JPH08216629A - 自動二輪車 - Google Patents

自動二輪車

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JPH08216629A
JPH08216629A JP7046552A JP4655295A JPH08216629A JP H08216629 A JPH08216629 A JP H08216629A JP 7046552 A JP7046552 A JP 7046552A JP 4655295 A JP4655295 A JP 4655295A JP H08216629 A JPH08216629 A JP H08216629A
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重彦 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【目的】タイヤ振動を抑制しつつ構成簡易で前後輪のタ
イヤ特性をバランス化でき操縦安定性、高速走行安定性
などの走行性能を高めうる。 【構成】ラジアル構造のカーカスとベルト層とを具える
前輪タイヤ及び後輪タイヤを装着した自動二輪車であっ
て、前記前輪タイヤはサイドウォールゴムにおける損失
係数tan δとJISA硬度Hs(度)との比である損失
・硬度比tan δ/Hsを0.1×10-3〜2.0×10
-3とする一方、前記後輪タイヤはサイドウォールゴムに
おける損失・硬度比tan δ/Hsを2.0×10-3
6.5×10-3とし、しかもトレッドゴムの損失・硬度
比tan δ/Hs比を規制しかつサイドウォールゴムのそ
れよりも大としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、操縦安定性、高速走行
安定性などの走行性能を高めた自動二輪車に関する。
【0002】
【従来の技術】自動二輪車に用いるタイヤにあっては、
そのタイヤを構成するサイドウォールゴムは、通常、ク
ロスプライ構造とし、かつトレッドゴムと同一のゴムに
よって形成され、又前輪、後輪については、略同一の構
造とし、又サイドウォールゴムについては同一のゴム組
成・物性のゴムを用いていた。
【0003】しかし自動二輪車では、前輪と後輪とでそ
の機能分担が異なり、車両の走行性能を高めるために
は、操縦性をつかさどる前輪タイヤにあっては、ハンド
ル廻りの振れ・振動等であるチャタリングを低減するこ
とが、又駆動側となりかつ大なる荷重が加わる後輪タイ
ヤにあっては、直進安定性、旋回安定性を高めることが
夫々要求される。特に自動二輪車自体の高速化の進展に
よりタイヤに対して厳しい要請がなされるようになっ
た。
【0004】従って、これら諸要求を満たすべく、従
来、例えば前輪タイヤにバイアス構造を又後輪タイヤに
ラジアル構造を採用するなどカーカス構造を互いに違え
たり、又コード強力、コード密度を違えるなどのタイヤ
構造的変更手段が用いられていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の手段では、前、後輪におけるタイヤ特性のバ
ランスを取るのが極めて難しく、又カーカスの強化等に
よって例えばウォブルモード、ウィーブモード等のタイ
ヤ振動の発生を逆に増大させるなど、十分満足のいく効
果を得るに至っていない。
【0006】従って、本発明者は、接地/非接地におい
て最もタイヤ変形が大なサイドウォール部に着目して研
究を重ねた結果、サイドウォール部におけるダンピング
性を前輪タイヤと後輪タイヤとで違えることによって、
自動二輪車の走行性能を高めることを究明し得た。
【0007】さらに前述のタイヤ振動はトレッド部を形
成するトレッドゴムのゴム特性及びトレッドゴムとサイ
ドウォールゴムとの相互のゴム特性も関連することが判
明した。
【0008】すなわち本発明は、前輪タイヤのサイドウ
ォールゴムにおける損失係数tan δとJISA硬度Hs
(度)との比(損失・硬度比)tan δ/Hsと後輪タイ
ヤのサイドウォールゴムにおける損失・硬度比tan δ/
Hsとを夫々特定し併せてトレッドゴムの損失・硬度比
tan δ/Hsを規制することを基本として、タイヤ振動
を抑制しつつ、構成簡易に前後輪のタイヤ特性をバラン
ス化でき、操縦安定性、高速走行安定性などの走行性能
を向上しうる自動二輪車の提供を目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の自動二輪車は、トレッド部からサイドウォ
ール部をへてビード部のビードコアの廻りで折返される
ラジアル構造のカーカスと、このカーカスの半径方向外
側かつトレッド部の内方に配されるベルト層とを具える
とともに、トレッド面がタイヤ子午断面において円弧状
をなしかつトレッド巾がタイヤ最大巾とした前輪タイヤ
及び後輪タイヤを装着した自動二輪車であって、前記ト
レッド部をなすトレッドゴムと、前記サイドウォール部
をなすサイドウォールゴムとにおいて、前記前輪タイヤ
は、前記トレッドゴムの70℃での損失係数tan δとJ
ISA硬度Hs(度)との比である損失・硬度比tan δ
/Hsを2.0×10-3以上かつ6.5×10-3以下と
する一方、前記後輪タイヤは、トレッドゴムの前記損失
・硬度比tan δ/Hsを2.0×10-3以上かつ6.5
×10-3以下とし、しかも後輪タイヤのトレッドゴム及
びサイドウォールゴムの前記各損失・硬度比tan δ/H
sを前輪タイヤのトレッドゴム及びサイドウォールゴム
の損失・硬度比tan δ/Hsよりも大としている。
【0010】なお、前輪タイヤにあっては、サイドウォ
ール部ゴムの前記損失・硬度比tanδ/Hsを0.1×
10-3以上かつ1.5×10-3未満とし、後輪タイヤで
は、サイドウォールゴムの硬度比tan δ/Hsを2.0
×10-3以上かつ4.0×10-3未満とするのがより好
ましい。
【0011】ここで、損失係数tan δは、損失弾性率E
*と動的弾性率E′の比、即ちtanδ=E*/E′であ
り、測定条件としては周波数10Hz、初期歪10%、
動的歪2%、温度70℃の条件のもとで岩本製作所製粘
弾性スペクトロメータによる測定値としている。
【0012】
【作用】前輪タイヤ及び後輪タイヤにおけるサイドウォ
ールゴムの損失・硬度比tan δ/Hsを夫々0.1×1
-3〜2.0×10-3及び2.0×10-3〜6.5×1
-3に規定している。
【0013】この比は、振動の減衰性に影響が大きい損
失係数tan δと、負荷時の屈曲性に影響が大なJISA
硬度Hsとに関係した新規な判断基準である。そして例
えば前記比tan δ/Hsが小なほどゴム硬度が相対的に
大でありサイドウォール部の剛性が高まるなどコーナリ
ングフォースに基づくセルフアライニングトルクが増大
できる。その結果直進方向にハンドル角が自動制御され
るなど操舵安定性が高まりかつチャタリング等が低減さ
れる。しかもこのセルフアライニングトルクの増大がカ
ーカスケースの強化等に負うことなく行われるため、路
面から受ける外乱がカーカスを介してタイヤ全体に伝播
するのを抑制できウォブルモードの誘発を低減しうる。
【0014】又逆に比tan δ/Hsが大なほどセルフア
ライニングトルクが減じかつキンバースラストが高まる
ため、旋回時及び直進時の操縦安定性が向上される。し
かもこの比tan δ/Hsがタイヤサイズが190/50
ZR17のタイヤについてテストした図4に示すごと
く、サイドウォール部のダンピング係数とほぼ比例して
おり、しかも、後輪タイヤにおいてこの比の増大を前輪
タイヤに比して増大させたことにより、タイヤのダンピ
ング係数を増大させている。その結果、路面追従性を高
めかつ乗心地性を向上するとともに、ウィーブモード等
の振動発生を抑制しかつ振動の収束性も向上しうる。
【0015】さらに前輪タイヤ、及び後輪タイヤにおい
てはトレッドゴムの損失・硬度比tan δ/Hsを何れも
2.9×10-3以上かつ6.5×10-3以下とし、しか
も前後輪タイヤにおけるトレッドゴムの損失・硬度比ta
n /Hsを前輪タイヤのそれに比べて大としている。こ
れにより、後輪タイヤのダンピング係数が一層高まり路
面追従性と乗心地を高め、かつ振動発生を効果的に抑制
しうる。
【0016】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面に基づき説明す
る。図において自動二輪車1は、前輪タイヤA及び後輪
タイヤBに夫々ラジアル構造のタイヤを装着している。
【0017】前輪タイヤAは、図2に示すように、トレ
ッド部2Aと、その両端からタイヤ半径方向内方に向け
てのびる一対のサイドウォール部3Aと、各サイドウォ
ール部3Aの内方端に位置するビード部4Aとを有す
る、例えばタイヤサイズが120/70 ZR17の空
気入りタイヤであって、前記ビード部4A、4A間には
カーカス6Aが架け渡されるとともに、その半径方向外
側かつトレッド部2A内方にはベルト層7Aがタガ効果
を有して円周方向に巻装される。又トレッド部2Aに
は、前記ベルト層7Aの半径方向外側にトレッド面SA
を形成するトレッドゴム10Aが設けられる。
【0018】なお前記トレッド部2Aは、そのトレッド
面SAがタイヤ子午断面において円弧状をなし、かつト
レッド端縁E1、E1間の距離であるトレッド巾TWA
がタイヤ最大巾とすることにより、旋回時など傾斜走行
時においてキャンバースラストが維持される。
【0019】又前記カーカス6Aは、カーカスコードを
タイヤ赤道Cに対して70〜90度の角度で配列した1
〜2枚、本例では2枚のカーカスプライからなり、その
両端はビードコア5Aの廻りで折返される。
【0020】又カーカス6Aのトロイド状本体部とその
両端の折返し部との間にはビードコア5Aから半径方向
外方に向かって先細状にのびるJISA硬度が55〜7
0度のビードエーペックス9Aが介在し、ビード部4A
からサイドウォール部3Aに至り補強する。なおビード
エーペックス9A上端のビード底Lからの上端高さh1
は、ビード底Lからトレッド端縁E1までのトレッド端
縁高さhoの0.3〜0.55倍としており、又カーカ
ス折返し部上端のビード底Lからの折返し高さh2を前
記トレッド端縁高さhoの0.3〜0.65倍とするこ
とにより前記補強効果をさらに高めている。なおカーカ
スコードとしては有機繊維コード、例えばレーヨン、ポ
リエステル、ナイロンの繊維コードが好適に用いられ
る。
【0021】又ベルト層7Aは、ベルトコードをタイヤ
赤道Cに対して30度以下の角度で配列した1枚もしく
は2枚のベルトプライから形成され、例えばベルトプラ
イが1枚の時には、ベルトコードをタイヤ赤道Cに対し
て5度以下の角度で螺旋巻きしたスパイラル構造のもの
が多く使用され、又ベルトプライが2枚の時には、ベル
トコードをタイヤ赤道Cに対して10〜30度以下の角
度で配列したカットプライの2枚を、各コードがプライ
間で交差する方向に向きを違えて配置したクロスベルト
構造のものが多く使用される。なおベルトコードとして
は、初期弾性率が600kg/mm2 以上の高い弾性率を有
する有機繊維コード、例えば芳香族ポリアミド繊維コー
ドが好適に用いられる。
【0022】又後輪タイヤBは、図3に示すように、前
記前輪タイヤAと略同構造をなす。例えばタイヤサイズ
が180/55 ZR17のラジアルタイヤであって、
トレッド面SBが円弧状に湾曲するトレッド部2Bと、
その両端からタイヤ半径方向内方にのびるサイドウォー
ル部3Bと、各サイドウォール部3Bの内方端に位置し
かつビードコア5Bを有するビード部4Bとを具える。
【0023】又後輪タイヤBは、そのトレッド巾TWB
を前記前輪タイヤAのトレッド巾TWAより広巾にかつ
前輪タイヤAより偏平に形成されるとともに、後輪タイ
ヤBは、ビード部4B、4B間に跨がるカーカス6B
と、その半径方向外側に巻装されるベルト層7Bとを具
える。
【0024】前記カーカス6Bは、カーカスコードをタ
イヤ赤道Cに対して70〜90度の角度で配列した1〜
2枚のカーカスプライからなり、その両端はいずれもビ
ードコア5Bの回で内から外に折返される。なおカーカ
ス6Bは、カーカスプライの枚数、カーカスコードの材
質、コード径、コード打込み数等において、前記カーカ
ス6Aと違えることができるが、本例では、前記カーカ
ス6Aと同構成をなし、従って、前記カーカス6Aと同
質の一枚のカーカスプライが用いられるとともに、その
折返し高さH2は、トレッド端縁高さHoの0.3〜
0.65倍としている。なおカーカス6Bの本体部と折
返し部との間で先細状に立上がるビードエーペックス9
Bも同様に、JISA硬度が55〜70度のゴムによっ
て形成され、しかもその上端高さH1は、トレッド端縁
高さH2の0.3〜0.55倍に設定される。
【0025】又ベルト層7Bは、ベルトコードをタイヤ
赤道Cに対して5度以下の角度で螺旋巻きした1枚のベ
ルトプライ、又はベルトコードを10〜30度の範囲の
角度で配列したカットエンドのプライを用いた2枚のベ
ルトプライから形成される。なおベルトコードとしては
初期弾性率が600kg/mm2 以上の有機繊維コードが使
用され、本例では螺旋巻きによる1枚のベルトプライが
用いられる。又トレッド部2Bには、前記ベルト層7B
の半径方向外側にトレッド面SBを形成するトレッドゴ
ム10Bが設けられる。
【0026】そして本発明では、さらに前記前輪タイヤ
Aのサイドウォールゴム20Aの損失・硬度比tan δ/
Hsを0.1×10-3〜2.0×10-3に、又後輪タイ
ヤBのサイドウォールゴム20Bの損失・硬度比tan δ
/Hsを2.0×10-3〜6.5×10-3に夫々規制し
ている。
【0027】ここでサイドウォールゴム20A、20B
は、図2、3で示すように、前記カーカス6A、6Bの
タイヤ軸方向外側に隣接して配されかつビード部5から
トレッド端縁Eまでのびるトレッドゴム10A、10B
に接続するゴム層であって、各タイヤA、Bのサイドウ
ォール部3A、3Bを形成する。
【0028】又前記サイドウォールゴム20A、20B
の損失・硬度比tan δ/Hsは、ゴムにおける振動等の
減衰性に影響が大きい損失係数tan δと、負荷時の屈曲
性に影響が大なJISA硬度Hsとに関係した新規な判
断基準であって、前輪タイヤAにおいて前記サイドウォ
ールゴム20Aの損失・硬度比tan δ/Hsを1.0×
10-3〜2.0×10-3とすることにより、前輪タイヤ
Aにおいて、ウォブルモードを抑制する一方チャタリン
グを低減し操縦安定性を高めうる。
【0029】なお前輪タイヤAにおいて、比tan δ/H
sが2.0×10-3より大の時、前記効果が不十分とな
り、逆に1.0×10-3より小の時サイド剛性が過大と
なり乗心地性を減じる。好ましくは、前記比tan δ/H
sを1.5×10-3未満とするのがよい。
【0030】又後輪タイヤBにおいて、前記サイドウォ
ールゴム20Bの損失・硬度比tanδ/Hsを2.0×
1010-3〜6.5×10-3とすることにより、路面追
従性を高めかつウィーブモードを抑制するとともに直進
時及び旋回時の、殊に高速走行での操縦安定性が向上さ
れる。なお比tan δ/Hsが4.0×10-3より小の時
直進安定性に劣り又6.5×10-3より大の時旋回性能
が下がることとなる。なお旋回性能を保持するには比ta
n δ/Hsを4.0未満とするのがより好ましい。
【0031】さらに前輪タイヤA及び後輪タイヤBにお
いて、トレッドゴム10A、10Bの前記損失・硬度比
tan δ/Hsを2.0以上かつ6.5×10-3以下とし
ている。
【0032】又、後輪タイヤBのトレッドゴム10B及
びサイドウォールゴム20Bの各損失・硬度比tan δ/
Hsを前輪タイヤAのトレッドゴム10A及びサイドウ
ォールゴム20Aの損失・硬度比tan δ/Hsよりも大
としている。
【0033】なお前記損失係数tan δは、岩本製作所製
の粘弾性スペクトロメータを用いて、周波数が10Hz、
初期歪が10%動的歪が2%かつ測定温度が70℃の条
件下で測定した時の値である。
【0034】(具体例)タイヤサイズが120R/70
ZR17でありかつ図2に示す構成を有し表1に示す
仕様で試作した前輪タイヤA及びタイヤサイズが180
/55 ZR17でありかつ図3に示す構成を有し表2
に示す仕様で試作した後輪タイヤを自動二輪車のそれぞ
れ前後輪に装着し実車走行を行い性能を調査した。テス
トは、操縦安定性、振動乗心地性及び旋回性能について
ライダーのフィーリングによって判定するとともに比較
例1を100とする指数で評価した。数値が大きいほど
良好であることを示す。テスト結果を表3に示す。
【0035】
【表1】
【0036】
【表2】
【0037】
【表3】
【0038】
【表4】
【0039】
【発明の効果】叙上の如く本発明の自動二輪車は、前記
した如く前・後輪タイヤのトレッドゴム及びサイドウォ
ールゴムの損失・硬度比tan δ/Hsを夫々規制してい
るため、構成簡易で自動二輪車の操縦安定性、高速走行
安定性などの走行性能を向上しうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す正面図である。
【図2】それに用いる前輪タイヤを示す断面図である。
【図3】それに用いる後輪タイヤを示す断面図である。
【図4】サイドウォールゴムの損失・硬度比とタイヤの
ダンピング係数との関係を示すサイドウォールゴムの線
図である。
【符号の説明】
2A、2B トレッド部 3A、3B サイドウォール部 4A、4B ビード部 5A、5B ビードコア 6A、6B カーカス 7A、7B ベルト層 10A、10B トレッドゴム 20A、20B サイドウォールゴム A 前輪タイヤ B 後輪タイヤ SA、SB トレッド面

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トレッド部からサイドウォール部をへてビ
    ード部のビードコアの廻りで折返されるラジアル構造の
    カーカスと、このカーカスの半径方向外側かつトレッド
    部の内方に配されるベルト層とを具えるとともに、トレ
    ッド面がタイヤ子午断面において円弧状をなしかつトレ
    ッド巾がタイヤ最大巾とした前輪タイヤ及び後輪タイヤ
    を装着した自動二輪車であって、 前記トレッド部をなすトレッドゴムと、前記サイドウォ
    ール部をなすサイドウォールゴムとにおいて、 前記前輪タイヤは、前記トレッドゴムの70℃での損失
    係数tan δとJISA硬度Hs(度)との比である損失
    ・硬度比tan δ/Hsを2.0×10-3以上かつ6.5
    ×10-3以下とする一方、 前記後輪タイヤは、トレッドゴムの前記損失・硬度比ta
    n δ/Hsを2.0×10-3以上かつ6.5×10-3
    下とし、 しかも後輪タイヤのトレッドゴム及びサイドウォールゴ
    ムの前記各損失・硬度比tan δ/Hsを前輪タイヤのト
    レッドゴム及びサイドウォールゴムの損失・硬度比tan
    δ/Hsよりも大としたことを特徴とする自動二輪車。
  2. 【請求項2】前記前輪タイヤは、サイドウォールゴムの
    損失・硬度比tan δ/Hsを0.1×10-3以上かつ
    1.5×10-3未満とするとともに、前記後輪タイヤ
    は、サイドウォールゴムの損失・硬度比tan δ/Hsを
    2.0×10-3以上かつ4.0×10-3未満としたこと
    を特徴とする請求項1記載の自動二輪車。
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