JP2991170B2 - Cdma受信装置および方法 - Google Patents

Cdma受信装置および方法

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JP2991170B2 JP26905297A JP26905297A JP2991170B2 JP 2991170 B2 JP2991170 B2 JP 2991170B2 JP 26905297 A JP26905297 A JP 26905297A JP 26905297 A JP26905297 A JP 26905297A JP 2991170 B2 JP2991170 B2 JP 2991170B2
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    • H04B1/707Spread spectrum techniques using direct sequence modulation
    • H04B1/709Correlator structure

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は移動通信システム、
特に自動車電話・携帯電話システム(セルラシステム)
の符号分割多元接続(CDMA)受信装置および方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】CDMA受信方法では、すべてのセルで
同一周波数を利用でき、また簡単なRAKE受信機でパ
スダイバーシティ効果を得られるという利点があるが、
チャネル間の干渉を0にできない。この問題を解決する
方法として、適応逆拡散フィルタを使って干渉除去を行
う方法の一例が特開平7−170242号明細書に記載
されている。
【0003】図4に従来のCDMA受信装置の構成を示
す。この従来のCDMA受信装置は、通信の相手局から
送信された無線信号を受信する受信アンテナ101と、
受信アンテナ101で受信された無線信号を復調してベ
ースバンド信号に変換する無線受信部102と、ベース
バンド信号をデジタル信号に変換し受信信号rとして出
力するアナログ・デジタル変換部(A/D)103と、
アナログ・デジタル変換部103により変換された受信
信号を蓄えるためのデータ蓄積部104と、チャネル信
号処理部105と、チャネル信号処理部105の各ブロ
ックにクロック信号clkを伝達するクロック発生部1
06とから構成されている。
【0004】チャネル信号処理部105の各ブロックで
は、クロック信号clkを用いて拡散の基準時間単位で
あるチップレートの周期の2倍の周期の信号を作成し、
その信号を基準として動作している。
【0005】また、チャネル信号処理部105は、適応
逆拡散フィルタ110と、適応制御部111と、判定部
112と、自己相関逆行列演算部113とから構成され
ている。
【0006】適応逆拡散フィルタ110は、トランスバ
ーサルフィルタで構成され、可変係数ベクトルaを用い
て逆拡散を行うことにより、受信信号rにフィルタ処理
を行う。
【0007】適応制御部111は、出力信号reと判定
データrdとの誤差電力が最小となるように可変係数ベ
クトルaの更新を行う。
【0008】判定部112は、適応逆拡散フィルタ11
0の出力信号reを無線信号を送信した送信機の送信系
列のデータとなるように判定して判定データrdとして
出力する。つまり判定データrdは、出力信号データre
から雑音を取り除いたデータとなる。
【0009】自己相関逆行列演算部113は、受信信号
rの自己相関行列の逆行列を計算し、その逆行列を適応
制御部111に伝達する。
【0010】図5は適応逆拡散フィルタ110の構成を
示したブロック図である。適応逆拡散フィルタ110
は、サンプリング回路201、205と、シフトレジス
タ202と、可変係数掛け算器203と、加算器204
により構成されている。
【0011】サンプリング回路201は、受信信号rを
チップレートの2倍の周期でサンプリングし、シフトレ
ジスタ202に出力する。
【0012】シフトレジスタ202は、サンプリング回
路201でサンプリングされた受信信号rを順次記憶す
ることによりタップ出力ベクトルuを生成し出力する。
【0013】可変係数掛け算器203は、タップ出力ベ
クトルuと可変係数ベクトルaをそれぞれ掛け合わせ
る。
【0014】加算器204は、可変係数掛け算器203
によって掛け合わされた値どうしを加算する。サンプリ
ング回路205は、加算器204で加算された値をシン
ボルレートの周期でサンプリングして出力信号reとし
て出力する。
【0015】次に、この従来のCDMA受信装置の動作
について説明する。
【0016】まず、受信アンテナ101で受信された無
線信号は、復調部102で復調されベースバンド信号に
変換され、アナログ・ディジタル変換部103でデジタ
ルの受信信号rに変換され、データ蓄積部104へ蓄積
される。
【0017】データ蓄積部104に蓄積された受信信号
rは、サンプリング回路201においてチップレートの
周期の2倍の周期でサンプリングされ、シフトレジスタ
202に入力される。シフトレジスタ202ではCDM
Aの拡散率をMとする時、タップ間隔がチップレートの
周期の1/2となり、タップ数が6Mとなる。
【0018】そして、自己相関逆行列計算部113で
は、受信信号rの自己相関行列の逆行列が計算され、適
応制御部111に伝達される。適応制御部111では、
その逆行列を用いて適応逆拡散フィルタ110のフィル
タ係数となる可変係数ベクトルa=〔a0,a1
2,...,a6M-1〕を生成する。
【0019】そして、適応逆拡散フィルタ110では、
受信信号rをサンプリング回路201でサンプリング
し、シフトレジスタ202で順次記憶することによりタ
ップ出力ベクトルu=〔u0,u1,u2,...,u6M-1
を生成し、適応制御部111に出力する。また、適応逆
拡散フィルタ110では、タップ出力ベクトルuは可変
係数ベクトルaで重みづけて加算され、サンプリング回
路205でシンボルレートの周期でサンプリングされ、
出力信号reとして出力される。そして、判定部112
では出力信号reの雑音を取り除いて判定データrdとし
て出力する。
【0020】ここで、適応制御部111は、出力信号r
eと判定データrdとの誤差電力が最小となるように可変
係数ベクトルaを制御する。バースト受信開始直後で適
応逆拡散フィルタ110の可変係数ベクトルaが収束す
るまでは送信側・受信側であらかじめ既知のトレーニン
グ信号を送受する。可変係数ベクトルaが収束した後は
判定部112からの判定データrdには正しいデータが
出力されるため、適応制御部111が適応逆拡散フィル
タ110からの出力信号reと判定部112からの判定
データrdの誤差電力を最小とするように可変係数ベク
トルaを逐次判定することにより伝送路特性の変動に追
従することができるようになる。適応制御部111が、
誤差電力を最小とする適応制御アルゴリズムとしては簡
単だが収束速度の遅いLMS(Least Mean
Suquare)アルゴリズム、収束速度は速いが複雑
なRLSアルゴリズム等が知られている。
【0021】なお、誤差を発生させる要因は他受信機あ
ての信号成分(干渉信号)と受信機雑音である。したが
って、干渉信号電力>>受信機雑音電力のとき、適応逆
拡散フィルタ110は干渉信号をキャンセルするように
動作する。
【0022】この従来のCDMA受信装置では合成パス
長つまり適応逆拡散フィルタ110のタップ数を予め定
めた最大値に固定設定している。このため、例えばビル
等が多い都市圏のように無線伝送路の状態が悪くマルチ
パスが多発している無線環境下で通信を行なう場合に
は、多くのパスの合成によりマルチパスをもれなく加算
することができるので、S/Nが高まり誤り率も低くな
るため極めて効果的である。しかし、例えば見通しの良
い郊外のように無線伝送路の状態が比較的良好でマルチ
パスが少ない無線環境下で通信を行なう場合には、遅延
分散が予め設定された合成パス長より小さくなり不要な
タップが存在することになり、適応逆拡散フィルタ11
0では不要なタップを動作させることになり不必要な演
算を行っている。また、不要なタップが存在することに
より適応制御部111でのフィルタ演算、自己相関逆行
列計算部113の逆行列計算での演算でも不必要な演算
を行っていることになる。
【0023】携帯電話機等では、近年の小型化のため消
費電力の低減が大きな課題となっているが、不必要な演
算を行っていることにより無駄な消費電力を使用してい
ることになる。
【0024】また、不要なタップに対応した可変係数ベ
クトルaが0になっていない場合には雑音を加算するこ
とになってしまい、かえってS/Nの劣化や誤り率の増
加を招いてしまう場合があった。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のCDMA受
信装置では、下記のような問題点があった。 (1)無線伝送路の状態が比較的良好でマルチパスが少
ない無線環境下で通信を行なう場合には、不要なタップ
が存在することになり、無駄な電力を消費している。 (2)無線伝送路の状態が比較的良好でマルチパスが少
ない無線環境下で通信を行なう場合には、不要なタップ
が存在することになり、雑音を加算することになってし
まい、かえってS/Nの劣化や誤り率の増加を招いてし
まう。
【0026】本発明は、必要なタップ数のみを用いて適
応逆拡散フィルタを動作させることにより、演算量を削
減して消費電力を低減するとともに受信品質が向上した
CDMA受信装置を提供することを目的とする。
【0027】
【課題を解決するための手段】本発明のCDMA受信装
は、上記目的を達成するために、通信の相手局から送
信された無線信号を受信する受信アンテナと、前記受信
アンテナにより受信された無線信号をベースバンド信号
に変換する無線受信部と、前記ベースバンド信号をデジ
タル信号に変換して受信信号として出力するアナログ・
デジタル変換部と、前記受信信号を時間的にずらした拡
散符号で逆拡散した信号のレベルと、前記拡散符号を時
間的にずらした量とからプロファイルデータを計算する
プロファイル計算部と、可変係数ベクトルを用いて逆拡
散を行うことにより前記受信信号にフィルタ処理を行う
適応逆拡散フィルタと、前記プロファイルデータから逆
拡散に必要な前記適応逆拡散フィルタのタップ長および
前記受信信号と前記可変係数ベクトルを用いて逆拡散を
行うタイミングを決定するタップ制御部と、前記受信信
号の自己相関行列の逆行列を計算する自己相関逆行列演
算部と、前記適応逆拡散フィルタからの出力信号を前記
無線信号を送信した送信機の送信系列のデータとなるよ
うに判定して前記判定データとして出力する判定部と、
前記適応逆拡散フィルタからの出力信号と前記判定部か
らの判定データとの誤差電力が最小となるように前記自
己相関逆行列演算部で求められた自己相関行列の逆行列
を用いて適応的に前記可変係数ベクトルの更新を行う適
応制御部とから構成される。
【0028】本発明は、プロファイル計算部において受
信信号のプロファイルデータを作成し、タップ制御部で
はそのプロファイルデータを用いて必要なタップ数およ
びタイミングを決定することにより、適応制御部および
自己相関逆行列計算部では必要なタップ数分だけの演算
が行われるようにし、適応逆拡散フィルタでは不要なタ
ップの演算が行われないようにしたものである。
【0029】したがって、演算量が削減されることによ
り消費電力が低減するとともに不要なタップによる雑音
が発生しないため受信品質が向上する。
【0030】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態について
図面を参照して詳細に説明する。
【0031】図1は本発明の一実施形態のCDMA受信
装置の構成を示したブロック図である。図4中と同番号
は同じ構成要素を示す本実施形態のCDMA受信装置
は、図4の従来のCDMA受信装置に対して、各受信信
号rに含まれる複数の各信号のレベルと時間的位置から
なるプロファイルデータを計算するプロファイル計算部
107と、プロファイルデータから必要なタップ長とタ
イミングを決定するタップ制御部108とを設けたもの
である。
【0032】図2は、本発明のプロファイル計算部10
7の構成を示すブロック図である。
【0033】プロファイル計算部107は、サンプリン
グ回路301、305と、シフトレジスタ302と、固
定係数掛け算器303と、加算器304と、レベル演算
部306とにより構成される。
【0034】サンプリング回路301は、受信信号rを
チップレートの2倍の周期でサンプリングし、シフトレ
ジスタ302に出力する。
【0035】シフトレジスタ302は、サンプリング回
路301でサンプリングされた受信信号rを順次記憶す
る。
【0036】固定係数掛け算器303は、シフトレジス
タ302で順次記憶された受信信号rと固定係数ベクト
ルcをそれぞれ掛け合わせる。
【0037】加算器304は、固定係数掛け算器303
によって掛け合わされた値どうしを加算する。
【0038】サンプリング回路305は、加算器304
で加算された値をチップレートの周期の2倍の周期でサ
ンプリングして出力する。
【0039】レベル演算部306は、サンプリング回路
305でサンプリングされたデータを2乗することによ
りプロファイルデータPを生成し出力する。
【0040】次に、本実施形態の動作について図面を参
照して説明する。
【0041】データ蓄積部104に受信信号rが蓄積さ
れるまでの動作は上記従来のCDMA受信装置動作のと
同様である。本実施形態においては、プロファイル計算
部107では、受信信号rはサンプリング回路301で
チップレートの周期の2倍の周期でサンプリングされ、
シフトレジスタ302に入力される。シフトレジスタ3
02のタップ長は固定であり、ここでタップ長をLとす
る。プロファイル計算部107の固定係数ベクトルc=
〔c0,c1,c2,...,cL-1〕は送信系列符号および
拡散符号から一意に定まる。
【0042】シフトレジスタ302に順次記憶された受
信信号rは、固定係数ベクトルcで重み付け加算され、
サンプリング回路305でチップレートの周期の2倍の
周期でサンプリングされ、レベル演算部306で2乗さ
れることによりプロファイルデータPとなる。つまり、
固定係数ベクトルcと受信信号rを乗算し加算後2乗し
たデータがチップレートの周期の1/2周期ごとに得ら
れる。このことにより、プロファイルデータPには、受
信信号rを時間的にずらした拡散符号で逆拡散した信号
のレベルと、その拡散符号を時間的にずらした量の情報
が含まれることになる。
【0043】タップ制御部108では、プロファイルデ
ータPのレベルの大きさとその時間的位置から必要なタ
ップ数及びタイミングを決定する。具体的には、プロフ
ァイルデータPのレベルの大きいものから順にいくつか
選び出し、それらを包含するようなタップ数およびタイ
ミングを決定する。適応制御部111では、このタップ
数およびタイミングを用いて適応逆拡散フィルタ110
の可変係数ベクトルaが計算される。
【0044】そして、適応逆拡散フィルタ110ではそ
の可変係数ベクトルaを用いることにより受信信号rは
適応逆拡散され出力信号reとして出力される。以下に
その動作を説明する。
【0045】適応逆拡散フィルタ110では、受信信号
rはサンプリング回路201でチップレートの周期の2
倍の周期でサンプリングされ、シフトレジスタ202に
入力される。タップ制御部108から与えられたタップ
数がNである場合、適応制御部111は可変係数ベクト
ルa=〔a0,a1,a2...,aN-1〕を適応逆拡散フ
ィルタ110に与える。タップ出力ベクトルu=
〔u0,u1,u2,...,uN- 1〕はフィルタ係数ベクト
ルaで重み付け加算され、サンプリング回路205でシ
ンボルレートの周期でサンプリングされ、適応逆拡散フ
ィルタ110の出力信号reとして出力される。
【0046】そして後は上記従来のCDMA受信装置で
説明したのと同様に、適応制御部111はフィルタ係数
aの制御を行うことにより伝送路特性の変動に追従す
る。
【0047】次に、プロファイルデータPの具体例を図
3に示す。
【0048】図3(a)は比較的遅延時間の長いマルチ
パスが存在する場合である。このようにプロファイルの
広がりがあらがじめ設定された最大タップ数より大きい
場合には、タップ長は最大タップ数とし、タイミング
は、最大レベルの部分が中心にもしくはタップ長内のレ
ベルの和が最大となるように設定する。
【0049】しかし、図3(b)のように比較的遅延時
間の長いマルチパスが存在せずにプロファイルの広がり
があらかじめ設定された最大タップ数より小さい場合に
は、必要なタップ数はNbでよい。ここでNbは、プロフ
ァイルの最初のピークから最後のピークまでのタップ数
にNsを加えた数である。なお、Nsは1シンボルあたり
のチップ数つまり拡散率で決まりその値は拡散率の2倍
であり、図3(b)は拡散率が4の場合である。
【0050】このようにプロファイルの広がりがあらか
じめ設定された最大タップ数より小さい場合には、全て
のタップを動作させる必要がないため、適応逆拡散フィ
ルタ110の演算量が減るとともに、適応制御部111
でのフィルタ係数演算量、自己相関逆行列計算部113
での逆行列計算の演算量も減少する。また、タップ係数
ベクトルaが収束するまでの時間も減少しトレーニング
信号を送受信する時間が減るため、データ伝送効率も上
昇する。
【0051】なお、実際には、送受信フィルタの影響等
を考慮してタンプ長を前後に少し延ばすのが好ましい。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように本発明のCDMA受
信装置は、プロファィルデータから適応逆拡散フィルタ
のタップ数を決定することで演算量が削減され、適応制
御部の消費電力を削減することができるという効果を有
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すCDMA受信装置の
構成を示したブロック図である。
【図2】図1中のプロファイル計算部107の構成を示
した図である。
【図3】プロファイルデータPの具体例を示す図であ
る。
【図4】従来のCDMA受信装置の構成を示したブロッ
ク図である。
【図5】図4中の適応逆拡散フィルタ110の構成を示
したブロック図である。
【符号の説明】
101 受信アンテナ 102 復調部 103 アナログ・ディジタル(A/D)変換部 104 データ蓄積郡 105 チャネル信号処理部 106 クロック発生部 107 プロファイル計算部 108 タップ制御部 110 適応逆拡散フィルタ 111 適応制御部 112 判定部 113 自己相関逆行列計算部 201 サンプリング回路 202 シフトレジスタ 203 可変係数掛け算器 204 加算器 205 サンプリング回路 301 サンプリング回路 302 シフトレジスタ 303 固定係数掛け算器 304 加算器 305 サンプリング回路 306 レベル演算部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04B 1/707 H03H 21/00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信の相手局から送信された無線信号を
    受信する受信アンテナと、 前記受信アンテナにより受信された無線信号をベースバ
    ンド信号に変換する無線受信部と、 前記ベースバンド信号をデジタル信号に変換して受信信
    号として出力するアナログ・デジタル変換部と、 前記受信信号を時間的にずらした拡散符号で逆拡散した
    信号のレベルと、前記拡散符号を時間的にずらした量と
    からプロファイルデータを計算するプロファイル計算部
    と、 可変係数ベクトルを用いて逆拡散を行うことにより前記
    受信信号にフィルタ処理を行う適応逆拡散フィルタと、 前記プロファイルデータから逆拡散に必要な前記適応逆
    拡散フィルタのタップ長および前記受信信号と前記可変
    係数ベクトルを用いて逆拡散を行うタイミングを決定す
    るタップ制御部と、 前記受信信号の自己相関行列の逆行列を計算する自己相
    関逆行列演算部と、 前記適応逆拡散フィルタからの出力信号を前記無線信号
    を送信した送信機の送信系列のデータとなるように判定
    して前記判定データとして出力する判定部と、 前記適応逆拡散フィルタからの出力信号と前記判定部か
    らの判定データとの誤差電力が最小となるように前記自
    己相関逆行列演算部で求められた自己相関行列の逆行列
    を用いて適応的に前記可変係数ベクトルの更新を行う適
    応制御部と、 から構成されるCDMA受信装置。
  2. 【請求項2】 前記プロファイル計算部が、 前記受信信号を拡散の基準時間単位であるチップレート
    の2倍の周期でサンプリングして出力する第1のサンプ
    リング回路と、 前記第1のサンプリング回路でサンプリングされた前記
    受信信号を順次記憶するシフトレジスタと、 前記シフトレジスタで順次記憶された受信信号と、送信
    系列符号および拡散符号から決定される固定係数ベクト
    ルとをそれぞれ掛け合わせる固定係数掛け算器と、 前記固定係数掛け算器によって掛け合わされた値どうし
    を加算する加算器と、 前記加算器で加算された値を前記チップレートの周期の
    2倍の周期でサンプリングして出力する第2のサンプリ
    ング回路と、 前記第2のサンプリング回路でサンプリングされたデー
    タを2乗することにより前記プロファイルデータを生成
    し出力するレベル演算部とから構成される請求項1記載
    のCDMA受信装置。
  3. 【請求項3】 前記適応逆拡散フィルタが、 前記受信信号を拡散の基準時間単位であるチップレート
    の2倍の周期でサンプリングして出力する第1のサンプ
    リング回路と、 前記第1のサンプリング回路でサンプリングされた受信
    信号を順次記憶することによりタップ出力ベクトルを生
    成し出力するシフトレジスタと、 前記タップ出力ベクトルと前記可変係数ベクトルをそれ
    ぞれ掛け合わせる可変係数掛け算器と、 前記可変係数掛け算器によって掛け合わされた値どうし
    を加算する加算器と、前記加算器で加算された値をシン
    ボルレートの周期でサンプリングして前記出力信号とし
    て出力する第2のサンプリング回路とから構成される請
    求項1または2記載のCDMA受信装置。
  4. 【請求項4】 通信の相手局から送信された無線信号を
    受信した後にベースバンド信号に変換し、前記ベースバ
    ンド信号をデジタル信号に変換して受信信号とし、 可変係数ベクトルを用いて逆拡散を行うことにより前記
    受信信号にフィルタ処理を行い出力データとし、 前記出力データを前記無線信号を送信した送信機の送信
    系列のデータとなるように判定して判定データとし、 前記受信信号の自己相関行列の逆行列を計算し、 前記出力データと前記判定データとの誤差電力が最小と
    なるように前記自己相関行列の逆行列を用いて適応的に
    前記可変係数ベクトルの更新を行い、 前記受信信号を時間的にずらした拡散符号で逆拡散した
    信号のレベルと、前記拡散符号を時間的にずらした量と
    からなるプロファイルデータを計算し、 前記プロファイルデータから前記可変係数ベクトルの必
    要なタップ長および前記受信信号と前記可変係数ベクト
    ルを用いて逆拡散を行うタイミングを決定するCDMA
    受信方法。
  5. 【請求項5】 前記プロファイルデータを計算する方法
    が、 前記受信信号を拡散の基準時間単位であるチップレート
    の2倍の周期でサンプリングしてから順次記憶し、 順次記憶された前記受信信号と、送信系列符号および拡
    散符号から決定される固定係数ベクトルとをそれぞれ掛
    け合わせてから加算し、 前記加算された値を前記チップレートの周期の2倍の周
    期でサンプリングしてから2乗することにより前記プロ
    ファイルデータを生成する方法である請求項記載のC
    DMA受信方法。
  6. 【請求項6】 前記受信信号の逆拡散を行う方法が、 前記受信信号を拡散の基準時間単位であるチップレート
    の2倍の周期でサンプリングしてから順次記憶してタッ
    プ出力ベクトルとし、 前記タップ出力ベクトルと前記可変係数ベクトルをそれ
    ぞれ掛け合わせてから加算し、 前記加算された値をシンボルレートの周期でサンプリン
    グして前記出力信号とする方法である請求項4または5
    記載のCDMA受信方法。
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