JPH08213933A - 周波数オフセット補正装置 - Google Patents

周波数オフセット補正装置

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JPH08213933A
JPH08213933A JP3431795A JP3431795A JPH08213933A JP H08213933 A JPH08213933 A JP H08213933A JP 3431795 A JP3431795 A JP 3431795A JP 3431795 A JP3431795 A JP 3431795A JP H08213933 A JPH08213933 A JP H08213933A
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/69Spread spectrum techniques
    • H04B1/707Spread spectrum techniques using direct sequence modulation

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Noise Elimination (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 周波数オフセット補正の演算量を小さくし、
その処理時間を低減する。 【構成】 受信高周波信号を周波数変換回路1、局部発
振器2によって変換したベースバンド信号を出力し、A
/D変換器3でデジタル信号に変換する。デジタル化し
たベースバンド信号を時間的にずらした拡散符号で逆拡
散した相関値信号を検波回路5a〜5nに出力し、1シ
ンボル前の信号の復素共役と掛け合わせて検波を行い、
この検波信号を加算合成回路6で合成して出力する。こ
の出力信号と既知のパイロット信号部分の理論値とを周
波数オフセット検出回路7で比較し、その周波数オフセ
ットを検出して、周波数オフセット補正回路8が周波数
オフセット値に基づいて出力信号を逆回転して周波数オ
フセットを補正した出力信号を送出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、符号分割多重方式(C
DMA)を用いた移動通信システムの基地局の受信機な
どに利用し、通信回線などで生じた周波数オフセットを
補正する周波数オフセット補正装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の受信機では、ドップラー
効果によって伝送路で発生した周波数オフセットや、当
該受信機と送信側装置とにおける発振器の周波数誤差を
復調器で除去できなかった周波数オフセットが発生す
る。この場合、検波誤差が生じて伝送情報の伝送誤り発
生するため、その周波数オフセットを除去する補正処理
が行われる。
【0003】図7は従来の周波数オフセット補正装置の
構成を示すブロック図である。図7において、この例は
マルチパス対策のための複数の相関器を備えるCDMA
基地局装置の受信機などであり、図示しない複数のアン
テナで同一送信側からの信号を受信し、その合成受信信
号などの受信高周波(RF)信号が周波数変換回路90
に入力され、局部発振器91からの局部発振信号と混合
し、そのベースバンド(BB)信号が相関回路93a,
93b…93nに入力される。相関回路93a〜93n
では、時間的にずらした拡散符号で逆拡散し、その相関
値信号を検波回路94a,94b…94nに出力する。
【0004】この検波回路94a〜94nからの、それ
ぞれの検波信号が加算合成回路95で加算・合成して出
力される。この出力信号(加算合成信号)が周波数オフ
セット検出回路92に入力され、ここで出力信号におけ
る既知のパイロット信号部分を理論値と比較して、その
周波数オフセットを検出する。この周波数オフセット値
の電圧を電圧制御発振器(VCO)などの局部発振器9
1に入力し、その発振周波数を可変して周波数オフセッ
トを補正(キャンセル)する。
【0005】図8は従来の周波数オフセット補正装置の
他の構成例を示すブロック図である。図8において、こ
の例は受信高周波信号を複数のチャネルに区分けして利
用するCDMA基地局装置の受信機であり、図7の構成
と同様に、図示しない複数のアンテナで同一送信側から
の信号を受信し、その合成受信信号などの受信高周波信
号が周波数変換回路100に入力される。ここで局部発
振器101からの局部発振信号と混合して得られたベー
スバンド(BB)信号が、複数チャネルに区分し、その
出力信号を送出する受信復調処理部A…Nに入力され
る。
【0006】各チャネルの受信復調処理部A…Nは同一
の構成かつ同様の動作を行う。受信復調処理部A…Nで
は、それぞれにベースバンド信号が周波数オフセット補
正回路103を通じて相関回路104a,104b…1
04nに入力される。この相関回路104a〜104n
では、ベースバンド信号を時間的にずらした拡散符号で
逆拡散し、その相関値信号を検波回路105a,105
b…105nに出力する。
【0007】この検波回路105a〜105nからの、
それぞれの検波信号を加算合成回路106で加算し、合
成して出力される。この出力信号(加算合成信号)が周
波数オフセット検出回路102に入力され、ここで出力
信号における既知のパイロット信号部分を理論値と比較
して、その周波数オフセットを検出する。この周波数オ
フセット値を周波数オフセット補正回路103に入力
し、ベースバンド信号の周波数オフセットを補正(キャ
ンセル)する。
【0008】このような周波数オフセット補正を行う提
案として、特開昭62−219832号公報に記載の通
信路周波数オフセット補正装置が知られている。この公
報例では、秘話通信における復号信号中の雑音、すなわ
ち周波数オフセットが大きくなった場合にレベルが増大
する雑音(レベル)を検出し、そして、この雑音を減少
するように制御している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例の周波数オフセット補正装置にあって、図7に示す
例では、受信高周波信号を複数のチャネルに区分けして
使用できない。特開昭62−219832号公報の例も
同様である。また、図8に示す例では、受信高周波信号
を複数のチャネルに区分けして使用可能であるが、周波
数オフセット補正回路103でのベースバンド信号が高
速であり、サンプリングして周波数オフセットを補正す
る際の演算量が増大化して、その処理時間が増大化す
る。例えばチップレートが128チップ/シンボルの場
合、そのシンボルレートが60k/秒でも毎秒7.68
Mチップの演算が必要になり、より高速でのデータ伝送
などが出来ないという欠点がある。
【0010】本発明は、このような従来の技術における
欠点を解決するものであり、周波数オフセット補正の演
算量が小さくなり、その処理時間が低減して、より高速
でのデータ伝送などが可能になる周波数オフセット補正
装置の提供を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の周波数オフセット補正装置は、受信
高周波信号を復調処理したベースバンド信号を出力する
受信手段と、受信手段からのベースバンド信号をデジタ
ル信号に変換するA/D変換手段と、A/D変換手段か
らのデジタルベースバンド信号を時間的にずらした拡散
信号で逆拡散した相関信号を得る複数の相関処理手段
と、相関処理手段からのそれぞれの相関信号の検波を行
う複数の検波手段と、検波手段からのそれぞれの検波信
号を加算して合成する加算合成手段と、加算合成手段か
らの信号の既知部分を利用して周波数オフセット値を検
出する周波数オフセット検出手段と、加算合成手段から
の信号から周波数オフセット検出手段が検出した周波数
オフセット値を除去して補正する周波数オフセット補正
手段とを備える構成である。
【0012】請求項2記載の周波数オフセット補正装置
は、前記検波手段として、相関処理手段からの相関値信
号を1シンボル分遅延させる遅延回路と、相関処理手段
からの相関値信号と遅延回路とからの1シンボル分遅延
の相関値信号とで乗算した検波信号を出力する乗算部と
を備えて遅延検波を行う構成である。
【0013】請求項3記載の周波数オフセット補正装置
は、前記検波手段として、逐次追従同期検波処理回路
と、推定されたフェージングベクトルを1シンボル分遅
延し、かつ、複素共役変換した後に相関値信号と乗算し
た検波信号を出力する乗算部とを備えて逐次追従同期検
波を行う構成である。
【0014】請求項4記載の周波数オフセット補正装置
は、前記周波数オフセット検出手段として、既知信号の
理論値を発生する既知信号理論値発生部と、既知信号理
論値発生部からの既知信号の理論値を複素共役変換した
信号を出力する第1の複素共役変換部と、加算合成手段
によって加算合成された信号の既知部分と第1の複素共
役変換部で複素共役変換した信号との位相ずれを検出す
る第1の乗算部と、第1の乗算部からの位相ずれ信号を
nシンボル遅延させるnシンボル遅延部と、nシンボル
遅延部でnシンボル遅延した位相ずれ信号を複素共役変
換する第2の複素共役変換部と、第1の乗算部からの位
相ずれ信号と第2の複素共役変換部からの複素共役変換
信号とを乗算する第2の乗算部と、第2の乗算部からの
シンボル数からnを差し引いたシンボル数分の回転ベク
トルを積分する積分部と、積分部で積分したベクトルを
角度に変換するベクトル/角度変換部と、nシンボル間
の回転角度をシンボル数で除算して1シンボルあたりの
回転角を求めるための1/n乗算部と、1シンボルあた
りの回転角をノルム1の周波数オフセットベクトルに変
換する角度/ベクトル変換部と、周波数オフセットベク
トルを次回の周波数オフセットベクトルを得るまで保持
するホールド部とを備える構成である。
【0015】請求項5記載の周波数オフセット補正装置
は、前記周波数オフセット検出手段として、周波数オフ
セット補正ベクトルと周波数オフセットベクトルとを乗
算する第1の乗算部と、周波数オフセット補正ベクトル
を保持するホールド部と、第1の乗算部で乗算したベク
トルを複素共役変換する複素共役変換部と、複素共役変
換部で複素共役変換したベクトルと加算し合成した信号
とを乗算した出力信号を送出する第2の乗算部とを備え
る構成である。
【0016】請求項6記載の周波数オフセット補正装置
は、前記周波数オフセット補正手段として、周波数オフ
セット検出手段からの周波数オフセットベクトルを複素
共役変換する複素共役変換部と、加算合成手段での加算
合成後の信号と複素共役変換部からの複素共役変換した
周波数オフセットベクトルを乗算した周波数オフセット
を補正した出力信号を出力する乗算部とを備える構成で
ある。
【0017】これらの周波数オフセット補正装置は、符
号分割多重伝送の復調器に好適に用いることができる。
【0018】
【作用】このような構成の請求項1,2,3,4,5,
6記載の周波数オフセット補正装置は、符号分割多重伝
送の復調器に適用され、デジタル化したベースバンド信
号を時間的にずらした拡散信号で逆拡散した、それぞれ
の相関信号を検波し、このそれぞれの検波信号を加算し
て合成している。この合成した信号の既知部分を利用し
て周波数オフセット値を検出し、この検出した周波数オ
フセット除去する補正が行われる。すなわち、加算して
合成した低速のデータで、その周波数オフセットを検出
し、かつ、出力信号を逆回転して周波数オフセットを補
正している。
【0019】この結果、当該装置を装備する受信装置に
あって、マルチパス対策のために、アンテナなどのパス
数を増加しても、それぞれのパスの周波数オフセットが
同一であるため、周波数オフセットを補正する際の演算
量が低下し、その処理時間が低減することになる。ま
た、演算量が予め定められている場合、より多数のパス
を合成できることになり、その受信信号の品質が向上す
る。さらに、一つの受信高周波信号を複数のチャネルに
区分けして使用する場合にも対応できる。
【0020】
【実施例】次に、本発明の周波数オフセット補正装置の
実施例を図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明
の周波数オフセット補正装置の第一実施例の構成を示す
ブロック図である。図1において、この第一実施例は、
受信高周波信号を遅延検波し、さらに、複数のチャネル
に区分けして利用するCDMA基地局装置の受信機に設
けられものであり、図示しない複数のアンテナで同一送
信側からの信号を受信し、その合成受信信号などの受信
高周波信号(RF信号)を局部発振信号と混合して周波
数変換したベースバンド(BB)信号を出力する周波数
変換回路1と、この周波数変換回路1へ局部発振信号を
送出する局部発振器2とが設けられている。
【0021】さらに、ベースバンド信号を量子化、標本
化(デジタル化)するA/D変換器3と、同一構成の各
チャネルの復調を行う受信復調処理部A…Nとが設けら
れている。また、出力信号における既知のパイロット信
号部分を理論値と比較して、その周波数オフセットを検
出する周波数オフセット検出回路7と、周波数オフセッ
ト検出回路7からの周波数オフセット値に基づいて、出
力信号を逆回転して周波数オフセットを補正する周波数
オフセット補正回路8とが設けられている。
【0022】受信復調処理部A…Nは、それぞれ時間的
にずらした拡散符号で逆拡散した相関値信号を出力する
相関回路4a,4b…4nと、ここからのそれぞれの相
関値信号を検波した検波信号を出力する検波回路5a,
5b…5nと、この検波回路5a〜5nからの検波信号
を合成して出力する加算合成回路6とを有している。
【0023】図2は図1中の検波回路5a〜5nの詳細
構成を示すブロック図である。図2において、この例は
相関回路4a〜4nからの相関値信号を1シンボル分遅
延させる遅延回路14と、相関回路4a〜4nからの相
関値信号と遅延回路14とからの1シンボル分遅延の相
関値信号との乗算信号(検波信号)を出力する乗算部1
5とを有している。
【0024】図3は図1中の周波数オフセット検出回路
7及び周波数オフセット補正回路8の詳細な構成を示す
ブロック図である。図3において、周波数オフセット検
出回路7は、既知信号の理論値を発生する既知信号理論
値発生部20と、この既知信号理論値発生部20からの
既知信号の理論値を複素共役変換して出力する複素共役
変換部21とが設けられている。
【0025】さらに、加算合成された信号の既知部分と
複素共役変換した信号との位相ずれを検出する乗算部2
2と、ここからの位相ずれ信号をnシンボル遅延させる
nシンボル遅延部23と、このnシンボル遅延した位相
ずれ信号を複素共役変換する複素共役変換部24と、位
相ずれ信号と複素共役変換部24からの複素共役変換信
号とを乗算する乗算部25と、シンボル数からnを差し
引いたシンボル数分の回転ベクトルを積分する積分部2
6とが設けられている。
【0026】また、積分したベクトルを角度に変換する
ベクトル/角度変換部27と、nシンボル間の回転角度
をシンボル数で除算して1シンボルあたりの回転角を求
めるための1/n乗算部28と、1シンボルあたりの回
転角をノルム1の周波数オフセットベクトルに変換する
角度/ベクトル変換部29と、周波数オフセットベクト
ルを次回の周波数オフセットベクトルを得るまでの間に
保持するホールド部30とを有している。
【0027】周波数オフセット補正回路8は周波数オフ
セット検出回路7からの周波数オフセットベクトルを複
素共役変換する複素共役変換部31と、加算合成後の信
号と複素共役変換部31からの複素共役変換した周波数
オフセットベクトルとを乗算し、その周波数オフセット
を補正した出力信号を送出する乗算部32とが設けられ
ている。
【0028】次に、この第一実施例の動作について説明
する。受信高周波信号(RF信号)を局部発振器2から
の局部発振信号と周波数変換回路1で混合して周波数変
換したベースバンド(BB)信号を出力する。このベー
スバンド信号をA/D変換器3でデジタル化して受信復
調処理部A…Nに入力する。A/D変換器3でのサンプ
リング周波数はチップレートと同一とする。
【0029】受信復調処理部A…Nでは、相関回路4a
〜4nがベースバンド信号を時間的にずらした拡散符号
で逆拡散した相関値信号を検波回路5a〜5nに出力す
る。相関値信号は、A/D変換器3からのデジタル化し
たベースバンド信号を拡散信号と乗算した1シンボル分
を積分したものである。検波回路5a〜5nでは、1シ
ンボル前の信号の復素共役と掛け合わせて検波を行って
おり、図2に示す遅延回路14で相関回路4a〜4nか
らの相関値信号を1シンボル分遅延し、乗算部15で相
関値信号と乗算して検波を行う。
【0030】検波回路5a〜5nからの検波信号を加算
合成回路6で合成して出力する。この出力信号が周波数
オフセット検出回路7に入力され、ここで既知のパイロ
ット信号部分を理論値と比較し、その周波数オフセット
を検出して周波数オフセット補正回路8へ出力する。周
波数オフセット補正回路8では、周波数オフセット検出
回路7からの周波数オフセット値に基づいて出力信号を
逆回転して周波数オフセットを補正した出力信号を送出
する。
【0031】この場合、図3に示す周波数オフセット検
出回路7では、加算合成された信号の既知部分と、既知
信号理論値発生部20からの既知信号の理論値を複素共
役変換部21で複素共役変換した信号とを乗算部22で
乗算して位相ずれを検出する。この位相ずれを示す信号
と、この位相ずれを示す信号をnシンボル遅延部23か
らのnシンボル遅延して複素共役変換部24で複素共役
変換した信号とを乗算部25で乗算する。さらに、積分
部26で既知信号のシンボル数からnを差し引いたシン
ボル数分の回転ベクトルを積分する。したがって、既知
信号以外の信号はゼロとなる。
【0032】積分部26で積分したベクトルをベクトル
/角度変換部27で角度に変換する。この変換によっ
て、nシンボル間の回転角が得られる。この角度を1/
n乗算部28でシンボル数で除算して1シンボルあたり
の回転角を求め、さらに、角度/ベクトル変換部29で
1シンボルあたりの回転角をノルム1の周波数オフセッ
トベクトルに変換し、ホールド部30で次回の周波数オ
フセットベクトルを得るまでの間に保持する。このよう
にして周波数オフセットを検出する。
【0033】例えば、パイロット信号のシンボル数が5
シンボル、パイロットと次のパイロットとの間のデータ
シンボル数が70かつn=2とする場合、パイロットの
第1シンボルと第3シンボルとの間の回転ベクトルを求
め、第2シンボルと第4シンボルとの間の回転ベクトル
を求め、さらに、第3シンボルと第5シンボルとの間の
回転ベクトルを求める。これらの三つの回転ベクトルを
積分し、さらに、回転ベクトルを角度変換し、1/2倍
してベクトル変換することによって周波数オフセットベ
クトルが得られる。この75シンボル間をホールド部3
0で保持する。
【0034】図3に示す周波数オフセット補正回路8で
は、周波数オフセット検出回路7で加算合成後の信号が
周波数オフセット分だけ回転しているため、全シンボル
信号に対して、周波数オフセット分だけ逆回転させる。
すなわち、複素共役変換部31で周波数オフセットベク
トルを複素共役変換し、加算合成後の信号と乗算部32
とで乗算して周波数オフセットを補正した出力信号を得
る。
【0035】次に、第二実施例について説明する。図4
は第二実施例の構成を示すブロック図である。図4おい
て、この第二実施例は、受信高周波信号を逐次追従同期
検波し、さらに、複数のチャネルに区分けして利用する
CDMA基地局装置の受信機に設けられものである。す
なわち、第一実施例における周波数オフセット補正回路
8aの構成が、図5に示すような構成となっている。さ
らに、図6をもって詳細な構成を示すように、周波数オ
フセット補正回路8aからの出力信号に対する周波数オ
フセット補正及び判別を行う周波数オフセット補正/判
別回路45が設けられている。
【0036】また、図6をもって詳細な構成を示すよう
に、第一実施例中の検波回路5a〜5nに対応し、逐次
追従同期検波を行う逐次追従同期検波回路44と、推定
されたフェージングベクトルZ(n)を1シンボル分遅
延し、かつ、複素共役変換した後に相関値信号と乗算し
た検波信号を出力する乗算部46とが設けられている。
他の構成は図1と同様であり、図中省略する。
【0037】図5は図4中の周波数オフセット補正回路
8aの詳細な構成を示すブロック図である。図5におい
て、この周波数オフセット補正回路8aは、周波数オフ
セット補正ベクトルと周波数オフセットベクトルとを乗
算する乗算部61と、周波数オフセット補正ベクトルを
保持するホールド部62とが設けられている。さらに、
乗算部61で乗算したベクトルを複素共役変換する複素
共役変換部63と、複素共役変換したベクトルと加算し
合成した信号を乗算する乗算部64とが設けられてい
る。
【0038】なお、周波数オフセット検出回路7は図3
に示す構成と同様であり、以下、図3の周波数オフセッ
ト検出回路7を重複して用いて説明する。
【0039】図6は図4中の逐次追従同期検波回路44
及び周波数オフセット補正/判別回路45の詳細な構成
を示すブロック図である。図6において、逐次追従同期
検波回路44は、あとで説明するように、加算したθ
(n)の信号を遅延する遅延部70と、前シンボルまで
の相関値信号iと判定信号oとの重み付け相関の和θ
(n−1)をλ倍して出力する乗算部71とが設けられ
ている。
【0040】さらに、前シンボルまでの相関値信号iと
乗算部71でλ倍した信号とを加算する加算部72と、
相関値信号iと判定信号oを複素共役変換した信号とを
乗算する乗算部73と、判定信号oと重み付け和φ(n
−1)をλ倍したものとを加算したφ(n)信号を遅延
する遅延部74とが設けられている。また、前シンボル
までの判定信号oのノルムの重み付け和φ(n−1)を
λ倍する乗算部75と、判定信号oと重み付け和φ(n
−1)をλ倍したものとを加算する加算部76とが設け
られている。
【0041】さらに、判定信号oと複素共役変換した信
号とを乗算する乗算部77と、判定信号oと相関値信号
iとの相関を求めるため複素共役変換を行う複素共役変
換部78とが設けられている。また、θ(n)をφ
(n)により除算し、推定したフェージングベクトルZ
(n)を得る除算部79と、推定したフェージングベク
トルZ(n)を1シンボル分遅延する遅延部80と、1
シンボル分遅延した推定フェージングベクトルZ(n)
を複素共役変換する複素共役変換部81とを有してい
る。
【0042】周波数オフセット補正/判別回路45は、
パイロット信号等既知信号部分で、この理論値を周波数
オフセット分だけ回転したものを判定信号oとして出力
し、既知信号以外の場合は周波数オフセット補正回路8
aを通じた出力信号を正負判定する周波数オフセット補
正部82と、既知信号以外の場合に周波数オフセットベ
クトルを乗じた判定信号oを得る信号判定部83とを有
している。
【0043】次に、この第二実施例の動作について説明
する。図4において、相関回路4aまでの動作は図1に
示す構成と同様である。すなわち、受信高周波信号を周
波数変換し、このベースバンド信号をデジタル信号に変
換して同一構成の各チャネルの復調を行う受信復調処理
部(図1中、受信復調処理部A…N)で復調する。さら
に、周波数オフセット検出回路7で周波数オフセットを
検出し、この周波数オフセット値に基づいて周波数オフ
セット補正回路8aで周波数オフセットを補正した出力
信号を送出する。
【0044】以下、逐次追従同期検波の動作について説
明する。ここでは図6中の検波後の信号yから、送信
(受信高周波信号)されたものと推定した信号oを判定
し、その判定信号oと相関値信号iとの相関をとり、逐
次的にフェージング信号を推定する。この推定信号Zと
相関値信号iを乗算して逐次追従同期検波を行う。
【0045】まず、図6において、相関値信号iと判定
信号oとの相関を求めるため、相関値信号iと、判定信
号oを複素共役変換部78によって複素共役変換した信
号とを乗算部73で乗算する。また、前シンボルまでの
相関値信号iと判定信号oとの重み付け相関の和θ(n
−1)を、乗算部71でλ倍する。そして、この乗算部
71からの信号と乗算部73からの信号を加算部72で
加算する。この加算したθ(n)は遅延部70で遅延さ
れ、次のシンボル計算時にθ(n−1)として使用され
る。
【0046】同様にして判定信号oのノルムを求めるた
め、判定信号oと、この判定信号oを複素共役変換部7
8で複素共役変換した信号とを乗算部77で乗算し、ま
た前シンボルまでの判定信号oのノルムの重み付け和φ
(n−1)を乗算部75でλ倍し、さらに乗算部77か
らの信号と乗算部75からの信号を加算部76で加算す
る。この加算したφ(n)は遅延部74で遅延され、次
のシンボル計算時にφ(n−1)として使用される。
【0047】相関値信号iと判定信号oとの相関や判定
信号oのノルムは指数重み付けされて加算されていくた
め、過去の数シンボルのデータによって推定信号が作成
されることになる。除算器79でθ(n)をφ(n)に
より除算したフェージングベクトルZ(n)を得る。す
なわち、推定したフェージングベクトルZ(n)の値を
遅延部80で1シンボル分遅延し、さらに、複素共役変
換部81で複素共役変換した後に、相関値信号iと乗算
部46で乗算して、その検波出力を得る。
【0048】この逐次追従同期検波回路44での逐次追
従同期検波の動作に必要な判定信号oは、周波数オフセ
ット補正/判別回路45から出力される。周波数オフセ
ット補正/判別回路45では、パイロット信号などの既
知信号部分の理論値を周波数オフセット分だけ回転した
ものを判定信号oとしている。また、出力信号を正負判
定した信号を周波数オフセット分だけ回転したものを判
定信号oとしている。
【0049】周波数オフセット補正/判別回路45は、
信号判定部83がパイロット信号などの既知信号部分の
理論値を周波数オフセット分だけ回転したものを判定信
号oとしている。既知信号以外の場合は、加算合成回路
6、周波数オフセット補正回路8aを通じた出力信号を
正負判定する。さらに、周波数オフセット補正部82で
周波数オフセットベクトルを乗じて判定信号oとする。
この結果、相関値信号iと判定信号oとの相関を求める
際に相関値信号iが周波数オフセットによって回転して
いることがキャンセルされる。すなわち、周波数オフセ
ットを補正した後に逐次追従同期検波した場合と同様の
結果が得られることになる。
【0050】逐次追従同期検波回路44、乗算部46を
通じた逐次追従同期検波信号は、他の逐次追従同期検波
信号と共に、加算合成回路6で加算して合成される。こ
のデータは第一実施例と同様に、周波数オフセットに応
じて回転するので、周波数オフセット補正回路8aによ
って、周波数オフセット検出回路7で検出した周波数オ
フセットの分だけ逆回転させて補正が行われる。
【0051】この場合の図5に示す周波数オフセット検
出回路7の動作は、第一実施例と同様である。周波数オ
フセット補正回路8aでは、加算合成回路6で加算した
合成後の信号に対して、周波数オフセット分だけ周波数
をオフセットする。詳細には、周波数オフセット分だけ
信号が回転するので、ホールド部62で保持している周
波数オフセット補正ベクトルと、周波数オフセットベク
トルを乗算部61で乗算し、さらに、複素共役変換部6
3で複素共役変換したベクトルを加算して合成した信号
に乗算部64で乗算する。
【0052】この結果、各パス(受信高周波信号)で周
波数オフセットを補正した場合と同一の信号が得られ
る。すなわち、周波数オフセットの補正は1回/シンボ
ルであり、各パスごとに周波数オフセット補正を行う場
合や、ベースバンド信号に対して周波数オフセット補正
を行う場合に比較して、演算量が小さくなり、その処理
時間が低減することになる。
【0053】このように、第一及び第二実施例では、加
算して合成した低速データで、その周波数オフセットを
検出し、かつ、出力信号を逆回転して周波数オフセット
を補正している。この結果、マルチパス対策のために、
アンテナなどのパス数を増加しても、それぞれのパスの
周波数オフセットが同一であるため、周波数オフセット
を補正する際の演算量が低下し、その処理時間が低減し
て、例えば、より高速でのデータ伝送が可能になる。逆
に、演算量が限定される場合は、より多数のパスを合成
できることになり、その受信信号の品質が向上する。さ
らに、受信復調処理部A…Nを設けているため一つの受
信高周波信号を複数のチャネルに区分けして使用する場
合にも対応できる。
【0054】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1,2,3,4,5,6,7記載の周波数オフセット補
正装置によれば、デジタル化したベースバンド信号を時
間的にずらした拡散信号で逆拡散した、それぞれの相関
信号を検波し、このそれぞれの検波信号を加算して合成
している。この合成した信号の既知部分を利用して周波
数オフセット値を検出し、この検出した周波数オフセッ
ト除去する補正を行っている。すなわち、加算して合成
した低速のデータで周波数オフセットを補正しているの
で、演算量が低下し、その処理時間が低減して、より高
速でのデータ伝送などが可能になるという効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の周波数オフセット補正装置の第一実施
例の構成を示すブロック図である。
【図2】図1中の検波回路の詳細構成を示すブロック図
である。
【図3】図1中の周波数オフセット検出回路及び周波数
オフセット補正回路の詳細な構成を示すブロック図であ
る。
【図4】第二実施例の構成を示すブロック図である。
【図5】図4中の周波数オフセット補正回路の詳細な構
成を示すブロック図である。
【図6】図4中の逐次追従同期検波回路及び周波数オフ
セット補正/判別回路の詳細な構成を示すブロック図で
ある。
【図7】従来例の周波数オフセット補正装置の構成を示
すブロック図である。
【図8】他の従来例の周波数オフセット補正装置の構成
を示すブロック図である。
【符号の説明】
4a〜4n 相関回路 5a〜5n 検波回路 6 加算合成回路 7 周波数オフセット検出回路 8a,8 周波数オフセット補正回路 14 遅延回路 15 乗算部 44 逐次追従同期検波回路 45 周波数オフセット補正/判別回路 46 乗算部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信高周波信号を復調処理したベースバ
    ンド信号を出力する受信手段と、 前記受信手段からのベースバンド信号をデジタル化する
    A/D変換手段と、 前記A/D変換手段からのデジタルベースバンド信号を
    時間的にずらした拡散信号で逆拡散した相関信号を得る
    複数の相関処理手段と、 前記相関処理手段からのそれぞれの相関信号の検波を行
    う複数の検波手段と、 前記検波手段からのそれぞれの検波信号を加算して合成
    する加算合成手段と、 前記加算合成手段からの信号の既知部分を利用して周波
    数オフセット値を検出する周波数オフセット検出手段
    と、 前記加算合成手段からの信号から前記周波数オフセット
    検出手段が検出した周波数オフセット値を除去して補正
    する周波数オフセット補正手段と、 を備えることを特徴とする周波数オフセット補正装置。
  2. 【請求項2】 前記検波手段として、 相関処理手段からの相関値信号を1シンボル分遅延させ
    る遅延回路と、 前記相関処理手段からの相関値信号と前記遅延回路とか
    らの1シンボル分遅延の相関値信号とで乗算した検波信
    号を出力する乗算部と、 を備えて遅延検波を行うことを特徴とする請求項1記載
    の周波数オフセット補正装置。
  3. 【請求項3】 前記検波手段として、 逐次追従同期検波処理回路と、 推定されたフェージングベクトルを1シンボル分遅延
    し、かつ、複素共役変換した後に相関値信号と乗算した
    検波信号を出力する乗算部と、 を備えて逐次追従同期検波を行うことを特徴とする請求
    項1記載の周波数オフセット補正装置。
  4. 【請求項4】 前記周波数オフセット検出手段として、 既知信号の理論値を発生する既知信号理論値発生部と、 前記既知信号理論値発生部からの既知信号の理論値を複
    素共役変換した信号を出力する第1の複素共役変換部
    と、 加算合成手段によって加算合成された信号の既知部分と
    前記第1の複素共役変換部で複素共役変換した信号との
    位相ずれを検出する第1の乗算部と、 前記第1の乗算部からの位相ずれ信号をnシンボル遅延
    させるnシンボル遅延部と、 前記nシンボル遅延部でnシンボル遅延した位相ずれ信
    号を複素共役変換する第2の複素共役変換部と、 前記第1の乗算部からの位相ずれ信号と前記第2の複素
    共役変換部からの複素共役変換信号とを乗算する第2の
    乗算部と、 前記第2の乗算部からのシンボル数からnを差し引いた
    シンボル数分の回転ベクトルを積分する積分部と、 前記積分部で積分したベクトルを角度に変換するベクト
    ル/角度変換部と、 nシンボル間の回転角度をシンボル数で除算して1シン
    ボルあたりの回転角を求めるための1/n乗算部と、 1シンボルあたりの回転角をノルム1の周波数オフセッ
    トベクトルに変換する角度/ベクトル変換部と、 周波数オフセットベクトルを次回の周波数オフセットベ
    クトルを得るまで保持するホールド部と、 を備えることを特徴とする請求項1記載の周波数オフセ
    ット補正装置。
  5. 【請求項5】 前記周波数オフセット検出手段として、 周波数オフセット補正ベクトルと周波数オフセットベク
    トルとを乗算する第1の乗算部と、 周波数オフセット補正ベクトルを保持するホールド部
    と、 前記第1の乗算部で乗算したベクトルを複素共役変換す
    る複素共役変換部と、 前記複素共役変換部で複素共役変換したベクトルと加算
    し合成した信号とを乗算した出力信号を送出する第2の
    乗算部と、 を備えることを特徴とする請求項1記載の周波数オフセ
    ット補正装置。
  6. 【請求項6】 前記周波数オフセット補正手段として、 周波数オフセット検出手段からの周波数オフセットベク
    トルを複素共役変換する複素共役変換部と、 加算合成手段での加算合成後の信号と前記複素共役変換
    部からの複素共役変換した周波数オフセットベクトルを
    乗算した周波数オフセットを補正した出力信号を出力す
    る乗算部と、 を備えることを特徴とする請求項1記載の周波数オフセ
    ット補正装置。
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