JP2807649B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

空気入りタイヤ

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トレッド面に配さ
れた縦主溝の溝容積を確保しつつ溝底でのクラックの発
生を防しうる空気入りタイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、スパイクを用いることなく雪道等
で使用される空気入りタイヤ(スタッドレスタイヤ)
は、ゴム成分およびトレッドパターンなどの開発によっ
て、スパイクタイヤとほぼ同程度の走行性能を発揮しつ
つあるが、ミラーバーンと呼ばれるツルツルな氷路で
は、やはりスパイクタイヤに劣る。
【0003】このような空気入りタイヤの氷路走行性能
を高めるためには、一般に路面との摩擦力を増大させる
のが良く、例えばトレッドの全表面積に占める接地面積
の割合であるランド比を高めることが望ましい。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、予め定めら
れたトレッド全面積のなかで、接地面積の割合を高くす
るために、図6(A)に示されるように、比較的巾の広
い縦溝gの溝巾W1をW2に減少することを余儀なくさ
れ、ひいては溝容積の低下を招き雪道での排雪性能や深
雪路での走破性が低下する等の問題を生じる。
【0005】本発明者は、このような問題について研究
を重ねたところ、ランド比を高めるために縦溝の溝巾が
減少することはやむを得ないとしても、減少した溝巾に
おいて可能な限り溝容積を確保することが重要であると
の知見を得た。そして、図6(B)に示すように、縦溝
gの溝底hを円弧から平坦に変え、かつこの溝底hの両
端にきわめて小さい曲率半径(例えばR=1mm)の小円
弧jを介して前記溝底hとほぼ直角にのびる溝壁iを設
けることにより、溝容積の著しい低下を防止しうること
を見い出した。
【0006】しかしながら、特にこのような縦溝gを有
する空気入りタイヤで、雪道、氷路などを走行したとこ
ろ、図6(C)に示すように、形状変化が著しい前記溝
底両端の小円弧j,jを起点として、溝壁i、iがタイ
ヤ軸方向に傾動することにより、この小円弧近傍を起点
としたクラックkが発生する傾向が強いという問題があ
る。
【0007】本発明は、溝底でのクラックの発生を防し
うる空気入りタイヤの提供を目的とし、さらに、トレッ
ド面に配された縦主溝の溝容積を確保しつつ氷路での走
行性能を高めるとともに雪道での走破性を損なうことが
ない空気入りタイヤの提供を目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のうち、請求項1
記載の発明は、トレッド面に、タイヤ周方向にのびる複
数本の縦主溝を含むトレッド溝を配した空気入りタイヤ
であって、前記縦主溝のタイヤ軸方向の両側位置に、こ
の縦主溝と平行にのび、かつ溝巾eが2.0〜6.0mm
かつ深さbが前記縦主溝の溝深さaの40%以上かつ8
0%以下の細溝を配することにより、この細溝と前記縦
主溝との間に、接地可能な細陸部を形成するとともに、
この細陸部の巾fは、前記縦主溝の溝巾dの20%以上
かつ45%以下としたことを特徴とする空気入りタイヤ
である。
【0009】又、請求項2記載の発明は、前記トレッド
溝が、前記縦主溝に交わる向きにのびる複数本の横溝を
含むことにより、トレッド面に多数のブロックが区画さ
れていることを特徴としている。
【0010】
【0011】さらに請求項の発明は、前記縦主溝の溝
側壁は、溝の断面において、略平坦な溝底の両端に曲率
半径が1mm以下の小円弧を介して連なりかつ前記溝底と
略直角でタイヤ半径方向外側に略平行でのびる如く形成
することを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態を、
冬用のタイヤ(スタッドレスタイヤ)に採用した場合を
例にとり図面に基づき説明する。本発明の空気入りタイ
ヤは、図1、図2に示すように、ラジアル構造のカーカ
ス14と、このカーカス14の半径方向外側かつトレッ
ド部の内方に配されるベルト層15とを有する。
【0013】前記カーカス14は、例えば有機繊維コー
ドをタイヤ赤道Cに対して60゜〜90゜の角度で配列
した1枚以上本例では1枚のカーカスプライからなる。
又前記ベルト層は、例えば、スチールコードをタイヤ赤
道Cに対して10゜〜30゜の角度で配列した1枚以
上、本例では内外2枚のベルトプライから形成される。
【0014】又空気入りタイヤは、トレッド面2に、タ
イヤ周方向にのびる複数本の縦主溝3と、本例ではこの
縦主溝3に交わる向きにのびる複数本の横溝4を含むト
レッド溝5を配することによって、トレッド面2に多数
のブロックBを区画形成しているものを示している。
【0015】前記縦主溝3は、例えばタイヤ周方向に連
続しかつ直線状でのびる複数本、本例では3本設けられ
る。又、縦主溝3は、タイヤをリム組しかつ正規荷重を
充填した状態において、図1、図3(A)に示すよう
に、トレッド表面2Aにて測定した溝巾dが、トレッド
巾TWに対して本例では約5%としている。なお、縦主
溝3の溝深さa(図3に示す)は、トレッド巾TWに対
して5〜15%程度が好ましく、本例では約6.5%の
均一深さで形成している。
【0016】そして、本例では、前記縦主溝3の溝側壁
6、6は、図1、図2のA−A断面である図3(A)に
示すように、溝ののびる向きと直交する溝断面におい
て、略平坦な溝底7の両端に曲率半径Rsが1mm以下の
小円弧9を介して連なりかつ前記溝底7と略直角な角度
θ1で半径方向外側に略平行でのびるように形成され
る。
【0017】従って、縦主溝3は、溝深さaを一定とし
た場合、溝巾dに対して可能な限り溝容積を大きく確保
しうる結果、著しい溝容積の低下を防ぎつつランド比を
高めることが可能となり、前記したように雪路での走行
性能を維持しつつ氷路での走行性能を向上するのに役立
つ。
【0018】なお前記曲率半径Rsは、溝容積を効率良
く確保するべく、0mmよりも大かつ1mm以下で、好まし
くは0.5〜1.0mmとするのが、溝容積の低下を防ぐ
観点から好ましく、本例ではR=0.5mmとしている。
又、「略直角な角度θ1」とは、図3(A)で示す溝側
壁6と溝底7の交差角度であるθ1が、90〜95゜の
範囲であることをいい、好ましくは90〜92゜としう
る。
【0019】前記角度θ1が、90゜を下回ると、前記
小円弧部9に一段と応力が集中しやすくクラックの発生
を助長するため好ましくない一方、角度θ1が、95゜
を上回ると、溝容積を効率よく確保するのが困難とな
る。
【0020】次に、前記横溝4は、本例では、トレッド
縁E、E間をタイヤ軸方向に直線でのびることにより、
略矩形のブロックBをトレッド面に多数区画する。又、
この横溝4は、前記同様トレッド面2にて測定した溝巾
s(図3(B)に示す)が、トレッド巾TWに対して1
〜20%程度、好ましくは2〜10%とし、本例では約
5%としたものを例示する。又溝深さは、前記縦主溝3
の場合に準じている。
【0021】さらに、横溝4は、図2のN−N断面であ
る図3に示すように、略平坦な溝底4Aの両端に曲率半
径Rmの円弧部4Bを介して連なる溝壁4C、4Cを有
しており、前記円弧部4Bは、曲率半径Rmを種々設定
しうるが、横溝4での溝容積をも防ぐ観点から、本例で
はR=1mmとしている。
【0022】又、横溝4の溝壁4Cと、前記溝底4Aと
の交わり角度θ2は、種々設定しうるが、本例では95
゜としている。一般に、横溝4の溝壁4Cは、走行中の
駆動、制動力により、タイヤ周方向の動きが大きく、前
記縦主溝3と同様に略直角とすると、早期に溝底でのク
ラックが生じやすい。従って、ランド比と、溝底でのク
ラックを考量すると、88゜〜97゜程度が好ましい。
【0023】次に、前記縦主溝3の軸方向の両側位置に
は、この縦主溝3と平行にのびる細溝10を配すること
により、この細溝10と前記縦主溝3との間に、接地可
能な細陸部11を形成している。
【0024】従って、縦主溝3の溝側壁6、6は、特に
旋回時などタイヤ軸方向に揺動するが、このとき、特定
寸法の接地可能な細陸部11は、図3(A)に一点鎖線
で示すように、細溝10の溝底近傍を起点として変形す
ること、つまり、自らに積極的に歪みを集中させること
により、前記縦主溝3の溝底両端の小円弧9の歪みを緩
和でき、かかる部分でのクラック発生を防止しうる。
【0025】前記細溝10は、前記細陸部11によっ
て、縦主溝3の溝底歪を緩和する効果を発揮させるため
に、その形状を規制する必要があり、細過ぎるとサイピ
ングと同じになって全く効果がなく、逆に広すぎると接
地面積を減少させることにより、例えばランド比を低下
させる傾向にあり、溝巾eを2.0〜6.0mmとする。
【0026】本発明者は、先ず前記細溝10の溝巾eを
種々変化させた図1、図2、表1に示す空気入りタイヤ
(タイヤサイズ:195/65R15)を7種類試作し
た(タイヤA乃至G)。そして、これらの空気入りタイ
ヤを、正規リム(15×6J、充填内圧1.9kgf/
cm2 )にリム組して、荷重710kgf、速度60km
/Hでテストドラム上を30000km走行させ、縦主
溝3の溝底を観察した(以下、本テストを「GPテス
ト」という)。テストの結果並びにタイヤの使用を表1
に示す。
【0027】
【表1】
【0028】テストの結果、細溝10の溝巾eが1.2
mm以下では、いずれもクラックが発生しており、実用に
適さないことが判明した。又細溝10の溝巾eが1.5
mmの場合、クラックは生じていなかったが、溝底の小円
弧部近傍に微細なしわが生じていた。さらに、細溝10
の溝巾eが2.0mm以上の場合には、いずれもクラック
および微細なしわが全く生じておらず、きわめて良好な
結果が得られた。
【0029】又細溝10の溝巾eの上限は、クラックが
生じないので有れば、ランド比を高める観点より小さい
程良く、6mm以下とするのが望ましい。従って、前記細
溝10の溝巾eは、2.0mm以上かつ6.0mm以下、好
ましくはランド比を考慮して2.0mm以上かつ3.0mm
以下とすることが望ましい。
【0030】次に、細溝10の溝巾eについて、上記の
規制を前提とし、細溝10の溝深さbと、前記縦主溝3
の溝深さaとの相対関係(比b/a)並びに前記細陸部
11のタイヤ軸方向の巾fと、前記縦主溝3の溝巾dと
の相対関係(比f/d)を種々変化させて前記GPテス
トを行ったところ、図4に示すような結果を得た。なお
図中、○、△、×は表1と同様である。
【0031】図4から明らかなように、縦主溝3の溝底
でのクラックないし微細なしわを防止するためには、細
溝10の溝深さbは、前記縦主溝3の溝深さaの40%
以上かつ80%以下とするとともに、前記細陸部11の
タイヤ軸方向の巾fは、前記縦主溝3の溝巾dの20%
以上かつ45%以下とし、図の斜線領域とすることが必
要である。
【0032】前記細溝10の溝深さbが、前記縦主溝3
の溝深さaの40%未満である場合には、細陸部11の
剛性が高すぎ、十分に縦主溝3の溝底歪を緩和すること
ができず、逆に縦主溝3の溝深さaの80%を越える場
合には、細陸部の剛性が低下しがちとなり、今度は、細
溝10の溝底においてクラックを生じさせる。
【0033】又前記細陸部11のタイヤ軸方向の巾f
が、縦主溝3の溝巾dの20%未満である場合には、細
陸部11に縦主溝3の溝巾に対する寸法が小さくなりす
ぎる傾向にあり、図3(A)に示すように、細溝10の
nの部分でクラックが生じやすく、逆に縦主溝3の溝巾
dの45%を越えると、細陸部11に縦主溝の溝巾に対
する寸法が大きくなりすぎる傾向にあり、歪みを自らに
集中させることができず、縦主溝3の溝底歪を緩和しえ
ない。
【0034】さらに、細溝10は、上述のように細陸部
11の変形により自らの溝底に歪みを集中させるため、
図3に示されるように、溝底を単一又は複数の円弧部1
0Aで形成することが望ましく、これによって細溝10
での溝底クラックを防ぐのに役立つ。
【0035】なお本実施形態では、トレッドパターンの
ランド比を約0.63としている。そして、本実施形態
の同一のトレッドパターンで、前記細溝10を設けない
ものでは、ランド比は約0.69となる。従って、本例
では、細溝10を設けたことによるランド比の低下率
は、10%以下に抑えることができ、例えばツルツル路
面での走行性能の低下を防ぎうる。そして、ランド比は
種々設定しうるが、例えば0.55〜0.70、より好
ましくは0.58〜0.67程度が望ましい。
【0036】次に、ブロックBは、前記細溝10が配さ
れることにより、細溝10、10の間、又は細溝10と
トレッド縁Eとの間に、主陸部12を形成するととも
に、この主陸部12にサイピング13を複数本配してい
る。
【0037】このサイピング13は、実質的に溝巾を有
さず、例えば溝巾が1.0mm以下に設定される。なおサ
イピング13は、本例では、両端開口のオープンタイプ
を例示するが、一端開口のセミオープン、両端が閉じた
クローズなど、種々採用でき、しかも溝深さは均一の
他、浅溝部と深溝部とを有する不均一な溝深さなどにも
形成しうる。
【0038】図5には、本発明の他の実施形態を示すト
レッドパターンの展開図を示している。このように、縦
主溝3の1本又は複数本は、ジグザグ状に屈曲してのび
るジグザグ溝3Aに形成でき、又横溝4は、トレッド縁
Eと縦主溝3、3A間、および2本の縦主溝3、3A間
をのび、かつタイヤ周方向に半ピッチでシフトするよう
に設けることができる。この場合、細陸部11は、
「く」字状に屈曲しうる。
【0039】以上詳述したが、本実施形態では、細溝1
0は、全ての縦主溝3の両側に設けられたものを例示し
たが、これに限定されるものではなく、複数本のうちの
1本の縦主溝に施しても十分に効果がある。
【0040】
【実施例】タイヤサイズが195/65R15であり、
かつ図1、図2、図3に示す構成、かつ表2に示す仕様
の空気入りタイヤ(実施例)、並びに本発明の構成外の
タイヤ(比較例1〜3)についても併せて試作した。縦
主溝、細溝等の形状、寸法を、図7(A)〜(D)に示
す。そして、各試供タイヤについて、前記GPテストに
より縦主溝3の溝底でのクラックを確認するとともに、
併せて次のようなテストを行ない雪路、氷路での性能を
調べた。
【0041】深雪路、ツルツル路(氷路)での実車テス
ト 試供タイヤを正規リム(15×6J、充填内圧1.9k
gf/cm2 )にリム組して、排気量2000ccのFR
車に装着し、各路面を走行させる。そして、特に車両発
進時や、加速時のトラクション性能、およびソフトブレ
ーキや、ハードブレーキ時の効き具合などからブレーキ
性能を総合的かつドライバーのフィーリングにより5点
法で評価した。試供タイヤの仕様並びにテストの結果を
表2に示す。
【0042】
【表2】
【0043】テストの結果、実施例のタイヤは、GPテ
ストの結果、縦主溝3の溝底および細溝10の溝底のい
ずれにもクラック、微細なしわが全く生じておらず、本
発明の効果が確認できた。又、縦主溝3の溝壁6、溝底
7の形状を前記のように規制しているため、溝容積を十
分に確保でき、しかもランド比の低下がきわめて少ない
ため、深雪路、氷路のいずれにおいても高い走行性能を
有していることが判明した。
【0044】逆に、縦主溝の溝壁が傾斜している比較例
1では、溝底にクラックは生じないものの溝容積を十分
に確保できず、深雪路での走行性能に劣る。又比較例2
では、溝容積は実施例と同程度でしかもランド比につい
ては大きく確保しうるが、やはり縦主溝の溝底にクラッ
クが発生していた。さらに、比較例3では、溝容積が大
きく深雪路での走行性能は著しく高いが、クラックが発
生しかつランド比が低下し、氷路での走行性能に劣る。
【0045】
【発明の効果】叙上の如く、請求項1記載の発明では、
縦主溝の溝底でのクラックの発生を防しうる。又請求項
2記載の発明では、冬用のスタッドレスタイヤとして好
ましく実施でき、しかも縦主溝の溝容積を確保しつつ前
記溝底でのクラックの発生を防しうるとともに、深雪路
および氷路での走行性能を同時に満足させることも可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示すタイヤの右断面図であ
る。
【図2】本発明の実施形態を示すトレッドパターンの展
開図である。
【図3】(A)は、図2のA−A断面図、(B)は、図
2のN−N断面図である。
【図4】細溝の溝深さbと縦主溝3の溝深さaとの比b
/a並びに細陸部のタイヤ軸方向の巾fと、縦主溝3の
溝巾dとの比f/dとクラックとの関係を示すグラフで
ある。
【図5】本発明の他の実施形態を示すトレッドパターン
の展開図である。
【図6】(A)〜(C)は、背景技術を説明する縦溝の
断面図である。
【図7】実施例の縦主溝、細溝の形状等を説明する断面
図である。
【符号の説明】
2 トレッド面 2A トレッド表面 3 縦主溝 4 横溝 5 トレッド溝 6 溝壁 7 溝底 9 小円弧部 10 細溝 11 細陸部 a 縦主溝の溝深さ b 細溝の溝深さ d 縦主溝の溝巾 e 細溝の溝巾 f 細陸部のタイヤ軸方向の巾 Rs 小円弧部の曲率半径 θ1 溝壁と溝底との角度 B ブロック C タイヤ赤道

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トレッド面に、タイヤ周方向にのびる複数
    本の縦主溝を含むトレッド溝を配した空気入りタイヤで
    あって、 前記縦主溝のタイヤ軸方向の両側位置に、この縦主溝と
    平行にのび、かつ溝巾eが2.0〜6.0mmかつ深さb
    が前記縦主溝の溝深さaの40%以上かつ80%以下の
    細溝を配することにより、この細溝と前記縦主溝との間
    に、接地可能な細陸部を形成するとともに、 この細陸部の巾fを、前記縦主溝の溝巾dの20%以上
    かつ45%以下としたことを特徴とする空気入りタイ
    ヤ。
  2. 【請求項2】前記トレッド溝が、前記縦主溝に交わる向
    きにのびる複数本の横溝を含むことにより、トレッド面
    に多数のブロックが区画されていることを特徴とする請
    求項1記載の空気入りタイヤ。
  3. 【請求項3】 前記縦主溝の溝側壁は、溝の断面におい
    て、略平坦な溝底の両端に曲率半径が1mm以下の小円弧
    を介して連なりかつ前記溝底と略直角でタイヤ半径方向
    外側に略平行でのびることを特徴とする請求項1記載の
    空気入りタイヤ。
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