JPH08207514A - 空気入りタイヤ - Google Patents
空気入りタイヤInfo
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- JPH08207514A JPH08207514A JP7018078A JP1807895A JPH08207514A JP H08207514 A JPH08207514 A JP H08207514A JP 7018078 A JP7018078 A JP 7018078A JP 1807895 A JP1807895 A JP 1807895A JP H08207514 A JPH08207514 A JP H08207514A
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- Engineering & Computer Science (AREA)
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Abstract
る。 【構成】 多数の溝によって多数の陸部が画成され、こ
の陸部に複数のサイプ5を配設したトレッドパターンを
具備する空気入りタイヤであって、前記サイプ5が互い
に実質的に並列して概ねタイヤ幅方向に延在させるとと
もに、このサイプを深さ方向に概ねタイヤ軸心方向に延
びる基部5Aと、この基部から傾斜してトレッド表面へ
延びる傾斜部5Bとから形成し、この傾斜部5Bの傾斜
方向を制動時に働く入力Fの方向と反対方向とし、鋭角
なエッヂnが入力の入り側に対面して配置するようにし
ている。
Description
に関するものであり、特に優れた氷雪上性能を備えた空
気入りタイヤに関するものである。
は、多数の溝により画成されたブロックを有するトレッ
ドパターンが採用されることが多く、ブロックには、は
ぼ均等に直線または波形のサイプを配設している。
ロック3に深さh、サイプ間の離隔距離tにて複数本配
設される。このようなサイプ5は、制動時すなわちブレ
ーキ時およびトラクション時(発進時等)に働く入力に
対して掘り起こし効果(以下エッヂ効果という)を出す
ために、概ねタイヤ幅方向に延在し、また、深さ方向に
は一様な溝幅で概ねタイヤの軸心に向けて(θ≒90
°)延在して配設されており、氷雪走行に対して一応の
性能を発揮する。
をふやすことにより摩擦力を増強したり、また、サイプ
の本数(密度)を増やし、エッジ成分を増加することに
よりエッヂ効果を高めるなどの方策をとることができ
る。しかし、不用意にサイプ密度を増加させるとブロッ
ク剛性が低下しすぎ、偏摩耗を生じると同時にブロック
の曲げ変形により接地面積が減少し、むしろ氷上性能が
低下することがあるので、サイプ密度の増加にも限度が
ある。
は、特開昭62−283001に開示されるような発泡
ゴムがしばしば使用されるが、一般のトレッドゴムに対
比して柔らかいので、発泡ゴムを採用したトレッドにお
いてサイプを用いる場合、トレッド剛性の確保が重要で
ある。
高い氷雪走行性能をもたらすサイピング技術の出現が強
く求められている。
純なサイプにおいては、制動時にブロックが変形すると
サイプにより提供されるエッヂが鈍くなりエッヂ効果が
減殺されている。
ところにあり、氷雪走行性能、特に氷上走行性能に優れ
た新規なサイプ形状を提案することである。
は、多数の溝によって多数の陸部が画成され、この陸部
に複数のサイプを配設したトレッドパターンを具備する
空気入りタイヤにおいて、前記複数のサイプが互いに実
質的に並列して概ねタイヤ幅方向に延在しており、この
サイプが深さ方向において概ねタイヤ軸心方向に延びる
基部と、この基部から傾斜してトレッド表面へ延びる傾
斜部とからなり、この傾斜部の傾斜方向を制動時に働く
入力の方向と反対方向としたことを特徴としている。
載の空気入りタイヤであつて、前記陸部の少なくとも一
部がブロックで形成され、一つのブロックがタイヤ周方
向前後にほぼ二分され、一方側半分のブロックに施され
るサイプの傾斜部の傾斜方向と、残余のブロックに施さ
れるサイプの傾斜部の傾斜方向とが互いに逆であること
を特徴としている。
2に記載の空気入りタイヤであつて、前記基部と傾斜部
との間に傾斜部と逆方向に傾斜する逆傾斜部を有するこ
とを特徴としている。
3に記載の空気入りタイヤであって、前記陸部の少なく
とも一部がブロックで形成され、前記傾斜部の傾斜方向
をタイヤ回転方向に対して一方向側としたサイプにより
サイピングした第1のブロックと、傾斜部の傾斜方向を
第1のブロックにサイピングしたサイプの傾斜部の傾斜
方向と逆としたサイプによりサイピングした第2のブロ
ックとが混在したトレッドパターンとしたことを特徴と
している。
は、複数のサイプが互いに実質的に並列して概ねタイヤ
幅方向に延在しており、このサイプが深さ方向において
概ねタイヤ軸心方向に延びる基部と、この基部から傾斜
してトレッド表面へ延びる傾斜部とからなり、この傾斜
部の基部からの傾斜方向が制動時に働く入力の方向と反
対方向であるので、サイプにより提供されるエッヂが入
力に対してシャープであり、エッヂ効果を高める機能を
有する。
動時に路面から受ける入力が強力となった場合、倒れ込
みが強くなり、垂直接地圧を前後方向に逃がしてしま
い、高いエッヂ圧が得られない。
明する。図10a、10bに示される如く、サイプ5
は、入力Fの方向に対して反対方向側のエッヂmと同方
向側のエッヂnを提供する。Rは路面を示し、トラクシ
ョン時又はブレーキ時に路面走行中のタイヤのトレッド
部に矢印方向の入力Fが働くことになる。サイプ5は接
地時に路面Rに対してほぼ垂直方向に延びている。この
ような従来のサイプ5が施されたタイヤでは、大きな入
力が作用した場合、強く倒れ込み、エッヂmがエッジn
を路面側から押し上げ、エッヂnのエッヂ圧を下げ、エ
ッヂ効果を減じるものである。
の本発明の空気入りタイヤでは、概ねタイヤ軸心方向に
延びる基部5Aと、この基部5Aから制動時に働く入力
の方向と反対方向に向けて傾斜してトレッド表面に延び
る傾斜部5Bとからなるサイプによりサイピングしてい
るので、特有の機能を持つことができる。Fは入力であ
り、矢印はその方向を示し、Rは路面を示す。本発明の
サイプ5は、横断面(図1のA−A線断面)形状におい
て基部5Aを有し、基部5Aから入力Fの方向と反対方
向側(以下、入力の入り側という)に傾斜した傾斜部5
Bがトレッド表面にまで延在する。
鈍角なエッヂmを、そして入力の方向と同方向側(以
下、入力の出側という)に比較的鋭角なエッヂnを提供
する。サイプ5が、トレッド表面近傍で基部5Aから入
力の入り側に傾斜しているので、ブロックが変形し易い
上に、入力Fの入り側に向けて比較的鋭角なエッヂnが
対面する。この鋭角なエッヂnによりエッヂ効果を高め
る機能が得られる。
る基部を設け、この基部からトレッド表面近傍に傾斜部
を設けることにより、深さ方向にサイプ全体を傾斜(図
5a中、角度α)させるよりも傾斜部の傾斜角度を大き
くでき、その結果、より鋭角なエッヂnを形成すること
ができる。摩耗の進行とともに鋭角なエッヂnが鈍角な
エッヂmに比してより摩滅するヒールエンドトウ摩耗と
いう偏摩耗が生じるが、摩耗中期以降はサイプの基部が
現われ、この基部が接地に際して路面にほぼ垂直となる
ためヒールエンドトウ摩耗の進行が抑止される。
したサイプのみでサイピングされているので、ブレーキ
時とトラクション時では入力の方向が異なることから、
遊動輪にはブレーキによる入力に有効に対向するような
方向に傾斜部が傾斜するように、また、駆動輪はトラク
ションによる入力に有効に対向するような向に傾斜する
ように車両に装着するのが望ましい。すなわち、遊動輪
には図5bに示すイの方向をタイヤ回転方向とするよう
に、また、駆動輪には図5bに示すロの方向をタイヤ回
転方向とするように装着するとよい。これにより遊動輪
ではブレーキ時に、駆動輪ではトラクション時に鋭角な
エッヂnによるエッヂ効果が機能する。
的柔らかいゴムよりなるトレッドに適しており、また多
数の溝により画成されたブロックを有するトレッドパタ
ーンの空気入りタイヤにおいて、ブロック内に配設して
有効なものである。
では、1つのブロックを周方向前後にほぼ二分して、一
方側半分に施されるサイプの傾斜部の傾斜方向と、残余
のブロック部分に施されるサイプの傾斜部の傾斜方向を
逆としてるので、ブレーキ時およびトラクション時の両
方の制動に対して鋭角なエッヂnが機能するようにサイ
プを1ブロック内にバランスよく配設することができ
る。
図6a、6bに示される如く、本発明のサイプ5は横断
面形状においてタイヤ内部側に基部5Aを有し、この基
部5Aからトレッド表面に向けて傾斜部5Bが設けられ
ているが、傾斜部5Bは入力の入り側(図6b中、右
側)半分のブロックにサイピングしたサイプと残余の入
力の出側(図6b中、左側)半分のブロックにサイピン
グしたサイプと逆方向に傾斜している。図5a、5bで
説明したと同様に、比較的鋭角なエッヂnが入力の入り
側に対面して配置され、エッジ効果を高める機能を発揮
する。このように互いに逆方向の傾斜部5Bを有する2
種のサイプが1ブロック内に配設されているので、タイ
ヤ装着方向にこだわることなく、ブレーキ時およびトラ
クション時にエッヂ効果を高める機能が得られる。タイ
ヤの回転方向がイの場合はブレーキ時に、ロの場合には
トラクション時に鋭角なエッヂnが入力Fの入り側に対
面して配置されることになり、前記のエッヂ効果がもた
らされる。
では、前記基部と傾斜部との間に傾部と逆方向に傾斜す
る逆傾斜部を設けているので、タイヤのローテーション
をすることにより、高いエッヂ効果を維持するとともに
ヒールエンドトウ摩耗の進行を抑止する。
て説明する。図7a、7bに示される如く、新品時にお
ける本発明のサイプ5が提供する鋭角なエッヂn、鈍角
なエッヂmと入力Fとの関係は図5a、5bで説明した
ことと同じであり、サイプ5が、基部5Aと傾斜部5B
との間に傾斜部5Bと逆方向に傾斜した逆傾斜部5Cを
有する点が異なる。新品時において鋭角なエッヂnが入
力の入り側に対面して設けられているので、前記と同様
にエッジ効果をもたらされる。
Cが現われる摩耗時においては、鈍角なエッヂmが入力
の入り側に対面することになるので、タイヤの回転方向
が新品時と逆となるようにタイヤを装着し直すことによ
り、逆傾斜部5Cが提供する鋭角なエッジn’が入力の
入り側対面して配置されるためこの鋭角なエッヂn’が
高いエッヂ効果をもたらす。従って、逆傾斜部5Cが現
われる時期に、新品時における装着方向と逆方向に装着
するタイヤのローテーション行なうことになるが、この
ローテーションにより次に述べる耐偏摩耗性が向上する
というメリットがもたらされる。
前記の通りエッヂ効果が得られる反面、鋭角なエッヂn
が摩耗し、鈍角なエッヂmが残るヒールエンドトウ摩耗
が発生する。逆傾斜部5Cが現われた時点でタイヤの前
記ローテーションを行ない、タイヤの回転方向を逆とす
ることにより、ヒールエンドトウ摩耗で残った部分が鋭
角なエッヂとして機能する。そして、基部5Aが現われ
る摩耗時期以降はサイプを接地路面に対してほぼ垂直と
し、ヒールエンドトウ摩耗の進展を抑止することがで
き、バランスのよいサイピングが行なえる。
では、前記傾斜部の傾斜方向をタイヤ回転方向に対して
一方向側としたサイプによりサイピングした第1のブロ
ックと、傾斜部の傾斜方向を第1のブロックにサイピン
グしたサイプの傾斜部の傾斜方向と逆としたサイプによ
りサイピングした第2のブロックとを混在させたトレッ
ドパターンとしているので、装着方向に関係なくブレー
キ時およびトラクション時にエッヂ効果を発揮するタイ
ヤとすることができる。
説明する。図1に示される如く、本発明の空気入りタイ
ヤは、概して周方向に延する周方向溝2aと概してタイ
ヤ幅方向に延在する横方向溝2bとによって多数のブロ
ック3が形成されたトレッドパターンを有する。
線状に延在した例を示しているがこれに限られず、周方
向に対して傾斜した周方向溝としたり、ジグザグ形状等
に屈曲させることができる。また、横方向溝2bについ
てもタイヤ幅方向に直線状に延在した例を示しているが
これに限られず、タイヤ幅方向に対して傾斜した横方向
溝としたり、屈曲させることができる。
トレッド1に多数の陸部3を形成する溝2を構成する。
ここで陸部とは、この例ではブロックタイプであるが、
リブタイプのものであってもよい。
ている。サイプ5は、概ねタイヤ幅方向に延在してお
り、複数を実質的に並列させている。サイプ5は、この
例ではブロックを画成する溝に開口させているが、開口
させず端部をブロック内に止めてもよい。サイプ5は、
タイヤ幅方向に対して多少傾斜させたり、また、図1に
示す如の直線状に限定されずジグザグ状等の屈曲形状を
呈するように形成してもよいが、この場合においても、
全体として並列性を保持するようにするとよい。
は、複数のサイプ5は、深さh、離隔距離tで配設さ
れ、ブロック3を多数のサブブロック3Aに区分する。
サイプ5は、タイヤ内部側に基部5Aを有し、基部5A
は概ね軸心方向に延びている。基部5Aからタイヤ表面
に向けて傾斜部5Bが延在し、この傾斜部5Bはトレッ
ド表面に対して傾斜しており、サイプ5は比較的鈍角な
エッヂmと比較的鋭角なエッヂnを提供する。傾斜部5
Bの鋭角なエッヂn側のトレッド表面に対する傾斜角度
をθとしている。遊動輪ではブレーキ時に、駆動輪では
トラクション時に入力Fが5a、5bに示すような関係
で働くようにタイヤを装着するとよい。なお、Sは基部
5Aと傾斜部5Bの境界位置11のトレッド表面から距
離である。
は、ブロック3が周方向前後に二分されており、右半分
のブロックに配設されたサイプは右側に傾斜した傾斜部
5Bを有しており、残余の左半分のブロックに配設され
たサイプは左側に傾斜した傾斜部5Bを有している。中
央部のサブブロック3Aはトレッド表面近傍で拡大形状
を呈しており、サイプ配設はこの中央サブブロックを中
心に左右対称形となっている。この第2実施例の空気入
りタイヤは、タイヤ装着方向に関わりなく入力の入り側
に対面する鋭角なエッヂnを持つことになり、前記エッ
ヂ効果が得られる。図3において、θ1 は傾斜部5Bの
鈍角なエッヂm側のトレッド表面に対する傾斜角度を示
し、θ 2は同鋭角なエッヂn側の傾斜角度を示す。
は、概ねタイヤ軸心方向に延在する基部4A、この基部
4Aからトレッド表面に延びて開口する傾斜部5Bおよ
び基部5Aと傾斜部5Bとの間に設けられた傾斜部5B
の傾斜方向と逆方向に傾斜する逆傾斜部5Cからなる。
S1 はトレッド表面から傾斜部5Bと逆傾斜部5Cとの
境界13までの距離であり、また、S2 はトレッド表面
から基部4Aと逆傾斜部5Cとの境界12までの距離で
ある。
比較的鋭角なエッヂnと比較的鈍角なエッヂmを提供す
る。摩耗時に逆傾斜部が表面に現れた際、サイプは、逆
傾斜部5Cにおいて、比較的鋭角なエッヂn’と比較的
鈍角なエッヂm’を提供する。新品時および逆傾斜部が
表われた摩耗時において、それぞれ遊動輪ではブレーキ
時に、駆動輪ではトラクション時に入力Fの入り側に鋭
角なエッヂn、n’が対面するようにタイヤを装着する
とよい。図4において、θ3 は傾斜部5Bの鋭角なエッ
ヂn側の、θ4 は逆傾斜部5Cの鈍角なエッヂm’側の
トレッド表面に対する傾斜角度をそれぞれ示す。
%に対して、初めの25%(傾斜部)と次の25%(逆
傾斜部)で傾斜角度を反対方向とし、初めの25%が摩
耗したところでタイヤをローテーションし、タイヤの回
転方向を逆にすることにより初めの25%摩耗まで走行
した間に生じたヒールエンドトウ摩耗により残った部分
が鋭角なエッヂとして働くようにしている。そして、ト
ータル50%摩耗したところで、サイプを垂直とし、摩
耗中期以降のヒールエンドトウ摩耗の進展を抑止する。
初めの50%摩耗まではヒールエンドトウ摩耗を利用し
てまでもエッヂ効果を有効にする手段をとり、残りの5
0%はサマータイヤとしての一般機能を果たすべくヒー
ルエンドトウ摩耗を押えたものとしている。
第2実施例(図3)および第3実施例(図4)の乗用車
用空気入りタイヤをサイズ185/70R13にて、溝
幅0.5mm、溝深さh10mm、離隔距離t5mmのサイプ
を表1に示す諸元にてその他の構成は同一として製作
し、氷上ブレーキ性能および氷上トラクション性能の評
価試験を実施した。また、従来例(図9)の乗用車空気
入りタイヤについても、表1の諸元のサイプとして他は
実施例タイヤと同一として製作し、同様に評価試験を実
施した。
のタイヤの結果を100とした指数表示で示してあり、
数字が大きい程性能が優れることを示している。
2 、氷上ブレーキ性能は氷盤上を20km/h の速度で走
行した状態からフル制動した時の制動距離、氷上トラク
ション性能は氷盤上を20km/h の速度で走行した状態
から100mフル加速した時の所要時間の評価結果であ
る。
2)および第3実施例(図4)のタイヤについては、駆
動輪および遊動輪について回転方向を考慮してそれぞれ
トラクション、ブレーキに対して機能を発揮するように
装着した。また、第3実施例(図4)のタイヤについて
は、新品時の性能を示している。
施例、第2実施例および第3実施例のタイヤは、従来例
のタイヤに比べて、氷上性能がはるかに優れていること
が判明した。
方向の基部と基部から入力方向と反対方向に傾斜する傾
斜部とからなるサイプをほぼ幅方向に実質的に並列して
配設しているので、入力方向と反対方向のエッヂnのエ
ッヂ圧を高め、優れたエッヂ効果をもたらし、氷上性能
を高める。
ブロックを二分し、一方側半分に施したサイプと残余の
半分に施したサイプの傾斜部の傾斜方向とを互いに反対
方向としているので、同一ブロック内でトラクションお
よびブレーキの調法の制動に対応してエッヂ効果をもた
らし、タイヤの装着方向に気を配ることなく優れた氷上
性能を発揮する。
部と傾斜部の中間に逆傾斜部を設けているので、タイヤ
のローテーションにより摩耗中期まで高いエッヂ効果を
もたらし、かつ摩耗末期まで耐偏摩耗性を向上させる効
果を有する。
の傾斜方向が一方向であるサイプを施した第1のブロッ
クとこれに対して傾斜方向が逆の傾斜部をもつサイプを
施した第2のブロックとを混在させているので、トラク
ションおよびブレーキの両方の制動に対応してエッヂ効
果をもたらし、タイヤの装着方向に気を配ることなく優
れた氷上性能を発揮するタイヤが得られる。
状を示す横断面図(図1のA−A線断面図)である。
状を示す横断面図である。
状を示す横断面図である。
を示す説明図である。
が働いた場合の作用を示す説明図である。
を示す説明図である。
が働いた場合の作用を示す説明図である。
て接地した状態を示す説明図である。
て走行した際に入力が働いた場合の作用を示す説明図で
ある。
て接地した状態を示す説明図である。
て走行した際に入力が働いた場合の作用を示す説明図で
ある。
る。
である。
の作用を示す説明図である。
ヂ n 入力の方向と同じ方向側(入力の出側)のエッヂ
Claims (4)
- 【請求項1】 多数の溝によって多数の陸部が画成さ
れ、この陸部に複数のサイプを配設したトレッドパター
ンを具備する空気入りタイヤにおいて、 前記複数のサイプが互いに実質的に並列して概ねタイヤ
幅方向に延在しており、このサイプが深さ方向において
概ねタイヤ軸心方向に延びる基部と、この基部から傾斜
してトレッド表面に延びる傾斜部とからなり、この基部
からの傾斜方向が制動時に働く入力の方向と反対である
ことを特徴とする空気入りタイヤ。 - 【請求項2】 前記陸部の少なくとも一部がブロックで
形成され、一つのブロックがタイヤ周方向前後にほぼ二
分され、一方側半分に施されるサイプの傾斜部の傾斜方
向と、残余の半分に施されるサイプの傾斜部の傾斜方向
とが互いに逆としたことを特徴とする請求項1に記載の
空気入りタイヤ。 - 【請求項3】 前記基部と傾斜部との間に傾斜部と逆方
向に傾斜する逆傾斜部を有することを特徴とする請求項
1又は2に記載の空気入りタイヤ。 - 【請求項4】 前記陸部の少なくとも一部がブロックで
形成され、前記傾斜部の傾斜方向をタイヤ回転方向に対
して一方向側としたサイプによりサイピングした第1の
ブロックと、傾斜部の傾斜方向を第1のブロックにサイ
ピングしたサイプの傾斜部の傾斜方向と逆としたサイプ
によりサイピングした第2のブロックとが混在したトレ
ッドパターンとしたことを特徴とする請求項1又は3に
記載の空気入りタイヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01807895A JP3686112B2 (ja) | 1995-02-06 | 1995-02-06 | 空気入りタイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01807895A JP3686112B2 (ja) | 1995-02-06 | 1995-02-06 | 空気入りタイヤ |
Publications (2)
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---|---|
JPH08207514A true JPH08207514A (ja) | 1996-08-13 |
JP3686112B2 JP3686112B2 (ja) | 2005-08-24 |
Family
ID=11961625
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP01807895A Expired - Lifetime JP3686112B2 (ja) | 1995-02-06 | 1995-02-06 | 空気入りタイヤ |
Country Status (1)
Country | Link |
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