JPH08209968A - 自動車用エレベータの制御装置 - Google Patents

自動車用エレベータの制御装置

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JPH08209968A
JPH08209968A JP7015086A JP1508695A JPH08209968A JP H08209968 A JPH08209968 A JP H08209968A JP 7015086 A JP7015086 A JP 7015086A JP 1508695 A JP1508695 A JP 1508695A JP H08209968 A JPH08209968 A JP H08209968A
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JP
Japan
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vehicle
car
dimension
weight
hall call
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Pending
Application number
JP7015086A
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English (en)
Inventor
Koji Obata
宏治 小幡
Nobukazu Suzuki
信和 鈴木
Yoshiro Maekawa
愛郎 前川
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP7015086A priority Critical patent/JPH08209968A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 寸法オーバーの自動車を乗場で検出して乗込
禁止を報知し、安全に退場させる。 【構成】 この自動車用エレベータの制御装置は、かご
内の許容自動車寸法をかご内寸法登録手段3に登録して
おき、乗場呼び入力手段1に乗場呼びが入力された時
に、乗場に停車している自動車の寸法を自動車寸法測定
手段2によって測定し、寸法比較手段4によってその自
動車寸法をかご内寸法登録手段に登録されている許容自
動車寸法と比較し、その比較結果により、自動車の寸法
が許容自動車寸法よりも大きい場合には乗込禁止報知手
段6によって当該自動車の乗込禁止を報知して利用者に
知らせてかごに乗込まないようにさせ、これと共に退場
援助手段7により当該自動車を乗場から事故なく退場す
るのを援助する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車用エレベータの制
御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車用エレベータは不特定多数の自動
車によって利用される場合が多いが、従来一般にエレベ
ータかごに乗せることができる自動車の許容寸法に制限
があり、またかごの積載荷重に制限があるのがほとんど
である。
【0003】他方、利用者を限定する自動車用エレベー
タでは、契約車の使用者に磁気カードを持たせたり、暗
証番号を知らせたりして、エレベータを利用する際には
乗場に停車して磁気カードをカードリーダに読込ませ、
あるいは暗証番号を入力装置から入力し、登録番号と一
致すれば使用許可を出して基準階の乗場呼びにエレベー
タかごを応答させるようにしているものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来の自動車用エレベータの制御装置では次のような問
題点があった。
【0005】まずエレベータかごに乗せることができる
自動車の寸法に制限がある場合には、乗場にその寸法や
利用できる車種を限定する表示を掲げたり、案内放送し
たりすることによって利用者に自分で判断させるように
しているのが現状であり、利用者が不慣れであれば自分
の自動車が利用できるかどうか判断を誤ることがあり、
むりやり乗込もうとすればかごや自動車自体を破損して
しまう恐れがある問題点があった。また、破損させない
ように、光電管を使用したかごドア安全装置を設置して
自動車の一部がはみ出せばかごドアが閉らないように
し、その旨を利用者に案内放送などで知らせるようにし
た装置も知られているが、そのような場合には、利用者
がいったんかごに乗込んだ自動車をバックで乗場まで戻
さなければならず、狭いところでのバック運転であるた
めにかごや付属設備に自動車を接触させて破損させる恐
れがある問題点もあった。
【0006】同じように、エレベータかごに乗せること
ができる自動車の重量に制限がある場合にも、乗場にそ
の許容重量や利用できる車種を限定する表示を掲げた
り、案内放送したりすることによって利用者に自分で判
断させるようにしているのが現状であり、利用者が不慣
れであれば自分の自動車が利用できるかどうか判断を誤
ることがあり、気づかずにむりやり乗込むと荷重オーバ
ーの警報が鳴り、また案内放送もされ、利用者はいった
んかごに乗込んだ自動車をバックで乗場まで戻さなけれ
ばならず、狭いところでのバック運転であるためにかご
や付属設備に自動車を接触させて破損させる恐れがある
問題点があった。
【0007】さらに、利用者限定の自動車用エレベータ
では、正規の契約車であっても乗場に停車して運転者が
磁気カードを取出してカードリーダに読込ませたり、入
力装置に暗証番号を入力する操作をしたりしなければな
らず、エレベータ利用に手間がかかる問題点があった。
【0008】本発明はこのような従来の問題点に鑑みて
なされたもので、寸法オーバーの自動車や重量オーバー
の自動車は乗場に停車した時点で装置側でそのことを判
別してかごへの乗込を最初から禁止することにより、か
ご乗込時やかごからの退出時に破損する恐れをなくすこ
とができる自動車用エレベータの制御装置を提供するこ
とを目的とする。
【0009】また本発明は、寸法オーバー又は重量オー
バーの自動車が乗場に停車して乗込もうとして乗込禁止
を報知されたときに、その乗場から容易に退場できるよ
うに援助することができる自動車用エレベータの制御装
置を提供することを目的とする。
【0010】また本発明は、契約車専用の自動車用エレ
ベータにおいて利用者の手を煩わせずに契約車と非契約
車とを自動的に識別し、契約車だけに利用させることが
できる自動車用エレベータの制御装置を提供することを
目的とする。
【0011】加えて本発明は、契約車専用の自動車用エ
レベータにおいて誤って非契約車が利用しようとしてそ
の乗込が禁止された場合に、その乗場から容易に退場で
きるように援助することができる自動車用エレベータの
制御装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の自動車
用エレベータの制御装置は、基準階の乗場呼びを入力す
る乗場呼び入力手段と、かご内の許容自動車寸法を登録
するかご内寸法登録手段と、乗場呼び入力手段に乗場呼
びが入力された時に、乗場に停車している自動車の寸法
を測定する自動車寸法測定手段と、自動車寸法測定手段
が測定する自動車寸法をかご内寸法登録手段に登録され
ている許容自動車寸法と比較する寸法比較手段と、寸法
比較手段による比較結果により、自動車の寸法が許容自
動車寸法よりも大きい場合に当該自動車の乗込禁止を報
知する乗込禁止報知手段とを備えたものである。
【0013】請求項2の発明は、請求項1の自動車用エ
レベータの制御装置において、寸法比較手段による比較
結果により、自動車の寸法が許容自動車寸法よりも大き
い場合に当該自動車の乗場からの退場を援助する退場援
助手段を備えたものである。
【0014】請求項3の発明の自動車用エレベータの制
御装置は、基準階の乗場呼びを入力する乗場呼び入力手
段と、かご内の許容積載荷重を登録する積載荷重登録手
段と、乗場呼び入力手段に乗場呼びが入力された時に、
乗場に停車している自動車の重量を測定する自動車重量
測定手段と、自動車重量測定手段が測定する自動車重量
を積載荷重登録手段に登録されている許容積載荷重と比
較する重量比較手段と、重量比較手段による比較結果に
より、自動車重量が許容積載荷重よりも大きい場合に当
該自動車の乗込禁止を報知する乗込禁止報知手段とを備
えたものである。
【0015】請求項4の発明は、請求項3の自動車用エ
レベータの制御装置において、重量比較手段による比較
結果により、自動車重量が許容積載重量よりも大きい場
合に当該自動車の乗場からの退場を援助する退場援助手
段を備えたものである。
【0016】請求項5の発明の自動車用エレベータの制
御装置は、基準階の乗場呼びを入力する乗場呼び入力手
段と、かご内の許容自動車寸法を登録するかご内寸法登
録手段と、かご内の許容積載荷重を登録する積載荷重登
録手段と、乗場呼び入力手段に乗場呼びが入力された時
に、乗場に停車している自動車の寸法を測定する自動車
寸法測定手段と、乗場呼び入力手段に乗場呼びが入力さ
れた時に、乗場に停車している自動車の重量を測定する
自動車重量測定手段と、自動車寸法測定手段が測定する
自動車寸法をかご内寸法登録手段に登録されている許容
自動車寸法と比較する寸法比較手段と、自動車重量測定
手段が測定する自動車重量を積載荷重登録手段に登録さ
れている許容積載荷重と比較する重量比較手段と、寸法
比較手段による比較結果により自動車の寸法が許容自動
車寸法よりも大きい場合に、又は重量比較手段による比
較結果により自動車重量が許容積載荷重よりも大きい場
合に当該自動車の乗込禁止を報知する乗込禁止報知手段
とを備えたものである。
【0017】請求項6の発明は、請求項5の自動車用エ
レベータの制御装置において、乗込禁止報知手段によっ
て自動車の乗込禁止報知を行う時に、当該自動車の乗場
からの退場を援助する退場援助手段を備えたものであ
る。
【0018】請求項7の発明の自動車用エレベータの制
御装置は、基準階の乗場呼びを入力する乗場呼び入力手
段と、契約車の自動車ナンバーを登録するナンバー登録
手段と、乗場呼び入力手段に乗場呼びが入力された時
に、乗場に停車している自動車のナンバーを認識するナ
ンバー認識手段と、ナンバー認識手段が認識した自動車
ナンバーをナンバー登録手段に登録されている契約車の
自動車ナンバーから検索するナンバー検索手段と、ナン
バー検索手段による検索結果により、該当する自動車ナ
ンバーが検索されなかった場合に当該自動車の乗込禁止
を報知する乗込禁止報知手段とを備えたものである。
【0019】請求項8の発明は、請求項7の自動車用エ
レベータの制御装置において、ナンバー検索手段による
検索結果により、該当する自動車ナンバーが検索されな
かった場合に当該自動車の乗場からの退場を援助する退
場援助手段を備えたものである。
【0020】
【作用】請求項1の発明の自動車用エレベータの制御装
置では、かご内の許容自動車寸法をかご内寸法登録手段
に登録しておき、乗場呼び入力手段に乗場呼びが入力さ
れた時に、乗場に停車している自動車の寸法を自動車寸
法測定手段によって測定し、寸法比較手段によってその
自動車寸法をかご内寸法登録手段に登録されている許容
自動車寸法と比較する。そして、寸法比較手段による比
較結果により、自動車の寸法が許容自動車寸法よりも大
きい場合には乗込禁止報知手段によって当該自動車の乗
込禁止を報知して利用者に知らせてかごに乗込ませない
ようにする。
【0021】請求項2の発明の自動車用エレベータの制
御装置では、さらに、寸法比較手段による比較結果によ
り、自動車の寸法が許容自動車寸法よりも大きい場合に
は退場援助手段により当該自動車を乗場から容易に退場
できるように援助する。
【0022】請求項3の発明の自動車用エレベータの制
御装置では、かご内の許容積載荷重を積載荷重登録手段
に登録しておき、乗場呼び入力手段に乗場呼びが入力さ
れた時に、乗場に停車している自動車の重量を自動車重
量測定手段によって測定し、重量比較手段によってその
自動車重量を積載荷重登録手段に登録されている許容積
載荷重と比較する。そして、重量比較手段による比較結
果により、自動車重量が許容積載荷重よりも大きい場合
には乗込禁止報知手段によって当該自動車の乗込禁止を
報知して利用者に知らせてかごに乗込ませないようにす
る。
【0023】請求項4の発明の自動車用エレベータの制
御装置では、さらに、重量比較手段による比較結果によ
り、自動車重量が許容積載重量よりも大きい場合には退
場援助手段により当該自動車を乗場から容易に退場でき
るように援助する。
【0024】請求項5の発明の自動車用エレベータの制
御装置では、かご内の許容自動車寸法をかご内寸法登録
手段に登録し、またかご内の許容積載荷重を積載荷重登
録手段に登録しておき、乗場呼び入力手段に乗場呼びが
入力された時に、乗場に停車している自動車の寸法を自
動車寸法測定手段によって測定すると共に自動車の重量
を自動車重量測定手段によって測定し、寸法比較手段に
よってその自動車寸法をかご内寸法登録手段に登録され
ている許容寸法と比較すると共に重量比較手段によって
自動車重量を積載荷重登録手段に登録されている許容積
載荷重と比較する。
【0025】そして、寸法比較手段による比較結果によ
り自動車寸法が許容寸法よりも大きい場合、又は重量比
較手段による比較結果により自動車重量が許容積載荷重
よりも大きい場合には乗込禁止報知手段によって当該自
動車の乗込禁止を報知して利用者に知らせてかごに乗込
ませないようにする。
【0026】請求項6の発明の自動車用エレベータの制
御装置では、さらに、寸法比較手段による比較結果によ
り自動車寸法が許容寸法よりも大きい場合、又は重量比
較手段による比較結果により自動車重量が許容積載重量
よりも大きい場合には退場援助手段により当該自動車を
乗場から容易に退場できるように援助する。
【0027】請求項7の発明の自動車用エレベータの制
御装置では、ナンバー登録手段に契約車の自動車ナンバ
ーを登録しておき、乗場呼び入力手段に乗場呼びが入力
された時に、乗場に停車している自動車のナンバーをナ
ンバー認識手段によって自動的に認識させ、ナンバー検
索手段によりその自動車ナンバーをナンバー登録手段に
登録されている契約車の自動車ナンバーから検索する。
そして、ナンバー検索手段による検索結果により、該当
する自動車ナンバーが検索されなかった場合には乗込禁
止報知手段により当該自動車の乗込禁止を報知して利用
者に知らせてかごに乗込ませないようにする。
【0028】請求項8の発明の自動車用エレベータの制
御装置では、さらに、ナンバー検索手段による検索結果
により、該当する自動車ナンバーが検索されなかった場
合には退場援助手段によって当該自動車を乗場から容易
に退場できるように援助する。
【0029】
【実施例】以下、本発明の実施例を図に基づいて詳説す
る。図1は請求項1及び請求項2の発明の一実施例の機
能ブロック図を示しており、この実施例の自動車用エレ
ベータの制御装置は、乗場呼び信号の入力を受付ける乗
場呼び入力装置1と、基準階の乗場の所定位置に停車さ
れた自動車に対してその車高、車幅、全長を自動的に測
定する寸法測定装置2と、この自動車用エレベータのか
ごに乗せる自動車に許容される寸法があらかじめ登録さ
れているかご内寸法登録装置3と、乗場呼び入力装置1
によって乗場呼びが受付けられたときに寸法測定装置2
が測定する自動車寸法をかご内寸法登録装置3に登録さ
れているかご内許容寸法と比較し、乗車可能かどうか判
断する寸法比較演算装置4を備えている。
【0030】この実施例の自動車用エレベータの制御装
置はまた、寸法比較演算装置4による比較結果により乗
車可能と判断した時に乗車許可表示すると共に乗場呼び
入力装置1に入力された乗場呼びを登録して自動車用エ
レベータの所定の空きかごを基準階に回送させる乗場呼
び登録装置5と、寸法比較演算装置4による比較結果に
より乗車不可と判断した時に乗車禁止を報知する乗込禁
止報知装置6と、この乗込禁止報知と共に自動車の乗場
からの退場を誘導するための退場誘導装置7を備えてい
る。
【0031】寸法測定装置2としては、近年、多方面で
応用されているCCDカメラによって乗場に停車した自
動車を撮像した映像を分析して直接寸法を割出す画像処
理装置を利用することができる。また、寸法測定装置
2、かご内寸法登録装置3及び寸法比較演算装置4の部
分を1つにまとめた形式の装置とし、乗場の所定位置に
許容寸法の自動車が停車した場合には光を遮断せず、許
容寸法を超える車高、車幅、あいるは全長を有する自動
車が停車した場合には光を遮断するように前後、左右、
上下それぞれの適当な位置に光電管とその受光素子、あ
るいはレーザ光源とその受光素子を設置し、許容寸法を
超える自動車が停車したことを前後、左右あるいは上下
方向のいずれかの光信号の遮断によって検出する単純な
方式とすることもできる。
【0032】かご内寸法登録装置3と寸法比較演算装置
4にはマイクロコンピュータが用いられる。その内部構
成は図2に示すようなものであり、乗場呼び入力装置と
しての乗場呼びスイッチ1aのオン信号を入力するディ
ジタル入力回路4a、寸法測定装置2の自動車寸法測定
結果のアナログ信号を入力するアナログ入力回路4b、
このアナログ入力回路4bから入力されるアナログ信号
のA/D変換を行うA/D変換器4c、データバス4
d、本装置の統括動作制御を行うと共に乗込可不可判定
と乗込禁止報知の必要な一連の処理をあらかじめ登録さ
れているプログラムにしたがって実行する中央演算処理
装置(CPU)4e、CPU4eが実行する各種演算処
理プログラムやかご内許容寸法データが登録されている
ROM4f、自動車寸法の測定値データを記憶するRA
M4g、CPU4eの演算処理結果を出力するディジタ
ル出力回路4hから構成されている。
【0033】乗込禁止報知装置6としては現行の自動車
用エレベータで使用されているように、自動車の運転席
から見える位置に表示板を設置してその表示板に乗込禁
止を示す表示を行い、これと共に音声合成装置によって
乗込禁止の案内放送を行うようにした装置を用いること
ができる。
【0034】退場誘導装置7としては、乗場に通常の自
動車が乗切れる大きさのターンテーブルを設置してお
き、乗込時にかごに向って前向きに停車する場合に、乗
込禁止の際にそのターンテーブルを180度回転させて
自動車が入ってきた誘導路に出やすいように向きを変え
るようにした装置を用いることができる。
【0035】次に、上記構成の自動車用エレベータの制
御装置の動作について説明する。図3のフローチャート
に示すように、ある自動車が基準階の乗場に到着して退
場誘導装置7上の所定位置に停車し、利用者が乗場呼び
スイッチ1aを操作することによって乗場呼び入力を行
うと、その乗場呼び入力装置1がその乗場呼びを受付け
て寸法測定装置2を起動させる(ステップS1)。
【0036】寸法測定装置2は所定位置に停車している
自動車の車高、車幅、全長の寸法測定を実行し、その測
定結果を寸法比較演算装置4に入力する(ステップS
2)。
【0037】寸法比較演算装置4では、かご内寸法登録
装置3にあらかじめ登録されているかご内許容自動車寸
法、つまり許容車高、許容車幅、許容全長データを読出
し、寸法測定装置2から入力される自動車寸法の測定デ
ータと比較する(ステップS3)。
【0038】この寸法比較処理で寸法測定値が許容寸法
よりも小さい場合には、その自動車の乗込が可能である
ので、寸法比較演算装置4は乗場呼び登録装置5に乗場
呼び許可を出す。そこで、乗場呼び登録装置5は乗場呼
びを登録して空きかごを基準階に呼寄せる乗場呼び登録
を行い(ステップS4)、乗場の利用者から見やすい位
置に設置された表示装置に乗込許可の表示を行うと共
に、例えば、「どうぞ、かごまでお進みください。所定
の位置に停止されれば、サイドブレーキを引き、キーを
抜取って、車から離れてください。」といった音声案内
を行う(ステップS5)。
【0039】しかしながら、ステップS3において寸法
比較演算装置4が行う寸法比較において、自動車寸法の
測定値がかご内許容寸法よりも大きい場合には、その乗
込を禁止すべく、乗車禁止報知装置6に指示を出し、利
用者から見やすい位置に設置されている表示装置によっ
て乗込禁止の表示を行うと共に、例えば、「車が大きす
ぎますので、ご利用になれません。車の方向転換を行い
ますので、そのまましばらくお待ちください。」といっ
た乗込禁止の音声案内を行う(ステップS6)。
【0040】寸法比較演算装置4はまた退場誘導装置7
にも指令を出し、乗込禁止の報知が完了するタイミング
で退場誘導装置7を起動させ、180度回転させること
によって誘導路に出やすい向きに自動車の方向転換を行
い、退場を誘導する(ステップS7)。
【0041】以上のようにこの実施例の自動車用エレベ
ータの制御装置では、乗場に停車した自動車の寸法を自
動測定して許容寸法と比較し、自動車寸法が大きすぎる
場合には乗込禁止報知を行うと共に、退場しやすいよう
に誘導することができる。
【0042】なお、請求項1の発明の実施例としては、
上記実施例で用いた退場誘導装置を省略した簡単な構成
のものでもよい。
【0043】次に、請求項3及び請求項4の発明の一実
施例について、図4〜図6に基づいて説明する。この実
施例の自動車用エレベータの制御装置は、乗場に停車し
た自動車の重量を自動測定してかご許容積載荷重以下で
あれば乗車許可、積載荷重を超えていれば乗車禁止の自
動報知を行うことを特徴とするものであって、乗場呼び
信号の入力を受付ける乗場呼び入力装置1と、基準階の
乗場の所定位置に停車された自動車に対してその重量を
自動的に測定する重量測定装置12と、この自動車用エ
レベータのかごの許容積載荷重があらかじめ登録されて
いる積載荷重登録装置13と、乗場呼び入力装置1によ
って乗場呼びが受付けられたときに重量測定装置12が
測定する自動車重量を積載荷重登録装置13に登録され
ている許容積載荷重と比較し、乗車可能かどうか判断す
る重量比較演算装置14を備えている。
【0044】重量測定装置12としては、広く使用され
ている各種の自動車荷重測定装置を使用することができ
る。
【0045】なお、重量比較演算装置14による比較結
果により乗車可能と判断した時に乗車許可表示すると共
に乗場呼び入力装置1に入力された乗場呼びを登録して
自動車用エレベータの所定の空きかごを基準階に回送さ
せる乗場呼び登録装置5と、重量比較演算装置14によ
る比較結果により乗車不可と判断した時に乗車禁止を報
知する乗込禁止報知装置6と、この乗込禁止報知と共に
自動車の乗場からの退場を誘導するための退場誘導装置
7は図1〜図3に示した第1の実施例と共通する。
【0046】積載荷重登録装置13と重量比較演算装置
14にはマイクロコンピュータが用いられ、その内部構
成は図5に示したものとなる。このマイクロコンピュー
タの内部構成は図2に示した第1の実施例と同じであ
り、同一の部分には同一の符号を付して示してある。た
だし、図2で寸法測定装置2から寸法測定信号を入力す
るようにしていたが、ここでは重量測定装置12から自
動車乗量測定結果のアナログ信号がアナログ入力回路4
bに入力されるようになっている。また、本装置の統括
動作制御を行うと共に乗込可不可判定と乗込禁止報知の
必要な一連の処理をあらかじめ登録されているプログラ
ムにしたがって実行する中央演算処理装置(CPU)4
eは第1の実施例と共通であるが、このCPU4eが実
行する各種演算処理プログラムやかご内許容寸法データ
が登録されているROM4fの内容は重量比較機能用に
置換えられ、またRAM4gには自動車重量の測定値デ
ータが記憶されることになる。
【0047】次に、上記構成の自動車用エレベータの制
御装置の動作について説明する。図6のフローチャート
に示すように、ある自動車が基準階の乗場に到着して退
場誘導装置7上の所定位置に停車し、利用者が乗場呼び
スイッチ1aを操作することによって乗場呼び入力を行
うと、その乗場呼び入力装置1がその乗場呼びを受付け
て乗量測定装置12を起動させる(ステップS11)。
【0048】重量測定装置12は所定位置に停車してい
る自動車の乗量測定を実行し、その測定結果を重量比較
演算装置14に入力する(ステップS12)。
【0049】重量比較演算装置14では、積載荷重登録
装置13にあらかじめ登録されているかご内許容積載荷
重データを読出し、重量測定装置12から入力される自
動車重量の測定データと比較する(ステップS13)。
【0050】この重量比較処理で重量測定値が許容積載
荷重よりも小さい場合には、その自動車の乗込が可能で
あるので、重量比較演算装置14は乗場呼び登録装置5
に乗場呼び許可を出す。そこで、乗場呼び登録装置5は
乗場呼びを登録して空きかごを基準階に呼寄せる乗場呼
び登録を行い(ステップS14)、乗場の利用者から見
やすい位置に設置された表示装置に乗込許可の表示を行
うと共に、例えば、「どうぞ、かごまでお進みくださ
い。所定の位置に停止されれば、サイドブレーキを引
き、キーを抜取って、車から離れてください。」といっ
た音声案内を行う(ステップS15)。
【0051】しかしながら、ステップS13において重
量比較演算装置14が行う重量比較において、自動車重
量の測定値が許容積載荷重よりも大きい場合には、その
乗込を禁止すべく、乗車禁止報知装置6に指示を出し、
利用者から見やすい位置に設置されている表示装置によ
って乗込禁止の表示を行うと共に、例えば、「車が重す
ぎますので、ご利用になれません。車の方向転換を行い
ますので、そのまましばらくお待ちください。」といっ
た乗込禁止の音声案内を行う(ステップS16)。
【0052】重量比較演算装置14はまた退場誘導装置
7にも指令を出し、乗込禁止の報知が完了するタイミン
グで退場誘導装置7を起動させ、180度回転させるこ
とによって誘導路に出やすい向きに自動車の方向転換を
行い、退場を誘導する(ステップS17)。
【0053】以上のようにこの実施例の自動車用エレベ
ータの制御装置では、乗場に停車した自動車の重量を自
動測定してかご内許容積載荷重と比較し、自動車重量が
大きすぎる場合には乗込禁止報知を行うと共に、退場し
やすいように誘導することができる。
【0054】なお、請求項3の発明の実施例としては、
上記実施例で用いた退場誘導装置を省略した簡単な構成
のものでもよい。
【0055】次に、請求項5及び請求項6の発明の実施
例を図7〜図9に基づいて説明する。この実施例の自動
車用エレベータの制御装置は、乗場に停車した自動車の
寸法と重量を自動測定してかご許容寸法以下かつ許容積
載荷重以下であれば乗車許可、許容寸法又は許容積載荷
重を超えていれば乗車禁止の自動報知を行うことを特徴
とするものであって、乗場呼び信号の入力を受付ける乗
場呼び入力装置1と、基準階の乗場の所定位置に停車さ
れた自動車に対してその寸法を自動的に測定する寸法測
定装置2及び重量を自動的に測定する重量測定装置12
と、この自動車用エレベータのかごの許容寸法と許容積
載荷重があらかじめ登録されているかご内寸法荷重登録
装置23と、乗場呼び入力装置1によって乗場呼びが受
付けられたときに寸法測定装置2が測定する自動車寸
法、重量測定装置12が測定する自動車重量それぞれを
かご内寸法荷重登録装置23に登録されている許容寸
法、許容積載荷重それぞれと比較し、乗車可能かどうか
判断する寸法重量比較演算装置24を備えている。
【0056】なお、寸法測定装置2、重量測定装置12
としては、第1の実施例、第2の実施例で説明したもの
を同じように使用することができる。
【0057】また、寸法重量比較演算装置24による比
較結果により乗車可能と判断した時に乗車許可表示する
と共に乗場呼び入力装置1に入力された乗場呼びを登録
して自動車用エレベータの所定の空きかごを基準階に回
送させる乗場呼び登録装置5と、寸法重量比較演算装置
24による比較結果により乗車不可と判断した時に乗車
禁止を報知する乗込禁止報知装置6と、この乗込禁止報
知と共に自動車の乗場からの退場を誘導するための退場
誘導装置7は図1〜図3に示した第1の実施例と共通す
る。
【0058】かご内寸法荷重登録装置23と寸法重量比
較演算装置24にはマイクロコンピュータが用いられ、
その内部構成は図8に示したものとなる。このマイクロ
コンピュータの内部構成は図2に示した第1の実施例と
同じであり、同一の部分には同一の符号を付して示して
ある。ただし、図2で寸法測定装置2から寸法測定信号
を入力するようにしていたが、ここでは、寸法測定装置
2からの寸法測定結果と重量測定装置12からの自動車
乗量測定結果とのアナログ信号が共にアナログ入力回路
4bに入力されるようになっている。また、本装置の統
括動作制御を行うと共に乗込可不可判定と乗込禁止報知
の必要な一連の処理をあらかじめ登録されているプログ
ラムにしたがって実行する中央演算処理装置(CPU)
4eは第1、第2の実施例と共通であるが、このCPU
4eが実行する各種演算処理プログラムやかご内許容寸
法データが登録されているROM4fの内容は寸法比
較、重量比較が共に実行できるように書換えられ、また
RAM4gには自動車寸法と共に自動車重量の測定値デ
ータが記憶されることになる。
【0059】次に、上記構成の自動車用エレベータの制
御装置の動作について説明する。図9のフローチャート
に示すように、ある自動車が基準階の乗場に到着して退
場誘導装置7上の所定位置に停車し、利用者が乗場呼び
スイッチ1aを操作することによって乗場呼び入力を行
うと、その乗場呼び入力装置1がその乗場呼びを受付け
て寸法測定装置2と乗量測定装置12とを共に起動させ
る(ステップS11)。
【0060】寸法測定装置2は所定位置に停車している
自動車の寸法測定を実行し、また重量測定装置12は所
定位置に停車している自動車の乗量測定を実行し、それ
ぞれの測定結果を寸法重量比較演算装置24に入力する
(ステップS22,S23)。
【0061】寸法重量比較演算装置24では、かご内寸
法荷重登録装置23にあらかじめ登録されているかご内
許容寸法、許容積載荷重データそれぞれを読出し、寸法
測定装置2、重量測定装置12それぞれから入力される
自動車寸法、重量それぞれの測定データと比較する(ス
テップS24,S25)。
【0062】この寸法重量比較処理で寸法測定値がかご
内許容寸法よりも小さく、重量測定値も許容積載荷重よ
りも小さい場合には、その自動車の乗込が可能であるの
で、寸法重量比較演算装置24は乗場呼び登録装置5に
乗場呼び許可を出す。そこで、乗場呼び登録装置5は乗
場呼びを登録して空きかごを基準階に呼寄せる乗場呼び
登録を行い(ステップS26)、乗場の利用者から見や
すい位置に設置された表示装置に乗込許可の表示を行う
と共に、例えば、「どうぞ、かごまでお進みください。
所定の位置に停止されれば、サイドブレーキを引き、キ
ーを抜取って、車から離れてください。」といった音声
案内を行う(ステップS27)。
【0063】しかしながら、ステップS24で寸法重量
比較演算装置24が行う寸法比較において自動車寸法の
測定値が許容寸法よりも大きい場合、又はステップS2
5で寸法重量比較演算装置24が行う重量比較において
自動車重量の測定値が許容積載荷重よりも大きい場合に
は、その乗込を禁止すべく、乗車禁止報知装置6に指示
を出し、利用者から見やすい位置に設置されている表示
装置によって乗込禁止の表示を行うと共に、例えば、
「車が大きすぎますのでご利用になれません。車の方向
転換を行いますので、そのまましばらくお待ちくださ
い。」といった乗込禁止の音声案内を行う(ステップS
28)。
【0064】寸法重量比較演算装置24はまた退場誘導
装置7にも指令を出し、乗込禁止の報知が完了するタイ
ミングで退場誘導装置7を起動させ、180度回転させ
ることによって誘導路に出やすい向きに自動車の方向転
換を行い、退場を誘導する(ステップS29)。
【0065】以上のようにこの実施例の自動車用エレベ
ータの制御装置では、乗場に停車した自動車の寸法と重
量を共に自動測定してかご内許容寸法、積載荷重それぞ
れと比較し、自動車寸法又は重量が大きすぎる場合には
乗込禁止報知を行うと共に、退場しやすいように誘導す
ることができる。
【0066】なお、請求項5の発明の実施例としても、
上記実施例で用いた退場誘導装置を省略した簡単な構成
のものでもよい。
【0067】次に、請求項7及び請求項8の発明の実施
例について、図10〜図12に基づいて説明する。この
実施例の自動車用エレベータの制御装置は、基準階の乗
場に停車した自動車のナンバーを自動的に読取り、あら
かじめ登録されている契約車のナンバーと照合して一致
すれば乗車を許可し、不一致であれば乗車を禁止するこ
とを特徴とするものであり、図10に示すように、乗場
呼び信号の入力を受付ける乗場呼び入力装置1と、基準
階の乗場の所定位置に停車された自動車に対してそのナ
ンバーを自動的に読取って認識するナンバー認識装置3
2と、当該自動車用エレベータの使用を許可されている
自動車のナンバーが登録されているナンバー登録装置3
3と、乗場呼び入力装置1によって乗場呼びが受付けら
れたときにナンバー認識装置32が認識した自動車ナン
バーをナンバー登録装置33に登録されているナンバー
から検索し、登録されているナンバーであるかどうか判
定するナンバー検索装置34を備えている。
【0068】ナンバー認識装置32としては、例えば高
速道路の速度監視設備に利用されているような現行の画
像処理装置を使用することができ、CCDカメラによっ
て自動車のナンバープレート部分を撮像し、画像処理に
よってナンバーを認識する。
【0069】なお、ナンバー検索装置34による検索結
果により乗車可能と判断した時に乗車許可表示すると共
に乗場呼び入力装置1に入力された乗場呼びを登録して
自動車用エレベータの所定の空きかごを基準階に回送さ
せる乗場呼び登録装置5と、ナンバー検索装置34によ
る検索結果により乗車不可と判断した時に乗車禁止を報
知する乗込禁止報知装置6と、この乗込禁止報知と共に
自動車の乗場からの退場を誘導するための退場誘導装置
7は図1〜図3に示した第1の実施例と共通する。
【0070】この実施例でも、ナンバー登録装置33と
ナンバー検索装置34にはマイクロコンピュータが用い
られ、その内部構成は図11に示すようなものであり、
乗場呼び入力装置としての乗場呼びスイッチ1aのオン
信号を入力するディジタル入力回路4a、データバス4
d、本装置の統括動作制御を行うと共に乗込可不可判定
と乗込禁止報知の必要な一連の処理をあらかじめ登録さ
れているプログラムにしたがって実行する中央演算処理
装置(CPU)4e、CPU4eが実行する各種演算処
理プログラムや固定データが登録されているROM4
f、契約車のナンバーが登録されているRAM4j(こ
のRAMには、外部記憶装置を用いることもできる)、
またナンバー認識装置32が認識した自動車ナンバーを
記憶するRAM4g、CPU4eの演算処理結果を出力
するディジタル出力回路4hから構成されている。
【0071】次に、上記構成の自動車用エレベータの制
御装置の動作について説明する。図12のフローチャー
トに示すように、ある自動車が基準階の乗場に到着して
退場誘導装置7上の所定位置に停車し、利用者が乗場呼
びスイッチ1aを操作することによって乗場呼び入力を
行うと、乗場呼び入力装置1がその乗場呼びを受付けて
ナンバー認識装置32を起動させる(ステップS3
1)。
【0072】ナンバー認識装置32は所定位置に停車し
ている自動車のナンバーを読込んで認識し、その認識結
果をナンバー検索装置34に入力する(ステップS3
2)。
【0073】ナンバー検索装置34では、ナンバー登録
装置33にあらかじめ登録されている契約車のナンバー
を検索し、ナンバー認識装置32が認識した自動車ナン
バーと一致するものがあるかどうか判定する(ステップ
S33)。
【0074】このナンバー検索結果により、認識された
自動車ナンバーと一致する登録ナンバーが見いだされれ
ば乗込可と判定し、ナンバー検索装置34は乗場呼び登
録装置5に乗場呼び許可を出す。そこで、乗場呼び登録
装置5は乗場呼びを登録して空きかごを基準階に呼寄せ
る乗場呼び登録を行い(ステップS34)、乗場の利用
者から見やすい位置に設置された表示装置に乗込許可の
表示を行うと共に、例えば、「どうぞ、かごまでお進み
ください。所定の位置に停止されれば、サイドブレーキ
を引き、キーを抜取って、車から離れてください。」と
いった音声案内を行う(ステップS35)。
【0075】しかしながら、ステップS33のナンバー
検索において登録ナンバーに一致するものがない場合に
はその乗込を禁止すべく、乗車禁止報知装置6に指示を
出し、利用者から見やすい位置に設置されている表示装
置によって乗込禁止の表示を行うと共に、例えば、「登
録されている車ではありませんのでご利用できません。
車の方向転換を行いますので、そのまましばらくお待ち
ください。」といった乗込禁止の音声案内を行う(ステ
ップS36)。
【0076】ナンバー検索装置34はまた退場誘導装置
7にも指令を出し、乗込禁止の報知が完了するタイミン
グで退場誘導装置7を起動させ、180度回転させるこ
とによって誘導路に出やすい向きに自動車の方向転換を
行い、退場を誘導する(ステップS37)。
【0077】以上のようにこの実施例の自動車用エレベ
ータの制御装置では、基準階の乗場に停車した自動車の
ナンバーを自動的に認識し、あらかじめ登録されている
契約車のいずれかのナンバーと一致すれば使用許可し、
一致するナンバーでなければエレベータ使用を禁止する
ようにしたので、契約車の利用者が磁気カードをカード
リーダに読取らせたり、暗証番号を入力する操作をしな
くても所定の位置に停車して乗場呼び操作するだけで自
動的に乗場呼びすることができてエレベータ利用のため
の操作を簡単化することができ、しかも登録車両でなけ
れば自動的に乗車禁止の報知を行うこともでき、セキュ
リティ面の確保もできる。
【0078】なお、請求項7の発明の実施例としては、
上記実施例で用いた退場誘導装置を省略した簡単な構成
のものでもよい。
【0079】また、上記第1〜4の各実施例で乗込禁止
を報知する乗込禁止手段の報知の態様は、最も簡単な場
合、赤ランプが禁止、青ランプが許可とし、これらの点
灯と同時にブザーで禁止の警報を発するだけの単純な構
成のものであってもよく、特に乗込禁止の報知の態様が
限定されるわけではない。
【0080】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明によれば、
かご内の許容自動車寸法をかご内寸法登録手段に登録し
ておき、乗場呼び入力手段に乗場呼びが入力された時
に、乗場に停車している自動車の寸法を自動車寸法測定
手段によって測定し、寸法比較手段によってその自動車
寸法をかご内寸法登録手段に登録されている許容自動車
寸法と比較し、その比較結果により、自動車の寸法が許
容自動車寸法よりも大きい場合には乗込禁止報知手段に
よって当該自動車の乗込禁止を報知するようにしている
ので、かご内の許容寸法をオーバーしている自動車に対
してかごに乗込む前に乗場に入ってきたときに寸法オー
バーを報知して乗込禁止を知らせることができ、従来の
ようにかごに自動車を乗込ませた後に寸法オーバーを知
らされてかごからバックで出なければならなくなるよう
な事態の発生を未然に避けることができ、エレベータ使
用に慣れない利用者がエレベータかごや自動車を損傷さ
せる恐れを少なくすることができる。
【0081】請求項2の発明によれば、さらに、寸法比
較手段による比較結果により、自動車の寸法が許容自動
車寸法よりも大きい場合には退場援助手段により当該自
動車を乗場から退場するのを援助するようにしているの
で、利用者の便利さをいっそう改善することできる。
【0082】請求項3の発明によれば、かご内の許容積
載荷重を積載荷重登録手段に登録しておき、乗場呼び入
力手段に乗場呼びが入力された時に、乗場に停車してい
る自動車の重量を自動車重量測定手段によって測定し、
重量比較手段によってその自動車重量を積載荷重登録手
段に登録されている許容積載荷重と比較し、その比較結
果により、自動車重量が許容積載荷重よりも大きい場合
には乗込禁止報知手段によって当該自動車の乗込禁止を
報知するようにしているので、かご内の許容積載荷重を
オーバーしている自動車に対してかごに乗込む前に乗場
に入ってきたときに重量オーバーを報知して乗込禁止を
知らせることができ、従来のようにかごに自動車を乗込
ませた後に重量オーバーを知らされてかごからバックで
出なければならなくなるような事態の発生を未然に避け
ることができ、エレベータ使用に慣れない利用者がエレ
ベータかごや自動車を損傷させる恐れを少なくすること
ができる。
【0083】請求項4の発明によれば、さらに、重量比
較手段による比較結果により、自動車重量がかごの許容
積載荷重よりも大きい場合には退場援助手段により当該
自動車を乗場から退場するのを援助するようにしている
ので、利用者の便利さをいっそう改善することできる。
【0084】請求項5の発明の自動車用エレベータの制
御装置では、かご内の許容自動車寸法をかご内寸法登録
手段に登録し、またかご内の許容積載荷重を積載荷重登
録手段に登録しておき、乗場呼び入力手段に乗場呼びが
入力された時に、乗場に停車している自動車の寸法を自
動車寸法測定手段によって測定すると共に自動車の重量
を自動車重量測定手段によって測定し、寸法比較手段に
よってその自動車寸法をかご内寸法登録手段に登録され
ている許容寸法と比較すると共に重量比較手段によって
自動車重量を積載荷重登録手段に登録されている許容積
載荷重と比較し、その比較結果により自動車寸法が許容
寸法よりも大きい場合、又は重量比較手段による比較結
果により自動車重量が許容積載荷重よりも大きい場合に
は乗込禁止報知手段によって当該自動車の乗込禁止を報
知するようにしているので、かご内許容寸法又はかごの
許容積載荷重をオーバーしている自動車に対してかごに
乗込む前に乗場に入ってきたときに寸法オーバー又は重
量オーバーのために乗込禁止であることを知らせること
ができ、従来のようにかごに自動車を乗込ませた後に寸
法オーバー又は重量オーバーで利用できないことを知ら
されてかごからバックで出なければならなくなるような
事態の発生を未然に避けることができ、エレベータ使用
に慣れない利用者がエレベータかごや自動車を損傷させ
る恐れを少なくすることができる。
【0085】請求項6の発明によれば、さらに、寸法比
較手段又は重量比較手段による比較結果により、自動車
寸法又は重量がかごの許容値よりも大きい場合には退場
援助手段により当該自動車を乗場から退場するのを援助
するようにしているので、利用者の便利さをいっそう改
善することできる。
【0086】請求項7の発明によれば、ナンバー登録手
段に契約車の自動車ナンバーを登録しておき、乗場呼び
入力手段に乗場呼びが入力された時に、乗場に停車して
いる自動車のナンバーをナンバー認識手段によって自動
的に認識させ、ナンバー検索手段によりその自動車ナン
バーをナンバー登録手段に登録されている契約車の自動
車ナンバーから検索し、その検索結果により、該当する
自動車ナンバーが検索されなかった場合には乗込禁止報
知手段により当該自動車の乗込禁止を報知するようにし
ているので、契約車の利用者の場合には基準階の乗場に
自動車を停車させて乗場呼び操作するだけで他のわずら
わしい手続をしなくてもエレベータを利用することがで
きるようになり、しかも、契約車でない自動車の利用者
に対しては確実に乗込禁止とすることができてセキュリ
ティ性を維持することができ、使用の便利さを向上させ
る。
【0087】請求項8の発明荷よれば、さらに、ナンバ
ー検索手段による検索結果により、該当する自動車ナン
バーが検索されなかった場合には退場援助手段によって
当該自動車を乗場から退場するのを援助するようにして
いるので、契約車以外の自動車の利用者が知らずに乗場
に入って来たときには安全に退場させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1及び請求項2の発明の共通する実施例
の機能ブロック図。
【図2】上記実施例におけるかご内寸法登録装置と寸法
比較演算装置を構成するマイクロコンピュータの内部構
成を示すブロック図。
【図3】上記実施例の制御処理を示すフローチャート。
【図4】請求項3及び請求項4の発明の共通する実施例
の機能ブロック図。
【図5】上記実施例における積載荷重登録装置と重量比
較演算装置を構成するマイクロコンピュータの内部構成
を示すブロック図。
【図6】上記実施例の制御処理を示すフローチャート。
【図7】請求項5及び請求項6の発明の共通する実施例
の機能ブロック図。
【図8】上記実施例におけるかご内寸法荷重登録装置と
寸法重量比較演算装置を構成するマイクロコンピュータ
の内部構成を示すブロック図。
【図9】上記実施例の制御処理を示すフローチャート。
【図10】請求項7及び請求項8の発明の共通する実施
例の機能ブロック図。
【図11】上記実施例におけるナンバー登録装置とナン
バー検索装置を構成するマイクロコンピュータの内部構
成を示すブロック図。
【図12】上記実施例の制御処理を示すフローチャー
ト。
【符号の説明】
1 乗場呼び入力装置 1a 乗場呼びスイッチ 2 寸法測定装置 4 寸法比較演算装置 4a ディジタル入力回路 4b アナログ入力回路 4c A/D変換器 4d データバス 4e 中央演算処理装置 4f ROM 4g RAM 4h ディジタル出力回路 4j RAM 5 乗場呼び登録装置 6 乗込禁止報知装置 7 退場誘導装置 12 重量測定装置 13 積載荷重登録装置 14 重量比較演算装置 23 かご内寸法荷重登録装置 24 寸法重量比較演算装置 32 ナンバー認識装置 33 ナンバー登録装置 34 ナンバー検索装置

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基準階の乗場呼びを入力する乗場呼び入
    力手段と、 かご内の許容自動車寸法を登録するかご内寸法登録手段
    と、 前記乗場呼び入力手段に乗場呼びが入力された時に、乗
    場に停車している自動車の寸法を測定する自動車寸法測
    定手段と、 前記自動車寸法測定手段が測定する自動車寸法を前記か
    ご内寸法登録手段に登録されている許容自動車寸法と比
    較する寸法比較手段と、 前記寸法比較手段による比較結果により、自動車の寸法
    が許容自動車寸法よりも大きい場合に当該自動車の乗込
    禁止を報知する乗込禁止報知手段とを備えて成る自動車
    用エレベータの制御装置。
  2. 【請求項2】 前記寸法比較手段による比較結果によ
    り、自動車の寸法が許容自動車寸法よりも大きい場合に
    当該自動車の乗場からの退場を援助する退場援助手段を
    備えて成る請求項1記載の自動車用エレベータの制御装
    置。
  3. 【請求項3】 基準階の乗場呼びを入力する乗場呼び入
    力手段と、 かご内の許容積載荷重を登録する積載荷重登録手段と、 前記乗場呼び入力手段に乗場呼びが入力された時に、乗
    場に停車している自動車の重量を測定する自動車重量測
    定手段と、 前記自動車重量測定手段が測定する自動車重量を前記積
    載荷重登録手段に登録されている許容積載荷重と比較す
    る重量比較手段と、 前記重量比較手段による比較結果により、自動車重量が
    許容積載荷重よりも大きい場合に当該自動車の乗込禁止
    を報知する乗込禁止報知手段とを備えて成る自動車用エ
    レベータの制御装置。
  4. 【請求項4】 前記重量比較手段による比較結果によ
    り、自動車重量が許容積載重量よりも大きい場合に当該
    自動車の乗場からの退場を援助する退場援助手段を備え
    て成る請求項3記載の自動車用エレベータの制御装置。
  5. 【請求項5】 基準階の乗場呼びを入力する乗場呼び入
    力手段と、 かご内の許容自動車寸法を登録するかご内寸法登録手段
    と、 かご内の許容積載荷重を登録する積載荷重登録手段と、 前記乗場呼び入力手段に乗場呼びが入力された時に、乗
    場に停車している自動車の寸法を測定する自動車寸法測
    定手段と、 前記乗場呼び入力手段に乗場呼びが入力された時に、乗
    場に停車している自動車の重量を測定する自動車重量測
    定手段と、 前記自動車寸法測定手段が測定する自動車寸法を前記か
    ご内寸法登録手段に登録されている許容自動車寸法と比
    較する寸法比較手段と、 前記自動車重量測定手段が測定する自動車重量を前記積
    載荷重登録手段に登録されている許容積載荷重と比較す
    る重量比較手段と、 前記寸法比較手段による比較結果により自動車の寸法が
    許容自動車寸法よりも大きい場合に、又は前記重量比較
    手段による比較結果により自動車重量が許容積載荷重よ
    りも大きい場合に当該自動車の乗込禁止を報知する乗込
    禁止報知手段とを備えて成る自動車用エレベータの制御
    装置。
  6. 【請求項6】 前記乗込禁止報知手段によって自動車の
    乗込禁止報知を行う時に、当該自動車の乗場からの退場
    を援助する退場援助手段を備えて成る請求項5記載の自
    動車用エレベータの制御装置。
  7. 【請求項7】 基準階の乗場呼びを入力する乗場呼び入
    力手段と、 契約車の自動車ナンバーを登録するナンバー登録手段
    と、 前記乗場呼び入力手段に乗場呼びが入力された時に、乗
    場に停車している自動車のナンバーを認識するナンバー
    認識手段と、 前記ナンバー認識手段が認識した自動車ナンバーを前記
    ナンバー登録手段に登録されている契約車の自動車ナン
    バーから検索するナンバー検索手段と、 前記ナンバー検索手段による検索結果により、該当する
    自動車ナンバーが検索されなかった場合に当該自動車の
    乗込禁止を報知する乗込禁止報知手段とを備えて成る自
    動車用エレベータの制御装置。
  8. 【請求項8】 前記ナンバー検索手段による検索結果に
    より、該当する自動車ナンバーが検索されなかった場合
    に当該自動車の乗場からの退場を援助する退場援助手段
    を備えて成る請求項5記載の自動車用エレベータの制御
    装置。
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