JPH08221003A - 画素領域を有するパネルへのtcp組み付け構造 - Google Patents

画素領域を有するパネルへのtcp組み付け構造

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JPH08221003A
JPH08221003A JP2695895A JP2695895A JPH08221003A JP H08221003 A JPH08221003 A JP H08221003A JP 2695895 A JP2695895 A JP 2695895A JP 2695895 A JP2695895 A JP 2695895A JP H08221003 A JPH08221003 A JP H08221003A
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JP2695895A
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Hideki Kawahara
英樹 川原
Masayoshi Muramatsu
正吉 村松
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 画素領域を有するパネルに対するTCP組み
付け構造において、パネルへのTCPからの熱伝達を、
額縁領域を適正に確保した上で、阻止する。 【構成】 スペーサ40はその挿入穴部41内にスペー
サ20の突起21bを圧入してスペーサ20に組み付け
られている。プリント配線基板50は、位置決め穴部5
1内にスペーサ40の位置決めピン42を挿入位置決め
し、かつ挿入穴部52内にスペーサ20の突起21bを
圧入させて、スペーサ40に組み付けられている。FP
C60aは、液晶パネル10の端子部11a上に接続し
た一端部61からスペーサ20の右側外周部、スペーサ
40の右端面、下端面及び左端面、プリント配線基板5
0の左端面並びに上面を巻くように折り曲げられて延出
し、他端部62にてプリント配線基板50の上面に接着
接続されている。IC素子60bはスペーサ40の凹所
43内に収容されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶パネル、ELパネ
ル等の画素領域を備えたパネルに係り、特に、当該パネ
ルに対するテープキャリアパッケージ(以下、TCPと
いう)の組み付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のTCPの組み付け構造に
おいては、例えば、図6にて示すごとく、液晶表示装置
用液晶パネル1に対するプリント配線基板2の接続を、
図7及び図8にて示すようにフレキシブルプリント配線
基板4aに液晶パネル駆動用IC素子4bを実装してな
るTCP4により、スペーサ3を介して行うようにした
ものがある。
【0003】この組み付け構造においては、スペーサ3
が、その一端にて、液晶パネル1の端子部1a下面に併
設されて当該端子部1aに平行に外方へ延出している。
また、フレキシブルプリント配線基板4a(以下、FP
C4aという)が、その一端にて、液晶パネル1の端子
部1a上に半田付け、熱可塑性異方性導電シート等によ
り接続されており、このFPC4aの他端が、スペーサ
3の他端上面に予め設けたプリント配線基板2上に、半
田付け、熱可塑性異方性導電シート等により接続されて
いる。
【0004】これにより、液晶パネル1からTCP4へ
の入力端子数に対しTCP4からプリント配線基板2へ
の出力端子数を多くして、配線スペース利用率を高める
ようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、TCP4に
おいては、IC素子4bからのFPC4aの各配線4c
の延出角度θを図9(a)にて示すごとく大きくとる
と、FPC4aの全長は短くなるものの、各配線4cの
幅が狭くなり、当該各配線の内部抵抗が増大する。一
方、延出角度θを図9(b)にて示すごとく小さくとる
と、各配線4cの幅は広くなるものの、FPC4aの全
長が長くなる。従って、TCP4の全長の短縮には、各
配線の幅及び内部抵抗を適正にするための配線引回しの
制約上、自ずから限界がある。
【0006】このため、上記組み付け構造による場合、
液晶表示装置において、液晶パネル1の端子部1a、プ
リント配線基板2、スペーサ3及びTCP4により形成
されるいわゆる額縁領域の幅L(図6参照)が大きくな
り過ぎるという不具合がある。これに対しては、図10
及び図11にて示すような組付け構造によることも考え
られる。この組み付け構造においては、スペーサ3A
(スペーサ3に相当する)が、その一端にて、液晶パネ
ル1の端子部1a下面に併設されて当該端子部1aに平
行に延出している。
【0007】また、FPC4A(FPC4aに相当す
る)が、その一端にて、液晶パネル1の端子部1a上に
半田付け、熱可塑性異方性導電シート等により接続され
ている。そして、このFPC4Aが、スペーサ3Aの右
側外周面、並びにこのスペーサ3Aの下面に予め固定し
たプリント配線基板2の右端及び下面に沿うようにU字
状に折り曲げられて延出し、半田付け、熱可塑性異方性
導電シート等によりプリント配線基板2の下面に接続さ
れている。
【0008】しかしながら、このような組み付け構造に
よっても、図6に示す場合に比べ、額縁領域の幅が狭く
なるものの、FPC4AがU字状即ち二重折りになって
いるにすぎず、まだ不十分であって、さらに、額縁領域
の幅を狭くしたいという要請が強い。これに対しては、
図12にて示すようなTCP組付け構造(特公平4−7
2232号公報参照)によることも考えられる。
【0009】この組み付け構造においては、FPC4B
(FPC4Aに相当する)がその一端にて半田付け及び
熱可塑性異方性導電シート等により液晶パネル1の端子
部1a上に接続されている。そして、このFPC4B
は、液晶パネル1の端子部1a下面に支持したスペーサ
5の上面及び右端、スペーサ5とこのスペーサ5の下面
に支持したスペーサ6との間並びにこのスペーサ6の左
端及び下面に沿うように逆S字状に曲折して延出してお
り、このFPC4Bの他端は、予めスペーサ6の下面に
一体化されたプリント配線基板2の下面に熱可塑性異方
性導電シート等により接続されている。
【0010】ところで、このような構成では、FPC4
Bが逆S字状、即ち三重に折り曲げられているため、額
縁領域の幅は適正に狭くなる。しかし、FPC4Bの中
間部位に配置したIC素子4bが、スペーサ6の上面に
設けた凹所6a内に収容されている。このため、このI
C素子4bが発熱した場合、その熱が凹所6a内に溜ま
ってしまう。そして、最終的には、この溜まった熱が、
スペーサ6、FPC4B及びスペーサ5を通り液晶パネ
ル1に伝わる。
【0011】その結果、図13にて斜線領域(符号1b
参照)により示すように、液晶パネル1の画素領域、即
ち表示領域に温度斑による表示むらを生ずるという不具
合を招く。そこで、本発明は、以上のようなことに対処
すべく、画素領域を有するパネルに対するTCP組み付
け構造において、パネルへのTCPからの熱伝達を、額
縁領域を適正に確保した上で、阻止することを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明においては、画素領域(1
5)を有するパネル(10)及び回路基板(50)の間
に接続したフレキシブルプリント配線基板(60a)
と、このフレキシブルプリント配線基板に設けたパネル
(10)の駆動用回路素子(60b)とを備えたTCP
(60)を、パネル(10)に組み付けるようにしたT
CP組み付け構造において、パネル(10)に固定され
る両スペーサ(20、40)を備え、フレキシブル配線
基板(60a)が、パネル(10)から両スペーサ(2
0、40)の一方(20)を介し他方のスペーサ(4
0)の外周を巻くように延出されて、その回路基板(5
0)との接続部(62)にて、当該回路基板と共に両ス
ペーサ(20、40)の間に位置することを特徴とする
画素領域を有するパネルへのTCP組み付け構造が提供
される。
【0013】また、請求項2に記載の発明では、請求項
1に記載の画素領域を有するパネルへのTCP組み付け
構造において、回路素子(60b)が、他方のスペーサ
(40)の一方のスペーサ(20)とは反対側に位置す
ることを特徴とする。また、請求項3に記載の発明で
は、請求項1又は2に記載の画素領域を有するパネルへ
のTCP組み付け構造において、他方のスペーサ(4
0)の一方のスペーサ(20)とは反対側の面に凹所
(43)が形成され、この凹所内に回路素子(60b)
が収容されていることを特徴とする。
【0014】また、請求項4に記載の発明では、請求項
1又は2に記載の画素領域を有するパネルへのTCP組
み付け構造において、回路素子(60b)がフレキシブ
ル配線基板(60a)の他方のスペーサ(40)とは反
対側に位置することを特徴とする。また、請求項5に記
載の発明では、請求項3に記載の画素領域を有するパネ
ルへのTCP組み付け構造において、フレキシブル配線
基板(60a)を覆う放熱性ケーシング(30)を備
え、回路素子(60b)に対するフレキシブル配線基板
(60a)及び放熱性ケーシング(30)の各対向部の
間に熱導伝部材(80)を設けることを特徴とする。
【0015】また、請求項6に記載の発明では、請求項
1乃至5に記載の画素領域を有するパネルへのTCP組
み付け構造において、両スペーサ(20、40)の一方
(20)に突起部(21b)を設け、他方のスペーサ
(40)には挿入穴部(41)を設けて、突起部(21
b)を挿入穴部(41)に挿入固定することを特徴とす
る。
【0016】また、請求項7に記載の発明では、画素領
域(15)を有するパネル(10)の端子部(11a、
12a)及び回路基板(50A)の間に接続したフレキ
シブルプリント配線基板(90a)と、このフレキシブ
ルプリント配線基板に設けたパネル(10)の駆動用回
路素子(60b)とを備えたTCP(90)を、パネル
(10)に組み付けるようにしたTCP組み付け構造に
おいて、パネル(10)に固定されて回路基板(50
A)の端部をパネル(10)の端子部(11a、12
a)に重ねるように回路基板(50A)を支持するスペ
ーサ(100)を備え、フレキシブル配線基板(90
a)が、パネル(10)の端子部(11a、12a)か
ら回路基板(50A)の端部に沿い折り曲げられて延出
することを特徴とする画素領域を有するパネルへのTC
P組み付け構造が提供される。
【0017】また、請求項8に記載の発明では、請求項
7に記載の画素領域を有するパネルへのTCP組み付け
構造において、回路素子(60b)が、フレキシブルプ
リント配線基板(90a)の回路基板(50A)とは反
対側に位置することを特徴とする。なお、上記各構成要
素のカッコ内の符号は、後述する実施例記載の具体的構
成要素との対応関係を示すものである。
【0018】
【発明の作用効果】上記請求項1乃至5に記載の発明に
よれば、フレキシブル配線基板が、パネルから一方のス
ペーサを介し他方のスペーサの外周を巻くように延出さ
れて、その回路基板との接続部にて、当該回路基板と共
に両スペーサの間に位置する。これにより、パネルの画
素領域の外周部に位置する端子部及びTCPの組み付け
領域を多層構造にできるので、額縁領域を適正に確保し
てパネルに対するTCPの組み付け自由度を高く維持し
た上で、TCPの回路素子からパネルへの熱伝達を阻止
できる。
【0019】この場合、請求項2乃至4に記載の発明に
より例示するように回路素子が両スペーサの間以外の位
置に存在するので、回路素子の熱が外部に効果的に放出
され得る。また、請求項5に記載の発明によれば、回路
素子の熱が熱導伝部材により放熱性ケーシングに伝達さ
れるので、上記熱放熱がより一層促進され得る。また、
上記請求項6に記載の発明によれば、両スペーサの一方
に設けた突起部が、他方のスペーサに設けた挿入穴部内
に挿入固定されているので、両スペーサの一体的組み付
け状態及びTCPの両スペーサに対する組み付け状態が
しっかりと保持され得る。
【0020】また、上記請求項7又は8に記載の発明に
よれば、スペーサが、回路基板の端部をパネルの端子部
に重ねるように当該回路基板を支持し、フレキシブル配
線基板が、パネルの端子部から回路基板の端部に沿い折
り曲げられて延出する。これにより、請求項1に記載の
発明と同様の効果を達成できる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の第1実施例につき図面を参照
して説明する。図1及び図2は、液晶表示装置に本発明
が適用された例を示している。この液晶表示装置は、液
晶パネル10を備えており、この液晶パネル10は、互
いに重ね合わせたコモン基板11及び対向基板12との
間に液晶をシールにより密封し、かつコモン基板11及
び対向基板12にそれぞれ偏光板13、14を貼着して
構成されている。
【0022】ここで、液晶パネル10の画素領域15
は、コモン基板11の複数条の電極、これら各電極と共
に格子状電極を形成する対向基板12の複数条の電極及
び上記液晶により構成されている。また、コモン基板1
1は、図1にて示すごとく、対向基板12よりも図示左
右外側にそれぞれ延出する両端子部11aを備えてお
り、これら両端子部11a表面には、コモン基板11の
各電極の接続端部が延出している。一方、対向基板12
は、コモン基板11よりも図示上下外側にそれぞれ延出
する両端子部12aを備えており、これら両端子部12
a裏面には、対向基板12の各電極の接続端部が延出し
ている。
【0023】また、液晶表示装置は、図1にて示すごと
く、環状スペーサ20を備えており、このスペーサ20
は、図2にて示すごとく、断面U字状の環状シールドケ
ーシング30内に液晶パネル10の外周部と共に組み付
けられている。ここで、スペーサ20は、断面略L字状
の環状壁21を有しており、この環状壁21は、液晶パ
ネル10の外周部に下方から当接している。また、スペ
ーサ20の図2にて図示右端部とコモン基板11の端子
部11aとの間には、間隙dが形成されており、これに
より、スペーサ20の組み付け時に生じがちな液晶パネ
ル10の歪み等を防止する。
【0024】なお、シールドケーシング30は、図2に
て示すごとく、断面L字状の上下両シールドケーシング
部材31、32を組み合わせて構成されており、このシ
ールドケーシング30は、下側シールドケーシング部材
32の先端部にて環状壁21の脚壁部21aを下方から
受けている。また、これら両シールドケーシング部材3
1、32は、熱伝導性の良好なシールド材料により形成
されている。
【0025】環状スペーサ20には、4個のスペーサ4
0(図2では、液晶パネル10の右側のスペーサ40の
みを示す)が、液晶パネル10の各端子部11a、12
aにそれぞれ対応して組み付けられている。例えば、図
2にて示すスペーサ40は、その挿入穴部41内に、ス
ペーサ20の右側部下面に突設した突起21bを圧入し
て、スペーサ20に組み付けられている。これにより、
両スペーサ20、40の一体的組み付けが確保される。
【0026】また、残りのスペーサ40も、同様にし
て、スペーサ20の左側部及び上下両側部にそれぞれ組
み付けられている。プリント配線基板50は、液晶パネ
ル10の各両端子部11a、12aに対応して、それぞ
れ、一対ずつ各スペーサ40に組み付けられている。例
えば、図2にて示すプリント配線基板50は、その位置
決め穴部51内に、スペーサ40の中間部位上面に突設
した位置決めピン42を挿入位置決めし、かつその挿入
穴部52内に、スペーサ40の挿入穴部41を介し、ス
ペーサ20の突起21bを圧入させて、スペーサ40の
上面に組み付けされている。
【0027】残りのプリント配線基板50も、同様にし
てスペーサ40の右側下半分部分、左側部及び上下両側
部に組み付けられている。左右各一対のTCP60は、
図1にて示すごとく、左右各一対のプリント配線基板5
0に対応してスペーサ20を介し各左右両側のスペーサ
40に組み付けられている。一方、上下各一対のTCP
70は、図1にて示すごとく、上下各一対のプリント配
線基板50に対応してスペーサ20を介し上下両側のス
ペーサ40に組み付けられている。
【0028】これら各TCP60、70は、共に同様の
構成を有しており、例えば、図2にて示すTCP60
は、フレキシブルプリント配線基板60a(以下、FP
C60aという)と、このFPC60aの一側表面中間
部位に装着した液晶パネル10の駆動用IC素子60b
とにより構成されている。このFPC60aは、その一
端部61にて、コモン基板11の端子部11a上に接続
されており、FPC60aは、その一端部61からスペ
ーサ20の右側外周部、スペーサ40の右端面、下端面
及び左端面、プリント配線基板50の左端面並びに上面
を巻くように折り曲げられて延出している。そして、こ
のFPC60aは、その他端部62にてプリント配線基
板50の上面に接着接続されている。これにより、TC
P60の断面形状は「の」の字の逆形状となっている。
【0029】この場合、FPC60aの他端部62の挿
入穴部62aには、スペーサ20の突起21bが挿入さ
れている。なお、FPC60aは、図3にて示すごと
く、ベースフィルム63上にカバーフィルム64を貼着
して構成されているため、このFPC60aの折り曲げ
部は、図3(b)にて符号64aにより示すように、カ
バーフィルム64を部分的に除去することにより、ベー
スフィルム63のみの折り曲げでもって構成されてい
る。
【0030】また、IC素子60bは、図2にて示すご
とく、スペーサ40の下面に形成した凹所43内に収容
されている。残りのTCP60、70も同様にして液晶
パネル10の各対応端子部及び対応スペーサ40に組み
付けられている。ここで、各スペーサ20、40、各プ
リント配線基板50及びTCP60の液晶パネル10に
対する組み付け過程を、図2の断面構成を例にとって説
明する。
【0031】まず、液晶パネル10、両スペーサ20、
40、両シールドケーシング部材31、32、回路基板
50及びTCP60を準備する。そして、TCP60の
FPC60aの一端部61を、液晶パネル10の端子部
11a上に、半田付け、熱可塑性異方性導電シート等に
より接続する。ついで、FPC60aの他端部62を、
プリント配線基板50の接続端子面に半田付け、熱可塑
性異方性導電シート等により接続する。
【0032】その後、スペーサ20を液晶パネル10の
外周部下面に配置する。このような状態にて、FPC6
0aをスペーサ20の右側部の上面を介し下方に折り曲
げる。ついで、プリント配線基板50の位置決め穴部5
1内にスペーサ40の位置決めピン42を挿入し位置決
めし、プリント配線基板50をスペーサ40に重ね合わ
せる。そして、FPC60aを、プリント配線基板50
及びスペーサ40の各外周面に沿い巻き取るようにして
折り曲げる。
【0033】その後、スペーサ20の突起21bを、F
PC60aの他端部62の挿入穴部62a及びプリント
配線基板50の挿入穴部52を通してスペーサ40の挿
入穴部41内に圧入する。これにより、図2の断面構造
を有するような組み付けが容易に完了する。そして、こ
のような構成においては、IC素子60bが、スペーサ
40のスペーサ20とは反対側に位置している。従っ
て、IC素子60bの発熱による熱エネルギーがスペー
サ40の凹所43内に留まることなく外方へ円滑に放出
され得る。
【0034】その結果、IC素子60bの熱エネルギー
がスペーサ40、プリント配線基板50及びスペーサ2
0を介して液晶パネル10に伝達されることがない。そ
の結果、IC素子60bの熱による液晶パネル10の温
度斑の発生を未然に防止できる。この場合、TCP60
が三重に折り曲げられた状態にて液晶パネル10に対し
組み付けられるので、液晶表示装置の額縁領域が従来に
比べて拡大することもない。従って、製品に対するLC
Dモジュール63(図2参照)の組み付け自由度が低く
なることもない。
【0035】次に、上記第1実施例の変形例につき図4
を参照して説明すると、この変形例においては、シリコ
ン等の熱伝導性の良好な熱伝導部材80が、IC素子6
0bに対するFPC60a及び下側シールドケーシング
部材32の各対応部分の間に挟持されている。このよう
に構成した本変形例によれば、IC素子60bがFPC
60a及び熱伝導部材80を介し下側ケーシング部材3
2と熱伝導可能に接触することとなる。従って、IC素
子60bが発熱しても、この熱エネルギーがFPC60
a及び熱伝導部材80を介し下側シールドケーシング部
材32に効率よく逃がされる。換言すれば、下側シール
ドケーシング部材32を放熱器として利用してIC素子
60bの熱を外部に効率よく逃がすことができる。
【0036】これにより、IC素子60bの熱が液晶パ
ネル10に伝わるという事態の発生をより一層確実に防
止できる。図5は、本発明の第2実施例を示している。
この第2実施例においては、上記第1実施例にて述べた
両スペーサ20、40、プリント配線基板50及びTC
P60に代えて、スペーサ100、プリント配線基板5
0A及びTCP90が採用されている。
【0037】TCP90は、FPC90aの中間部位に
上記IC素子60bを設けて構成されており、FPC9
0aは、その一端91にて、液晶パネル10の端子部1
1a上に接続されている。また、このFPC90aは、
スペーサ100及びプリント配線基板50Aの各図示左
端側外周部に沿い、一端91からL字状に折り曲げられ
て延出している。
【0038】ここで、スペーサ100は、その左端部に
て、FPC90aの一端部91を介し液晶パネル10の
端子部11a上に固定されている。また、プリント配線
基板50Aは、スペーサ100の下面に固定されてお
り、このプリント配線基板50Aの下面には、IC素子
60bが位置している。このように構成した本第2実施
例においては、上述のように、スペーサ100及びプリ
ント配線基板90がその各左端部にて液晶パネル10の
端子部11aに重なる状態で位置しているので、液晶表
示装置の額縁領域の幅を、従来よりも拡大することな
く、上記第1実施例と同様に確保できる。
【0039】また、IC素子60bがプリント配線基板
50Aの下面に位置しているので、このIC素子60b
の熱が液晶パネル10に伝わることなく的確に外方へ放
出され得る。なお、上記第1実施例においては、スペー
サ20の突起21bをFPC60a及びプリント配線基
板50を通してスペーサ40の挿入穴部41内に圧入す
るようにした例について説明したが、これに限らず、挿
入穴部41に代えてスペーサ40に設けた突起を、突起
21bに代えてスペーサ20に設けた挿入穴部内に圧入
するようにして実施してもよい。
【0040】また、本発明に実施にあたっては、液晶表
示装置に限ることなく、例えば、液晶スイッチの液晶パ
ネルに本発明を適用して実施してもよく、また、液晶パ
ネルに代えて、ELパネル等の画素領域を有するパネル
に本発明を適用して実施してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】液晶表示装置に適用された本発明の第1実施例
を示す平面図である。
【図2】図1にて2−2線に沿う断面図である。
【図3】図2のFPCの部分拡大破断図及びその3
(b)−3(b)線に沿う断面図である。
【図4】上記第1実施例の変形例を示す断面図である。
【図5】本発明の第2実施例を示す要部拡大断面図であ
る。
【図6】従来の液晶パネルに対するTCPの組み付け状
態の一例を示す断面図である。
【図7】図6のTCPの側面図である。
【図8】図6のTCPの平面図である。
【図9】図8のFPCの駆動素子との各接続線を、延出
角度θの大きい場合と小さい場合についてそれぞれ示す
部分拡大破断平面図である。
【図10】従来の液晶パネルに対するTCPの組み付け
状態の他の例を示す平面図である。
【図11】図10にて11−11線に沿う断面図であ
る。
【図12】従来の液晶パネルに対するTCPの組み付け
状態の他の例を示す図13の12−12線に沿う断面図
である。
【図13】図12の駆動素子の熱により液晶パネルに温
度斑ができる状態を示す平面図である。
【符号の説明】
10・・・液晶パネル、11a、12a・・・端子部、
15・・・画素領域、20、40、100・・・スペー
サ、21b・・・突起、30・・・熱伝導性ケーシン
グ、41・・・挿入穴部、50、50A・・・プリント
配線基板、60、70、90・・・TCP、60a、9
0a・・・FPC、60b・・・IC素子。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画素領域を有するパネル及び回路基板の
    間に接続したフレキシブルプリント配線基板と、このフ
    レキシブルプリント配線基板に設けた前記パネルの駆動
    用回路素子とを備えたTCPを、前記パネルに組み付け
    るようにしたTCP組み付け構造において、 前記パネルに固定される両スペーサを備え、 前記フレキシブル配線基板が、前記パネルから前記両ス
    ペーサの一方を介し他方のスペーサの外周を巻くように
    延出されて、その前記回路基板との接続部にて、当該回
    路基板と共に前記両スペーサの間に位置することを特徴
    とする画素領域を有するパネルへのTCP組み付け構
    造。
  2. 【請求項2】 前記回路素子が、前記他方のスペーサの
    前記一方のスペーサとは反対側に位置することを特徴と
    する請求項1に記載の画素領域を有するパネルへのTC
    P組み付け構造。
  3. 【請求項3】 前記他方のスペーサの前記一方のスペー
    サとは反対側の面に凹所が形成され、 この凹所内に前記回路素子が収容されていることを特徴
    とする請求項1又は2に記載の画素領域を有するパネル
    へのTCP組み付け構造。
  4. 【請求項4】 前記回路素子が前記フレキシブル配線基
    板の前記他方のスペーサとは反対側に位置することを特
    徴とする請求項1又は2に記載の画素領域を有するパネ
    ルへのTCP組み付け構造。
  5. 【請求項5】 前記フレキシブル配線基板を覆う放熱性
    ケーシングを備え、前記回路素子に対する前記フレキシ
    ブル配線基板及び放熱性ケーシングの各対向部の間に熱
    導伝部材を設けることを特徴とする請求項3に記載の画
    素領域を有するパネルへのTCP組み付け構造。
  6. 【請求項6】 前記両スペーサの一方に突起部を設け、
    他方のスペーサには挿入穴部を設けて、前記突起部を前
    記挿入穴部に挿入固定することを特徴とする請求項1乃
    至5に記載の画素領域を有するパネルへのTCP組み付
    け構造。
  7. 【請求項7】 画素領域を有するパネルの端子部及び回
    路基板の間に接続したフレキシブルプリント配線基板
    と、このフレキシブルプリント配線基板に設けた前記パ
    ネルの駆動用回路素子とを備えたTCPを、前記パネル
    に組み付けるようにしたTCP組み付け構造において、 前記パネルに固定されて前記回路基板の端部を前記パネ
    ルの端子部に重ねるように前記回路基板を支持するスペ
    ーサを備え、 前記フレキシブル配線基板が、前記パネルの端子部から
    前記回路基板の端部に沿い折り曲げられて延出すること
    を特徴とする画素領域を有するパネルへのTCP組み付
    け構造。
  8. 【請求項8】 前記回路素子が、前記フレキシブルプリ
    ント配線基板の前記回路基板とは反対側に位置すること
    を特徴とする請求項7に記載の画素領域を有するパネル
    へのTCP組み付け構造。
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