JPH08216919A - 田植機 - Google Patents

田植機

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JPH08216919A
JPH08216919A JP7050553A JP5055395A JPH08216919A JP H08216919 A JPH08216919 A JP H08216919A JP 7050553 A JP7050553 A JP 7050553A JP 5055395 A JP5055395 A JP 5055395A JP H08216919 A JPH08216919 A JP H08216919A
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front frame
frames
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Yuichi Takeda
田 裕 一 竹
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Yanmar Co Ltd
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Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 [目的] フロントフレームを取外してのエンジンの
保守点検作業を容易に可能とさせる。 [構成] 左右フロントフレーム(109)に支持す
るボンネット(9)内にエンジン(2)を配備させた田
植機において、車体フレーム(3)と操向ハンドルコラ
ム(46)とにフロントフレーム(109)の前後端部
を着脱自在に連結させると共に、フロントフレーム(1
09)の略中間部を分割させてフロント前フレーム(1
11)及び後フレーム(112)に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は苗載台及び植付爪を備え
て連続的に苗植作業を行う乗用式田植機に関する。
【0002】
【従来の技術】ボンネットを支持する左右フロントフレ
ームは、通常一体構造で、前後両端部を車体フレームや
操向ハンドルコラムに取付固定させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし乍らこのような
従来構造の場合、エンジンの保守点検などにあってフロ
ントフレームを取外す必要が生じたときには、フロント
フレームに取付けている電装部品なども同時に取外す必
要があるばかりでなく、フロントフレーム自体の取外し
にも多大の手間を要し、また左右一側のフロントフレー
ムを取外した場合、左右フロントフレームに取付けられ
ている支持部品(例えば操作パネル)などが片持ちとな
って傾く不都合がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】したがって本発明は、左
右フロントフレームに支持するボンネット内にエンジン
を配備させた田植機において、車体フレームと操向ハン
ドルコラムとにフロントフレームの前後端部を着脱自在
に連結させると共に、フロントフレームの略中間部を分
割させてフロント前フレーム及び後フレームに設けて、
フロントフレーム全体の取外しを行うことなく必要箇所
の前或いは後フレームのみを部分的に取外して、フロン
トフレームに支持される他の支持部品の取外しや変形を
最小に抑制してエンジンなどのメンテナンス性を向上さ
せるものである。
【0005】また、フロントフレームの分割部を左右の
フロントフレーム間を連結する左右連結部材の設置位置
近傍に設けて、フロントフレームの一部であるフロント
前或いは後フレームを取外したときにも、残りのフロン
トフレームの剛性低下を最小に抑えて、この残りのフレ
ームや、このフレームによって支持する部品が変形した
り破損するなどの不都合を防止するものである。
【0006】さらに、フロント前後フレームの分割部の
接続をインロー式嵌め合い構造として、フロント前或い
は後フレームを取外して再び取付ける場合にも所定取付
位置に確実な取付けを可能とさせて、脱着時の再現性を
向上させるものである。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳述
する。図1はボンネット部の断面図、図2は乗用田植機
の側面図、図3は同平面図を示し、図中(1)は作業者
が搭乗する走行車であり、エンジン(2)をセンタフレ
ームである車体フレーム(3)に搭載させ、ミッション
ケース(4)前方にフロントアクスルケース(5)を介
して水田走行用前輪(6)を支持させると共に、前記ミ
ッションケース(4)の後部にリヤアクスルケース
(7)を連設し、前記リヤアクスルケース(7)に水田
走行用後輪(8)を支持させる。そして前記エンジン
(2)等を覆うボンネット(9)両側に予備苗載台(1
0)を取付けると共に、足掛台(11)を介して作業者
が搭乗する車体カバー(12)によって前記ミッション
ケース(4)等を覆い、前記車体カバー(12)上部に
運転席(13)を取付け、その運転席(13)の前方で
前記ボンネット(9)後部に操向ハンドル(14)を設
ける。
【0008】また、図中(15)は6条植え用の苗載台
(16)並びに複数の植付爪(17)などを具備する植
付部であり、前高後低の合成樹脂製の前傾式苗載台(1
6)を下部レール(18)及びガイドレール(19)を
介して植付ケース(20)に左右往復摺動自在に支持さ
せると共に、一方向に等速回転させるロータリケース
(21)を前記植付ケース(20)に支持させ、該ケー
ス(21)の回転軸芯を中心に対称位置に一対の爪ケー
ス(22)(22)を配設し、その爪ケース(22)
(22)先端に植付爪(17)(17)を取付ける。ま
た前記植付ケース(20)の前側にローリング支点軸
(23)を介してヒッチブラケット(24)を設け、ト
ップリンク(25)及びロワーリンク(26)を含む昇
降リンク機構(27)を介して走行車(1)後側にヒッ
チブラケット(24)を連結させ、前記リンク機構(2
7)を介して植付部(15)を昇降させる昇降シリンダ
(28)をロワーリンク(26)に連結させ、前記前後
輪(6)(8)を走行駆動して移動すると同時に、左右
に往復摺動させる苗載台(16)から一株分の苗を植付
爪(17)によって取出し、連続的に苗植え作業を行う
ように構成する。
【0009】また、図中(29)は主変速レバー、(3
0)は植付操作レバー、(31)は植付け感度調節レバ
ー、(32)は主クラッチペダル、(33)(33)は
左右ブレーキペダル、(34)は2条分均平用センター
フロート、(35)は2条分均平用サイドフロート、
(36)は6条用の側条施肥機である。
【0010】さらに、図4乃至図8に示す如く、前低後
高(傾斜角約4度)に傾斜させる前記車体フレーム
(3)前部上面に架台(37)…を一体固定させ、架台
(37)…の前後方向が略水平な上面側に防振ゴム(3
8)…を介してエンジン台(39)を取付け、エンジン
台(39)に前記エンジン(2)を上載させ、前記エン
ジン(2)の左側に燃料タンク(40)を、またエンジ
ン(2)の右側にマフラー(41)を取付けると共に、
車体フレーム(3)前端側に前フレーム(42)を介し
てバッテリ(43)を取付けている。
【0011】また、前記車体フレーム(3)にケース台
(44)を一体固定させ、ケース台(44)にステアリ
ングケース(45)を取付け、ハンドルコラムである筒
体(46)に内挿させる操向ハンドル(14)のステア
リング軸(14a)を、左右車体フレーム(3)(3)
間の略中央でステアリングケース(45)上面に立設さ
せると共に、ステアリングケース(45)下面に出力軸
(47)を突設させ、左右の前輪(6)(6)を方向転
換させる操向アーム(48)を前記出力軸(47)に取
付けている。
【0012】また、前記エンジン(2)下方のエンジン
台(39)下側に、前後方向に略水平な円筒形の軸受体
(49)を熔接固定させ、前記軸受体(49)にカウン
タ軸(50)を挿通支持させ、軸受体(49)前方に突
出させるカウンタ軸(50)前端にカウンタプーリ(5
1)を取付けると共に、エンジン(2)前側にオルタネ
ータ(52)を対面配置させるもので、左右車体フレー
ム(3)(3)間の略中央上方でエンジン(2)の前方
に出力軸(53)を突設させ、該出力軸(53)に出力
プーリ(54)を取付け、該出力プーリ(54)を前記
カウンタプーリ(51)にVベルト(55)(55)を
介して連結させると共に、オルタネータ(52)の入力
プーリ(56)にVベルト(57)を介して前記出力プ
ーリ(54)を連結させている。
【0013】さらに図9にも示す如く、前記車体フレー
ム(3)後端部にリヤアクスルケース(7)をボルト止
め固定させ、前記リヤアクスルケース(7)前面にミッ
ションケース(4)後面を連結固定させると共に、ミッ
ションケース(4)の右側前面にクラッチケース(5
8)を一体形成し、クラッチケース(58)前面に無段
ベルト変速ケース(59)右側後面を連結固定させ、ま
た昇降シリンダ(28)を作動させる油圧ポンプ(6
0)をベルト変速ケース(59)の左側後面に固定させ
るもので、四角パイプ形の左右車体フレーム(3)
(3)の間でこの上面よりも低位置に前記各ケース
(4)(58)(59)及び油圧ポンプ(60)を吊下
げ固定させ、ユニバーサルジョイント付き伝動軸(6
1)を前記カウンタ軸(50)後端とベルト変速ケース
(59)間に設け、エンジン(2)出力をベルト変速ケ
ース(59)に伝えると共に、フロントアクスルケース
(5)とミッションケース(4)間に前輪伝動軸(6
2)を設け、ミッションケース(4)の変速出力を各ア
クスルケース(5)(7)を介して前後輪(6)(8)
に伝えるように構成している。
【0014】また図10にも示す如く、左右車体フレー
ム(3)(3)前端内側に下端を固設する前フレーム
(42)(42)の上端面間に左右方向のガードステー
(63)をボルト止め固定させ、ガードステー(63)
の左右両端に左右のステップステー(64)(65)を
固定させて、これらステー(63)(64)(65)で
もって平面視一体U形状の前ステップステー(66)を
構成している。さらに、燃料タンク(40)の上面側で
機体後方に左ステップステー(64)を延設させると共
に、マフラー(41)の上面側で機体後方に右ステップ
ステー(65)を延設させるもので、車体カバー(1
2)によって形成する作業用前ステップ(67)の前端
及び左右側端の形状と略平行に、かつ前ステップ(6
7)の上面平坦形状と略平行に、前ステップ(67)下
面側に前記各ステー(63)(64)(65)を取付
け、各ステー(63)(64)(65)によって前ステ
ップ(67)の変形を制限して燃料タンク(40)及び
マフラー(41)及びバッテリ(43)を保護させる。
【0015】またさらに、左右ステップステー(64)
(65)の後端側を前後平行な横ステー(68)(6
9)(69)を介して車体フレーム(3)に支持させる
と共に、左右ステップステー(64)(65)の後端に
左右の後ステー(70)(71)の前端をボルト(7
2)を介し分離自在に連結させるもので、左右の後ステ
ー(70)(71)は平面視L形状で左右対称に配設
し、側面視前低後高に傾斜させ、左右車体フレーム
(3)(3)の後端間を一体連結する背面視門形のリフ
トフレーム(73)に後ステー(70)(71)を取外
し自在に連結させて、これら左右2つの後ステー(7
0)(71)とリフトフレーム(73)によって形成さ
れる左右分離形の後ステップステー(74)でもって、
前ステップ(67)後方に隣接配備させる後ステップ
(75)を支持するように設けている。そして前及び後
ステップステー(66)(74)を平面視ループ状に一
体連結させて、機体の保護枠としての機能も保有させる
ように構成している。
【0016】また、図11にも示す如く、左右の後ステ
ー(70)(71)の前端側には前後取付板(77a)
(77b)を介し作業者乗降用の補助ステップ(76)
を連結させ、前取付板(77a)とこの前側の後ステー
(70)(71)に連結させる枢着板(77)を、左右
ステップステー(64)(65)の後端にボルト(7
2)を介し連結させる一方、補助ステップ(76)の裏
面と車体フレーム(3)間に横フレーム(78)を横架
させ、該横フレーム(78)上に背面視凵形の取付板
(79)を介して工具箱(80)を収納する工具箱受け
台(81)を支持させている。前記工具箱受け台(8
1)は左右両側に折曲縁(82a)(82b)を有する
底板(82)と、該底板(82)の裏面略中央に直交状
に固設して前側に折曲縁(83a)を、後側に底板(8
2)上方までコ形状に折曲げる後壁部(83b)及び天
板部(83c)を形成する枠板(83)と、天板部(8
3c)に固着させる板バネ(84)とを備え、工具箱受
け台(81)に工具箱(80)収納時、底板(82)と
左右折曲縁(82a)(82b)と前折曲縁(83a)
と後壁部(83b)との5方向より工具箱(80)を位
置規制すると共に、残り1方向となる上側を板バネ(8
4)の付勢力で規制して、後ステップ(75)下側で工
具箱(80)を安全にして脱着容易に収納するように構
成している。
【0017】図12乃至図14にも示す如く、前記燃料
タンク(40)は前ステップ(67)下側で左車体フレ
ーム(3)と左ステップステー(64)との前側に支持
させるもので、左側前フレーム(42)の左外側面のブ
ラケット(85)に燃料タンク(40)の上下接合縁
(40a)の前端右側をボルト(86)を介し連結支持
させると共に、左車体フレーム(3)前側の左外側面に
固設するブラケット(87)と、左側前フレーム(4
2)の前右内側に固設するブラケット(88)間に各ボ
ルト(89)を介しタンクステー(90)を横架させ、
該タンクステー(90)上に燃料タンク(40)の接合
縁(40a)後端をボルト(86)を介し連結させて、
車体フレーム(3)及び各ステー(64)(90)でル
ープ状のタンク支持枠を形成させて剛性を向上させると
共に、左ステップステー(64)の取外し時に車体フレ
ーム(3)側にタンク(40)の支持を残す状態とさせ
て、エンジン(2)と燃料タンク(40)などを一体的
に本機側に残した状態での保守点検などを可能とさせて
メンテナンスの向上を図るように構成している。
【0018】また、前記燃料タンク(40)は上面略中
央部に給油口(91)を、また上面の前後右側に2つの
ブリーザ(92)を、さらに底面の前側下方に燃料コッ
ク(93)をそれぞれ設けるもので、前記2つのブリー
ザ(92)は小径のブリーザ孔(92a)を有し前後に
一定距離(A)(A>0)隔てて設け、畦越えなどで機
体が前後に傾斜する場合でも燃料洩れを防止するように
構成している。
【0019】また、前記燃料コック(93)はタンク
(40)前端の最左外側で、前ステップ(67)の前バ
ンパー部(67a)より内側位置に配設されるもので、
タンク(40)の上下接合縁(40a)の下面にボルト
(94)を介しヨーク(95)を固定させ、該ヨーク
(95)にボルト(96)を介しコック(93)を一体
的に固定させて、燃料コック(93)の点検や調整操作
を容易とさせると共に、コック(93)とタンク(4
0)の一体化によってエンジン(2)及びタンク(4
0)に接続する燃料ホース(97)の詰まりや破損など
の事故を防止し、またコック(93)をバンパー部(6
7a)内側とすることによってこのコック(93)の安
全保護などを図るように構成している。
【0020】さらに前記燃料タンク(40)の給油口
(91)を閉塞する給油栓であるタンクキャップ(9
8)上部を、前ステップ(67)の上面に高さを略一致
させる如く前ステップ(67)の開口(99)に臨ませ
るもので、前記開口(99)を閉塞する断面山形状の円
形凹部(100a)を内側に有する四角形状の板金製蓋
体(100)を、前ステップ(67)の上面に敷設する
ステップゴム(101)の内側面に一体的に固着させ、
蓋体(100)を有する後ステップゴム板(101a)
と、この前側の前ステップゴム板(101b)とに前記
ゴム(101)を分離させている。そして蓋体(10
0)前側で蓋体(100)とゴム板(101a)間に基
端を挾着させて先端を左外側に突出させる蓋開閉レバー
(102)を設け、該開閉レバー(102)でもって蓋
体(100)部のゴム板(101a)を持上げるとき、
開口(99)上部を開放状態とさせて前記給油口(9
1)に燃料油の補給を可能とさせる一方、開口(99)
の閉封時にあっては前ステップ(67)の開口(99)
前側位置に固設するマグネット(103)に蓋体(10
0)を吸着させて、開口(99)上部を蓋体(100)
及びゴム板(101a)で確実に閉保持するように構成
している。またこの場合ゴム板(101a)が蓋体(1
00)の繁ぎ部材として機能して、別途開閉部材など必
要とさせることなく簡潔構成手段で蓋体(100)の確
実な開閉を可能とさせるものである。
【0021】さらに、給油口(91)のキャップ(9
8)を前ステップ(67)の下面より上方に設けて、キ
ャップ(98)に前ステップ(67)下側からの泥が直
接かかるのを防止すると共に、左予備苗載台(10)の
下端側を支持する前後の苗台ステー(104)(10
5)間に前記キャップ(98)を配設して、このステー
(104)(105)をキャップ(98)の保護ステー
として活用するように構成している。
【0022】また、図1及び図7に示す如く、前記エン
ジン(2)の左外側上部にエンジン燃焼室に清浄空気を
取入れるエアクリーナ(106)を配設する一方、エン
ジン(2)の前側の排気口に接続させるエキゾーストパ
イプ(107)を前記マフラー(41)に接続させ、エ
キゾーストパイプ(107)の周囲を囲む断熱カバー
(108)をエンジン(2)に取付け、排気熱がボンネ
ット(9)内部に拡散するのを前記カバー(108)に
よって防止するように構成している。
【0023】図15乃至図18にも示す如く、前記ボン
ネット(9)を支持する側面視略L形状で左右平行なフ
ロントフレーム(109)(109)の前後端部を、前
記ガードステー(63)と、前記筒体(46)に取付け
るコラム体(110)と間に連結させるもので、左右の
フロントフレーム(109)は中間部を分割して上下方
向の前フレーム(111)と前後水平状の後フレーム
(112)とに形成し、前フレーム(111)の下部前
端をボルト(113)を介し取外し自在にガードステー
(63)に固定すると共に、前フレーム(111)の上
部後端と後フレーム(112)の前端とにそれぞれ固設
する前後フランジ(114)(115)をボルト(11
6)を介し分離自在に固定させている。また前フレーム
(111)には前フランジ(114)の接合面より後方
に一定寸法突出させる位置決め用インロー(117)の
外径挿入部(117a)を設けると共に、後フレーム
(111)の後フランジ(115)には前記挿入部(1
17a)を嵌合させるインロー(117)の挿入孔(1
17b)を開設して、前後フランジ(114)(11
5)の合体時インロー(117)の嵌合によって取付位
置の再現性を高めるように構成している。
【0024】また前記後フレーム(112)の後端に背
面視略L形状の取付板(118)を固設させ、平面視略
凵形状のコラム体(110)の左右側板(110a)に
前記取付板(118)をボルト(119)を介し取外し
自在に固定させると共に、取付板(118)に形成する
切欠き溝(120)に、ボンネット(9)側に固設する
ロックピン(121)を係合させるとき、取付板(11
8)に枢支軸(122)を介し回動自在に取付けるロッ
ク板(123)の切欠溝(124)を係合させて、ボン
ネット(9)の取付位置の固定を図るように構成してい
る。
【0025】前記ロック板(123)はボンネット
(9)後側に突出させるロック解除レバー(125)に
連動連結させるもので、コラム体(110)の左側板
(110a)の内側に固設するレバー左枢支板(12
6)と右取付板(18)間の枢支軸(127)にレバー
(125)基端を回動自在に支持させると共に、前記枢
支軸(127)に基端を固設するレバーアーム(12
8)の先端を連動ピン(129)を介し前記ロック板
(123)に連動連結させて、解除レバー(125)で
もってロック板(123)の切欠溝(124)を上方に
移動させるとき、ロック板(123)によるピン(12
1)のロック解除を行うように構成している。
【0026】また、左右の前フランジ(114)の上方
に延設した延設部間にボルト(130)を介し連結部材
である左右連結板(131)を取外し自在に固定させ
て、前フレーム(111)後端部の剛性を向上させると
共に、連結板(131)の略中央にヒューズボックスな
ど電装品(132)の取付台(133)を固定させてい
る。
【0027】さらに、前記コラム体(110)の左右側
板(110a)で囲まれる内側面に、エンジン(2)の
始動装置を構成するレギュレータ(134)及びリレー
(135)など電装品を取付けるもので、コラム体(1
10)の内側面の略中央にリレー(135)を、またこ
の左右両側にレギュレータ(134)を配設して、特別
なカバーを要することなくコラム体(110)によって
これら電装品の外部からの保護を行うように構成してい
る。
【0028】またさらに、図18にも示す如く、前記枢
支軸(127)の右端側にあっては、取付板(118)
の外側で該軸(127)をスナップピン(135a)に
より抜止めするのに対し、左端側にあっては取付板(1
18)の内側(枢支板(126)に対しては外側)で該
軸(127)をスナップピン(135a)により抜止め
して、左側の後フレーム(112)の取外し時にはスナ
ップピン(135a)を抜取ることなく後フレーム(1
12)の取外しを容易に可能とさせるように構成してい
る。
【0029】また前記コラム体(110)は、筒体(4
6)に固設するブラケット部材(136)に略中央部を
一体連結させたもので、ブラケット部材(136)には
操向ハンドル(14)の取付姿勢の解除を行うハンドル
チルトレバー(137)の基端を回動自在に取付けてい
る。
【0030】本実施例は上記の如く構成するものにし
て、前記エンジン(2)の左側に装備させるエアクリー
ナ(106)やキャブレータの取外し時にあっては、フ
ロントフレーム(109)(109)全体を取外すこと
なく、左側のフロントフレーム(109)や、この一部
である前フレーム(111)或いは後フレーム(11
2)の何れか一方を部分的に取外すのみでこの作業を可
能にして、フロントフレーム(109)に取付けている
部品までも取外しすることを不要とさせることができ、
後フレーム(112)を取外した場合にも左右連結板
(131)によって前フレーム(111)の剛性向上が
図られると共に、再び後フレーム(112)を前フレー
ム(111)に連結時にも、インロー(117)によっ
て所定取付位置に確実な連結が行われる。
【0031】また、左後フレーム(112)を取外した
場合、前記枢支軸(127)は左端を枢支板(126)
に支えられて、支持状態が保たれ、自重などによる変形
もなく部品の安全保持が図られる。
【0032】
【発明の効果】以上実施例から明らかなように本発明
は、左右フロントフレーム(109)に支持するボンネ
ット(9)内にエンジン(2)を配備させた田植機にお
いて、車体フレーム(3)と操向ハンドルコラム(4
6)とにフロントフレーム(109)の前後端部を着脱
自在に連結させると共に、フロントフレーム(109)
の略中間部を分割させてフロント前フレーム(111)
及び後フレーム(112)に設けたものであるから、フ
ロントフレーム(109)全体の取外しを行うことなく
必要箇所の前或いは後フレーム(111)或いは(11
2)のみを部分的に取外して、フロントフレーム(10
9)に支持される他の支持部品の取外しや変形を最小に
抑制してエンジンなどのメンテナンス性を向上させるこ
とができるものである。
【0033】また、フロントフレーム(109)の分割
部を左右のフロントフレーム(109)間を連結する左
右連結部材(131)の設置位置近傍に設けたものであ
るから、フロントフレーム(109)の一部であるフロ
ント前或いは後フレーム(111)或いは(112)を
取外したときにも、残りのフロントフレーム(109)
の剛性低下を最小に抑えて、この残りのフレーム(10
9)や、このフレーム(109)によって支持する部品
が変形したり破損するなどの不都合を防止することがで
きるものである。
【0034】さらに、フロント前後フレーム(111)
(112)の分割部の接続をインロー(117)式嵌め
合い構造としたものであるから、フロント前或いは後フ
レーム(111)(112)を取外して再び取付ける場
合にも、所定取付位置に確実な取付けが行われて、脱着
時の再現性を向上させることができるなどの顕著な効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】ボンネット部の断面説明図である。
【図2】乗用田植機の全体側面図である。
【図3】乗用田植機の全体平面図である。
【図4】走行車の側面図である。
【図5】走行車の平面図である。
【図6】ステップステーの平面図である。
【図7】エンジン部の正面説明図である。
【図8】ステップステー部の平面説明図である。
【図9】ミッションケース部の側面説明図である。
【図10】前ステップステー部の平面説明図である。
【図11】工具箱受け台の説明図である。
【図12】燃料タンク部の側面説明図である。
【図13】燃料タンク部の平面説明図である。
【図14】燃料タンク部の平面説明図である。
【図15】フロントフレーム部の平面説明図である。
【図16】フロントフレーム部の側面説明図である。
【図17】フロントフレーム部の分解側面説明図であ
る。
【図18】フロントフレーム部の分解平面説明図であ
る。
【符号の説明】
(2) エンジン (3) 車体フレーム (9) ボンネット (46) 筒体(ハンドルコラム) (109) フロントフレーム (111) 前フレーム (112) 後フレーム (117) インロー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右フロントフレームに支持するボンネ
    ット内にエンジンを配備させた田植機において、車体フ
    レームと操向ハンドルコラムとにフロントフレームの前
    後端部を着脱自在に連結させると共に、フロントフレー
    ムの略中間部を分割させてフロント前フレーム及び後フ
    レームに設けたことを特徴とする田植機。
  2. 【請求項2】 フロントフレームの分割部を左右のフロ
    ントフレーム間を連結する左右連結部材の設置位置近傍
    に設けたことを特徴とする請求項1記載の田植機。
  3. 【請求項3】 フロント前後フレームの分割部の接続を
    インロー式嵌め合い構造としたことを特徴とする請求項
    1記載の田植機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10244957A (ja) * 1997-03-03 1998-09-14 Yanmar Agricult Equip Co Ltd 小型乗用作業車のフレーム構造
WO2002094640A1 (en) * 2001-05-22 2002-11-28 Yanmar Agricultural Equipment Co., Ltd. Rice transplanter

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WO2002094640A1 (en) * 2001-05-22 2002-11-28 Yanmar Agricultural Equipment Co., Ltd. Rice transplanter

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