JPH09229710A - ナビゲーション装置における画面表示方法およびナビゲーション装置 - Google Patents

ナビゲーション装置における画面表示方法およびナビゲーション装置

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JPH09229710A
JPH09229710A JP3783796A JP3783796A JPH09229710A JP H09229710 A JPH09229710 A JP H09229710A JP 3783796 A JP3783796 A JP 3783796A JP 3783796 A JP3783796 A JP 3783796A JP H09229710 A JPH09229710 A JP H09229710A
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Toshiyuki Nagahara
利行 永原
Hiroshi Nagano
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Furuno Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動体位置が設定コースから大きくずれても
画面からコース表示が消えることのないようにし、また
移動体位置が予め設定したコースからどれだけずれてい
るかを画面から容易に読み取れるようにし、また移動体
の移動にともなって表示内容に大きな変化をもたせる。 【解決手段】 目的地に対するコースCOを画面の上下
方向に表示するとともに、移動体Sのコース方向成分の
移動量に応じて表示範囲をコースCOに沿った方向にシ
フトさせて、移動体Sの現在位置を示すマークが画面内
に固定されたコースずれ表示用ラインL上にのるように
表示させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、船舶等の移動体
を地図や航跡等とともに表示するナビゲーション装置に
おける画面表示方法およびナビゲーション装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、航跡表示装置は自船位置を測位
する手段と地図(海図)や各種マーク等とともに航跡を
画面上に表示する手段を備えていて、船舶におけるナビ
ゲーション装置として用いられている。
【0003】このようなナビゲーション装置において航
跡等を表示する場合、いくつかの表示モードのうち、使
用目的に応じて選択された表示モードで表示を行うよう
にしている。図10はいわゆるノースアップモードでの
表示例であり、図10においてC1,C2はそれぞれ海
岸線、Laは緯度線、Loは経度線、Tは航跡、Hは船
首方位線であり、これらとともに自船の位置を自船マー
クSで画面内に表示する。この表示モードでは画面の上
方が北となるように表示を行う。また、図10において
Bは目的地として設定した目的地を示すマーク、Aは目
的地Bを設定した時の自船位置を示すマークであり、両
者を結ぶ直線COをコースとして表示する。図11はい
わゆるコースアップモードでの表示例であり、図11に
おいてC1,C2はそれぞれ海岸線、Tは航跡、Hは船
首方位線であり、これらとともに自船の位置を自船マー
クSで画面内に表示する。また、図11においてBは目
的地として設定した目的地を示すマーク、Aは目的地B
を設定した時の自船位置を示すマークであり、両者を結
ぶ直線COをコースとして表示する。この表示モードで
はコースCOが画面の上方を向くように表示を行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来のナビゲーション装置における画面表示方法では、
ノースアップモードまたはコースアップモードのいずれ
の場合でも、自船マークの表示位置が画面内にある場合
には、表示範囲を固定したまま、すなわち海岸線等を同
じ位置に表示したまま、自船の移動にともなって自船マ
ークが移動して航跡が伸びるように表示し、自船マーク
が画面からはみ出ようとすると、自船マークの表示位置
が画面の中央になるように、表示範囲を切り替えるよう
にしている。そのため、自船位置がコースからずれすぎ
ると、コースが画面外に移動して画面からコースの表示
が消えることになり、コースを見失うことになる。ま
た、従来の画面表示方法では、例えば、自船から目的地
までの方位および距離が画面内に数値表示される場合で
も、その情報だけでは、設定したコースから自船がどの
方向にどれだけずれているかを容易に把握することがで
きない、といった問題があった。さらに、従来の画面表
示方法では、自船マークの表示位置が画面の周辺に達す
るまで海岸線等の地図は同じ位置に表示されたままであ
るため、自船が移動していても、表示内容に変化が乏し
く、注意が散漫になりやすい、といった問題もあった。
【0005】上述の問題は、或る船舶に設けられている
ナビゲーション装置の画面に自船の位置を表示する場合
だけでなく、移動体の位置をその移動体とは別の場所で
監視する場合についても同様に生じる。
【0006】この発明の目的は、自船位置が設定コース
から大きくずれても、画面からコース表示が消える、と
いった問題を解消し、コースを見失うことのないナビゲ
ーション装置における画面表示方法およびナビゲーショ
ン装置を提供することにある。
【0007】この発明の他の目的は、自船位置が予め設
定したコースからどれだけずれているかを画面から容易
に読み取れるようにしたナビゲーション装置における画
面表示方法およびナビゲーション装置を提供することに
ある。
【0008】この発明の他の目的は、自船の移動にとも
なって表示範囲が大きく変化し、かつ画面内における自
船のマークの表示も移動するようにして表示内容に変化
をもたせ、注意を喚起するようにしたナビゲーション装
置における画面表示方法およびナビゲーション装置を提
供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明のナビゲーショ
ン装置における画面表示方法およびナビゲーション装置
は、移動体の位置とコースとの位置関係を画面から容易
に把握できるようにするとともに、移動体の移動にとも
なって表示内容に大きな変化を持たせるために、請求項
1〜3および7〜9に記載の通り、目的地に対するコー
スを画面の上下方向に表示するとともに、移動体または
自船の前記コース方向成分の移動量に応じて表示範囲を
前記コースに沿った方向にシフトさせて、移動体または
自船の位置を示すマークを画面内の一定のコースずれ方
向の直線に重なる位置に表示する。
【0010】また、この発明のナビゲーション装置にお
ける画面表示方法およびナビゲーション装置は、移動体
または自船の位置と、設定されているコースとのずれを
画面から容易に読み取れるようにするため、請求項4,
5,10,11に記載の通り、前記コースずれ方向の直
線を表示するとともに、移動体または自船のコースから
のずれを示す目盛を前記コースずれ方向の直線に沿って
表示する。
【0011】また、この発明のナビゲーション装置にお
ける画面表示方法およびナビゲーション装置は、移動体
または自船がコースから大きくずれても移動体または自
船の位置とコースとの位置関係を画面から容易に把握で
きるようにするため、請求項6および12に記載の通
り、前記コースずれ方向の直線を表示するとともに、移
動体または自船のコースからのずれが前記コースずれ方
向の直線の端部またはその近傍に相当するずれを超える
とき、表示範囲を自動的に広げる。
【0012】請求項1〜3に係るナビゲーション装置に
おける画面表示方法および請求項7〜9に係るナビゲー
ション装置では、目的地に対するコースが画面内に表示
されるが、移動体または自船のコース方向成分の移動量
に応じて表示範囲が前記コースに沿った方向にシフトさ
れ、移動体の位置を示すマークが画面内の一定のコース
ずれ方向の直線に重なるように表示される。
【0013】ここで本願発明を適用した航跡表示装置に
おける表示画面の例を図1に示す。図1においてC1,
C2は海岸線、Sは自船マーク(移動体の位置を示すマ
ーク)、Tは航跡をそれぞれ表す表示である。図1
(A)に示す状態でBで示す位置に目的地を設定し、そ
の時の自船位置と目的地とを結ぶ直線をコースCOとし
て設定する。これにより図1(B)に示すように、自船
と目的地とを結ぶコースCOを画面の上下方向とし、目
的地を画面の上方とするコースアップモードで自船の位
置を表示するとともに、自船の現在位置が、画面内の一
定のコースずれ方向の直線Lに重なるように自船マーク
を表示する。その後、自船の移動にともないコースCO
からのずれが生じると、図1(C)に示すように、コー
スCOを画面の上下方向に表示させたまま、自船の現在
位置がコースずれ方向の直線L上の或る点に一致する
(重なる)ように、自船のコース方向成分の移動量に応
じて表示範囲をコースに沿った方向にシフトさせる。こ
のようにして自船の移動にともない、自船のコースずれ
に応じて自船マークSがコースずれ方向の直線L上を移
動するとともに、海岸線C1,C2や目的地マークBの
表示がコースCOの方向に沿って画面の下方へ移動する
ことになる。このように、請求項1〜3および7〜9に
記載の発明によれば、移動体または自船とコースとの位
置関係が明確となり、コースを見失うこともない。ま
た、移動体または自船の移動にともない表示内容が比較
的大きく変化するため、画面の表示に対する注意喚起効
果が高まる。
【0014】尚、上述の例では自船を移動体の例として
示したが、この発明における移動体は他船など自船以外
の移動物体であってもよい。また、上述の例では、移動
体の位置と目的地とを結ぶ直線をコースとして設定した
が、目的地を含む少なくとも2点を結ぶ直線をコースと
して設定する場合も同様である。
【0015】また、請求項4,5および10,11に記
載の発明によれば、図1(B)(C)に示したように、
コースずれ方向の直線Lを画面内に表示するとともに、
移動体(自船)のコースCOからのずれを示す目盛LS
を直線Lに沿って表示することによって、またさらに目
盛LSの近傍に1.0 や2.0 等の目盛に対応する数値を表
示することによって、移動体がコースからどれだけずれ
ているかを画面の表示から容易に読み取ることが可能と
なる。
【0016】更に、請求項6および12に記載の発明に
よれば、図1(C)に示した状態で、自船マークSがコ
ースCOから大きくずれて、そのずれがコースずれ方向
の直線Lの端部またはその近傍に相当するずれを超える
とき、表示縮尺率を変更して表示範囲を広げる。これに
より、移動体(自船)がコースから大きくずれても移動
体の位置とコースとの位置関係を画面から常に読み取れ
るようになる。
【0017】
【発明の実施の形態】この発明の実施形態に係るナビゲ
ーション装置の構成例を図2〜図9を基に以下に説明す
る。
【0018】図2には、ナビゲーション装置の全体の構
成を示すブロック図である。図2においてCPU1はR
OM2に予め書き込んだプログラムを実行して、後述す
る各種制御を行う。RAM3はそのプログラムの実行に
対して後述する各種データを記憶する。GPS受信機4
はGPS衛星からの信号を受信してその受信点の位置お
よび速度を求める。CPU1はインタフェース5を介し
てGPS受信機4により求められた測位データから自船
の位置データおよび船速データを得る。コンパス6は自
船の船首方位を求める。CPU1はインタフェース7を
介して船首方位のデータを読み取る。地図データメモリ
8は所定範囲の海岸線やその他の各種マーク等の付加デ
ータを予め書き込んだメモリであり、CPU1は画面内
に表示すべき範囲に応じたデータを地図データメモリ8
から読み出して、海岸線等の表示のための処理を行う。
表示用メモリ9は少なくとも1画面分の各画素に対応す
る記憶領域を持つメモリであり、表示制御回路10は表
示用メモリ9の内容を順次アドレッシングする。表示信
号出力回路11は表示用メモリ9から出力されたデータ
を表示信号に変換し、CRTやLCDパネル等の表示器
12へ出力する。CPU1は画面に表示すべき内容に応
じたデータを表示用メモリ9に書き込むことによって表
示を行わせる。KEY14はメニュー選択キー、テンキ
ー、カーソル移動キー等の各種キー入力部であり、CP
U1はインタフェース13を介してキー操作内容を読み
取る。
【0019】図3は図2に示したRAM3および地図デ
ータメモリ8の記憶内容の例を示す図である。図3にお
いてM1は画面に表示する地図や航跡等の表示縮尺率の
データを記憶する領域、M2は画面中央に相当する位置
の緯度/経度データの記憶領域、M3はどの方位を画面
の上方にして表示するかを示すデータの記憶領域、M4
は設定された複数の目的地の緯度/経度データを記憶す
る領域である。M5は自船の現在位置を緯度/経度デー
タとして記憶する領域、M6は自船の現在の船速を記憶
する領域、M7は自船の現在の船首方位を記憶する領域
である。また、M8およびM9は現在の自船位置から当
面の目的地として設定している目的地までの距離および
方位をそれぞれ記憶する領域である。M10は地図デー
タメモリの内容とは別に、地図上の所定位置に所定のマ
ークを表示させるための各マークの緯度/経度データを
記憶する領域である。M11は自船の航行にともなっ
て、一定航行距離毎または一定時間毎に現在位置を累積
して、これを航跡データとして記憶する領域である。図
3において地図データメモリには、海岸線を例えば折れ
線で表したデータが海岸線データとして予め書き込まれ
ていて、灯台等のその他の表示すべきマークの緯度/経
度データが付加データとして予め書き込まれている。
【0020】図4〜図6および図9は表示画面のいくつ
かの例を示す図であり、図4〜図6および図9におい
て、C1,C2は海岸線、Sは自船マーク、Hは船首方
位線、Tは航跡、COは現在のコース、Lはコースずれ
方向の直線(以下「コースずれ表示用ライン」とい
う。)、LSはコースずれ表示用ラインLに沿って表し
た目盛、LSに付されている2.0,1.0,0 などの数値は目
盛の数値表示である。また、図4〜図6において画面の
左下および右下部分の数値表示の内容は次の通りであ
る。図4を参照して、D1,D2は自船の緯度,経度、
D3は自船の船速/船首方位、D4は表示縮尺率、D
5,D6は目的地の番号および緯度,経度、D7は自船
から目的地までの距離/方位である。
【0021】この例では、2つの目的地を設定してい
て、図4に示すようにその目的地番号を目的地マークB
1,B2として表示している。図4に示す状態はB1で
示す第1の目的地を当面の目的地としてコースCOを設
定している状態を示す。図4においてAは自船Sがこの
Aで示す位置を航行していた時にB1で示す目的地を設
定したことを示すマークである。図4に示すように、自
船の移動にともない、コースCOからのずれが生じる
と、自船マークSはコースずれ表示用ラインLに沿って
画面の左右方向に移動することになる。そして、このコ
ースずれ表示用ラインLに沿って表示している目盛LS
を読み取ることによってコースずれ量がわかる。図4に
示す例では、コースCOから左方向に約0.8NM(海
里)ずれていることが読み取れる。
【0022】図5は図4に示した状態から時間が経過
し、自船の移動にともなって海岸線、コースおよび目的
地等の表示が画面の下方向へ、コースCOに沿った方向
に移動し、目的地マークB1で示す目的地を中心とする
一定半径の円内に自船が到達したとき、またはその一定
半径の円がコースずれ表示用ラインLに接したときの状
態を示す。この直後、B2で示す第2の目的地が新たな
目的地として設定され、B1とB2を結ぶ直線が新たな
コースCOとして設定される。従って、図6に示すよう
に新たなコースCOが画面の上下方向を向き、且つ自船
マークSがコースずれ表示用ラインLに重なるように表
示範囲を切り替える。その後は自船の移動に伴いコース
COからのずれ量に応じて自船マークSがコースずれ表
示用ラインL上を移動するとともに、海岸線C1や目的
地マークB2が画面の下方へ移動することになる。
【0023】尚、図4〜図6および図9に示した例で
は、目盛LSやその数値表示を容易に読み取れるように
するため、コースずれ表示用ラインLより下方には海岸
線を表示しないようにしたが、図1に示したように、目
盛LSやその数値表示を海岸線などと重ねて表示するよ
うに構成してもよい。また逆に、必要に応じて航跡Tや
目的地設定位置のマークA(図4参照)を表示しないよ
うに構成してもよい。
【0024】図7および図8は図2に示したCPU1の
処理手順を示すフローチャートである。まずRAMの所
定エリアにすでに定められている表示縮尺率、画面中央
の緯度/経度、画面上方の方位等の表示パラメータを読
み出し、更に地図データメモリから地図データを読み出
して、表示用メモリに対し地図表示のための描画を行
う。続いてGPS受信機から自船の位置および船速を読
み取り、コンパスから船首方位を読み取る。そして、自
船位置、船速、船首方位、縮尺率をそれぞれ図4に示し
たように画面の下方に数値表示する。続いて、自船位置
(緯度/経度)が画面内に表示可能であれば、該当の位
置に自船マークおよび船首方位線が表示されるように、
表示用メモリ内の対応する位置に自船マークを描画す
る。続いてキーの読み取りを行い、そのキー操作による
各種データの設定およびそれに基づく処理を行う。例え
ばメニュー選択キーおよびそれに続く各種キーの操作に
よって目的地の入力、縮尺率の選択、所定のマークの投
入(記憶)、カーソルの移動等を行う。目的地の入力方
法は、画面内に十字型のカーソルを表示し、これをカー
ソル移動キーの操作によって所定位置へ移動させ、その
後に目的地設定キーを操作することによって順次入力す
る方法や、目的地の番号および目的地の緯度/経度デー
タをテンキーにより数値入力する方法等によって行う。
【0025】目的地の設定が完了すれば、図8に示す処
理へ移る。即ち、まず複数の目的地が設定されている場
合に、最初に設定された目的地を当面の目的地として定
め、その目的地の位置を数値表示する。そして、自船位
置が画面内の所定位置(図4に示したコースずれ表示用
ラインLの中央)となり、かつ自船と目的地を結ぶコー
スが画面の左右方向の中央にくるように、つまりそのコ
ースが画面の上方を向くように、表示パラメータのうち
画面中央の緯度/経度データおよび画面上方の方位デー
タを変更する。続いて、この新たな表示パラメータに基
づいて地図データを読み出して地図の描画を行い、自船
マーク、船首方位線、航跡、目的地マークおよびコース
の描画を行い、更にコースずれ表示用ラインLと目盛L
Sの描画を行う。これにより、自船マークがコースずれ
表示用ラインLの中央に相当する位置に表示され、且つ
その自船位置から最初の目的地を結ぶコースCOが画面
の上方を向くように表示がなされる。
【0026】続いてコースCOと自船位置との距離(自
船からコースへおろした法線の距離)をコースずれ量X
TEとして算出し、その値に基づき、自船マークが画面
の表示範囲に充分入るか否かを判定する。もし、自船が
コースずれ表示用ラインの端部またはその近傍に相当す
る位置に達したことを判定すれば、自船マークが画面内
に充分入るように、表示パラメータのうち縮尺率データ
を変更し、新たな縮尺率を数値表示し、この新たな表示
パラメータに基づいて、例えば図9に示すように地図、
自船マーク、目的地マーク、コース等を再描画する。こ
れによって広い表示範囲で、コースに対する自船の位置
関係およびコースずれ量を読み取ることができるように
なる。自船がコースずれ表示用ラインの端部またはその
近傍に相当する位置に達していなければ、GPS受信機
から自船の位置データおよび船速データを読み取り、コ
ンパスから船首方位データを読み取って、目的地までの
距離/方位を算出する。そして、自船位置,船速,船首
方位、目的地の位置,目的地までの距離/方位をそれぞ
れ数値表示する。その後、自船マークSがコースずれ表
示用ラインLに重なるのに相当する分だけ、表示パラメ
ータのうち画面中央の緯度/経度データを変更する。ま
た、目的地を中心とする一定範囲の円(警報範囲)がコ
ースずれ表示用ラインLに接したか、上記警報範囲に自
船位置が到達したか否かを判定し、そのいずれかのと
き、次の目的地を新たな目的地として定め、図8の以
降の処理を行う。上記警報範囲がコースずれ表示用ライ
ンLに未だ接することなく、且つ上記警報範囲に自船位
置が未だ到達していなければ、以降の処理を行う。
尚、上記警報範囲の半径は任意に設定可能としておけば
よい。
【0027】以上の処理を繰り返すことによって、コー
スが画面の上下方向に表示され、自船の移動にともなう
コースからのずれに応じて、コースずれ表示用ラインの
上を自船が移動するとともに地図や目的地のマーク全体
がコースに沿った方向に移動することになる。
【0028】尚、図4〜図6および図9に示した例で
は、コースずれ表示用ラインLより下方に縮尺率などの
数値表示を行うようにしたが、これらの表示は常に表示
せずに、適宜キー操作などに応じて表示するように構成
してもよい。
【0029】
【発明の効果】請求項1〜3および7〜9に記載の発明
によれば、目的地を含むコースが画面内に表示される
が、移動体または自船のコース方向成分の移動量に応じ
て表示範囲が前記コースに沿った方向にシフトされ、移
動体または自船の現在位置が画面内に固定されたコース
ずれ方向の直線上のある点に一致するように表示される
ため、移動体または自船とコースとの位置関係が明確と
なり、コースを見失うこともない。また、移動体または
自船の移動にともない表示内容が比較的大きく変化する
ため、画面の表示に対する注意喚起効果が高まる。
【0030】請求項4,5,10,11に記載の発明に
よれば、コースずれ方向の直線を画面内に表示するとと
もに、移動体または自船のコースからのずれを示す目盛
または更に目盛に対応する数値を表示するようにしたた
め、移動体または自船がコースからどれだけずれている
かを画面の表示から容易に読み取れるようになる。
【0031】請求項6および12に記載の発明によれ
ば、移動体または自船がコースから大きくずれて、その
ずれがコースずれ方向の直線の端部またはその近傍に相
当するずれを超えるとき、表示縮尺率が自動的に変更さ
れて表示範囲が広がるため、移動体または自船がコース
から大きくずれても移動体または自船の位置とコースと
の位置関係を画面から常に読み取れるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明のナビゲーション装置における画面
表示方法およびナビゲーション装置における表示例を示
す図である。
【図2】 実施形態に係るナビゲーション装置の構成を
示すブロック図である。
【図3】 図2におけるRAMおよび地図データメモリ
の内容を示す図である。
【図4】 実施形態に係るナビゲーション装置における
表示例を示す図である。
【図5】 実施形態に係るナビゲーション装置における
表示例を示す図である。
【図6】 実施形態に係るナビゲーション装置における
表示例を示す図である。
【図7】 実施形態に係るナビゲーション装置の処理手
順を示すフローチャートである。
【図8】 実施形態に係るナビゲーション装置の処理手
順を示すフローチャートである。
【図9】 実施形態に係るナビゲーション装置における
表示例を示す図である。
【図10】 従来のノースアップモードにおける表示例
を示す図である。
【図11】 従来のコースアップモードにおける表示例
を示す図である。
【符号の説明】
S−自船マーク B,B1,B2−目的地マーク CO−コース A−コース開始点マーク H−船首方位線 T−航跡 C,C1,C2−海岸線 L−コースずれ表示用ライン LS−目盛

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 目的地を含む少なくとも2点を結ぶコー
    スを画面の上下方向に表示するとともに、移動体の前記
    コース方向成分の移動量に応じて表示範囲を前記コース
    に沿った方向にシフトさせて、移動体の位置を示すマー
    クを画面内の一定のコースずれ方向の直線に重なる位置
    に表示することを特徴とするナビゲーション装置におけ
    る画面表示方法。
  2. 【請求項2】 移動体の位置と目的地とを結ぶコースを
    画面の上下方向に表示するとともに、移動体の前記コー
    ス方向成分の移動量に応じて表示範囲を前記コースに沿
    った方向にシフトさせて、移動体の位置を示すマークを
    画面内の一定のコースずれ方向の直線に重なる位置に表
    示することを特徴とするナビゲーション装置における画
    面表示方法。
  3. 【請求項3】 自船の位置と目的地とを結ぶコースを画
    面の上下方向とし、目的地を画面の上方とするコースア
    ップモードで自船の位置を示すマークを表示するととも
    に、自船の前記コース方向成分の移動量に応じて表示範
    囲を前記コースに沿った方向にシフトさせて、自船の位
    置を示すマークを画面内の一定のコースずれ方向の直線
    に重なる位置に表示することを特徴とするナビゲーショ
    ン装置における画面表示方法。
  4. 【請求項4】 前記コースずれ方向の直線を表示すると
    ともに、前記移動体または自船の前記コースからのずれ
    を示す目盛を前記直線に沿って表示することを特徴とす
    る請求項1〜3のいずれか1項に記載のナビゲーション
    装置における画面表示方法。
  5. 【請求項5】 前記目盛の近傍に、該目盛に対応する数
    値をさらに表示することを特徴とする請求項4に記載の
    ナビゲーション装置における画面表示方法。
  6. 【請求項6】 前記コースずれ方向の直線を表示すると
    ともに、前記移動体または自船の前記コースからのずれ
    が、前記直線の端部またはその近傍に相当するずれを超
    えるとき、表示範囲を広げて表示することを特徴とする
    請求項1〜5のいずれか1項に記載のナビゲーション装
    置における画面表示方法。
  7. 【請求項7】 移動体の位置を測位する手段と、目的地
    の位置を設定する手段と、前記目的地を含む2点を結ぶ
    コースを画面の上下方向に表示するとともに、移動体の
    前記コース方向成分の移動量に応じて表示範囲を前記コ
    ースに沿った方向にシフトさせて、移動体の位置を示す
    マークを画面内の一定のコースずれ方向の直線に重なる
    位置に表示する表示範囲制御手段とを設けたことを特徴
    とするナビゲーション装置。
  8. 【請求項8】 移動体の位置を測位する手段と、目的地
    の位置を設定する手段と、移動体の位置と目的地とを結
    ぶコースを画面の上下方向に表示するとともに、移動体
    の前記コース方向成分の移動量に応じて表示範囲を前記
    コースに沿った方向にシフトさせて、移動体の位置を示
    すマークを画面内の一定のコースずれ方向の直線に重な
    る位置に表示する表示範囲制御手段とを設けたことを特
    徴とするナビゲーション装置。
  9. 【請求項9】 自船の位置を測位する手段と、目的地の
    位置を設定する手段と、自船の位置と目的地とを結ぶコ
    ースを画面の上下方向とし、目的地を画面の上方とする
    コースアップモードで自船の位置を示すマークを表示す
    るとともに、自船の前記コース方向成分の移動量に応じ
    て表示範囲を前記コースに沿った方向にシフトさせて、
    自船の位置を示すマークを画面内の一定のコースずれ方
    向の直線に重なる位置に表示する表示範囲制御手段とを
    設けたことを特徴とするナビゲーション装置。
  10. 【請求項10】 前記コースずれ方向の直線を表示する
    とともに、前記移動体または自船の前記コースからのず
    れを示す目盛を前記直線に沿って表示するコースずれ表
    示制御手段を設けた請求項7〜9のいずれか1項に記載
    のナビゲーション装置。
  11. 【請求項11】 前記コースずれ表示制御手段は、前記
    目盛の近傍に、該目盛に対応する数値をさらに表示する
    ものである請求項10に記載のナビゲーション装置。
  12. 【請求項12】 前記コースずれ方向の直線を表示する
    とともに、前記移動体または自船の前記コースからのず
    れが、前記直線の端部またはその近傍に相当するずれを
    超えるとき、表示の縮尺率を変更して表示範囲を広げる
    縮尺率自動変更手段を設けたことを特徴とする請求項7
    〜11のいずれか1項に記載のナビゲーション装置。
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