JPH08222969A - 電圧電流変換回路 - Google Patents

電圧電流変換回路

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JPH08222969A
JPH08222969A JP7025262A JP2526295A JPH08222969A JP H08222969 A JPH08222969 A JP H08222969A JP 7025262 A JP7025262 A JP 7025262A JP 2526295 A JP2526295 A JP 2526295A JP H08222969 A JPH08222969 A JP H08222969A
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JP
Japan
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transistor
transistors
current
collector
voltage
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Application number
JP7025262A
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English (en)
Inventor
Shinji Kurihara
信二 栗原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】入力信号と出力信号との線形性の良好な電圧電
流変換回路を提供する。 【構成】差動接続された第1及び第2トランジスタ4及
び5と、該第1及び第2トランジスタ4及び5にそれぞ
れダーリントン接続される第3及び第4トランジスタ9
及び11と、エミッタ及びベースが、該第3及び第4ト
ランジスタ9及び11のエミッタ及びベースにそれぞれ
共通接続される第5及び第6トランジスタ11及び12
とから成り、前記第1及び第2トランジスタ4及び5の
ベースにそれぞれ第1及び第2入力電圧を印加し、該第
5及び第6トランジスタ11及び12のコレクタ端から
それぞれ第1及び第2出力電流を発生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、VCA(電圧制御増幅
器)、VCO(電圧制御発振器)、アクティブフィルタ
等に用いて好適な電圧電流変換回路に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、VCA、VCO、アクティブフ
ィルタにおいて、図2の如き、入力電圧を電流に変換す
る電圧電流変換回路が知られている。図2において、ト
ランジスタ(1)及び(2)のエミッタは抵抗(3)を
介して接続されると共に、トランジスタ(1)及び
(2)のエミッタにそれぞれ定電流源(4)及び(5)
が接続される。このような構成は、いわゆる差動回路で
あり、トランジスタ(1)及び(2)のベース電圧の差
に応じて、トランジスタ(1)及び(2)のコレクタ電
流の大きさが決定されるので、この差動回路の動作を利
用して、入力電圧を電流に変換することができる。そし
て、このような回路においては、例えば、トランジスタ
(2)のベース電圧をバイアス電圧のみとし、トランジ
スタ(1)のベースにバイアス電圧に重畳された第1入
力電圧を印加すれば、トランジスタ(1)のコレクタ端
に前記第1入力電圧に応じた出力電流を得ることができ
る。また、トランジスタ(1)及び(2)のベースに第
1及び第2入力電圧を印加すれば、前記第1及び第2入
力電圧に応じた出力電流をそれぞれ第1及び第2トラン
ジスタ(1)及び(2)のコレクタ端に得ることができ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図2の電圧
電流変換回路において、トランジスタ(1)のコレクタ
電流をI1、トランジスタ(2)のコレクタ電流をI2、
及び抵抗(3)の抵抗値をR1とすると、その入力イン
ピーダンスZinは、
【0004】
【数1】
【0005】となる。但し、kはボルツマン係数、qは
電子の電荷量、Tは絶対温度、βnはトランジスタの電
流増幅率である。そして、電圧電流変換回路のコンダク
タンスGmが、Gm=(1/Zin)・(1/βn)と
なるので、式(1)より、
【0006】
【数2】
【0007】となる。しかしながら、前記コンダクタン
スGmは、式(2)より、トランジスタ(1)及び
(2)のコレクタ電流、即ち、電圧電流変換回路の出力
電流に応じて、変化することが明らかである。その為、
出力電流に応じたコンダクタンスGmの変化により、入
力電圧と出力電流との線形性が悪化するという問題があ
った。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の点に鑑み
成されたものであり、差動接続された第1及び第2トラ
ンジスタと、該第1及び第2トランジスタにそれぞれダ
ーリントン接続される第3及び第4トランジスタと、エ
ミッタ及びベースが、該第3及び第4トランジスタのエ
ミッタ及びベースにそれぞれ共通接続される第5及び第
6トランジスタとから成り、前記第1及び第2トランジ
スタのベースにそれぞれ第1及び第2入力電圧を印加
し、該第5及び第6トランジスタのコレクタ端からそれ
ぞれ第1及び第2出力電流を発生することを特徴とす
る。
【0009】また、前記第1トランジスタのコレクタ及
び前記第3トランジスタのベースに接続される第1定電
流源と、前記第2トランジスタのコレクタ及び前記第4
トランジスタのベースに接続される第1定電流源とを備
えたことを特徴とする。さらに、前記第3乃至第6トラ
ンジスタの共通エミッタに第1電源ラインが接続され、
前記第5及び第6トランジスタの共通エミッタと第1電
源ラインとの間に可変電流源を接続し、前記第3及び第
4トランジスタの共通エミッタと第1電源ラインとの間
に少なくともトランジスタのベース−エミッタ間電圧以
上の電圧を発生する手段を接続したことを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明に依れば、差動接続された第1及び第2
トランジスタに、さらに、第3及び第4トランジスタを
ダーリントン接続すれば、第1及び第2トランジスタの
入力インピーダンスを高くすることができる。そして、
ベース、エミッタが第3及び第4トランジスタのベー
ス、エミッタに共通接続された第5及び第6トランジス
タのコレクタに、出力電流となる第3及び第4トランジ
スタのコレクタ電流に比例した電流が得られる。また、
第1及び第2トランジスタのコレクタに定電流源を接続
することにより、入力信号に応じた第1及び第2トラン
ジスタの出力信号の変動が低下するので、入力インピー
ダンスが高いので、電流電圧変換回路のコンダクタンス
が出力電流により変化せず、入力電圧と出力電流の線形
性を向上させることができる。
【0011】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示す図であり、
(4)及び(5)は差動接続された第1及び第2トラン
ジスタ、(6)は第1及び第2トランジスタ(4)及び
(5)のエミッタに接続された抵抗、(7)及び(8)
は第1及び第2トランジスタ(4)及び(5)のエミッ
タに接続された第1及び第2定電流源、(9)及び(1
0)は第1及び第2トランジスタ(4)及び(5)にそ
れぞれダーリントン接続された第3及び第4トランジス
タ、(11)及び(12)はベースとエミッタとが第3
及び第4トランジスタ(9)及び(11)のベースとエ
ミッタとにそれぞれ共通接続される第5及び第6トラン
ジスタ、(13)及び(14)は第3及び第4トランジ
スタ(9)及び(10)のベース端に接続された第3及
び第4定電流源である。
【0012】図1において、第1及び第2トランジスタ
(4)及び(5)は差動接続されているので、第1トラ
ンジスタ(4)のコレクタ電流は第1及び第2トランジ
スタ(4)及び(5)のベース電圧の差に応じて発生す
る。第1トランジスタ(4)のコレクタ電流は、第3定
電流(13)の出力電流と混合され、第3トランジスタ
(9)のベースに供給される。そして、第3トランジス
タ(9)のコレクタ端からベース電流のβ1倍した電流
が発生する。また、第1及び第2トランジスタ(4)及
び(5)のベース電圧の差に応じて発生する第2トラン
ジスタ(2)のコレクタ電流は、第4定電流源(14)
の出力電流と混合された後、第4トランジスタ(10)
のベースに供給される。そして、第4トランジスタ(1
0)のコレクタ端にベース電流をβ1倍した電流が発生
する。尚、β1は、PNP型のトランジスタ(9)及び
(10)の電流増幅率である。その為、第1及び第2定
電流源(7)及び(8)の定電流の大部分は、第3及び
第4トランジスタ(9)及び(10)に流れ、第1及び
第2トランジスタ(4)及び(5)には微小電流が流れ
る。よって、また、第3定電流源(13)の出力電流と
第1トランジスタ(4)のコレクタ電流との混合電流は
第5トランジスタ(11)のベースに供給される。その
為、第5トランジスタ(11)のコレクタに第3トラン
ジスタ(9)のコレクタ電流に比例した出力電流を得る
ことができる。そして、第4定電流源(14)の出力電
流と第2トランジスタ(5)のコレクタ電流との混合電
流は第6トランジスタ(12)のベースに供給される。
その為、第6トランジスタ(12)のコレクタに第4ト
ランジスタ(10)のコレクタ電流に比例した出力電流
を得ることができる。
【0013】ところで、図1に回路の入力インピーダン
スZinは、第1及び第2トランジスタ(4)及び
(5)のコレクタ電流をそれぞれIc1、Ic2、また、
第3及び第4定電流源(13)及び(14)の定電流を
Is1、Is2とすれば、
【0014】
【数3】
【0015】となる。但し、kはボルツマン係数、qは
電子の電荷量、Tは絶対温度、βnはNPN型トランジ
スタの電流増幅率、βpはPNP型トランジスタの電流
増幅率である。よって、電流電圧変換回路のコンダクタ
ンスGmは、Gm=(1/Zin)・(1/βn)よ
り、
【0016】
【数4】
【0017】となる。式(4)において、第1及び第2
トランジスタ(4)及び(5)のコレクタ電流が第3及
び第4トランジスタ(9)及び(10)の電流増幅率β
pにより低下する。そして、第3及び第4トランジスタ
(9)及び(10)のベースに第3及び第4定電流源
(13)及び(14)が接続されているので、前記コン
ダクタンスGmは、第1及び第2トランジスタ(4)及
び(5)のコレクタ電流に応じて変動しなくなり、入力
電圧と出力電流の線形性を向上させることができる。
【0018】図3は本発明の他の実施例を示す図であ
り、差動接続されるトランジスタをPNP型トランジス
タで構成した場合の実施例である。トランジスタ(1
5)及び(16)のベースに入力電圧を印加し、トラン
ジスタ(17)及び(18)のコレクタ端に入力電圧を
変換した出力電流が発生する。さらに、図4も本発明の
他の実施例を示す図であり、図3の回路のトランジスタ
(17)及び(18)のエミッタに可変電流源(19)
が接続されている。前記可変電流源(19)の出力電流
を可変することにより、トランジスタ(17)および
(18)のコレクタ電流も可変できる。その為、可変電
流源(19)を外部からの信号で調整するようにすれ
ば、VCA等に応用することができる。尚、可変電流源
(19)はトランジスタで構成されるので、ダイオード
を(20)を図4の如く接続し、ダイオード(20)に
よって前記トランジスタの動作電圧、即ち、前記トラン
ジスタのコレクタ−エミッタ間電圧を発生させている。
【0019】
【発明の効果】以上述べた如く、差動接続されるトラン
ジスタをダーリントン接続して構成することにより、入
力インピーダンスを高くすることができるので、コンダ
クタンスは出力電流により変化しない。よって、入力信
号と出力信号との線形性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す回路図である。
【図2】従来例を示す回路図である。
【図3】本発明の他の実施例を示す回路図である。
【図4】本発明の他の実施例を示す回路図である。
【符号の説明】
4 第1トランジスタ 5 第2トランジスタ 7 第1定電流源 8 第2定電流源 9 第3トランジスタ 10 第4トランジスタ 11 第5トランジスタ 12 第6トランジスタ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】差動接続された第1及び第2トランジスタ
    と、 該第1及び第2トランジスタにそれぞれダーリントン接
    続される第3及び第4トランジスタと、 エミッタ及びベースが、該第3及び第4トランジスタの
    エミッタ及びベースにそれぞれ共通接続される第5及び
    第6トランジスタとから成り、 前記第1及び第2トランジスタのベースにそれぞれ第1
    及び第2入力電圧を印加し、該第5及び第6トランジス
    タのコレクタ端からそれぞれ第1及び第2出力電流を発
    生することを特徴とする電圧電流変換回路。
  2. 【請求項2】前記第1トランジスタのコレクタ及び前記
    第3トランジスタのベースに接続される第1定電流源
    と、前記第2トランジスタのコレクタ及び前記第4トラ
    ンジスタのベースに接続される第1定電流源とを備えた
    ことを特徴とする請求項1記載の電圧電流変換回路。
  3. 【請求項3】前記第3乃至第4トランジスタの共通エミ
    ッタに第1電源ラインが接続され、前記第5及び第6ト
    ランジスタの共通エミッタと第1電源ラインとの間に可
    変電流源を接続し、前記第3及び第4トランジスタの共
    通エミッタと第1電源ラインとの間に少なくともトラン
    ジスタのコレクタ−エミッタ間電圧以上の電圧を発生す
    る手段を接続したことを特徴とする請求項1記載の電圧
    電流変換回路。
JP7025262A 1995-02-14 1995-02-14 電圧電流変換回路 Pending JPH08222969A (ja)

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JP7025262A JPH08222969A (ja) 1995-02-14 1995-02-14 電圧電流変換回路

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JP (1) JPH08222969A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008503167A (ja) * 2004-06-15 2008-01-31 アナログ デバイセス インコーポレーテッド 電流モード計装用増幅器

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