JP2007171460A - 表示装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 本発明は、電子部品を実装した接続回路基板47を表示部材50に接続し、該接続回路基板47を接続した表示部材50を枠体51に収納した構成の表示装置60において、複数の電子部品48を前記接続回路基板47の少なくとも1箇所に列状あるいは行状に並んで配置し塊状に実装すると共に、前記接続回路基板47を前記枠体51を挟む如く前記表示部材50の反対側に延出して配設する。そして、前記塊状に実装された前記電子部品48が、前記枠体の前記表示部材50と反対側の面であり少なくとも1つの外辺あるいは角部に沿って設けた電子部品収納切欠部51aに収納される。
【選択図】 図1
Description
特に液晶表示装置はパーソナルコンピュータやファックス、電話などの情報機器、複写機などの事務用機器、電子レンジや冷蔵庫、洗濯機などの家電製品、工作機械などの制御表示盤、等々と今や各方面の機器に広く用いられてきている。その中で、携帯電話などの携帯情報端末装置などにおいてはとりわけ薄型化、軽量化、小型化などが強く求められる。
10には図示していない)を配設するために設けているもので、この窓11aの位置にサブ液晶パネルが配設されるようになっている。ここで、この液晶表示装置20はフォールド(蓋)と本体からなる折り畳み型(フォルダー型)の携帯電話に用いられる液晶表示装置で、フォールドを折り畳んだ時にはサブ液晶パネルが表側に見える。一方フォールドを開いた時はメイン液晶パネル10が現れる。そして、このメイン液晶パネルを見てキーボタン等の操作を行い、情報通信が行われる。また、このFPC11にはコンデンサーや抵抗、ダイオードなどの各種の電子部品12が実装されている。
そして、その塊は列状あるいは行状に並べて配置する。この様に塊で実装すると、枠体に電子部品の収納場所を略長方形形状に少なくとも1箇所設ければ収納できる。
そして、収納場所として広いスペースもいらない。そして、枠体に収納した表示部材の反対側の面に電子部品収納切欠部を設け、その切欠部に収納する構成にすると、枠体の厚みの中で電子部品を収納することができる。
このようにして、電子部品の厚みに影響を受けない薄型にした表示装置が得られる。
或いはまた、枠体内に設けた照明収納部より外れた位置に設ける。外辺に近い部分や外辺の角部の部分、照明収納部より外れた位置の部分は収納場所として邪魔する他の構成部品もないことから、収納場所として好適に選ぶことができる。
また、略長方形形状の収納形状も作り易い。
また、照明収納部より外れた位置にあると切欠部から照明光が漏れる心配がない。そして、電子部品に影響を受けずに、表示装置の大きさ(面積)を変えることなく所望の大きさの表示装置を得ることができる。
従って、この厚くなっているこの部分の外壁を利用して電子部品の収納スペースとして利用することができるので、電子部品収納切欠部を1箇所増やすことができる。
結果、携帯型電子機器に最適な表示装置が得られる。
特に携帯電子機器としての信頼性あるいは構造強度が得られ、且つ薄型、小型化された、表示装置を得ることができる効果を有する。
ここで、図1は本発明の実施形態に係る表示装置の表面側の平面図、断面図、裏面側の平面図を示したもので、図1の(a)は表面側の平面図、図1の(b)は図1の(a)のD−D断面図、図1の(c)は裏面側の平面図を示したものである。
また、図2は図1における枠体の電子部品収納切欠部を説明する断面図と部分斜視図で、図2の(a)は断面図、図2の(b)は部分斜視図を示している。尚、図1の(b)の断面図は部品構成を分かり易くするために厚み方向は拡大して描いてある。
また、枠体51の下側である底51cと表示部材50の下面との間に、照明収納部51bが配設されている。電子部品収納切欠部51aが枠体51の底51cの外側の面であり且つ側方の外面に配設されている。
照明収納部51bには表示部材50を照明するバックライトユニット57が収納されている。また、電子部品収納切欠部51aには複数の電子部品48が1列に並んだ状態になって収納されている。
Bord)を用いている。FPC基板は可撓性を有することから湾曲や折り曲げが可能となり本発明には好適に適用できる。
2種類のプリズムシート54a1、54a2はプリズムを平行に連設したプリズムシートを用いており、プリズムシート54a1とプリズムシート54a2はプリズム面を直交して重ね合わせた配置を取っている。
直交して重ね合わせることにより、光拡散シート53で拡散した光が垂直方向に進み、照明輝度を高める効果が得られる。導光板52はアクリル樹脂やポリカーボネイト樹脂などで形成するが、その下面にプリズムなどの反射手段が設けられたものからなり、光源56の出射光を導光板52の奥方に導光すると共に導光板52の上面から光を出射する働きをなしている。
光拡散シート53は酸化シリコン(SiO2)粒子を分散したシートからなり、導光板52の上面から出射した光を拡散させて明るさを均一にする働きをなしている。
尚、光拡散シート53は酸化シリコン(SiO2)粒子を分散したシートの外に表面に微小な凹凸を設けたシートなども利用することができる。
そして、枠体51の枠の外で光源用回路基板55を接続回路基板47に異方性導電接着剤を介して接続する構造を取っている。
尚、この構造はFPC基板材料の節約目的で採用しているが、必ずしもこの構造に限るものではなく、接続回路基板47を枝分けして形成することも可能である。
図1の(a)において、50bはその液晶材料を注入した後の封口部を示している。また、下基板42には延設部42aを設けており、この延設部42a上に液晶駆動IC45を配設している。また、上基板41の上面に偏光板43を、下基板42の下面に偏光板44を設けた構成をなしている。液晶材料はネマティック液晶を用いている。
そして、液晶駆動IC45と接続している。また、延設部42a上には、液晶駆動IC45に外部から信号を入力するために液晶駆動IC45と接続して接続用電極パターンが複数設けられており、この接続用電極パターンに接続回路基板47が接続する。液晶駆動IC45は異方性導電接着剤を介して引廻し電極パターンと接続用電極パターンとに接続し、接続回路基板47は異方性導電接着剤を介して接続用電極パターンと接続する。
そして、接続回路基板47を介して外部(制御基板など)から液晶駆動IC45に信号が入力され、該液晶駆動IC45からの駆動信号に基づいて液晶パネルの表示駆動が行われるようになっている。
また、この接続回路基板47及び液晶駆動IC45の取付け部分には保護樹脂膜46が設けられ、延設部42aに配設された電極パターンの電蝕防止の保護を行っていると共に液晶駆動IC45のチップを保護している。この保護樹脂膜46はシリコン樹脂やエポキシ樹脂などで形成している。
従って、電子部品48の厚みに影響を受けずに表示装置60の厚みを設定することができる。また、枠体51の裏面に這うようにして延出した接続回路基板47を枠体51の裏面に両面粘着テープなどで貼付けると接続回路基板47は動くことなく固定される。
そして、表示装置60の裏面は平坦な面に形成される。従って、前述の図10をもって説明した従来技術の構成と比較すると、実装電子部品の厚みや他の構成部品との接触防止のための余裕隙間などを考慮する必要がなくなるので表示装置の薄型化やこの表示装置を用いた表示機器の薄型化が達成できる。
また、枠体51に反射機能を持たせてあることより、導光板52の側面あるいは下面から出射して逃げる光も枠体51からの反射によって再び導光板52内に戻る。光源56の光を効率良く利用する構造をなしているので明るい照明が得られる。
図2の(a)において、一点鎖線で示した幅wは枠体51の外形領域内での電子部品48の収納幅を示している。側壁のない片側開放状態の切欠部形状を取ると側壁の厚み分幅が増え、収納幅wを広く取ることができる。
そして、サイズの大きい電子部品も収納することができるようになる。また、外形領域の内側に電子部品を収納する限りにおいては他の構成部品との接触を避けることができる。このように、片側側壁のない開放された切欠部であっても収納部として何ら支障はない。
表示部材50、及びサブ表示部材70は共に液晶パネルで構成しており、表示部材50はそのサイズも大きく、情報通信を行うのに必要とされる諸々の表示はこの表示部材50でできるようになっている。
一方、サブ表示部材70はそのサイズも小さく、限られた表示だけができるようになっている。この表示部材50とサブ表示部材70は共に折り畳み式携帯電話のフォールド側に配設されて、折り畳んだときにサブ表示部材70が表側に見えるようになっている。
サブ表示部材70は表示部材50と区別する意味で、ここではサブ表示部材70と呼称
している。
従って、同一符号を付して説明する。また、サブ表示部材70は表示部材50と同じ構成を取っているのでその仕様の詳細説明は省略する。
従って、接続回路基板67には表示部材50とサブ表示部材70の2つの表示部材が接続している。
この複数の電子部品68、69はコンデンサーや抵抗、ダイオードなどで、表面実装型の仕様を取っており、接続回路基板67の回路パターンに実装されている。これらの電子部品は縦・横の大きさが大きいもので1.6〜0.8mm、小さいもので1.0〜0.5mmの寸法をなしており、厚みは厚いもので1.1mmの厚みをなしている。
また、F部に実装した電子部品68は表示部材50に接続する回路パターン上に実装され、G部に実装した電子部品69はサブ表示部材70に接続する回路パターン上に実装されている。
そして、F部の1列(収納切欠部のスペースが広く余裕のある時には2列以上であっても良い)の塊として実装した複数の電子部品68は枠体71の下部に設けた電子部品収納切欠部71a(図3の(b)の左側の端)に収納し、G部の1列(収納切欠部のスペースが広く余裕のある時には2列以上であっても良い)の塊として実装した複数の電子部品69は枠体71の下部に設けた電子部品収納切欠部71c(図3の(b)の右側の端)に収納している。
尚、本実施例1においては、接続回路基板67は可撓性のあるFPC基板を用いている。
角部に設けられて、長方形形状の奥行きのある片側側壁のない開放された切欠き形状をなしている、との点は、図3の(b)で電子部品68の接続回路基板67側の面(電子部品68の左側側方)に沿って壁を配設しても良い。ここで電子部品68が挿入される部位は解放(窓)となっている。
そして、この電子部品収納切欠部71aの部位には接続回路基板67のF部に実装した複数の電子部品68を収納するようになっている。
一方、右端の電子部品収納切欠部71cは、電子部品収納切欠部71aと同様に、枠体71の外辺71eに沿って、且つ、外辺71eの角部に設けられて、片側開放の切欠き形状をなしている。そして、この電子部品収納切欠部71cの部位には接続回路基板67のG部に実装した複数の電子部品69を収納するようになっている。
即ち、このバックライトユニット77は、図3の(b)に示すように、真ん中に導光板72を配設し、その上下面に光拡散シート、プリズムシートを積層した構成をなし、更に、導光板72の側面に光源76を配設した構成をなしている。
光拡散シート、プリズムシートなどの積層は図4の(a)に示す積層構造になっている。尚、図4の(a)は図3の(b)のH部を拡大して示したものである。図4の(a)より、中央に導光板72を配設し、その導光板72の上面側に光拡散シート73aと2枚のプリズムシート74a1、74a2を積層し、導光板72の下面側に光拡散シート73bと2枚のプリズムシート74b1、74b2を積層した構成をなしている。
そして、導光板72の側面に、図3の(b)に示すように、光源用回路基板75に設けた光源76を配設する構成をなしている。尚ここで、光拡散シート73a、73bは全く同じ仕様の拡散シートを用いているもので、上面側と下面側とを区別をする目的で上面側にある光拡散シートを73a、下面側にある光拡散シートを73bと符合しているものである。
また、プリズムシート74a1、74a2、74b1、74b2はプリズムを平行に連接したシートで、プリズムシート74a1と74a2はプリズム面が直交した配置になっている。同様に、プリズムシート74b1と74b2もプリズム面が直交した配置になっている。2枚のプリズムシートを直交して配置すると光が垂直方向に進み、輝度を高める効果が得られる。
これは、反射軸とそれに直交して透過容易軸を持つ反射型偏光板で、反射軸と平行な振動面を持つ直線偏光成分の光は反射し、透過容易軸と平行な振動面を持つ直線偏光成分の光は透過する特性を持っている。この半透過反射板78の下面には金属からなるシールド板79が枠体71の裏面を覆うようにして枠体71に固定されている。
このシールド板79はステンレス板から形成しており、表示部材50、サブ表示部材7
0を電磁波ノイズから保護すると共に、この表示装置を用いた携帯電話から発生する電磁波ノイズでの他の機器への影響を避けるために設けている。このシールド板79と枠体71との固定方法は、シールド板79に設けた少なくとも2対の小孔と枠体71に設けた2対の突起からなるフックとのはめ合い方式で固定する構造を取っている。
また、下基板42には延設部42aを設けており、この延設部42a上に液晶駆動IC45を配設している。また、上基板41の上面に偏光板43を、下基板42の下面に偏光板44を設けた構成をなしている。液晶材料はネマティック液晶を用いている。
また、延設部42a上には、液晶駆動IC45に外部から信号を入力するために液晶駆動IC45と接続して接続用電極パターンが複数設けられており、この接続用電極パターンに接続回路基板67が接続している。液晶駆動IC45は異方性導電接着剤を介して引廻し電極パターンと接続用電極パターンとに接続し、接続回路基板67は異方性導電接着剤を介して接続用電極パターンと接続している。
また、この接続回路基板67及び液晶駆動IC45の取付け部分には保護樹脂膜46が設けられ、電極パターンの電蝕防止の保護を行うと共に液晶駆動IC45のチップを保護している。この保護樹脂膜46はシリコン樹脂やエポキシ樹脂などで形成している。
封口部50bは紫外線硬化型の樹脂でもって液晶材料の注入口を封口して形成することから、液晶パネルの側面から少し飛び出した状態で形成される。このため、液晶パネルの封口部50bのある側面を支持して収納する枠体71の外辺71e側の外壁は、図3の(a)に示すように、その外壁の厚み幅mを封口部50bが枠体71の外側に突き出ないようにするために少し広目に取って設計している。
従って、外辺71e側の立脚壁は少し厚目に形成されている。この厚みを利用して外辺71eの角部に電子部品収納切欠部71cを設けている。
Iの部分は、液晶パネル50の偏光板44の厚みに相当する隙間が現れることから、その隙間を利用して隙間分に相当する厚みの肉盛りを内側に向かって行っている。偏光板44の厚みは0.17〜0.4mmの厚みを有することから、この厚みに相当する肉盛りを施せば可成り効果的な強度補強を施すことができる。
また、Jの部分は、電子部品収納切欠部71cにおける電子部品69との隙間を利用して斜面なる肉盛りを行っている。
このように切欠部を設けた枠体71の立脚壁のコーナ部分に肉盛りなる強度補強手段を
施すことにより枠体71の強度を強くして、表示装置全体として薄型化、小型化したときに薄型、小型による全体の湾曲、ねじれ曲がり、落下での破損を防ぐことができる。
尚、本実施例1においてはIとJの2箇所の部分に肉盛りした強度補強手段を施したが、どちらか1箇所設けることで格段な強度向上の効果が得られる。
前述の図4の(a)で示した構造は、枠体71は偏光板44の一部を支持する構造をなしたものであり、図4の(b)、(c)も下基板62の下面に設けた偏光板64を枠体81が支持する構造をなしているものである。
また、図4の(b)は表示部材65の封口部65bの部位における表示部材65と枠体81との収納状態を示した断面図で、図4の(c)は表示部材65の封口部65b以外の部位における収納状態を示した断面図を示している。
この図4の(b)に示す構造において、Tで示すコーナの部分に斜面形状をもって肉盛りした強度補強手段を設けている。
Tで示すコーナの部分は、偏光板64の大きさが下基板62の大きさより小さいことから下基板62と枠体81との間に偏光板64の厚みに相当する分の隙間が発生する。
また、表示部材65の封口部65bの突出した部分にも突出量に相当する分の隙間が発生する。この両方の隙間を利用して枠体の一部として樹脂による肉盛りを行って枠体の部材の厚肉の形状として強度の補強を施している。
図4(b)、(c)では、斜面を指す様に、すなわち立体的に表現すると肉盛部が三角柱なる形状としているが、その形状を角柱としても良いし、円柱の薪を割る如く円柱を4分の1に分割したした形状でも良いし、補強部を部分的に複数箇所に離間させて配設しても良い。
Uで示すコーナの部分は、偏光板64の大きさが下基板62の大きさより小さいことから下基板62と枠体81との間に偏光板64の厚みに相当する分の隙間が発生する。この隙間の部分に斜面なる肉盛りを行って斜面なる厚肉形状の強度補強を施している。図4の(b)と(c)は枠体81の外辺81eでの封口部65bのある部分と封口部65bの無い部分とを示しているが、外辺81eの角部には電子部品収納切欠部81cが設けられているので、枠体81の残肉が非常に薄くなる部位でもある。
このように、枠体を形成する樹脂の残肉が薄くなる部分に補強用の樹脂による肉盛りをすることで枠体の強度が一段と高められる。
また更に、電子部品収納切欠部81cのコーナ部に、図4の(a)で示したJ部の如く、肉盛りによる枠体の強度の補強を施すとさらに強度がアップする効果が得られる。
白色樹脂で形成していることから非常に高い反射機能を持ち、また、ポリカーボネイト樹脂やポリエチレン樹脂などの樹脂を用いていることから耐熱性、耐湿性、耐衝撃性、耐薬品性などにも優れた性能を持つ。
また、前述した肉盛りによる補強手段は金型の形状を変えることで達成できるので、非常に簡単に補強手段を設けることができる。
8、69を2列に分割して接続回路基板67に実装し、そして、その実装した電子部品68、69を枠体71の2箇所に設けた電子部品収納切欠部71a、71cの部位に収納する。実装した電子部品が枠体71の外側にはみ出さない構造をなしているので電子部品の厚みに影響受けずに薄型にできる効果を得る。
また、電子部品収納切欠部71a、71cを照明収納部71bから外れた位置に設けてあること、枠体71に反射機能を持たせていること、シールド板79に反射率の高いステンレス材で形成していること、などからバックライトユニットからの照明光が逃げることなく効果的に作用し、明るい表示画像が得られる。また、枠体71に補強手段を設けていることから破損などが生じない効果を得る。
また、表示装置全体としては薄型化、小型化したときに薄型、小型による全体の湾曲、ねじれ曲がり、落下での破損を防ぐことができる。
表示部材50は枠体91の上部に収納支持され、サブ表示部材70は枠体91の下面側に配設されている。
サブ表示部材70の配設方法は前述の実施例1の方法と同じ方法を取っている。
即ち、サブ表示部材70を接続回路基板87の開口切欠部87aの部位に配設してサブ表示部材70と接続回路基板87とを接続し、その接続されたサブ表示部材70を同位置に設けたシールド板99の窓99aに配置して、シールド板99の窓99aの部位に設けた外側に突き出たガイド99bでサブ表示部材70の位置決めを行う配設方法を取っている。
1つ目のブロックの塊は、図5の(c)に示すように、楕円で囲ったL部の部位に1列の列をなして塊状に実装した複数の電子部品88、2つ目のブロックは楕円で囲ったM部の部位に1列の列をなして塊状に実装した複数の電子部品89、3つ目のブロックは楕円で囲ったN部の部位に1列に列をなして塊状に実装した電子部品96である。
これらの電子部品88、89、96はコンデンサー、抵抗、ダイオードなどで、表面実装仕様タイプのものである。
尚、本実施例2においては、L部、M部、N部の箇所は何れも1列の塊で電子部品を実装したが、後述する電子部品収納切欠部の収納スペースが広く取れて、スペース的に余裕のある場合は2列以上の複数列なる塊として設けても良い。
また、3箇所L、M、Nに集中して電子部品を配設したが、Nに対向する辺である上方の辺に設けても良い(図5の(c)参照)。また、1箇所でも良く、複数箇所でも良く、適宜設定するのが良い。
図5の(b)に示すように、外辺91eに沿った収納部は外辺91eの角部に設けた電子部品収納切欠部91cで構成しており、この部位に接続回路基板87に実装した電子部品89を収納している。また、外辺91gに沿った収納部は外辺91gの角部に設けた電子部品収納切欠部91aで構成しており、この部位に接続回路基板87に実装した電子部品88を収納している。
この電子部品収納切欠部91cと電子部品収納切欠部91aは外側に向かって開放した切欠部になっている。また、電子部品収納切欠部91cの部位においては、丸で囲ったIとJの部分のコーナ残肉部分には肉盛りによる強度補強手段を施してある。
この強度補強手段は前述の実施例1と同じ手段を用いて行っている。
また、外辺91fに沿った収納部は、図6に示すように、枠体91の外辺91fの角部に設けてあり外側に向かって開放した電子部品収納切欠部91dで構成している。この部位に接続回路基板87に実装した電子部品96を収納している。
尚、ここでの半透過反射板98、シールド板99は前述の実施例1と同じ目的で設けており、また、その仕様も前述の実施例1で用いた仕様と同じ仕様のものを用いているのでその詳細説明は省略する。
シールド板99と枠体91との係止固定構造は、図6に示すように、シールド板99の両端を折り曲げて折り曲げ部99eを形成し、その両端の折り曲げ部99eの部分に少なくとも1対の小孔(図示していない)を設け、一方、相手側の枠体91に突出したフック(図示していない)を設ける。
そして、この小孔とフックを係止することによってシールド板99を枠体91に固定する構造をなしている。
7の(a)は表示装置の裏面側から見た平面図、図7の(b)は図7の(a)のR−R断面図、図7の(c)は図7の(b)におけるS部の拡大斜視図を示している。
この応用例は、実施例2の構成の接続回路基板にLEDなる光源の電子部品を配設した構成をなしたものである。
即ち、表示部材50に接続する接続回路基板137に、図7の(a)に示すように、楕円で囲ったL部の部位に1列(収納切欠部のスペースが広く余裕のある時には複数列あっても良い)の列をなした複数の電子部品88を塊状に実装し、楕円で囲ったM部の部位に1列(収納切欠部のスペースが広く余裕のある時には複数列あっても良い)の列をなした複数の電子部品89を塊状に実装し、楕円で囲ったN部の部位に1列なる列をなした複数の電子部品96を塊状に実装し、更に、N部と反対側に当たる辺に沿って楕円で囲ったO部の部位に1列なる列をなした塊状に電子部品136を実装した構成をなしている。
そして、電子部品88、89、96はコンデンサー、抵抗、ダイオードなどの表面実装仕様タイプの電子部品であるのに対して、電子部品136はLEDなる光源の電子部品で構成している。
そして、電子部品収納切欠部131a、電子部品収納切欠部131c、電子部品収納切欠部131dは、実施例2の切欠部と同様に、枠体131の外辺の角部に設けた片側開放状態の切欠部形状をなしているが、電子部品収納切欠部131iは、図7の(b)、(c)に示すように、両側開放の切欠部になっていて、バックライトユニット97(但し、このバックライトユニット97は光源を除いたユニットになっているものである)を収納する照明収納部に連設した切欠部になっている。
この時、図7の(b)、(c)に示すように、電子部品収納切欠部131iはシールド板139によって塞がれた構造になっている。シールド板139の電子部品収納切欠部131iに位置する部位には切欠き穴139fが設けられており、この切欠け穴139fから接続回路基板137に実装した電子部品136を挿入して、電子部品136を電子部品収納切欠部131iに収納する構造を取っている。
Q断面図、図8の(c)は下面側から見た平面図を示している。
一方、光源用分枝基板117bには光源126を実装し、その光源126が表示部材110の側面、所定の位置に来るように配置する。この配置は光源用分枝基板117bを表示部材110の所定の位置に両面粘着テープなどを介して貼付けることによって所定の位置に配置される。また、この接続回路基板117は可撓性のあるFPC基板を用いている。
この電子部品収納切欠部121aにメイン基板117aに1列をなして実装した電子部品118を収納する。枠体121はポリカーボネイト樹脂やポリエチレン樹脂などの透明な樹脂に白色顔料であるところの酸化チタン(TiO2)を配合した白色樹脂を用いて射出成形方法で形成する。白色樹脂で形成していることから非常に高い反射機能を有し、また、ポリカーボネイト樹脂やポリエチレン樹脂などの樹脂を用いていることから耐熱性、耐湿性、耐衝撃性、耐薬品性などにも優れた性能を有する。
更に、この液晶駆動IC105と電気的に接続する接続回路基板117を接続している。また、上側の延設部101bの下面には光源126を配設した接続回路基板117の光源用分枝基板117bを両面粘着テープなどで貼付けている。配設する光源126の個数は、液晶パネルの大きさ、照明の明るさ具合などを考慮して適宜に設定するのが好ましい。
マー)と液晶材料(例えば、ネマティック液晶材料など)との混合材料で、紫外線照射によってモノマーが重合して3次元網目状のポリマーネットワークを形成し、そのポリマーネットワークの中に液晶材料が分散した形を取ったものである。
上下の透明電極に電圧が印加されると、その間に挟まれた液晶分子はその印加電圧の電界強度によりその長軸が電極と垂直な方向に配向し、液晶分子の屈折率とポリマーネットワーク状の樹脂の屈折率とが同じになり、透明状態になって光が透過する。
これに対して、電圧が印加されない部分においては、液晶分子の長軸がランダムな方向に配向し、巨視的にみると不規則な方向に配向しているのと同じような状態になっている。このため、液晶分子の屈折率とポリマーネットワーク状の樹脂の屈折率とが異なってきて光の散乱が発生する。従って、電圧が印加されていない部分においては光の散乱状態が現れて白濁した色調が現れる。
また、枠体121の下面側に延出して配設した接続回路基板117のメイン基板117aを両面粘着テープなどを介して枠体121に貼付ければ、メイン基板117aが動くことなく薄型でコンパクトに纏まった表示装置になる。
また、表示装置130の裏面側は平坦な面になるので他の構成部品と重ね合わせることも可能となり、表示機器自体の薄型化も可能になり、薄型化の効果が得られる。
42、62、102 下基板
42a、101a、101b 延設部
43、44、63、64 偏光板
45、105 液晶駆動IC
46、106 保護樹脂膜
47、67、87、117、137 接続回路基板
48、68、69、88、89、96、118、136 電子部品
50、65、110 表示部材
50b 封口部
51、71、81、91、121、131 枠体
51a、71a、71c、81c、91a、91c、91d 電子部品収納切欠部
51b、71b 照明収納部
51c (枠体の)底
51g、71e、71g、81e、91e、91f、91g 外辺
52、72、92 導光板
53、73a、73b、93a、93b 光拡散シート
54a1、54a2、74a1、74a2、74b1、74b2 プリズムシート
55、75、85、 光源用回路基板
56、76、86、126 光源
57、77、97 バックライトユニット
60、80、100、130 表示装置
67a、87a 開口切欠部
70 サブ表示部材
78、98、138 半透過反射板
79、99、139 シールド板
79a、99a 窓
79b、99b ガイド
94a1、94a2、94b1、94b2 プリズムシート
99e、139e 折り曲げ部
117a メイン基板
117b 光源用分枝基板
121a、131a、131c、131d、131i 電子部品収納切欠部
121g、131g、131e、131f、131h 外辺
Claims (11)
- 電子部品を実装した接続回路基板を表示部材に接続し、該接続回路基板を接続した表示部材を枠体に収納した構成の表示装置において、
複数の前記電子部品を前記接続回路基板の少なくとも1箇所に塊状に実装すると共に、前記接続回路基板を前記枠体を挟む如く前記表示部材の反対側に延出して配設し、前記塊状に実装された前記電子部品を前記枠体の前記表示部材と反対側の面に設けた電子部品収納切欠部に収納したことを特徴とする表示装置。 - 前記電子部品収納切欠部は、矩形形状をなす前記枠体の前記表示部材を収納した面側と反対側にあたる面側の少なくとも1つの外辺に沿って設けたことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
- 前記電子部品収納切欠部は、矩形形状をなす前記枠体の前記表示部材を収納した面側と反対側にあたる面側の少なくとも1つの外辺の角部に設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の表示装置。
- 前記1箇所に実装された電子部品の塊は、列状あるいは行状に並んで配置したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の表示装置。
- 前記枠体には照明収納部を有し、前記電子部品収納切欠部は前記照明収納部の位置から外れた位置に設けたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の表示装置。
- 前記表示部材は液晶パネルであり、該液晶パネルの液晶材料の封口部は前記接続回路基板の接続側と対向する位置にある前記液晶パネルの側面に設けたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の表示装置。
- 前記電子部品収納切欠部を設けた枠体のコーナ残肉部分に強度補強手段を設けたことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の表示装置。
- 前記強度補強手段は肉盛りによる厚肉形状でもって構成していることを特徴とする請求項7に記載の表示装置。
- 前記照明収納部には前記表示部材を照明する照明手段を収納したことを特徴とする請求項5に記載の表示装置。
- 前記照明手段は、光源、導光板、光拡散板、プリズムシートなどからなることを特徴とする請求項9に記載の表示装置。
- 前記枠体は反射機能を有することを特徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載の表示装置。
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