JPH0821625A - ガス器具の点火装置 - Google Patents

ガス器具の点火装置

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JPH0821625A
JPH0821625A JP15356394A JP15356394A JPH0821625A JP H0821625 A JPH0821625 A JP H0821625A JP 15356394 A JP15356394 A JP 15356394A JP 15356394 A JP15356394 A JP 15356394A JP H0821625 A JPH0821625 A JP H0821625A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】電磁安全弁と火力調節弁とを内蔵したコック1
の回動軸13に円板状のカム板2を取り付け、該カム板
2の一部を切除して底部20と傾斜部21とを設けた。
また、該カム板2の近傍に設けた点火スイッチ3のオン
・オフをレバー4の回動により行なうようにした。該レ
バー4は長穴41に沿って進退自在で、かつ揺動自在に
枢支されており、つまみ12を110°まで回すとレバ
ー4の先端は傾斜部21に押され後退しながら右回りに
回動し点火スイッチ3をオンさせ、レバー4の先端はカ
ム板2の非傾斜部22に当接した状態になる。そして点
火が完了しつまみ12が90°の強火位置に戻ると、レ
バー4が非傾斜部22からはずれて、つまみ12が0°
の消火位置に戻らない限り点火スイッチ3は再びオンし
ない。 【効果】操作部材が点火位置に達する前に点火器を作動
させるので点火時に小爆発点火がせず、またその後の火
力調節操作中に点火装置が再作動しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガステーブル等のガス
器具の点火装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置として、ガス器具の
火力調節を行なう回動式のつまみや直線移動式のレバー
といった操作部材の操作に連動して点火スイッチをオン
し点火器を作動させてバーナへの点火を行なうようにし
たものは知られている。この場合、該操作部材の消火位
置と強火位置との間の火力調節範囲内で点火スイッチが
オンするように設定すると火力調節操作中に点火器が作
動することになり好ましくない。そこで該火力調節範囲
外に点火位置を設け、操作部材が該点火位置に操作され
た際に点火スイッチがオンし点火器が作動するようにさ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが上記従来のも
のでは、操作部材が火力調節範囲を越えて点火位置に移
動する際には既にバーナからガスが噴出しており、特に
点火位置への操作をゆっくり行なう場合にはバーナ周辺
に滞留したガスに一気に点火され小爆発点火が生じると
いう不具合がある。
【0004】そこで本発明は、上記の問題点に鑑み、点
火時に小爆発点火が生じないガスバーナの点火装置を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、消火位置から点火位置に往動操
作可能で、かつ点火位置での操作解除により所定ストロ
ーク復動して以後所定の火力調節範囲で往復操作可能な
操作部材を備えるガス器具の点火装置であって、操作部
材の消火位置から点火位置への操作により点火スイッチ
をオンして点火器を作動させるものにおいて、操作部材
の消火位置から点火位置への往動操作に連動して点火ス
イッチをオンすると共に、操作部材の点火位置からの上
記所定ストロークの復動で点火スイッチをオフし、以後
操作部材の上記火力調節範囲での往復操作によっても点
火スイッチをオフ状態に維持する連動機構を設けたこと
を特徴とする。
【0006】また、請求項2の発明は、請求項1の発明
において、上記操作部材は、点火位置から上記所定スト
ローク復動した位置を強火位置として、該強火位置と消
火位置との間の火力調節範囲で往復操作可能に構成さ
れ、操作部材の消火位置からの往動操作により火力調節
範囲内で電磁安全弁が開弁され始めると共に連動機構に
より点火スイッチがオンされるように構成したことを特
徴とする。
【0007】また、請求項3の発明は、請求項1の発明
において、上記操作部材は、点火位置から上記所定スト
ローク復動した位置を弱火位置として、該弱火位置と弱
火位置から更に往動した強火位置との間の火力調節範囲
で往復操作可能に構成され、操作部材の消火位置から点
火位置への往動操作により電磁安全弁が開弁され始める
と共に連動機構により点火スイッチがオンされ、かつ弱
火位置から消火位置への復動操作を可能に構成したこと
を特徴とする。
【0008】また、請求項4の発明は、請求項1または
請求項2または請求項3の発明において、上記連動機構
は、上記点火スイッチをオンするオン位置と点火スイッ
チをオフするオフ位置とに選択移動可能であり、上記操
作部材の点火位置においてオン位置になると共に操作部
材の上記所定ストロークの復動によりオフ位置へ釣合い
限界点越え動作する従動子を備えることを特徴とする。
【0009】また、請求項5の発明は、請求項4の発明
において、上記従動子はオン位置とオフ位置とに揺動自
在なレバーで構成され、該レバーと、操作部材に連結し
た該レバーの先端を係合させるカムとからなるカム機構
で上記連動機構を構成し、レバーをその長手方向に遊動
自在として付勢手段により長手方向先方に付勢すると共
に、カムに、操作部材の消火位置からの往動操作でレバ
ーを付勢手段に抗して長手方向尾方に後退させつつオン
位置に揺動する傾斜部と、操作部材が点火位置に到達す
るまでレバーを摩擦力でオン位置に保持する非傾斜部と
を形成し、操作部材の上記所定ストロークの復動でレバ
ーが非傾斜部に引きずられてオフ位置に揺動され、この
揺動でレバーが非傾斜部に該非傾斜部の法線に対し操作
部材の復動方向に所定角度以上傾いた釣合い限界点越え
状態で係合するように構成したことを特徴とする。
【0010】
【作用】請求項1の発明の場合には、点火スイッチがオ
ンするタイミングをガスの噴出開始タイミングに連動さ
せ、操作部材が点火位置に到達する前に点火スイッチが
オンするように設定することにより点火器の作動時にガ
スがあまり噴出されていないようにして小爆発点火の発
生を防止する。尚、点火が完了し点火位置からの操作部
材の所定ストロークの復動で一旦点火スイッチがオフさ
れると、操作部材を火力調節範囲内で往復動させても連
動機構によりこのオフ状態が維持され、再び操作部材を
消火位置まで戻し、更に往動するまで点火スイッチが作
動することはない。
【0011】また、請求項2の発明のように電磁安全弁
を設けた場合には、電磁安全弁の弁杆を電磁安全弁に内
蔵された電磁石に押接し熱起電力による電磁力で弁杆を
電磁石に吸着させた後弁杆に対する押圧力を解除するよ
うにしなければならない。従って、弁杆を電磁石に押接
させるために操作部材を所定ストローク動作させなけれ
ばならない。消火位置から点火位置までの操作ストロー
クをあまり多くしないためには操作部材が点火位置へ往
動する途中の段階、即ち、消火位置と点火位置の手前の
強火位置との間の火力調節範囲内で電磁安全弁を開け始
めることが望ましい。このように電磁安全弁が開かれる
とバーナからガスが噴射し出すため、点火スイッチも電
磁安全弁の開弁開始に連動してオンさせ、バーナからの
ガスの噴出開始に同期して点火器を作動させ小爆発点火
の発生を防止する。このようにしても、点火位置から強
火位置への復動で点火スイッチが一旦オフされると、以
後火力調節範囲内では点火スイッチがオンすることはな
く、点火器が無駄に作動したり使用者に違和感を与える
といった不具合は生じない。
【0012】また、請求項3の発明のように消火位置か
ら往動側に順次弱火位置と強火位置とが設定され、弱火
位置と強火位置との間を火力調節範囲とするガス器具で
あって、弱火位置を往動側に越えた位置を点火位置する
場合であっても、点火スイッチを電磁安全弁の開弁開始
に連動してオンさせ、バーナからのガスの噴出開始に同
期して点火器を作動させ小爆発点火の発生を防止する。
また、点火位置から弱火位置への復動で点火スイッチが
一旦オフされると、以後火力調節範囲内では点火スイッ
チがオンすることはなく、点火器が無駄に作動したり使
用者に違和感を与えるといった不具合は生じない。
【0013】ところで請求項4の発明のように、点火ス
イッチを上記従動子によりオンさせるように構成し、操
作部材の復動により従動子をオフ位置に移動させる際に
該従動子に釣合い限界点越え動作をさせれば、以後操作
部材を火力調節範囲内で往復操作しても従動子はオン位
置に戻らず、点火スイッチはオフ状態に保持される。
【0014】請求項5記載の発明のように、オン位置に
あるレバーが操作部材の復動でオフ位置に揺動される
と、レバーがオン位置に戻るためにはレバー先端と非傾
斜部との間に生じる摩擦力によりレバーを長手方向尾方
に向って後退させつつオン位置に揺動しなければならな
い。ところが、上記付勢手段はレバーを長手方向先方に
付勢しているので、レバーが非傾斜部の法線に対して復
動方向に傾いていると、操作部材を再度往動した際にレ
バーと非傾斜部との間に十分な摩擦力が生じずレバーの
先端は非傾斜部に対して滑り、付勢手段の付勢力に抗し
て後退することができずレバーがオン位置に戻ることは
ない。
【0015】
【実施例】図1及び図2を参照して、1は図外のバーナ
へ供給するガス量を増減調節するコックであり、内部に
はガス流入口10とガス流出口11との間に介在させて
電磁安全弁15と、ガス量を調節するテーパ状の火力調
節弁19とが内蔵されている。該コック1の操作はコッ
ク1の内部機構に連結されている回動軸13をつまみ1
2により回動することにより行なわれる。該コック1は
例えば実公昭63−2777号公報により周知のもので
あり、電磁安全弁15及び火力調節弁19が共に閉弁状
態にある図示の状態をつまみ12の消火位置とし、該消
火位置から左方向へ一旦110°回動してつまみ12を
点火位置に操作し電磁安全弁15及び火力調節弁19を
開放させ火花放電を行ないバーナへの点火を行なった後
20°戻し、上記消火位置から90°回動された位置で
ある強火位置と上記消火位置との間の火力調節範囲R内
で火力調節弁19の開度を調節するようにした。回動軸
13の先端には回動自在の筒体16が遊嵌されており、
該筒体16には周面を貫通するピン16aが固定されて
いる。該ピン16aの内端側は回動軸13に軸線方向に
沿って刻設した溝13a内に係合し、外端側は筒体16
を囲繞する円筒カム部材17の内周カム17aに係合し
ている。該円筒カム部材17の手前側の端面には凸状の
端面カム17bが形成されており、図3の(a)に示す
ように、つまみ12が消火位置にある場合には端面カム
17bはプレート18に開設した窓18a内に位置して
おり、つまみ12を点火位置へと回動するとつまみ12
に作用する回動力は溝13aからピン16aを介して内
周カム17aの口元部の側面17cに作用しつまみ12
と共に円筒カム部材17も回動させる。すると、図3の
(b)に示すように端面カム17bが窓18aから外
れ、プレート18の裏面にばね1aに抗して入り込むた
め、円筒カム部材17は電磁安全弁15に向ってスライ
ドする。この時ピン16aは内周カム17aの傾斜部1
7eに係合し該傾斜部17eによってピン16aも電磁
安全弁15に向って押され、該ピン16aが固定されて
いる筒体16が電磁安全弁15に向ってスライドする。
すると、筒体16によってロッド16bがばね16cに
抗して押され、該ロッド16bによって電磁安全弁15
の弁杆15aが電磁石15bに押接される。この状態で
つまみ12に作用している回動力を解除すると、ばね1
6cの付勢力によりロッド16b及び筒体16は元の位
置に復帰する。この時電磁石15bが熱起電力により励
磁されていると弁杆15aが吸着され、電磁安全弁15
は開弁状態を維持する。また、筒体16が元の位置に復
帰する際にピン16aは内周カム17aの傾斜部17e
から奥部17dに移動するが、この時ピン16aの横方
向の移動によりつまみ12は自動的に20°戻され上記
強火位置に移動する。尚、バーナへの点火はバーナ近傍
に取り付けられた図外のパイロットバーナからの火移り
点火により行なわれるもので、ロッド16bが電磁安全
弁15の弁杆15aを押す際に、ロッド16bの略中央
に設けられたパイロット弁16dが開き、パイロット用
流出口11aからパイロットバーナにガスが供給され
る。そしてパイロットバーナから噴出されるガスに点火
器により点火されバーナへ火移り点火が行なわれる。こ
のように点火が完了すると、上記のごとくつまみ12へ
の回動力の解除によりロッド16bが元の位置に戻って
閉弁しパイロットバーナへのガスの供給が停止されるの
でパイロットバーナは消火する。該点火器は回動軸13
の近傍に取り付けられた点火スイッチ3がオンすると作
動するように設定されている。ところで、回動軸13に
は円板状のカム板2が取り付けられており、該カム板2
の回動によりレバー4が揺動し、該レバー4の揺動位置
によって点火スイッチ3がオン・オフされる。
【0016】次に、つまみ12の回動位相と点火スイッ
チ3のオン・オフ状態との関係を図4を参照して説明す
る。まず、つまみ12が消火位置にある場合には図4の
(a)に示すように、レバー4の先端はカム板2の一部
を切り欠いて形成された凹部の底部20に引っ掛かった
状態である初期位置4dになっている。該レバー4の尾
端近傍に該レバー4の長手方向に沿って開設された長穴
41に枢軸14が挿通され、レバー4は該枢軸14回り
に回動自在に、かつ、レバー4の長手方向に遊動自在に
支持されている。
【0017】該状態ではレバー4と点火スイッチ3との
間は比較的離れており、点火スイッチ3はオフ状態にあ
る。また、該レバー4は固定ピン18cとレバー4から
突設した爪42とに係合し該レバー4を長手方向先方及
びストッパ18c側へ回動するように付勢するトーショ
ンばね5によってカム板2に押し付けられている。尚、
18bはストッパであって、レバー4が右回りして点火
スイッチ3に近づき、該点火スイッチ3をオンするオン
位置でレバー4が点火スイッチ3に対してそれ以上接近
しないように設けられている。
【0018】図4の(a)に示す消火位置の状態からつ
まみ12を点火位置に向かって往動回転すると、レバー
4の先端はカム板2の傾斜部21によって押されストッ
パ18bに当接するまで右回りに揺動される。レバー4
がストッパ18bに当接すると点火スイッチ3はオン
し、かつレバー4は長穴41に沿ってトーションばね5
の付勢力に抗して長手方向尾方に後退し、図4の(b)
に示すようにレバー4の先端がカム板2の非傾斜部22
に当接するように移動する。この時のレバー4の位置を
オン位置4aとする。尚、本実施例ではつまみ12を消
火位置から略45°回動した時点、即ちつまみ12が強
火位置を越えず火力調節範囲R内にある時点で点火スイ
ッチ3がオンするように傾斜部21を形成している。
【0019】レバー4の先端と非傾斜部22との間に作
用する摩擦力によりレバー4をオン位置4aの状態を保
持したままつまみ12を更に回動させると、上記のごと
く電磁安全弁15が強制的に開放され、図4の(c)に
示すようにつまみ12が消火位置から110°回動され
た状態、即ち電磁安全弁15が完全に開放され、上記の
ごとく電磁安全弁15の弁杆15aが内蔵の電磁石15
bに押接される状態でつまみ12をしばらく保持し、図
外の熱電対からの熱起電力により弁杆15aが吸着され
電磁安全弁15が開放状態を維持し得るようになるまで
待つ。
【0020】バーナへの点火が完了しつまみ12から手
を離すと、つまみ12は上記のごとく自動的に90°の
強火位置まで戻る。このようにつまみ12が強火位置ま
で戻る途中において、図4の(d)に示すようにレバー
4は非傾斜部22との間に作用する摩擦力により引きず
られ、オン位置4aから図中矢示方向に傾く。すると、
トーションばね5による付勢力によりレバー4が更に矢
示方向に滑ろうとする分力が生じるが、レバー4が傾き
だした当初は該分力と上記摩擦力とが釣合い、レバー4
の先端は被傾斜部22に対して滑らない。更にレバー4
が傾くと上記分力が増加すると共に摩擦力が減少し、更
にレバー4が釣合い限界点位置4bまで揺動すると上記
分力が摩擦力を超え、レバー4の先端は非傾斜部22に
対して滑り釣合い限界点位置4bを越えてオフ位置4c
まで回動される。従って、オン位置4aから釣合い限界
点位置4bまでの間はレバー4の先端と非傾斜部22と
の間に作用する摩擦力によりカム板2がいずれの方向に
回動してもレバー4の先端は非傾斜部22に対して追従
して移動するが、釣合い限界点位置4bを越えるとレバ
ー4の先端は非傾斜部22に対して滑り一気にオフ位置
4cに釣合い限界点越え動作し、レバー4が一旦オフ位
置4cまで揺動すると、再びつまみ12を点火位置に向
って回動してもレバー4の先端は非傾斜部22に対して
滑り、つまみ12が火力調節範囲にある間は再びレバー
4がオン位置4aに戻ることはない。
【0021】そして、つまみ12を消火位置に戻し火力
調節弁19を閉鎖させガス流出口11からのガス供給を
停止させると、図4の(e)に示すように、レバー4の
先端は非傾斜部22から外れ、トーションばね5による
付勢力によって底部20に移動し初期位置4dに復帰す
る。
【0022】ところで、つまみ12を消火位置に戻した
際にレバー4が非傾斜部22から離れて確実に底部20
に戻るようにレバー4を右回り方向に付勢するばねを別
途設けてもよいが、上記実施例のように、爪42を長穴
41からオフセットして設ければ、トーションばね5の
付勢力を、レバー4を長手方向先方へ付勢する方向と右
回り方向に付勢する方向との双方に作用させることがで
きる。また、レバー4の右回りの揺動をストッパ18b
により規制するようにしたが、点火スイッチ3により該
レバー4の揺動を規制するようにしてストッパ18bを
省略してもよい。
【0023】尚、釣合い限界点越え動作する機構は上記
構成に限るものではなく、釣合い限界点越え動作するも
のであれば他の構成によるものでもよいが、上記実施例
に示した構成であれば他の構成による場合に比し比較的
部品点数を少なくすることができる。
【0024】また、上記実施例ではバーナへの点火が完
了するとつまみ12を強火位置に戻し、消火位置との間
の火力調節範囲内で火力調節するタイプのコック1に適
用した場合について説明したが、図5に示すコックのよ
うに、消火位置である0°位置から例えば45°程度回
動した位置で点火スイッチがオンされ、更に点火位置で
ある110°位置まで回動してバーナに点火した後、一
旦弱火位置である90°位置まで戻して点火スイッチを
オフにし、その後消火位置に向って操作するのではなく
更に強火位置である180°位置まで操作つまみを操作
する調理器用のコックやガス風呂釜用のコックに本発明
を適用することも可能である。尚、ガス風呂釜用のコッ
クの場合には弱火位置から強火位置への火力調節操作に
よりメインバーナへのガス供給量を漸次増加させず、ガ
ス供給量を2段階に切り替えるようにしてもよく、ある
いは弱火位置では点火バーナにのみガスを供給し強火位
置で初めてメインバーナにガスを供給するようにしても
よい。
【0025】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は、操作部材が点火位置に達する前に点火器を作動させ
ることができるので、バーナでの点火時に小爆発点火が
生じない。尚、操作部材の復動で点火スイッチが一旦オ
フすると操作部材を消火位置に戻さない限り点火スイッ
チが再びオンしないので、従って火力調節中に点火器が
作動することはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示す斜視図
【図2】コックの構造の一例を示す断面図
【図3】円筒カム部材の作用を説明する図
【図4】つまみの操作による点火スイッチのオン・オフ
状態を説明するIV−IV図
【図5】他の実施例のコックにおけるつまみの回動状態
を説明する図
【符号の説明】
1 コック 2 カム板 3 点火スイッチ 4 レバー 5 トーションばね 12 つまみ 13 回動軸 18b ストッパ 19 火力調節弁 21 傾斜部 22 非傾斜部 41 長穴

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 消火位置から点火位置に往動操作可能
    で、かつ点火位置での操作解除により所定ストローク復
    動して以後所定の火力調節範囲で往復操作可能な操作部
    材を備えるガス器具の点火装置であって、操作部材の消
    火位置から点火位置への操作により点火スイッチをオン
    して点火器を作動させるものにおいて、操作部材の消火
    位置から点火位置への往動操作に連動して点火スイッチ
    をオンすると共に、操作部材の点火位置からの上記所定
    ストロークの復動で点火スイッチをオフし、以後操作部
    材の上記火力調節範囲での往復操作によっても点火スイ
    ッチをオフ状態に維持する連動機構を設けたことを特徴
    とするガス器具の点火装置。
  2. 【請求項2】 上記操作部材は、点火位置から上記所
    定ストローク復動した位置を強火位置として、該強火位
    置と消火位置との間の火力調節範囲で往復操作可能に構
    成され、操作部材の消火位置からの往動操作により火力
    調節範囲内で電磁安全弁が開弁され始めると共に連動機
    構により点火スイッチがオンされるように構成したこと
    を特徴とする請求項1記載のガス器具の点火装置。
  3. 【請求項3】 上記操作部材は、点火位置から上記所
    定ストローク復動した位置を弱火位置として、該弱火位
    置と弱火位置から更に往動した強火位置との間の火力調
    節範囲で往復操作可能に構成され、操作部材の消火位置
    から点火位置への往動操作により電磁安全弁が開弁され
    始めると共に連動機構により点火スイッチがオンされ、
    かつ弱火位置から消火位置への復動操作を可能に構成し
    たことを特徴とする請求項1記載のガス器具の点火装
    置。
  4. 【請求項4】 上記連動機構は、上記点火スイッチを
    オンするオン位置と点火スイッチをオフするオフ位置と
    に選択移動可能であり、上記操作部材の点火位置におい
    てオン位置になると共に操作部材の上記所定ストローク
    の復動によりオフ位置へ釣合い限界点越え動作する従動
    子を備えることを特徴とする請求項1または請求項2ま
    たは請求項3記載のガス器具の点火装置。
  5. 【請求項5】 上記従動子はオン位置とオフ位置とに
    揺動自在なレバーで構成され、該レバーと、操作部材に
    連結した該レバーの先端を係合させるカムとからなるカ
    ム機構で上記連動機構を構成し、レバーをその長手方向
    に遊動自在として付勢手段により長手方向先方に付勢す
    ると共に、カムに、操作部材の消火位置からの往動操作
    でレバーを付勢手段に抗して長手方向尾方に後退させつ
    つオン位置に揺動する傾斜部と、操作部材が点火位置に
    到達するまでレバーを摩擦力でオン位置に保持する非傾
    斜部とを形成し、操作部材の上記所定ストロークの復動
    でレバーが非傾斜部に引きずられてオフ位置に揺動さ
    れ、この揺動でレバーが非傾斜部に該非傾斜部の法線に
    対し操作部材の復動方向に所定角度以上傾いた釣合い限
    界点越え状態で係合するように構成したことを特徴とす
    る請求項4記載のガス器具の点火装置。
JP6153563A 1994-07-05 1994-07-05 ガス器具の点火装置 Expired - Lifetime JP3066787B2 (ja)

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