JPH0821937A - 光走査系レンズの支持構造 - Google Patents

光走査系レンズの支持構造

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JPH0821937A
JPH0821937A JP15603194A JP15603194A JPH0821937A JP H0821937 A JPH0821937 A JP H0821937A JP 15603194 A JP15603194 A JP 15603194A JP 15603194 A JP15603194 A JP 15603194A JP H0821937 A JPH0821937 A JP H0821937A
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JP
Japan
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lens
optical
pressing
base
optical scanning
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JP15603194A
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Inventor
Nobuhiro Sarutani
信弘 猿谷
Katsuya Nakamura
勝也 中村
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Konica Minolta Inc
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光走査系レンズをレンズの取り付け台である
光学ベースに、温度によりレンズ性能に影響があるよう
なレンズの歪みが生じないように、且つ正確な位置に簡
単な構造でコストを安く取り付けることを可能とする光
走査系レンズの支持構造を提供する。 【構成】 光学ベースに光走査系レンズを取り付ける光
走査系レンズの支持構造において、該レンズの長手方向
両端に光軸にほぼ平行な方向に突き出るレンズの内側に
段部を有する突出部を設け、該突出部の前記内側の段部
の光軸にほぼ平行な嵌合面に嵌合する前記光学ベースに
設けた光軸側に空間を有する対称形の支柱の嵌合面とほ
ぼ直角な端面に、前記レンズの内側の段部の当接面を当
接し、該当接面を前記端面に押圧する押圧手段を有する
構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザスキャナ、レー
ザプリンタ等レーザビームを使用する装置に係り、特に
レーザビームを走査する光走査系レンズの支持構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、レーザビームの走査光学系に使用
する光走査系レンズであるfθレンズ、シリンドリカル
レンズといったレンズを光学ベースに取り付ける時は、
温度変化によるレンズ性能に影響があるような歪みをレ
ンズが生じないように取り付けられていた。そして、こ
う言った要求を満足させるために数多くの提案がなされ
て来た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、光走査
系レンズであるfθレンズ、シリンドリカルレンズとい
ったレンズの取り付け台である光学ベースへレンズを取
り付ける時は、装置の駆動時に発生する光源、動力源、
電気系統等から発生する熱による温度変化によりレンズ
にレンズ性能に影響があるような歪みが生じないように
且つ正確な位置にレンズを取り付ける必要があった。
【0004】もし光走査系レンズであるfθレンズ、シ
リンドリカルレンズがレンズ性能に影響があるような歪
みを生じた時は、レーザビームは所定の場所を正しく走
査して正確な画像情報を得たり、正確な画像形成を行う
ことが出来なくなる。又同様に、前記レンズが正確な位
置に、すなわち所定の位置に、所定の間隔を隔てて正確
に取り付けられていないと、やはりレーザビームにより
正確な画像情報を得たり、正確な画像形成を行うことが
出来なくなる。
【0005】従って、レンズがレンズ性能に影響がある
ような歪みを生じないよう、又レンズの取り付け台であ
る光学ベースへレンズを正確な位置に取り付けるために
は、光学ベースへのレンズの支持構造は非常に重要であ
った。そのためレンズの支持構造に関して従来より数多
くの提案がなされて来たが、必ずしも満足のゆくもので
はなかった。
【0006】本発明は、前記課題を解決するためになさ
れたものである。すなわち、光走査系レンズをレンズの
取り付け台である光学ベースに、温度によりレンズ性能
に影響があるようなレンズの歪みが生じないように、且
つ正確な位置に簡単な構造でコストを安く取り付けるこ
とを可能とする光走査系レンズの支持構造を提供するこ
とを目的としたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的は、光学ベース
に光走査系レンズを取り付ける光走査系レンズの支持構
造において、該レンズの長手方向両端に光軸にほぼ平行
な方向に突き出るレンズの内側に段部を有する突出部を
設け、該突出部の前記内側の段部の光軸にほぼ平行な嵌
合面に嵌合する前記光学ベースに設けた光軸側に空間を
有する対称形の支柱の嵌合面とほぼ直角な端面に、前記
レンズの内側の段部の当接面を当接し、該当接面を前記
端面に押圧する押圧手段を有することを特徴とする光走
査系レンズの支持構造によって達成される。
【0008】又前記目的は、光学ベースに光走査系レン
ズを取り付ける光走査系レンズの支持構造において、該
レンズの長手方向両端に光軸にほぼ平行に突き出るレン
ズの内側に段部を有する突出部を設け、該突出部の前記
内側の段部の光軸にほぼ平行な嵌合面に嵌合する前記光
学ベースの光軸側に空間を有する対称形の支柱の基部に
設けた光学ベースの凹部又は凸部の嵌合面と互にほぼ直
角な2つの端面に、前記レンズの内側の段部の嵌合面と
互にほぼ直角な当接面を当接し、該当接面の少なくとも
前記光軸とほぼ直角な面を前記端面に押圧する押圧手段
を有することを特徴とする光走査系レンズの支持構造に
よって達成されるものである。
【0009】
【実施例】次に本発明の実施例を添付した図面、図1乃
至図6により説明する。
【0010】図1は本発明に基づく光走査系レンズの支
持構造の第1実施例の図で、(A)は(B)に示す図の
Y−Y矢視断面図、(B)は(A)に示す図のX−X矢
視断面図、(C)は(A)に示すレンズの突出部と支柱
の拡大断面図を示す。
【0011】図1(A),(B),(C)において、L
は光走査系レンズであるfθレンズで通常ポリカーボネ
ート樹脂とかアクリル樹脂等の合成樹脂材で作られてい
て、B1は該レンズLを例えばガラス繊維入りポリカー
ボネート樹脂といった合成樹脂材で作られた光学ベース
Bに取付ける時の該レンズLの取付位置を決め、取付基
準面を有する光学ベースBに一体成形で設けられた支
柱、C1は前記レンズLを弾性部材E1により前記支柱
B1へ押圧するための光学ベースBに同じく一体成形で
設けられた支柱である。
【0012】レンズLの長手方向両端には光軸OAにほ
ぼ平行な方向に突き出た突出部L1が設けられ、該突出
部L1のレンズLの内側には段部L2が設けられてい
る。そして突出部L1の前記段部L2の光軸OAにほぼ
平行な嵌合面L4は、光学ベースBに設けた光軸OA側
に空間を有する対称形の形状の支柱B1の嵌合面B3と
嵌合するようになっている。又前記支柱B1の嵌合面B
3とほぼ直角な端面B2にはレンズLの段部L2の当接
面L3が当接するようになっている。
【0013】そして該当接面L3とは反対側のレンズ面
と光学ベースBに設けられた支柱C1の間にはシリコン
ゴム、ゴム又はプラスチックの発泡体等で出来たコの字
形の弾性部材E1が支持され、弾性部材E1によりレン
ズLは支柱B1へ押圧されることになる。
【0014】このように構成されたレンズの支持構造に
おいて、レンズLは光学ベースBに設けられた支柱B1
の嵌合面B3とレンズLの嵌合面L4がレンズLを内側
保持で嵌合し、又支柱B1の端面B2にレンズLの当接
面L3が弾性部材E1によりレンズLが押圧されて当接
し、レンズLは光学ベースBに固定されているわけであ
る。
【0015】即ち、レンズLの光学ベースBへの取付位
置の位置出しをこのように機械的に、レンズの内側保持
による嵌合と端面の当接面当接で行っているため、レン
ズLを光学ベースBへ正確に取り付け、又レンズLの装
置内より発生する熱による熱変形、特に高温時のレンズ
Lの長手方向の熱膨張を吸収することが可能で、すなわ
ちレンズLの長手方向の熱膨張による伸びがあってもそ
の伸びはレンズの内側保持による嵌合であるから、レン
ズ性能に影響があるようなレンズとしての歪みが生じな
いような伸びであってこのような状態でレンズLを光学
ベースBへ取付けることが出来、且つ前述の説明でも判
るように簡単な構造で従ってコストを安く取付け可能で
ある。
【0016】次に更に図1において、本実施例において
はレンズLの嵌合面L4と当接面L3及び支柱B1の嵌
合面B3と端面B2は光学ベースBにほぼ垂直に設けら
れている。又弾性部材E1をレンズLとの間に支持する
支柱C1も光学ベースBにほぼ垂直に設けられている。
このように構成することにより、光学ベースBへのレン
ズL及び弾性部材E1の取付けを上側の方向から容易に
出来るようにし、レンズLが光学ベースBへ正確に位置
出しをして取り付けることを容易に可能にしている。
【0017】又弾性部材E1も前述のような材質、形状
に限定されることはなく、例えばばね用燐青銅板、ばね
綱板等で作られたばねをレンズLと支柱C1との間に入
れるとか、或いは支柱C1にねじを取り付け、ねじによ
りレンズLを支柱B1へ押圧するようにしても良い。更
には支柱B1と別の支柱C1間の寸法とレンズLの寸法
とを圧入寸法とし、両支柱間にレンズLを圧入して取付
けるようにしても良い。
【0018】図2は、図1(A),(B),(C)で説
明したものとは別の第2実施例の図であるが、レンズL
と支柱B1の嵌合面は第1実施例の説明のものと全く同
一嵌合面を使用している。そして支柱B1の端面B2と
これと当接するレンズLの当接面L3の位置が図示のよ
うに1段下った面となっている点のみが相異点である。
したがってその作用、効果は第1実施例において説明し
たものと全く同じなので説明は省略するがこのような構
成でも良い。
【0019】図3は本発明に基づく光走査系レンズの支
持構造の第3実施例の図で、(A)は(B)に示す図の
Y−Y矢視断面図、(B)は(A)に示す図のX−X矢
視断面図、(C)は(B)に示すレンズの突出部と光学
ベースの拡大断面図を示す。
【0020】図3(A),(B),(C)において、図
1(A),(B),(C)で説明した第1実施例の場合
と同様にLは光走査系レンズであるfθレンズで通常ポ
リカーボネート樹脂とかアクリル樹脂等の合成樹脂材で
作られていて、B1は該レンズLを例えばガラス繊維入
りポリカーボネート樹脂といった合成樹脂材で作られた
光学ベースBに取付ける時の該レンズLの取付位置を決
め、取付基準面を有する光学ベースBに一体成形で設け
られた支柱である。
【0021】レンズLの長手方向両端には光軸OAにほ
ぼ平行に突き出た突出部L1が設けられ、該突出部L1
のレンズLの内側には段部L2が設けられている。そし
て突出部L1の前記段部L2の光軸OAにほぼ平行な嵌
合面L4は、光学ベースBの光軸OA側に空間を有する
対称形の形状の支柱B1の基部に設けた光学ベースBの
凹部BOの嵌合面B3と嵌合するようになっている。尚
前記支柱B1の基部に設けた光学ベースBの凹部BOの
少なくとも光軸OAとほぼ直角な端面B5は、支柱B1
と連続した同一平面を形成している。従って、嵌合面B
3と互にほぼ直角な2つの端面B4とB5にはレンズL
の段部L2の嵌合面と互にほぼ直角な当接面L3とL5
が当接することになる。
【0022】そして光軸OAとほぼ直角な面である当接
面L5とは反対側のレンズ面と光学ベースBに設けられ
た支柱B1の間にはばね用燐青銅板等で作られた弾性部
材E2が図示のように取り付けられ、弾性部材E2によ
りレンズLは支柱B1へ押圧されることになる。
【0023】このように構成されたレンズの支持構造に
おいて、レンズLは光学ベースBに設けられた凹部BO
の嵌合面B3とレンズLの嵌合面L4がレンズLを内側
保持で嵌合し、又凹部BOと支柱B1の端面B5にレン
ズLの当接面L5が弾性部材E2によりレンズLが押圧
されて当接し、レンズLは光学ベースBに固定されてい
るわけである。
【0024】即ち、レンズLの光学ベースBへの取付位
置の位置出しをこのように機械的に、レンズの内側保持
による嵌合と端面の当接面当接で行っているため、レン
ズLを光学ベースBへ正確に取り付け、又レンズLの装
置内より発生する熱による熱変形、特に高温時のレンズ
Lの長手方向の熱膨張を吸収することが可能で、すなわ
ちレンズLの長手方向の熱膨張による伸びがあってもそ
の伸びはレンズの内側保持による嵌合であるから、レン
ズ性能に影響があるようなレンズとしての歪みが生じな
いような伸びであってこのような状態でレンズLを光学
ベースBへ取付けることが出来、且つ前述の説明でも判
るように簡単な構造で従ってコストを安く取付け可能で
ある。
【0025】次に更に図3において、本実施例において
はレンズLの嵌合面L4と当接面L5及び凹部BOの嵌
合面B3と凹部BOと支柱B1の端面B5は光学ベース
Bにほぼ垂直に設けられている。又弾性部材E2をレン
ズLとの間に取り付ける支柱B1も光学ベースBにほぼ
垂直に設けられている。このように構成することによ
り、光学ベースBへのレンズL及び弾性部材E2の取付
けを上側の方向から容易に出来るようにし、レンズLが
光学ベースBへ正確に位置出しをして取り付けることを
容易に可能にしている。
【0026】又弾性部材E2も前述のような材質、形状
に限定されることはなく、例えば光学ベースBに別の支
柱C1を図1(A)で示すような位置に設け、ばね用燐
青銅板、ばね綱板等で作られたばねやシリコンゴム、ゴ
ム又はプラスチックの発泡体等で出来たコの字形の弾性
部材をレンズLと支柱C1との間に入れるとか、或いは
支柱C1にねじを取り付け、ねじによりレンズLを支柱
B1へ押圧するようにしても良い。更には支柱B1と別
の支柱C1間の寸法とレンズLの寸法とを圧入寸法と
し、両支柱間にレンズLを圧入して取付けるようにして
も良い。
【0027】図4は、図3(A),(B),(C)で説
明したものとは別の第4実施例の図であるが、レンズL
と凹部BOの嵌合面は第3実施例の説明のものと全く同
一嵌合面を使用している。そして凹部BOの端面B6と
これと当接するレンズLの当接面L3の位置が図示のよ
うに1段下った面となっている点のみが相異点である。
したがってその作用、効果は第3実施例において説明し
たものと全く同じなので説明は省略するがこのような構
成でも良い。
【0028】図5は本発明に基づく光走査系レンズの支
持構造の第5実施例の図で、(A)は(B)に示す図の
Y−Y矢視断面図、(B)は(A)に示す図のX−X矢
視断面図、(C)は(B)に示すレンズの突出部と光学
ベースの拡大断面図を示す。
【0029】図5(A),(B),(C)において、図
1(A),(B),(C)で説明した第1実施例の場合
と同様にLは光走査系レンズであるfθレンズで通常ポ
リカーボネート樹脂とかアクリル樹脂等の合成樹脂材で
作られていて、B1は該レンズLを例えばガラス繊維入
りポリカーボネート樹脂といった合成樹脂材で作られた
光学ベースBに取付ける時の該レンズLの取付位置を決
め、取付基準面を有する光学ベースBに一体成形で設け
られた支柱である。
【0030】レンズLの長手方向両端には光軸OAにほ
ぼ平行に突き出た突出部L1が設けられ、該突出部L1
のレンズLの内側には段部L2が設けられている。そし
て突出部L1の前記段部L2の光軸OAにほぼ平行な嵌
合面L4は、光学ベースBの光軸OA側に空間を有する
対称形の形状の支柱B1の基部に設けた光学ベースBの
凸部BTの嵌合面B3と嵌合するようになっている。尚
前記支柱B1の少なくとも光軸OAとほぼ直角な端面B
5は、同一平面を形成している。従って、嵌合面B3と
互にほぼ直角な2つの端面B4とB5にはレンズLの段
部L2の嵌合面と互にほぼ直角な当接面L3とL5が当
接することになる。
【0031】そして光軸OAとほぼ直角な面である当接
面L5とは反対側のレンズ面と光学ベースBに設けられ
た支柱B1の間にはばね用燐青銅板等で作られた弾性部
材E2が図示のように取り付けられ、弾性部材E2によ
りレンズLは支柱B1へ押圧されることになる。
【0032】このように構成されたレンズの支持構造に
おいて、レンズLは光学ベースBに設けられた凸部BT
の嵌合面B3とレンズLの嵌合面L4がレンズLを内側
保持で嵌合し、又支柱B1の端面B5にレンズLの当接
面L5が弾性部材E2によりレンズLが押圧されて当接
し、レンズLは光学ベースBに固定されているわけであ
る。
【0033】即ち、レンズLの光学ベースBへの取付位
置の位置出しをこのように機械的に、レンズの内側保持
による嵌合と端面の当接面当接で行っているため、レン
ズLを光学ベースBへ正確に取り付け、又レンズLの装
置内より発生する熱による熱変形、特に高温時のレンズ
Lの長手方向の熱膨張を吸収することが可能で、すなわ
ちレンズLの長手方向の熱膨張による伸びがあってもそ
の伸びはレンズの内側保持による嵌合であるから、レン
ズ性能に影響があるようなレンズとしての歪みが生じな
いような伸びであってこのような状態でレンズLを光学
ベースBへ取付けることが出来、且つ前述の説明でも判
るように簡単な構造で従ってコストを安く取付け可能で
ある。
【0034】次に更に図5において、本実施例において
はレンズLの嵌合面L4と当接面L5及び凸部BTの嵌
合面B3と支柱B1の端面B5は光学ベースBにほぼ垂
直に設けられている。又弾性部材E2をレンズLとの間
に取り付ける支柱B1も光学ベースBにほぼ垂直に設け
られている。このように構成することにより、光学ベー
スBへのレンズL及び弾性部材E2の取付けを上側の方
向から容易に出来るようにし、レンズLが光学ベースB
へ正確に位置出しをして取り付けることを容易に可能に
している。
【0035】又弾性部材E2も前述のような材質、形状
に限定されることはなく、例えば光学ベースBに別の支
柱C1を図1(A)で示すような位置に設け、ばね用燐
青銅板、ばね綱板等で作られたばねやシリコンゴム、ゴ
ム又はプラスチックの発泡体等で出来たコの字形の弾性
部材をレンズLと支柱C1との間に入れるとか、或いは
支柱C1にねじを取り付け、ねじによりレンズLを支柱
B1へ押圧するようにしても良い。更には支柱B1と別
の支柱C1間の寸法とレンズLの寸法とを圧入寸法と
し、両支柱間にレンズLを圧入して取付けるようにして
も良い。
【0036】図6は、図5(A),(B),(C)で説
明したものとは別の第6実施例の図であるが、レンズL
と凸部BTの嵌合面は第5実施例の説明のものと全く同
一嵌合面を使用している。そして凸部BTの端面B6と
これと当接するレンズLの当接面L3の位置が図示のよ
うに1段下った面となっている点のみが相異点である。
したがってその作用、効果は第5実施例において説明し
たものと全く同じなので説明は省略するがこのような構
成でも良い。
【0037】
【発明の効果】本発明により、光走査系レンズをレンズ
の取付台である光学ベースに、温度によりレンズ性能に
影響があるようなレンズの歪みが生じないように取付け
ることが出来るようになった。更にレンズの取付位置を
正確に取付けることが出来る簡単な構造で従ってコスト
を安く可能にする光走査系レンズの支持構造が提供され
ることとなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づく光走査系レンズの支持構造の第
1実施例を示す図。
【図2】本発明に基づく光走査系レンズの支持構造の第
2実施例を示す図。
【図3】本発明に基づく光走査系レンズの支持構造の第
3実施例を示す図。
【図4】本発明に基づく光走査系レンズの支持構造の第
4実施例を示す図。
【図5】本発明に基づく光走査系レンズの支持構造の第
5実施例を示す図。
【図6】本発明に基づく光走査系レンズの支持構造の第
6実施例を示す図。
【符号の説明】
B 光学ベース B0 凹部 BT 凸部 B1,C1 支柱 B2,B4,B5,B6 端面 B3,L4 嵌合面 E1,E2 弾性部材 L レンズ(光走査系レンズ) L1 突出部 L2 段部 L3,L5 当接面 OA 光軸

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学ベースに光走査系レンズを取り付け
    る光走査系レンズの支持構造において、該レンズの長手
    方向両端に光軸にほぼ平行な方向に突き出るレンズの内
    側に段部を有する突出部を設け、該突出部の前記内側の
    段部の光軸にほぼ平行な嵌合面に嵌合する前記光学ベー
    スに設けた光軸側に空間を有する対称形の支柱の嵌合面
    とほぼ直角な端面に、前記レンズの内側の段部の当接面
    を当接し、該当接面を前記端面に押圧する押圧手段を有
    することを特徴とする光走査系レンズの支持構造。
  2. 【請求項2】 前記レンズと支柱の嵌合面及び当接面と
    端面は前記光学ベースにほぼ垂直に設けられ、前記押圧
    手段は前記光学ベースにほぼ垂直に設けられた支柱又は
    別の支柱と前記レンズ間に押圧力が働く押圧手段である
    ことを特徴とする請求項1記載の光走査系レンズの支持
    構造。
  3. 【請求項3】 前記押圧手段は少なくとも弾性部材によ
    る押圧、ねじによる押圧、前記支柱又は別の支柱間に前
    記レンズを圧入して取り付けることによる押圧であるこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載の光走査系レンズの
    支持構造。
  4. 【請求項4】 光学ベースに光走査系レンズを取り付け
    る光走査系レンズの支持構造において、該レンズの長手
    方向両端に光軸にほぼ平行に突き出るレンズの内側に段
    部を有する突出部を設け、該突出部の前記内側の段部の
    光軸にほぼ平行な嵌合面に嵌合する前記光学ベースの光
    軸側に空間を有する対称形の支柱の基部に設けた光学ベ
    ースの凹部又は凸部の嵌合面と互にほぼ直角な2つの端
    面に、前記レンズの内側の段部の嵌合面と互にほぼ直角
    な当接面を当接し、該当接面の少なくとも前記光軸とほ
    ぼ直角な面を前記端面に押圧する押圧手段を有すること
    を特徴とする光走査系レンズの支持構造。
  5. 【請求項5】 前記支柱の基部に設けた光学ベースの凹
    部の少なくとも前記光軸とほぼ直角な面は、該支柱と連
    続した同一平面を形成していることを特徴とする請求項
    4記載の光走査系レンズの支持構造。
  6. 【請求項6】 前記レンズと光学ベースの凹部又は凸部
    と支柱の嵌合面及び当接面と端面の少なくとも各2面は
    前記光学ベースにほぼ垂直に設けられ、前記押圧手段は
    前記光学ベースにほぼ垂直に設けられた支柱又は別の支
    柱と前記レンズ間に押圧力が働く押圧手段であることを
    特徴とする請求項4又は5記載の光走査系レンズの支持
    構造。
  7. 【請求項7】 前記押圧手段は少なくとも弾性部材によ
    る押圧、ねじによる押圧、前記支柱又は別の支柱間に前
    記レンズを圧入して取り付けることによる押圧であるこ
    とを特徴とする請求項4,5又は6記載の光走査系レン
    ズの支持構造。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006030468A (ja) * 2004-07-14 2006-02-02 Canon Inc 走査光学装置及びそれを用いた画像形成装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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