JP3606625B2 - 田植機 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は苗載台及び植付爪を備えて連続的に苗植作業を行う乗用式田植機に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えばガソリンエンジン搭載のこの種田植機にあっては、一般的にエンジンの上部に燃料タンクを配備させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし乍らこの場合、エンジンが大型化すればする程、燃料タンクも容量の大きなものを必要とし、設置スペースが拡大するなどしてコンパクトな構造に仕上げられないばかりでなく、機体の安定性も悪く、また前方視界を悪化させるなどの問題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
したがって本発明は、燃料タンクをステップ下側でエンジンを挾んだマフラの反対側位置に配設すると共に、燃料タンクの給油栓の位置高さをステップの上面高さに略一致させる田植機において、車体略の前後方向に配設するセンタフレームと、センタフレームの外側に配設するステップステーとを備え、補助ステー(90)をセンタフレーム(3)とステップステー(64)間に横架させて、前記燃料タンク(40)の前端をセンタフレーム(3)に支持させると共に、該燃料タンク(40)の後端を補助ステー(90)に支持させ、また給油栓の上部を覆う蓋体を設け、ステップ上面に敷設するゴム板に蓋体を一体接合させ、ゴム板を繁ぎ部材として蓋体を開閉させると共に、車体フレーム前側にガードステーを固定させ、ガードステーに左右のステップステーを固定させて平面視一体形状にステップステーを構成し、燃料タンクの上面側で機体後方に一方のステップステーを延設させ、マフラーの上面側で機体後方にもう一方のステップステーを延設させると共に、該ステップステー(64)(65)の後端側に横ステー(68)を横架させ、該横ステー(68)を介して該ステップステー(64)(65)を車体フレーム(3)に支持させるもので、例えば車体カバーを形成するステップの側端形状と略平行に、かつステップ下面側に前記各ステーを取付けことにより、各ステーによってステップの変形を防いで燃料タンク及びマフラーを保護し得るものである。
【0005】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳述する。図1は燃料タンク部の側面図、図2は乗用田植機の側面図、図3は同平面図を示し、図中(1)は作業者が搭乗する走行車であり、エンジン(2)をセンタフレームである車体フレーム(3)に搭載させ、ミッションケース(4)前方にフロントアクスルケース(5)を介して水田走行用前輪(6)を支持させると共に、前記ミッションケース(4)の後部にリヤアクスルケース(7)を連設し、前記リヤアクスルケース(7)に水田走行用後輪(8)を支持させる。そして前記エンジン(2)等を覆うボンネット(9)両側に予備苗載台(10)を取付けると共に、足掛台(11)を介して作業者が搭乗する車体カバー(12)によって前記ミッションケース(4)等を覆い、前記車体カバー(12)上部に運転席(13)を取付け、その運転席(13)の前方で前記ボンネット(9)後部に操向ハンドル(14)を設ける。
【0006】
また、図中(15)は6条植え用の苗載台(16)並びに複数の植付爪(17)などを具備する植付部であり、前高後低の合成樹脂製の前傾式苗載台(16)を下部レール(18)及びガイドレール(19)を介して植付ケース(20)に左右往復摺動自在に支持させると共に、一方向に等速回転させるロータリケース(21)を前記植付ケース(20)に支持させ、該ケース(21)の回転軸芯を中心に対称位置に一対の爪ケース(22)(22)を配設し、その爪ケース(22)(22)先端に植付爪(17)(17)を取付ける。また前記植付ケース(20)の前側にローリング支点軸(23)を介してヒッチブラケット(24)を設け、トップリンク(25)及びロワーリンク(26)を含む昇降リンク機構(27)を介して走行車(1)後側にヒッチブラケット(24)を連結させ、前記リンク機構(27)を介して植付部(15)を昇降させる昇降シリンダ(28)をロワーリンク(26)に連結させ、前記前後輪(6)(8)を走行駆動して移動すると同時に、左右に往復摺動させる苗載台(16)から一株分の苗を植付爪(17)によって取出し、連続的に苗植え作業を行うように構成する。
【0007】
また、図中(29)は主変速レバー、(30)は植付操作レバー、(31)は植付け感度調節レバー、(32)は主クラッチペダル、(33)(33)は左右ブレーキペダル、(34)は2条分均平用センターフロート、(35)は2条分均平用サイドフロート、(36)は6条用の側条施肥機である。
【0008】
さらに、図4乃至図9に示す如く、前低後高(傾斜角約4度)に傾斜させる前記車体フレーム(3)前部上面に架台(37)…を一体固定させ、架台(37)…の前後方向が略水平な上面側に防振ゴム(38)…を介してエンジン台(39)を取付け、エンジン台(39)に前記エンジン(2)を上載させ、前記エンジン(2)の左側に燃料タンク(40)を、またエンジン(2)の右側にマフラー(41)を取付けると共に、車体フレーム(3)前端側に前フレーム(42)を介してバッテリ(43)を取付けている。
【0009】
また、前記車体フレーム(3)にケース台(44)を一体固定させ、ケース台(44)にステアリングケース(45)を取付け、筒体(46)に内挿させる操向ハンドル(14)のステアリング軸(14a)を、左右車体フレーム(3)(3)間の略中央でステアリングケース(45)上面に立設させると共に、ステアリングケース(45)下面に出力軸(47)を突設させ、左右の前輪(6)(6)を方向転換させる操向アーム(48)を前記出力軸(47)に取付けている。
【0010】
また、前記エンジン(2)下方のエンジン台(39)下側に、前後方向に略水平な円筒形の軸受体(49)を熔接固定させ、前記軸受体(49)にカウンタ軸(50)を挿通支持させ、軸受体(49)前方に突出させるカウンタ軸(50)前端にカウンタプーリ(51)を取付けると共に、エンジン(2)前側にオルタネータ(52)を対面配置させるもので、左右車体フレーム(3)(3)間の略中央上方でエンジン(2)の前方に出力軸(53)を突設させ、該出力軸(53)に出力プーリ(54)を取付け、該出力プーリ(54)を前記カウンタプーリ(51)にVベルト(55)(55)を介して連結させると共に、オルタネータ(52)の入力プーリ(56)にVベルト(57)を介して前記出力プーリ(54)を連結させている。
【0011】
さらに図10にも示す如く、前記車体フレーム(3)後端部にリヤアクスルケース(7)をボルト止め固定させ、前記リヤアクスルケース(7)前面にミッションケース(4)後面を連結固定させると共に、ミッションケース(4)の右側前面にクラッチケース(58)を一体形成し、クラッチケース(58)前面に無段ベルト変速ケース(59)右側後面を連結固定させ、また昇降シリンダ(28)を作動させる油圧ポンプ(60)をベルト変速ケース(59)の左側後面に固定させるもので、四角パイプ形の左右車体フレーム(3)(3)の間でこの上面よりも低位置に前記各ケース(4)(58)(59)及び油圧ポンプ(60)を吊下げ固定させ、ユニバーサルジョイント付き伝動軸(61)を前記カウンタ軸(50)後端とベルト変速ケース(59)間に設け、エンジン(2)出力をベルト変速ケース(59)に伝えると共に、フロントアクスルケース(5)とミッションケース(4)間に前輪伝動軸(62)を設け、ミッションケース(4)の変速出力を各アクスルケース(5)(7)を介して前後輪(6)(8)に伝えるように構成している。
【0012】
また図11にも示す如く、左右車体フレーム(3)(3)前端内側に下端を固設する前フレーム(42)(42)の上端面間に左右方向のガードステー(63)をボルト止め固定させ、ガードステー(63)の左右両端に左右のステップステー(64)(65)を固定させて、これらステー(63)(64)(65)でもって平面視一体U形状の前ステップステー(66)を構成している。さらに、燃料タンク(40)の上面側で機体後方に左ステップステー(64)を延設させると共に、マフラー(41)の上面側で機体後方に右ステップステー(65)を延設させるもので、車体カバー(12)によって形成する作業用前ステップ(67)の前端及び左右側端の形状と略平行に、かつ前ステップ(67)の上面平坦形状と略平行に、前ステップ(67)下面側に前記各ステー(63)(64)(65)を取付け、各ステー(63)(64)(65)によって前ステップ(67)の変形を制限して燃料タンク(40)及びマフラー(41)及びバッテリ(43)を保護させる。
【0013】
またさらに、左右ステップステー(64)(65)の後端側を前後平行な横ステー(68)(69)(69)を介して車体フレーム(3)に支持させると共に、左右ステップステー(64)(65)の後端に左右の後ステー(70)(71)の前端をボルト(72)を介し分離自在に連結させるもので、左右の後ステー(70)(71)は平面視L形状で左右対称に配設し、側面視前低後高に傾斜させ、左右車体フレーム(3)(3)の後端間を一体連結する背面視門形のリフトフレーム(73)に後ステー(70)(71)を取外し自在に連結させて、これら左右2つの後ステー(70)(71)とリフトフレーム(73)によって形成される左右分離形の後ステップステー(74)でもって、前ステップ(67)後方に隣接配備させる後ステップ(75)を支持するように設けている。そして前及び後ステップステー(66)(74)を平面視ループ状に一体連結させて、機体の保護枠としての機能も保有させるように構成している。
【0014】
また、図12にも示す如く、左右の後ステー(70)(71)の前端側には前後取付板(77a)(77b)を介し作業者乗降用の補助ステップ(76)を連結させ、前取付板(77a)とこの前側の後ステー(70)(71)に連結させる枢着板(77)を、左右ステップステー(64)(65)の後端にボルト(72)を介し連結させる一方、補助ステップ(76)の裏面と車体フレーム(3)間に横フレーム(78)を横架させ、該横フレーム(78)上に背面視凵形の取付板(79)を介して工具箱(80)を収納する工具箱受け台(81)を支持させている。前記工具箱受け台(81)は左右両側に折曲縁(82a)(82b)を有する底板(82)と、該底板(82)の裏面略中央に直交状に固設して前側に折曲縁(83a)を、後側に底板(82)上方までコ形状に折曲げる後壁部(83b)及び天板部(83c)を形成する枠板(83)と、天板部(83c)に固着させる板バネ(84)とを備え、工具箱受け台(81)に工具箱(80)収納時、底板(82)と左右折曲縁(82a)(82b)と前折曲縁(83a)と後壁部(83b)との5方向より工具箱(80)を位置規制すると共に、残り1方向となる上側を板バネ(84)の付勢力で規制して、後ステップ(75)下側で工具箱(80)を安全にして脱着容易に収納するように構成している。
【0015】
図13乃至図14にも示す如く、前記燃料タンク(40)は前ステップ(67)下側で左車体フレーム(3)と左ステップステー(64)との前側に支持させるもので、左側前フレーム(42)の左外側面のブラケット(85)に燃料タンク(40)の上下接合縁(40a)の前端右側をボルト(86)を介し連結支持させると共に、左車体フレーム(3)前側の左外側面に固設するブラケット(87)と、左ステップステー(64)の前右内側に固設するブラケット(88)間に各ボルト(89)を介しタンクステー(90)を横架させ、該タンクステー(90)上に燃料タンク(40)の接合縁(40a)後端をボルト(86)を介し連結させて、車体フレーム(3)及び各ステー(64)(90)でループ状のタンク支持枠を形成させて剛性を向上させると共に、左ステップステー(64)の取外し時に車体フレーム(3)側にタンク(40)の支持を残す状態とさせて、エンジン(2)と燃料タンク(40)などを一体的に本機側に残した状態での保守点検などを可能とさせてメンテナンスの向上を図るように構成している。
【0016】
また、前記燃料タンク(40)は上面略中央部に給油口(91)を、また上面の前後右側に2つのブリーザ(92)を、さらに底面の前側下方に燃料コック(93)をそれぞれ設けるもので、前記2つのブリーザ(92)は小径のブリーザ孔(92a)を有し前後に一定距離(A)(A>0)隔てて設け、畦越えなどで機体が前後に傾斜する場合でも燃料洩れを防止するように構成している。
【0017】
また、前記燃料コック(93)はタンク(40)前端の最左外側で、前ステップ(67)の前バンパー部(67a)より内側位置に配設されるもので、タンク(40)の上下接合縁(40a)の下面にボルト(94)を介しヨーク(95)を固定させ、該ヨーク(95)にボルト(96)を介しコック(93)を一体的に固定させて、燃料コック(93)の点検や調整操作を容易とさせると共に、コック(93)とタンク(40)の一体化によってエンジン(2)及びタンク(40)に接続する燃料ホース(97)の詰まりや破損などの事故を防止し、またコック(93)をバンパー部(67a)内側とすることによってこのコック(93)の安全保護などを図るように構成している。
【0018】
さらに前記燃料タンク(40)の給油口(91)を閉塞する給油栓であるタンクキャップ(98)上部を、前ステップ(67)の上面に高さを略一致させる如く前ステップ(67)の開口(99)に臨ませるもので、前記開口(99)を閉塞する断面山形状の円形凹部(100a)を内側に有する四角形状の板金製蓋体(100)を、前ステップ(67)の上面に敷設するステップゴム(101)の内側面に一体的に固着させ、蓋体(100)を有する後ステップゴム板(101a)と、この前側の前ステップゴム板(101b)とに前記ゴム(101)を分離させている。そして蓋体(100)前側で蓋体(100)とゴム板(101a)間に基端を挾着させて先端を左外側に突出させる蓋開閉レバー(102)を設け、該開閉レバー(102)でもって蓋体(100)部のゴム板(101a)を持上げるとき、開口(99)上部を開放状態とさせて前記給油口(91)に燃料油の補給を可能とさせる一方、開口(99)の閉封時にあっては前ステップ(67)の開口(99)前側位置に固設するマグネット(103)に蓋体(100)を吸着させて、開口(99)上部を蓋体(100)及びゴム板(101a)で確実に閉保持するように構成している。またこの場合ゴム板(101a)が蓋体(100)の繁ぎ部材として機能して、別途開閉部材など必要とさせることなく簡潔構成手段で蓋体(100)の確実な開閉を可能とさせるものである。
【0019】
さらに、給油口(91)のキャップ(98)を前ステップ(67)の下面より上方に設けて、キャップ(98)に前ステップ(67)下側からの泥が直接かかるのを防止すると共に、左予備苗載台(10)の下端側を支持する前後の苗台ステー(104)(105)間に前記キャップ(98)を配設して、このステー(104)(105)をキャップ(98)の保護ステーとして活用するように構成している。
【0020】
また図15に示す如く、前記キャップ(98)の最下面とゴム板(101a)(101b)上面との間に一定寸法(B)(B>0)の隙間を確保することによって、より一層の泥防止効果を図ることができる。
【0021】
本実施例は上記の如く構成するものにして、エンジン(2)の側方で前ステップ(67)下側の低い位置に燃料タンク(40)を設けると共に、マフラー(41)に対し左右反対側に前記燃料タンク(40)を配設させ、燃料タンク(40)をエンジン(2)上面よりも低くし、エンジン(2)の左右に燃料タンク(40)とマフラー(41)を振分け配置させ、エンジン(2)またはマフラー(41)の熱によって燃料タンク(40)が高温になるのを防止し、キャブレータ内部で燃料に気泡が発生して燃料が適正に供給されなくなる不具合をなくすと共に、これらエンジン(2)・燃料タンク(40)・マフラー(41)などを前方に配置させることによって、後方の植付部(15)との前後バランスを良好とさせ、また燃料タンク(40)の給油キャップ(98)の設置高さを前ステップ(67)の上面高さと略一致させることによって、該キャップ(98)を作業時での障害をさせることなく、燃料タンク(40)をステップ(67)内に安全保護し、しかも燃料タンク(40)に燃料補給時には油洩れなどのない確実な補給が容易に行えるものである。
【0022】
【発明の効果】
以上実施例から明らかなように本発明は、燃料タンク(40)をステップ(67)下側でエンジン(2)を挾んだマフラー(41)の反対側位置に配設すると共に、燃料タンク(40)の給油栓(98)の位置高さをステップ(67)の上面高さに略一致させるも田植機において、車体略の前後方向に配設するセンタフレーム(3)と、センタフレーム(3)の外側に配設するステップステー(64)とを備え、補助ステー(90)をセンタフレーム(3)とステップステー(64)間に横架させて、前記燃料タンク(40)の前端をセンタフレーム(3)に支持させると共に、該燃料タンク(40)の後端を補助ステー(90)に支持させ、また給油栓(98)の上部を覆う蓋体(100)を設け、ステップ(67)上面に敷設するゴム板(101a)に蓋体(100)を一体接合させ、ゴム板(101a)を繁ぎ部材として蓋体(100)を開閉させると共に、車体フレーム(3)前側にガードステー(63)を固定させ、ガードステー(63)に左右のステップステー(64)(65)を固定させて平面視一体形状にステップステー(66)を構成し、燃料タンク(40)の上面側で機体後方に一方のステップステー(64)を延設させ、マフラー(41)の上面側で機体後方にもう一方のステップステー(65)を延設させると共に、該ステップステー(64)(65)の後端側に横ステー(68)を横架させ、該横ステー(68)を介して該ステップステー(64)(65)を車体フレーム(3)に支持させるもので、例えば車体カバー(12)を形成するステップ(67)の側端形状と略平行に、かつステップ(67)下面側に前記各ステー(63)(64)(65)を取付けることにより、各ステー(63)(64)(65)によってステップ(67)の変形を防いで燃料タンク(40)及びマフラー(41)を保護することができるものである。
【0023】
また、車体略中央で前後方向に配設するセンタフレーム(3)と、センタフレーム(3)の外側に配設するステップステー(64)とを備え、センタフレーム(3)とステップステー(64)間に取付けた補助ステー(90)と、センタフレーム(3)とに燃料タンク(40)を支持させたものであるから、エンジン(2)の保守点検などでステップステー(64)を取外した場合にも燃料タンク(40)をセンタフレーム(3)側に残す状態とさせてエンジン(2)などのメンテナンス性を向上させることができると共に、補助ステー(90)によってステップステー(64)の剛性も向上させることができるものである。
【0024】
さらに、給油栓(98)の上部を覆う板金製蓋体(100)を設け、ステップ(67)上面に敷設するステップゴム板(101a)に蓋体(100)を一体接合させて、ゴム板(101a)を繁ぎ部材として蓋体(100)を開閉させるものであるから、通常時は蓋体(100)とゴム板(101a)によって給油栓(98)上部を覆って給油栓(98)の安全保護を図ることができると共に、燃料補給時にはゴム板(101a)の蝶番作用によって蓋体(100)を開放して給油作業を容易に可能とさせることができ、また蓋体(100)の開閉構造も特別に開閉のための部品など必要とすることなく極めて簡潔なものにできて、構成及び経済性に秀れるものである。
【0025】
またさらに、燃料タンク(40)をステップ(67)下側でエンジン(2)を挾んだマフラー(41)の反対側位置に配設すると共に、燃料タンク(40)とエンジン(2)との間に設ける燃料コック(93)を、燃料タンク(40)に一体的に取付けるものであるから、燃料タンク(40)の燃料コック(93)とエンジン(2)との間に最短長さで燃料ホース(97)を接続させて、ホース(97)が破損するなどの事故防止を図ることができ、また燃料タンク(40)との一体取付けによって、燃料コック(93)や燃料ホース(97)の良好にして安全確実な取付けを行うことができると共に、燃料コック(93)の取扱い操作や保守点検での至便化を図ることができるなどの顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】燃料タンク部の側面説明図である。
【図2】乗用田植機の全体側面図である。
【図3】乗用田植機の全体平面図である。
【図4】走行車の側面図である。
【図5】走行車の平面図である。
【図6】ステップステーの平面図である。
【図7】ステップステーの側面図である。
【図8】エンジン部の正面説明図である。
【図9】エンジン部の側面説明図である。
【図10】ミッションケース部の側面説明図である。
【図11】前ステップステー部の平面説明図である。
【図12】工具箱受け台の説明図である。
【図13】燃料タンク部の平面説明図である。
【図14】燃料タンク部の平面説明図である。
【図15】タンクキャップ部の側面説明図である。
【符号の説明】
(2) エンジン
(3) フレーム
(40) 燃料タンク
(41) マフラー
(64) ステップステー
(67) ステップ
(90) ステー
(93) 燃料コック
(98) キャップ(給油栓)
(100)蓋体
(101a)ゴム板
Claims (1)
- 燃料タンク(40)をステップ下側でエンジン(2)を挟んだマフラー(41)の反対側位置に配設すると共に、燃料タンク(40)の給油栓(98)の位置高さをステップ(67)の上面高さに略一致させる田植機において、車体略の前後方向に配設するセンタフレーム(3)と、センタフレーム(3)の外側に配設するステップステー(64)とを備え、補助ステー(90)をセンタフレーム(3)とステップステー(64)間に横架させて、前記燃料タンク(40)の前端をセンタフレーム(3)に支持させると共に、該燃料タンク(40)の後端を補助ステー(90)に支持させ、また給油栓(98)の上部を覆う蓋体(100)を設け、ステップ(67)上面に敷設するゴム板(101a)に蓋体(100)を一体接合させ、ゴム板(101a)を繁ぎ部材として蓋体(100)を開閉させると共に、車体フレーム(3)前側にガードステー(63)を固定させ、ガードステー(63)に左右のステップステー(64)(65)を固定させて平面視一体形状にステップステー(66)を構成し、燃料タンク(40)の上面側で機体後方に一方のステップステー(64)を延設させ、マフラー(41)の上面側で機体後方にもう一方のステップステー(65)を延設させると共に、該ステップステー(64)(65)の後端側に横ステー(68)を横架させ、該横ステー(68)を介して該ステップステー(64)(65)を車体フレーム(3)に支持させることを特徴とする田植機。
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