JPH08210862A - ナビゲーション用地図の表示方法 - Google Patents

ナビゲーション用地図の表示方法

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JPH08210862A
JPH08210862A JP7019233A JP1923395A JPH08210862A JP H08210862 A JPH08210862 A JP H08210862A JP 7019233 A JP7019233 A JP 7019233A JP 1923395 A JP1923395 A JP 1923395A JP H08210862 A JPH08210862 A JP H08210862A
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map
character
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JP7019233A
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English (en)
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Hiroki Takita
浩樹 瀧田
Akihiro Nakaya
彰浩 仲谷
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Renesas Design Corp
Mitsubishi Electric Corp
Mitsubishi Electric Semiconductor Systems Corp
Original Assignee
Renesas Design Corp
Mitsubishi Electric Corp
Mitsubishi Electric Semiconductor Systems Corp
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Publication date
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01CMEASURING DISTANCES, LEVELS OR BEARINGS; SURVEYING; NAVIGATION; GYROSCOPIC INSTRUMENTS; PHOTOGRAMMETRY OR VIDEOGRAMMETRY
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    • G01C21/26Navigation; Navigational instruments not provided for in groups G01C1/00 - G01C19/00 specially adapted for navigation in a road network
    • G01C21/34Route searching; Route guidance
    • G01C21/36Input/output arrangements for on-board computers
    • G01C21/3667Display of a road map
    • G01C21/367Details, e.g. road map scale, orientation, zooming, illumination, level of detail, scrolling of road map or positioning of current position marker
    • GPHYSICS
    • G08SIGNALLING
    • G08GTRAFFIC CONTROL SYSTEMS
    • G08G1/00Traffic control systems for road vehicles
    • G08G1/09Arrangements for giving variable traffic instructions
    • G08G1/0962Arrangements for giving variable traffic instructions having an indicator mounted inside the vehicle, e.g. giving voice messages
    • G08G1/0968Systems involving transmission of navigation instructions to the vehicle
    • G08G1/0969Systems involving transmission of navigation instructions to the vehicle having a display in the form of a map
    • GPHYSICS
    • G09EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
    • G09BEDUCATIONAL OR DEMONSTRATION APPLIANCES; APPLIANCES FOR TEACHING, OR COMMUNICATING WITH, THE BLIND, DEAF OR MUTE; MODELS; PLANETARIA; GLOBES; MAPS; DIAGRAMS
    • G09B29/00Maps; Plans; Charts; Diagrams, e.g. route diagram
    • G09B29/10Map spot or coordinate position indicators; Map reading aids
    • G09B29/106Map spot or coordinate position indicators; Map reading aids using electronic means
    • GPHYSICS
    • G09EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
    • G09GARRANGEMENTS OR CIRCUITS FOR CONTROL OF INDICATING DEVICES USING STATIC MEANS TO PRESENT VARIABLE INFORMATION
    • G09G5/00Control arrangements or circuits for visual indicators common to cathode-ray tube indicators and other visual indicators
    • G09G5/34Control arrangements or circuits for visual indicators common to cathode-ray tube indicators and other visual indicators for rolling or scrolling
    • G09G5/346Control arrangements or circuits for visual indicators common to cathode-ray tube indicators and other visual indicators for rolling or scrolling for systems having a bit-mapped display memory

Abstract

(57)【要約】 【目的】 速やかなスクロール表示を行い、CPU等の
制御手段の負荷の軽減を図ったナビゲーション用地図の
表示方法を得る。 【構成】 ステップS107で直前の判定領域JOと現
在の判定領域JNとの比較により、判定領域の変動方向
を認識し、ステップS108で表示装置108の地図表
示領域から外れた、地図メモリ107におけるページ
(表示外分割記憶領域)に対して再書き込み処理を前も
って行う。この際、自車が移動する可能性が高い、最も
早期に書き込む必要のあるページの分割記憶領域に対し
優先的に再書き込み処理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自車の現在位置に基
づき、適宜表示画面をスクロールしてナビゲーション用
の地図を更新する機能を備えたナビゲーション用地図の
表示方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のナビゲーションシステムの地図の
スクロールは、例えば画面表示サイズの9画面分(たて
3画面×よこ3画面)の地図メモリを持ち、図29に示
す1マスが表示画面サイズの連続する16枚の地図がC
D−ROM等の外部装置に記憶されいる。
【0003】9画面の地図メモリ上に図30に示す地図
が存在し、自車の位置に関連した情報に基づき、自車が
図30の真下に移動中と判定し真下へのスクロールが実
行される場合、現在表示されている地図の領域が図31
の網目領域(5,6,7,9,10,11)に示す領域
であり、図31の網目領域を図32の網目領域にコピー
し、図32の網目領域(9,10,11)の下側に連続
する地図(13,14,15)を図33の網目領域に描
画する。
【0004】また、別の例として、9画面の地図メモリ
上に図34に示す地図が存在し、自車が図34の右下に
移動中と判定し右下へのスクロールが実行される場合、
現在表示されている地図の領域が図35の網目領域
(5,6,8,9)に示す領域にあり、図35の網目領
域を図36の網目領域にコピーし、図36の網目領域
(7,10,11)の右下に連続する地図(8,12,
14,15,16)を図37の網目領域に描画する。以
上の様にコピー、描画することにより無限のスクロール
を行うことが可能となる。
【0005】なお、自車の移動状況の判定には、図6に
示すように、9画面のうち現在表示している地図(領
域)が、地図メモリのどのあたりの地図であるかを判定
する9のスクロール判定領域と表示画面の基準点の位置
座標との比較により行う。
【0006】表示画面の基準点としては、自車の位置を
画面の中央に表示するナビゲーションシステムの場合、
例えば、表示画面の右上、右下、左上、左下、中央など
任意に設定される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来のナビゲーション
用地図のスクロールは以上のように行われており、以下
の問題点があった。
【0008】1) スクロール時に、常に表示領域をコ
ピーし、コピーしていない領域に次の連続領域を描画す
るため、既に地図メモリに存在する表示領域のコピーを
行うという無駄な処理を行う分、スクロール表示が遅く
なり、にCPUの負荷が増大する。
【0009】2) 計9画面の地図を描画するための地
図メモリのメモリ領域が必要となる。
【0010】3) 判定領域の境界付近を表示画面の基
準点が変化するように自車が移動した場合、頻繁に自車
が種々の方向に移動中と誤判定してしまい、頻繁に地図
のコピー,描画が実行され、CPUの負荷が増大する。
【0011】この発明は上記問題点を解決するためにな
されたもので、速やかなスクロール表示を行い、CPU
等の制御手段の負荷の軽減を図ったナビゲーション用地
図の表示方法を得ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明にかかる請求項
1記載のナビゲーション用地図の表示方法は、被表示点
の位置情報を出力する位置情報出力手段と、地図情報を
所定の記憶領域に格納する地図用記憶手段とを備え、前
記地図用記憶手段は、前記所定の記憶領域を複数の分割
記憶領域に分割し、前記複数の分割記憶領域それぞれで
前記地図情報が分割された分割地図情報を記憶し、前記
地図用記憶手段に格納された前記地図情報の一部を表示
画面に表示する表示手段と、前記位置情報に基づき、前
記地図用記憶手段、前記表示手段を制御する制御手段と
をさらに備え、前記制御手段は、前記複数の分割記憶領
域の物理的位置関係に関係なく地図の連続性を認識し
て、前記被表示点を含むように前記地図情報の一部を前
記表示画面にスクロール表示する構成のナビゲーション
システムを用いて、前記制御手段の制御下で行う方法で
あって、(a) 前記所定の記憶領域を複数の判定領域に区
分するステップを備え、前記複数の判定領域は、前記所
定の記憶領域の内容を更新することなく前記表示画面へ
の表示が十分可能な時点で前記被表示点の移動方向が認
識できるように設定され、(b) 時々刻々受ける前記位置
情報に基づき、前記複数の判定領域のうち前記被表示点
に対応する判定領域を求めながら前記被表示点に対応す
る判定領域の変動を検出して、前記被表示点の移動方向
を認識するステップと、(c) 前記ステップ(b)で前記被
表示点の移動方向を認識した場合、前記所定の記憶領域
において、前記表示画面の表示対象である表示対象領域
と表示対象外の表示対象外領域とを認識し、前記表示対
象領域の地図情報が規定する地図に対して前記被表示点
の移動方向にそって連続する地図を規定した地図情報を
前記表示対象外領域に書き込む地図情報更新処理を行う
ステップとを備えて構成される。
【0013】また、請求項2記載のナビゲーション用地
図の表示方法のように、前記複数の分割記憶領域を、前
記所定の記憶領域がN×M(N≧3,M≧3)のマトリ
クス状に分割された領域にし、前記複数の分割記憶領域
それぞれの前記分割地図情報の情報量を前記表示画面で
表示される地図情報の情報量と同一にし、前記表示対象
領域を、前記複数の分割記憶領域のうち前記表示画面の
表示対象となる第1の所定数の表示分割記憶領域にし、
前記表示対象外領域を前記複数の分割記憶領域のうち前
記表示画面の表示対象外となる第2の所定数の表示外分
割記憶領域にしてもよい。
【0014】さらに、請求項3記載のナビゲーション用
地図の表示方法のように、前記地図情報は地名等の文字
情報を有し、前記文字情報は、文字に対応づけられた文
字基準位置に対応する前記分割地図情報内に存在し、
(d) 前記ステップ(c)の前記地図情報更新処理後に、前
記表示外分割記憶領域と、前記表示分割記憶領域のうち
前記表示外分割記憶領域の地図情報で規定される地図に
連続する地図を規定した地図情報を格納する分割記憶領
域とを検出対象として文字情報を検出し、前記表示分割
記憶領域と前記表示外分割記憶領域との境界、あるいは
前記第2の所定数が2以上の場合に前記表示外分割記憶
領域同士の境界に位置すべき文字である境界文字の情報
を対応の分割記憶領域に書き込むステップをさらに備え
てもよい。
【0015】また、請求項4記載のナビゲーション用地
図の表示方法のように、前記地図情報は地名等の文字情
報を有し、前記文字情報は、文字に対応づけられた文字
基準位置に対応する前記分割地図情報内に存在し、(d)
前記ステップ(c)の前記地図情報更新処理後に、前記表
示外分割記憶領域が格納する分割地図情報で規定される
地図に連続するすべての地図を規定した分割地図情報を
検出対象として文字情報を検出し、前記表示分割記憶領
域と前記表示外分割記憶領域との境界、あるいは前記第
2の所定数が2以上の場合に前記表示外分割記憶領域同
士の境界に位置すべき文字である境界文字を対応の分割
記憶領域に書き込むステップをさらに備えてもよい。
【0016】また、請求項5記載のナビゲーション用地
図の表示方法のように、前記複数の分割記憶領域を、前
記所定の記憶領域が2×2のマトリクス状に分割された
領域にし、前記複数の分割記憶領域それぞれの前記分割
地図情報の情報量を前記表示画面で表示される地図情報
の情報量と同一にし、前記複数の分割記憶領域それぞれ
をK×L(K≧2,L≧2)のマトリクス状に区分され
た複数の部分分割記憶領域で構成し、前記複数の部分分
割記憶領域はそれぞれ対応の分割記憶領域に格納される
分割地図情報がさらに分割された部分分割地図情報を格
納し、前記表示対象領域を、前記複数の分割記憶領域そ
れぞれの前記複数の部分分割記憶領域のうち、前記表示
画面の表示対象となる第1の所定数の表示部分分割記憶
領域にし、前記表示対象外領域を、前記複数の分割記憶
領域それぞれの前記複数の部分分割記憶領域のうち、前
記表示画面の表示対象外となる第2の所定数の表示外部
分分割記憶領域にしてもよい。
【0017】また、請求項6記載のナビゲーション用地
図の表示方法のように、前記地図情報は地名等の文字情
報を有し、前記文字情報は、文字に対応づけられた文字
基準位置に対応する前記分割地図情報内に存在し、(d)
前記ステップ(c)の前記地図情報更新処理後に、前記表
示外部分分割記憶領域と、前記表示部分分割記憶領域の
うち前記表示外部分分割記憶領域の地図情報で規定され
る地図に連続する地図を規定した地図情報を格納する部
分分割記憶領域とを検出対象として文字情報を検出し、
異なる分割記憶領域間における前記表示部分分割記憶領
域と前記表示外部分分割記憶領域との境界、あるいは前
記第2の所定数が2以上の場合に異なる分割記憶領域間
における前記表示外部分分割記憶領域同士の境界に位置
すべき文字である境界文字の情報を対応の部分分割記憶
領域に書き込むステップをさらに備えてもよい。
【0018】また、請求項7記載のナビゲーション用地
図の表示方法のように、前記地図情報は地名等の文字情
報を有し、前記文字情報は、文字に対応づけられた文字
基準位置に対応する前記分割地図情報内に存在し、(d)
前記ステップ(c)の前記地図情報更新処理後に、前記表
示外部分分割記憶領域に格納される部分分割地図情報で
規定された地図と連続する地図を規定したすべての部分
分割地図情報を検出対象として文字情報を検出し、異な
る分割記憶領域間における前記表示部分分割記憶領域と
前記表示外部分分割記憶領域との境界、あるいは前記第
2の所定数が2以上の場合に異なる分割記憶領域間にお
ける前記表示外部分分割記憶領域同士の境界に位置すべ
き文字である境界文字の情報を対応の部分分割記憶領域
に書き込むステップをさらに備えてもよい。
【0019】また、請求項8記載のナビゲーション用地
図の表示方法のように、前記複数の判定領域を、前記被
表示点に対応する判定領域が常に大きく設定されるよう
に、前記被表示点の位置に基づき可変に設定してもよ
い。
【0020】
【作用】この発明における請求項1記載のナビゲーショ
ン用地図の表示方法のステップ(a)で設定される複数の
判定領域は、所定の記憶領域の内容を更新することなく
表示画面への表示が十分可能な時点で被表示点の移動方
向が認識でき、ステップ(c)で行う地図情報更新処理は
表示対象外領域に対する書き込みを行っている。
【0021】したがって、表示手段の表示画面への表示
になんら影響を与えることなく、被表示点の移動方向に
そった地図を規定した地図情報を表示対象外領域に書き
込むことができる。
【0022】請求項2記載のナビゲーション用地図の表
示方法において、複数の分割記憶領域は、所定の記憶領
域がN×M(N≧3,M≧3)のマトリクス状に分割さ
れ、複数の分割記憶領域それぞれの分割地図情報の情報
量は表示画面で表示される地図情報の情報量と同一であ
るため、表示手段の表示画面の表示対象となる領域が所
定の記憶領域内のいずれの位置にあっても、複数の分割
記憶領域のうち表示外分割記憶領域となる分割記憶領域
は必ず存在する。
【0023】したがって、表示手段の表示画面への表示
になんら影響を与えることなく、被表示点の移動方向に
そった地図を規定した分割地図情報を表示外分割記憶領
域に書き込むことができる。
【0024】また、請求項3記載のナビゲーション用地
図の表示方法においては、地図情報更新処理後に、表示
外分割記憶領域と、表示分割記憶領域のうち表示外分割
記憶領域の地図情報で規定される地図に連続する地図を
規定した地図情報を格納する分割記憶領域とを検出対象
として文字情報を検出し、表示分割記憶領域と非表示対
象領域との境界、あるいは第2の所定数が2以上の場合
に表示外分割記憶領域同士の境界に位置すべき文字であ
る境界文字の情報を対応の分割記憶領域に書き込んでい
る。
【0025】したがって、境界文字の文字情報を有さな
い分割記憶領域においても、境界文字の情報が書き込む
ことができ、地図情報更新処理後に分割記憶領域間の境
界上にある文字を滞りなく表示画面に表示することがで
きる。
【0026】また、請求項4記載のナビゲーション用地
図の表示方法においては、地図情報更新処理後に、表示
外分割記憶領域が格納する分割地図情報で規定される地
図に連続するすべての地図を規定した分割地図情報を検
出対象として文字情報を検出し、表示分割記憶領域と表
示外分割記憶領域との境界、あるいは第2の所定数が2
以上の場合に表示外分割記憶領域同士の境界に位置すべ
き文字である境界文字を対応の分割記憶領域に書き込ん
でいる。
【0027】したがって、境界文字の文字情報を有さな
い分割記憶領域においても、境界文字の情報を書き込む
ことができ、地図情報更新処理後に分割記憶領域間の境
界上にある文字を滞りなく表示画面に表示することがで
きる。
【0028】また、請求項5記載のナビゲーション用地
図の表示方法において、複数の分割記憶領域は2×2の
マトリクス状に分割された領域であり、複数の分割記憶
領域それぞれの分割地図情報の情報量は表示画面で表示
される地図情報の情報量と同一であり、複数の分割記憶
領域はそれぞれK×L(K≧2,L≧2)のマトリクス
状に区分された複数の部分分割記憶領域からなるため、
表示手段の表示画面の表示対象となる領域が所定の記憶
領域のいずれの位置にあっても、複数の部分分割記憶領
域のうち表示外部分分割記憶領域となる部分分割記憶領
域は必ず存在する。
【0029】したがって、表示手段の表示画面への表示
になんら影響を与えることなく、被表示点の移動方向に
そった地図を規定した部分分割地図情報を表示外部分分
割記憶領域に書き込むことができる。
【0030】また、請求項6記載のナビゲーション用地
図の表示方法においては、地図情報更新処理後に、表示
外部分分割記憶領域と、表示部分分割記憶領域のうち表
示外部分分割記憶領域の地図情報で規定される地図に連
続する地図を規定した地図情報を格納する部分分割記憶
領域とを検出対象として文字情報を検出し、異なる分割
記憶領域間における表示部分分割記憶領域と表示外部分
分割記憶領域との境界、あるいは第2の所定数が2以上
の場合に異なる分割記憶領域間における表示外部分分割
記憶領域同士の境界に位置すべき文字である境界文字の
情報を対応の部分分割記憶領域に書き込んでいる。
【0031】したがって、境界文字の文字情報を有さな
い部分分割記憶領域においても、境界文字の情報を書き
込むことができ、地図情報更新処理後に、分割記憶領域
が異なる部分分割記憶領域間の境界上にある文字を滞り
なく表示画面に表示することができる。
【0032】また、請求項7記載のナビゲーション用地
図の表示方法においては、地図情報更新処理後に、表示
外部分分割記憶領域に格納される部分分割地図情報で規
定された地図と連続する地図を規定したすべての部分分
割地図情報を検出対象として文字情報を検出し、異なる
分割記憶領域間における表示部分分割記憶領域と表示外
部分分割記憶領域との境界、あるいは第2の所定数が2
以上の場合に異なる分割記憶領域間における表示外部分
分割記憶領域同士の境界に位置すべき文字である境界文
字の情報を対応の部分分割記憶領域に書き込んでいる。
【0033】したがって、境界文字の文字情報を有さな
い部分分割記憶領域においても、境界文字の情報を書き
込むことができ、地図情報更新処理後に、分割記憶領域
が異なる部分分割記憶領域間の境界上にある文字を滞り
なく表示画面に表示することができる。
【0034】また、請求項8記載のナビゲーション用地
図の表示方法においては、被表示点の位置に対応する判
定領域が常に大きく設定されるように、被表示点の位置
に基づき複数の判定領域は可変に設定されるため、被表
示点が判定領域の境界上をジグザグに移動する等の不安
定な被表示点の動きにより移動方向を誤認識することが
なくなるため、被表示点の移動方向の判定精度を向上さ
せるができる。
【0035】
【実施例】
<<システム構成>>図1はこの発明の実施例で用いら
れるナビゲーションシステムの構成の一例を示すブロッ
ク図である。同図において、GPS(グローバルポジシ
ョニングシステム)101は自車の位置情報を現在位置
検出手段103に出力する。位置情報は、人工衛星等を
利用して、自車の地図上における位置を、緯度,経度を
用いたり、基準点からの差異等によって表された情報で
ある。また、ジャイロ102は自車の移動方向情報を現
在位置検出手段103に出力する。
【0036】現在位置検出手段103は、GPS101
より得た位置情報、ジャイロ102より得た移動方向情
報に基づき、正確な自車の現在位置を決定し、決定位置
情報をコントローラ105に出力する。
【0037】コントローラ105は決定位置情報に基づ
き、外部メモリ106の地図情報の一部を地図メモリ1
07に書き込んだり、画面の中央に自車の位置が被表示
点として表示されるように、地図メモリ107から得た
地図情報を表示装置108に表示したりする。
【0038】地図メモリ107は表示装置108の複数
画面分の記憶容量を有しており、地図メモリ107上の
任意の情報が高速に表示装置108上に表示可能であ
る。また、外部メモリ106はCD−ROM等の大容量
な記憶手段で構成されるメモリであり、ナビゲーション
システムで表示可能な地図の全情報を記憶している。
【0039】なお、操作手段109はキーボード等で構
成され、コントローラ105の動作開始等を制御すると
きに用いられる。また、操作手段109から決定位置情
報を与えることにより、表示装置108上に地図をスク
ロールさせることもできる。
【0040】<<第1の実施例>> <地図メモリ>図2は、この発明の第1の実施例である
ナビゲーション用地図の表示方法で用いられる地図メモ
リ107のメモリ構成を示す説明図である。同図に示す
ように、地図メモリ107はたて3画面、よこ3画面、
計9画面分の地図情報の分割格納領域を有する。
【0041】この地図メモリ107は、コントローラ1
05の制御下で、図3に示すように、上端(1,2,3
画面の上端)と下端(7,8,9画面の下端)、あるい
は左端(1,4,7画面の左端)と右端(3,6,9画
面の右端)とが連続しているように、表示装置108の
画面上に表示するとういうミラクルスクロールが可能な
構成となっている。なお、ミラクルスクロールの技術に
関しては例えば特開昭63−82318号公報に開示さ
れている。
【0042】<全体のフロー>図4はこの発明の第1の
実施例であるナビゲーション用地図の表示方法を示すフ
ローチャートである。なお、以下に述べるステップはコ
ントローラ105の制御下で行われる。
【0043】同図を参照して、ステップS1で、現在位
置検出手段103から決定位置情報を読み込む。
【0044】そして、ステップS2で、決定位置情報に
基づき、外部メモリ106から得た9画面分の地図情報
を地図メモリ107に書き込む。地図メモリ107は図
5に示すように、表示装置108の1画面分に相当する
ページ単位に複数の分割記憶領域が割り当てられてお
り、各分割記憶領域は1画面分の地図情報(分割地図情
報)を格納する。このとき、ステップS2では、自車の
位置にある分割地図情報が5ページの分割記憶領域に割
り当てられるように、地図メモリ107に地図情報が書
き込まれる。
【0045】そして、ステップS3で、コントローラ1
05は、決定位置情報と地図メモリ107に格納された
地図情報とに基づき、自車の位置を示す被表示点が中央
になるように、表示装置108上に地図を表示する。
【0046】そして、ステップS4で、図6で示すよう
に、地図メモリ107上を複数の判定領域に区分する。
図7は図6で示した複数の判定領域の詳細例を示す説明
図である。図7の例では表示装置108の1画面が36
0×240画素で構成され、1画素単位に刻まれたX座
標,Y座標により、地図メモリ107上の座標位置が設
定されている。図7において、数字1〜9は判定領域の
識別番号を示し、丸数字〜は分割記憶領域のページ
番号を示し、実線により判定領域の境界が示され、破線
により分割記憶領域の境界が示される。例えば、図7に
おいて、判定領域1は4点(180,360)、(540,360)、(54
0,600)及び(180,600)で囲まれる領域となる。
【0047】次に、ステップS5で、決定位置情報に基
づき、表示装置108の画面の左上に対応する地図メモ
リ107上の位置座標である基準位置を算出する。な
お、基準位置は、表示装置108の画面の左上以外に画
面の右上、右下、左下、中央などに設定してもよい。
【0048】例えば、初期において、5ページの中央に
自車の現在位置があるため、5ページの左上(360,
480)、すなわち判定領域1の中央が基準位置とな
る。当然のことながら、自車の移動あるいは操作手段1
09により決定位置情報が変化すると、これに伴い基準
位置も変化する。
【0049】ステップS6で、決定位置情報の変化に伴
い、自車の位置が中央になるように表示装置108上に
地図のスクロール表示を行う。
【0050】そして、ステップS7で、基準位置と複数
の判定領域との比較により、基準位置に対応する判定領
域が変動したか否かをチェックする。そして、判定領域
の変動がある場合にステップS8に移行し、ない場合に
ステップS5に戻る。
【0051】ステップS8で、後に詳述する地図メモリ
107への再書き込み処理を行い、ステップS9で、後
に詳述するページ間文字描画処理を行った後、ステップ
S5に戻る。
【0052】以降、ステップS5〜S7(S8,S9)
を繰り返す。
【0053】<判定処理>図8は、図4のステップS7
の判定領域変動の有無の検出処理における判定領域決定
処理を示すフローチャートである。なお、図8は地図メ
モリ107のページ構成及び複数の判定領域が図7で示
すように設定されている場合の処理を示している。
【0054】同図を参照して、ステップS11で基準位
置の座標(x,y)を得る。そして、ステップS12で
y≧120かつy<360であるか否かを検出し、YE
SでステップS13、NOでステップS18にそれぞれ
移行する。
【0055】ステップS13でx≧180かつx<54
0であるか否かを検出し、YESでステップS14で判
定領域4(8ページの分割記憶領域に相当)と決定し、
NOでステップS15に移行する。
【0056】ステップS15でx≧540かつx<90
0であるか否かを検出し、YESでステップS16で判
定領域5(9ページの分割記憶領域に相当)と決定し、
NOでステップS17で判定領域6(7ページの分割記
憶領域に相当)と決定する。
【0057】ステップS12でy≧360かつy<60
0であるか否かを検出し、YESでステップS19、N
OでステップS21にそれぞれ移行する。
【0058】ステップS19でx≧180かつx<54
0であるか否かを検出し、YESでステップS20で判
定領域1(5ページの分割記憶領域に相当)と決定し、
NOでステップS21に移行する。
【0059】ステップS21でx≧540かつx<90
0であるか否かを検出し、YESでステップS22で判
定領域2(6ページの分割記憶領域に相当)と決定し、
NOでステップS23で判定領域3(4ページの分割記
憶領域に相当)と決定する。
【0060】ステップS24でx≧180かつx<54
0であるか否かを検出し、YESでステップS25で判
定領域7(2ページの分割記憶領域に相当)と決定し、
NOでステップS26に移行する。
【0061】ステップS26でx≧540かつx<90
0であるか否かを検出し、YESでステップS27で判
定領域8(3ページの分割記憶領域に相当)と決定し、
NOでステップS28で判定領域9(1ページの分割記
憶領域に相当)と決定する。
【0062】このように、基準位置と複数の判定領域の
座標との比較により、基準位置に対応する判定領域1〜
9のいずれの領域であるかを決定する。
【0063】その後、決定した判定領域と決定する直前
の判定領域とを比較して、判定領域の変動の有無を検出
する。そして、判定領域に変動があった場合、直前の判
定領域JO及び現在の判定領域を被表示点の移動方向を
示す情報として、次のステップS8に伝達する。
【0064】<地図メモリへの再書き込み処理>図9及
び図10は、図4のステップS8の地図メモリ107へ
の再書き込み処理の詳細を示すフローチャートである。
【0065】同図を参照して、ステップS30で、直前
の判定領域JOを認識する。そして、ステップS31
で、直前の判定領域JOが判定領域1であるか否かをチ
ェックし、YESでステップS32に、NOでステップ
S49にそれぞれ移行する。
【0066】ステップS32で、現在の判定領域JNを
認識し、ステップS33で現在の判定領域JNが判定領
域3であるか否かをチェックし、YESでステップS3
4に移行し、NOでステップS35に移行する。ステッ
プS34で、判定領域1から判定領域3への左方向変動
における再書き込み処理を行い、地図メモリ107の6
ページの分割記憶領域に最初に書き込み、次に3,9ペ
ージの分割記憶領域に書き込む。
【0067】ステップS35で、現在の判定領域JNが
判定領域4であるか否かをチェックし、YESでステッ
プS36に移行し、NOでステップS37に移行する。
ステップS36で、判定領域1から判定領域4への下方
向変動における再書き込み処理を行い、地図メモリ10
7の2ページの分割記憶領域に最初に書き込み、次に
1,3ページの分割記憶領域に書き込む。
【0068】ステップS37で、現在の判定領域JNが
判定領域2であるか否かをチェックし、YESでステッ
プS38に移行し、NOでステップS39に移行する。
ステップS38で、判定領域1から判定領域2への右方
向変動における再書き込み処理を行い、地図メモリ10
7の4ページの分割記憶領域に最初に書き込み、次に
1,7ページの分割記憶領域に書き込む。
【0069】ステップS39で、現在の判定領域JNが
判定領域7であるか否かをチェックし、YESでステッ
プS40に移行し、NOでステップS41に移行する。
ステップS40で、判定領域1から判定領域7への上方
向変動における再書き込み処理を行い、地図メモリ10
7の8ページの分割記憶領域に最初に書き込み、次に
7,9ページの分割記憶領域に書き込む。
【0070】ステップS41で、現在の判定領域JNが
判定領域6であるか否かをチェックし、YESでステッ
プS42に移行し、NOでステップS43に移行する。
ステップS42で、判定領域1から判定領域6への左下
方向変動における再書き込み処理を行い、地図メモリ1
07の1,9ページの分割記憶領域に最初に書き込み、
次に3ページの分割記憶領域に書き込み、最後に2,6
ページの分割記憶領域に書き込む。
【0071】ステップS43で、現在の判定領域JNが
判定領域5であるか否かをチェックし、YESでステッ
プS44に移行し、NOでステップS45に移行する。
ステップS44で、判定領域1から判定領域5への右下
方向変動における再書き込み処理を行い、地図メモリ1
07の3,7ページの分割記憶領域に最初に書き込み、
次に1ページの分割記憶領域に書き込み、最後に2,4
ページの分割記憶領域に書き込む。
【0072】ステップS45で、現在の判定領域JNが
判定領域8であるか否かをチェックし、YESでステッ
プS46に移行し、NOでステップS47に移行する。
ステップS46で、判定領域1から判定領域8への右上
方向変動における再書き込み処理を行い、地図メモリ1
07の1,9ページの分割記憶領域に最初に書き込み、
次に7ページの分割記憶領域に書き込み、最後に4,8
ページの分割記憶領域に書き込む。
【0073】ステップS47で、現在の判定領域JNが
判定領域9であるか否かをチェックし、YESでステッ
プS48に移行し、NOで処理を終了する。ステップS
48で、判定領域1から判定領域9への左上方向変動に
おける再書き込み処理を行い、地図メモリ107の3,
7ページの分割記憶領域に最初に書き込み、次に9ペー
ジの分割記憶領域に書き込み、最後に6,8ページの分
割記憶領域に書き込む。
【0074】ステップS49で、直前の判定領域JOが
判定領域2であるか否かをチェックし、YESでステッ
プS50〜S66の処理を行い、ステップS32〜S4
8の処理同様、現在の判定領域JNに対応して地図メモ
リ107に対する再書き込み処理を行う。
【0075】直前の判定領域JOが判定領域3〜9の場
合は図示していないが、ステップS31〜S48の処理
及びステップS49〜S66の処理同様、直前の判定領
域JO及び現在の判定領域JNに対応して地図メモリ1
07に対する再書き込み処理を行う。
【0076】以下、例を挙げて詳細に説明する。図11
に示すように、判定領域1から判定領域5に変わった瞬
間は、直前の判定領域JOが判定領域1で、現在の判定
領域JNが判定領域5となり、右下方向への変動を認識
することができる。このとき、基準ページが5ページか
ら9ページに移る。なお、基準ページとは、自車の位置
を表示している分割記憶領域のページを意味する。
【0077】図11に示すページ番号1,2,3,4,
7の分割記憶領域は表示装置108の表示対象外である
ため表示外分割記憶領域と認識し、一方、図11に示す
ページ番号5,6,8,9の分割記憶領域は表示装置1
08の表示対象であるため表示分割記憶領域と認識す
る。そして、表示分割記憶領域(5,6,8,9ペー
ジ)に格納された地図情報で規定される地図に右下方向
にそって連続した地図を規定した分割地図情報である、
図12に示すの領域の地図情報を表示外分割
記憶領域(1,2,3,4,7ページ)にそれぞれ書き
込む。
【0078】この際、書き込みの優先順位は、自車が移
動する可能性の高い順に、3,7ページ、1ページ、
2,4ページの順となる。
【0079】図9及び図10で示したフローでは、ステ
ップS31及びS43の分岐処理がYESとなり、ステ
ップS44の処理が行われることになる。図13に基準
ページに対するページ方向を示し、図14にページ番号
9を基準ページとした場合の各ページ方向に対応するペ
ージ番号を示す。
【0080】基準ページ及びページ方向を用いて説明す
ると、図9のステップS44の処理は下記のようにな
る。
【0081】基準ページである9ページからみて、まず
第1にページ方向7の地図情報をページ方向7の3ペー
ジの分割記憶領域に書き込むと共に、ページ方向5の地
図情報をページ方向5の7ページの分割記憶領域に書き
込み、次に、ページ方向8の地図情報をページ方向8の
1ページの分割記憶領域に書き込み、最後にページ方向
6の地図情報をページ方向6の2ページの分割記憶領域
に書き込み、ページ方向3の地図情報をページ方向3の
4ページの分割記憶領域に書き込む。
【0082】このように、直前の判定領域JOと現在の
判定領域JNとの比較により、判定領域の変動方向を認
識し、表示装置108の地図表示領域から外れ、今後、
表示される可能性の低い、地図メモリ107におけるペ
ージ(表示外分割記憶領域)に対して再書き込み処理を
前もって行う。この際、自車が移動する可能性が高い、
最も早期に書き込む必要のあるページの分割記憶領域に
対し優先的に再書き込み処理を行う。
【0083】したがって、従来のように地図表示領域を
コピーするという処理は行われないため、コントローラ
105(CPU)の負荷は軽減する。また、再書き込み
処理は常に地図表示領域を外れた表示外分割記憶領域に
対して行われるため、再書き込み処理により表示装置1
08の表示が遅延することもない。そして、自車の移動
方向にそった地図を規定した地図情報が再書き込み処理
によって予め表示対象外の分割記憶領域に書き込まれる
ことにより、自車の移動に速やかに対応してスクロール
表示することができる。
【0084】加えて、自車が移動する可能性が高い、最
も早期に書き込む必要のあるページの分割記憶領域に対
し優先的に再書き込み処理を行うことにより、高速な自
車の移動に対しても、常に地図メモリ107に地図情報
を即時に表示することができ、応答性の良い地図の表示
が可能となる。
【0085】<ページ間文字描画処理(その1)>通
常、地図情報における地名等の文字情報は、外部メモリ
106内に他の情報と独立して設けられている。文字情
報で規定される文字の地図上の位置は文字基準点(文字
の左上の座標等)で管理される。
【0086】外部メモリ106内には図22に示すよう
に、4ページの分割記憶領域を1データ構成単位として
記憶している場合がある。図23に示す文字C1のよう
に、異なるページ間に描画されるが同一データ構成単位
内にある文字は、そのデータ構成単位内のいずれかのペ
ージに、文字C1の文字基準点が存在するため、同一デ
ータ構成単位内のいずれのページを描画する場合でも、
そのページにある文字の一部を描画可能である。
【0087】一方、図23の文字C2のように、データ
構成単位の境目に文字がある場合、文字基準点にあるペ
ージにのみ、文字の一部が描画されてしまうという不具
合が生じる可能性がある。以下ではデータ構成単位が1
ページとして説明する。
【0088】第1の実施例の地図メモリ107の構成で
判定領域変動があった場合、変動前後で変化のないペー
ジ(表示分割記憶領域)と、変動後に再書き込みが行わ
れたページ(表示外分割記憶領域)とのページの境界に
位置すべき境界文字、あるいは表示外分割記憶領域が2
つ以上ある場合、表示外分割記憶領域の境界に位置すべ
き境界文字を支障なく描画する必要がある。
【0089】ページ間文字描画処理(その1)は、今回
描画(再書き込み)したページに文字基準点がある文字
が既に描画されているページあるいは別の今回描画した
ページにはみ出している場合、既に描画されている文字
が今回描画したページにはみ出している場合に、文字基
準点がどのページにあっても当該はみ出した箇所の描画
を行うようにする処理である。
【0090】この際、直前の判定領域JOと現在の判定
領域JNとの比較により、判定領域の変動方向を認識
し、自車が移動する可能性が高い、最も早期に書き込む
必要のあるページの分割記憶領域に対し優先的に文字描
画処理を行う。
【0091】以下では、1データ構成単位が1ページ単
位とし、ページ間文字描画処理(その1)について、図
11及び図12に示すように、判定領域1から判定領域
5への判定領域変動があった場合を例に挙げて説明す
る。
【0092】この場合、9ページ(の分割記憶領域)を
中心ページとして、1ページに文字基準点がある文字が
中心ページにはみ出している場合、はみ出した部分を中
心ページに描画し、2ページに文字基準点がある文字が
中心ページにはみ出している場合、はみ出した部分を中
心ページに描画し、3ページに文字基準点がある文字が
中心ページにはみ出している場合、はみ出した部分を中
心ページに描画し、4ページに文字基準点がある文字が
中心ページにはみ出している場合、はみ出した部分を中
心ページに描画し、7ページに文字基準点がある文字が
中心ページにはみ出している場合、はみ出した部分を中
心ページに描画する。
【0093】3ページ(の分割記憶領域)を中心ページ
として、1ページに文字基準点がある文字が中心ページ
にはみ出している場合、はみ出した部分を中心ページに
描画し、2ページに文字基準点がある文字が中心ページ
にはみ出している場合、はみ出した部分を中心ページに
描画し、7ページに文字基準点がある文字が中心ページ
にはみ出している場合、はみ出した部分を中心ページに
描画し、8ページに文字基準点がある文字が中心ページ
にはみ出している場合、はみ出した部分を中心ページに
描画し、9ページに文字基準点がある文字が中心ページ
にはみ出している場合、はみ出した部分を中心ページに
描画する。
【0094】7ページ(の分割記憶領域)を中心ページ
として、1ページに文字基準点がある文字が中心ページ
にはみ出している場合、はみ出した部分を中心ページに
描画し、3ページに文字基準点がある文字が中心ページ
にはみ出している場合、はみ出した部分を中心ページに
描画し、4ページに文字基準点がある文字が中心ページ
にはみ出している場合、はみ出した部分を中心ページに
描画し、6ページに文字基準点がある文字が中心ページ
にはみ出している場合、はみ出した部分を中心ページに
描画し、9ページに文字基準点がある文字が中心ページ
にはみ出している場合、はみ出した部分を中心ページに
描画する。
【0095】1ページ(の分割記憶領域)を中心ページ
として、3ページに文字基準点がある文字が中心ページ
にはみ出している場合、はみ出した部分を中心ページに
描画し、7ページに文字基準点がある文字が中心ページ
にはみ出している場合、はみ出した部分を中心ページに
描画し、9ページに文字基準点がある文字が中心ページ
にはみ出している場合、はみ出した部分を中心ページに
描画する。
【0096】6ページ(の分割記憶領域)を中心ページ
として、4ページに文字基準点がある文字が中心ページ
にはみ出している場合、はみ出した部分を中心ページに
描画し、7ページに文字基準点がある文字が中心ページ
にはみ出している場合、はみ出した部分を中心ページに
描画する。
【0097】8ページ(の分割記憶領域)を中心ページ
として、2ページに文字基準点がある文字が中心ページ
にはみ出している場合、はみ出した部分を中心ページに
描画し、3ページに文字基準点がある文字が中心ページ
にはみ出している場合、はみ出した部分を中心ページに
描画する。
【0098】2ページ(の分割記憶領域)を中心ページ
として、3ページに文字基準点がある文字が中心ページ
にはみ出している場合、はみ出した部分を中心ページに
描画し、8ページに文字基準点がある文字が中心ページ
にはみ出している場合、はみ出した部分を中心ページに
描画し、9ページに文字基準点がある文字が中心ページ
にはみ出している場合、はみ出した部分を中心ページに
描画する。
【0099】4ページ(の分割記憶領域)を中心ページ
として、6ページに文字基準点がある文字が中心ページ
にはみ出している場合、はみ出した部分を中心ページに
描画し、7ページに文字基準点がある文字が中心ページ
にはみ出している場合、はみ出した部分を中心ページに
描画し、9ページに文字基準点がある文字が中心ページ
にはみ出している場合、はみ出した部分を中心ページに
描画する。
【0100】上記例での中心ページの優先順位は、第1
に9ページ、第2に3,7ページ、第3に1ページ、第
4に6,8ページ、第5に2,4ページとなる。
【0101】<ページ間文字描画処理(その2)>ペー
ジ間文字描画処理(その2)は、今回描画(再書き込
み)したページに対し、このページの周囲すべてのペー
ジに文字基準点がある文字が当該今回描画したページに
はみ出している場合、当該はみ出した箇所の描画を行う
ようにする処理である。
【0102】この際、直前の判定領域JOと現在の判定
領域JNとの比較により、判定領域の変動方向を認識
し、自車が移動する可能性が高い、最も早期に書き込む
必要のあるページの分割記憶領域に対し優先的に文字描
画処理を行う。
【0103】以下では、1データ構成単位が1ページ単
位とし、ページ間文字描画処理(その1)について、図
11及び図12に示すように、判定領域1から判定領域
5への判定領域変動があった場合を例に挙げて説明す
る。
【0104】この場合、3ページ(の分割記憶領域)を
中心ページとして、中心ページの上方に位置するページ
(9ページ)に文字基準点がある文字が中心ページには
み出している場合、はみ出した部分を中心ページに描画
し、中心ページの右上方に位置するページ(7ページ)
に文字基準点がある文字が中心ページにはみ出している
場合、はみ出した部分を中心ページに描画し、中心ペー
ジの右方向に位置するページ(1ページ)に文字基準点
がある文字が中心ページにはみ出している場合、はみ出
した部分を中心ページに描画し、中心ページのに右下方
に位置するページに文字基準点がある文字が中心ページ
にはみ出している場合、はみ出した部分を中心ページに
描画し、中心ページの下方に位置するページに文字基準
点がある文字が中心ページにはみ出している場合、はみ
出した部分を中心ページに描画し、中心ページの左下方
に位置するページに文字基準点がある文字が中心ページ
にはみ出している場合、はみ出した部分を中心ページに
描画し、中心ページの左方向に位置するページ(2ペー
ジ)に文字基準点がある文字が中心ページにはみ出して
いる場合、はみ出した部分を中心ページに描画し、中心
ページの左上方に位置するページ(8ページ)に文字基
準点がある文字が中心ページにはみ出している場合、は
み出した部分を中心ページに描画する。
【0105】以下、7ページ、1ページ、2ページ、3
ページの分割記憶領域それぞれを中心ページとして、上
方、右上方、右方向、右下方向、下方、左下方向、左方
向、左上方に位置するページに文字基準点がある文字が
中心ページにはみ出している場合、はみ出した部分を中
心ページに描画する。
【0106】上記例での中心ページの優先順位は、第1
に3,7ページ、第2に1ページ、第3に2,4ページ
となる。
【0107】<その他>第1の実施例では地図メモリ1
07を3×3の分割記憶領域で構成した例を示したが、
これに限定されず、地図メモリ107をN×M(N≧
3,M≧3)のマトリクス状に分割して分割記憶領域で
構成すれば、同様の効果を得ることができる。
【0108】<<第2の実施例>> <地図メモリ>図15は、この発明の第2の実施例であ
るナビゲーション用地図の表示方法で用いられる地図メ
モリ107のメモリ構成を示す説明図である。同図に示
すように、地図メモリ107はたて2画面、よこ2画
面、計4画面分の地図情報の分割記憶領域(ページ1〜
4)を有する。
【0109】さらに、各分割記憶領域(ページ1〜4)
は、図16に示すように、4個の部分分割記憶領域(詳
細ページ1−1〜1−4,2−1〜2−4,3−1〜3
−4,4−1〜4−4)に分割されている。
【0110】この地図メモリ107は、コントローラ1
05の制御下で、図17に示すように、上端(1,2画
面の上端)と下端(3,4画面の下端)、あるいは左端
(1,3画面の左端)と右端(2,4画面の右端)とが
連続しているように、表示装置108の画面上に表示す
るとういうミラクルスクロールが可能な構成となってい
る。
【0111】<全体のフロー>図18はこの発明の第2
の実施例であるナビゲーション用地図の表示方法を示す
フローチャートである。なお、以下に述べるステップは
コントローラ105の制御下で行われる。
【0112】同図を参照して、ステップS101で、現
在位置検出手段103から決定位置情報を読み込む。
【0113】そして、ステップS102で、決定位置情
報に基づき、外部メモリ106から得た4画面分の地図
情報を地図メモリ107に書き込む。地図メモリ107
は図16に示すように、表示装置108の1画面分に相
当するページ単位に複数の分割記憶領域が割り当てられ
とおり、各分割記憶領域は1画面分の地図情報(分割地
図情報)を格納する。さらに、各分割記憶領域は2×2
の部分分割記憶領域に分割される。したがって、地図メ
モリ107は、部分分割記憶領域は詳細ページ1−1〜
1−4,2−1〜2−4,3−1〜3−4,4−1〜4
−4からなる16の領域に割り当てられる。各部分分割
記憶領域は分割地図情報がさらに4分割された部分分割
地図情報を格納する。ステップS102では、自車の位
置にある地図情報が1−4ページ,2ー3ページ、3ー
2ページ及び4−1ページの部分分割記憶領域のいずれ
かに割り当てられるように、地図メモリ107に地図情
報が書き込まれる。
【0114】そして、ステップS103で、コントロー
ラ105は、決定位置情報と地図メモリ107に格納さ
れた地図情報とに基づき、自車の位置が中央になるよう
に、表示装置108上に地図を表示する。
【0115】そして、ステップS104で、地図メモリ
107上における判定領域を図19に示すように設定す
る。各判定領域の大きさは1つの部分分割記憶領域の大
きさに対応している。
【0116】次に、ステップS105で、決定位置情報
に基づき、表示装置108の画面に左上の位置座標であ
る基準位置を算出する。なお、基準位置は、表示装置1
08の画面の左上以外に画面の右上、右下、左下、中央
などに設定してもよい。
【0117】例えば、初期において、1−4ページ,2
ー3ページ、3ー2ページ及び4−1ページの部分分割
記憶領域の中央に自車の現在位置にある場合、判定領域
1の中央が基準位置となる。当然のことながら、自車の
移動あるいは操作手段109により決定位置情報が変化
すれば、これに伴い基準位置も変化する。
【0118】ステップS106で、決定位置情報の変化
に伴い、自車の位置が中央になるように表示装置108
上に地図のスクロール表示を行う。
【0119】そして、ステップS107で、基準位置と
複数の判定領域との比較により、基準位置の判定領域が
変動したか否かをチェックする。そして、判定領域の変
動がある場合にステップS108に移行し、ない場合に
ステップS105に戻る。
【0120】ステップS108で、後に詳述する地図メ
モリ107への再書き込み処理を行い、ステップS10
9で、後に詳述するページ間文字描画処理を行った後、
ステップS105に戻る。
【0121】以降、ステップS105〜S107(S1
08,S109)を繰り返す。
【0122】<判定処理>第2の実施例においても判定
領域の判定は、図8で示した第1の実施例のフローチャ
ートと同様、基準位置と判定領域との座標比較により行
われる。但し、第1の実施例の判定領域は1ページ単位
(1分割記憶領域単位)に設定されていたが、第2の実
施例における判定領域は詳細ページ(1/4ページ)単
位(1部分分割記憶領域単位)に設定されている。した
がって、図19に示すように、16個の判定領域が存在
する。
【0123】すなわち、基準位置と複数の判定領域の座
標との比較により、基準位置に対応する判定領域が判定
領域1〜16のいずれの領域であるかを決定する。
【0124】その後、決定した判定領域と決定する直前
の判定領域とを比較して、判定領域の変動の有無を検出
する。そして、判定領域に変動があった場合、直前の判
定領域JOとし、現在の判定領域JNを、次のステップ
S108に伝達する。
【0125】<地図メモリへの再書き込み>ステップS
108で示した地図メモリへの再書き込み処理は、図9
及び図10で示した第1の実施例の再書き込み処理と同
様に、直前の判定領域JOと現在の判定領域JNとの比
較により、判定領域の変動方向を認識して行う。
【0126】以下、例を挙げて詳細に説明する。図20
に示すように、表示装置108上での地図表示領域が変
化して判定領域1から判定領域6に変わった瞬間は、直
前の判定領域JOが判定領域1で、現在の判定領域JN
が判定領域6となり、右下方向への変動を認識すること
ができる。このとき、基準ページは4ページであり、詳
細基準ページは4−1ページである。第2の実施例にお
いて、基準ページとは、自車の現在位置を表示している
分割記憶領域のページを意味し、詳細基準ページとは、
自車の現在位置を表示している分割記憶領域の詳細ペー
ジを意味する。
【0127】このとき、図21に示す詳細ページ番号1
−1〜1ー3,2−1,2ー2,3−1,3−3の部分
分割記憶領域は完全な表示対象外とみなし、次に表示さ
れるであろう領域の地図情報をこれらの詳細ページの部
分分割記憶領域に書き込む。すなわち、図21に示す
(1−3),(3−1),(3−3),(1−1),
(2−2),(2−1),(1−2)領域の地図情報
を、地図メモリ107内の詳細ページ番号1−3,3−
1,3−3,1−1,2−2,2−1,1−2の部分分
割記憶領域それぞれ書き込む。
【0128】書き込みの優先順位は、自車が移動する可
能性の高い順に、2−1,2−2,3−1,3ー3ペ−
ジ、次に1−1ページ、最後に1−2,1ー3ページの
順となる。なお、詳細ページが異なっていても、優先度
が同一で同一ページの部分分割記憶領域については、ペ
ージ単位に一括して書き込むことができる。
【0129】したがって、上記した例における判定領域
1から判定領域6への変動があった場合、詳細ページ2
−1,2−2に対する一括書き込み処理、詳細ページ3
−1,3−3に対する一括書き込み処理、詳細ページ1
−1に対する書き込み処理、詳細ページ1−2,1−3
に対する一括書き込み処理を行う。
【0130】図24に基準ページと各ページ方向に対応
するページ番号を示す。基準ページ及びページ方向を用
いて説明すると、上記した例における判定領域1から判
定領域6への変動があった場合、ページ4−4を基準1
ページとなり、ページ方向7−1及び7ー2に位置する
詳細ページ2−1,2−2に対する一括書き込み処理、
ページ方向5−1及び5−3に位置する詳細ページ3−
1,3−3に対する一括書き込み処理、ページ方向8−
1に位置する詳細ページ1−1に対する書き込み処理、
ページ方向6−2に位置する詳細ページ1−2に対する
書き込み処理、ページ方向3−3に位置する1−3に対
する一括書き込み処理を行う。
【0131】このように、直前の判定領域JOと現在の
判定領域JNとの比較により、判定領域の変動方向を認
識し、表示装置108の地図表示領域から外れ、今後、
表示される可能性の低い、地図メモリ107における詳
細ページ(表示外部分分割記憶領域)に対して再書き込
み処理を前もって行い、この際、自車が移動する可能性
が高い、最も早期に書き込む必要のある詳細ページの部
分分割記憶領域に対し優先的に再書き込み処理を行う。
【0132】したがって、従来のように地図表示領域を
コピーするという処理は行われないため、コントローラ
105(CPU)の負荷は軽減する。また、再書き込み
処理は常に地図表示領域を外れた表示外部分分割記憶領
域に対して行われるため、再書き込み処理により表示装
置108の表示が遅延することもない。そして、自車の
移動方向にそった地図を規定した地図情報が再書き込み
処理によって予め表示対象外の部分分割記憶領域に書き
込まれることにより、自車の移動に速やかに対応してス
クロール表示することができる。
【0133】加えて、自車が移動する可能性が高い、最
も早期に書き込む必要のある詳細ページの分割記憶領域
に対し優先的に再書き込み処理を行うことにより、高速
な自車の移動に対しても、常に地図メモリ107に地図
情報を即時に表示することができ、応答性の良い地図の
表示が可能となる。
【0134】さらに、分割記憶領域がさらに区分された
部分分割記憶領域単位に、地図メモリ107へのアクセ
スが行えるように構成することにより、地図メモリ10
7の総容量は4ページ分(分割記憶領域の容量×4)に
抑えることができるため、第1の実施例の9ページ分の
容量に比べ、地図メモリ107の容量を大幅に低減する
ことができる。
【0135】<ページ間文字描画処理(その1)>第2
の実施例の地図メモリ107の構成で判定領域変動があ
った場合、変動前後で変化のないページ(表示部分分割
記憶領域)と、変動後に再書き込みが行われたページ
(表示外部分分割記憶領域)とのページの境界に位置す
べき境界文字、あるいは表示外部分分割記憶領域が2つ
以上ある場合、第1の実施例同様、表示外部分分割記憶
領域の境界に位置すべき境界文字を支障なく描画する必
要がある。
【0136】ページ間文字描画処理(その1)は、今回
描画(再書き込み)したページに文字基準点がある文字
が既に描画されているページあるいは別の今回描画した
ページにはみ出している場合、既に描画されている文字
が今回描画したページにはみ出している場合に、文字基
準点がどのページにあっても当該はみ出した箇所の描画
を行うようにする処理である。
【0137】この際、直前の判定領域JOと現在の判定
領域JNとの比較により、判定領域の変動方向を認識
し、自車が移動する可能性が高い、最も早期に書き込む
必要のある詳細ページの部分分割記憶領域に対し優先的
に文字描画処理を行う。
【0138】ただし、ページが同一の詳細ページの境界
に位置する文字は、何等支障なく描画することができる
ため、中心ページと詳細ページの境界がページの境界で
ない場合は文字描画処理対象からはずす。つまり、異な
るページ間における詳細ページと中心ページとの境界に
位置すべき境界文字のみを描画対象とする。
【0139】以下では、第1の実施例同様、1データ構
成単位が1ページ単位とし、ページ間文字描画処理(そ
の1)について、図20に示すように、判定領域1から
判定領域6への判定領域変動があった場合を例に挙げて
説明する。
【0140】この場合、4ページの4−2〜4−4ペー
ジ(の部分分割記憶領域)を中心ページとして、1−3
ページに文字基準点がある文字が中心ページにはみ出し
ている場合、はみ出した部分を中心ページに描画し、3
−1及び3−3ページに文字基準点がある文字が中心ペ
ージにはみ出している場合、はみ出した部分を中心ペー
ジに描画し、1−1ページに文字基準点がある文字が中
心ページにはみ出している場合、はみ出した部分を中心
ページに描画し、2−1及び2−2ページに文字基準点
がある文字が中心ページにはみ出している場合、はみ出
した部分を中心ページに描画し、1−2ページに文字基
準点がある文字が中心ページにはみ出している場合、は
み出した部分を中心ページに描画する。
【0141】2ページの2−1及び2−2ページ(の部
分分割記憶領域)を中心ページとして、1−2ページに
文字基準点がある文字が中心ページにはみ出している場
合、はみ出した部分を中心ページに描画し、3−4ペー
ジに文字基準点がある文字が中心ページにはみ出してい
る場合、はみ出した部分を中心ページに描画し、4−3
及び4−4ページに文字基準点がある文字が中心ページ
にはみ出している場合、はみ出した部分を中心ページに
描画し、3−3ページに文字基準点がある文字が中心ペ
ージにはみ出している場合、はみ出した部分を中心ペー
ジに描画し、1−1ページに文字基準点がある文字が中
心ページにはみ出している場合、はみ出した部分を中心
ページに描画する。
【0142】3ページの3−1及び3−3ページ(の部
分分割記憶領域)を中心ページとして、1−3ページに
文字基準点がある文字が中心ページにはみ出している場
合、はみ出した部分を中心ページに描画し、2−4ペー
ジに文字基準点がある文字が中心ページにはみ出してい
る場合、はみ出した部分を中心ページに描画し、4−2
及び4−4ページに文字基準点がある文字が中心ページ
にはみ出している場合、はみ出した部分を中心ページに
描画し、2−2ページに文字基準点がある文字が中心ペ
ージにはみ出している場合、はみ出した部分を中心ペー
ジに描画し、1−1ページに文字基準点がある文字が中
心ページにはみ出している場合、はみ出した部分を中心
ページに描画する。
【0143】1−1ページ(の部分分割記憶領域)を中
心ページとして、3−3ページに文字基準点がある文字
が中心ページにはみ出している場合、はみ出した部分を
中心ページに描画し、4−4ページに文字基準点がある
文字が中心ページにはみ出している場合、はみ出した部
分を中心ページに描画し、2−2ページに文字基準点が
ある文字が中心ページにはみ出している場合、はみ出し
た部分を中心ページに描画する。
【0144】2−4ページ(の部分分割記憶領域)を中
心ページとして、1−3ページに文字基準点がある文字
が中心ページにはみ出している場合、はみ出した部分を
中心ページに描画し、3−1ページに文字基準点がある
文字が中心ページにはみ出している場合、はみ出した部
分を中心ページに描画する。
【0145】3−4ページ(の部分分割記憶領域)を中
心ページとして、1−2ページに文字基準点がある文字
が中心ページにはみ出している場合、はみ出した部分を
中心ページに描画し、2−1ページに文字基準点がある
文字が中心ページにはみ出している場合、はみ出した部
分を中心ページに描画する。
【0146】1−2ページ(の部分分割記憶領域)を中
心ページとして、3−4ページに文字基準点がある文字
が中心ページにはみ出している場合、はみ出した部分を
中心ページに描画し、4−3ページに文字基準点がある
文字が中心ページにはみ出している場合、はみ出した部
分を中心ページに描画し、2−1ページに文字基準点が
ある文字が中心ページにはみ出している場合、はみ出し
た部分を中心ページに描画する。
【0147】1−3ページ(の部分分割記憶領域)を中
心ページとして、2−4ページに文字基準点がある文字
が中心ページにはみ出している場合、はみ出した部分を
中心ページに描画し、4−2ページに文字基準点がある
文字が中心ページにはみ出している場合、はみ出した部
分を中心ページに描画し、3−1ページに文字基準点が
ある文字が中心ページにはみ出している場合、はみ出し
た部分を中心ページに描画する。
【0148】上記例での中心ページの優先順位は、第1
に4−1〜4−4ページ、第2に2−2,3−3ペー
ジ、第3に1−1ページ、第4に2−4,3−4ペー
ジ、第5に1−2,1−3ページとなる。
【0149】<ページ間文字描画処理(その2)>ペー
ジ間文字描画処理(その2)は、今回描画(再書き込
み)したすべての詳細ページを中心ページとし、この中
心ページの周囲の詳細ページに文字基準点がある文字が
当該今回描画した詳細ページにはみ出している場合、当
該はみ出した箇所の描画を行うようにする処理である。
ただし、中心ページとページ単位の境界を介していない
周囲の詳細ページは描画対象からはずす。つまり、異な
るページ間における詳細ページと中心ページとの境界に
位置すべき境界文字のみを描画対象とする。
【0150】この際、直前の判定領域JOと現在の判定
領域JNとの比較により、判定領域の変動方向を認識
し、自車が移動する可能性が高い、最も早期に書き込む
必要のある詳細ページの部分分割記憶領域に対し優先的
に文字描画処理を行う。
【0151】以下では、1データ構成単位が1ページ単
位とし、ページ間文字描画処理(その1)について、図
20に示すように、判定領域1から判定領域6への判定
領域変動があった場合を例に挙げて説明する。
【0152】この場合、2−1及び2−2ページ(の部
分分割記憶領域)を中心ページとして、上方に位置する
詳細ページ(4−3及び4−4ページ)に文字基準点が
ある文字が中心ページにはみ出している場合、はみ出し
た部分を中心ページに描画し、右上方に位置する詳細ペ
ージ(3−3ページ)に文字基準点がある文字が中心ペ
ージにはみ出している場合、はみ出した部分を中心ペー
ジに描画し、右方向に位置する詳細ページ(1−1)ペ
ージに文字基準点がある文字が中心ページにはみ出して
いる場合、はみ出した部分を中心ページに描画し、右下
方に位置する詳細ページに文字基準点がある文字が中心
ページにはみ出している場合、はみ出した部分を中心ペ
ージに描画し、左下方に位置する詳細ページに文字基準
点がある文字が中心ページにはみ出している場合、はみ
出した部分を中心ページに描画し、左方向に位置する詳
細ページ(1−2)に文字基準点がある文字が中心ペー
ジにはみ出している場合、はみ出した部分を中心ページ
に描画する。
【0153】このとき、2−1及び2−2ページの下方
に位置する詳細ページは、ページの境界ではないため、
描画対象からはずす。また、右方向に位置する詳細ペー
ジ(1−1)ページと右下方に位置する詳細ページとは
同一ページ(同一構成単位)であるため、一括して文字
描画処理を行う。
【0154】以下、3ー1及び3ー2ページ、1−1ペ
ージ、1−2ページ及び1−3ページの部分分割記憶領
域を中心ページとして、上方、右上方、右方向、右下方
向、下方、左下方向、左方向、左上方に位置する詳細ペ
ージに文字基準点がある文字が中心ページにはみ出して
いる場合、はみ出した部分を中心ページに描画する。
【0155】この際、異なるページ間における詳細ペー
ジと中心ページとの境界に位置すべき境界文字のみを描
画対象とすため、周囲に位置する詳細ページと中心ペー
ジとの境界がページの境界でない場合は描画対象からは
ずす。
【0156】上記例での中心ページの優先順位は、第1
に2−2及び2−3,3−1及び3−3ページ、第2に
1−1ページ、第3に1−2及び1−3ページとなる。
【0157】<その他>また、第2の実施例では地図メ
モリ107を2×2の分割記憶領域で構成し、各分割記
憶領域を2×2の部分分割記憶領域で構成した例を示し
たが、分割記憶領域をK×L(K≧2,L≧2)のマト
リクス状に分割して部分分割記憶領域で構成すれば、同
様の効果を得ることができる。
【0158】<<第3の実施例(判定処理の改良)>>
第1及び第2の実施例では、判定領域の境界を常に固定
したが、第3の実施例では、現在、自車が位置する判定
領域を大きくして、判定領域の変動においてヒステリシ
ス性を持たせることが考えられる。
【0159】図25に判定領域1から変動を見るときの
判定領域の境界線を、図26に判定領域2から見たとき
の判定領域の境界線を、図27に判定領域4からみたと
きの判定領域の境界線を、図28に判定領域5から見た
ときの判定領域の境界線を示す。なお、これらの図は図
6及び図7で示した第1の実施例の判定領域に対応して
いる。
【0160】例えば、図25及び図26の経路R1にそ
って基準位置が変化した場合、図25のポイントP1で
はじめて判定領域1から判定領域2への変動が認定さ
れ、図26のポイントP2ではじめて判定領域2から判
定領域5への変動が認定される。これらのポイントP1
及びP2では、確実に基準ページは変わっている。
【0161】このように、現在、判定領域を大きく設定
しながら、自車の移動方向を判定することにより、基準
位置が判定領域の境界上をジグザグに移動する等の不安
定な自車の動きにより移動方向を誤認識することがなく
なるため、自車の移動方向を正確に判定することがで
き、自車の移動方向の誤判定による地図メモリ107の
再書き込み処理が軽減される分、コントローラ105
(CPU)の負荷を低減することができる。
【0162】なお、図25〜図28は第1の実施例の判
定領域に対応させたが、同様に、図19で示した第2の
実施例の判定領域にも適用可能である。
【0163】
【発明の効果】以上説明したように、この発明における
請求項1記載のナビゲーション用地図の表示方法のステ
ップ(a)で設定される複数の判定領域は、所定の記憶領
域の内容を更新することなく表示画面への表示が十分可
能な時点で被表示点の移動方向が認識でき、ステップ
(c)で行う地図情報更新処理は表示対象外領域に対する
書き込みを行っている。
【0164】したがって、表示手段の表示画面への表示
になんら影響を与えることなく、被表示点の移動方向に
そった地図を規定した地図情報を表示対象外領域に書き
込むことができる。
【0165】その結果、表示手段の表示画面への表示を
遅延させることなく、被表示点の移動に速やかに対応し
てスクロール表示することができる。また、表示対象領
域に格納されている地図情報は地図情報更新処理後もそ
のまま利用できるため、表示対象領域に格納されている
地図情報を他の領域にコピーする必要がない分、制御手
段に対する負荷を軽減することができる。
【0166】請求項2記載のナビゲーション用地図の表
示方法において、複数の分割記憶領域は、所定の記憶領
域がN×M(N≧3,M≧3)のマトリクス状に分割さ
れ、複数の分割記憶領域それぞれの分割地図情報の情報
量は表示画面で表示される地図情報の情報量と同一であ
るため、表示手段の表示画面の表示対象となる領域が所
定の記憶領域内のいずれの位置にあっても、複数の分割
記憶領域のうち表示外分割記憶領域となる分割記憶領域
は必ず存在する。
【0167】したがって、表示手段の表示画面への表示
になんら影響を与えることなく、被表示点の移動方向に
そった地図を規定した分割地図情報を表示外分割記憶領
域に書き込むことができる。
【0168】その結果、表示手段の表示画面への表示を
遅延させることなく、被表示点の移動に速やかに対応し
て地図のスクロール表示を行うことができる。
【0169】また、請求項3記載のナビゲーション用地
図の表示方法においては、地図情報更新処理後に、表示
外分割記憶領域と、表示分割記憶領域のうち表示外分割
記憶領域の地図情報で規定される地図に連続する地図を
規定した地図情報を格納する分割記憶領域とを検出対象
として文字情報を検出し、表示分割記憶領域と非表示対
象領域との境界、あるいは第2の所定数が2以上の場合
に表示外分割記憶領域同士の境界に位置すべき文字であ
る境界文字の情報を対応の分割記憶領域に書き込んでい
る。
【0170】したがって、境界文字の文字情報を有さな
い分割記憶領域においても、境界文字の情報が書き込む
ことができ、地図情報更新処理後に分割記憶領域間の境
界上にある文字を滞りなく表示画面に表示することがで
きる。
【0171】また、請求項4記載のナビゲーション用地
図の表示方法においては、地図情報更新処理後に、表示
外分割記憶領域が格納する分割地図情報で規定される地
図に連続するすべての地図を規定した分割地図情報を検
出対象として文字情報を検出し、表示分割記憶領域と表
示外分割記憶領域との境界、あるいは第2の所定数が2
以上の場合に表示外分割記憶領域同士の境界に位置すべ
き文字である境界文字を対応の分割記憶領域に書き込ん
でいる。
【0172】したがって、境界文字の文字情報を有さな
い分割記憶領域においても、境界文字の情報を書き込む
ことができ、地図情報更新処理後に分割記憶領域間の境
界上にある文字を滞りなく表示画面に表示することがで
きる。
【0173】また、請求項5記載のナビゲーション用地
図の表示方法において、複数の分割記憶領域は2×2の
マトリクス状に分割された領域であり、複数の分割記憶
領域それぞれの分割地図情報の情報量は表示画面で表示
される地図情報の情報量と同一であり、複数の分割記憶
領域はそれぞれK×L(K≧2,L≧2)のマトリクス
状に区分された複数の部分分割記憶領域からなるため、
表示手段の表示画面の表示対象となる領域が所定の記憶
領域のいずれの位置にあっても、複数の部分分割記憶領
域のうち表示外部分分割記憶領域となる部分分割記憶領
域は必ず存在する。
【0174】したがって、表示手段の表示画面への表示
になんら影響を与えることなく、被表示点の移動方向に
そった地図を規定した部分分割地図情報を表示外部分分
割記憶領域に書き込むことができる。
【0175】その結果、表示手段の表示画面への表示を
遅延させることなく、被表示点の移動に速やかに対応し
てスクロール表示を行うことができる。
【0176】さらに、複数の分割記憶領域は、所定の記
憶領域は2×2のマトリクス状に分割された領域である
ため、地図用記憶手段の記憶容量は表示手段の表示画面
の表示対象となる領域の4倍の容量で済ますことによ
り、地図用記憶手段の記憶容量を必要最小限に抑えるこ
とができる。
【0177】また、請求項6記載のナビゲーション用地
図の表示方法においては、地図情報更新処理後に、表示
外部分分割記憶領域と、表示部分分割記憶領域のうち表
示外部分分割記憶領域の地図情報で規定される地図に連
続する地図を規定した地図情報を格納する部分分割記憶
領域とを検出対象として文字情報を検出し、異なる分割
記憶領域間における表示部分分割記憶領域と表示外部分
分割記憶領域との境界、あるいは第2の所定数が2以上
の場合に異なる分割記憶領域間における表示外部分分割
記憶領域同士の境界に位置すべき文字である境界文字の
情報を対応の部分分割記憶領域に書き込んでいる。
【0178】したがって、境界文字の文字情報を有さな
い部分分割記憶領域においても、境界文字の情報を書き
込むことができ、地図情報更新処理後に、分割記憶領域
が異なる部分分割記憶領域間の境界上にある文字を滞り
なく表示画面に表示することができる。
【0179】また、請求項7記載のナビゲーション用地
図の表示方法においては、地図情報更新処理後に、表示
外部分分割記憶領域に格納される部分分割地図情報で規
定された地図と連続する地図を規定したすべての部分分
割地図情報を検出対象として文字情報を検出し、異なる
分割記憶領域間における表示部分分割記憶領域と表示外
部分分割記憶領域との境界、あるいは第2の所定数が2
以上の場合に異なる分割記憶領域間における表示外部分
分割記憶領域同士の境界に位置すべき文字である境界文
字の情報を対応の部分分割記憶領域に書き込んでいる。
【0180】したがって、境界文字の文字情報を有さな
い部分分割記憶領域においても、境界文字の情報を書き
込むことができ、地図情報更新処理後に、分割記憶領域
が異なる部分分割記憶領域間の境界上にある文字を滞り
なく表示画面に表示することができる。
【0181】また、請求項8記載のナビゲーション用地
図の表示方法においては、被表示点の位置に対応する判
定領域が常に大きく設定されるように、被表示点の位置
に基づき複数の判定領域は可変に設定されるため、被表
示点が判定領域の境界上をジグザグに移動する等の不安
定な被表示点の動きにより移動方向を誤認識することが
なくなるため、被表示点の移動方向の判定精度を向上さ
せるができる。
【0182】その結果、無駄な地図情報更新処理が行わ
れなくなる分、制御手段への負荷を軽減することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例で用いられるナビゲーショ
ンシステムの構成を示すブロック図である。
【図2】 第1の実施例で用いられる地図メモリの内部
構成を示す説明図である。
【図3】 第1の実施例で用いられる地図メモリのミラ
クルスクロール動作を示す説明図である。
【図4】 第1の実施例であるナビゲーション用地図の
表示方法を示すフローチャートである。
【図5】 第1の実施例で用いられる地図メモリのペー
ジ構成を示す説明図である。
【図6】 第1の実施例で用いられる地図メモリにおけ
る複数の判定領域を示す説明図である。
【図7】 第1の実施例で用いられる地図メモリの判定
領域とページ構成を示す説明図である。
【図8】 第1の実施例の判定領域の決定方法を示すフ
ローチャートである。
【図9】 第1の実施例の判定領域変動時における地図
メモリへの再書き込み方法を示すフローチャートであ
る。
【図10】 第1の実施例の判定領域変動時における地
図メモリへの再書き込み方法を示すフローチャートであ
る。
【図11】 表示装置に表示される地図表示情報の変動
を示す説明図である。
【図12】 判定領域変動前後の地図メモリのページ割
り当て変動を示す説明図である。
【図13】 基準ページとページ方向との関係を示す説
明図である。
【図14】 基準ページを4ページとした場合の基準ペ
ージとページ方向との関係を示す説明図である。
【図15】 第2の実施例で用いられる地図メモリの内
部構成を示す説明図である。
【図16】 第2の実施例で用いられる地図メモリの内
部構成の詳細を示す説明図である。
【図17】 第2の実施例で用いられる地図メモリのミ
ラクルスクロール動作を示す説明図である。
【図18】 第2の実施例であるナビゲーション用地図
の表示方法を示すフローチャートである。
【図19】 第2の実施例で用いられる地図メモリにお
ける複数の判定領域を示す説明図である。
【図20】 表示装置に表示される地図表示情報の変動
を示す説明図である。
【図21】 判定領域変動前後の地図メモリのページ割
り当て変動を示す説明図である。
【図22】 データ構成単位とページ構成との関係を示
す説明図である。
【図23】 ページの境目に文字がある状態及びデータ
構成単位の境目に文字がある状態を示す説明図である。
【図24】 基準ページとページ方向との関係を示す説
明図である。
【図25】 ヒステリシスを持たせた判定領域を示す説
明図である。
【図26】 ヒステリシスを持たせた判定領域を示す説
明図である。
【図27】 ヒステリシスを持たせた判定領域を示す説
明図である。
【図28】 ヒステリシスを持たせた判定領域を示す説
明図である。
【図29】 地図の一例を模式的に示す説明図である。
【図30】 従来の地図のスクロール方法を示す説明図
である。
【図31】 従来の地図のスクロール方法を示す説明図
である。
【図32】 従来の地図のスクロール方法を示す説明図
である。
【図33】 従来の地図のスクロール方法を示す説明図
である。
【図34】 従来の地図のスクロール方法を示す説明図
である。
【図35】 従来の地図のスクロール方法を示す説明図
である。
【図36】 従来の地図のスクロール方法を示す説明図
である。
【図37】 従来の地図のスクロール方法を示す説明図
である。
【符号の説明】
101 GPS、102 ジャイロ、103 現在位置
検出手段、105 コントローラ、106 外部メモ
リ、107 地図メモリ、108 表示装置、109
操作手段。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G09B 29/00 A (72)発明者 仲谷 彰浩 兵庫県伊丹市中央3丁目1番17号 三菱電 機セミコンダクタソフトウエア株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被表示点の位置情報を出力する位置情報
    出力手段と、 地図情報を所定の記憶領域に格納する地図用記憶手段と
    を備え、前記地図用記憶手段は、前記所定の記憶領域を
    複数の分割記憶領域に分割し、前記複数の分割記憶領域
    それぞれで前記地図情報が分割された分割地図情報を記
    憶し、 前記地図用記憶手段に格納された前記地図情報の一部を
    表示画面に表示する表示手段と、 前記位置情報に基づき、前記地図用記憶手段、前記表示
    手段を制御する制御手段とをさらに備え、前記制御手段
    は、前記複数の分割記憶領域の物理的位置関係に関係な
    く地図の連続性を認識して、前記被表示点を含むように
    前記地図情報の一部を前記表示画面にスクロール表示す
    る構成のナビゲーションシステムを用いて、前記制御手
    段の制御下で行うナビゲーション用地図の表示方法であ
    って、 (a) 前記所定の記憶領域を複数の判定領域に区分するス
    テップを備え、前記複数の判定領域は、前記所定の記憶
    領域の内容を更新することなく前記表示画面への表示が
    十分可能な時点で前記被表示点の移動方向が認識できる
    ように設定され、 (b) 時々刻々受ける前記位置情報に基づき、前記複数の
    判定領域のうち前記被表示点に対応する判定領域を求め
    ながら前記被表示点に対応する判定領域の変動を検出し
    て、前記被表示点の移動方向を認識するステップと、 (c) 前記ステップ(b)で前記被表示点の移動方向を認識
    した場合、前記所定の記憶領域において、前記表示画面
    の表示対象である表示対象領域と表示対象外の表示対象
    外領域とを認識し、前記表示対象領域の地図情報が規定
    する地図に対して前記被表示点の移動方向にそって連続
    する地図を規定した地図情報を前記表示対象外領域に書
    き込む地図情報更新処理を行うステップとを備える、ナ
    ビゲーション用地図の表示方法。
  2. 【請求項2】 前記複数の分割記憶領域は、前記所定の
    記憶領域がN×M(N≧3,M≧3)のマトリクス状に
    分割された領域であり、前記複数の分割記憶領域それぞ
    れの前記分割地図情報の情報量は前記表示画面で表示さ
    れる地図情報の情報量と同一であり、 前記表示対象領域は、前記複数の分割記憶領域のうち前
    記表示画面の表示対象となる第1の所定数の表示分割記
    憶領域であり、前記表示対象外領域は前記複数の分割記
    憶領域のうち前記表示画面の表示対象外となる第2の所
    定数の表示外分割記憶領域である、請求項1記載のナビ
    ゲーション用地図の表示方法。
  3. 【請求項3】 前記地図情報は地名等の文字情報を有
    し、前記文字情報は、文字に対応づけられた文字基準位
    置に対応する前記分割地図情報内に存在し、 (d) 前記ステップ(c)の前記地図情報更新処理後に、前
    記表示外分割記憶領域と、前記表示分割記憶領域のうち
    前記表示外分割記憶領域の地図情報で規定される地図に
    連続する地図を規定した地図情報を格納する分割記憶領
    域とを検出対象として文字情報を検出し、前記表示分割
    記憶領域と前記表示外分割記憶領域との境界、あるいは
    前記第2の所定数が2以上の場合に前記表示外分割記憶
    領域同士の境界に位置すべき文字である境界文字の情報
    を対応の分割記憶領域に書き込むステップをさらに備え
    る、請求項2記載のナビゲーション用地図の表示方法。
  4. 【請求項4】 前記地図情報は地名等の文字情報を有
    し、前記文字情報は、文字に対応づけられた文字基準位
    置に対応する前記分割地図情報内に存在し、 (d) 前記ステップ(c)の前記地図情報更新処理後に、前
    記表示外分割記憶領域が格納する分割地図情報で規定さ
    れる地図に連続するすべての地図を規定した分割地図情
    報を検出対象として文字情報を検出し、 前記表示分割記憶領域と前記表示外分割記憶領域との境
    界、あるいは前記第2の所定数が2以上の場合に前記表
    示外分割記憶領域同士の境界に位置すべき文字である境
    界文字を対応の分割記憶領域に書き込むステップをさら
    に備える、請求項2記載のナビゲーション用地図の表示
    方法。
  5. 【請求項5】 前記複数の分割記憶領域は、前記所定の
    記憶領域が2×2のマトリクス状に分割された領域であ
    り、前記複数の分割記憶領域それぞれの前記分割地図情
    報の情報量は前記表示画面で表示される地図情報の情報
    量と同一であり、前記複数の分割記憶領域はそれぞれK
    ×L(K≧2,L≧2)のマトリクス状に区分された複
    数の部分分割記憶領域からなり、前記複数の部分分割記
    憶領域はそれぞれ対応の分割記憶領域に格納される分割
    地図情報がさらに分割された部分分割地図情報を格納
    し、 前記表示対象領域は、前記複数の分割記憶領域それぞれ
    の前記複数の部分分割記憶領域のうち、前記表示画面の
    表示対象となる第1の所定数の表示部分分割記憶領域で
    あり、前記表示対象外領域は、前記複数の分割記憶領域
    それぞれの前記複数の部分分割記憶領域のうち、前記表
    示画面の表示対象外となる第2の所定数の表示外部分分
    割記憶領域である、請求項1記載のナビゲーション用地
    図の表示方法。
  6. 【請求項6】 前記地図情報は地名等の文字情報を有
    し、前記文字情報は、文字に対応づけられた文字基準位
    置に対応する前記分割地図情報内に存在し、 (d) 前記ステップ(c)の前記地図情報更新処理後に、前
    記表示外部分分割記憶領域と、前記表示部分分割記憶領
    域のうち前記表示外部分分割記憶領域の地図情報で規定
    される地図に連続する地図を規定した地図情報を格納す
    る部分分割記憶領域とを検出対象として文字情報を検出
    し、異なる分割記憶領域間における前記表示部分分割記
    憶領域と前記表示外部分分割記憶領域との境界、あるい
    は前記第2の所定数が2以上の場合に異なる分割記憶領
    域間における前記表示外部分分割記憶領域同士の境界に
    位置すべき文字である境界文字の情報を対応の部分分割
    記憶領域に書き込むステップをさらに備える、請求項5
    記載のナビゲーション用地図の表示方法。
  7. 【請求項7】 前記地図情報は地名等の文字情報を有
    し、前記文字情報は、文字に対応づけられた文字基準位
    置に対応する前記分割地図情報内に存在し、 (d) 前記ステップ(c)の前記地図情報更新処理後に、前
    記表示外部分分割記憶領域に格納される部分分割地図情
    報で規定された地図と連続する地図を規定したすべての
    部分分割地図情報を検出対象として文字情報を検出し、
    異なる分割記憶領域間における前記表示部分分割記憶領
    域と前記表示外部分分割記憶領域との境界、あるいは前
    記第2の所定数が2以上の場合に異なる分割記憶領域間
    における前記表示外部分分割記憶領域同士の境界に位置
    すべき文字である境界文字の情報を対応の部分分割記憶
    領域に書き込むステップをさらに備える、請求項5記載
    のナビゲーション用地図の表示方法。
  8. 【請求項8】 前記複数の判定領域は、前記被表示点に
    対応する判定領域が常に大きく設定されるように、前記
    被表示点の位置に基づき可変に設定される、請求項2な
    いし請求項7のうちいずれか1項に記載のナビゲーショ
    ン用地図の表示方法。
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