押え装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03490195A JP3648782B2 (ja) | 1995-02-23 | 1995-02-23 | フロントフェンダー成形型のワーク押え装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03490195A JP3648782B2 (ja) | 1995-02-23 | 1995-02-23 | フロントフェンダー成形型のワーク押え装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08224630A true JPH08224630A (ja) | 1996-09-03 |
JP3648782B2 JP3648782B2 (ja) | 2005-05-18 |
Family
ID=12427098
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03490195A Expired - Fee Related JP3648782B2 (ja) | 1995-02-23 | 1995-02-23 | フロントフェンダー成形型のワーク押え装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3648782B2 (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1995
- 1995-02-23 JP JP03490195A patent/JP3648782B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP3648782B2 (ja) | 2005-05-18 |
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